JPH1023273A - カラーファクシミリ装置 - Google Patents

カラーファクシミリ装置

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JPH1023273A
JPH1023273A JP8169187A JP16918796A JPH1023273A JP H1023273 A JPH1023273 A JP H1023273A JP 8169187 A JP8169187 A JP 8169187A JP 16918796 A JP16918796 A JP 16918796A JP H1023273 A JPH1023273 A JP H1023273A
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JP
Japan
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reception
data
printing
color
printed
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Application number
JP8169187A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Oguri
敏孝 小栗
Terunori Niki
輝記 仁木
Tomoaki Maruyama
友朗 丸山
Yasuki Iizuka
泰樹 飯塚
Tetsuya Hino
哲也 日野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のカラーファクシミリ装置では、カラー
画像を受信時に、カラー印字用の高価な用紙およびイン
ク等を受信データにかかわらず消費してしまうという課
題を有していた。 【解決手段】 受信内容のすべてと受信時に割付けた受
信ＩＤを記憶蓄積する記憶部１４と、受信ＩＤの画像情
報を加え受信内容の一部を白黒画像に変換縮小し白黒印
字が可能なファクシミリへ転送する回線制御部１３と、
転送により印刷された印刷物の受信ＩＤをもとにして利
用者の操作により受信内容のすべてまたは一部をカラー
印刷するあるいは記憶部から削除する制御部１２とを設
けることにより、利用者にとって不必要な受信内容のカ
ラー印刷を極力減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーファクシミ
リ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、カラーファクシミリの通信規約の
標準化が進み、通信規約に準拠したカラーファクシミリ
装置が実用化されようとしている。
【０００３】カラー画像を白黒画像に変換する技術につ
いては、特開昭５９ー１２８８７３号公報、特開平３ー
９１３７０号公報、特開平３ー１７４８７７号公報で公
知の技術となっており、相手ファクシミリ装置がカラー
を受信出来ない場合に白黒画像に変換して送信すること
が可能となっている。
【０００４】また、白黒印刷部を持たないカラーファク
シミリ装置が白黒画像を受信した場合に予め登録した手
近な白黒ファクシミリ装置に転送して出力する技術につ
いては、特開平５ー１０３１４５号公報、特開平６ー１
２５４７２号公報で公知の技術となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のカラーファクシミリ装置では、カラー画像を受信
した場合には、カラー印字用の高価な用紙およびインク
等を受信データにかかわらず消費してしまうという課題
を有していた。
【０００６】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、カラーファクシミリ装置の利用者にとって不必要な
受信データはカラー印刷をしないあるいは極力減らすこ
とによって、カラー印字用の高価な用紙およびインク等
を節約する経済性の良いカラーファクシミリ装置を実現
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】目的を達成するカラーフ
ァクシミリ装置として以下の９つの構成がある。
【０００８】本発明の第一の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤ
とともにカラー印刷可能な印刷部と、受信データのすべ
てと受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信デー
タの一部が印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをも
とに利用者の操作により受信データのすべてまたは一部
を印刷するあるいはすべてをデータ記憶部から削除する
ことが可能な制御部とを備えることにより、利用者にと
って不必要な受信データのカラー印刷を極力減らすこと
ができる。
