JPH10232675A - 電子楽器のパッチ情報設定装置 - Google Patents

電子楽器のパッチ情報設定装置

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JPH10232675A
JPH10232675A JP9050952A JP5095297A JPH10232675A JP H10232675 A JPH10232675 A JP H10232675A JP 9050952 A JP9050952 A JP 9050952A JP 5095297 A JP5095297 A JP 5095297A JP H10232675 A JPH10232675 A JP H10232675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッチデータを格納するメモリの残容量を容易
に認識することができる、操作性に優れた電子楽器のパ
ッチ情報設定装置を提供する。 【解決手段】音色を規定するためのパッチ情報であっ
て、大きさが異なる複数タイプのパッチ情報を記憶する
記憶手段11及び12を有し、ユーザによって作成され
た各タイプのパッチ情報を該記憶手段にする電子楽器の
パッチ情報設定装置であって、該記憶手段の未使用領域
の大きさに基づき、該記憶手段に記憶可能なパッチ情報
の数をタイプ毎に算出する算出手段10と、該算出手段
で算出された記憶可能なパッチ情報の数をタイプ毎に表
示するディスプレイ手段14(50)、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子楽器のパッチ情
報設定装置に関し、特にパッチ情報の作成を容易にする
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば電子キーボードは、種々
の音色で楽音を発生できる。この音色には、ピアノ、ト
ランペット、ウッドベース等といった自然楽器音や電子
ピアノ、エレクトリックベース等といった電子的に作成
された楽器音が含まれる。これらの音色を発生するため
のデータはパッチ情報と呼ばれ、予め電子キーボードに
組み込まれてユーザに提供される。また、例えばシンセ
サイザも種々の音色で楽音を発生できる。しかし、シン
セサイザは上述したような予め組み込まれてユーザに提
供される音色の他に、ユーザが独自に人工的な音色を作
成できるようになっている。
【0003】近年は、シンセサイザのみならず上述した
電子キーボードにおいても、ユーザが音色を作成できる
ように構成されているものも開発されている。ところ
で、ユーザが音色を作成するということは、具体的に
は、該音色を発生させるためのパッチデータを作成する
ことに等しい。
【0004】このような電子キーボードやシンセサイザ
等(以下、「電子楽器」と総称する)は、例えば図4の
一部に示すように、プリセットエリア、ユーザエリア及
びワークエリアを備えている。プリセットエリアは例え
ばリードオンリメモリ(以下、「ROM」という)で構
成されており、パッチデータがプリセットデータとして
記憶されている。このプリセットデータは、一般に、メ
ーカーから供給される。ユーザエリアは、一定容量のラ
ンダムアクセスメモリ(以下、「RAM」という)で構
成されており、ユーザが作成したパッチデータを記憶す
るために使用される。このユーザエリアは、電源を遮断
してもその内容が消滅しないように、不揮発性メモリ
(例えばEPROM、バッテリバックアップされたRA
M)等で構成されている。ワークメモリはRAMで構成
されており、ユーザがパッチデータを作成するための作
業領域として使用される。
【0005】また、このような電子楽器は、編集モード
と呼ばれる動作モードを有しており、パッチデータは、
ユーザがこの編集モードにおいて例えば操作パネルに設
けられた所定の操作子を操作することにより作成され
る。
【0006】即ち、先ず電子楽器を編集モードにする。
次いで、プリセットエリアの中から1つのパッチデータ
を選択してワークメモリにロードする。そして、このワ
ークメモリ上で該パッチデータに変更を加え、所望の音
色に対応する新しいパッチデータを作成する。次いで、
ワークメモリ上に作成されたパッチデータをユーザエリ
アに格納する。これにより、パッチデータの作成が完了
する。このようにして作成されたパッチ情報は、例えば
操作パネルに設けられたパッチデータ選択スイッチによ
り選択され、実際の発音に使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子楽
器では、ユーザエリアの大きさは一定であるので、記憶
可能なパッチデータの数に限りがある。従って、ユーザ
エリアの未使用領域の大きさ(以下、「残容量」とい
う)がワークエリアに作成された新たなパッチデータよ
り小さいときは、該新たなパッチデータをユーザエリア
に格納することができない。
【0008】従って、従来の電子楽器では、ユーザは、
残容量を常に把握しておかなければならず、使い勝手に
劣るという問題がある。また、残容量がワークエリアに
作成された新たなパッチデータより小さいにも拘わら
ず、ユーザがワークエリアの内容をユーザエリアに格納
