JPH1047416A - 防振マウント - Google Patents

防振マウント

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Publication number
JPH1047416A
JPH1047416A JP22072796A JP22072796A JPH1047416A JP H1047416 A JPH1047416 A JP H1047416A JP 22072796 A JP22072796 A JP 22072796A JP 22072796 A JP22072796 A JP 22072796A JP H1047416 A JPH1047416 A JP H1047416A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibration
stopper member
holding member
rubber body
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP22072796A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaki Shimoda
禎己 下田
Norihiro Yamada
憲弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP22072796A priority Critical patent/JPH1047416A/ja
Publication of JPH1047416A publication Critical patent/JPH1047416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け作業が容易にでき、部品を増加する必
要がなく、低コストな防振マウント構造を提供すること
にある。 【解決手段】 基体上に設けた容器状保持部材2内に防
振ゴム体1を固定し、該防振ゴム体1を連結部材3にて
振動体に連結する。防振ゴム体1の上方に、ブリッジ状
のストッパ部材4を掛け渡し、ストッパ部材4の断面凹
字形に形成した両端部42、43を、保持部材2の側部
に設けた断面凹字形の支持部21、22に圧入固定する
ことにより仮組付けする。さらに、対向位置に設けたボ
ルト穴23、44によりこの支持部21、22をストッ
パ部材4の両端部42、43とともに基体に取付ける構
成とする。また、ストッパ部材4の両端部42、43の
板厚を保持部材2の支持部21、22の板厚より厚くし
て、ストッパ部材4に圧入による歪が発生しないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンマウント
等、振動体と基体との間に介在して振動吸収を行う防振
マウントに関し、特に防振ゴム体の過度の変形を防止す
るストッパ機能を有する防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防振マウントは、基体上に設け
た容器状保持部材内に固定される防振ゴム体を有し、該
防振ゴム体の上端部に設けた連結部材にて振動体と連結
されるようになしてある。また、防振ゴム体の過度の変
位を規制するストッパ機能を設けたものがあり、その一
例を図4に示す。図中、1は厚肉の防振ゴム体で、容器
状の保持部材2内に下半部が保持されている。該保持部
材2は底部外周に設けたフランジ部24に、複数のボル
ト穴25を有し、このボルト穴25にて図略の車両ボデ
ーに取り付けられる。防振ゴム体1の上端部には、図略
の振動体との連結部材3が設けられている。
【0003】上記防振ゴム体1の上方には、ブリッジ状
のストッパ部材4が配設してあり、該ストッパ部材4の
両端部は、上記保持部材2の上端部外周に設けたフラン
ジ26にボルト固定されている。しかして、大荷重の入
力時、防振ゴム体1が上方に大きく変位しても、上記ス
トッパ部材4に当接してそれ以上の変位が規制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、上記ストッパ部材4をマウント本体に組付ける
行程が増加し製作に手間がかかる。このため、上記スト
ッパ部材4の組付け部を、マウント本体と車両ボデーの
連結部に一致させ、マウント本体を車両ボデーにボルト
組付けする際に、上記ストッパ部材4を共締めするよう
にした防振マウントがある。
【0005】ところが、この場合も、組付け作業性を考
慮すると、上記ストッパ部材4とマウント本体を組付け
時まで一体としておくことが望ましく、また、上記スト
ッパ部材4によって防振ゴム体1を予圧縮する仕様があ
ることなどから、上記ストッパ部材4をマウント本体に
仮組付けする必要があった。仮組付け後の基体への本組
付けを簡易に行うために、仮組付けを圧入ナットを用い
て行い、この圧入ナットにボルトを挿通して本組付けで
きるようにした仕様も提案されているが、部品を追加す
る必要があり、コスト高となる不具合があった。
【0006】しかして、本発明の目的は、組付け作業が
容易にでき、部品を増加する必要がなく、低コストな防
振マウント構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の構成
において、防振マウントは、基体上に設けた容器状保持
部材内に防振ゴム体を固定し、該防振ゴム体を振動体に
連結してなる。上記防振ゴム体の上方には、ブリッジ状
のストッパ部材が掛け渡してあり、該ストッパ部材の断
面凹字形に形成した両端部を、上記保持部材の側部に設
けた断面凹字形の支持部に圧入固定するとともに、この
支持部に上記基体と上記保持部材との連結部を設けて、
上記ストッパ部材を上記保持部材とともに上記基体に連
結するようになしてある。また、上記ストッパ部材の上
記両端部の板厚を上記保持部材の上記支持部の板厚より
厚くしてある。
【0008】上記構成によれば、上記保持部材の凹字形
の支持部に、同様の凹字形とした上記ストッパ部材の両
端部を圧入することで、上記ストッパ部材を簡単に仮組
付けすることができる。よって、組付け作業性が良好
で、また仮組付け用の部品が不要であるので、低コスト
にできる。さらに、上記ストッパ部材の上記両端部の板
厚を、上記保持部材の上記支持部の板厚より厚くしたの
で、圧入による変形は主に上記支持部側で生じる。よっ
て、上記ストッパ部材側に圧入による歪が発生すること
がなく、上記ストッパ部材の強度低下を防止できる。
【0009】請求項2の構成では、上記保持部材の上記
支持部を、凹字状の両側壁が内側に傾斜するように形成
する。この支持部に、上記ストッパ部材の両端部を圧入
すると、上記支持部が外方に開きながら上記ストッパ部
材両端部の外表面に密着する。よって、上記ストッパ部
材が上記支持部内に確実に圧入保持され、密着性が向上
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、2に本発明を適用した液封