【０００９】本発明の第二の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤ
とともにカラー印刷可能な印刷部と、カラー印刷した受
信データを除いた受信データと受信ＩＤを記憶するデー
タ記憶部と、受信データの一部が印刷された印刷物に印
字された受信ＩＤをもとに利用者の操作により記憶デー
タのすべてまたは一部を印刷するあるいはデータ記憶部
から削除することが可能な制御部とを備えることによ
り、利用者にとって不必要な受信データのカラー印刷を
極力減らすことができる。
【００１０】本発明の第三の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データを縮小し受信時に割付けた受信ＩＤ
とともにカラー印刷可能な印刷部と、受信データのすべ
てと受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、縮小印刷
された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操
作により受信データのすべてまたは一部を印刷するある
いはデータ記憶部から削除することが可能な制御部とを
備えることにより、利用者にとって不必要な受信データ
のカラー印刷を極力減らすことができる。
【００１１】本発明の第四の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データの一部をカラー画像を白黒画像に変
換し受信時に割付けた受信ＩＤとともに白黒印刷可能な
印刷部と、受信データのすべてと受信ＩＤを記憶蓄積す
るデータ記憶部と、一部が白黒印刷された印刷物に印字
された受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信データ
のすべてまたは一部を印刷するあるいはデータ記憶部か
ら削除することが可能な制御部とを備えることにより、
利用者にとって不必要な受信データのカラー印刷をなく
すことができる。
【００１２】本発明の第五の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信時に割付けた受信ＩＤとともに受信データ
の白黒縮小画像に変換し白黒印刷可能な印刷部と、受信
データのすべてと受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部
と、白黒縮小印刷された印刷物に印字された受信ＩＤを
もとに利用者の操作により受信データのすべてまたは一
部を印刷するあるいはデータ記憶部から削除することが
可能な制御部とを備えることにより、利用者にとって不
必要な受信データのカラー印刷をなくすことができる。
【００１３】本発明の第六の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データのすべてと受信時に割付けた受信Ｉ
Ｄを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報
を加え受信データを白黒画像に変換し白黒印字が可能な
ファクシミリへ転送する回線制御部と、白黒印刷された
印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作によ
り受信データのすべてまたは一部をカラー印刷するある
いはデータ記憶部から削除することが可能な制御部とを
備える。
【００１４】本発明の第七の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データのすべてと受信時に割付けた受信Ｉ
Ｄを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報
を加え受信データを白黒の縮小画像に変換し白黒印字が
可能なファクシミリへ転送する回線制御部と、白黒縮小
印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者
の操作により受信データのすべてまたは一部をカラー印
刷するあるいはデータ記憶部から削除することが可能な
制御部とを備えることにより、利用者にとって不必要な
受信データのカラー印刷をなくすことができる。
【００１５】本発明の第八の構成のカラーファクシミリ
装置は、受信データのすべてと受信時に割付けた受信Ｉ
Ｄを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報
を加え受信データの一部を白黒画像に変換し白黒印字が
可能なファクシミリへ転送する回線制御部と、一部が白
黒印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用
者の操作により受信データのすべてまたは一部をカラー
印刷するあるいはデータ記憶部から削除することが可能
な制御部とを備えることにより、利用者にとって不必要
な受信データのカラー印刷をなくすことができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の第一の構成のカラーファ
