JPH0752453Y2 - 油圧制御弁の取付装置 - Google Patents
油圧制御弁の取付装置Info
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- JPH0752453Y2 JPH0752453Y2 JP1988156067U JP15606788U JPH0752453Y2 JP H0752453 Y2 JPH0752453 Y2 JP H0752453Y2 JP 1988156067 U JP1988156067 U JP 1988156067U JP 15606788 U JP15606788 U JP 15606788U JP H0752453 Y2 JPH0752453 Y2 JP H0752453Y2
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- Japan
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は油圧制御弁の取付装置に係り、特にエンジン
や自動変速機の油圧制御に使用される油圧制御弁の取付
装置に関する。
や自動変速機の油圧制御に使用される油圧制御弁の取付
装置に関する。
油圧制御弁は、エンジンや自動変速機に例えば一定圧力
の油を送るべくデューティ制御されるものであり、この
油圧制御弁には50Hz〜100Hzの電流が使用され、音エネ
ルギが大となり、油圧制御弁音が問題になっていた。
の油を送るべくデューティ制御されるものであり、この
油圧制御弁には50Hz〜100Hzの電流が使用され、音エネ
ルギが大となり、油圧制御弁音が問題になっていた。
前記油圧制御弁の取付装置としては、第6図に示す如
く、油圧制御弁102−1の本体部108とバルブボディ112
間に板状取付部110を介装して2個のボルト114、114に
より板状取付部110の両端を固定するものが一般的であ
った。
く、油圧制御弁102−1の本体部108とバルブボディ112
間に板状取付部110を介装して2個のボルト114、114に
より板状取付部110の両端を固定するものが一般的であ
った。
また、油圧制御弁102−2の振動や騒音を防止する装置
としては、第7図に示す如く、本体部108に板状取付部1
10を設け、この板状取付部110の一端部のみに形成され
た取付孔部130にボルト孔部132を有する弾性部材116を
嵌合させ、ボルト114によってバルブボディ112に固定し
ている。
としては、第7図に示す如く、本体部108に板状取付部1
10を設け、この板状取付部110の一端部のみに形成され
た取付孔部130にボルト孔部132を有する弾性部材116を
嵌合させ、ボルト114によってバルブボディ112に固定し
ている。
更に、その他の油圧制御弁102−3の振動や騒音を防止
する装置としては、第8図に示す如く、本体部108に板
状取付部110を設け、この板状取付部110の両端側に形成
された取付孔部130にボルト孔部132を有する弾性部材11
6を嵌合してボルト114によってバルブボディ112に固定
しているものもある。
する装置としては、第8図に示す如く、本体部108に板
状取付部110を設け、この板状取付部110の両端側に形成
された取付孔部130にボルト孔部132を有する弾性部材11
6を嵌合してボルト114によってバルブボディ112に固定
しているものもある。
更にまた、電動バルブとしては、特開昭62−246668号公
報に開示される如く、バルブニードルが前進して弁を閉
じた時、及び後退して弁を開放の終端に至った時に夫々
電動機を停止させ、回転軸のねじ軸のバルブニードルへ
のかみ込みを防止し、弁の円滑な開閉を行うべく形成さ
れたものがあった。
報に開示される如く、バルブニードルが前進して弁を閉
じた時、及び後退して弁を開放の終端に至った時に夫々
電動機を停止させ、回転軸のねじ軸のバルブニードルへ
のかみ込みを防止し、弁の円滑な開閉を行うべく形成さ
れたものがあった。
ところで、従来の油圧制御弁の取付装置においては、バ
ルブボディに本体部を直接固定したもの(第6図参照)
や、本体部とバルブボディ間に弾性部材を介して1箇所
により固定されているもの(第7図参照)、あるいは2
箇所により固定されているもの(第8図参照)があっ
た。
ルブボディに本体部を直接固定したもの(第6図参照)
や、本体部とバルブボディ間に弾性部材を介して1箇所
により固定されているもの(第7図参照)、あるいは2
箇所により固定されているもの(第8図参照)があっ
た。
しかし、前記バルブボディに本体部を直接固定したもの