しようとすると、メモリフルのメッセージが表示され、
格納動作は行われない。このような事態が発生すると、
ユーザがせっかく作成したパッチデータを捨てざるを得
ない。
【0009】そこで本発明の目的は、パッチデータを格
納するメモリの残容量を容易に認識することができる、
操作性に優れた電子楽器のパッチ情報設定装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様に係る電子楽器のパッチ情報設
定装置は、音色を規定するためのパッチ情報を記憶する
記憶手段を有し、ユーザによって作成されたパッチ情報
を該記憶手段にする電子楽器のパッチ情報設定装置であ
って、該記憶手段の未使用領域の大きさを算出する算出
手段と、該該算出手段で算出された未使用領域の大きさ
を表示するディスプレイ手段、とを備えている。
【0011】この場合、前記ディスプレイ手段は、前記
算出手段で算出された未使用領域の大きさを各々バイト
数で表示するように構成できる。
【0012】この第1の態様に係る発明によれば、ユー
ザは記憶手段の未使用領域の大きさ、即ち残容易量を簡
単に知ることができるので、ユーザによって作成された
パッチデータを記憶手段に書き込むことができるかどう
かを容易に判断することができる。従って、従来のよう
に、記憶手段の未使用領域の大きさを常に把握しておく
必要がなく、パッチデータの作成が容易になる。
【0013】また、本発明の第2の態様に係る電子楽器
のパッチ情報設定装置は、上記と同様の目的で、音色を
規定するためのパッチ情報であって、大きさが異なる複
数タイプのパッチ情報を記憶する記憶手段を有し、ユー
ザによって作成された各タイプのパッチ情報を該記憶手
段にする電子楽器のパッチ情報設定装置であって、該記
憶手段の未使用領域の大きさに基づき、該記憶手段に記
憶可能なパッチ情報の数をタイプ毎に算出する算出手段
と、該算出手段で算出された記憶可能なパッチ情報の数
をタイプ毎に表示するディスプレイ手段、とを備えてい
る。
【0014】この第2の態様に係る発明によれば、該パ
ッチデータを記憶手段に幾つ格納できるか又は格納でき
ないかがディスプレイ手段に表示される。従って、ユー
ザは、自らが作成したパッチデータの大きさを知る必要
がないばかりか、従来のように、記憶手段の未使用領域
の大きさを常に把握しておく必要もない。
【0015】本発明の第2の態様に係る電子楽器のパッ
チ情報設定装置は、表示指示手段を更に有し、前記ディ
スプレイ手段は、該表示指示手段による指示があった場
合に、前記記憶可能なパッチ情報の数を表示するように
構成できる。この構成によれば、ユーザは、必要に応じ
て表示指示手段を操作することにより記憶手段に記憶可
能なパッチデータの数を知ることができ、その他の場合
は他の情報を表示できるので、ディスプレイ手段を有効
に活用できる。
【0016】また、前記ディスプレイ手段は、前記ユー
ザによって作成されたパッチ情報のタイプに対応する前
記パッチ情報の数を特殊表示するように構成できる。特
殊表示としては、反転表示、ブリンク表示、アンダーラ
インが付加された表示等を用いることができる。この構
成によれば、記憶手段に記憶可能なパッチデータの数ば
かりか、ユーザが現在作成しているパッチデータのタイ
プをも知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。以下においては、パッチ情報
設定装置が電子楽器に組み込まれている場合について説
明するが、このパッチ情報設定装置は単独で構成するこ
ともできる。
【0018】この電子楽器は、動作モードとして、通常
演奏モード、編集モード及び書込みモードを有する。通
常演奏モードでは、パッチデータの選択、即ち音色の選
択や通常の演奏が行われる。編集モードでは、パッチデ
ータの変更(編集)が行われる。また、書込みモードで
は、ユーザが作成したパッチデータが記憶手段に書き込
まれる。
【0019】本実施の形態では、説明を簡単にするため
に、10個のパッチデータがプリセットエリアに記憶さ
れているものとし、ユーザが作成したパッチデータを1
0個までユーザエリアに記憶できるものとする。しか
し、プリセットエリア及びユーザエリアに記憶されるパ
ッチデータの数はこれらに限定されず、任意の数とする
ことができる。
【0020】また、各パッチデータは、図3に示すよう
に、コモン部CMNとそれに続くソース部SCとで構成
されている。コモン部CMNは一定の大きさを有し、各
パッチデータに共通な情報が格納される。例えば、この
コモン部CMNには、該パッチデータの名前、大きさ、
タイプ、その他の各種パラメータが記憶される。また、
ソース部SCは複数のブロックから成り、各ブロックは
一定の大きさを有する。各ブロックには、波形に関する
情報が記憶される。パッチデータのタイプは、ソース部
を形成するブロックの数で決定される。なお、図3に
は、一例として1つのコモン部CMNと2つのブロック
を有するソース部SCとで成る「タイプ1」及び1つの
コモン部CMNと3つのブロックを有するソース部SC
とで成る「タイプ2」とを示しているが、ソース部SC
を形成するブロックの数が異なる他のタイプのパッチデ
