JP2563220Y2 - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
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- JP2563220Y2 JP2563220Y2 JP1993047633U JP4763393U JP2563220Y2 JP 2563220 Y2 JP2563220 Y2 JP 2563220Y2 JP 1993047633 U JP1993047633 U JP 1993047633U JP 4763393 U JP4763393 U JP 4763393U JP 2563220 Y2 JP2563220 Y2 JP 2563220Y2
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- clamping
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばコンパクトデ
ィスクなどのディスク状体の、ターンテーブルへの挟圧
・固定に好適に用いられるクランプ装置に関する。
ィスクなどのディスク状体の、ターンテーブルへの挟圧
・固定に好適に用いられるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は第1の従来技術を有するクランプ
装置41の斜視図であり、図10は前記クランプ装置4
1を有するたとえば車載用のCD(コンパクトディス
ク)再生装置42の断面図である。該CD再生装置42
は、たとえば金属材料から成る筐体43に、クランプ装
置41、駆動用のモータ44、ターンテーブル45、ピ
ックアップ46などが収納されて構成される。このCD
再生装置42は、磁気テープ再生装置や、イコライザア
ンプなどの他の電子機器と選択的に組合せて使用可能で
あり、したがってこれらの機器とは前記筐体43をさら
に覆うように設けられる外枠47によって一体化され
る。前記外枠47の前面側には、図示しない操作スイッ
チなどを配した操作パネルが形成される。
装置41の斜視図であり、図10は前記クランプ装置4
1を有するたとえば車載用のCD(コンパクトディス
ク)再生装置42の断面図である。該CD再生装置42
は、たとえば金属材料から成る筐体43に、クランプ装
置41、駆動用のモータ44、ターンテーブル45、ピ
ックアップ46などが収納されて構成される。このCD
再生装置42は、磁気テープ再生装置や、イコライザア
ンプなどの他の電子機器と選択的に組合せて使用可能で
あり、したがってこれらの機器とは前記筐体43をさら
に覆うように設けられる外枠47によって一体化され
る。前記外枠47の前面側には、図示しない操作スイッ
チなどを配した操作パネルが形成される。
【0003】前記クランプ装置41は、CD48をター
ンテーブル45に挟圧する挟圧部49と、該挟圧部49
に一端部が固定される軸部50と、前記軸部50の他端
部が固定される掛止部51とを備えて、たとえば樹脂材
料から成るクランパ52が支持部材53によってターン
テーブル45に近接・離反変位可能に支持されて構成さ
れる。前記筺体43の天板43aの内方側には、スポン
ジなどの軟質な材料から成り、前記クランパ52にバイ
アス力を与える弾性部材54が貼着される。また、前記
クランパ52を覆うように、たとえばスポット溶接で、
クランパカバー56が支持部材53に固定される。こう
してクランパ52は回転自在に支持部材53に取付けら
れる。
ンテーブル45に挟圧する挟圧部49と、該挟圧部49
に一端部が固定される軸部50と、前記軸部50の他端
部が固定される掛止部51とを備えて、たとえば樹脂材
料から成るクランパ52が支持部材53によってターン
テーブル45に近接・離反変位可能に支持されて構成さ
れる。前記筺体43の天板43aの内方側には、スポン
ジなどの軟質な材料から成り、前記クランパ52にバイ
アス力を与える弾性部材54が貼着される。また、前記
クランパ52を覆うように、たとえばスポット溶接で、
クランパカバー56が支持部材53に固定される。こう
してクランパ52は回転自在に支持部材53に取付けら
れる。
【0004】前記ターンテーブル45にCD48が載置
されてクランパ52で挟持している状態では、クランパ
52はターンテーブル45方向からの押上力を受けて、
掛止部51上面に形成される凸部57と、クランパカバ
ー56とが互いに当接されるので、CD48の回転を阻
害することなく、該CD48はターンテーブル45に押
圧・固定される。クランパ52がターンテーブル45か
ら離反した状態では、図10に示されるように、ピン5
5を中心としてターンテーブル45から離反しているク
ランパ52に前記弾性部材54が当接してバイアス力を
与えるので、クランパ52のがたつきを抑制し、振動に
