JPS6325208Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325208Y2
JPS6325208Y2 JP4067082U JP4067082U JPS6325208Y2 JP S6325208 Y2 JPS6325208 Y2 JP S6325208Y2 JP 4067082 U JP4067082 U JP 4067082U JP 4067082 U JP4067082 U JP 4067082U JP S6325208 Y2 JPS6325208 Y2 JP S6325208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
bracket
mount bracket
rubber member
elastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4067082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58144022U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4067082U priority Critical patent/JPS58144022U/ja
Publication of JPS58144022U publication Critical patent/JPS58144022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325208Y2 publication Critical patent/JPS6325208Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ラジエータの取付構造の改良に関す
る。
ラジエータの取付構造においては、金属ブラケ
ツトで剛体結合する構造と、ラジエータと金属ブ
ラケツト間にゴム等の弾性体を介在させて、ボデ
ーと弾性結合させる構造がある。第1図,第2図
はこの後者の構造の各実施例を示すもので、ラジ
エータ本体1の上部のアツパータンク2側は、上
部ゴム体3の弾性内において、ブラケツト4,ボ
ルト5を介してボデー6に結合されており、また
ラジエータ本体1の下部のロアタンク7側は、下
部ゴム体8の弾性内において、サポ−ト9を介し
てボデー6に結合されている。
しかるに、このようにラジエータの上,下部に
上部ゴム体3,下部ゴム体8を介在させる保持構
造においては、ラジエータ本体1を「浮き」ある
いは「過圧縮」のない適正な状態に保持しなけれ
ばならないが、そのためには、各部構造体の寸法
精度を厳しくする必要がある。しかしながら、プ
レス,溶接時等に発生する個々のバラツキを押え
て、精度の向上を達成することは極めて困難であ
り、この結果、「浮き」によるラジエータの脱落、
あるいは「過圧縮」によるラジエータやボデー各
部の応力発生による耐久性低下、振動騒音の抑制
が困難になる等の種々の問題があつた。
本考案の目的は、上述した問題点に鑑み為され
たもので、ラジエータの適切な保持及び防振効果
の向上を図るようにしたラジエータの取付構造を
提供するにある。
このような目的を達成するために、本考案は、
ラジエータの上,下部を保持してボデーに固定す
るブラケツトのうち少なくとも一方側を、マウン
トブラケツトと、該マウントブラケツトと締結部
材を介して接合される取付けブラケツトとから成
る二分割構造とすると共に、該取付けブラケツト
におけるマウントブラケツトとの接合用孔を、上
下方向の長さ寸法が締結部材より大になる長孔構
造とし、かつ前記マウントブラケツトの保持金具
とラジエータとの間に介在する弾性部材を、弾性
係数の異なる複数の部材で形成した構造としたも
のである。
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
第3図は本考案に係わるラジエータの取付構造
の一実施例を示す断面図で、第1図,第2図と同
一部分には同一符号を付してある。本実施例にお
いては、ラジエータのアツパータンク2側を保持
してボデー6に固定するためのブラケツトを、マ
ウントブラケツト10と、該マウントブラケツト
10にボルト15を介して接合される取付けブラ
ケツト11とから成る二分割構造としている。す
なわち、マウントブラケツト10は、ラジエータ
本体1の上部のアツパータンク2側を保持するた
めのもので、上部ゴム部材12と、ナツト13を
あらかじめ溶接接合した保持金具14とで構成さ
れている。また、該上部ゴム部材12は、弾性係
数の異なる二つの部材12a,12bとで構成さ
れており、アツパータンク2に接触する側のゴム
部材12aの方が、保持金具14に接触する側の
ゴム部材12bより弾性係数が小さくなるよう設
定されている。一方、前記取付けブラケツト11
は、第4図及び第5図に詳細に示す如く、前記ボ
ルト15が挿通する接合用孔11aが、該ボルト
15の直径より上下方向に長くなるよう形成され
た長孔構造とされており、またその基部11bは
ボルト16を介してボデー6に固定されている。
本実施例において、この取付けブラケツト11
はその基部11bがあらかじめボデー6にボルト
16を介して結合されており、マウントブラケツ
ト10は、長孔構造の接合用孔11aの範囲内に
おいてボルト15を介して適当な位置で該取付け
ブラケツト11に接合されるようになつている。
