JP2529329Y2 - 情報読取装置の制振装置 - Google Patents

情報読取装置の制振装置

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JP2529329Y2
JP2529329Y2 JP1990069662U JP6966290U JP2529329Y2 JP 2529329 Y2 JP2529329 Y2 JP 2529329Y2 JP 1990069662 U JP1990069662 U JP 1990069662U JP 6966290 U JP6966290 U JP 6966290U JP 2529329 Y2 JP2529329 Y2 JP 2529329Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は情報読取装置の制振装置の改良に関するもの
である。
[従来の技術] この種の従来の制振装置1は、例えば第5図に示すよ
うに、少なくとも読取ヘッドと、記録媒体が設置された
板状部材からなる基板9と、この基板を支える板状部材
からなる筺体10との間に取付けられ、外部から加わる振
動の伝達を抑制するようにしていた。第6および7図は
かかる制振装置1を説明の便宜上簡便のために、基板9
と筺体10との一部の断面のみを示している。第5図に示
す制振装置1はゴム材から成る円柱状の制振材18を2枚
の取付け板17に焼付け、または、接着剤等の手段で取付
け、更に、ネジを切ったシャフト15によりこの取付け板
17に固定して構成するようにしている。このシャフト15
を各々基板9と筺体10とにナット16で締付けて固定す
る。
従って、情報読取装置に加わった振動は制振材で吸収
され、基板が振動するのを抑え、例えば振動に弱いフォ
ーカシングやトラッキングを確保するようにしている。
しかし、上記第5図の制振材は制振材18と取付板17と
ネジを切った2個のシャフト15とを一体的に固定する構
成なため、構成が複雑となる欠点がある。
そこで、構成をよりシンプルなものにした制振材が、
実開昭61-132588号公報のディスク記憶装置の制振部材
及び特開昭62-146478号公報の防振ゴム装置において説
明されている。
[考案が解決しようとする課題] この特開昭62-146478号公報に開示の制振材である防
振ゴム1はゴム保持金具7に形成された開口に凹溝1aに
おいて係合され、結果としてゴム保持金具7の開口のエ
ッジ部分は防振ゴム1に挟まるように構成されている。
一方、実開昭61-132588号公報の第3図に開示の制振
材であるゴム部材17は突起部18に形成された開口である
穴19に係合され、結果として突起部18の開口のエッジ部
分である穴19のエッジ部分はゴム部材に挟まれるように
構成されている。
しかしながら、上記のいずれの構成においても、制振
材は開口へ向かってかなり強い力で押し付けるか、ある
いは制振材をかなり変形させて無理やり開口の中へ押し
込めるようにして制振材を開口に係合しなければなら
ず、この結果、制振材の取り付け作業が極めて面倒なも
のになる欠点がある。さらに、制振材である弾性部材の
材質、形状によっては制振材を無理やり開口に押し込め
る際に、制振材に亀裂等の破損を生じる場合もあり、か
かる状態を放置したままでは信頼性の高い制振効果が得
られない欠点がある。
本願本案は上記の欠点を解決した情報読取装置の制振
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] 本考案の情報読取装置の制振装置は、第1の基板と第
2の基板とを弾性部材を介して結合するに際し、前記第
1の基板と前記第2の基板のいずれか一方の基板に情報
読取ヘッドとディスク状記録媒体の回転駆動手段とを設
置し、前記第1の基板に第1の方向に沿って貫通した開
口を形成し、前記第1の基板における前記開口のエッジ
部分が前記弾性部材に挟まれるように前記弾性部材を前
記開口に係合させ、前記第1の方向に沿って設けられた
前記弾性部材の穴に、ネジ部を設けた棒と該棒の太さ寸
法より大なる外形寸法を有したネジ頭とからなるビスを
挿入させた後、前記ネジ部を前記第2の基板に直接係合
させる(「直接係合させる」とはネジ部と第2の基台と
が直接接触状態で両者が結合している形態をいう)よう
に構成した情報記録読取装置の制振装置において、 前記開口は前記第1の基板の板厚からなる側面を含ん
だ前記第1の基板の平坦な部分(「第1の基板の平坦な
部分」とは第1の基板の部分的な領域をいい、当該領域
は平坦で板厚である側面を有している)に形成されるも
のであり、前記側面から前記開口につながる切欠きを前
記部分に形成して前記弾性部材を前記第1の方向に直角
な第2の方向に沿って移動させることにより前記弾性部
材が前記開口に係合できるようにし、前記棒を取り囲む
ように配置される弾性を有した部材が前記弾性部材のみ
で構成されていることを特徴とするものである。
[実施例] 第1図は本考案に至るまでに開発された参考例であ
る。
第1図は参考例の制振装置1が光学的再生装置2に設
置された状態を示し、第2図(a)は制振装置1の1つ
を拡大した上面図を示し、第2図(b)は同じ制振装置
1の側面図を示す。また、第3図は本参考例による制振
装置1の構成を分解斜視図により示す。本参考例による
制振装置1の制振材3は円筒形の塩化ビニール系樹脂又
はゴム状高分子物質より成る弾性部材により構成し、こ
の制振材3の外周部に設けられた溝11は、フォーカス方
向とトラッキング方向とで形成される面に水平に開けら
れている筺体10の穴13に嵌装し得るようにする。この制
