JPH07280036A - エンジンマウント - Google Patents

エンジンマウント

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JPH07280036A
JPH07280036A JP8790494A JP8790494A JPH07280036A JP H07280036 A JPH07280036 A JP H07280036A JP 8790494 A JP8790494 A JP 8790494A JP 8790494 A JP8790494 A JP 8790494A JP H07280036 A JPH07280036 A JP H07280036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
engine
tip
brackets
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP8790494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tajima
斉 田島
Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
Masanao Goto
正直 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP8790494A priority Critical patent/JPH07280036A/ja
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく製作が容易であり、しかも
防振性能、強度ともに優れるエンジンマウントを提供す
ることを目的とする。 【構成】 車体側ブラケット2の先端部22を両側に対
向面を有する断面ほぼコ字形に形成して、その中にエン
ジン側ブラケット1の先端部11を進入させる。ゴム体
3は幅方向中央部に所定のバネ定数で弾性変形する厚肉
の本体部31と、その両側に設けたストッパ部32、3
3を備えた一体成形体で、両ブラケット1、2の先端部
11、22はゴム体3の本体部31に接合される。スト
ッパ部32、33はそれぞれ一方のブラケットの先端部
に接合し、他方のブラケットの先端部に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンに連結されてそ
の振動吸収を行なうエンジンマウントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンマウントの一例を図5に
示す。図において、同心状に配した金属製の外筒4と内
筒5の間には、所定のバネ定数を有する防振ゴム体6が
加硫接着により接合されている。上記外筒4は金属製の
取付ブラケット7の筒状部内に圧入固定されており、こ
の取付ブラケット7は取付ボルト71によりエンジンに
固定される。一方、上記内筒5には取付ボルトが挿通さ
れて車両本体に連結される。そして、上記外筒4よりエ
ンジンマウントに入力される振動を防振ゴム体6にて吸
収低減し、振動が車両本体へ伝達されることを防止す
る。
【0003】ところが、上記構成ではエンジン側の取付
ブラケット7が別体となっているなど部品点数が多く、
外筒4を取付けブラケット7内に圧入する工程等を要し
て、製作に手間がかかるという問題があった。
【0004】このような観点から、近年、エンジン側お
よび車体側のブラケット、振動を吸収する本体部分を樹
脂で構成し、これらを一体に成形した防振マウントが提
案されている(特開平4−131881号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全体を
樹脂で一体とする構成では、本体部にエンジンに発生す
る振動を吸収低減するに十分な特性や弾性が要求される
一方で、両端のエンジンや車体との連結部には一定以上
の剛性が必要であり、これら両方を満たす樹脂材の選択
が難しい。従って、例えば本体部の振動吸収特性を重視
すると、連結部の強度が不十分で大荷重入力時の耐久性
にやや難があるなど、設計の自由度が制限される。ま
た、ストッパ体としてゴム体を使用する場合には、これ
を別体として固定する必要があり、組付けの手間を要す
るという不具合があった。
【0006】しかして、本発明は、部品点数が少なく製
作が容易であり、しかも防振性能、強度ともに優れるエ
ンジンマウントを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンマウン
トの構成を図1で説明すると、エンジンに連結される第
1のブラケット1と、車体に連結される第2のブラケッ
ト2と、第1および第2のブラケット1、2の対向先端
部間に介在せしめるゴム体3とよりなる。第2のブラケ
ット2は先端部22を両側に対向面を有する断面ほぼコ
字形に形成するとともに、第2のブラケット2の先端部
22内に第1のブラケット1の先端部11を進入せしめ
てある。上記ゴム体3は幅方向中央部に所定のバネ定数
で弾性変形する厚肉の本体部31と、その両側に設けた
ストッパ部32、33を備えた一体成形体としてあっ
て、第1および第2のブラケット1、2の先端部11、
22をゴム体3の上記本体部31に接合する。そして上
記両ストッパ部32、33をそれぞれ一方のブラケット
の先端部に接合し、上記本体部31でエンジン振動を吸
収するとともに、上記ストッパ部32、33を他方のブ
ラケットの先端部に当接せしめるようになしてある。第
1のブラケットの先端部11には凸状部12が形成して
ある。そして該凸状部12が当接する第2のブラケット
先端部22のストッパ部33にはエンジンからの主な振
動の入力方向およびこれと垂直方向の2方向の変位に対
する当接面331、332が設けてある。また、上記第
