JP3375215B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3375215B2 JP26094594A JP26094594A JP3375215B2 JP 3375215 B2 JP3375215 B2 JP 3375215B2 JP 26094594 A JP26094594 A JP 26094594A JP 26094594 A JP26094594 A JP 26094594A JP 3375215 B2 JP3375215 B2 JP 3375215B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、パターンデータを内蔵
し、前記パターンデータのパートのオン/オフを操作子
の操作により行う電子楽器に関し、特に、特定の2つの
操作子の同時操作によりパートオフされている楽音を同
時にパートオンを行うことのできる電子楽器に関する。 【0002】 【従来の技術】コードやベース、ドラム等のパターンデ
ータを内蔵する電子楽器の中には、機種によっては10
数種類のパターンを内蔵するものがある。しかしなが
ら、従来の電子楽器においては、各パターンのパートの
オン/オフのためには、各パート専用の操作子を設け、
該操作子のオン/オフにより各パートを発音させたり抑
制したりしていた。 【0003】このため、演奏間、多くのパートの発音が
抑制されている(パートオフ)際に、全てのパートを発
音可能な状態に切り換えるためには、押下されている各
々の操作子を順次操作してオンしなければならなかっ
た。 【0004】このため、操作が面倒で、しかも、オール
パートをオンし全パートを発音可能にするには時間を要
するため楽曲に切れ目を生じ、演奏が不自然になるとい
う問題点があり、改善が求められていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、発音を抑制されているパー
トの解除を、特定の2つの操作子の同時操作で迅速かつ
簡単に実施することができる電子楽器を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、パターンデー
タを内蔵し、該パターンデータのパートのオン/オフを
操作子の操作により行う電子楽器において、前記パート
およびパートに対応する操作子の数は3以上であり、前
記操作子の特定の2つの操作子の同時押下を検出する検
出手段と、前記検出手段の検出した信号に基づき、オフ
されている全てのパートを同時にオンとする制御手段
と、を備えて構成される。 【0007】 【作用】本発明は、例えば、バッキングパターンが内蔵
されているエレクトリック・ギター等の電子楽器におい
て、全てのパートを解除(パートオン)したい際に、特
定の2つのパートボタンを同時に操作することにより、
迅速かつ簡単にパートオフの解除(パートオン)を可能
にするものである。 【0008】これにより、全てのパートオフの解除のた
めに、1つずつパートボタンをオンする動作に比べ操作
時間は短縮でき、操作が容易で、しかも演奏間にパート
オフの解除をしても演奏に切れ目がなくなるので、自然
で使いやすい電子楽器が提供できる。 【0009】なお、本発明は、特にパートボタンの数が
多く操作が複雑な楽器ほど効果が大である。 【0010】 【実施例】図1は、本発明に係る電子楽器の全体的な構
成を概略的に示すブロック図である。 【0011】図において、10は鍵盤であり、複数のキ
ーと、これらキーの押鍵・離鍵動作に連動して開閉する
キースイッチと、これらキースイッチの開閉状態を検出
するキースキャン回路等を含んでいる。この鍵盤10の
キースキャン回路で検出された押鍵・離鍵状態を示す信
号は、鍵盤インタフェース11に送られる。 【0012】鍵盤インタフェース11は、鍵盤10とシ
ステムバス30との間の信号の送受を仲介するものであ
る。鍵盤10から送られてくる押鍵・離鍵状態を示す信
号は、この鍵盤インタフェース11及びシステムバス3
0を介してCPU14に送られるようになっている。 【0013】12は操作パネルであり、該電子楽器を制
御する各種操作子、即ち、音色選択スイッチ、リズム選
択スイッチ、音量コントロールスイッチ等の電子楽器一