対する異音の発生を抑えることができる。
されてクランパ52で挟持している状態では、クランパ
52はターンテーブル45方向からの押上力を受けて、
掛止部51上面に形成される凸部57と、クランパカバ
ー56とが互いに当接されるので、CD48の回転を阻
害することなく、該CD48はターンテーブル45に押
圧・固定される。クランパ52がターンテーブル45か
ら離反した状態では、図10に示されるように、ピン5
5を中心としてターンテーブル45から離反しているク
ランパ52に前記弾性部材54が当接してバイアス力を
与えるので、クランパ52のがたつきを抑制し、振動に
対する異音の発生を抑えることができる。
【0005】図11は、第2の従来技術を有するクラン
プ装置61の断面図である。本従来技術は、前述の第1
従来技術と類似の構造であるので、同一の構成には前記
図9および図10と同一の参照符号を用いる。本従来技
術は、前記天板43aにおいてクランパ52に対応して
形成される開口43bに、たとえば樹脂材料から成る開
口ガイド64を固定する。この開口ガイド64の遊端部
には挟止爪64aが形成されており、該挟止爪64aが
支持部材53にクランパ52を押圧する構造を有するこ
とを特徴とする。CD48の排出に伴って、支持部材5
3がターンテーブル45と離反する方向に角変位される
と、クランパ52は、前記挟止爪64aからのバイアス
力によって支持部材53に押圧され、がたつきが抑制さ
れる。
プ装置61の断面図である。本従来技術は、前述の第1
従来技術と類似の構造であるので、同一の構成には前記
図9および図10と同一の参照符号を用いる。本従来技
術は、前記天板43aにおいてクランパ52に対応して
形成される開口43bに、たとえば樹脂材料から成る開
口ガイド64を固定する。この開口ガイド64の遊端部
には挟止爪64aが形成されており、該挟止爪64aが
支持部材53にクランパ52を押圧する構造を有するこ
とを特徴とする。CD48の排出に伴って、支持部材5
3がターンテーブル45と離反する方向に角変位される
と、クランパ52は、前記挟止爪64aからのバイアス
力によって支持部材53に押圧され、がたつきが抑制さ
れる。
【0006】図12は、第3の従来技術を有するクラン
プ装置71の断面図である。本従来技術も、前述の第1
および第2従来技術と類似の構造であるので、同一の構
成には、前記図9〜図11と同一の参照符号を用いる。
本従来技術の特徴は、開口ガイド64に、第2の従来技
術で用いた挟止爪64aの代わりに、第1の従来技術で
使用した弾性部材54を設けることである。これによっ
て、CD48の排出時には、弾性部材54の弾性によっ
てクランパ52へバイアス力が与えられるので、クラン
パ52のがたつきを抑制することができる。
プ装置71の断面図である。本従来技術も、前述の第1
および第2従来技術と類似の構造であるので、同一の構
成には、前記図9〜図11と同一の参照符号を用いる。
本従来技術の特徴は、開口ガイド64に、第2の従来技
術で用いた挟止爪64aの代わりに、第1の従来技術で
使用した弾性部材54を設けることである。これによっ
て、CD48の排出時には、弾性部材54の弾性によっ
てクランパ52へバイアス力が与えられるので、クラン
パ52のがたつきを抑制することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
けるいずれのクランプ装置も、構成する部品点数が多い
ので、コストが嵩むという問題がある。また、前記部品
点数の多さから、各部品の仕上がり寸法の不均一によっ
て充分なバイアス力を得られないことがあり、わずかな
振動によっても異音が生じるおそれがある。
けるいずれのクランプ装置も、構成する部品点数が多い
ので、コストが嵩むという問題がある。また、前記部品
点数の多さから、各部品の仕上がり寸法の不均一によっ
て充分なバイアス力を得られないことがあり、わずかな
振動によっても異音が生じるおそれがある。
【0008】一方、前記バイアス力を増加する方法とし
て、第1および第3従来技術においては、弾性部材54
の厚みを増し、第2従来技術においては、開口ガイド6
4が充分にたわむように設定することが考えられる。し
かしながらこれらの方法では、ローディングモータへの
負荷が増加してしまう。したがって、その負荷に耐え得
るような駆動力を有する駆動モータ44を使用しなけれ
ばならないので、装置の小形、軽量化の妨げになるだけ
でなく、消費電力も増大する。
て、第1および第3従来技術においては、弾性部材54
の厚みを増し、第2従来技術においては、開口ガイド6
4が充分にたわむように設定することが考えられる。し
かしながらこれらの方法では、ローディングモータへの
負荷が増加してしまう。したがって、その負荷に耐え得
るような駆動力を有する駆動モータ44を使用しなけれ