クシミリ装置によって、印刷部によりカラーファクシミ
リの受信時に受信データの一部を受信時に割付けた受信
ＩＤとともにカラー印刷する。利用者はデータ記憶部の
受信データが必要かどうかをこの印刷物により判断し受
信ＩＤをキーとして操作することにより受信データのす
べてまたは一部を印刷するあるいはすべてをデータ記憶
部から削除することができる。
【００１７】本発明の第二の構成のカラーファクシミリ
装置によって、印刷部によりカラーファクシミリの受信
時に受信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤとと
もにカラー印刷する。利用者はデータ記憶部の記憶デー
タが必要かどうかをこの印刷物により判断し受信ＩＤを
キーとして操作することにより既にカラー印刷したもの
を除く記憶データのすべてまたは一部を印刷するあるい
はすべてをデータ記憶部から削除することができる。
【００１８】本発明の第三の構成のカラーファクシミリ
装置によって、印刷部によりカラーファクシミリの受信
時に受信データを受信時に割付けた受信ＩＤとともに縮
小してカラー印刷する。利用者はデータ記憶部の受信デ
ータが通常のサイズで必要かどうかをこの印刷物により
判断し受信ＩＤをキーとして操作することにより受信デ
ータのすべてまたは一部を通常サイズで印刷するあるい
はすべてをデータ記憶部から削除することができる。
【００１９】本発明の第四の構成のカラーファクシミリ
装置によって、カラーファクシミリの受信時に受信デー
タの一部をカラー画像から白黒画像に変換して受信時に
割付けた受信ＩＤとともに印刷部から白黒印刷する。利
用者はデータ記憶部の受信データがカラーで必要かどう
かをこの印刷物により判断し受信ＩＤをキーとして操作
することにより受信データのすべてまたは一部をカラー
または白黒で印刷するあるいはデータ記憶部から削除す
ることができる。
【００２０】本発明の第五の構成のカラーファクシミリ
装置によって、カラーファクシミリの受信時に受信デー
タをカラー画像から白黒縮小画像に変換して受信時に割
付けた受信ＩＤとともに印刷部から白黒印刷する。利用
者はデータ記憶部の受信データが通常サイズやカラーで
必要かどうかをこの印刷物により判断し受信ＩＤをキー
として操作することにより受信データのすべてまたは一
部をカラーまたは白黒で通常サイズで印刷するあるいは
データ記憶部から削除することができる。
【００２１】本発明の第六の構成のカラーファクシミリ
装置によって、カラーファクシミリの受信時に受信デー
タをカラー画像から白黒画像に変換して受信時に割付け
た受信ＩＤとともに白黒印字が可能なファクシミリへ転
送し印刷する。利用者はデータ記憶部の受信データがカ
ラーで必要かどうかをこの印刷物により判断し受信ＩＤ
をキーとして操作することにより受信データのすべてま
たは一部をカラーで印刷するあるいはデータ記憶部から
削除することができる。
【００２２】本発明の第七の構成のカラーファクシミリ
装置によって、カラーファクシミリの受信時に受信デー
タをカラー画像から白黒の縮小画像に変換して受信時に
割付けた受信ＩＤとともに白黒印字が可能なファクシミ
リへ転送し印刷する。利用者はデータ記憶部の受信デー
タがカラーまたは通常のサイズで必要かどうかをこの印
刷物により判断し受信ＩＤをキーとして操作することに
より受信データのすべてまたは一部をカラーまたは白黒
で印刷するあるいはデータ記憶部から削除することがで
きる。
【００２３】本発明の第八の構成のカラーファクシミリ
装置によって、カラーファクシミリの受信時に受信デー
タの一部をカラー画像から白黒の画像に変換して受信時
に割付けた受信ＩＤとともに白黒印字が可能なファクシ
ミリへ転送し印刷する。利用者はデータ記憶部の受信デ
ータがカラーまたは白黒で必要かどうかをこの印刷物に
より判断し受信ＩＤをキーとして操作することにより受
信データのすべてまたは一部をカラーまたは白黒で印刷
するあるいはデータ記憶部から削除することができる。
【００２４】（実施の形態１）以下、本発明の第１の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。図１
本発明のカラーファクシミリ装置の構成を示している。
図１において、１１は利用者が直接扱う操作部であり、
１２はカラーファクシミリの全体的な動作を統括する制
御部であり、１３は電話回線と接続されファクシミリの
送受信など直接の回線制御を行なう回線制御部であり、
１４は受信データなどを記憶するデータ記憶部であり、
１５は受信データを縮小拡大および受信ＩＤのオーバー
レイを行なうイメージ変換部であり、１６はイメージ変
換部で変換されたデータや受信データを印刷できるカラ
ー印刷部である。１７は各部接続しデータや命令応答を
伝送するシステムバスである。
【００２５】以上のように構成されたカラーファクシミ
リ装置について、まずカラーファクシミリ受信時の動作
を図２の処理フローを用いて説明する。
【００２６】図２において、 ステップ１０１：回線制御部１５がカラーファクシミリ