般に備えられている各種スイッチ、表示器等が設けられ
ている。 【0014】なお、本実施例に直接関係するコードスイ
ッチ53、ベーススイッチ54、ドラムスイッチ55等
のパターンデータのパートのオン/オフを制御するスイ
ッチは、該操作パネル12上に設けられている。 【0015】また、この操作パネル12は、各種スイッ
チのオン/オフを検出するパネルスキャン回路を含んで
いる。この操作パネル12で検出されたスイッチのオン
/オフ状態を示す信号は、パネルインタフェース13に
送られる。 【0016】パネルインタフェース13は、操作パネル
12とシステムバス30との間の信号の送受を仲介する
ものである。操作パネル12から送られてくるスイッチ
のオン/オフ状態を示す信号は、このパネルインタフェ
ース13及びシステムバス30を介してCPU14に送
られるようになっている。 【0017】14は中央処理装置(CPU)であり、プ
ログラムメモリ15に記憶されている制御プログラムに
従って当該自動演奏装置の各部を制御するものである。
本発明に直接関係するパートのオン/オフの検出及び制
御は、該CPU14により行われる。 【0018】プログラムメモリ15は、例えばリードオ
ンリメモリ(ROM)で構成されるものであり、上述し
たように制御プログラムを格納するものである。このプ
ログラムメモリ15には、上記制御プログラムの他、C
PU14が使用する種々の固定データが記憶されてい
る。 【0019】16はRAMであり、CPU14の作業用
領域、当該電子楽器を制御するための各種レジスタ、フ
ラグ等が定義されている。なお、このRAM16は、C
PU14により、システムバス30を介してアクセスさ
れる。 【0020】17は自動演奏パターンデータメモリであ
り、自動演奏に供するパターンデータが記憶されるもの
である。この自動演奏パターンデータメモリ17は、1
つのリズムに対してイントロ、ノーマル、フィルイン、
エンディングの各パターンデータを有している。 【0021】さらに、イントロ、ノーマル、フィルイ
ン、エンディングの各パターンデータはコード、ベー
ス、ドラムの各データによる3トラック構成となってい
る。 【0022】この自動演奏パターンデータメモリ17
は、CPU14により、システムバス30を介してアク
セスされる。 【0023】18は楽音波形メモリであり、各種音色や
音域に応じた楽音波形データ及びエンベロープデータを
記憶するものである。この楽音波形メモリ18は、楽音
発生回路19により、システムバス30を介してアクセ
スされる。 【0024】楽音発生回路19は、CPU14から出力
されるデータに対応する楽音波形データ及びエンベロー
プデータを楽音波形メモリ18から読み出し、読み出し
た楽音波形データにエンベロープを付加して楽音信号と
して出力するものである。この楽音発生回路19が出力
する楽音信号は増幅器20に供給される。 【0025】増幅器20は、楽音発生回路19から供給
される楽音信号を所定の利得で増幅し、スピーカ21に
供給するものである。スピーカ21は、電気信号を音響
信号に変換する周知のものである。 【0026】MIDIインターフェス22は、外部装置
(図示しない)と該電子楽器との間で送受される演奏情
報の受渡制御を行うものである。外部装置としては、当
該電子楽器に演奏情報を供給し、又は、当該電子楽器か
らの演奏情報に基づき楽音を発生する各種装置が含まれ
る。 【0027】なお、上記鍵盤インタフェース11、パネ
ルインタフェース13、CPU14、プログラムメモリ
15、RAM16、自動演奏パターンデータメモリ1
7、楽音波形メモリ18、楽音発生回路19及びMID
Iインタフェース22は、システムバス30で相互に接
続されるようになっている。 【0028】次に、図2を参照しながら、本発明の電子
楽器の操作パネル12上のパターン操作に関連する操作
子のパネルレイアウト及び機能について説明する。 【0029】53はコードスイッチであり、該スイッチ
53が押下されるとオフ(発音抑制状態)になり、再度
押下されるとオンされるように構成されている。 【0030】また、これらのスイッチには、それぞれL
EDランプが付されており、スイッチがオンされると点
灯しスイッチの設定状態を示すようになっている。 【0031】なお、スイッチの設定状態の表示は本実施