ばならないので、装置の小形、軽量化の妨げになるだけ
でなく、消費電力も増大する。
【0009】本考案の目的は、個々の部品の仕上がり寸
法の不均一性の影響を受けることなく、クランパのがた
つきを抑制することができるクランプ装置を提供するこ
とである。
法の不均一性の影響を受けることなく、クランパのがた
つきを抑制することができるクランプ装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスク状体
をターンテーブルに挟圧・固定する円盤状の挟圧部と、
掛止部と、それらを連結する円筒形の軸部とを有するク
ランパの前記軸部が、前記ターンテーブルに近接・離反
変位可能に支持部材の軸孔に遊挿され、かつ前記掛止部
が、前記軸孔を跨ぐようにして形成され前記支持部材に
取付けられたクランパカバーによって、挟圧時に該クラ
ンパがターンテーブル側に押圧されるクランプ装置にお
いて、前記クランパカバー(16)に、クランパ(1
2)に対向して弾性を有する押圧片(15)を取付け、
該押圧片(15)によってクランパ(12)を押圧する
とともに、該クランパカバー(16)に、前記押圧片
(15)の弾性変位を規制する抑止部材(22,32)
を設けたことを特徴とするクランプ装置である。
をターンテーブルに挟圧・固定する円盤状の挟圧部と、
掛止部と、それらを連結する円筒形の軸部とを有するク
ランパの前記軸部が、前記ターンテーブルに近接・離反
変位可能に支持部材の軸孔に遊挿され、かつ前記掛止部
が、前記軸孔を跨ぐようにして形成され前記支持部材に
取付けられたクランパカバーによって、挟圧時に該クラ
ンパがターンテーブル側に押圧されるクランプ装置にお
いて、前記クランパカバー(16)に、クランパ(1
2)に対向して弾性を有する押圧片(15)を取付け、
該押圧片(15)によってクランパ(12)を押圧する
とともに、該クランパカバー(16)に、前記押圧片
(15)の弾性変位を規制する抑止部材(22,32)
を設けたことを特徴とするクランプ装置である。
【0011】
【0012】
【作用】本考案に従えば、クランプ装置は、クランパと
支持部材とクランパカバーとを含む。コンパクトディス
クなどのディスク状体をターンテーブルに挟圧するクラ
ンパは、ディスク状体をターンテーブルに挟圧・固定す
る円盤状の挟圧部と、掛止部と、それらを連結する軸部
とを有する。支持部材の軸孔を跨ぐようにして、支持部
材にクランパカバーが取付けられる。このクランパカバ
ーには、クランパに対向して弾性を有する押圧片が設け
られ、押圧片はクランパをターンテーブル側に押圧す
る。
支持部材とクランパカバーとを含む。コンパクトディス
クなどのディスク状体をターンテーブルに挟圧するクラ
ンパは、ディスク状体をターンテーブルに挟圧・固定す
る円盤状の挟圧部と、掛止部と、それらを連結する軸部
とを有する。支持部材の軸孔を跨ぐようにして、支持部
材にクランパカバーが取付けられる。このクランパカバ
ーには、クランパに対向して弾性を有する押圧片が設け
られ、押圧片はクランパをターンテーブル側に押圧す
る。
【0013】これによって、ディスク状体がターンテー
ブルに載置された状態では、クランパはターンテーブル
からの押上げ力を受けて前記軸孔から浮き上がり、押圧
片がたわむ。したがって、支持部材およびクランパカバ
ーそれぞれと掛止部との隙間を確保して押圧片がたわみ
ながらクランパを押圧するので、部品の仕上り寸法のば
らつきに対しても、所望とする一定の押圧力でディスク
状体をターンテーブルに対してスリップすることなく挟
圧・固定することができる。
ブルに載置された状態では、クランパはターンテーブル
からの押上げ力を受けて前記軸孔から浮き上がり、押圧
片がたわむ。したがって、支持部材およびクランパカバ
ーそれぞれと掛止部との隙間を確保して押圧片がたわみ
ながらクランパを押圧するので、部品の仕上り寸法のば
らつきに対しても、所望とする一定の押圧力でディスク
状体をターンテーブルに対してスリップすることなく挟
圧・固定することができる。
【0014】ディスク状体が排出された状態でも、クラ
ンパは押圧片によって支持部材方向へ所望とする一定の
バイアス力を受けるので、クランパのがたつきを確実に
抑制することができ、振動に対する異音の発生を防止す
ることができる。
ンパは押圧片によって支持部材方向へ所望とする一定の
バイアス力を受けるので、クランパのがたつきを確実に
抑制することができ、振動に対する異音の発生を防止す
ることができる。
【0015】さらにクランパカバーに、前記押圧片のた
わみを規制するための抑止部材を取付ける。したがっ
て、クランパのターンテーブルによる過剰な押上げが抑
制されるので、押圧片の過剰なたわみによって生じるク
ランパとクランパカバーとの接触に起因するディスク状
体の回転むらおよびモータにかかる負荷の増加を防ぐこ
