JP3654546B2 - 電子楽器のパラメータ設定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽音を制御するためのパラメータを電子楽器に設定するパラメータ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子キーボード、電子ピアノ、電子オルガン、シンセサイザ等の電子楽器が発生する楽音の音色、音量、効果等は、該電子楽器に設定されたパラメータに従って制御される。そして、かかるパラメータの設定に際しては、パラメータ設定装置が用いられる。
【0003】
従来のパラメータ設定装置はプリセットメモリを有している。このプリセットメモリには、複数のパラメータセットがプリセットデータとして格納されている。各パラメータセットは、楽音を制御するための各種パラメータで構成されている。そして、使用者によりプリセットメモリ中の特定のプリセットデータが選択されると、その選択されたプリセットデータに対応するパラメータセットがプリセットメモリからワークメモリにロードされる。このワークメモリにロードされたパラメータセットは楽音発生部に供給される。楽音発生部は、このパラメータセットに含まれる各種パラメータに基づいて楽音データを形成し、更にその楽音データに基づいて楽音信号を生成してスピーカ、ヘッドホン等に送出する。
【0004】
ところで、この種のパラメータ設定装置には、使用者の好みに応じてプリセットデータの内容を変更するためのデータ編集機能が設けられている。この機能を用いてデータの編集を行う際には、使用者は、先ず操作子を操作して適当なプリセットデータを選択する。これによりそのプリセットデータに対応するパラメータセットがワークメモリにロードされる。使用者は、この状態で更に操作子を操作して、変更すべきパラメータを指定すると共にそのパラメータに付与する値を入力する。これにより、ワークメモリ上の特定のパラメータが書き換えられるので、使用者は、所望の音色、効果等を有する楽音を得ることができる。
【0005】
なお、上述のようにして編集されたワークメモリ内のパラメータセットは、必要に応じてプリセットメモリにプリセットデータとして一括して格納することができる。
【0006】
【発明か解決しようとする課題】
上述の従来のパラメータ設定装置においては、データ編集機能を用いて編集されたパラメータセット(以下、「編集データ」という)がワークメモリに格納されている状態で、プリセットメモリから新たなプリセットデータがワークメモリにロードされると、ワークメモリの内容がそのロードされたプリセットデータに書き換えられてしまう。このため使用者は、後でその編集データを使用したい場合には、その編集データを一旦プリセットメモリに格納しておく必要がある。
【0007】
しかしながら、使用者の操作ミス、操作のし忘れ等により誤って編集データをプリセットメモリに格納しないまま新たなプリセットデータの選択操作を行ってワークメモリの内容を変更してしまったような場合には、その編集データは消失する。この場合、使用者は再度その編集データを再現するための操作を余儀なくされ、その上、再現操作も容易ではないため不便であった。
【0008】
このような欠点を除去することができるものとして、特開平4−76599号公報に開示された装置が知られている。この装置を用いてプリセットデータを編集する際は、まずプリセットメモリに格納されている複数のプリセットデータの中から1つのプリセットデータを選択し、その選択されたプリセットデータに対応するパラメータセットをワークメモリにロードする。そして、操作子を操作してパラメータ設定装置を編集モードにする。そして、更に操作子を操作してパラメータセット中の所望のパラメータを変更する。そして編集途中あるいは編集終了後、編集モードを解除すると、そのときワークメモリにセットされている編集データが一括して待避用のアドバンスメモリに自動的に格納される。
【0009】
従って、編集モードの解除後、ワークメモリへのプリセットデータの新たなロード動作が行われ、ワークメモリにそれまで記憶されていた編集データがそのプリセットデータにより置き換えられてしまった場合でも、使用者は、操作子の操作によってアドバンスメモリに記憶された編集データを呼び出すことにより、容易に編集データを再現させることができる。
【0010】
ところで、使用者がパラメータ設定装置を用いてプリセットデータを編集することにより所望の音を得ようとする場合に、使用者はパラメータの値を種々変更して徐々に所望の音に近づけていくという作業を行う。この作業過程において、使用者は、以前に作成した編集データに基づく音を再度聞いてみたいと欲する場合がある。かかる場合に、特開平4−76599号公報に開示された装置を用いれば、新たなプリセットデータをワークメモリにロードする直前の編集データを再現させることは可能であるが、それより以前に作成した編集データを再現させることはできない。
【0011】
本発明は、上記のような使用者の要請に応えるためになされたもので、以前に作成した編集データを再現することのできる電子楽器のパラメータ設定装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子楽器のパラメータ設定装置は、
楽音を制御するためのパラメータを電子楽器に設定するためのパラメータ設定装置であって、
待避指示手段と、
アンドウ操作子と、
現在使用中のパラメータを保持するワークメモリと、
複数のパラメータを順次記憶するアンドウメモリと、
該アンドウメモリの記憶位置を指すポインタと、
該待避指示手段による指示に応じて該ワークメモリに記憶されているパラメータを該アンドウメモリの該ポインタで指される位置に待避させ且つ該ポインタを更新し、該アンドウ操作子の操作に応じて該ポインタで指される該アンドウメモリの位置からパラメータを読み出して該ワークメモリに復帰させ且つ該ポインタを更新する制御手段、とを有する。
【0013】
上記ワークメモリ及びアンドウメモリとしては、例えばRAM、ハードディスク、フロッピーディスク、メモリカードその他の書き換え可能な種々のメモリを用いることができるが、物理的サイズ、書き換え速度等の観点からRAMを用いることが好ましい。ワークメモリは、例えばRAMの中の所定領域に形成することができる。アンドウメモリは、例えばRAMの中の他の領域に形成することができる。このアンドウメモリは、例えばプッシュダウンスタックとして構成することができる。
【0014】
上記待避指示手段は鍵盤装置で構成することができる。この場合、上記制御手段は、ワークメモリの内容の変更後最初に鍵盤装置が操作された時にワークメモリに記憶されているパラメータをアンドウメモリのポインタで指される位置に待避させ且つ該ポインタを更新するように構成できる。
【0015】
また、上記待避指示手段はタイマで構成することができる。この場合、上記制御手段は、ワークメモリの内容の変更後最初に該タイマにより所定時間が経過したことが検出された時にワークメモリに記憶されているパラメータをアンドウメモリのポインタで指される位置に待避させ且つ該ポインタを更新するように構成できる。上記所定時間は、全パラメータに共通の一定時間とすることができる。また、上記所定時間は、各パラメータ毎に異なる時間とすることもできる。
【0016】
