JPH0647151Y2 - インタンク式燃料ポンプの支持装置 - Google Patents

インタンク式燃料ポンプの支持装置

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JPH0647151Y2
JPH0647151Y2 JP1988105161U JP10516188U JPH0647151Y2 JP H0647151 Y2 JPH0647151 Y2 JP H0647151Y2 JP 1988105161 U JP1988105161 U JP 1988105161U JP 10516188 U JP10516188 U JP 10516188U JP H0647151 Y2 JPH0647151 Y2 JP H0647151Y2
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JP
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fuel pump
lower bracket
bracket
hole
screw
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JP1988105161U
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JPH0227045U (ja
Inventor
茂 松田
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、燃料ポンプの支持装置に係り、特に、インタ
ンク式燃料ポンプを支持するのに好適なインタンク式燃
料ポンプの支持装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、車両に搭載された燃料タンク内の燃料は燃料ポ
ンプの作動によって送給されるようになっている。通
常、燃料ポンプはモータによって駆動されるが、モータ
のような回転体は振動を伴うため、モータには、実開昭
57-67133号公報に記載されているように、防振装置が設
けられている。
一方、燃料ポンプのうちインタンク式の燃料ポンプの場
合には、燃料ポンプに連結されたゴムホースを支持する
平板形状のアッパーブラケットと、アッパーブラケット
から懸架されて燃料ポンプの底部側を支持するローアブ
ラケットとがろう付によって固定されており、燃料ポン
プから発生する振動が燃料ポンプをおもりとして振子の
ように作用するローアブラケットを介してアッパーブラ
ケットへ伝達され、タンク全体が騒音源となるという不
具合がある。そこで、実開昭60-157977号公報に記載さ
れているように、ローアブラケットの途中を切断し、切
断した箇所にゴムグロメットを装着して振動を吸収する
ようにしたものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、ローアブラケットの途中にゴムグロメットを
装着したものでも、ローアブラケットとアッパーブラケ
ットとが溶接によって直接固定されているため、ローア
ブラケットが振子のように振動するのは避けられず、ロ
ーアブラケットの振動がわずかであっても、この振動が
アッパーブラケットを介して燃料タンク側へ伝達され、
タンク全体が騒音源となるという不具合があった。
本考案の目的は、ローアブラケットからアッパーブラケ
ットへ伝達される振動を抑制することができるインタン
ク式燃料ポンプの支持装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るインタンク式燃料ポンプの支持装置は、燃
料ポンプ(12)に連結された燃料供給管(14)を支持す
る平板形状のアッパーブラケット(10)と、燃料ポンプ
(12)を支持してアッパーブラケット(10)に取り付け
られているローアブラケット(11)とを備えているイン
タンク式燃料ポンプの支持装置において、 前記アッパーブラケット(10)の燃料ポンプ(12)側底
面にはねじ部(15)が下向きに突設されているととも
に、ねじ部(15)に対向した位置にねじ挿通孔(18)が
開設され、かつ、外形がアッパーブラケット(10)と略
同一の平板形状に形成されたアッパーパッキン(17)が
そのねじ挿通孔(18)にねじ部(15)を挿通されて当接
されており、 前記ローアブラケット(11)はそのアッパーブラケット
(10)側の支持部(11a)の前記ねじ部(15)に対向し
た位置に開設されたねじ挿通孔(16)が前記ねじ部(1
5)に挿通されて、かつ、前記アッパーパッキン(17)
を挟んだ状態で、前記アッパーブラケット(10)に当て
がわれ、 このローアブラケット(11)に挿通されたねじ部(15)
の中間部には前記ローアブラケット(11)のねじ挿通孔
(16)に挿入されたゴムグロメット(19)が嵌合されて
おり、 このねじ部(15)の先端部にはローアブラケット(11)
側からナット(22)が螺合され、このナット(22)によ
りアッパーブラケット(10)とローアブラケット(11)
とがアッパーパッキン(17)およびゴムグロメット
(9)を挟んで締結されていることを特徴とする。
また、前記手段に係るインタンク式燃料ポンプの支持装
置において、 ローアブラケット(11)の燃料ポンプ(12)側支持部
(11b)には孔(25)が開設されているとともに、この
孔(25)には中心部に貫通孔(27)が開設されたゴムグ
ロメット(26)が嵌入されており、 他方、燃料ポンプ(12)の底面側カバー(23)には燃料