例に限定されるものではなく、例えばスイッチの倒れて
いる方向によってオン/オフが判別できるように構成し
てもよい。 【0032】同様に、54はベース用、55はドラム用
のスイッチであり、これらのスイッチは、それぞれベー
スやドラムのオン/オフを行うものである。なお、これ
らのスイッチは電子楽器の有する各パターンに対応して
設けられるものであり、当該楽器の有するパターン数だ
け設けられている。 【0033】次に、上記のような構成における本発明の
実施例の動作について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例では、電子楽器の有するパターンデータは
コード、ベース、ドラムの3つのパターンデータである
場合を例にして説明する。 【0034】図3は、本実施例の動作を示すメインフロ
ーチャートである。 【0035】電源が投入されると、初期化処理が行われ
る(ステップS10)。この初期化処理は、楽音発生回
路19の内部状態を初期状態に設定して電源投入時に不
要な音が発生されるのを防止したり、RAM16の作業
用領域をクリアしたり、レジスタやフラグを初期状態に
設定する処理である。 【0036】次いで、鍵処理が行われる(ステップS1
1)。この鍵処理は、鍵盤10のキーの押鍵/離鍵に伴
なうイベント処理を行うものである。この鍵処理の動作
は周知であり、本発明の要旨とは直接関係がないので、
詳細な説明は省略する。 【0037】次いで、パネル処理が行われる(ステップ
S12)。即ち、操作パネル12のパネルスキャン回路
で検出された各スイッチのオン/オフ状態がCPU14
に読み込まれ、RAM16の所定領域に記憶される。 【0038】そして、該パネル処理において、操作パネ
ル12のスイッチにオンイベントがあるか否かが調べら
れる。これは、前回操作パネル12から取り込んだ各ス
イッチのオン/オフ状態(RAM16上に記憶されてい
る)と、今回操作パネル12から取り込んだ各スイッチ
のオン/オフ状態とを比較し、新たにオンになったスイ
ッチが存在するか否かを調べることにより行われる。 【0039】なお、本発明に直接関係する全パートオン
及び各パートスイッチのオン/オフに伴う動作について
は図4、図5の説明で詳述する。 【0040】次いで、リズムフラグがオンにされている
か否かが調べられる(ステップS13)。これは、上記
ステップS12のパネルスキャン処理で作成したイベン
トマップのフラグを調べることにより行われる。 【0041】そして、リズムフラグがオンでないことが
判断されると、演奏中ではないのでステップS11の鍵
盤イベント処理に戻り、以下上記のルーチンを繰り返
す。 【0042】一方、リズムフラグがオンであることが判
断されると、リズム演奏処理を行ない(ステップS1
4)、該リズム演奏処理が終わるとステップS11の鍵
盤イベント処理に戻り、以下上記のルーチンを繰り返
す。なお、該リズム演奏処理については、図6、図7の
リズム演奏処理の説明で詳述する。 【0043】次に、上記ステップS12のパネル処理の
うち、本発明に直接係わるパートのオン/オフの動作に
ついて図4、図5を参照しながら説明する。 【0044】なお、本実施例では、初期設定の段階では
コード、ベース、ドラムの各フラグは0、即ち全音発音
可能な状態に設定されるものとする。また各フラグは発
音する場合はフラグ=0、発音しない場合はフラグ=1
に設定されるものとして説明する。 【0045】また、本実施例では、全パターンのオンの
機能は、コードスイッチ53(以下、スイッチをSWと
記す)及び、ベースSW54の同時押下に割り当てられ
ているものとする。 【0046】パネル処理では、先ず、パネルスキャンが
行われる(ステップS20)。即ち、操作パネル12の
パネルスキャン回路で検出された各スイッチのオン/オ
フ状態を示す信号がCPU14に読み込まれ、RAM1
6に記憶される。 【0047】そして、前回操作パネル12から取り込ん
だ各スイッチのオン/オフ状態(RAM16の他の領域
に記憶されている)と、今回操作パネル12から取り込
んだ各スイッチのオン/オフ状態とを比較し、新たにオ
ンになったスイッチに対応するビットのみをオンにセッ
トしたイベントマップが作成される。 【0048】次いで、コードSWイベントがあったか否