更に、上記待避指示手段は鍵盤装置及びタイマで構成することができる。この場合、上記制御手段はワークメモリの内容の変更後最初に鍵盤装置が操作され且つタイマにより所定時間が経過したことが検出された時にワークメモリに記憶されているパラメータをアンドウメモリのポインタで指される位置に待避させ且つポインタを更新するように構成できる。
【0017】
上記ポインタは、例えばRAMの中の所定領域に設け、制御手段により更新するように構成できる。このポインタは、待避指示手段による指示があったときにインクリメントし、アンドウ操作子が操作されたときにデクリメントするように構成できる。或いは逆に、待避指示手段による指示があったときにデクリメントし、アンドウ操作子の操作があったときにインクリメントするように構成することもできる。
【0018】
上記アンドウ操作子は、例えば押釦スイッチで構成することができる。なお、アンドウ操作子は押釦スイッチに限らず、使用者が所定の指示を行うことができるものであれば、如何なる操作子をも用いることができる。このアンドウ操作子は、使用者が操作しやすいように、例えば電子楽器の表面に設けられた操作パネル上に配置することが好ましい。
【0019】
上記制御手段は、例えばCPUの処理により構成することができる。なお、制御手段は、CPUの処理に限らず、ワイヤードロジックで構成することは勿論可能である。この制御手段は、ワークメモリに記憶されているパラメータをアンドウメモリに待避させる時及びアンドウメモリからパラメータを読み出してワークメモリに復帰させる時は、複数のパラメータを一括して待避/復帰を行わせることができる。或いはまた、複数のパラメータの中の所定のパラメータのみを待避/復帰を行わせるように構成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、本パラメータ設定装置は単独で構成することも可能であるが、以下においては、本パラメータ設定装置が電子楽器に組み込まれている場合について説明する。
【0021】
本実施の形態では、20個のプリセットデータPD1〜PD20を記憶できるものとし、各プリセットデータ、つまり各パラメータセットは、電子楽器が発生する楽音の音色、音量、音高、効果、リズム等を設定、制御するための10個のパラメータN1〜N10で構成されているものとする。なお、本実施の形態では、プリセットデータの数は20個、各パラメータセットを構成するパラメータの数は10個として説明するが、プリセットデータ及びパラメータの個数は上記に限定されず、それぞれ任意の個数とすることができる。
【0022】
図1は、本発明のパラメータ設定装置が適用された電子楽器の構成を示すブロック図である。図1において、CPU10、ROM11、RAM12、キーボード部13、操作パネル部14及び楽音発生部15はそれぞれデータバス、アドレスバス等で成るバスライン20に接続されており、相互にデータの送受信を行うことができるように構成されている。
【0023】
CPU10は、ROM11に格納された制御プログラムに従ってキーボード部13の各鍵スイッチのスキャン処理及び操作パネル部14の各操作子のスキャン処理を行ってキーボード部13の各鍵の操作状態(押鍵、離鍵、操作された鍵のキーナンバ、鍵の操作速度を表すベロシティ等)及び操作パネル部14の各操作子の操作状態を検出し、各鍵又は操作子の操作に応じて後述する各処理を実行する。また、このCPU10は上記処理の他、次のような処理を行う。
【0024】
即ち、CPU10は、操作パネル部14の各操作子の操作に応じた各種情報を使用者に知らせるために、それらの情報を表示させるための表示データを、後述する操作パネル4(図2参照)内に配置されているディスプレイ装置50に送出する。また、キーボード部13、操作パネル部14の各鍵及び操作子の操作に応じた楽音を発生させるために、ROM11に格納さているデータとRAM12に格納されている鍵及び操作子の操作に関する情報に基づいて制御データを生成し、その制御データを楽音発生部15に送出する。
【0025】
ROM11には、CPU10の制御プログラム、楽音波形データ、ディスプレイ装置50用の表示データ、初期プリセットデータ等が格納されている。
【0026】
RAM12は、バッテリーバックアップされたRAM或いは不揮発性RAMからなり、CPU10の各種処理の過程において各種の情報を一時的に記憶したり、各種処理の結果得られた情報を記憶したりする記憶領域を有する。このRAM12に設けられる各種の記憶領域のうち主なものについて図3を参照しながら説明する。
【0027】
プリセットメモリPMEMは、20個の記憶領域を有し、各記憶領域にはパラメータセットがプリセットデータPD1〜PD20として記憶される。このプリセットデータPD1〜PD20には、ROM11から読み出された初期プリセットデータ及び使用者により作成された編集データが含まれる。
【0028】
プリセットデータ番号レジスタPDRは、プリセットメモリPMEM内の1つのプリセットデータを指定するためのプリセットデータ番号n(n=1、2、・・・20)を保持する。後述する操作パネル部14のプリセットデータ選択スイッチP1〜P20の何れかが操作されてプリセットデータ(音色)の選択がなされると、その操作されたスイッチに対応するプリセットデータ番号nがこのプリセットデータ番号レジスタPDRにセットされる。
【0029】
ワークメモリWMEMは、楽音発生部15に供給すべきパラメータセットを記憶する。このワークメモリWMEMの内容が楽音発生部15に供給されることによって楽音の音色等が制御される。なお、このワークメモリWMEMから楽音発生部15に各パラメータを供給するに際しては、各パラメータを楽音発生部15におけるデータ処理に適したデータ形式に変換してから供給したり、変更のあったパラメータのみを供給するようにしてもよい。
【0030】
このワークメモリWMEMには、上記プリセットメモリPMEMに記憶された各プリセットデータをロードできるようになっている。また、このワークメモリWMEMにロードされたプリセットデータ(パラメータセットに等しい)を構成する各パラメータは、操作パネル部14のスイッチの操作によって個別に変更できるように構成されている。
【0031】
パラメータ番号レジスタPNRは、ワークメモリWMEMにセットされているパラメータセットのうち、変更を行うべきパラメータを指定するためのパラメータ番号m(m=1、2、・・・10)を保持する。後述する操作パネル部14のプリセットデータ選択スイッチP1〜P10の何れかが操作されて変更を行うべきパラメータの選択がなされると、その操作されたスイッチに対応するパラメータ番号mがこのパラメータ番号レジスタPNRに記憶される。
【0032】
アンドウメモリUMEMは、ワークメモリWMEM上のパラメータセットを所定のタイミングで待避するために使用され、編集データの履歴が記憶される。このアンドウメモリUMEMはプッシュダウンスタックとして構成されている。即ち、このアンドウメモリUMEMには、所定のタイミングでワークメモリWMEM上にある編集データがプッシュダウンされ、後述するアンドウスイッチUNDが操作されることによりアンドウメモリUMEMの内容がポップアップされてワークメモリWMEM上に呼び出される。スタック段数は複数段とすることができる。かかる構成により、以前の編集作業で生成したした編集データを呼び出すことができるので、容易且つ確実に以前の編集データの再現を行うことができるようになっている。
【0033】