以上のように、ラジエータのアツパータンク2側
を保持してボデー6に固定するブラケツトを、マ
ウントブラケツト10と、取付けブラケツト11
とから成る二分割構造とし、さらに取付けブラケ
ツト11の接合用孔11aをボルト15の直径よ
り上下方向に長い長孔構造としたことにより、ラ
ジエータ及びブラケツト(マウントブラケツト1
0、取付けブラケツト11)の寸法精度いかんに
係わらず、組付け精度の向上を図ることができ
る。
また、アツパータンク2と保持金具14との間
に介在する上部ゴム部材12を、弾性係数の異な
る二つの部材12a,12bとで構成すると共
に、弾性係数の小さい、アツパータンク2に接触
する側のゴム部材12aの方で、振動吸収を受け
持ち、かつ弾性係数の大きい、保持金具14に接
触する側のゴム部材12bの方でラジエータの保
持を受け持つよう構成してあるので、良好なる防
振効果と保持効果が確保できる。
また、第6図及び第7図は本考案構造の他の実
施例を示すもので、これらの図において、符号1
8は上部ゴム部材19及び取付け保持部材20と
で構成されるマウントブラケツトであり、該取付
け保持部材20は、上部ゴム部材19の周囲に配
設された金具21と、ボルト22を溶接接合した
保持金具23と、該金具21と保持金具23とに
それぞれ焼付け接合されかつ前記上部ゴム部材1
9より弾性係数が大きくなるよう設定された第2
のゴム部材24とから構成されている。また、金
具21と保持金具23との間には、第3のゴム部
材25が焼付けまたは嵌入等の手段により接合さ
れている。なお、図中26aは、一定の振幅を確
保するために設けた隙間であり、要求特性に応じ
た寸法に設定され、また、26bは第2のゴム部
材24のばね定数を損わない程度に設けた隙間で
ある。
本実施例において、ラジエータのアツパータン
ク2側は、マウントブラケツト18の保持金具2
3に接合されたボルト22を、取付けブラケツト
11の接合用孔11aに挿通した後、該ボルト2
2に座金27を介してナツト28を螺合させるこ
とによつて、取付けブラケツト11に接合される
ようになつている。なお、本実施例において、ラ
ジエータをダイナミツクダンパとして用いる場合
のアツパータンク側のばね定数の調整は、第2の
ゴム部材24の材質、形状等を変更することによ
り行つている。
なお、上述した各実施例の構造において、例え
ばマウントブラケツト10,18の各構成部材を
あらかじめ接着剤を用いてラジエータと結合した
状態で、ボデー6に組み付けるか、あるいは第8
図、第9図に示すように、上部ゴム部材12及び
ラジエータのアツパータンク2の形状を工夫する
ことにより、マウントブラケツト10をアツパー
タンク2に位置決め嵌合した状態で、ボデー6に
組み付けることにより、さらに組付作業性の向上
を図ることができる。すなわち、この第8図にお
いては、アツパータンク2の頂部に突起2aを設
けると共に、マウントブラケツト10の上部ゴム
部材12に該突起2aが係合する位置決め用孔1
2′を設けた構造としたものであり、また第9図
においては、アツパータンク2の側部に突起2b
を設けると共に、上部ゴム部材12の弾性係数の
小さい部材12aの方に該突起2bが係合する位
置決め用孔12a′を設けた構造としたものであ
る。
なお、以上の各実施例は本考案構造をアツパー
タンク側に適用した場合について述べたが、ロア
タンク側に適用してもよいことは勿論であり、ま
た、アツパタンク側、ロアタンク側の両方に同時
に適用してもよいことは勿論である。
一方、第10図及び第11図はロアタンク側に
配設した下部ゴム部材30を弾性係数の異なる二
つの部材30a,30bで構成したもので、ロア
タンク7に接触する側のゴム部材30aの方が、
サポート8に接触する側のゴム部材30bより弾
性係数が小さくなるよう設定されている。従つて
このようなロアタンク側の構造を、上述した実施
例のアツパータンク側の構造と組み合わせること
により、さらに防振効果の向上を図ることができ
る。
以上説明したように本考案に係るラジエータの
取付構造によれば、ラジエータの上,下部を保持
してボデーに固定するブラケツトのうち少なくと
も一方側を、マウントブラケツトと、該マウント
ブラケツトと締結部材を介して接合される取付け
ブラケツトとから成る二分割構造とすると共に、
該取付けブラケツトにおけるマウントブラケツト
との接合用孔を、上下方向の長さ寸法が締結部材
より大になる長孔構造としたことにより、各部構
造体(ラジエータ及びブラケツト)の寸法バラツ
キを該接合用孔により吸収できるため、ラジエー
タの適切な保持が可能となつた。また、マウント
ブラケツトの保持金具とラジエータとの間に介在
する弾性部材を弾性係数の異なる部材で構成した
ことにより、ラジエータ本体の振動を自由に制御
して、ラジエータ自体を防振ダンンパとすること
が可能となつたので、良好な防振効果が確保でき
ると共に、、耐久性の向上をも図れるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来のラジエータ
の取付構造の実施例を示す断面図、第3図は本考
案に係るラジエータの取付構造の一実施例を示す
断面図、第4図はマウントブラケツトと取付ブラ
ケツトの分解斜視図、第5図は取付ブラケツトの
接合用孔とボルトとの関係を示す図、第6図は本
考案に係るラジエータの取付構造の他の実施例を
示す断面図、第7図は第6図に使用されるマウン
