JPH10247604A - 車輪付変圧器 - Google Patents
車輪付変圧器Info
- Publication number
- JPH10247604A JPH10247604A JP4867797A JP4867797A JPH10247604A JP H10247604 A JPH10247604 A JP H10247604A JP 4867797 A JP4867797 A JP 4867797A JP 4867797 A JP4867797 A JP 4867797A JP H10247604 A JPH10247604 A JP H10247604A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- vibration
- core base
- iron core
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】変圧器の保守性、防振性を損なうことなく、車
輪、防振材、変圧器を一体とし、小型化を実現する変圧
器を提供すること。 【解決手段】変圧器は、上部鉄心ベース１ａと下部鉄心
ベース１ｂにて固定され、下部鉄心ベース１ｂ内に設け
られた凹部に、移動用の車輪がはめ込まれている。車輪
６は、防振ゴム８を介して、変圧器の下部鉄心ベース１
ｂの下面の凹部に接触している。板バネ９は、車輪６の
軸受部１０と防振ゴム８の間に溶接等を施し設けられ、
軸受部とは一体形成され、下部鉄心ベース１ｂにはめ込
む。
輪、防振材、変圧器を一体とし、小型化を実現する変圧
器を提供すること。 【解決手段】変圧器は、上部鉄心ベース１ａと下部鉄心
ベース１ｂにて固定され、下部鉄心ベース１ｂ内に設け
られた凹部に、移動用の車輪がはめ込まれている。車輪
６は、防振ゴム８を介して、変圧器の下部鉄心ベース１
ｂの下面の凹部に接触している。板バネ９は、車輪６の
軸受部１０と防振ゴム８の間に溶接等を施し設けられ、
軸受部とは一体形成され、下部鉄心ベース１ｂにはめ込
む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器に移動用車
輪を取付けた車輪付変圧器に関する。
輪を取付けた車輪付変圧器に関する。
【０００２】
【従来の技術】変圧器においては、機器を据え付け場所
に移動させたり、修理、点検のために引き出したりする
ために、移動用車輪を設けている。また、変圧器の通電
状態においては、交流電源の特性及び周波数等の影響に
より、変圧器の鉄心や巻線等が振動するため、変圧器収
納した装置や建物に対する振動、騒音対策が必要とな
る。そのため、実開昭６３ー１４０６１１号公報に記載
されているように、変圧器下部に防振ゴムを設け、変圧
器の振動、騒音を低減させる構造をとっている。
に移動させたり、修理、点検のために引き出したりする
ために、移動用車輪を設けている。また、変圧器の通電
状態においては、交流電源の特性及び周波数等の影響に
より、変圧器の鉄心や巻線等が振動するため、変圧器収
納した装置や建物に対する振動、騒音対策が必要とな
る。そのため、実開昭６３ー１４０６１１号公報に記載
されているように、変圧器下部に防振ゴムを設け、変圧
器の振動、騒音を低減させる構造をとっている。
【０００３】次に、従来の車輪付変圧器の具体的構造に
ついて図４を用いて説明する。図４（ａ）は従来の車輪
付変圧器の正面図、図４（ｂ）は、その右側面図であ
る。
ついて図４を用いて説明する。図４（ａ）は従来の車輪
付変圧器の正面図、図４（ｂ）は、その右側面図であ
る。
【０００４】上部鉄心ベース１ａ、下部鉄心ベース１ｂ
が鉄心２を固定し、その鉄心に巻線３が巻き付けられ、
変圧器全体が、変圧器ベース４により固定されている。
また、下部鉄心ベース１ｂと変圧器ベース４との間に、
変圧器の振動低減を目的とした防振ゴム５が設けられて
いる。
が鉄心２を固定し、その鉄心に巻線３が巻き付けられ、
変圧器全体が、変圧器ベース４により固定されている。
また、下部鉄心ベース１ｂと変圧器ベース４との間に、
変圧器の振動低減を目的とした防振ゴム５が設けられて
いる。
【０００５】さらに、変圧器ベース４には、変圧器移動
用の車輪が６が取り付けられ、自由な移動を可能として
いる。なお、変圧器ベース４の先端付近には、変圧器を
所定の設置場所に固定する取付金具７が設けられてい
る。
用の車輪が６が取り付けられ、自由な移動を可能として
いる。なお、変圧器ベース４の先端付近には、変圧器を
所定の設置場所に固定する取付金具７が設けられてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車輪付変圧器では、変圧器の振動防止という目的か
ら設置される防振材、変圧器の移動を可能にするための
車輪、さらに変圧器を固定する変圧器ベースが、それぞ
れ独立して存在し、変圧器全体の高さ寸法に加味される
ような形態で存在していたため、コンパクト化が困難で
あり、高密度な実装が要求される装置に変圧器を収納す
ることができないという問題があった。
来の車輪付変圧器では、変圧器の振動防止という目的か
ら設置される防振材、変圧器の移動を可能にするための
車輪、さらに変圧器を固定する変圧器ベースが、それぞ
れ独立して存在し、変圧器全体の高さ寸法に加味される