アンドウメモリUMEMの構成例を図4に示す。図4(A)は、パラメータセット単位で待避/復帰する場合のアンドウメモリUMEMの構成例である。アンドウメモリUMEMは、1つのパラメータセットを構成する全パラメータN1〜N10を記憶できる記憶領域を複数個有している。各記憶領域は、ポインタPT(図3参照)で指されるようになっている。
【0034】
図4(B)は、アンドウメモリUMEMの他の構成例である。この例では、アンドウメモリUMEMは、1つのパラメータとパラメータ番号m(N1〜N10)とを一対として記憶する記憶領域を複数個有している。各記憶領域は、ポインタPT(図3参照)で指されるようになっている。
【0035】
ポインタPTは、アンドウメモリUMEMの最も最近プッシュダウン又はポップアップした記憶領域の次の記憶領域の位置を示す。このポインタPTと上記アンドウメモリUMEMとによりプッシュダウンスタックの機能が実現されている。
【0036】
RAM12には、上述した記憶領域の他に、レジスタ、カウンタ、フラグ等が設けられている。以下、主なものについて説明する。
【0037】
(1)編集フラグ:編集モードであるかプレイモードであるかを記憶する。編集モードであればこの編集フラグは「1」にセットされ、プレイモードであれば「0」にクリアされる。
(2)アンドウフラグ:アンドウモードであるかどうかを記憶するフラグである。アンドウモードでは、このアンドウフラグが「1」にセットされる。
(3)書込みフラグ:書込みモードであるかどうかを記憶するフラグである。書込みモードでは、この書込みフラグが「1」にセットされる。
(4)フラグFLG1:キーオンイベントがあったことを記憶するフラグである。押鍵により「1」にセットされる。
(5)フラグBFLG1:押鍵に基づく自動保存処理を行ったことを記憶するフラグである。自動保存が行われた場合に「1」にセットされる。
(6)フラグFLG2:所定時間が経過したことを記憶するフラグである。タイムカウンタCTRで所定時間を計時した時に「1」にセットされる。
(7)フラグBFLG2:タイマに基づく自動保存処理を行ったことを記憶するフラグである。自動保存が行われた場合に「1」にセットされる。
(8)タイムカウンタCTR:後述するタイマ割込が発生する毎にカウントアップするカウンタである。ワークメモリWMEMの内容を待避するタイミングを得るために使用される(詳細は後述する)。
【0038】
図1において、キーボード部13は1つ又は複数の鍵盤から成り、各鍵盤は複数の鍵で構成されている。各鍵には2つの鍵スイッチが設けられている。キーボード部13では、各鍵の鍵スイッチの開閉が検出され、これに基づいて押鍵、離鍵が検出されると共に、鍵の操作速度が検出されるように構成されている。
【0039】
操作パネル部14には、図2に示すように、各種の操作子と、各種の情報を表示するための例えばLCDから成るディスプレイ装置50が配置されている。
【0040】
上記各種の操作子のうち、編集スイッチEDITは、編集モードとプレイモードとを切り換えるためのスイッチである。ここで、編集モードとは、パラメータセットを構成する各パラメータの変更を可能にする(プリセットデータの編集を可能にする)モードである。一方、プレイモードは、編集モードが解除された時に設定されるモードであってプリセットデータの選択(音色の選択)等が行われるモードである。この編集スイッチEDITが押される毎に編集モードとプレイモードとが交互に設定される。編集モードであるかプレイモードであるかは、編集フラグによって記憶される。
【0041】
アンドウスイッチUNDは、アンドウモードの設定とそのアンドウモードの解除を指示するための操作子である。このアンドウスイッチUNDによりアンドウモードにされた状態で、後述する+1スイッチ又は−1スイッチが操作されることにより、アンドウ機能が発揮される。ここで、アンドウ機能とは、アンドウメモリUMEMに格納されているパラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)をワークメモリWMEMに復帰させる機能である。このアンドウ機能の詳細は後述する。アンドウモードであるかどうかは、アンドウフラグによって記憶される。
【0042】
書込みスイッチWRITEは、書込みモードの設定とその書込みモードの解除を指示するための操作子である。書込みモードは、編集済みの(データの変更が行われた)パラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)をプリセットメモリPMEMにプリセットデータとして記憶させるためのモードである。書込みモードであるかどうかは、書込みフラグによって記憶される。
【0043】
値変更スイッチ23は、+10スイッチ、−10スイッチ、+1スイッチ及び−1スイッチで構成されている。+10スイッチは10単位で値を増加させ、−10スイッチは10単位で値を減少させるためにそれぞれ使用される。また、+1スイッチは1単位で値を増加させ、−1スイッチは1単位で値を減少させるためにそれぞれ使用される。これら各スイッチは、プレイモード時にはプリセットデータ番号n(n=1、2、・・・20)を設定するための操作子として使用され、編集モード時には各パラメータの値を変更するための操作子として使用される。なお、上述の+1スイッチは「YES」の応答、−1スイッチは「NO」の応答をするための操作子としても使用される。
【0044】
プリセットデータ選択スイッチ24は、20個のスイッチP1〜P20から構成されている。これらのスイッチP1〜P20は、プレイモード時には、プリセットメモリPMEMに記憶された20種類のプリセットデータPD1〜PD20の中から1つのプリセットデータを選択するために使用される。また、編集モード時には、スイッチP1〜P10(各スイッチの下部にN1〜N10が表示されている)は、ワークメモリWMEMにセットされている10個のパラメータN1〜N10の中からデータ内容の変更を行うべき1つのパラメータを選択するために使用される。スイッチP11〜P20(N1〜N10が表示されていない)は、編集モード時に編集モードの解除を指示するために使用される。
【0045】
図1において、楽音発生部15は、複数の楽音発生チャンネルを備え、同時に複数の楽音を発生可能なように構成されている。そしてこの楽音発生部15は、CPU10から送られてくる各鍵及び各操作子の操作状態を表す制御データと、CPU10によりRAM12のワークメモリWMEMから供給される各種パラメータとに基づいてデジタル形式の楽音データを形成する。なお、この楽音発生部15には、デジタルフィルタ、デジタル効果付加回路等も含まれている。
【0046】
この楽音発生部15で生成された楽音データはD/A変換器16でアナログの楽音信号に変換される。そしてこのアナログ楽音信号は、アナログフィルタ、アナログミキシング等のアナログ回路からなるアナログ信号効果部17において所定の信号処理がなされた後、増幅器18で増幅されてスピーカ部10に加えられる。
【0047】
次に、本パラメータ設定装置を操作して所定の機能を発揮させる場合の主な手順を説明する。先ず、プリセットデータをワークメモリWMEMにロードする手順について説明する。この場合は、先ず、編集スイッチを操作してプレイモードにする。次いで、スイッチP1〜P20を操作して読み出すべきプリセットデータPD1〜PD20の中の何れかを選択する。これにより選択されたプリセットデータがワークメモリWMEMにロードされる。
【0048】
