JP2529235Y2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2529235Y2
JP2529235Y2 JP10693U JP10693U JP2529235Y2 JP 2529235 Y2 JP2529235 Y2 JP 2529235Y2 JP 10693 U JP10693 U JP 10693U JP 10693 U JP10693 U JP 10693U JP 2529235 Y2 JP2529235 Y2 JP 2529235Y2
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JP
Japan
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switches
function
electronic musical
operation mode
musical instrument
Prior art date
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JP10693U
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達也 野中
謙一良 斎藤
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、音色設定、サンプリ
ング、自動演奏等の複数の動作モードを有する電子楽器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子楽器としては、演奏に応
じて、波形メモリに格納した波形データを読み出し、楽
音を発音するものが知られている。このような電子楽器
では、各種楽器の楽音を発音するために、複数の音色に
対応した波形データが記憶されている。また、複数のリ
ズムパターンを備えており、自動リズム演奏を可能とし
ている。上記音色およびリズムパターン等を選択する際
には、操作パネル上に設けられた機能選択スイッチや、
数値キーが用いられる。また、このような電子楽器に
は、波形メモリに格納した波形データ以外にも、外部音
声をサンプリングして所定のメモリに格納し、演奏に応
じて上記サンプリングした音を楽音として発音するもの
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子楽器には、該装置の動作状態等を演奏者に知ら
せるために、機能選択スイッチや数値キー毎にLED等
の表示器が設けられている。演奏者は、上記表示器の点
灯、消灯、あるいは点灯状態によって、電子楽器の動作
状態を知ることができる。また、従来の電子楽器には、
上記表示器以外に、サンプリング時における外部音声の
レベルを表示するためのレベルインジケータが設けられ
ていた。該レベルインジケータは、複数のLEDが一列
に配設された構成をとっており、外部音声の入力レベル
に応じた数のLEDを点灯するようになっている。
【0004】しかしながら、近年、電子楽器には、多く
の機能が備えられるようになっているため、その機能を
選択するスイッチ、該スイッチに対する表示器の数が増
加する傾向にある。したがって、上記スイッチ、表示器
に加えて、上記レベルインジケータを、同一操作パネル
面上に設けることは、設置面積を鑑みて困難になってき
ており、設置を強行するには、操作パネル面積を拡張す
る必要があり、電子楽器自体が大となるという問題を生
じる。
【0005】この考案は上述した事情に鑑みてなされた
もので、操作パネルの面積を拡張することなく、コスト
を削減でき、かつ、表示機能を拡張できる電子楽器を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、この考案では、少なくとも、本装置の機能を
選択する第1の動作モードと、外部音をサンプリングし
て記憶する第2の動作モードとを有する電子楽器におい
て、前記第1の動作モードでは本装置の機能を選択する
選択機能を有する一方、前記第2の動作モードでは何ら
機能を有しない複数のスイッチと、前記複数のスイッチ
の各々に対応して設けられ、前記第1の動作モードでは
前記複数のスイッチの各々による選択状態を表示する一
方、前記第2の動作モードでは前記外部音の入力レベル
を表示する複数の表示手段とを具備することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】第1の動作モードにおいては、複数のスイッチ
によって本装置の機能が選択されるとともに、各々に対
応して設けられた複数の表示手段によって、各スイッチ
の選択状態が表示される。一方、第2の動作モードにお
いては、複数のスイッチには何ら機能がなく、複数の表