を受信する。
【００２７】ステップ１０２：制御部１２の指示により
受信データはデータ記憶部１４に受信時に割付けた受信
ＩＤとともに記録される。
【００２８】ステップ１０３：制御部１２の指示により
データ記憶部１４に記憶された受信データはイメージ変
換部１５で、一部のページを切り出す。
【００２９】ステップ１０４：さらに、イメージ変換部
１５で、切り出されたデータを縮小する。
【００３０】ステップ１０５：縮小したデータに受信Ｉ
Ｄを重ね書きする。 ステップ１０６：重ね書きしたデータをカラー印刷部１
６で印刷する。
【００３１】次に、データ記憶部１４に記憶されたカラ
ーファクシミリ受信データの取り出しおよび削除処理に
ついて図３の処理フローを用いて説明する。
【００３２】ステップ２０１：利用者が操作部１１を用
いてカラー印刷部より印刷された印刷物の受信ＩＤを入
力する。
【００３３】ステップ２０２：利用者が印刷物の情報か
ら、全文印刷、部分印刷、削除を判断する。全文印刷は
ステップ２０３へ、部分印刷はステップ２０４へ、削除
はステップ２０６へ。
【００３４】ステップ２０３：全文印刷と判断した場
合、利用者が操作部１１を用いて全文印刷の指示を行な
う。操作部１１より操作内容が制御部１２へ通知され、
制御部１２は、カラー印刷部１６へ該当データの印刷を
指示する。カラー印刷部１６では、該当データのカラー
印刷を実施する。
【００３５】ステップ２０４：部分印刷と判断した場
合、利用者が操作部１１を用いて印字を行なうページの
指示を行なう。操作部１１より操作内容が制御部１２へ
通知され、制御部１２は、カラー印刷部１６へ該当デー
タの該当ページの印刷を指示する。カラー印刷部１６で
は、該当データの該当ページのカラー印刷を実施する。
【００３６】ステップ２０５：引き続き、取り出しおよ
び削除処理を行ないたい場合は、利用者が操作部１１を
用いて操作することによりステップ２０２へ戻る。
【００３７】このように、本実施の形態により、カラー
ファクシミリの受信時には、受信データの一部のページ
を切り出し縮小印刷し、この印刷物により利用者が印刷
するかしないかを選択することが可能になる。さらに、
印刷する場合には、すべてを印刷することや指定したペ
ージだけを印刷することも可能になる。
【００３８】なお、図２のステップ１０３の受信データ
の一部の切り出しでは、送付票であることが多い最初の
１ページを切り出すことが望ましい。
【００３９】また、図２のステップ１０２において、ス
テップ１０６で印刷を行なう受信データについては、デ
ータ記憶部１４に記憶しない方法も考えられる。
【００４０】上記実施の形態では、図１のステップ１０
３のページの切り出しとステップ１０４の縮小により、
ステップ１０６で印刷する印刷量の削減を図ったが、ペ
ージの切り出しと縮小の一つだけを行なう方法も考えら
れる。
【００４１】また、処理の順番としては図２のステップ
１０３、ステップ１０４、ステップ１０５の各ステップ
が入れ替わっても良いことは言うまでもない。
【００４２】また、受信データの削除処理は、図４のよ
うに印刷操作後自動的に行なわれるようにする方法も考
えられる。
【００４３】受信ＩＤの割付については、受信順にシリ
アルに割付けていくことが最も実現が容易な方法として
考えられるが、受信時刻から受信ＩＤを生成する方法や
ランダムに割付けていく等の方法も実現は可能である。
【００４４】操作部１１における受信ＩＤの指示方法に
ついては、利用者が直接文字番号を入力する方法や、デ
ータ記憶部１４に記憶している受信ＩＤを表示部に表示
し選択する方法などが考えられる。また、図３のステッ
プ２０１とステップ２０２の順番を入れ替え、印刷や削
除の指示をしてから受信ＩＤを入力しても良いことは言
うまでもない。さらに、操作については、操作部１１を
利用者が直接操作せずに電話回線を通じて他のファクシ
ミリ装置や電話機から指示を出す方法も考えられる。
【００４５】（実施の形態２）以下、本発明の第２の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。図５
は本発明のカラーファクシミリ装置の構成を示してい
る。図５において、２１は利用者が直接扱う操作部であ
り、２２はカラーファクシミリの全体的な動作を統括す
る制御部であり、２３は電話回線と接続されファクシミ
リの送受信など直接の回線制御を行なう回線制御部であ
り、２４は受信データなどを記憶するデータ記憶部であ
り、２５は受信データを白黒画像に変換し縮小および受
信ＩＤのオーバーレイを行なうイメージ変換部であり、
２６は受信データをカラー印刷できるカラー印刷部であ
り、２７はイメージ変換部で変換されたデータを白黒印
刷できる白黒印刷部である。２８は各部接続しデータや
命令応答を伝送するシステムバスである。
【００４６】以上のように構成されたカラーファクシミ
リ装置について、カラーファクシミリ受信時の動作を図
６の処理フローを用いて説明する。
【００４７】図６において、 ステップ４０１：回線制御部２５がカラーファクシミリ