次に、ワークメモリWMEMにセットされているパラメータを編集する手順について説明する。この場合は、先ず、編集スイッチEDITを操作して編集モードにする。次いで、この編集モードにおいて、スイッチP1〜P10を操作して変更すべきパラメータN1〜N10の中の何れかを選択する。次いで、値変更スイッチ23を操作し、選択されたパラメータの値を所望の値に設定する。これにより新たにセットされたパラメータに基づく楽音が発生される。
【0049】
次に、ワークメモリWMEMの内容をプリセットデータとしてプリセットメモリPMEMに格納する手順について説明する。この場合は、先ず、書込みスイッチWRITEを操作して書込みモードにする。次いで、この書込みモードにおいて、スイッチP1〜P20を操作して書き込むべきプリセットメモリPMEMの領域(プリセットデータPD1〜PD20の中の何れかに対応する領域)を選択する。次いで、+1スイッチを押す。これにより、ワークメモリWMEMの内容がプリセットメモリPMEMの指定された領域に格納され、その後書込みモードが解除される。なお、上記+1スイッチの代わりに−1スイッチを押すと、プリセットデータの格納は行われず、書込みモードの解除だけが行われる。
【0050】
次に、本発明のパラメータ設定装置が適用された電子楽器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0051】
(1)メイン処理
図5は、CPU10により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。電子楽器の電源が投入されると、CPU10は、先ずイニシャル処理を行う(ステップS10)。このイニシャル処理では、トーンジェネレータ(音源)の初期化、RAM12のクリア等が行われる。また、このイニシャル処理では、ROM11内の初期プリセットデータがプリセットメモリPMEMにセットされ、更に、図示しないタイマをスタートさせる処理が行われる。
【0052】
次いで、キースキャン処理が行われる(ステップS11)。このキースキャン処理では、キーボード部13の全ての鍵の操作状態が順次調べられる。そして、キーイベントの有無、つまり操作された鍵があるかどうかが調べられる(ステップS12)。ここでキーイベントがあることが判断されるとキー処理が行われる(ステップS13)。このキー処理の詳細は後述する。このキー処理が終了し、又は上記ステップS12でキーイベントがないことが判断されると、次いでパネルスキャン処理が行われる(ステップS14)。このパネルスキャン処理では、操作パネル部14の全ての操作子の操作状態を順次調べる処理が行われる。そして、操作子のイベントの有無、つまり操作された操作子があるかどうかが調べられる(ステップS15)。そして、操作子のイベントがあることが判断されると、パネル処理が行われる(ステップS16)。このパネル処理の詳細は後述する。
【0053】
上記パネル処理が終了し、又は上記ステップS15で操作子のイベントがないことが判断されると、次いで自動保存処理がが行われる(ステップS17)。この自動保存処理の詳細については後述する。次いで、その他の処理が行われる(ステップS18)。この「その他の処理」では、例えば図示しないMIDIインタフェース回路を介して外部機器との間でMIDIデータを送受信する処理等が行われる。その後、ステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0054】
このように、メイン処理ルーチンの上記ステップS11〜S18の繰り返し実行の過程でパネル操作又は鍵操作が行われると、その操作に対応する処理が行われることにより、パラメータ設定装置又は電子楽器としての各種機能が実現されている。
【0055】
(2)割込処理
次に、割込処理の詳細について図6のフローチャートを参照しながら説明する。割込処理は、上記メイン処理と並行して行われる。上記イニシャル処理でスタートされたタイマが所定時間を計時することにより割込信号をCPU10に供給する。この割込信号を受け付けたCPU10は、割込処理を開始する。
【0056】
割込処理では、先ず、タイムカウンタCTRがインクリメントされる(ステップS20)。次いで、タイムカウンタCTRの内容が所定値以上になったかどうかが調べられる(ステップS21)。ここで、タイムカウンタCTRの内容が所定値以上になったことが判断されると、フラグFLG2が「1」にセットされる(ステップS22)。そして、タイムカウンタCTRがクリアされる(ステップS23)。その後シーケンスはメイン処理ルーチンにリターンする。上記ステップS21で、タイムカウンタCTRの内容が所定値以上になっていないことが判断された場合もシーケンスはメイン処理ルーチンにリターンする。
【0057】
このように、割込処理では、タイムカウンタCTRが所定値になる毎、換言すれば所定時間(所定時間の好ましい値については後述する)が計測される毎にフラグFLG2が「1」にセットされる。このフラグFLG2は、後述する自動保存処理で参照され、ワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するタイミングを決定するために使用される。
【0058】
(3)キー処理
次に、キー処理の詳細について図7のフローチャートを参照しながら説明する。このキー処理は、メイン処理ルーチンでキーイベントが発生したことが判断された場合に実行される。キー処理では、先ず、キーイベントはキーオンイベントであるかどうかが調べられる(ステップS30)。そして、キーオンイベントであればキーオン処理が行われる(ステップS31)。このキーオン処理では、キーボード部13の各鍵及び操作パネル部14の各操作子の操作に応じた楽音を発生させるために、ROM11に格納されているデータとRAM12に格納されている鍵及び操作子の操作に関する情報に基づいて制御データを生成し、その制御データを楽音発生部15に送出する処理が行われる。次いで、フラグFLG1が「1」にセットされる(ステップS32)。その後シーケンスはメイン処理ルーチンにリターンする。
【0059】
上記ステップS30で、キーオンイベントでないことが判断されると、キーオフイベントがあったものと認識され、キーオフ処理が行われる(ステップS33)。キーオフ処理では、所定のデータを楽音発生部15に送ることにより、離鍵された鍵に対応する音を消音させる処理が行われる。その後シーケンスはメイン処理ルーチンにリターンする。
【0060】
このように、キー処理では、キーイベントの種類に応じて発音処理又は消音処理が行われると共に、キーオンイベントが発生する毎にフラグFLG1が「1」にセットされる。このフラグFLG1は、後述する自動保存処理で参照され、ワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するタイミングを決定するために使用される。
【0061】
(4)自動保存処理
次に、自動保存処理の第1の実施の形態について図8のフローチャートを参照しながら説明する。この自動保存処理は、メイン処理ルーチンを一周する毎に実行される。
【0062】
自動保存処理では、先ず、フラグBFLG1が「0」であり且つフラグFLG1が「1」であるという条件が成立するかどうかが調べられる(ステップS40)。ここで、条件が成立することが判断されると、フラグFLG1の状態をフラグBFLG1に記憶する(ステップS41)。次いでワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避される(ステップS44)。具体的には、パラメータセット(図4(A)の場合)又は変更されたパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)が、アンドウメモリUMEMのポインタPTで示される位置に格納され、次いでポインタPTが次の格納位置を指すように更新される。その後シーケンスはメイン処理ルーチンに戻る。