ポンプ(12)の軸方向に突出する突起(24)が形成され
ているとともに、この突起(24)がゴムグロメット(2
6)の前記貫通孔(27)に嵌入されていることを特徴と
する。
〔作用〕
前記した手段によれば、アッパーブラケットとローアブ
ラケットとが振動の節となる弾性体を介して接合される
ので、振子のように作用するローアブラケットの振動が
弾性体によって吸収され、ローアブラケットからアッパ
ーブラケットへ伝達される振動を充分に抑制することが
できる。
また、燃料ポンプの底面側カバーとローアブラケットと
が弾性のグロメットを介して接合されるため、燃料ポン
プの振動がグロメットによって吸収され、ローアブラケ
ットの振動を抑制することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であるインタンク式燃料ポン
プの支持装置を示す要部拡大断面図、第2図はその全体
側面図、第3図はその分解斜視図である。
本実施例において、本考案に係るインタンク式燃料ポン
プの支持装置はアッパーブラケット10とローアブラケッ
ト11とを備えている。アッパーブラケット10は、燃料ポ
ンプ12にゴムホース13を介して連結された燃料供給管14
を支持するように構成されており、燃料ポンプ側底面に
は複数のねじ部15が膨出形成されている。
ローアブラケット11はこのアッパーブラケット10の底面
側から燃料ポンプ12の底部側まで延在し、その両端の屈
曲した部分が支持部11a、11bとして構成されている。上
側の支持部11aには、ねじ部15を挿通するためのねじ部
挿通孔16が開設されている。また、下側の支持部11bは
第4図〜第6図に示されている構造により燃料ポンプ12
を支持するように構成されている(後記する。)。さら
に、燃料ポンプ12の胴部はその側面を、ローアブラケッ
ト11の上下2箇所に配されて嵌着されたゴムグロメット
に当接されることにより、支持されている。
アッパーブラケット10の底面側とローアブラケット11の
支持部11aとの間には、略円板状に形成された弾性体か
らなるアッパーパッキン17が装着されるようになってい
る。このアッパーパッキン17はねじ部15より薄く形成さ
れており、ねじ部15を挿通するためのねじ部挿通孔18が
その対応箇所に配されて開設されている。そして、この
パッキン17はアッパーブラケット10の底面側に装着され
たとき、アッパーブラケット10底面の略全域を覆うとと
もに、ねじ部15の先端側を残してねじ部15の周囲を覆う
ように構成されている。アッパーブラケット10とローア
ブラケット11との間にアッパーパッキン17が装着された
後、支持部11aのねじ部挿通孔16内にはそれぞれゴムグ
ロメット19が装着され、ねじ部15がねじ部挿通孔18内お
よびゴムグロメット19内を挿通され、その先端がゴムグ
ロメット19から突出される。すなわち、ねじ部15の周囲
にはアッパーパッキン17とゴムグロメット19による弾性
体が装着される。
さらに、ねじ部15の先端側には平ワッシャー20、カット
ワッシャー21が装着された後、締結部材としてのナット
22が螺着され、これによりアッパーブラケット10、パッ
キン17、グロメット19およびローアブラケット17が締結
される。
次に作用を説明する。
アッパーブラケット10と、ローアブラケット11はゴムグ
ロメット19およびアッパーパッキン17を介して接合され
るので、燃料ポンプ12の作動による振動が振子のように
作用するローアブラケット11に伝達されても、ローアブ
ラケット11の振動がグロメット19、アッパーパッキン17
によって吸収される。したがって、ローアブラケット11
からアッパーブラケット10へ伝達される振動を抑制する
ことができる。
また、アッパーパッキン17、ゴムグロメット19はローア
ブラケット11の上部側に装着されるため、ローアブラケ
ット11の下部側に弾性体を装着したものよりも燃料中に
浸っている時間が比較的少ないため、振動を吸収するた
めの初期特性を長期間維持することが可能となる。
次に、ローアブラケット11の下部側の支持構造を第4図
〜第6図に基づいて説明する。
第4図はインタンク式燃料ポンプの支持装置を示す要部
分解斜視図、第5図はその側面図、第6図は底面図であ
る。
本実施例において、燃料ポンプ12における底面側のイン
レットカバー23には角形の突起24が燃料ポンプ12の軸方
向に突出するように膨出形成されており、ローアブラケ
ット11の前記支持部11bには角孔25が開設されている。
そして、突起24の外周および角孔25の縁にはゴムグロメ
ット26が装着されるようになっている。すなわち、ゴム
グロメット26の中央部には、突起24を挿通するための長
方形形状の貫通孔27が開設されているとともに、ゴムグ
ロメット26の外周には断面形状が円弧状の溝28が略中央
部に配されて環帯形状に没設されている。
そして、ローアブラケット11によって燃料ポンプ12を支
持する場合、ゴムグロメット26を角孔25にその溝28に角
孔25の開口縁辺部を嵌入させて装着し、ゴムグロメット
26の貫通孔27内に突起24を装着し、ローアブラケット11
をゴムグロメット26を介して燃料ポンプ12と接合する。
次に作用を説明する。
燃料ポンプ12の作動によって燃料ポンプ12から振動が発
生しても、この振動はゴムグロメット26によって吸収さ
れ、燃料ポンプ12からローアブラケット11へ伝達される
振動が抑制される。
また、燃料ポンプ12はゴムホース13、燃料配管14を介し
てアッパーブラケット10に連結されており、燃料ポンプ
12の自重がゴムグロメット26に作用するため、突起24が