とができる。
わみを規制するための抑止部材を取付ける。したがっ
て、クランパのターンテーブルによる過剰な押上げが抑
制されるので、押圧片の過剰なたわみによって生じるク
ランパとクランパカバーとの接触に起因するディスク状
体の回転むらおよびモータにかかる負荷の増加を防ぐこ
とができる。
【0016】
【実施例】図1は本考案の前提となるクランプ装置1の
斜視図であり、図2は前記クランプ装置1を備えるCD
再生装置2の蓋を外した平面図であり、図3は図2中の
切断面線B−Bから見た断面図であり、図4は図1中の
切断面線A−Aから見た断面図である。前記CD再生装
置2は、たとえば金属材料から成る筐体3に駆動用のモ
ータ4、ターンテーブル5、前記クランプ装置1などが
収納され、その筐体3の上面を蓋で覆われて構成され
る、たとえば車載用のCD再生装置である。
斜視図であり、図2は前記クランプ装置1を備えるCD
再生装置2の蓋を外した平面図であり、図3は図2中の
切断面線B−Bから見た断面図であり、図4は図1中の
切断面線A−Aから見た断面図である。前記CD再生装
置2は、たとえば金属材料から成る筐体3に駆動用のモ
ータ4、ターンテーブル5、前記クランプ装置1などが
収納され、その筐体3の上面を蓋で覆われて構成され
る、たとえば車載用のCD再生装置である。
【0017】前記クランプ装置1は、CD7をターンテ
ーブル5に挟圧する挟圧部8と、該挟圧部8に一端が固
定される軸部9と、該軸部9の他端に固定され、上面の
中央部に凸部10を有する掛止部11とから成るクラン
パ12も、前記クランパ12がターンテーブル5上に近
接・離反変位自在となるように、前記軸部9の外径より
大きく、かつ、前記掛止部11の外径より小さい内径を
有し、前記軸部9が回転自在に遊挿される軸孔13が形
成される支持部材14と、前記軸孔13を跨ぐように、
支持部材14にたとえばスポット溶接で固定され、押圧
片15が形成されるクランパカバー16とを備えて構成
される。
ーブル5に挟圧する挟圧部8と、該挟圧部8に一端が固
定される軸部9と、該軸部9の他端に固定され、上面の
中央部に凸部10を有する掛止部11とから成るクラン
パ12も、前記クランパ12がターンテーブル5上に近
接・離反変位自在となるように、前記軸部9の外径より
大きく、かつ、前記掛止部11の外径より小さい内径を
有し、前記軸部9が回転自在に遊挿される軸孔13が形
成される支持部材14と、前記軸孔13を跨ぐように、
支持部材14にたとえばスポット溶接で固定され、押圧
片15が形成されるクランパカバー16とを備えて構成
される。
【0018】CD7が、挿入口20からCD再生装置2
内へ挿入されたことが、たとえば一対の受発光素子など
で構成される挿入検知器によって検知されると、搬送ロ
ーラ17が回転駆動され、前記CD7はターンテーブル
5上へ導かれる。前記搬送ローラ17の回転に連動し
て、図示しない歯車およびカム機構などによって、支持
部材14がターンテーブル5上のCD7を押圧するよう
に、ピン18を中心に角変位駆動され、クランパ12の
挟圧部8がターンテーブル5との間にCD7を挟圧す
る。このとき、図4(1)に示されるように、クランパ
12はターンテーブル5からの押上げ力を受けて前記軸
孔13から浮き上がり、押圧片15にたわみ19が生じ
る。これによって押圧片15は、部品の仕上りにばらつ
きがあっても、所望とする一定の押圧力でクランパ12
の凸部10を押圧し、挟圧部8がCD7をターンテーブ
ル5に挟圧するので、CD7はターンテーブル5に対し
てスリップすることなく回転駆動される。
内へ挿入されたことが、たとえば一対の受発光素子など
で構成される挿入検知器によって検知されると、搬送ロ
ーラ17が回転駆動され、前記CD7はターンテーブル
5上へ導かれる。前記搬送ローラ17の回転に連動し
て、図示しない歯車およびカム機構などによって、支持
部材14がターンテーブル5上のCD7を押圧するよう
に、ピン18を中心に角変位駆動され、クランパ12の
挟圧部8がターンテーブル5との間にCD7を挟圧す
る。このとき、図4(1)に示されるように、クランパ
12はターンテーブル5からの押上げ力を受けて前記軸
孔13から浮き上がり、押圧片15にたわみ19が生じ
る。これによって押圧片15は、部品の仕上りにばらつ
きがあっても、所望とする一定の押圧力でクランパ12
の凸部10を押圧し、挟圧部8がCD7をターンテーブ
ル5に挟圧するので、CD7はターンテーブル5に対し
てスリップすることなく回転駆動される。
【0019】また、CD7がCD再生装置2から排出さ
れた状態では、図2で示すように支持部材14はターン
テーブル5から離反する方向へ角変位駆動される。これ
によって、前述のクランパ12に作用するターンテーブ
ル5からの押上げ力は解除されるので、図4(2)に示