1および第2のブラケット1、2は硬質合成樹脂および
金属のいずれかで構成してある。
【0008】
【作用】エンジンからの振動は上記本体部31の弾性変
形で吸収され、車体側に伝わる振動は低減される。一
方、車体の振動等でエンジンが大きく振動したときに
は、上記ゴム体3の両端に設けたストッパ部32、33
が上記第1のブラケット1の先端部11または第2のブ
ラケット2の先端部24に当接し、それ以上の変位を抑
制する。特にストッパ部33は2方向の変位に対する当
接面331、332を有するので、図に矢印Aで示す主
な振動には凸状部12が当接面331に、これと垂直な
方向の振動には凸状部12が当接面332に当接して変
位を抑える。
【0009】上記ゴム体3はその両端のストッパ部3
2、33と一体に成形され、さらに上記第1のブラケッ
ト1および第2のブラケット2とそれぞれ接合されて一
体としてあるので、部品点数が少なく製作が容易であ
る。
【0010】
【実施例】図1および図2に本発明の一実施例を示す。
図において、エンジンマウントはエンジンに連結される
第1のブラケット1と、車両本体に連結される第2のブ
ラケット2と、これら第1のブラケット1と第2のブラ
ケット2の間に設けられたゴム体3とよりなる。なお、
図1は装置の全体断面図、図2(A)、(B)はそれぞ
れ第1のブラケット1の平面図および断面図、(C)、
(D)はそれぞれ第2のブラケット2の平面図および側
面図である。上記エンジンマウントはFF車のエンジン
のフロント、リヤ側に設けられ、エンジンをその両側か
ら支持する。
【0011】上記第1のブラケット1は断面L字状で、
幅方向の両端部に補強用の三角形の側面部を有してい
る。上記ブラケット1の底面先端部は下方にU字状に屈
曲せしめてあり、該屈曲部11の外表面には幅方向に延
びる凸状部12が形成してある。また上記ブラケット1
の縦壁にはボルト孔13が設けてあり、これにより上記
ブラケット1をエンジンにボルト締めする。
【0012】上記第2のブラケット2は支持部21と、
ほぼコ字形断面の受け部22よりなる。上記支持部21
の底面にはボルト23が立設せしめてあって、これによ
り上記ブラケット2を車両本体に連結する。また、これ
ら第1のブラケット1および第2のブラケット2は硬質
合成樹脂、具体的には6,6−ナイロン等の樹脂材より
なる。
【0013】そして上記受け部22内の、対向する上端
面221および下端面222間に、第1のブラケット1
先端の屈曲部11が位置するように配し、この屈曲部1
1と第2のブラケット2の受け部22間に、上記ゴム体
3を設ける。
【0014】上記ゴム体3は、天然ゴム等のゴム材より
なり、所定のバネ定数で弾性変形する厚肉の本体部31
と、その両端のストッパ部32、33よりなる。上記本
体部31は底面を上記受け部22のコ字形とした底辺部
に接合してあり、上面を第2のブラケット1の屈曲部1
1の先端部に接合してある。
【0015】上記本体部31の上端縁は上記屈曲部11
の下面に沿って延び、その先端に下方に突出するストッ
パ部32が形成してある。一方、上記本体部31の下端
縁は上記ストッパ部32と反対方向に、上記受け部22
上面に沿って上端縁まで延び、その先端に下方に突出す
る当接面331を有するストッパ部33を形成してい
る。この時、上記ストッパ部33の当接面331は、第
1のブラケット1の上記凸状部12に対向し、凸状部1
2の当接面と上記受け部22の上端面221(ストッパ
部33の接合面)が平行となる。また上記受け部22の
下端面222には、もう一方のストッパ部32に対向す
る位置に凸状部24が設けてあり、上記凸状部24の当
接面と、上記屈曲部11のストッパ部32の接合面が平
行となる。
【0016】かくして、第1のブラケット1の変位は、
上部は上記凸状部12が上記ストッパ部33の当接面3
31に当接するまでに、また下部は上記ストッパ部32
が受け部22の上記凸状部24に当接するまでに制限さ
れる。また、右方向の変位に対してはストッパ部33の
基部(本体部31と当接面331の間のゴム)が当接面
332となり、凸状部12の先端が該当接面332に当
接するまでに制限される。なお、上記凸状部12の当接
面、上端面221、凸状部24の当接面およびストッパ
部32の接合面はいずれも図に矢印Aとして示す主な振
動入力方向に対しほぼ垂直としてある。これによりスト
ッパ当接時に力を垂直方向に受けることになり、ゴムに
ずり応力がかからず剥離、割れに対する耐久性が増す。
【0017】上記構成において、エンジンからの振動が
入力すると(矢印Aで示す方向)、上記第1のブラケッ
ト1はこれに追従し、ゴム体3の本体部31が弾性変形
する。これにより第2のブラケット2に伝わる振動が低
減される。一方、車両の悪路走行時など、大振幅振動が
入力すると上記第1のブラケット1はより大きく振動す
るが、上記ゴム体3の両端に設けたストッパ部32、お
よびストッパ部33の2つの当接面331、332が上
記凸状部12、24に当接して振動を抑制する。
【0018】上記構成のエンジンマウントを製造するに
は、例えば図3(A)に示すように、予めエンジン側の
第1のブラケット1および車体の第2のブラケット2を
成形し、接合面に接着剤を塗布して金型にセットし、ゴ
ムを射出成形しブラケット1、2と加硫接着する。ある
いは図3(B)に示すように、ゴム体3を加硫成形した
後、ゴム体の接合面に接着剤を塗布する。次いでこのゴ
ム体3と第1のブラケット1の締結部材130、および
第2のブラケット2のボルト23を金型内に配し、第1
のブラケット1および第2のブラケット2を同時に射出
成形する。
【0019】このように、本発明は、振動を吸収する本
体部分をゴム材で形成したので、高い振動吸収特性を実
現することができる。また、エンジン側の第1のブラケ
ット1および車体側の第2のブラケット2を樹脂材で構
成しているので、ブラケットとして必要とされる十分な
