JP7255929B1 - ねじ締結構造体及びねじ締結方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、図14及び図15に示す磁気テープ装置1では、筐体フレーム2に固定するためにドライブファスナー4がクリンチング加工(加締め接合)されている。
これらの図では、磁気テープ装置1の左右2ヶ所(合計4カ所)で、ドライブファスナー4を介してねじ3により筐体フレーム2が固定されることが示されている。
このため、鉄製のドライブファスナー4はゴム製のショックマウント及び鉄製のクリンチングストッパ(図示略)を介して磁気テープ装置1のカバー1Aにクリンチング加工されている。
このとき、ドライブファスナー4は、クリンチング加工によりゴム製のショックマウントが潰されるため、これが回り止めとなってねじ3で締め付けたとしても空転が防止されるようになっている。
しかしながら、このようなドライブファスナー4でも、ねじ3の締め付けトルクがショックマウントとの摩擦力を超えた場合に、空転が生じてねじ3による固定ができない問題が発生する。
特許文献1に示される磁気ディスク装置のカバー内には、磁気ディスク、磁気ヘッド、駆動機構等が収納されるとともに、電子機器の支持フレームに取り付けるための複数の取付け部が備えられている。
取付け部としては、ねじ孔が内部に形成されたスリーブと、該スリーブ及び磁気ディスク装置のカバーの間に介在された防振部とからなる部材を有している。
この取付け部の防振部は粘弾性物質により形成されており、駆動機構の共振点を含む周波数の振動を減衰する。
本発明の第1態様は、装置本体部のカバーに筐体フレームを装着するためのねじ締結構造体であって、クリンチングストッパ及びショックマウントを介在して前記装置本体部のカバーの孔にクリンチング加工され、かつ前記筐体フレームに螺合されるねじの雌ねじ孔を中央に有するドライブファスナーと、該ドライブファスナーを固定するドライブファスナー設置孔を少なくとも2つ有し、これらドライブファスナー設置孔を連結するように設けられたファスナープレートと、を具備することを特徴とする。
このねじ締結構造体10は、装置本体部Aのカバー11に筐体フレーム12を装着するためのものであって、ドライブファスナー13及びファスナープレート14を有する。
ドライブファスナー13は、クリンチングストッパ15及びショックマウント16を介在して装置本体部Aのカバー11の孔11Aにクリンチング加工されるものであって、図では2つ配置されている。
なお、このドライブファスナー13の雌ねじ孔13Aに挿通されるねじの軸線を符号17で示す。
なお、本例では、ファスナープレート14により2つのドライブファスナー13を固定したが、2つ以上であればドライブファスナー13の数は限定されない。
磁気記録再生装置となる磁気テープ装置100は、図2及び図3に示すように磁気テープに対してデータの記録/読取を行うテープ装置本体部A1と、該テープ装置本体部A1の上部を覆うカバー101とを具備する。
これらねじ締結構造体102及びねじ締結構造体103として、雌ねじ孔20Aを有するドライブファスナー20がそれぞれ各2個(上部及び下部)設置されている。
なお、ねじ締結構造体102及びねじ締結構造体103は形状が若干異なるだけで基本構成が同一であるので、以下に、ねじ締結構造体102の構造についてのみ説明する。
ねじ締結構造体102は、リング状に形成された2個のドライブファスナー20、該ドライブファスナー20と一体化されるリング状のショックマウント21及びクリンチングストッパ22、そして、2個のドライブファスナー20を連結する板状のファスナープレート23からなる。
これら構成要素の中で、ドライブファスナー20、クリンチングストッパ22及びファスナープレート23は鉄製であり、ショックマウント21はゴム製である。
また、ショックマウント21の外周には凹状溝21Aが形成されている。このショックマウント21の凹状溝21Aには、カバー101の凹部101A内に形成された孔101Bの孔周縁部が嵌合されており、接着剤等は塗布されていない。
そして、このようなファスナープレート23では、ドライブファスナー20に対してクリンチング加工により固定されることで、該ドライブファスナー20の空転を防止することができる。
各々のねじ締結構造体102,103は上部及び下部位置においてドライブファスナー20を同時に使用しても良く、上部のみ、もしくは下部のみで使用しても良い。
このため、このような図6及び図7の比較例で示すねじ締結構造体50では、ショックマウント21に対してカバー101との摩擦力以上のトルクがかかった場合、ドライブファスナー20がねじの回転とともに空転してしまい、固定できないという障害が発生してしまう。
すなわち、本実施形態のねじ締結構造体102,103では、摩擦力に頼らず、上部と下部のドライブファスナー20を鉄製のファスナープレート23で物理的に繋ぐことで上部のドライブファスナー20にトルクがかかっても、下部ドライブファスナー20側でロックされるため、結果として空転を防止しかつ防振効果が得られ、課題を解決できる。
本発明の第2実施形態に示されるねじ締結構造体202ついて、図8~図10を参照して説明する。