ータが存在する。
【0021】本発明の理解を容易にするために、先ず本
発明のパッチ情報設定装置が適用された電子楽器の実施
の形態の構成について、図1のブロック図を参照しなが
ら説明する。図1において、中央処理装置(以下、「C
PU」という)10、ROM11、RAM12、キーボ
ード13、操作パネル14及び楽音信号発生装置15は
バス20に接続されており、相互にデータの送受信を行
うことができるように構成されている。
【0022】CPU10は、ROM11に記憶された制
御プログラムに従って、電子楽器の全体を制御する。例
えば、キーボード13の各鍵の操作に応じて発音/消音
処理を行う。また、操作パネル14の操作子の操作に応
じて該操作子に割り当てられた機能を実現するための処
理を行う。また、このCPU10は、操作パネル14の
各操作子の操作に応じたメッセージを表示するために、
該メッセージに対応する表示データを、後述する操作パ
ネル14に送出する。このCPU10の処理の詳細は、
後にフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0023】ROM11には、図4に示すように、パッ
チエリアの一部としてプリセットエリアが設けられてい
る。このプリセットエリアには、10個のパッチデータ
がプリセットデータとして記憶されている。また、この
ROM11には、上述した制御プログラムの他、楽音波
形データ、上述した表示データ、CPU10が演算に使
用する各種固定データ等が記憶されている。
【0024】RAM12には、図4に示すように、パッ
チエリアの一部としてユーザエリアが設けられている。
このユーザエリアは、ユーザが作成したパッチデータを
記憶する領域であり、最大10個までのパッチデータを
記憶できるように構成されている。
【0025】また、RAM12には、図4に示すよう
に、ワークエリア、パッチエリアアドレステーブル、パ
ッチエリアポインタ、パッチ番号レジスタ等が設けられ
ている。ワークエリアは、パッチエリアから読み出され
たパッチデータを記憶する。通常演奏モードにおいて
は、このワークエリアの内容に従って音色が制御され
る。一方、編集モードにおいては、このワークエリアは
パッチデータを編集するために使用される。即ち、ユー
ザは、所望のパッチデータをワークエリアに作成し、こ
れをパッチエリア(ユーザエリア)に書き込む。パッチ
データの作成は、通常は、所望のパッチデータをパッチ
エリアからワークエリアに読み出し、これに変更を加え
て再度パッチエリアに書き込むことにより行われる。
【0026】パッチエリアアドレステーブルは、パッチ
エリア内の各パッチデータの先頭アドレスを記憶する。
従って、このパッチエリアアドレステーブルには、20
個のアドレスが記憶される。パッチエリアポインタは、
ユーザエリアの未使用領域の先頭を指すアドレスを保持
する。パッチ番号レジスタは、操作パネル14を用いて
選択されたパッチデータに対応する番号を記憶する。
【0027】上記ユーザエリア、パッチエリアアドレス
テーブル及びパッチエリアポインタは、不揮発性メモリ
で構成されており、電源投入後もその記憶内容を保持で
きるようになっている。この不揮発性メモリとしては、
例えばバッテリーバックアップされたRAM、EPRO
M等で構成できる。RAM12の上記以外のエリアは、
通常の揮発性メモリで構成されているが、不揮発性メモ
リで構成することも可能である。
【0028】なお、RAM12には、上記以外に、CP
U10が各種処理の過程において使用するレジスタ、カ
ウンタ、フラグ等が設けられているが、これらについて
は、以下において必要の都度説明する。
【0029】図1において、キーボード13は複数の鍵
を有しており、各鍵には2つのキースイッチが設けられ
ている。キーボード13では、各鍵のキースイッチの開
閉が検出され、この検出結果に基づいて押鍵及び離鍵の
有無を示す鍵データが生成されると共に、鍵タッチの強
さを示すタッチデータが生成される。これら鍵データ及
びタッチデータはCPU10に供給される。
【0030】操作パネル14には、図2に示すように、
複数の操作子とディスプレイ装置50が設けられてい
る。操作パネル14は、各操作子の操作状態を検出し、
この検出結果に基づいてパネルデータを生成する。この
パネルデータはCPU10に供給される。
【0031】上記複数の操作子のうちの編集スイッチE
DITは、この電子楽器の動作モードを編集モードに移
行させるために使用される。この編集スイッチEDIT
が押される毎に編集モードと通常演奏モードとが交互に
切り換えられる。現在編集モードであるか通常演奏モー
ドであるかは、RAM12に設けられた編集フラグによ
って記憶される。
【0032】書込みスイッチWRITEは、書込みモー
ドの設定とその書込みモードの解除を指示するための操
作子である。書込みモードは、編集済みの(変更が行わ
れた)パッチデータをユーザメモリに記憶させるための
動作モードである。書込みモードであるかどうかは、R
AM12に設けられた書込みフラグによって記憶され
る。
【0033】数値入力スイッチ23は、+10スイッ
チ、−10スイッチ、+1スイッチ及び−1スイッチで