振材3の中心部に設けてある穴12には支持対5に剛固に
結合されている軸4を挿入し、制振材3を挟込むように
ワッシャ6を介してビス7によって固定する。更にこの
支持体5は基板9にビス8によって固定される。ここで
制振材3を切欠き14から穴13の方向へ向かって移動させ
ることにより、制振材3は穴13に係合する。この結果、
制振材3の穴13への係合作業は極めて簡単となる構成が
ある。
次に本考案制振装置の第1実施例を第4図に基づき説
明する。
本実施例では、制振装置1の制振材3は円筒状の塩化
ビニール系樹脂又はゴム状高分子物質より成る弾性部材
により構成し、この制振材3の外周部に設けられた溝11
は、フォーカス方向とトラッキング方向とで作成される
面に水平に開けられている筺体10の穴13に嵌装し得るよ
うにする。この制振材3の中心部に設けてある穴12には
カラー19を挿入し、制振材3を挟込むようにしてビス7
によって基板9に結合する。ここでビス7と基板9とは
直接結合する。
このとき制振材3を切欠き14から穴13の方向(矢印方
向)に沿って、即ち筺体10の板面に沿ってスライドさせ
ることにより、制振材3は穴13に係合する。
この結果、制振材3の穴13への係合作業は極めて簡単
となる。
このように構成した制振装置1は、これが光学的再生
装置2の重心を中心に光学的再生装置2の重量を等分す
る位置に配置した場合、より優れた制振効果が得られ
る。
[考案の効果] 本考案の情報読取装置の制振装置は、第1の基板(例
えば第4図の筺体10)と第2の基板(例えば第4図の基
板9)とを弾性部材(例えば第4図の制振材3)を介し
て結合するに際し、前記第1の基板と前記第2の基板の
いずれか一方の基板に情報読取ヘッドとディスク状記録
媒体の回転駆動手段とを設置し、前記第1の基板に第1
の方向に沿って貫通した開口(例えば第4図の穴13)を
形成し、前記第1の基板における前記開口のエッジ部分
が前記弾性部材に挟まれるように前記弾性部材を前記開
口に係合させ、前記第1の方向に沿って設けられた前記
弾性部材の穴に、ネジ部を設けた棒と該棒の太さ寸法よ
り大なる外形寸法を有したネジ頭とからなるビスを挿入
させた後、前記ネジ部を前記第2の基板に直接係合させ
るように構成した情報読取装置の制振装置において、 前記開口は前記第1の基板の板厚からなる側面を含ん
だ前記第1の基板の平坦な部分に形成されるものであ
り、前記側面から前記開口につながる切欠きを前記部分
に形成して前記弾性部材を前記第1の方向に直角な第2
の方向に沿って移動させることにより前記弾性部材が前
記開口に係合できるようにし、前記棒を取り囲むに配置
される弾性を有した部材が前記弾性部材のみで構成され
ていることを特徴とするから、本考案は以下の効果があ
る。
第1の板状部材に形成した開口に弾性部材を無理なく
係合させることができ、結果として本考案の制振装置の
組立作業は極めて簡単になる利点がある。又、前述した
特開昭62-146478号、実開昭61-132588号に開示の装置に
比較して、弾性部材に破損を生じる危険性は少なくなる
から上記2件の先行技術の制振装置に比較して、信頼性
の高い制振効果が期待できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に至るまでに開発した参考例による制振
装置を光学的記録再生装置に設置した状態を示す斜視
図、 第2図(a)および(b)は参考例の制振装置を拡大し
て示す上面図および側面図、 第3図は参考例の制振装置を示す分解斜視図、 第4図は本考案制振装置の第1実施例を示す分解斜視
図、 第5図は従来の制振装置の基板および筺体への取付け状
態を示す部分断面図、 第6図および第7図は従来の制振装置の基板および筺体
への取付け状態を示す説明図である。 1……制振装置 2……光情報再生装置 3……制振材 4……軸 5……支持体 6……ワッシャ 7……ビス 8……ビス 9……基板 10……筺体 11……溝 13……穴 14……切欠き 15……シャフト 16……ナット 17……取付け板 18……制振材 19……カラー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板と第2の基板とを弾性部材を介
    して結合するに際し、前記第1の基板と前記第2の基板
    のいずれか一方の基板に情報読取ヘッドとディスク状記
    録媒体の回転駆動手段とを設置し、前記第1の基板に第
    1の方向に沿って貫通した開口を形成し、前記第1の基
    板における前記開口のエッジ部分が前記弾性部材に挟ま
    れるように前記弾性部材を前記開口に係合させ、前記第
    1の方向に沿って設けられた前記弾性部材の穴に、ネジ
    部を設けた棒と該棒の太さ寸法より大なる外形寸法を有
    したネジ頭とからなるビスを挿入させた後、前記ネジ部
    を前記第2の基板に直接係合させるように構成した情報
    読取装置の制振装置において、 前記開口は前記第1の基板の板厚からなる側面を含んだ
    前記第1の基板の平坦な部分に形成されるものであり、
    前記側面から前記開口につながる切欠きを前記部分に形
    成して前記弾性部材を前記第1の方向に直角な第2の方
    向に沿って移動させることにより前記弾性部材が前記開
    口に係合できるようにし、前記棒を取り囲むように配置
    される弾性を有した部材が前記弾性部材のみで構成され
    ていることを特徴とする情報読取装置の制振装置。
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