は、本体部の振動がバルブボディに伝達され、大なる振
動や騒音が発生し、実用上不利であるという不都合があ
った。
は、本体部の振動がバルブボディに伝達され、大なる振
動や騒音が発生し、実用上不利であるという不都合があ
った。
また、弾性部材を介して1箇所で固定したものは、油圧
反力によって本体部が押し上げられ、本体部が傾き本体
部下部の締付け部位の反対側部位(第7図a部位)がバ
ルブボディと接触し、油圧制御弁の損失を招いてしま
い、油圧制御弁の耐久性が低減し、経済的に不利である
という不都合があった。
反力によって本体部が押し上げられ、本体部が傾き本体
部下部の締付け部位の反対側部位(第7図a部位)がバ
ルブボディと接触し、油圧制御弁の損失を招いてしま
い、油圧制御弁の耐久性が低減し、経済的に不利である
という不都合があった。
更に、弾性部材を夫々介装して板状取付部の両端の2箇
所において締付け固定したものは、振動や騒音は伝達し
難くなって静粛であるが、電磁弁の取付箇所が2箇所で
あることにより、大なる取付スペースを必要とするとい
う不都合がある。
所において締付け固定したものは、振動や騒音は伝達し
難くなって静粛であるが、電磁弁の取付箇所が2箇所で
あることにより、大なる取付スペースを必要とするとい
う不都合がある。
そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、本体部の外周下端部位に嵌合切欠き部を設け、嵌合
切欠き部に円環状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、本体
部の下面部位に弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プ
レートを設け、弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形成
するとともに取付凹部に板状取付部を取付る際に板状取
付部と弾性緩衝部材との接触面積を小とすべく弾性緩衝
部材の取付凹部に板状取付部側に突出する支持部を設け
たことにより、本体部からバルブボディへの振動や騒音
の伝達を確実に防止し得て、実用上有利であるととも
に、バルブボディを小型化でき、油圧制御弁のレイアウ
トの向上を容易に行い得て、片持ち構造ではあるが、油
圧反力による本体部の傾きを防止でき、油圧制御弁の損
傷を防止し得て、油圧制御弁の耐久性を向上でき、しか
も特性のチューニングが容易な油圧制御弁の取付装置を
実現するにある。
に、本体部の外周下端部位に嵌合切欠き部を設け、嵌合
切欠き部に円環状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、本体
部の下面部位に弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プ
レートを設け、弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形成
するとともに取付凹部に板状取付部を取付る際に板状取
付部と弾性緩衝部材との接触面積を小とすべく弾性緩衝
部材の取付凹部に板状取付部側に突出する支持部を設け
たことにより、本体部からバルブボディへの振動や騒音
の伝達を確実に防止し得て、実用上有利であるととも
に、バルブボディを小型化でき、油圧制御弁のレイアウ
トの向上を容易に行い得て、片持ち構造ではあるが、油
圧反力による本体部の傾きを防止でき、油圧制御弁の損
傷を防止し得て、油圧制御弁の耐久性を向上でき、しか
も特性のチューニングが容易な油圧制御弁の取付装置を
実現するにある。
この目的を達成するためにこの考案は、油圧を制御する
油圧制御弁の本体部を板状取付部によりバルブボディに
固定させる油圧制御弁の取付装置において、前記本体部
の外周下端部位に嵌合切欠き部を設け、この嵌合切欠き
部に円環状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、前記本体部
の下面部位に弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プレ
ートを設け、前記弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形
成するとともにこの取付凹部に前記板状取付部を取付る
際に前記板状取付部と弾性緩衝部材との接触面積を小と
すべく前記弾性緩衝部材の取付凹部には板状取付部側に
突出する支持部を設けたことを特徴とする。
油圧制御弁の本体部を板状取付部によりバルブボディに