ような形態で存在していたため、コンパクト化が困難で
あり、高密度な実装が要求される装置に変圧器を収納す
ることができないという問題があった。
【０００７】そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、変
圧器の保守性、防振性を損なうことなく、車輪、防振
材、変圧器を一体とし、小型化を実現する変圧器を提供
することを目的とする。
圧器の保守性、防振性を損なうことなく、車輪、防振
材、変圧器を一体とし、小型化を実現する変圧器を提供
することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、鉄心と前記鉄心に巻付けら
れた巻線とを有する変圧器と、前記変圧器の下部に設け
られ、前記鉄心を支える鉄心ベースと、前記鉄心ベース
内に設けられた前記変圧器の移動用車輪と、前記車輪の
回転軸を支える軸受と、前記軸受と前記軸受に対抗する
前記鉄心ベース内の一面との間に設けられ、前記変圧器
における振動を抑制する第１の防振材とを具備すること
を特徴とする。
め、請求項１記載の発明は、鉄心と前記鉄心に巻付けら
れた巻線とを有する変圧器と、前記変圧器の下部に設け
られ、前記鉄心を支える鉄心ベースと、前記鉄心ベース
内に設けられた前記変圧器の移動用車輪と、前記車輪の
回転軸を支える軸受と、前記軸受と前記軸受に対抗する
前記鉄心ベース内の一面との間に設けられ、前記変圧器
における振動を抑制する第１の防振材とを具備すること
を特徴とする。
【０００９】請求項２記載の発明は、前記防振材と前記
軸受との間に弾性体を設けたことを特徴とする。請求項
３記載の発明は、前記軸受内に、前記変圧器における振
動を抑制する第２の防振材を設けたことを特徴とする。
軸受との間に弾性体を設けたことを特徴とする。請求項
３記載の発明は、前記軸受内に、前記変圧器における振
動を抑制する第２の防振材を設けたことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態につい
て図１を用いて説明する。図１（ａ）は変圧器正面図、
（ｂ）は右側側面図、（ｃ）は車輪の断面図である。
て図１を用いて説明する。図１（ａ）は変圧器正面図、
（ｂ）は右側側面図、（ｃ）は車輪の断面図である。
【００１１】変圧器は、上部鉄心ベース１ａと下部鉄心
ベース１ｂにて固定され、下部鉄心ベース１ｂ内に設け
られた凹部に、移動用の車輪が設置される。車輪６は、
防振ゴム８を介して、変圧器の下部鉄心ベース１ｂの下
面の凹部に接触している。板バネ９は、車輪６の軸受部
１０と防振ゴム８の間に溶接等を施し、軸受部とは一体
形成され、下部鉄心ベース１ｂにはめ込まれる。
ベース１ｂにて固定され、下部鉄心ベース１ｂ内に設け
られた凹部に、移動用の車輪が設置される。車輪６は、
防振ゴム８を介して、変圧器の下部鉄心ベース１ｂの下
面の凹部に接触している。板バネ９は、車輪６の軸受部
１０と防振ゴム８の間に溶接等を施し、軸受部とは一体
形成され、下部鉄心ベース１ｂにはめ込まれる。
【００１２】このように、本実施の形態によれば、車輪
６及び防振ゴム８が、下部鉄心ベース１ｂ内にはめこま
れているため、従来変圧器本体下部に構成された変圧器
ベースが不要となる。その結果、移動用車輪６と防振ゴ
ム８の機能を十分発揮するとともに変圧器本体のコンパ
クト化をも実現することができる。
６及び防振ゴム８が、下部鉄心ベース１ｂ内にはめこま
れているため、従来変圧器本体下部に構成された変圧器
ベースが不要となる。その結果、移動用車輪６と防振ゴ
ム８の機能を十分発揮するとともに変圧器本体のコンパ
クト化をも実現することができる。
【００１３】また、移動用車輪６及び防振ゴム８が下部
鉄心ベース１ｂ内にて一体構成される結果、コストの低
減と変圧器据え付けに対する作業性の向上を図ることが
できる。なお、防振ゴム８が、バネ等であっても同様の
効果を得ることができる。
鉄心ベース１ｂ内にて一体構成される結果、コストの低
減と変圧器据え付けに対する作業性の向上を図ることが
できる。なお、防振ゴム８が、バネ等であっても同様の
効果を得ることができる。
【００１４】本発明の第２の実施の形態について図２、
図３を用いて説明する。図２は、図１の第１の実施の形
態と比べて、下部鉄心ベース１ｂ内に、車輪６、防振ゴ
ム８、車輪の軸受１０のみが組み込まれ、板バネを有さ
ない場合である。この場合であっても、防振性に優れて
いる場合には、十分第１の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
図３を用いて説明する。図２は、図１の第１の実施の形
態と比べて、下部鉄心ベース１ｂ内に、車輪６、防振ゴ
ム８、車輪の軸受１０のみが組み込まれ、板バネを有さ
ない場合である。この場合であっても、防振性に優れて
いる場合には、十分第１の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【００１５】図３は、図１の第１の実施の形態と比べ
て、下部鉄心ベース１ｂ内の軸受内にさらに防振ゴムを
設けたものであり、より一層の防振性の向上が図れると
同時に、コンパクト化を実現することができる。
て、下部鉄心ベース１ｂ内の軸受内にさらに防振ゴムを