ゴムグロメット26の貫通孔27から外れることはない。
また、燃料ポンプ12とローアブラケット11とを接合する
場合、燃料ポンプ12の突起24をゴムグロメット26に装着
するだけで良いので、組み付け時の位置決めが容易にで
き、組み付け作業を容易に行うことが可能となる。
また、ゴムグロメット26の溝28はその断面が円弧状に形
成されているため、ゴムの肉厚の厚い部分と薄い部分が
角孔25の開口縁と接触することにより、応力の分散が図
れるとともに、振動の減衰特性を向上させることが可能
になる。すなわち、応力が小さい場合には少ない接触面
積となり、応力が大きい場合には大きな接触面積となる
ため、高い周波数の振動に対しての減衰特性を高めるこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ローアブラケッ
トからアッパーブラケットへ伝達されるローアブラケッ
トの振子のような振動を抑制するとともに、燃料ポンプ
からローアブラケットへ伝達される振動を抑制するよう
にしたため、燃料タンクの振動に伴う騒音レベルを低く
することができる。
また、燃料ポンプとローアブラケットとが容易に接合さ
れるため、組付け作業の向上に寄与することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるインタンク式燃料ポン
プの支持装置を示す要部拡大断面図、第2図はその全体
側面図、第3図はその分解斜視図、第4図はインタンク
式燃料ポンプの支持装置における下部支持構造を示す要
部分解斜視図、第5図はその側面図、第6図はその底面
図である。 10……アッパーブラケット、11……ローアブラケット、
12……燃料ポンプ、15……ねじ部、16、18……ねじ部挿
通孔、17……アッパーパッキン、19……ゴムグロメッ
ト、22……ナット、23……インレットカバー、24……突
起、25……角孔、26……ゴムグロメット、27……貫通
孔、28……溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ポンプ(12)に連結された燃料供給管
    (14)を支持する平板形状のアッパーブラケット(10)
    と、燃料ポンプ(12)を支持してアッパーブラケット
    (10)に取り付けられているローアブラケット(11)と
    を備えているインタンク式燃料ポンプの支持装置におい
    て、 前記アッパーブラケット(10)の燃料ポンプ(12)側底
    面にはねじ部(15)が下向きに突設されているととも
    に、ねじ部(15)に対向した位置にねじ挿通孔(18)が
    開設され、かつ、外形がアッパーブラケット(10)と略
    同一の平板形状に形成されたアッパーパッキン(17)が
    そのねじ挿通孔(18)にねじ部(15)を挿通されて当接
    されており、 前記ローアブラケット(11)はそのアッパーブラケット
    (10)側の支持部(11a)の前記ねじ部(15)に対向し
    た位置に開設されたねじ挿通孔(16)が前記ねじ部(1
    5)に挿通されて、かつ、前記アッパーパッキン(17)
    を挟んだ状態で、前記アッパーブラケット(10)に当て
    がわれ、 このローアブラケット(11)に挿通されたねじ部(15)
    の中間部には前記ローアブラケット(11)のねじ挿通孔
    (16)に挿入されたゴムグロメット(19)が嵌合されて
    おり、 このねじ部(15)の先端部にはローアブラケット(11)
    側からナット(22)が螺合され、このナット(22)によ
    りアッパーブラケット(10)とローアブラケット(11)
    とがアッパーパッキン(17)およびゴムグロメット
    (9)を挟んで締結されていることを特徴とするインタ
    ンク式燃料ポンプの支持装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載のイン
    タンク式燃料ポンプの支持装置において、 ローアブラケット(11)の燃料ポンプ(12)側支持部
    (11b)には孔(25)が開設されているとともに、この
    孔(25)には中心部に貫通孔(27)が開設されたゴムグ
    ロメット(26)が嵌入されており、 他方、燃料ポンプ(12)の底面側カバー(23)には燃料
    ポンプ(12)の軸方向に突出する突起(24)が形成され
    ているとともに、この突起(24)がゴムグロメット(2
    6)の前記貫通孔(27)に嵌入されていることを特徴と
    するインタンク式燃料ポンプの支持装置。
JP1988105161U 1988-08-09 1988-08-09 インタンク式燃料ポンプの支持装置 Expired - Lifetime JPH0647151Y2 (ja)

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JPH0227045U JPH0227045U (ja) 1990-02-22
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JPS60178355U (ja) * 1984-05-08 1985-11-27 三菱自動車工業株式会社 インタンク式燃料供給ポンプ支持装置
JPH0410400Y2 (ja) * 1986-08-19 1992-03-13

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