構成されている。+10スイッチは10単位で値を増加
させ、−10スイッチは10単位で値を減少させ、+1
スイッチは1単位で値を増加させ、−1スイッチは1単
位で値を減少させるために各々使用される。これら各ス
イッチは、通常演奏モード時には音量や効果のデプスを
設定するために使用される。一方、編集モード時には各
パッチデータの値を変更するための操作子として使用さ
れる。
【0034】パッチデータ選択スイッチ24は、20個
の例えば押釦スイッチP1〜P20から構成されてい
る。これらのスイッチP1〜P20は、通常演奏モード
では、パッチエリアに記憶された20種類のパッチデー
タの中から、演奏に使用する1つのパッチデータを選択
するために使用される。また、編集モードでは、パッチ
エリアに記憶された20種類のパッチデータの中から、
ワークメモリにロードする1つのパッチデータを選択す
るために使用される。更に、書込みモードでは、ユーザ
が作成したパッチデータに割り当てるパッチ番号を指定
するために使用される。
【0035】ディスプレイ装置50は、種々のメッセー
ジを表示するために使用される。このディスプレイ装置
50は、例えばLCDから構成されており、文字、数
字、記号、図形等を表示できるように構成されている。
例えば、このディスプレイ装置50は、編集モードに入
った際に、ユーザエリアの残容量を表示する。
【0036】図1において、楽音信号発生装置15は、
複数の発音チャンネルを備えており、同時に複数の楽音
を発生できるように構成されている。この楽音信号発生
装置15は、キーボード13で発生された鍵データ及び
タッチデータ並びにワークメモリから供給されるパッチ
データとに基づいてデジタル楽音信号を生成する。
【0037】この楽音信号発生装置15で生成されたデ
ジタル楽音信号はD/A変換器16に供給される。D/
A変換器16は、楽音信号発生装置15からのデジタル
楽音信号をアナログの楽音信号に変換し、増幅器17に
供給する。増幅器17は、D/A変換器16からのアナ
ログ楽音信号を増幅し、スピーカ18に供給する。これ
によりスピーカ18から楽音が発生される。
【0038】次に、このパッチ情報設定装置を操作して
所定の機能を発揮させる場合の主な操作手順を説明す
る。
【0039】先ず、所望のパッチデータを選択して楽音
を発生させる場合の操作手順について説明する。この場
合は、先ず、編集スイッチEDITを操作して電子楽器
を通常演奏モードにする。次いで、スイッチP1〜P2
0の中の何れかのスイッチを操作することにより、演奏
に使用するためのパッチデータを選択する。これにより
選択された1つのパッチデータがワークメモリにロード
される。この状態でキーボード13を操作すると、この
ワークメモリにロードされたパッチデータに対応する音
色で楽音が発生される。
【0040】次に、パッチデータを編集する場合の操作
手順について説明する。この場合は、先ず、編集スイッ
チEDITを操作して電子楽器を編集モードにする。次
いで、この編集モードにおいて、スイッチP1〜P20
の中の何れかのスイッチを操作することにより、変更す
べきパッチデータを選択する。これにより選択された1
つのパッチデータがワークメモリにロードされる。次い
で、数値入力スイッチ23を操作し、ワークメモリ内の
パッチデータを所望の値に変更する。この状態でキーボ
ード13を操作すると、このワークメモリ内のパッチデ
ータに対応する音色で楽音が発生される。従って、ユー
ザは、音色を確認しながらパッチデータを変更すること
ができる。
【0041】次に、編集されたパッチデータをパッチエ
リアに格納する手順について説明する。この場合は、先
ず、書込みスイッチWRITEを操作して書込みモード
にする。次いで、この書込みモードにおいて、スイッチ
P1〜P20の中の何れかのスイッチを操作することに
より、ワークメモリ内のパッチデータに対応付けるパッ
チ番号を選択する。これにより、ワークメモリ内のパッ
チデータがユーザメモリの未使用領域の先頭に格納され
る。
【0042】次に、このパッチ情報設定装置が適用され
た電子楽器の動作について、図6〜図10のフローチャ
ートを参照しながら説明する。なお、これらのフローチ
ャートに示された処理は、何れもCPU10において行
われる処理である。
【0043】(1)メイン処理 図6は、メイン処理を示すフローチャートである。電子
楽器の電源が投入されると、CPU10は、先ずイニシ
ャル処理を行う(ステップS10)。このイニシャル処
理では、楽音信号発生装置(音源)15の初期化、RA
M12の所定領域のクリア等が行われる。なお、RAM
12の領域のうち、不揮発性メモリで構成されたユーザ
エリア、パッチエリアアドレステーブル及びパッチエリ
アポインタは初期化されず、元のデータを保持する。
【0044】次いで、キースキャン処理が行われる(ス
テップS11)。このキースキャン処理では、鍵データ
及びタッチデータがキーボード13から取り込まれる。
次いで、キーイベントの有無、つまり操作された鍵があ
るかどうかが調べられる(ステップS12)。ここでキ
ーイベントがあることが判断されるとキー処理が行われ
る(ステップS13)。
【0045】キー処理では、先ず、キーイベントはキー