されるように、押圧片15の弾性力によって掛止部11
が支持部材14に所望とする一定の押圧力で押圧され
る。したがって、クランパカバー16の一部を打抜いて
押圧片15を形成する簡便な構造で、クランパ12のが
たつきが確実に抑制され、車両走行などによる振動に起
因した異音の発生を防止することができる。
れた状態では、図2で示すように支持部材14はターン
テーブル5から離反する方向へ角変位駆動される。これ
によって、前述のクランパ12に作用するターンテーブ
ル5からの押上げ力は解除されるので、図4(2)に示
されるように、押圧片15の弾性力によって掛止部11
が支持部材14に所望とする一定の押圧力で押圧され
る。したがって、クランパカバー16の一部を打抜いて
押圧片15を形成する簡便な構造で、クランパ12のが
たつきが確実に抑制され、車両走行などによる振動に起
因した異音の発生を防止することができる。
【0020】図5は、本考案の第1実施例を示すクラン
プ装置21の斜視図である。図5は図1と類似の構造を
有するので、同一部材には同一の参照符号を用いる。図
1におけるクランプ装置1のCD7をクランプした状態
において、クランプ力が大き過ぎる場合、図6で示すよ
うに押圧片15が過剰にたわむことがある。本実施例
は、そのたわみを規制するための抑止部材22を、クラ
ンパカバー16に取付けたことを特徴とする。
プ装置21の斜視図である。図5は図1と類似の構造を
有するので、同一部材には同一の参照符号を用いる。図
1におけるクランプ装置1のCD7をクランプした状態
において、クランプ力が大き過ぎる場合、図6で示すよ
うに押圧片15が過剰にたわむことがある。本実施例
は、そのたわみを規制するための抑止部材22を、クラ
ンパカバー16に取付けたことを特徴とする。
【0021】前記抑止部材22は、たとえばクランパカ
バー16と同一の材料から成り、押圧片15がたわんだ
ときに、前記押圧片15の遊端部に当接するようにクラ
ンパカバー16に固定される。これによって、本考案で
は、図1のクランプ装置における効果に加えて、押圧片
15の過剰なたわみによって生じるクランパ12とクラ
ンパカバー16との接触に起因するCD7の回転むらを
防ぎ、またモータ4にかかる負荷の増加を抑えることが
できる。
バー16と同一の材料から成り、押圧片15がたわんだ
ときに、前記押圧片15の遊端部に当接するようにクラ
ンパカバー16に固定される。これによって、本考案で
は、図1のクランプ装置における効果に加えて、押圧片
15の過剰なたわみによって生じるクランパ12とクラ
ンパカバー16との接触に起因するCD7の回転むらを
防ぎ、またモータ4にかかる負荷の増加を抑えることが
できる。
【0022】図7は本考案の第2実施例を示すクランプ
装置31の斜視図であり、図8は図7中の切断面線C−
Cから見た前記クランプ装置31の断面図である。本実
施例の抑止部材32は、クランパカバー16に密着曲げ
部を一体成形で設け、この密着曲げ部をクランパカバー
16の図8上面側に折り返すことによって、押圧片15
のたわみを規制することを特徴とする。これによって、
第1の実施例の効果に加えて、部品点数、および作業工
数を減らすことができるので、低コスト化が実現され
る。
装置31の斜視図であり、図8は図7中の切断面線C−
Cから見た前記クランプ装置31の断面図である。本実
施例の抑止部材32は、クランパカバー16に密着曲げ
部を一体成形で設け、この密着曲げ部をクランパカバー
16の図8上面側に折り返すことによって、押圧片15
のたわみを規制することを特徴とする。これによって、
第1の実施例の効果に加えて、部品点数、および作業工
数を減らすことができるので、低コスト化が実現され
る。
【0023】
【0024】
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、クランプ
カバーにクランパを押圧する押圧片を設け、さらにその
押圧片のたわみを規制する、すなわちターンテーブルに
よる押上げを抑制するための抑止部材を、クランパカバ
ーに設けることによって、クランパとクランパカバーと
の接触に起因するディスク状体の回転むらおよびモータ
にかかる負荷の増加を抑制することができる。
カバーにクランパを押圧する押圧片を設け、さらにその
押圧片のたわみを規制する、すなわちターンテーブルに
よる押上げを抑制するための抑止部材を、クランパカバ
ーに設けることによって、クランパとクランパカバーと
の接触に起因するディスク状体の回転むらおよびモータ
にかかる負荷の増加を抑制することができる。
【図1】本考案の前提となるクランプ装置1の斜視図で
ある。
ある。
【図2】前記クランプ装置1を備えるCD再生装置2の
蓋を外した平面図である。
蓋を外した平面図である。
【図3】図2中の切断面線B−Bから見た前記CD再生
装置2の断面図である。