【0063】
ここで、フラグBFLG1は、電源投入直後のイニシャル処理及び編集モードにおいて値変更スイッチ23が操作された場合(詳細は後述)に「0」にクリアされる。従って、電源投入後の最初の鍵盤操作時及び編集モードでパラメータを変更した後の最初の鍵盤操作時に、ワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避されることになる。
【0064】
以上の処理を、使用者のキーボード部13及び操作パネル部14の操作に照らして考えてみると、使用者が電源投入後又は編集モードでパラメータを変更した後に鍵盤を操作したということは、その時点で設定されているパラメータに基づく音色を試聴していると考えられる。そこで、試聴の対象となったパラメータは、後に再度使用される可能性が大であることから、そのパラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)をアンドウメモリUMEMに記憶しておくようにしている。
【0065】
上記ステップS40で、条件が成立しなかったことが判断されると、次いで、フラグBFLG2が「0」であり、且つフラグFLG2が「1」であるという条件が成立するかどうかが調べられる(ステップS42)。ここで、条件が成立することが判断されると、フラグFLG2の状態をフラグにBFLG2に記憶する(ステップS43)。次いでステップS44へ分岐して上述したと同様の処理が行われ、その後シーケンスはメイン処理ルーチンに戻る。
【0066】
ここで、フラグBFLG2は、電源投入直後のイニシャル処理及び編集モードにおいて値変更スイッチ23が操作された場合(詳細は後述)に「0」にクリアされる。従って、電源投入から所定時間が経過した時及び編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過した時に、ワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避されることになる。
【0067】
以上の処理を、使用者のキーボード部13及び操作パネル部14の操作に照らして考えてみると、電源投入又は編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過するまでパラメータの編集が行われなかった(フラグFLG2が「0」にクリアされなかった)ということは、使用者が当該パラメータに基づく音色を好んで使用していると考えられる。そこで、使用されているパラメータは、後に再度使用される可能性が大であることから、そのパラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)をアンドウメモリUMEMに記憶しておくようにしている。従って、上記所定時間は、使用者が当該音色を好んで使用していることを認識するために必要な時間、例えば数十秒〜数分とすることが好ましい。また、この所定時間は、各パラメータに共通の一定時間であってもよいし、各パラメータ毎に異なる時間であってもよい。
【0068】
なお、本実施の形態では、電源投入後の最初の鍵盤操作時及び編集モードでパラメータを変更した後の最初の鍵盤操作時、並びに電源投入から所定時間が経過した時及び編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過した時にワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するように構成したが、電源投入後の最初の鍵盤操作時及び編集モードでパラメータを変更した後の最初の鍵盤操作時だけワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するように構成することもできるし、電源投入から所定時間が経過した時及び編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過した時だけワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するように構成することもできる。
【0069】
次に、自動保存処理の第2の実施の形態について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。本第2の実施の形態では、電源投入後の最初の鍵盤操作時又は編集モードでパラメータを変更した後の最初の鍵盤操作時であって、且つ電源投入から所定時間が経過した時又は編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過した時にワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに待避するようにしたものである。
【0070】
この自動保存処理では、先ず、フラグBFLG1が「0」であり、且つフラグFLG1が「1」であり、且つフラグBFLG2が「0」であり、且つフラグFLG2が「1」であるという条件が成立するかどうかが調べられる(ステップS50)。そして、この条件が成立したことが判断されると、フラグFLG1の状態をフラグにBFLG1記憶すると共に、フラグFLG2の状態をフラグBFLG2に記憶する(ステップS51)。次いでワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避される(ステップS52)。この処理は上述した第1の実施の形態におけるステップS44の処理と同じである。その後シーケンスはメイン処理ルーチンに戻る。上記ステップS50で条件が成立しなかったことが判断された場合にもシーケンスはメイン処理ルーチンに戻る。
【0071】
フラグFLG1、BFLG1、FLG2及びBFLG2は、電源投入直後のイニシャル処理及び編集モードにおいて値変更スイッチ23が操作された場合(詳細は後述)に「0」にクリアされる。従って、電源投入後の最初の鍵盤操作又は編集モードでパラメータを変更した後の最初の鍵盤操作であって、且つ電源投入から所定時間が経過し又は編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過した時に、ワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避されることになる。
【0072】
以上の処理を、使用者のキーボード部13及び操作パネル部14の操作に照らして考えてみると、使用者が電源投入後又は編集モードでパラメータを変更した後に鍵盤を操作したということは、その時点で設定されているパラメータに基づく音色を試聴しており、また、電源投入又は編集モードでパラメータを変更してから所定時間が経過するまでパラメータの編集が行われなかった(フラグFLG2が「0」にクリアされなかった)ということは、使用者が当該パラメータに基づく音色を好んで使用していると考えられる。従って、かかるパラメータは、後に再度使用される可能性が大であることから、そのパラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)をアンドウメモリUMEMに記憶しておくようにしている。