を受信する。
【００４８】ステップ４０２：制御部２２の指示により
受信データはデータ記憶部２４に受信時に割付けた受信
ＩＤとともに記録される。
【００４９】ステップ４０３：制御部２２の指示により
データ記憶部２４に記憶された受信データはイメージ変
換部２５で、一部のページを切り出す。
【００５０】ステップ４０４：イメージ変換部２５で切
り出されたデータを縮小する。 ステップ４０５：イメージ変換部２５で縮小されたデー
タを白黒画像に変換する。
【００５１】ステップ４０６：イメージ変換部２５で白
黒画像に変換したデータに受信ＩＤを重ね書きする。
【００５２】ステップ４０７：重ね書きしたデータを白
黒印刷部２７で印刷する。 データ記憶部２４に記憶されたカラーファクシミリ受信
データの取り出しおよび削除処理について実施の形態１
と同様であるので説明を省略する。
【００５３】このように、本実施例の構成により、カラ
ーファクシミリの受信時には、受信データの一部のペー
ジを切り出し縮小白黒画像に変換した後に印刷し、この
印刷物により利用者が印刷するかしないかを選択するこ
とが可能になる。
【００５４】なお、図６のステップ４０３の受信データ
の一部の切り出しでは、送付票であることが多い最初の
１ページを切り出すことが望ましい。
【００５５】上記実施例では、図６のステップ４０３の
ページの切り出しとステップ４０４の縮小により、ステ
ップ４０７で白黒印刷する印刷量の削減を図ったが、ペ
ージの切り出しと縮小の一つだけを行なう方法も考えら
れる。
【００５６】また、処理の順番としては図６のステップ
４０３、ステップ４０４、ステップ４０５、ステップ４
０６の各ステップが入れ替わっても良いことは言うまで
もない。
【００５７】（実施の形態３）以下、本発明の第３の実
施の形態について、図面を参照しながら説明する。構成
は第１の実施の形態と同じ図１に示す構成であり、図１
において、１１は利用者が直接扱う操作部であり、１２
はカラーファクシミリの全体的な動作を統括する制御部
であり、１３は電話回線と接続されファクシミリの送受
信や白黒ファクシミリへのデータの転送などを行なう回
線制御部であり、１４は受信データなどを記憶するデー
タ記憶部であり、１５は受信データを縮小拡大および受
信ＩＤのオーバーレイを行なうイメージ変換部であり、
１６はイメージ変換部で変換されたデータや受信データ
を印刷できるカラー印刷部である。１７は各部接続しデ
ータや命令応答を伝送するシステムバスである。
【００５８】以上のように構成されたカラーファクシミ
リ装置について、まずカラーファクシミリ受信時の動作
を図７の処理フローを用いて説明する。
【００５９】図７において、 ステップ５０１：回線制御部１５がカラーファクシミリ
を受信する。
【００６０】ステップ５０２：制御部１２の指示により
受信データはデータ記憶部１４に受信時に割付けた受信
ＩＤとともに記録される。
【００６１】ステップ５０３：制御部１２の指示により
データ記憶部１４に記憶された受信データはイメージ変
換部１５で、一部のページを切り出す。
【００６２】ステップ５０４：イメージ変換部１５で切
り出されたデータを縮小する。 ステップ５０５：イメージ変換部１５で縮小されたデー
タを白黒画像に変換する。
【００６３】ステップ５０６：イメージ変換部１５で白
黒画像に変換したデータに受信ＩＤを重ね書きする。
【００６４】ステップ５０７：重ね書きしたデータを白
黒ファクシミリ装置へ転送し白黒印刷する。
【００６５】データ記憶部１４に記憶されたカラーファ
クシミリ受信データの取り出しおよび削除処理について
実施の形態１と同様であるので説明を省略する。
【００６６】このように、本実施例の構成により、白黒
印刷部を持たないカラーファクシミリででも、カラーフ
ァクシミリの受信時に、受信データの一部のページを切
り出し縮小白黒画像に変換した後に手近な白黒ファクシ
ミリに転送して印刷し、この印刷物により利用者が印刷
するかしないかを選択することが可能になる。
【００６７】なお、図７のステップ５０３の受信データ
の一部の切り出しでは、送付票であることが多い最初の
１ページを切り出すことが望ましい。
【００６８】上記実施例では、図７のステップ５０３の
ページの切り出しとステップ５０４の縮小により、ステ
ップ５０７で白黒ファクシミリに転送し印刷する印刷量
の削減を図ったが、ページの切り出しと縮小の一つだけ
を行なうあるいは一つも行なわない方法も考えられる。
【００６９】また、処理の順番として図７のステップ５
０３、ステップ５０４、ステップ５０５、ステップ５０
６の各ステップが入れ替わっても良いことは言うまでも
ない。
【００７０】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の構成は、受
信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤとともにカ
ラー印刷可能な印刷部と、受信データのすべてと受信Ｉ
Ｄを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信データの一部が