オンイベントであるかどうかが調べられ、キーオンイベ
ントであることが判断されるとキーオン処理が行われ
る。このキーオン処理では、鍵の操作に応じた楽音を発
生させるために、キーボード13から得られた鍵データ
及びタッチデータ、並びにワークエリアに記憶されてい
るパッチデータが楽音信号発生装置15に供給される。
楽音信号発生装置15は、これらのデータに基づいてデ
ジタル楽音信号を生成する。このデジタル楽音信号は、
上述したように、D/A変換器16でアナログの楽音信
号に変換され、次いで増幅器17で増幅された後にスピ
ーカ18に送られる。これにより、スピーカ18から、
押された鍵に対応する音が発生される。
【0046】一方、キーイベントがキーオフイベントで
あることが判断されるとキーオフ処理が行われる。この
キーオフ処理では、所定のデータが楽音信号発生装置1
5に供給される。これにより、離された鍵に対応する音
が消音される。
【0047】以上のキー処理が終了し又は上記ステップ
S12でキーイベントがないことが判断されると、次い
でパネルスキャン処理が行われる(ステップS14)。
このパネルスキャン処理では、パネルデータが操作パネ
ル14から取り込まれる。次いで、パネルイベントの有
無、つまり操作された操作子があるかどうかが調べられ
る(ステップS15)。ここで、操作子のイベントがあ
ることが判断されると、パネル処理が行われる(ステッ
プS16)。このパネル処理の詳細は後述する。
【0048】上記パネル処理が終了し又は上記ステップ
S15でパネルイベントがないことが判断されると、次
いで、「その他の処理」が行われる(ステップS1
7)。この「その他の処理」では、例えば図示しないM
IDIインタフェース回路を介して外部機器との間でM
IDIデータを送受信する処理等が行われる。その後、
ステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返され
る。
【0049】このように、メイン処理ルーチンの上記ス
テップS11〜S17の繰り返し実行の過程でパネル操
作又は鍵操作が行われると、その操作に対応する処理が
行われることにより、パッチ情報設定装置及び電子楽器
としての各種機能が実現されている。
【0050】(2)パネル処理 次に、上記メイン処理のステップS16で行われるパネ
ル処理について説明する。図7はパネル処理の全体処理
を示すフローチャートであり、図8〜図11はサブルー
チンとして実行される各スイッチに対する処理の詳細を
示すフローチャートである。以下、これらのフローチャ
ートを参照しながらパネル処理の詳細について説明す
る。
【0051】(2−1)全体処理 図7は、パネル処理の全体処理を示すフローチャートで
ある。この全体処理では、先ず、編集スイッチEDIT
のオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップ
S20)。編集スイッチEDITのオンイベントがある
かどうかは、前回のパネルスキャン処理で得られたパネ
ルデータ中の編集スイッチEDITに対応するビットが
オフを示しており、今回のパネルスキャン処理で得られ
たパネルデータ中の編集スイッチEDITに対応するビ
ットがオンを示しているかどうかを調べることにより行
われる。他のスイッチについても同じである。
【0052】このステップS20で、編集スイッチED
ITのオンイベントがあることが判断されると、編集ス
イッチ処理が行われ(ステップS21)、そうでなけれ
ばこの編集スイッチ処理はスキップされる。次いで、書
込みスイッチWRITEのオンイベントがあるかどうか
が調べられる(ステップS22)。ここで、書込みスイ
ッチWRITEのオンイベントがあることが判断される
と、書込みスイッチ処理が行われ(ステップS23)、
そうでなければこの書込みスイッチ処理はスキップされ
る。次いで、パッチデータ選択スイッチ24を形成する
スイッチP1〜P20の中の何れかスイッチのオンイベ
ントがあるかどうかが調べられる(ステップS24)。
【0053】ここで、スイッチP1〜P20の中の何れ
かのスイッチのオンイベントがあることが判断される
と、パッチデータ選択スイッチ処理が行われ(ステップ
S25)、そうでなければこのパッチデータ選択スイッ
チ処理はスキップされる。次いで、数値入力スイッチ2
3の中の+1スイッチ、−1スイッチ、+10スイッチ
及び−10スイッチの何れかのオンイベントがあるかど
うかが調べられる(ステップS26)。ここで、これら
のスイッチの何れかのオンイベントがあることが判断さ
れると、数値入力スイッチ処理が行われ(ステップS2
7)、その後シーケンスはメイン処理ルーチンにリター
ンする。上記ステップS26で数値入力スイッチ23の
オンイベントがないことが判断された場合もシーケンス
はメイン処理ルーチンにリターンする。
【0054】(2−2)編集スイッチ処理 図8は編集スイッチEDITが操作された場合に実行さ
れる編集スイッチ処理を示すフローチャートである。
【0055】この編集スイッチ処理においては、先ず、
現在編集モードであるか否かが調べられる(ステップS
30)。これは編集フラグを調べることにより行われ、