かが調べられる(ステップS21)。これは、上記パネ
ルスキャン処理で作成したイベントマップを記憶したレ
ジスタを調べることにより行われる。以下の、イベント
の判断も同様である。 【0049】そして、コードSWイベントがなかったこ
とが判断されると、コードSWに関する設定は必要ない
のでステップS27に分岐する。 【0050】一方、コードSWイベントがあったことが
判断されると、続いてベースSWイベントがあったか否
かが調べられる(ステップS22)。 【0051】そして、ベースSWイベントがあったこと
が判断されると、コードSW、ベースSWが同時に押下
されているので、ステップS23に分岐し、コード、ベ
ース、ドラム等全パターンのフラグを0にセットし(ス
テップS23)、ステップS35に分岐する。 【0052】これにより、コード、ベース、ドラム、即
ち、全パターンが発音可能な状態にセットされる。この
ように、本実施例によれば、コードSW、ベースSWが
同時に操作されると全音が発音可能な状態にセットされ
る。 【0053】一方、上記ステップS22でベースSWイ
ベントがなかった場合は、次いでコードフラグが0か否
かが調べられる(ステップS24)。 【0054】そして、コードフラグが0の場合は、現在
発音状態にあり、しかもコードSWイベントがあったの
であるから、コードフラグを1、即ち発音を抑制する状
態にセットし(ステップS25)、ステップS27に進
む。。 【0055】一方、コードフラグが0ではない場合は、
コードの発音は抑制されており、しかもコードイベント
があったのであるから、コードの発音を可能にするため
コードフラグを0にセットして(ステップS26)、ス
テップS27に進む。 【0056】次いで、ベースに関する設定を行う。即
ち、ベースSWイベントがあったか否かが調べられる
(ステップS27)。そして、ベースSWイベントがな
かった場合はベースに関する設定は必要ないので、その
ままステップS31に分岐する。 【0057】一方、ベースSWイベントがあった場合
は、続いてベースフラグが0であるか否かが調べられる
(ステップS28)。そしてベースフラグが0の場合は
発音を抑制するためベースフラグを1に設定する。 【0058】一方、上記ステップS28でベースフラグ
が1の場合は、ベースの発音は抑制状態にあるので、発
音可能状態にするためベースフラグを0に設定する。 【0059】次いで、ドラムに関する設定を行う。即
ち、ドラムSWイベントがあったか否かが調べられる
(ステップS31)。そして、ドラムSWイベントがな
かった場合はドラムに関する設定は必要ないので、その
ままステップS35に分岐する。 【0060】一方、ドラムSWイベントがあった場合
は、続いてドラムフラグが0であるか否かが調べられる
(ステップS32)。そしてドラムフラグが0の場合は
発音を抑制するためドラムフラグを1に設定する。 【0061】一方、上記ステップS32でドラムフラグ
が1の場合は、発音抑制状態にあるので、発音可能状態
にするためドラムフラグを0に設定する(ステップS3
4)。 【0062】そして、ステップS35に進み、その他の
パネル処理を行う(ステップS35)。その他のパネル
処理とは、上記のルーチンでは説明しなかった音色選択
処理や音量変更処理、リズム選択処理等に係わるイベン
ト処理であり該処理を終わるとメインルーチンに戻る。 【0063】このように、本発明によれば、コードスイ
ッチ53及びベーススイッチ54を同時に操作する簡単
な動作で、抑制されていた全ての音を発音可能な状態に
セットできるので、操作性に優れた電子楽器の操作子を
提供できる。 【0064】なお、本実施例ではスイッチの数を抑制す
るため、全パートオン機能をコードスイッチ53とベー
ススイッチ54に割り当てた場合を例に説明したが、本
機能は他のスイッチに割り当ててもよい。また、別個に
独立して全パートオン専用のスイッチを設けるように構
成してもよい。 【0065】次に、メインルーチンのステップS14で
行われるリズム演奏処理について、図6、図7のフロー
チャートを参照しながら説明する。 【0066】なお、リズム演奏処理は、コード、ベー
ス、ドラムの各データについて同一の処理が行われるも
のであり、処理自体はいずれも同じであるので、以下の
説明では、1つのデータに対する処理についてのみ説明