強度、剛性を有する樹脂材を選択することができ、かつ
軽量化を実現できる。そして、上記ゴム体3はその両端
のストッパ部と一体に成形され、さらに上記第1のブラ
ケット1および第2のブラケット2とそれぞれ接合され
て一体としてあるので、部品点数が少なく製作が容易
で、組付け等の手間が省ける。
【0020】なお、上記実施例ではゴム体3端部のスト
ッパ部32を第1のブラケット1に、ストッパ部33を
第2のブラケット2に接合したが、ストッパ部32、3
3はそれぞれいずれか一方のブラケットに接合され、他
方に当接するような構成であればよい。
【0021】また、上記実施例では第1のブラケット1
および第2のブラケット2を樹脂製としたが、図4に示
すように、これらを金属で構成してもよい。図におい
て、両ブラケット1、2を例えばアルミニウム合金等の
金属で構成した以外の構造は上記第1実施例と全く同じ
である。このようなエンジンマウントを製作する場合に
は、第1のブラケット1および第2のブラケット2を成
形した後、これらの間にゴム体3を配し、加硫接着すれ
ばよい。
【0022】上記構成では第1のブラケット1および第
2のブラケット2を金属で構成したので、樹脂材を用い
た場合のように大幅な軽量化は望めないが、前述した図
5の従来のものと比較して、例えば内筒が不要であるな
ど金属部分の減少による低重量化が見込める。しかも、
両ブラケット1、2とゴム体3を一体としたことにより
部品点数が削減でき、ブラケットに圧入する工程等が不
要で組付けの手間が省ける上、優れた振動吸収特性が得
られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明ではゴム体によっ
て振動吸収を行なっているので所望の振動吸収特性を容
易に得ることができる。そして、第1および第2のブラ
ケットとゴム体を一体とし、簡単な構造で確実に振動を
低減できる。また部品点数が少なく、製作および組付け
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンマウントの全体断面図であ
る。
【図2】図2(A)は第1のブラケットの平面図、図2
(B)は図2(A)のB−B線断面図、図2(C)は第
2のブラケットの平面図、図2(D)は第2のブラケッ
トの側面図である。
【図3】本発明のエンジンマウントの製造工程を示す図
である。
【図4】本発明のエンジンマウントの他の例を示す全体
断面図である。
【図5】従来のエンジンマウントの全体断面図である。
【符号の説明】
1 第1のブラケット 11 屈曲部(先端部) 12 凸状部 2 第2のブラケット 21 支持部 22 受け部(先端部) 3 ゴム体 31 本体部 32、33 ストッパ部 331、332 当接面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連結される第1のブラケット
    と、車体に連結される第2のブラケットと、第1および
    第2のブラケットの対向先端部間に介在せしめるゴム体
    とよりなり、第2のブラケットの先端部を両側に対向面
    を有する断面ほぼコ字形に形成するとともに、第2のブ
    ラケットの先端部内に第1のブラケットの先端部を進入
    せしめ、上記ゴム体は幅方向中央部に所定のバネ定数で
    弾性変形する厚肉の本体部と、その両側に設けたストッ
    パ部を備えた一体成形体とし、第1および第2のブラケ
    ットの先端部をゴム体の上記本体部に接合するとともに
    上記両ストッパ部を一方のブラケットの先端部に接合
    し、上記本体部でエンジン振動を吸収するとともに、上
    記ストッパ部を他方のブラケットの先端部に当接せしめ
    るようになしたエンジンマウント。
  2. 【請求項2】 第1のブラケットの先端部に凸状部を形
    成し、該凸状部が当接する第2のブラケット先端部のス
    トッパ部に、エンジンからの主な振動の入力方向および
    これと垂直な方向の2方向の変位に対する当接面を設け
    た請求項1記載のエンジンマウント。
  3. 【請求項3】 上記第1および第2のブラケットを硬質
    合成樹脂および金属のいずれかで構成した請求項1、2
    記載のエンジンマウント。
JP8790494A 1994-04-01 1994-04-01 エンジンマウント Pending JPH07280036A (ja)

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JP8790494A JPH07280036A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 エンジンマウント

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JP8790494A JPH07280036A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 エンジンマウント

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103568808A (zh) * 2013-10-31 2014-02-12 东风商用车有限公司 一种分体式限位支架发动机悬置总成
CN103568809A (zh) * 2013-10-31 2014-02-12 东风商用车有限公司 一种托架限位式发动机悬置总成

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103568808A (zh) * 2013-10-31 2014-02-12 东风商用车有限公司 一种分体式限位支架发动机悬置总成
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