【0073】
(5)パネル処理
次に、上記メイン処理のステップS16で行われるパネル処理について説明する。図10はパネル処理の全体処理を示すフローチャートであり、図11〜図15はサブルーチンとして実行される各スイッチに対する処理の詳細を示したものである。以下、これらのフローチャートを参照しながらパネル処理の詳細について説明する。
【0074】
(5−1)全体処理
図10は、パネル処理の全体処理を示すフローチャートである。この処理では、先ず、編集スイッチEDITのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS60)。編集スイッチEDITのオンイベントがあるかどうかは、前回のパネルスキャン処理で得られた編集スイッチEDITに対応するデータがオフを示しており、今回のパネルスキャン処理で得られた編集スイッチEDITに対応するデータがオンを示しているかどうかを調べることにより行われる。他のスイッチについても同じである。
【0075】
このステップS60で、編集スイッチEDITのオンイベントがあることが判断されると、編集スイッチ処理が行われ(ステップS61)、そうでなければこの編集スイッチ処理はスキップされる。次いで、アンドウスイッチUNDのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS62)。ここで、アンドウスイッチUNDのオンイベントがあることが判断されると、アンドウスイッチ処理が行われ(ステップS63)、そうでなければこのアンドウスイッチ処理はスキップされる。次いで、書込みスイッチWRITEのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS64)。
【0076】
ここで、書込みスイッチWRITEのオンイベントがあることが判断されると、書込みスイッチ処理が行われ(ステップS65)、そうでなければこの書込みスイッチ処理はスキップされる。次いで、プリセットデータ選択スイッチ24(スイッチP1〜P20の何れか)のオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS66)。
【0077】
ここで、スイッチP1〜P20の何れかのオンイベントがあることが判断されると、プリセットデータ選択スイッチ処理が行われ(ステップS67)、そうでなければこのプリセットデータ選択スイッチ処理はスキップされる。次いで、値変更スイッチ23(+1、−1、+10、−10スイッチの何れか)のオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS68)。ここで、+1、−1、+10、−10スイッチの何れかのオンイベントがあることが判断されると、値変更スイッチ処理が行われ(ステップS69)、その後シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。上記ステップS68で値変更スイッチのオンイベントがないことが判断された場合もシーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0078】
(5−2)編集スイッチ処理
図11は編集スイッチEDITが操作された場合にCPU10により実行される処理を示すフローチャートである。
【0079】
この図11の処理においては、先ず、現在編集モードが設定されているか否かが調べられる(ステップS610)。これは編集フラグを調べることにより行われ、以下においても同じである。そして、編集モードが設定されていない、即ちプレイモードが設定されていることが判断されると編集モードを設定する(ステップS611)。この処理では、具体的には編集フラグを「1」にセットする処理が行われる。次いで、アンドウメモリUMEMの指定が行われる(ステップS612)。このアンドウメモリUMEMの指定処理では、ポインタPTをアンドウメモリUMEMの先頭に設定する処理が行われる。これにより、編集モードに入った後は、上述した条件が成立するとパラメータがアンドウメモリUMEMの先頭から順次待避されることになる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0080】
上記ステップS610で編集モードが設定されていることが判断された場合には、編集モードが解除され(ステップS613)、次いで、その他の処理が行われる(ステップS614)。この「その他の処理」はオプションであり、例えば編集モードを抜ける前にワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに格納する処理を行うように構成することができる。この場合、ワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに格納するかどうかを使用者に問い合わせ、その結果に応じてワークメモリWMEMの内容をアンドウメモリUMEMに格納するように構成することもできる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0081】
以上の処理により、編集スイッチEDITを押下する毎に編集モードとそうでないモード(プレイモード)とが交互に設定され、編集モードに入った場合は、アンドウメモリUMEMのポインタPTが初期化される。
【0082】
(5−3)アンドウスイッチ処理
図12はアンドウスイッチUNDが操作された場合にCPU10により実行される処理を示すフローチャートである。
【0083】
この図12の処理においては、先ず、アンドウモードであるかどうかが調べられる(ステップS630)。これはアンドウフラグを調べることにより行われ、以下においても同じである。そして、アンドウモードでないことが判断されるとアンドウモードを設定する処理が行われる(ステップS631)。この処理では、具体的にはアンドウフラグを「1」にセットする処理が行われる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0084】
上記ステップS630で、アンドウモードであることが判断されると、アンドウモードを解除する処理が行われる(ステップS632)。この処理では、具体的にはアンドウフラグを「0」にクリアする処理が行われる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0085】
以上の処理により、アンドウスイッチUNDが押される毎にアンドウモードとそうでないモードとが交互に設定される機能が実現されている。
【0086】
(5−4)書込みスイッチ処理
図13は書込みスイッチWRITEが操作された場合にCPU10により実行される処理を示すフローチャートである。
【0087】
この図13の処理においては、先ず、書込みモードであるかどうかが調べられる(ステップS650)。これは書込みフラグを調べることにより行われ、以下においても同じである。そして、書込みモードでないことが判断されると書込みモードを設定する処理が行われる(ステップS651)。この処理では、具体的には書込みフラグを「1」にセットする処理が行われる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0088】