固定させる油圧制御弁の取付装置において、前記本体部
の外周下端部位に嵌合切欠き部を設け、この嵌合切欠き
部に円環状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、前記本体部
の下面部位に弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プレ
ートを設け、前記弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形
成するとともにこの取付凹部に前記板状取付部を取付る
際に前記板状取付部と弾性緩衝部材との接触面積を小と
すべく前記弾性緩衝部材の取付凹部には板状取付部側に
突出する支持部を設けたことを特徴とする。
上述の如く構成したことにより、油圧制御弁が駆動した
際には、本体部の上下動により振動や騒音が発生し、こ
の振動や騒音は、弾性緩衝部材の支持部によって効果的
に吸収され、板状バルブボディやバルブボディへ伝達す
ることを防止するとともに、油圧制御弁の損傷を防止し
ている。
際には、本体部の上下動により振動や騒音が発生し、こ
の振動や騒音は、弾性緩衝部材の支持部によって効果的
に吸収され、板状バルブボディやバルブボディへ伝達す
ることを防止するとともに、油圧制御弁の損傷を防止し
ている。
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1〜3図はこの考案の実施例を示すものである。第1
〜3図において、2は油圧制御弁、4は第1Oリング、6
は第2Oリング、8は本体部である。前記油圧制御弁2
は、所定のサイクルで図示しない弁体を開閉させて制御
油の油圧を一定に保持するものである。
〜3図において、2は油圧制御弁、4は第1Oリング、6
は第2Oリング、8は本体部である。前記油圧制御弁2
は、所定のサイクルで図示しない弁体を開閉させて制御
油の油圧を一定に保持するものである。
また、前記油圧制御弁2は、本体部8と制御油圧シール
用の第1、第2Oリング4、6を有しており、この第1、
第2Oリング4、6は前記本体部8に係合されている。こ
の本体部8は、板状取付部10を介してバルブボディ12に
ボルト14により取付られている。つまり、前記本体部8
は1個のボルト14を使用して前記バルブボディ12に片持
ち構造によって取付られている。
用の第1、第2Oリング4、6を有しており、この第1、
第2Oリング4、6は前記本体部8に係合されている。こ
の本体部8は、板状取付部10を介してバルブボディ12に
ボルト14により取付られている。つまり、前記本体部8
は1個のボルト14を使用して前記バルブボディ12に片持
ち構造によって取付られている。
このとき、前記本体部8と板状取付部10間には円環状の
弾性緩衝部材16が介装されている。つまり、本体部8の
外周下端部位に嵌合切欠き部18を設け、この嵌合切欠き
部18に前記弾性緩衝部材16が嵌合されている。
弾性緩衝部材16が介装されている。つまり、本体部8の
外周下端部位に嵌合切欠き部18を設け、この嵌合切欠き
部18に前記弾性緩衝部材16が嵌合されている。
また、前記本体部8の下面部位には、前記弾性緩衝部材
16の脱落を防止する固定用プレート20が固着されてい
る。
16の脱落を防止する固定用プレート20が固着されてい
る。
更に、前記弾性緩衝部材16に円環状の取付凹部22を形成
するとともに、この取付凹部22に前記板状取付部10を取
付る際に前記板状取付部10と弾性緩衝部材16との接触面
積を小とすべく前記弾性緩衝部材16の取付凹部22に板状
取付部10側に突出する支持部24を設ける。
するとともに、この取付凹部22に前記板状取付部10を取
付る際に前記板状取付部10と弾性緩衝部材16との接触面
積を小とすべく前記弾性緩衝部材16の取付凹部22に板状
取付部10側に突出する支持部24を設ける。
つまり、支持部24は、第3図に示す如く、前記取付凹部
22内において、板状取付部10の上下を支持する位置、つ
まり垂直方向に突出する2箇所に前記弾性緩衝部材16に
対して一体形成される支持部24、24からなる。
22内において、板状取付部10の上下を支持する位置、つ
まり垂直方向に突出する2箇所に前記弾性緩衝部材16に
対して一体形成される支持部24、24からなる。
なお符号26はボルト14によって本体部8を取付けるボル
ト孔部である。
ト孔部である。
次に作用について説明する。
油圧制御弁2が駆動した際には、本体部8の上下動によ
り振動や騒音が発生するが、この振動は、弾性緩衝部材