以下においても同じである。そして、編集モードでな
い、即ち通常演奏モードであることが判断されると編集
モードを設定する(ステップS31)。具体的には編集
フラグが「1」にセットされる。次いで、ディスプレイ
装置50にパッチエリアの中のユーザエリアの残容量が
表示される(ステップS32)。この残容量は、例え
ば、次の形態で表示することができる。
【0056】第1の表示形態では、例えば図5(A)に
示すように、ディスプレイ装置50の一部に残容量がバ
イト数で表示される。この場合、残容量は、ユーザエリ
アの最後のアドレスの次のアドレスからパッチポインタ
で示されるアドレスを減算することにより求めることが
できる。この第1の表示形態によれば、ユーザは、編集
の使用するパッチデータをワークエリアにロードした時
点で、これから作成しようとするパッチデータがユーザ
エリアに格納できるかどうかを知ることができる。従っ
て、編集操作を開始する前にユーザエリアがフルになる
かどうかを知ることができるので、従来のように、パッ
チデータを作成した後に該パッチデータをパッチエリア
に格納できないという事態が発生するのを防止できる。
【0057】第2の表示形態では、例えば図5(B)に
示すように、ディスプレイ装置50の一部又は全部に、
ユーザエリアに格納できるパッチデータの数がタイプ別
に表示される。図5(B)の例は、ユーザエリアには、
1つのコモン部CMNと1つのブロックでなるソース部
SCを有するタイプのパッチデータ(CMN1SC)な
らば3個、1つのコモン部CMNと2つのブロックでな
るソース部SCを有するタイプのパッチデータ(CMN
2SC)ならば2個、1つのコモン部CMNと3つのブ
ロックでなるソース部SCを有するタイプのパッチデー
タ(CMN1SC)ならば1個がそれぞれ格納可能であ
ることを表している。この第2の表示形態によれば、ユ
ーザは、これから作成しようとするパッチデータのタイ
プさえ知っていれば、それがユーザエリアに格納できる
かどうかを簡単に知ることができるので操作性が向上す
る。
【0058】なお、図5(B)のハッチングを施した部
分は特殊表示としての反転表示が行われる部分であり、
現在ワークメモリにロードされているパッチデータのタ
イプを表している。これにより、ユーザは、これから編
集しようとするパッチデータのタイプを知ることができ
るので、より操作性が向上する。
【0059】上記の残容量表示処理が終了すると、シー
ケンスは全体処理ルーチンにリターンする。これによ
り、編集モード中は、ディスプレイ装置50の一部又は
全部に残容量が表示されることになる。
【0060】上記ステップS30で編集モードが設定さ
れていることが判断された場合には、編集モードが解除
される(ステップS33)。具体的には編集フラグが
「0」にクリアされる。次いで、ディスプレイ装置50
上の残容量表示が消去される(ステップS34)。その
後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0061】以上の処理により、編集スイッチEDIT
を押下する毎に編集モードとそうでないモード(通常演
奏モード)とが交互に設定され、編集モードに入った場
合は、ディスプレイ装置50に残容量が表示される機能
が実現されている。
【0062】(2−3)書込みスイッチ処理 図9は書込みスイッチWRITEが操作された場合に実
行される書込みスイッチ処理を示すフローチャートであ
る。
【0063】この書込みスイッチ処理においては、先
ず、書込みモードであるかどうかが調べられる(ステッ
プS40)。これは書込みフラグを調べることにより行
われ、以下においても同じである。そして、書込みモー
ドでないことが判断されると書込みモードを設定する処
理が行われる(ステップS41)。具体的には書込みフ
ラグが「1」にセットされる。その後、シーケンスは全
体処理ルーチンにリターンする。
【0064】上記ステップS40で、書込みモードであ
ることが判断されると、書込みモードを解除する処理が
行われる(ステップS42)。具体的には書込みフラグ
が「0」にクリアされる。その後、シーケンスは全体処
理ルーチンにリターンする。
【0065】以上の処理により、書込みスイッチWRI
TEが押される毎に書込みモードとそうでないモードと
が交互に設定される機能が実現されている。
【0066】(2−4)パッチデータ選択スイッチ処理 図10はパッチデータ選択スイッチ23に含まれるスイ
ッチP1〜P20の中の何れかのスイッチが操作された
場合に実行されるパッチデータ選択スイッチ処理を示す
フローチャートである。
【0067】このパッチデータ選択スイッチ処理におい
ては、先ず、書込みモードであるかどうかが調べられる
(ステップS50)。そして、書込みモードでないこと
が判断されると、次いで編集モードであるかどうかが調
べられる(ステップS51)。ここで、編集モードでな
い、つまり通常演奏モードであることが判断されると、
スイッチP1〜P20の中の押されたスイッチに対応す
るパッチデータがワークメモリにロードされる(ステッ
プS52)。この処理について、図4を参照しながら説
明する。先ずスイッチP1〜P20の中の押されたスイ