また、図8は磁気テープ装置のカバー201にねじ締結構造体202を取付けた場合の斜視図、図9は図8に示すねじ締結構造体202の分解図、図10は図8で取り付けたねじ締結構造体202の拡大図である。
すなわち、本実施形態のドライブファスナー30は、ファスナープレートを使用せず一体型の部材で形成した点に特徴を有する。
このドライブファスナー30は、カバー201に内側に向けて形成された凹部201A内に設置される。
ショックマウント33は緩衝材であって、外周縁部に形成された凹状溝33Aに、ドライブファスナー本体部30Aの第1雌ねじ孔31を形成する開口周縁部が嵌め込まれる。
また、本例に示されるドライブファスナー30のドライブファスナー本体部30Aは、バーリングタップ加工により外側に凸状となるように形成されており、その凸状部に位置するドライブファスナータップ部35に、筐体フレーム2(図14参照)に螺合されるねじ用の第2雌ねじ孔32が形成される。
また、ねじ締結構造体202では、ドライブファスナー本体部30Aが、一般加工技術となるバーリングタップ加工により凸状に形成されているので、例えば、比較例として図11及び図12に示すねじ締結構造体202´のような、クリンチング加工を必要とする特殊ファスナーが不要となり、装置自体を安価にすることができる。
これら図11及び図12の磁気テープ装置200´は、磁気テープに対してデータの記録/読取を行うテープ装置本体部A1と、該テープ装置本体部A1の上部を覆うカバー201´と、該テープ装置本体部の底部を覆う装置ベース203とを有し、これらカバー201´の孔201A´に、筐体フレーム(図14参照)をねじ固定するねじ締結構造体202´を設けた例として示す。
1A カバー
2 筐体フレーム
3 ねじ
4 ドライブファスナー
10 ねじ締結構造体
11 カバー
12 筐体フレーム
13 ドライブファスナー
13 雌ねじ孔
14 ファスナープレート
15 クリンチングストッパ
16 ショックマウント
18 ドライブファスナー設置孔
20 ドライブファスナー
20A 雌ねじ孔
21 ショックマウント
21A 凹状溝
22 クリンチングストッパ
23 ファスナープレート
23A ドライブファスナー設置孔
30 ドライブファスナー
30A ドライブファスナー本体部
31 第1雌ねじ孔
32 第2雌ねじ孔
33 ショックマウント
33A 凹状溝
34 ねじ
35 ドライブファスナータップ部
100 磁気テープ装置
101 カバー
102 ねじ締結構造体
103 ねじ締結構造体
200 磁気テープ装置
201 カバー
202 ねじ締結構造体
A 装置本体部
A1 装置本体部
Claims (7)
- 装置本体部のカバーに筐体フレームを装着するためのねじ締結構造体であって、
クリンチングストッパ及びショックマウントを介在して前記装置本体部のカバーの孔にクリンチング加工され、かつ前記筐体フレームに螺合されるねじの雌ねじ孔を中央に有するドライブファスナーと、
該ドライブファスナーを固定するドライブファスナー設置孔を少なくとも2つ有し、これらドライブファスナー設置孔を連結するように設けられたファスナープレートと、
を具備することを特徴とするねじ締結構造体。 - 前記装置本体部は磁気テープ装置であることを特徴とする請求項1に記載のねじ締結構造体。
- 前記筐体フレームは前記装置本体部を収容する外装材であることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のねじ締結構造体。
- 前記ファスナープレートは前記ドライブファスナーにクリンチング加工することで固定されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のねじ締結構造体。
- 前記クリンチングストッパ及びドライブファスナーは鉄製であり、前記ショックマウントはゴム材により形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のねじ締結構造体。
- 装置本体部のカバーに筐体フレームを装着させるためのねじ締結構造体であって、
互いに間隔をおいて形成された2つの第1雌ねじ孔と、これら第1雌ねじ孔の間に配置された第2雌ねじ孔とを有するドライブファスナーを具備し、
前記ドライブファスナーの第1雌ねじ孔には、ショックマウントを介在して装置本体部のカバーに螺合されるねじが設置され、
前記ドライブファスナーの第2雌ねじ孔には、前記筐体フレームに螺合されるねじが設置されることを特徴とするねじ締結構造体。 - 装置本体部のカバーに筐体フレームを装着するためのねじ締結方法であって、
クリンチングストッパ及びショックマウントを介在して前記装置本体部のカバーの孔にクリンチング加工され、かつ前記筐体フレームに螺合されるねじの雌ねじ孔を中央に有するドライブファスナーを設ける段階と、
該ドライブファスナーを固定するドライブファスナー設置孔を少なくとも2つ有し、これらドライブファスナー設置孔を連結するファスナープレートを設ける段階と、からなることを特徴とするねじ締結方法。
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