16によって効果的に吸収され、板状取付部10やバルブボ
ディ12へ伝達することを防止している。
り振動や騒音が発生するが、この振動は、弾性緩衝部材
16によって効果的に吸収され、板状取付部10やバルブボ
ディ12へ伝達することを防止している。
また、前記振動が弾性緩衝部材16により効果的に吸収さ
れたことによって騒音も防止している。
れたことによって騒音も防止している。
更に、本体部が制御油圧の反力により押上られた際に
は、前記弾性部材16の外周全体で反力を吸収して前記本
体部8の移動を阻止しするとともに、大なる反力の際に
は本体部8を均等に押し上げている。
は、前記弾性部材16の外周全体で反力を吸収して前記本
体部8の移動を阻止しするとともに、大なる反力の際に
は本体部8を均等に押し上げている。
これにより、本体部8で発生した振動や騒音のバルブボ
ディ12への伝達を、板状取付部10と弾性緩衝部材16との
接触面積を小とすべく前記弾性緩衝部材16に支持部24を
設けたことによって確実に防止でき、振動や騒音の減少
を果し得て、実用上有利である。
ディ12への伝達を、板状取付部10と弾性緩衝部材16との
接触面積を小とすべく前記弾性緩衝部材16に支持部24を
設けたことによって確実に防止でき、振動や騒音の減少
を果し得て、実用上有利である。
また、本体部8と板状取付部10間に円環状の弾性緩衝部
材16を設けたので、耐久性を低減させることなく本体部
8をバルブボディ12に1箇所で、つまり片持ち構造によ
って固定でき、取付スペースを小とし得るとともに、バ
ルブボディ12を小型化でき、油圧制御弁2のレイアウト
を向上することができる。
材16を設けたので、耐久性を低減させることなく本体部
8をバルブボディ12に1箇所で、つまり片持ち構造によ
って固定でき、取付スペースを小とし得るとともに、バ
ルブボディ12を小型化でき、油圧制御弁2のレイアウト
を向上することができる。
更に、片持ち構造ではあるが、本体部8の外周下端部位
の嵌合切欠き部18に円環状の弾性緩衝部材16を嵌合して
設けるとともに、本体部8の下面部位に固定用プレート
20を設け、弾性緩衝部材16に形成した円環状の取付凹部
22に板状取付部10を取付ることにより、油圧反力によっ
て本体部8が押し上げられた際に、円環状の弾性緩衝部
材16によって本体部8の傾きを防止でき、油圧制御弁の
損傷を防止し得て、油圧制御弁の耐久性を向上でき、経
済的に有利である。
の嵌合切欠き部18に円環状の弾性緩衝部材16を嵌合して
設けるとともに、本体部8の下面部位に固定用プレート
20を設け、弾性緩衝部材16に形成した円環状の取付凹部
22に板状取付部10を取付ることにより、油圧反力によっ
て本体部8が押し上げられた際に、円環状の弾性緩衝部
材16によって本体部8の傾きを防止でき、油圧制御弁の
損傷を防止し得て、油圧制御弁の耐久性を向上でき、経
済的に有利である。
更にまた、剪弾による弾性緩衝部材16の切れ等の損傷を
防止することができることにより、弾性緩衝部材16とし
て従来よりも軟性な材料の使用が可能となり、実用上有
利である。
防止することができることにより、弾性緩衝部材16とし
て従来よりも軟性な材料の使用が可能となり、実用上有
利である。
また、特性のチューニングが容易となるものである。つ
まり、微動の場合には、突出する支持部24が板状取付部
10に軟らかく接触して確実に振動を吸収し、大きな振動
の場合には、支持部24以外の弾性緩衝部材16が板状取付
部10にやや硬めに接触し、振動を確実に止めることがで
きるものである。
まり、微動の場合には、突出する支持部24が板状取付部
10に軟らかく接触して確実に振動を吸収し、大きな振動
の場合には、支持部24以外の弾性緩衝部材16が板状取付
部10にやや硬めに接触し、振動を確実に止めることがで
きるものである。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、弾性緩衝部材16
に円環状の取付凹部22を形成し、この取付凹部22内の第
3図において上下に支持する位置、つまり垂直方向に突
出した支持部24、24を設けたが、第4図に示す如く、弾
性緩衝部材16に円環状の取付凹部22を形成し、この取付
凹部22に対し水平且つ外周方向に突出した支持部32を形
成することができる。
に円環状の取付凹部22を形成し、この取付凹部22内の第
3図において上下に支持する位置、つまり垂直方向に突
出した支持部24、24を設けたが、第4図に示す如く、弾
性緩衝部材16に円環状の取付凹部22を形成し、この取付
凹部22に対し水平且つ外周方向に突出した支持部32を形