する。 【0067】このリズム演奏処理では、先ず、演奏デー
タの読み出しタイミングであるか否かが調べられる(ス
テップS40)。 【0068】これは、図示しないタイミングクロック発
生部が出力する読出タイミングクロックを調べることに
より、演奏データを自動演奏パターンデータメモリ17
から読み出すべきタイミングになったか否かを判断する
処理である。 【0069】そして、読み出しタイミングでないことが
判断されると、以下のリズム演奏処理は行なわずに、こ
のルーチンからリターンする。 【0070】一方、読み出しタイミングであることが判
断されると、演奏データの読み出しが行われる(ステッ
プS41)。そして、読み出した演奏データに含まれる
ステップタイムSTEPが、リズムカウンタCOUNT
の内容に等しいか否かが調べられる(ステップS4
2)。 【0071】比較の結果、等しくなければ未だ発音すべ
きタイミングに至っていないので、本リズム演奏処理ル
ーチンからメインルーチンにリターンする。 【0072】一方、ステップタイムSTEPが、リズム
カウンタCOUNTの内容に等しければ、先に読み出し
た演奏データがパターンENDを示す情報であるか否か
が調べられる(ステップS43)。 【0073】これは、演奏データの最初の1バイトに含
まれる所定ビットを調べることにより行なわれる。以下
の小節END(ステップS45)における判断も同様で
ある。 【0074】そして、パターンEND情報であることが
判断されると、所定小節のリズム演奏処理が終了したこ
とを判断し、再度リズムスタート処理が行われる(ステ
ップS44)。これにより、継続したリズム演奏が可能
となっている。 【0075】一方、ステップS43でパターンEND情
報でないことが判断されると、小節END情報であるか
否かが調べられる(ステップS45)。そして、小節E
ND情報であることが判断されると、フィルインフラグ
がオンであるか否かを調べる(ステップS46)。 【0076】オンであればこれをクリアする(ステップ
S47)。これにより、フィルインスイッチが押下され
た場合に、フィルイン演奏を1小節のみ行う機能が実現
されている。 【0077】一方、ステップS46でフィルインフラグ
がオンでない場合は、そのままステップS52に進む。 【0078】一方、上記ステップS45で、小節END
情報でないことが判断されると、次いでコードフラグが
1であるか否かが調べられる(ステップS48)。コー
ドフラグが1の場合は、コードの発音は抑制されている
のでステップS51に分岐する。 【0079】一方、コードフラグが0の場合は、続いて
ベースフラグが1であるか否かが調べられる(ステップ
S49)。ベースフラグが1の場合は、ベースの発音は
抑制されているのでステップS51に分岐する。 【0080】一方、ベースフラグが0の場合は、続いて
ドラムフラグが1であるか否かが調べられる(ステップ
S50)。ドラムフラグが1の場合は、ドラムの発音は
抑制されているのでステップS51に分岐する。 【0081】続いてフラグに変化があったか否かが調べ
られる(ステップS51)。即ち、上記ステップS4
8、49、または50でフラグが1で発音抑制状態の場
合は、コード、ベース、ドラム等、全パターンのいずれ
かについてフラグに変化があったか否かが調べられる。 【0082】これは、前の状態と比較して変化を調べる
処理であり、変化があった場合は、ステップS52に戻
り発音処理を行う。一方、何れのパターンのフラグにも
変化がなかった場合は、そのままメインルーチンに戻
る。 【0083】上記ステップS50で、ドラムフラグが0
の場合は、上記読み出した演奏データに基づいて発音処
理が行われる(ステップS52)。 【0084】次いで、パターンデータ中の次の演奏デー
タを読み出し(ステップS53)、該データ中のSTE
P情報を、所定のバッファにセットする(ステップS5
4)。そして、ステップS42へ戻り、上述した処理を
繰り返す。 【0085】このようにして、同一ステップタイムを有
する全演奏データに対する処理が終了すると、このリズ
ム演奏処理ルーチンからリターンする。 【0086】なお、このリズム演奏処理は、フィルイン
が指定されているときは、コード及びベースのパターン
データとしては、その時実行されているノーマルパター