印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者
の操作により受信データのすべてまたは一部を印刷する
あるいはすべてをデータ記憶部から削除することが可能
な制御部とを設けることにより、利用者にとって不必要
な受信データは一部分のみを印刷して残りの部分は印刷
せずに済み、カラー印字用の高価な用紙およびインク等
を節約することができる経済的なカラーファクシミリ装
置を実現できるものである。
【００７１】本発明の第二の構成は、受信データの一部
を受信時に割付けた受信ＩＤとともにカラー印刷可能な
印刷部と、カラー印刷した受信データを除いた受信デー
タと受信ＩＤを記憶するデータ記憶部と、受信データの
一部が印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに
利用者の操作により記憶データのすべてまたは一部を印
刷するあるいはデータ記憶部から削除することが可能な
制御部とを設けることにより、利用者にとって不必要な
受信データは一部分のみを印刷して残りの部分は印刷せ
ずに済み、カラー印字用の高価な用紙およびインク等を
節約することができる経済的なカラーファクシミリ装置
を実現できるものである。
【００７２】本発明の第三の構成は、受信データを縮小
し受信時に割付けた受信ＩＤとともにカラー印刷可能な
印刷部と、受信データのすべてと受信ＩＤを記憶蓄積す
るデータ記憶部と、縮小印刷された印刷物に印字された
受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信データのすべ
てまたは一部を印刷するあるいはデータ記憶部から削除
することが可能な制御部とを設けることにより、利用者
にとって不必要な受信データのカラー印刷を縮小印刷す
ることにより印刷量を減らすことが可能となり、カラー
印字用の高価な用紙およびインク等を節約することがで
きる経済的なカラーファクシミリ装置を実現できるもの
である。
【００７３】本発明の第四の構成は、受信データの一部
をカラー画像を白黒画像に変換し受信時に割付けた受信
ＩＤとともに白黒印刷可能な印刷部と、受信データのす
べてと受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、一部が
白黒印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利
用者の操作により受信データのすべてまたは一部を印刷
するあるいはデータ記憶部から削除することが可能な制
御部とを設けることにより、利用者にとって不必要な受
信データのカラー印刷をせずに済み、カラー印字用の高
価な用紙およびインク等を節約することができる経済的
なカラーファクシミリ装置を実現できるものである。
【００７４】本発明の第五の構成は、受信時に割付けた
受信ＩＤとともに受信データの白黒縮小画像に変換し白
黒印刷可能な印刷部と、受信データのすべてと受信ＩＤ
を記憶蓄積するデータ記憶部と、白黒縮小印刷された印
刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作により
受信データのすべてまたは一部を印刷するあるいはデー
タ記憶部から削除することが可能な制御部とを設けるこ
とにより、利用者にとって不必要な受信データのカラー
印刷をせずに済み、カラー印字用の高価な用紙およびイ
ンク等を節約することができる経済的なカラーファクシ
ミリ装置を実現できるものである。
【００７５】本発明の第六の構成は、受信データのすべ
てと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記
憶部と、受信ＩＤを画像情報を加え受信データを白黒画
像に変換し白黒印字が可能なファクシミリへ転送する回
線制御部と、白黒印刷された印刷物に印字された受信Ｉ
Ｄをもとに利用者の操作により受信データのすべてまた
は一部をカラー印刷するあるいはデータ記憶部から削除
することが可能な制御部とを設けることにより、利用者
にとって不必要な受信データのカラー印刷をせずに済
み、カラー印字用の高価な用紙およびインク等を節約す
ることができる経済的なカラーファクシミリ装置を実現
できるものである。
【００７６】本発明の第七の構成は、受信データのすべ
てと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記
憶部と、受信ＩＤの画像情報を加え受信データを白黒の
縮小画像に変換し白黒印字が可能なファクシミリへ転送
する回線制御部と、白黒縮小印刷された印刷物に印字さ
れた受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信データの
すべてまたは一部をカラー印刷するあるいはデータ記憶
部から削除することが可能な制御部とを設けることによ
り、利用者にとって不必要な受信データのカラー印刷を
せずに済み、カラー印字用の高価な用紙およびインク等