装置2の断面図である。
【図4】図1中の切断面線A−Aから見た前記クランプ
装置1の動作を説明するための断面図である。
装置1の動作を説明するための断面図である。
【図5】本考案の第1実施例であるクランプ装置21の
斜視図である。
斜視図である。
【図6】押圧片15が過剰にたわんだ状態を示す前記ク
ランプ装置1の断面図である。
ランプ装置1の断面図である。
【図7】本考案の第2実施例であるクランプ装置31の
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図7中の切断面線C−Cから見た前記クランプ
装置31の断面図である。
装置31の断面図である。
【図9】第1の従来技術のクランプ装置41の斜視図で
ある。
ある。
【図10】前記クランプ装置41を備えるCD再生装置
42の断面図である。
42の断面図である。
【図11】第2の従来技術のクランプ装置61の断面図
である。
である。
【図12】第3の従来技術を有するクランプ装置71の
断面図である。
断面図である。
1,21,31 クランプ装置 2 CD再生装置 5 ターンテーブル 7 CD 8 挟圧部 9 軸部 10 凸部 11 掛止部 12 クランパ 13 軸孔 14 支持部材 15 押圧片 16 クランパカバー 22,32 抑止部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク状体をターンテーブルに挟圧・
固定する円盤状の挟圧部と、掛止部と、それらを連結す
る円筒形の軸部とを有するクランパの前記軸部が、前記
ターンテーブルに近接・離反変位可能に支持部材の軸孔
に遊挿され、かつ前記掛止部が、前記軸孔を跨ぐように
して形成され前記支持部材に取付けられたクランパカバ
ーによって、挟圧時に該クランパがターンテーブル側に
押圧されるクランプ装置において、 前記クランパカバー(16)に、クランパ(12)に対
向して弾性を有する押圧片(15)を取付け、該押圧片
(15)によってクランパ(12)を押圧するととも
に、該クランパカバー(16)に、前記押圧片(15)
の弾性変位を規制する抑止部材(22,32)を設けた
ことを特徴とするクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047633U JP2563220Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047633U JP2563220Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732730U JPH0732730U (ja) | 1995-06-16 |
JP2563220Y2 true JP2563220Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=12780638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993047633U Expired - Lifetime JP2563220Y2 (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563220Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5601877B2 (ja) * | 2010-05-10 | 2014-10-08 | アルパイン株式会社 | ディスクプレーヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58131487U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-05 | 株式会社ケンウッド | レコ−ドプレ−ヤ−におけるデイスク押え |
JPH0341307Y2 (ja) * | 1985-11-02 | 1991-08-30 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP1993047633U patent/JP2563220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0732730U (ja) | 1995-06-16 |
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JPH0544920Y2 (ja) | ||
JPH0535474Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971021 |
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