JPH10228768A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10228768A
JPH10228768A JP9030094A JP3009497A JPH10228768A JP H10228768 A JPH10228768 A JP H10228768A JP 9030094 A JP9030094 A JP 9030094A JP 3009497 A JP3009497 A JP 3009497A JP H10228768 A JPH10228768 A JP H10228768A
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JP
Japan
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circuit
signal
level
self
power
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JP9030094A
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English (en)
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Takashi Ito
孝 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入直後における消費電流を低減する。 【解決手段】 初期化回路(20)は電源投入に応答し
てセルフリフレッシュ制御信号発生回路(30)を活性
化する。電源投入後セルフリフレッシュモードに半導体
記憶装置が入り、外部ロウアドレスストローブ信号/R
ASの論理状態にかかわらず、電源投入後RAS系制御
回路(10b)は初期状態にあり、消費電流は、スタン
バイ電流程度とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特に内部で周期的にメモリセルのデータがリフレ
ッシュされるセルフリフレッシュモード動作が可能なダ
イナミック型半導体記憶装置に関する。より特定的に
は、この半導体記憶装置における電源投入直後における
消費電流を低減するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図23は、従来のダイナミック型半導体
記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図23
において、従来の半導体記憶装置は、行列状に配列され
る複数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイ1
と、外部からのアドレス信号Adを取込み内部行アドレ
ス信号および内部列アドレス信号を生成するアドレスバ
ッファ2と、活性化時このアドレスバッファ2から与え
られる内部行アドレス信号をデコードし、該デコード結
果に従ってメモリセルアレイ1の対応の行を選択状態へ
駆動する行選択回路4と、活性化時、メモリセルアレイ
1のメモリセル列(ビット線対BL,/BL)のデータ
を検知し増幅しかつラッチするセンスアンプ帯6と、活
性化時アドレスバッファ2から与えられる列アドレス信
号をデコードし、メモリセルアレイ1のアドレス指定さ
れた列を選択して内部データバスへ接続する列選択回路
8を含む。
【0003】メモリセルアレイ1においては、メモリセ
ルの行それぞれに対応してワード線WLが配置され、ま
たメモリセル列それぞれに対応してビット線対BLおよ
び/BLが配置される。図23においては、1つのワー
ド線WLおよび1本のビット線BLを代表的に示す。メ
モリセルMCは、情報を格納するキャパシタCと、対応
のワード線が選択状態となったとき、キャパシタCを対
応のビット線BL(または/BL)へ接続するアクセス
トランジスタTを含む。
【0004】行選択回路4は、アドレスバッファ2から
の内部行アドレス信号をデコードするロウデコード回路
およびこのロウデコード回路の出力信号に従ってアドレ
ス指定された行に対応して配置されたワード線WLを選
択状態へ駆動するワード線ドライブ回路を含む。センス
アンプ帯6は、このビット線対それぞれに対応して設け
られるセンスアンプ回路を含む。通常、ビット線BLお
よび/BLはスタンバイ状態においては、たとえば中間
電圧レベルにプリチャージされており、対をなすビット
線BLおよび/BLの一方にメモリセルのデータがアク
ティブサイクルにおいて読出される。センスアンプ回路
は、各対応のビット線対の電位を差動的に増幅してラッ
チする。
【0005】列選択回路8は、アドレスバッファ2から
の内部列アドレス信号をデコードする列デコード回路
と、この列デコード回路の出力する列選択信号に従って
メモリセルアレイ1の対応の列を内部データ線に接続す
るIOゲートを含む。
【0006】半導体記憶装置は、さらに、外部から与え
られるロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムア
ドレスストローブ信号/CASおよびライトイネーブル
信号/WEに従って必要とされる内部制御信号を発生す
る内部制御信号発生回路10と、この内部制御信号発生
回路10の制御の下に列選択回路8により選択されたメ
モリセルと外部との間でデータの入出力を行なう入出力
回路12を含む。
【0007】ロウアドレスストローブ信号/RASは、
メモリサイクルを規定する信号であり、スタンバイサイ
クルおよびアクティブサイクルを規定する。このロウア
ドレスストローブ信号/RASが活性状態のLレベルと
なると、この半導体記憶装置においてメモリセル選択動
作が開始される。コラムアドレスストローブ信号/CA
Sは列選択動作の開始タイミングを与える信号である。
ライトイネーブル信号/WEは、データの書込/読出モ
ードを指定する信号である。データの読出タイミング
は、コラムアドレスストローブ信号/CASにより決定
され、選択メモリセルへのデータの書込を行なうタイミ
ングは、コラムアドレスストローブ信号/CASおよび
ライトイネーブル信号/WE両者の活性化により決定さ
れる。次にこの図23に示す半導体記憶装置の動作を図
24に示す波形図を参照して説明する。
【0008】ロウアドレスストローブ信号/RASがH
レベルのときには、この半導体記憶装置はスタンバイサ
イクルにあり、各内部回路はプリチャージ状態にある。
このスタンバイサイクルにおいて、内部回路がプリチャ
ージ状態におかれるときの電位レベルは、予め定められ
ている。
【0009】ロウアドレスストローブ信号/RASがL
レベルに立下がると、アクティブサイクルが始まり、メ
モリセル選択動作が始まる。このロウアドレスストロー
ブ信号/RASの立下がりに応答して、アドレスバッフ
ァ2は、外部から与えられるアドレス信号Adを取込み
内部行アドレス信号を形成して行選択回路4へ与える。
行選択回路4は、この与えられた内部行アドレス信号に
従ってメモリセルアレイ1のアドレス指定された行に対
応するワード線を選択状態へ駆動する。この選択状態と
されたワード線WLの電位がHレベルに立上がる。この
選択されたワード線WLに接続されるメモリセルMCに
おいては、アクセストランジスタTが導通し、キャパシ
タCに格納された電荷が対応のビット線BLまたは/B
Lに読出される。対をなすビット線において他方のビッ
ト線はプリチャージ電位レベルを保持する。図24にお
いては、メモリセルにLレベルのデータが格納されてい
るときのビット線BLおよび/BLの電位変化を示す。
ワード線が選択状態へ駆動され、ビット線対の電位差が
拡大されると、センスアンプ帯6が活性化され、各ビッ
ト線対の電位が差動的に増幅されてラッチされる。
【0010】一方、コラムアドレスストローブ信号/C
ASがHレベルからLレベルに立下がると、アドレスバ
ッファ2が、外部から与えられるアドレス信号Adに従
って、内部列アドレス信号を生成して列選択回路8へ与
える。列選択回路8は、このアドレス指定された列に対
応するビット線対を選択して内部データバスに接続す
る。入出力回路12が、読出モードに指定されている場
合には、この列選択回路8により選択された列上のメモ
リセルのデータが出力データQとして出力される。
【0011】1つのメモリサイクルが完了すると、ロウ
アドレスストローブ信号/RASおよびコラムアドレス
ストローブ信号/CASがHレベルへ立上がり、内部回
路はそれぞれ所定の初期状態に復帰する。すなわち、選
択ワード線WLが非選択状態の接地電位レベルへ低下
し、またビット線BLおよび/BLはそれぞれ所定の中
間電位レベルへプリチャージされる。
【0012】上述のように、ダイナミック型半導体記憶
装置においては、内部信号線/ノードを所定の電位レベ
ルにプリチャージした状態でアクティブサイクルが始ま
る。また、通常動作モードにおいては、ロウアドレスス
トローブ信号/RASをLレベルに立下げた後に、コラ
ムアドレスストローブ信号/CASがLレベルに立下げ
られる。コラムアドレスストローブ信号/CASをロウ
アドレスストローブ信号/RASよりも先にLレベルに
立上げると、後に説明するセルフリフレッシュモードの
ような特殊モードが実行される。
【0013】図25は、図23に示す内部制御信号発生
回路10に含まれる、ロウアドレスストローブ信号/R
ASに関連する部分の構成を概略的に示す図である。図
25において、内部制御信号発生回路10は、ロウアド
レスストローブ信号/RASと電源投入検出信号/PO
Rを受け、この電源投入検出信号/PORの活性状態
(Hレベル)のときにロウアドレスストローブ信号/R
ASに従って内部ロウアドレスストローブ信号を生成す
るRASバッファ10aと、このRASバッファ10a
からの内部ロウアドレスストローブ信号に従ってロウア
ドレスストローブ信号/RASに関連する回路部分(R