を節約することができる経済的なカラーファクシミリ装
置を実現できるものである。
【００７７】本発明の第八の構成は、受信データのすべ
てと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記
憶部と受信ＩＤの画像情報を加え受信データの一部を白
黒画像に変換し白黒印字が可能なファクシミリへ転送す
る回線制御部と、一部が白黒印刷された印刷物に印字さ
れた受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信データの
すべてまたは一部をカラー印刷するあるいはデータ記憶
部から削除することが可能な制御部とを設けることによ
り、利用者にとって不必要な受信データのカラー印刷を
せずに済み、カラー印字用の高価な用紙およびインク等
を節約することができる経済的なカラーファクシミリ装
置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１および、第３の実施の形態におけ
るカラーファクシミリ装置の構成図
【図２】本発明の第１の実施の形態におけるカラーファ
クシミリ受信時動作を説明するためのフローチャート
【図３】本発明の第１の実施の形態におけるカラーファ
クシミリ受信データ取り出し処理の動作を説明するため
のフローチャート
【図４】本発明の第１の実施の形態の第２の方法におけ
るカラーファクシミリ受信データ取り出し処理の動作を
説明するためのフローチャート
【図５】本発明の第２の実施の形態におけるカラーファ
クシミリ装置の構成図
【図６】本発明の第２の実施の形態におけるカラーファ
クシミリ受信時動作を説明するための動作を説明するた
めのフローチャート
【図７】本発明の第３の実施の形態におけるカラーファ
クシミリ受信時動作を説明するための動作を説明するた
めのフローチャート
【符号の説明】
１１ 操作部 １２ 制御部 １３ 回線制御部 １４ データ記憶部 １５ イメージ変換部 １６ カラー印刷部 １７ システムバス ２１ 操作部 ２２ 制御部 ２３ 回線制御部 ２４ データ記憶部 ２５ イメージ変換部 ２６ カラー印刷部 ２７ 白黒印刷部 ２８ システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 泰樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 日野 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤとともに
    カラー印刷可能な印刷部と、受信データのすべてと受信
    ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、受信データの一部
    が印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用
    者の操作により受信データのすべてまたは一部を印刷す
    るあるいはすべてをデータ記憶部から削除することが可
    能な制御部とを備えたことを特徴とするカラーファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項２】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データの一部を受信時に割付けた受信ＩＤとともに
    カラー印刷可能な印刷部と、カラー印刷した受信データ
    を除いた受信データと受信ＩＤを記憶するデータ記憶部
    と、受信データの一部が印刷された印刷物に印字された
    受信ＩＤをもとに利用者の操作により記憶データのすべ
    てまたは一部を印刷するあるいはデータ記憶部から削除
    することが可能な制御部とを備えたことを特徴とするカ
    ラーファクシミリ装置。
  3. 【請求項３】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データを縮小し受信時に割付けた受信ＩＤとともに
    カラー印刷可能な印刷部と、受信データのすべてと受信
    ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、縮小印刷された印
    刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作により
    受信データのすべてまたは一部を印刷するあるいはデー
    タ記憶部から削除することが可能な制御部とを、備えた
    ことを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  4. 【請求項４】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データの一部をカラー画像を白黒画像に変換し受信
    時に割付けた受信ＩＤとともに白黒印刷可能な印刷部
    と、受信データのすべてと受信ＩＤを記憶蓄積するデー