示手段に外部音の入力レベルが表示される。
【0008】
【実施例】次に図面を参照してこの考案の実施例につい
て説明する。図1はこの考案の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、1はCPU(中央処理装
置)であり、ROM2に記憶されたプログラムに従って
電子楽器全体の制御を行う。RAM3はレジスタ等のワ
ークエリアとして用いられる。次に、鍵盤4は、いわゆ
る黒鍵および白鍵から構成されたキーボードの配列を模
擬した1オクターブ分の複数のキーから構成されてお
り、操作パネル上の所定のキーを操作することによっ
て、割り当てられたオクターブ領域をオクターブ毎にシ
フトすることができるよう構成されている。該鍵盤4の
押離鍵状態はデータバスDBを介してCPU1へ供給さ
れる。
【0009】次に、パネル表示器5は、操作パネル上に
設けられており、LED、LCDなどの表示素子からな
り、例えば、現在、鍵盤1に割り当てられた楽音が、ど
のオクターブの領域にあるか等を表示するようになって
いる。パネルスイッチ6は操作パネル上の複数の機能ス
イッチであり、各機能スイッチには、電子楽器に対し
て、その動作や各種モード等を指示する機能が割り当て
られている。なお、該操作パネルの詳細は後述する。
【0010】次に、ADC(アナログ/デジタル変換
器)8は、マイクロフォン9から入力される音声をデジ
タル信号に変換し、データバスDBを介してCPU1へ
供給する。また、波形RAM10には、上記ADC8か
ら入力された音声信号の波形データが記憶される。音源
11は、CPU1から供給されるデータに対して、波形
RAM10に記憶された波形データを読み出し、これに
基づいて楽音信号を生成し、サウンドシステム12へ供
給する。サウンドシステム12は上記楽音信号をアナロ
グ信号に変換し、スピーカによって発音する。
【0011】次に、上述した操作パネルについて図2を
参照して説明する。図2は操作パネルの一部を示す外観
図である。図において、上述したパネルスイッチ6とし
ては、横一列に配設されたスイッチSW1〜SW8が設
けられている。また、パネル表示器5としては、上記ス
イッチSW1〜SW8の各々の上部にLEDからなる表
示器LED1〜LED8が設けられている。上記スイッ
チSW1〜SW8は、電子楽器の動作モード(サンプリ
ングモード、音色選択モードおよび自動演奏モード)に
応じて、機能が切り換わるようになっており、同様に、
表示器LED1〜LED8の表示状態も切り換わるよう
になっている。
【0012】次に、上述した電子楽器の動作を図3に示
すフローチャートを用いて説明する。図において、電源
が投入されると、まず、ステップS1において、各種レ
ジスタ等の初期設定を実行する。次に、ステップS2に
おいて、鍵盤4の押離鍵を検出し、発音・消音処理を行
い、ステップS3へ進む。ステップS3では、モード指
定スイッチ処理を行う。モード指定スイッチ処理では、
図示しないモード指定スイッチの状態を検出する。モー
ドとしては、前述したサンプリングモード、音色選択モ
ードおよび自動演奏モードがある。次に、ステップS4
において、どのモードが選択されたかを判断する。
【0013】そして、サンプリングモードが選択された
場合には、ステップS5へ進む。ステップS5では、A
DC8によりマイクロフォン9から外部音声をサンプリ
ングし、波形RAM10へ格納する。次に、ステップS
6へ進み、図4または図5に示すように、表示器LED
1〜LED8によって外部音声のレベルを表示する。図
4は低レベル時の場合であり、表示器LED1のみが点
灯している。図5は高レベル時の場合であり、表示器L
ED1〜LED7が点灯している。このように、表示器
LED1〜LED8はレベルインジケータとして動作す
る。なお、この時、スイッチSW1〜SW8は何ら機能
しない。サンプリングが終了すると、ステップS2へ戻
り、上述した処理を繰返す。
【0014】一方、音色選択モードが選択された場合に
は、ステップS7へ進む。ステップS7では、音色選択
処理を行う。音色選択処理では、図6に示すように、ス
イッチSW1〜SW8に音色を選択する機能が割当てら
れ、押下することにより、そのスイッチに対応している
音色の選択/非選択が行われる。この時、表示器LED
1〜LED8には、音色の選択/非選択の表示機能が設
定される。そして、ステップS8へ進み、図6に示すよ
うに、音色を選択しているスイッチのLEDを点灯し
(黒丸)、音色を選択していないスイッチのLEDを消
灯のままとする(白丸)。図では、3番目の音色が選択
されており、表示器LED3のみが点灯している。音色
選択が終了すると、ステップS2へ戻り上述した処理を
繰返す。