設けたものであり、より一層の防振性の向上が図れると
同時に、コンパクト化を実現することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、本発明により、変圧器の
保守性、防振性を損なうことなく、車輪、防振材、変圧
器を一体とし、小型化を実現する変圧器を提供すること
が可能となる。
保守性、防振性を損なうことなく、車輪、防振材、変圧
器を一体とし、小型化を実現する変圧器を提供すること
が可能となる。
【図１】本発明の第１の実施の形態における車輪付変圧
器の構成図。
器の構成図。
【図２】本発明の第２の実施の形態における車輪付変圧
器の構成図。
器の構成図。
【図３】本発明の第２の実施の形態における車輪付変圧
器の構成図。
器の構成図。
【図４】従来の車輪付変圧器の構成図。
１ａ 上部鉄心ベース １ｂ 下部鉄心ベース ２ 鉄心 ３ 巻線 ４ 変圧器ベース ５、８、１１ 防振ゴム ６ 車輪 ７ 取付金具 ９ 板バネ １０ 軸受
Claims (3)
- 【請求項１】鉄心と前記鉄心に巻付けられた巻線とを有
する変圧器と、 前記変圧器の下部に設けられ、前記鉄心を支える鉄心ベ
ースと、 前記鉄心ベース内に設けられた前記変圧器の移動用車輪
と、 前記車輪の回転軸を支える軸受と、 前記軸受と前記軸受に対抗する前記鉄心ベース内の一面
との間に設けられ、前記変圧器における振動を抑制する
第１の防振材と、 を具備することを特徴とする車輪付変圧器。 - 【請求項２】前記防振材と前記軸受との間に弾性体を設
けたことを特徴とする請求項１記載の車輪付変圧器。 - 【請求項３】前記軸受内に、前記変圧器における振動を
抑制する第２の防振材を設けたことを特徴とする請求項
１記載の車輪付変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4867797A JPH10247604A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車輪付変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4867797A JPH10247604A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車輪付変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10247604A true JPH10247604A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12809962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4867797A Pending JPH10247604A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 車輪付変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10247604A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101115433B1 (ko) | 2009-09-24 | 2012-02-20 | 삼화콘덴서공업주식회사 | 고압 전력용 콘덴서 직렬 건식 몰드 리액터 |
| CN104835617A (zh) * | 2015-06-02 | 2015-08-12 | 吴扬华 | 一种太阳能供电的便于拆卸维护的变压器 |
| CN105448477A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-03-30 | 张家港市杰克节能科技有限公司 | 一种带滑轮底座的变压器 |
| CN108010669A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-05-08 | 江苏瑞恩电气股份有限公司 | 一种方便油浸式变压器移动的装置 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP4867797A patent/JPH10247604A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101115433B1 (ko) | 2009-09-24 | 2012-02-20 | 삼화콘덴서공업주식회사 | 고압 전력용 콘덴서 직렬 건식 몰드 리액터 |
| CN104835617A (zh) * | 2015-06-02 | 2015-08-12 | 吴扬华 | 一种太阳能供电的便于拆卸维护的变压器 |
| CN105448477A (zh) * | 2016-01-04 | 2016-03-30 | 张家港市杰克节能科技有限公司 | 一种带滑轮底座的变压器 |
| CN108010669A (zh) * | 2018-01-24 | 2018-05-08 | 江苏瑞恩电气股份有限公司 | 一种方便油浸式变压器移动的装置 |
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