ッチに対応するパッチ番号がパッチ番号レジスタに格納
される。そして、パッチエリアアドレステーブル内の、
このパッチ番号で指される位置から1つのアドレスが取
り出され、更に該アドレスで指定されるパッチエリアか
ら1つのパッチデータが読み出される。この読み出され
たパッチデータはワークメモリにロードされる。
【0068】次いで、ワークメモリの内容が楽音信号発
生装置15に送られる(ステップS53)。その後、シ
ーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。これによ
り、電子楽器で発生される音色が決定される。従って、
以後キーボード13を操作すると、このワークメモリに
ロードされているパッチデータに従った音色で楽音が発
生される。
【0069】上記ステップS51で編集モードであるこ
とが判断されると、スイッチP1〜P20の中の押され
たスイッチに対応するパッチデータがワークメモリにロ
ードされる(ステップS54)。この処理は、上述した
ステップS52の処理と同じである。その後、シーケン
スは全体処理ルーチンにリターンする。ユーザは、この
ワークメモリにロードされたパッチデータの内容を、数
値入力スイッチ23を用いて変更し、所望の音色に対応
する新たなパッチデータを生成することになる。数値入
力スイッチ23の操作に応じたパッチデータの変更処理
は、後述する数値入力スイッチ処理で行われる。
【0070】上記ステップS50で書込みモードである
ことが判断されると、ワークメモリの内容をユーザエリ
アに書き込む処理が行われる(ステップS55)。この
処理について、図4を参照しながら説明する。先ずスイ
ッチP1〜P20の中の押されたスイッチに対応するパ
ッチ番号がパッチ番号レジスタに格納される。次いで、
パッチエリアポインタの内容が、パッチエリアアドレス
テーブル内の、該パッチ番号で指される位置に書き込ま
れる。次いで、パッチエリアアドレステーブルのパッチ
エリアポインタで指される位置にワークメモリの内容が
書き込まれる。次いで、パッチエリアポインタの内容が
更新される。その後、シーケンスは全体処理ルーチンに
リターンする。以上の処理により、スイッチP1〜P2
0の中の押されたスイッチに、ワークメモリに作成され
たパッチデータが対応付けられることになる。
【0071】(2−5)数値入力スイッチ処理 図11は数値入力スイッチ23が操作された場合に実行
される数値入力スイッチ処理を示すフローチャートであ
る。
【0072】この数値入力スイッチ処理においては、先
ず、編集モードであるかどうかが調べられる(ステップ
S60)。そして、編集モードであることが判断される
と、パッチデータの変更が行われる(ステップS6
1)。即ち、ワークメモリにロードされているパッチデ
ータの一部又は全部が、数値入力スイッチ23で入力さ
れた数値に置き換えられる。
【0073】次いで、パッチデータのタイプが変更され
たかどうかが調べられる(ステップS62)。これは、
コモン部CMNに含まれるタイプを表すデータが変更さ
れたかどうかを調べることにより行われる。そして、タ
イプ変更であることが判断されると、残容量表示が行わ
れる(ステップS63)。この処理内容は、上述したス
テップS32の処理と同じである。一方、上記ステップ
S61でタイプ変更でないことが判断されると、このス
テップS62の処理はスキップされる。その後、シーケ
ンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0074】以上の処理により、ユーザがパッチデータ
のタイプを変更することによりパッチデータの大きさが
増減すると、ディスプレイ装置50に表示されている残
容量が最新の残容量に変更されるので、ユーザは変更後
のパッチデータがユーザ領域に格納できるかどうかを簡
単に判断することができる。
【0075】上記ステップS60で編集モードでないこ
とが判断されると、「その他の処理」が行われる(ステ
ップS64)。この「その他の処理」では、例えば数値
入力スイッチ23の操作に伴う音量変更処理、効果のデ
プス変更処理等が行われる。その後、シーケンスは全体
処理ルーチンにリターンする。
【0076】以上本発明の一実施の形態につき説明した
が、本発明は上述の実施の形態に限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づき各種の変更が可能である。
例えば、各パッチデータのフォーマットは上記に限定さ
れず、各タイプのパッチデータの大きさを認識できる構
成であれば任意のフォーマットであってよい。
【0077】また、上述した実施の形態では、第2の表
示形態として、ユーザエリアに格納できるパッチデータ
の数をタイプ別に表示するように構成したが、このタイ
プの種類の全部を同時にディスプレイ装置50に表示で
きない場合は、画面をスクロールするように構成するこ
とができる。この構成によれば、タイプの種類を多数有
するパッチ情報設定装置にも本発明を適用できる。
【0078】また、残容量の表示を指示するスイッチを
設け、該スイッチが押された場合にのみ残容量を表示す
るように構成することもできる。この構成によれば、デ
ィスプレイ装置50の表示画面が小さい場合であって