    タ記憶部と、一部が白黒印刷された印刷物に印字された
    受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信データのすべ
    てまたは一部を印刷するあるいはデータ記憶部から削除
    することが可能な制御部とを備えたことを特徴とするカ
    ラーファクシミリ装置。
  5. 【請求項５】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信時に割付けた受信ＩＤとともに受信データの白黒縮
    小画像に変換し白黒印刷可能な印刷部と、受信データの
    すべてと受信ＩＤを記憶蓄積するデータ記憶部と、白黒
    縮小印刷された印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利
    用者の操作により受信データのすべてまたは一部を印刷
    するあるいはデータ記憶部から削除することが可能な制
    御部とを備えたことを特徴とするカラーファクシミリ装
    置。
  6. 【請求項６】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データのすべてと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶
    蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報を加え受
    信データを白黒画像に変換し白黒印字が可能なファクシ
    ミリへ転送する回線制御部と、白黒印刷された印刷物に
    印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作により受信デ
    ータのすべてまたは一部をカラー印刷するあるいはデー
    タ記憶部から削除することが可能な制御部とを備えたこ
    とを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  7. 【請求項７】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データのすべてと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶
    蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報を加え受
    信データを白黒の縮小画像に変換し白黒印字が可能なフ
    ァクシミリへ転送する回線制御部と、白黒縮小印刷され
    た印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作に
    より受信データのすべてまたは一部をカラー印刷するあ
    るいはデータ記憶部から削除することが可能な制御部と
    を備えたことを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  8. 【請求項８】 カラーファクシミリ受信処理において、
    受信データのすべてと受信時に割付けた受信ＩＤを記憶
    蓄積するデータ記憶部と、受信ＩＤの画像情報を加え受
    信データの一部を白黒画像に変換し白黒印字が可能なフ
    ァクシミリへ転送する回線制御部と、一部が白黒印刷さ
    れた印刷物に印字された受信ＩＤをもとに利用者の操作
    により受信データのすべてまたは一部をカラー印刷する
    あるいはデータ記憶部から削除することが可能な制御部
    とを備えたことを特徴とするカラーファクシミリ装置。
JP8169187A 1996-06-28 1996-06-28 カラーファクシミリ装置 Pending JPH1023273A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6545771B1 (en) * 1998-09-02 2003-04-08 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus and information printing method of facsimile apparatus
KR100503070B1 (ko) * 2002-10-17 2005-07-21 삼성전자주식회사 모사 전송 데이타 처리 방법 및 이 방법을 수행하는다기능 복합 장치
JP2008090852A (ja) * 2000-02-16 2008-04-17 Ricoh Co Ltd 出力端末

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JP2008090852A (ja) * 2000-02-16 2008-04-17 Ricoh Co Ltd 出力端末
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