トブラケツトの要部拡大断面図、第8図及び第9
図はそれぞれ本考案に係るラジエータの取付構造
のさらに他の実施例を示す断面図、第10図及び
第11図はそれぞれラジエータのロアタンク側の
取付構造の一実施例を示す断面図である。 1……ラジエータ本体、6……ボデー、10,
18……マウントブラケツト、11……取付ブラ
ケツト、11a……接合用孔、12,12a,1
2b……上部ゴム部材、14,23……保持金
具、15……ボルト、19……上部ゴム部材、2
2……ボルト、24……第2のゴム部材、25…
…第3のゴム部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ラジエ−タの上、下部を保持してボデーに固
    定するブラケツトのうち少なくとも一方側を、
    マウントブラケツトと、該マウントブラケツト
    と締結部材を介して接合される取付けブラケツ
    トとから成る二分割構造とすると共に、該取付
    けブラケツトにおけるマウントブラケツトとの
    接合用孔を、上下方向の長さ寸法が締結部材よ
    り大になる長孔構造とし、かつ前記マウントブ
    ラケツトの保持金具とラジエータとの間に介在
    する弾性部材を、弾性係数の異なる複数の部材
    で形成したことを特徴とするラジエータの取付
    構造。 (2) 前記弾性部材は、ラジエータに接触する側の
    弾性部材の方が、他の弾性部材より弾性係数が
    小さくなるよう形成されたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のラジエータ
    の取付構造。
JP4067082U 1982-03-23 1982-03-23 ラジエ−タの取付構造 Granted JPS58144022U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4067082U JPS58144022U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 ラジエ−タの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4067082U JPS58144022U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 ラジエ−タの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58144022U JPS58144022U (ja) 1983-09-28
JPS6325208Y2 true JPS6325208Y2 (ja) 1988-07-11

Family

ID=30051881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4067082U Granted JPS58144022U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 ラジエ−タの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58144022U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078619U (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 トヨタ自動車株式会社 ラジエ−タ支持装置
JP7213146B2 (ja) * 2019-05-31 2023-01-26 ダイハツ工業株式会社 自動車用ラジエータの代替グロメット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58144022U (ja) 1983-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0413230Y2 (ja)
US5431363A (en) Shock absorber mounting bracket
WO2005103524A1 (ja) 振動低減結合構造
JPS6325208Y2 (ja)
JPH05253032A (ja) 緩衝マウント
JPH06107090A (ja) バッテリのトレイ構造
JPS6343246B2 (ja)
JPH0515766U (ja) ロツドクランプ
US6361030B1 (en) Antivibration mount and mechanical assembly comprising such mount
JP2560949B2 (ja) 防振装置の振動体取付構造
JPH0547001Y2 (ja)
JP2571568B2 (ja) フロントサスペンションメンバの取付部構造
JPH0323856Y2 (ja)
JPS6112703Y2 (ja)
JPS6322354Y2 (ja)
JPS61248931A (ja) 防振ゴム
JPS62251218A (ja) 自動車用サスペンシヨン支持装置
JPH0529568Y2 (ja)
JPH0348939Y2 (ja)
JPH0410435Y2 (ja)
JPS6339462Y2 (ja)
JPH03107542U (ja)
JPH0240342Y2 (ja)
JPS62200588A (ja) 音響機器等の防振構造
JPH1047416A (ja) 防振マウント