上記ステップS650で、書込みモードであることが判断されると、書込みモードを解除する処理が行われる(ステップS652)。この処理では、具体的には書込みフラグを「0」にクリアする処理が行われる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0089】
以上の処理により、書込みスイッチWRITEが押される毎に書込みモードとそうでないモードとが交互に設定される機能が実現されている。
【0090】
(5−5)プリセットデータ選択スイッチ処理
図14はプリセットデータ選択スイッチ23(スイッチP1〜P20)が操作された場合にCPU10により実行される処理を示すフローチャートである。
【0091】
この図14の処理においては、先ず、書込みモードであるかどうかが調べられる(ステップS670)。そして、書込みモードであることが判断されるとプリセットデータ番号nを指定された番号にする処理が行われる(ステップS671)。即ち、操作されたスイッチP1〜P20に対応するプリセットデータ番号nがRAM12のプリセットデータ番号レジスタPDRに書き込まれる。これにより、ワークメモリWMEMに保持されているプリセットデータの指定が完了する。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0092】
上記ステップS670で書込みモードでないことが判断されると、次いで編集モードであるかどうかが調べられる(ステップS672)。ここで、編集モードでない、つまりプレイモードであることが判断されると、通常のプリセットデータ選択処理を行うべく、ステップS673に進む。そして、プリセットデータ番号nを指定された番号にする処理が行われる(ステップS673)。この処理は上記ステップS671の処理と同じである。次いで、プリセットデータ番号レジスタPDRにセットされているプリセットデータ番号nで指定されたプリセットデータがプリセットメモリPMEMから読み出され、ワークメモリWMEMにセットされる(ステップS674)。そして、このワークメモリWMEMの内容が楽音発生部15に送られる(ステップS675)。これにより、プリセットメモリPMEMにプリセットデータとして記憶されているパラメータセットに基づいて音色等が制御された楽音が発生される。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0093】
上記ステップS672で編集モードであることが判断されると、次いで、プリセットデータ選択スイッチ24の中のスイッチP1〜P10の何れかのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS676)。ここで、スイッチP1〜P10のオンイベントがあることが判断されると、パラメータ番号mを指定された番号にする処理が行われる(ステップS677)。この処理では、操作されたスイッチP1〜P10に対応するパラメータ番号mがRAM12のパラメータ番号レジスタPNRに書き込まれる。これにより、ワークメモリWMEMに保持されているパラメータセットの中の、変更を行うべきパラメータの指定が完了する。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0094】
上記ステップS676でスイッチP1〜P10のオンイベントでない、つまりスイッチP11〜P20のイベントであることが判断されると、編集モードの解除が行われる(ステップS678)。この処理では、編集フラグが「0」にクリアされる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0095】
(5−6)値変更スイッチ処理
図15は値変更スイッチ23が操作された場合にCPU10により実行される処理を示すフローチャートである。
【0096】
この図15の処理においては、先ず、書込みモードであるかどうかが調べられる(ステップS690)。そして、書込みモードであることが判断されると書込み処理(ステップS691及びS692)が行われる。
【0097】
この書込み処理では、先ず+1スイッチ又は−1スイッチのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS691)。ここで、オンイベントがないことが判断されると何らの処理をも行わずにシーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。これにより、書込みモードにされた後は、+1スイッチ又は−1スイッチが操作されるのを待って待機している状態になる。
【0098】
上記ステップS691で+1スイッチ又は−1スイッチのオンイベントがあることが判断されるとステップS692に進む。このステップS692では、+1スイッチが操作された場合は、ワークメモリWMEMの内容をプリセットデータ番号レジスタPDR内のプリセットデータ番号nが示すプリセットメモリPMEMの領域に書き込んだ後に書込みモードを解除する。書込みモードの解除は、書込みフラグを「0」にクリアすることにより行われる。これによって、ワークメモリWMEM上で編集されたデータがプリセットデータとしてプリセットメモリPMEMに記憶される。一方、−1スイッチが操作された場合は、書込みモードを解除する処理のみが行われる。その後シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0099】
上記ステップS690で書込みモードでないことが判断されると、次いでアンドウモードであるかどうかが調べられる(ステップS693)。ここでアンドウモードであることが判断されるとアンドウ処理(ステップS694〜S697)が行われる。
【0100】
このアンドウ処理では、先ず、先ず+1スイッチ又は−1スイッチのオンイベントがあるかどうかが調べられる(ステップS694)。ここで、オンイベントがないことが判断されると何らの処理をも行わずにシーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。これにより、アンドウモードにされた後は、+1スイッチ又は−1スイッチが操作されるのを待って待機している状態になる。
【0101】
上記ステップS694で+1スイッチ又は−1スイッチのオンイベントがあることが判断されるとステップS695に進む。このステップS695では、+1スイッチが操作された場合はアンドウメモリUMEMのポインタPTを1つ進める処理が行われ、−1スイッチが操作された場合はアンドウメモリUMEMのポインタPTを1つ戻す処理が行われる。この+1スイッチ又は−1スイッチを操作することにより、使用者は、アンドウメモリUMEMに記憶されている任意のデータを選択することができる。
【0102】
次いで、上記で更新されたポインタPTが指すアンドウメモリUMEMの位置からデータを読み出し、ワークメモリWMEMにセットする(ステップS696)。読み出されるデータは、アンドウメモリUMEMに格納されているパラメータセット(図4(A)の場合)又はパラメータ及びそのパラメータ番号の対(図4(B)の場合)である。そして、このワークメモリWMEMの内容が楽音発生部15に送られる(ステップS697)。これにより、アンドウメモリUMEMに待避されているパラメータセット又はパラメータに応じて音色等が制御された楽音が発生されるというアンドウ機能が実現されている。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0103】