成することができる。
また、第5図に示す如く、弾性緩衝部材16の取付凹部22
に垂直方向に隆起する第1支持部42、42を形成するとと
もに、第5図において左右方向つまり水平方向に突出す
る第2支持部44を形成し、第1、第2支持部42、44によ
って接触面積の小なる支持部を構成することもできる。
に垂直方向に隆起する第1支持部42、42を形成するとと
もに、第5図において左右方向つまり水平方向に突出す
る第2支持部44を形成し、第1、第2支持部42、44によ
って接触面積の小なる支持部を構成することもできる。
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、本体部の外
周下端部位に嵌合切欠き部を設け、嵌合切欠き部に円環
状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、本体部の下面部位に
弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プレートを設け、
弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形成するとともに取
付凹部に板状取付部を取付る際に板状取付部と弾性緩衝
部材との接触面積を小とすべく弾性緩衝部材の取付凹部
に板状取付部側に突出する支持部を設けたので、本体部
からバルブボディへ振動や騒音が伝達することを確実に
防止でき、振動や騒音の減少を果し得て、実用上有利で
ある。また、本体部と板状取付部間に円環状の弾性緩衝
部材を設けたので、耐久性を低減させることなく本体部
をバルブボディに1箇所で固定でき、取付スペースを小
とし得るとともに、バルブボディを小型化でき、油圧制
御弁のレイアウトを向上することができる。更に、片持
ち構造ではあるが、油圧反力によって本体部が押し上げ
られた際に、円環状の弾性緩衝部材によって本体部の傾
きを防止でき、油圧制御弁の損傷を防止し得て、油圧制
御弁の耐久性を向上でき、経済的に有利である。更にま
た、剪断による弾性緩衝部材の切れ等の損傷を防止する
ことができることにより、弾性緩衝部材として従来より
も軟性な材料の使用が可能となり、実用上有利である。
また、微動の場合には、突出する支持部が板状取付部に
軟らかく接触して確実に振動を吸収し、大きな振動の場
合には、支持部以外の弾性緩衝部材が板状取付部にやや
硬めに接触し、振動を確実に止めることができ、特性の
チューニングが容易となるものである。
周下端部位に嵌合切欠き部を設け、嵌合切欠き部に円環
状の弾性緩衝部材を嵌合して設け、本体部の下面部位に
弾性緩衝部材の脱落を防止する固定用プレートを設け、
弾性緩衝部材に円環状の取付凹部を形成するとともに取
付凹部に板状取付部を取付る際に板状取付部と弾性緩衝
部材との接触面積を小とすべく弾性緩衝部材の取付凹部
に板状取付部側に突出する支持部を設けたので、本体部
からバルブボディへ振動や騒音が伝達することを確実に
防止でき、振動や騒音の減少を果し得て、実用上有利で
ある。また、本体部と板状取付部間に円環状の弾性緩衝
部材を設けたので、耐久性を低減させることなく本体部
をバルブボディに1箇所で固定でき、取付スペースを小
とし得るとともに、バルブボディを小型化でき、油圧制
御弁のレイアウトを向上することができる。更に、片持
ち構造ではあるが、油圧反力によって本体部が押し上げ
られた際に、円環状の弾性緩衝部材によって本体部の傾
きを防止でき、油圧制御弁の損傷を防止し得て、油圧制
御弁の耐久性を向上でき、経済的に有利である。更にま
た、剪断による弾性緩衝部材の切れ等の損傷を防止する
ことができることにより、弾性緩衝部材として従来より
も軟性な材料の使用が可能となり、実用上有利である。
また、微動の場合には、突出する支持部が板状取付部に
軟らかく接触して確実に振動を吸収し、大きな振動の場
合には、支持部以外の弾性緩衝部材が板状取付部にやや
硬めに接触し、振動を確実に止めることができ、特性の
チューニングが容易となるものである。
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図は油圧制
御弁の概略断面図、第2図は第1図のA部分の拡大断面
図、第3図は第2図の要部拡大断面図である。 第4、5図はこの考案の他の実施例を示す夫々の油圧制
御取付装置の要部拡大断面図である。 第6〜8図は従来の油圧制御弁の取付装置を示す夫々の
油圧制御弁の取付装置の概略断面図である。 図において、2は油圧制御弁、4は第1Oリング、6は第