も、ユーザが必要とする時にのみ残容量を表示させるこ
とができるので、ディスプレイ装置を有効に活用するこ
とができる。
【0079】また、上記の実施の形態では、上記第2の
表示形態で残容量を表示する場合に、格納できるパッチ
データの数が「1」より小さい時は、残容量を、現在ワ
ークメモリに記憶されているパッチデータの大きさに対
する割合(例えばパーセント)で表示するように構成で
きる。
【0080】更に、上記の実施の形態では、ユーザが作
成したパッチデータは、ユーザエリアの未使用領域に順
次格納するように構成したが、既に書き込んだ領域に上
書きするように構成することもできる。この場合は、そ
の旨をディスプレイ装置50に表示するように構成でき
る。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
パッチ情報を格納するメモリの残容量を容易に認識する
ことができる、操作性に優れた電子楽器のパッチ情報設
定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッチ情報設定装置が適用された電子
楽器の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した電子楽器の操作パネルの構成を示
す図である。
【図3】本発明の実施の形態で使用されるパッチデータ
のフォーマットの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の要部の構成を抽出して示
す図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるユーザエリアの残
容量の表示形態の例を示す図である。
【図6】本発明のパッチ情報設定装置が適用された電子
楽器の実施の形態のメイン処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】図6におけるパネル処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図8】図7における編集スイッチ処理の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図9】図7における書込みスイッチ処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図10】図7におけるパッチデータ選択スイッチ処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図7における数値入力スイッチ処理の詳細を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 キーボード 14 操作パネル 15 楽音信号発生装置 16 D/A変換部 17 増幅器 18 スピーカ 20 バス 23 数値入力スイッチ 24 パッチデータ選択スイッチ 50 ディスプレイ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音色を規定するためのパッチ情報を記憶す
    る記憶手段を有し、ユーザによって作成されたパッチ情
    報を該記憶手段にする電子楽器のパッチ情報設定装置で
    あって、 該記憶手段の未使用領域の大きさを算出する算出手段
    と、 該該算出手段で算出された未使用領域の大きさを表示す
    るディスプレイ手段、とを備えた電子楽器のパッチ情報
    設定装置。
  2. 【請求項2】前記ディスプレイ手段は、前記算出手段で
    算出された未使用領域の大きさをバイト数で表示する請
    求項1に記載の電子楽器のパッチ情報設定装置。
  3. 【請求項3】音色を規定するためのパッチ情報であっ
    て、大きさが異なる複数タイプのパッチ情報を記憶する
    記憶手段を有し、ユーザによって作成された各タイプの
    パッチ情報を該記憶手段にする電子楽器のパッチ情報設
    定装置であって、 該記憶手段の未使用領域の大きさに基づき、該記憶手段
    に記憶可能なパッチ情報の数をタイプ毎に算出する算出
    手段と、 該算出手段で算出された記憶可能なパッチ情報の数をタ
    イプ毎に表示するディスプレイ手段、とを備えた電子楽
    器のパッチ情報設定装置。
  4. 【請求項4】表示指示手段を更に有し、 前記ディスプレイ手段は、該表示指示手段による指示が
    あった場合に、前記記憶可能なパッチ情報の数を表示す
    る請求項3に記載の電子楽器のパッチ情報設定装置。
  5. 【請求項5】前記ディスプレイ手段は、前記ユーザによ
    って作成されたパッチ情報のタイプに対応する前記パッ
    チ情報の数を特殊表示する請求項3又は請求項4に記載
    の電子楽器のパッチ情報設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4608718B2 (ja) * 2000-01-12 2011-01-12 ヤマハ株式会社 楽器

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