上記ステップS693でアンドウモードでないことが判断されると、次いで編集モードであるかどうかが調べられる(ステップS698)。ここで編集モードであることが判断されると編集処理(ステップS699〜S701)が行われる。
【0104】
編集処理では、先ず、指定されたパラメータの値の増減処理が行われる(ステップS699)。この処理では、現在ワークメモリWMEM上にあるパラメータセットのうちで、そのときパラメータ番号レジスタPNRに保持されているパラメータ番号mにより指定されるパラメータの値が、値変更スイッチ23の中の操作されたスイッチに応じて+10、−10、+1、−1される。そして、その値が変更されたパラメータが楽音発生部15に送られる(ステップS700)。次いで、フラグFLG1、FLG2、BFLG1及びBFLG2がそれぞれ「0」にクリアされる(ステップS701)。これにより、次に鍵盤が操作され、又はタイマで所定時間が計数された場合に、その時点のワークメモリWMEMの内容がアンドウメモリUMEMに待避される状態になる。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0105】
上記ステップS698で編集モードでない、つまりプレイモードであることが判断されると、通常のプリセットデータ選択処理(ステップS702〜S704)が行われる。
【0106】
このプリセットデータ選択処理では、先ず操作されたスイッチに応じてプリセットデータ番号nの増減が行われる(ステップS702)。即ち、操作されたスイッチが+10、−10、+1、−1の何れのスイッチであるかに応じて、そのときプリセットデータ番号レジスタPDRに記憶されているプリセットデータ番号nの値が増減される。なお、本実施の形態の場合には、選択の対象となるプリセットデータ番号n(プリセットメモリPMEMの記憶領域の数)は、1≦n≦20であるので、上記増減の結果新たに求められたプリセットデータ番号nが上記範囲外の値になった場合には、1及び20をリミットにするか、1及び20で数値が折り返すように構成することができる。
【0107】
そして、上記のようにして更新された新たなプリセットデータ番号nに基づいてプリセットメモリPMEMからプリセットデータ番号nに対応するプリセットデータが読み出され、ワークメモリWMEMにセットされる(ステップS703)。次いで、このワークメモリWMEMにセットされたプリセットデータは楽音発生部6に供給される(ステップS704)。その後、シーケンスは全体処理ルーチンにリターンする。
【0108】
以上本発明の一実施の形態につき説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づき各種の変更が可能である。
【0109】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれぱ、以前に作成した編集データを再現することのできる電子楽器のパラメータ設定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパラメータ設定装置が適用された電子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のパラメータ設定装置の操作パネル部の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のパラメータ装置に用いられるRAMの記憶領域の一部を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態のパラメータ設定装置に用いられるアンドウメモリの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器のメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の割込処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器のキー処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の自動保存処理(例1)を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の自動保存処理(例2)を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器のパネル処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の編集スイッチ処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器のアンドウスイッチ処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の書込みスイッチ処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器のプリセット電子楽器選択スイッチ処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態パラメータ設定装置が適用された電子楽器の値変更スイッチ処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 キーボード部
14 操作パネル部
15 楽音発生部
16 D/A変換部
17 アナログ信号効果部
18 増幅器
19 スピーカ部
20 バスライン
23 値変更スイッチ
24 プリセットデータ選択スイッチ
50 ディスプレイ装置
PMEM プリセットメモリ
WMEM ワークメモリ
UMEM アンドウメモリ
PDR プリセットデータ番号レジスタ
PNR パラメータ番号レジスタ
PT ポインタ

Claims (3)

  1. キーボードの操作に応じた楽音をワークメモリに記録されるパラメータに基づいて制御して発生させる楽音発生手段と、
    前記ワークメモリに記録されるパラメータを入力装置の操作により編集する編集手段と、
    前記パラメータが変更された後で最初に前記キーボードが操作されたときに、前記ワークメモリに記録されているパラメータをアンドウメモリに記録する待避手段と、
    前記アンドウメモリに記録される複数のパラメータのうちから入力装置の操作により選択された1つのパラメータをワークメモリに記録する復帰手段
    とを具備する電子楽器。
  2. 請求項1において、
    前記待避手段は、前記ワークメモリに記録されるパラメータが変更されてから所定時間が経過する前に前記キーボードが操作されたときに、前記ワークメモリに記録されるパラメータを記録しない
    電子楽器。
  3. キーボードの操作に応じた楽音をワークメモリに記録されるパラメータに基づいて制御して発生させる楽音発生手段と、
    前記ワークメモリに記録されるパラメータを入力装置の操作により編集する編集手段と、
    前記ワークメモリに記録されるパラメータが所定時間以上に変更されないときに、前記ワークメモリに記録されているパラメータをアンドウメモリに記録する待避手段と、
    前記アンドウメモリに記録される複数のパラメータのうちから入力装置の操作により選択された1つのパラメータをワークメモリに記録する復帰手段
    とを具備する電子楽器。
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