ンのデータ、即ち、リズムスタート処理時に既にセット
されているコード先頭アドレス、ベース先頭アドレスで
指定されるデータが用いられ、ドラムのパターンデータ
はフィルインのデータ、即ち、リズムスタート処理時に
セットするドラム先頭アドレスで指定されるデータが用
いられる。 【0087】以上のように、本実施例によれば、自動演
奏パターンデータメモリ17にパターンデータを記憶す
る際に、イントロ、ノーマル又はエンディングの各自動
演奏パターンに係るパターンデータとして、コード、ベ
ース、ドラムの3種類のデータを記憶しておく。また、
フィルインの自動演奏パターンに係るパターンデータと
してドラムのデータのみを記憶しておく。 【0088】そして、操作パネル12のフィルインスイ
ッチでフィルインの演奏を行うべきことが指定された
際、ドラムのデータはフィルインのパターンデータから
読み出すが、コード及びベースのデータはノーマルのパ
ターンデータから読み出して発音するようにしている。 【0089】このように、フィルインパターンを、ノー
マルパターンからドラムのパターンに変えて演奏するこ
とにより、演奏曲に軽い変化を与えることができるよう
になっている。 【0090】かかる構成により、フィルインのパターン
データとしてコード及びベースのパターンデータを記憶
しておく必要がない。したがって、パターンデータの量
が少なくて済み、該パターンデータを記憶する自動演奏
パターンデータメモリ17の容量を小さくすることがで
きる。 【0091】なお、上記実施例では、自動演奏パターン
として、イントロ、フィルイン、ノーマル及びエンディ
ングを持つ場合について説明したが、これに限定される
ものではない。少なくともノーマルとフィルインのパタ
ーンを有していれば良い。また、上記に追加して他の自
動演奏パターンを持つように構成しても良い。 【0092】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
特定の複数の操作子を同時に押下する簡単な動作で、パ
ートオフされている全ての音のパートオンが可能とな
り、しかもリアクションは迅速で、発音の切れ間がな
く、自然で扱いやすい電子楽器が提供できる。 【0093】さらに、本発明によれば複数の操作子の組
み合わせにより、各種のコマンドを操作子に割当て可能
となるので操作パネル上のスイッチ類の削減が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電子楽器の全体構成図である。 【図2】本発明の電子楽器に係る操作パネル上の操作子
のパネルレイアウト及び機能を説明するための図であ
る。 【図3】本実施例の動作を説明するメインフローチャー
トである。 【図4】本実施例のパネル処理のオールパートオンの動
作を説明する図(1)である。 【図5】本実施例のパネル処理のオールパートオンの動
作を説明する図(2)である。 【図6】本実施例のリズム演奏処理の動作を説明するフ
ローチャート(1)である。 【図7】本実施例のリズム演奏処理の動作を説明するフ
ローチャート(2)である。 【符号の説明】 10 鍵盤 11 鍵盤インターフェス 12 操作パネル 13 パネルインターフェス 14 CPU 15 プログラムメモリ 16 RAM 17 自動演奏パターンデータメモリ 18 楽音波形メモリ 19 楽音発生回路 20 増幅器 21 スピーカ 22 MIDIインタフェース 53 コードスイッチ 54 ベーススイッチ 55 ドラムスイッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 パターンデータを内蔵し、該パターンデ
    ータのパートのオン/オフを操作子の操作により行う電
    子楽器において、 前記パートおよびパートに対応する操作子の数は3以上
    であり、 前記操作子の特定の2つの操作子の同時押下を検出する
    検出手段と、 前記検出手段の検出した信号に基づき、オフされている
    全てのパートを同時にオンとする制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
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