【0015】また、自動演奏モードが選択された場合に
は、ステップS9へ進む。ステップS9では、自動演奏
処理を行う。自動演奏処理では、図7に示すように、ス
イッチSW1〜SW8に自動演奏するトラックを選択す
る機能が割当てられ、押下することにより、そのスイッ
チに対応するトラックの選択/非選択が行われるととも
に、選択されているトラックのデータに基づいて自動演
奏が行われる。なお、スイッチSW1〜SW4は、自動
演奏のメロディが記憶されたメロディトラックに対応し
ており、押下することにより、そのスイッチに対応して
いるトラックの選択/非選択が行われる。また、スイッ
チSW5およびSW6は、1曲分のコードデータが記憶
されたコードトラックに対応している。スイッチSW7
は、1曲分の(バス)コードデータが記憶されたコード
トラックに対応している。さらに、スイッチSW8は、
リズムデータが記憶されたリズムトラックに対応してい
る。この時、表示器LED1〜LED8には、トラック
の選択/非選択の表示機能が設定される。そして、ステ
ップS10へ進み、図7に示すように、トラックを選択
したスイッチのLEDを点灯し(黒丸)、トラックを選
択していないスイッチのLEDを消灯のままとし(白
丸)、さらに、未録音すなわちデータがないトラックに
対応するスイッチのLEDを点滅とする(半黒丸)。自
動演奏が終了すると、ステップS2へ戻り、上述した処
理を繰返す。
【0016】このように、本実施例によれば、表示器L
ED1〜LED8は、サンプリングモードにおいてはレ
ベルインジケータとしてサンプル値のレベルを表し、音
色選択モードにおいては音色の選択/非選択を表し、さ
らに、自動演奏モードにおいてはトラックの選択/非選
択およびデータの有無を表す。
【0017】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案によれ
ば、少なくとも、本装置の機能を選択する第1の動作モ
ードと、外部音をサンプリングして記憶する第2の動作
モードとを有する電子楽器において、前記第1の動作モ
ードでは本装置の機能を選択する選択機能を有する一
方、前記第2の動作モードでは何ら機能を有しない複数
のスイッチと、前記複数のスイッチの各々に対応して設
けられ、前記第1の動作モードでは前記複数のスイッチ
の各々による選択状態を表示する一方、前記第2の動作
モードでは前記外部音の入力レベルを表示する複数の表
示手段とを具備するようにしたため、操作パネルの面積
を拡張することなく、コストを削減でき、かつ、表示機
能を拡張できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 同実施例の操作パネル面上のパネル表示器お
よびパネルスイッチの配置状態を示す正面図である。
【図3】 同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】 同実施例のサンプリングモードにおけるパネ
ル表示器とパネルスイッチとの状態を示す正面図であ
る。
【図5】 同実施例のサンプリングモードにおけるパネ
ル表示器とパネルスイッチとの状態を示す正面図であ
る。
【図6】 同実施例の音色選択モードにおけるパネル表
示器とパネルスイッチとの状態を示す正面図である。
【図7】 同実施例の自動演奏モードにおけるパネル表
示器とパネルスイッチとの状態を示す正面図である。
【符号の説明】
SW1〜SW8……スイッチ(複数のスイッチ)、LE
D1〜LED8……表示器(複数の表示手段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、本装置の機能を選択する第
    1の動作モードと、外部音をサンプリングして記憶する
    第2の動作モードとを有する電子楽器において、 前記第1の動作モードでは本装置の機能を選択する選択
    機能を有する一方、前記第2の動作モードでは何ら機能
    を有しない複数のスイッチと、 前記複数のスイッチの各々に対応して設けられ、前記第
    1の動作モードでは前記複数のスイッチの各々による選
    択状態を表示する一方、前記第2の動作モードでは前記
    外部音の入力レベルを表示する複数の表示手段とを具備
    することを特徴とする電子楽器。
JP10693U 1993-01-06 1993-01-06 電子楽器 Expired - Lifetime JP2529235Y2 (ja)

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JPH0655194U JPH0655194U (ja) 1994-07-26
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