入式防振マウントの一実施の形態について説明する。図
1(a)、(b)において、厚肉の防振ゴム体1はその
下半部を容器状の金属製保持部材2内に保持固定せしめ
ている。該保持部材2の側面には、一対の支持部たる脚
部21、22が形成され、これら脚部21、22は図略
の基体たる車両ボデーに固定するための連結部たるボル
ト穴23をそれぞれ有している。一方、防振ゴム体1の
上端部には、図略の振動体たるエンジンに連結される連
結部材3が埋設固定されている。
【0011】上記防振ゴム体1は、その下方に配設され
上記保持部材2に保持される仕切板および薄肉ゴム膜
(いずれも図略)とともに公知の液封入式の防振装置を
構成するもので、上記防振ゴム体1および薄肉ゴム膜と
仕切板の間にそれぞれ液室を形成し、絞り流路を介して
両液室間に液を流通させることにより振動を低減するよ
うになしてある。
【0012】上記防振ゴム体1の上方には、ブリッジ状
のストッパ部材4が掛け渡してある。ストッパ部材4
は、図2に示すように、中間部41を上記防振ゴム体1
の上端部に対向してその過度の変位を規制するストッパ
面となしている。そこから下方に延びる左右両端部4
2、43は、その先端部42a、43aが上記保持部材
2の一対の脚部21、22内にそれぞれ圧入固定される
ようになしてある。上記先端部42a、43aには、上
記脚部21、22のボルト穴23と対向する位置に、そ
れぞれボルト穴44が設けてあり、上記保持部材2とと
もに車両ボデーに連結固定されるようになしてある(図
1(a))。
【0013】ここで、上記脚部21、22は、幅方向の
両側縁を垂直に立ち上げて断面凹字形となしてあり(図
1(b)、図2)、一方、これら脚部21、22内に圧
入されるストッパ部材4も幅方向の両側縁を垂直に立ち
上げて断面凹字形となしてある。また、上記ストッパ部
材4の板厚を、上記脚部21、22の板厚より厚く形成
して、上記ストッパ部材4の先端部42a、43aに圧
入による歪が発生することを防止している。なお、圧入
性を向上させるために、ストッパ部材4の幅は、上記脚
部21、22の対向壁間の距離よりよりわずかに大きく
形成するのがよい。
【0014】しかして、上記ストッパ部材4の先端部4
2a、43aを上記保持部材2の脚部21、22にそれ
ぞれ圧入することで、容易に両者を仮組付けすることが
できる。よって、組付け作業性に優れ、仮組付け用の部
品を追加する必要がないので、製作コストが低減でき
る。
【0015】また、上記ストッパ部材4に上方向、横方
向の荷重入力がある場合、車両ボデーとの締結部である
ボルト穴44周辺の歪が高くなる。仮組付け時に上記ス
トッパ部材4に圧入による変形があると、この歪がさら
に高くなり強度を低下させるおそれがあるが、上記構成
では、上記ストッパ部材4の板厚を、上記保持部材2の
脚部21、22の板厚より厚く設定したので、圧入変形
(塑性変形)は主に上記脚部21、22で生じる。すな
わち、上記ストッパ部材4には圧入による歪が発生せ
ず、強度が確保できる。
【0016】上記実施の形態では、上記脚部21、22
の凹字形の両側壁を底面に対し垂直に形成したが、図3
に示すように、両側壁21aが底面21bに対し内側に
傾斜するように形成してもよい。この時、上記ストッパ
部材4の上記先端部42aを圧入すると、上記脚部21
の両側壁21aが外方に押し開かれて(図中、矢印)、
上記先端部42aの側面に密着することになり、両者の
密着性がさらに向上する。これを前述した仮組付け時に
防振ゴム体1を予圧縮する仕様に適用すれば、予圧縮さ
れたゴムがもとにもどろうとする力が抑えられるので、
抜け防止がより確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態における防
振マウントの正面図、(b)はその側面図である。
【図2】第1の実施の形態における防振マウントの分解
斜視図である。
【図3】脚部形状の他の例を示す図である。
【図4】従来の防振マウントの全体斜視図である。
【符号の説明】
1 防振ゴム体 2 保持部材 21、22 脚部(支持部) 23 ボルト穴(連結部) 3 連結部材 4 ストッパ部材 41 中間部 42、43 両端部 42a、43a 先端部 44 ボルト穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に設けた容器状保持部材内に防振
    ゴム体を固定し、該防振ゴム体を振動体に連結してなる
    防振マウントにおいて、上記防振ゴム体の上方にブリッ
    ジ状のストッパ部材を掛け渡して、該ストッパ部材の断
    面凹字形に形成した両端部を、上記保持部材の側面に設
    けた断面凹字形の支持部に圧入固定するとともに、この
    支持部に上記基体と上記保持部材との連結部を設けて、
    上記ストッパ部材を上記保持部材とともに上記基体に連
    結するようになし、かつ上記ストッパ部材の上記両端部
    の板厚を上記保持部材の上記支持部の板厚より厚くした
    ことを特徴とする防振マウント。
  2. 【請求項2】 上記保持部材の上記支持部を、凹字状の
    両側壁が内側に傾斜するように形成した請求項1記載の
    防振マウント。
JP22072796A 1996-08-01 1996-08-01 防振マウント Pending JPH1047416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1120581A2 (en) 2000-01-27 2001-08-01 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . Liquid-filled type vibration absorbing device
CN105276070A (zh) * 2014-06-20 2016-01-27 广州汽车集团股份有限公司 液压悬置及其装配方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1120581A2 (en) 2000-01-27 2001-08-01 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd . Liquid-filled type vibration absorbing device
US6409158B1 (en) 2000-01-27 2002-06-25 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid-filled type vibration absorbing device
CN105276070A (zh) * 2014-06-20 2016-01-27 广州汽车集团股份有限公司 液压悬置及其装配方法

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