2Oリング、8は本体部、10は板状取付部、12はバルブボ
ディ、14はボルト、16は弾性緩衝部材、18は嵌合切欠き
部、20は固定用プレート、22は取付凹部、24は支持部、
26はボルト孔部である。
御弁の概略断面図、第2図は第1図のA部分の拡大断面
図、第3図は第2図の要部拡大断面図である。 第4、5図はこの考案の他の実施例を示す夫々の油圧制
御取付装置の要部拡大断面図である。 第6〜8図は従来の油圧制御弁の取付装置を示す夫々の
油圧制御弁の取付装置の概略断面図である。 図において、2は油圧制御弁、4は第1Oリング、6は第
2Oリング、8は本体部、10は板状取付部、12はバルブボ
ディ、14はボルト、16は弾性緩衝部材、18は嵌合切欠き
部、20は固定用プレート、22は取付凹部、24は支持部、
26はボルト孔部である。
Claims (1)
- 【請求項1】油圧を制御する油圧制御弁の本体部を板状
取付部によりバルブボディに固定させる油圧制御弁の取
付装置において、前記本体部の外周下端部位に嵌合切欠
き部を設け、この嵌合切欠き部に円環状の弾性緩衝部材
を嵌合して設け、前記本体部の下面部位に弾性緩衝部材
の脱落を防止する固定用プレートを設け、前記弾性緩衝
部材に円環状の取付凹部を形成するとともにこの取付凹
部に前記板状取付部を取付る際に前記板状取付部と弾性
緩衝部材との接触面積を小とすべく前記弾性緩衝部材の
取付凹部には板状取付部側に突出する支持部を設けたこ
とを特徴とする油圧制御弁の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988156067U JPH0752453Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 油圧制御弁の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988156067U JPH0752453Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 油圧制御弁の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0276278U JPH0276278U (ja) | 1990-06-12 |
JPH0752453Y2 true JPH0752453Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31434265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988156067U Expired - Lifetime JPH0752453Y2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 油圧制御弁の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752453Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5691359B2 (ja) * | 2010-10-04 | 2015-04-01 | 株式会社デンソー | 排気ガス還流バルブ |
JP6539479B2 (ja) * | 2015-04-09 | 2019-07-03 | 株式会社不二工機 | 電動弁及びそれを用いた熱交換器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815457U (ja) * | 1981-07-24 | 1983-01-31 | 株式会社東芝 | モ−タ取付装置 |
JPS62246668A (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-27 | Mitsubishi Electric Corp | 電動バルブ |
JPS6380350U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-27 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP1988156067U patent/JPH0752453Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0276278U (ja) | 1990-06-12 |
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