AS系回路)の動作を制御する制御信号を発生するRA
S系制御回路10bを含む。
【0014】RASバッファ10aは、電源投入検出信
号/PORがHレベルの活性状態にありかつロウアドレ
スストローブ信号/RASがLレベルのときに、内部ロ
ウアドレスストローブ信号をLレベルの活性状態へ駆動
するゲート回路10aaを含む。電源投入検出信号/P
ORは、外部からの電源電圧が与えられ、この外部電源
電圧が一定電圧レベルまたは定常状態で安定したときに
活性状態のHレベルとなる。
【0015】RAS系制御回路10bは、このロウアド
レスストローブ信号/RASに関連する回路部分、すな
わち行選択動作に関連する部分の回路を制御する制御信
号を発生する。図25においては、ロウアドレスバッフ
ァへ与えられる外部アドレス信号をロウアドレス信号と
してラッチするためのロウアドレスラッチ指示信号RA
Lと、メモリセルアレイにおいて選択ワード線を選択状
態へ駆動するタイミングを与えるワード線駆動信号RX
と、センスアンプ帯を活性化するためのセンスアンプ活
性化信号SAを代表的に示す。このRAS系制御回路1
0bから、さらに、ビット線を所定電位にプリチャージ
/イコライズするためのビット線イコライズ/プリチャ
ージ信号、行選択回路に含まれるロウデコーダを活性化
するためのロウデコーダイネーブル信号なども出力され
る。このRAS系制御回路10bの制御の下に、内部ロ
ウアドレスストローブ信号の活性化時、行選択回路4お
よびセンスアンプ帯6が動作し、選択ワード線に接続さ
れるメモリセルの検知増幅およびラッチ動作までが行な
われる。次にこの図25に示す内部制御信号発生回路の
動作を図26および図27を参照して説明する。
【0016】まず、図26を参照して、ロウアドレスス
トローブ信号/RASがHレベルに設定された状態で、
この半導体記憶装置に対して電源投入が行なわれるとき
の動作について説明する。時刻t1において、ロウアド
レスストローブ信号/RASがHレベルに設定された状
態で、電源投入が行なわれ、外部電源電圧EXTVcc
の電圧レベルが上昇する。このとき、まだ電源投入時に
おいては、電源投入検出信号/PORはLレベルであ
り、RASバッファ10aからの内部ロウアドレススト
ローブ信号はHレベルにある。この状態においては、半
導体記憶装置の各内部回路は初期状態にされ、各内部信
号線を初期状態にプリチャージするために少し大きな電
流Icが消費される。各内部信号線および内部ノードが
初期状態に設定された後は、各内部信号線は外部電源電
圧EXTVccの電圧レベルの上昇に従って所定電位レ
ベルに駆動される。この状態においては、小さなスタン
バイ電流のみが流れる。
【0017】時刻t2において、外部電源電圧EXTV
ccが所定電圧レベルに到達する(または一定の電圧レ
ベルで安定状態に到達する)と、電源投入検出信号/P
ORがHレベルとなる。RASバッファ10aにおいて
は、ロウアドレスストローブ信号/RASはHレベルで
あり、したがってゲート回路10aaの出力する内部ロ
ウアドレスストローブ信号はHレベルの非活性状態にあ
り、内部回路はスタンバイ状態を維持する。
【0018】時刻t3において、たとえばダミーサイク
ルを行なうために、ロウアドレスストローブ信号/RA
SがLレベルに立下げられると、RASバッファ10a
からの内部ロウアドレスストローブ信号がLレベルに低
下し、RAS系制御回路10bからの制御信号が活性状
態へ駆動される。図26において、ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASに関連するRAS系回路を制御するた
めの信号をRAS系制御信号φRASとして代表的に示
す。このRAS系制御信号φRASの活性化に従って、
内部回路が動作し、大きな動作電流Icが流れ、センス
アンプ6(図23参照)が動作してメモリセルデータの
検知増幅動作が行なわれた後には、電流Icは一定の電
流レベルで安定化する。
【0019】したがって、外部から与えられるロウアド
レスストローブ信号/RASを、メモリコントローラの
制御の下にHレベルに設定した状態で、この半導体記憶
装置に対し電源投入を行なった場合には、内部回路を初
期状態に保持して各内部ノードを低消費電流でプリチャ
ージすることができる。
【0020】RASバッファ910aに対してのみ電源
投入検出信号/PORが与えられる。コラムアドレスス
トローブ信号/CASを受けるCASバッファには、電
源投入検出信号/PORは与えられない。これは、内部
でのコラムアドレスストローブ信号の活性化は、内部ロ
ウアドレスストローブ信号が活性状態とされた後に行な
われるためである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ロウア
ドレスストローブ信号/RASをHレベルに設定した状
態で電源投入を行なった場合、半導体記憶装置内部にお
いては、RASバッファの出力する内部ロウアドレスス
トローブ信号は非活性状態にあり、内部回路はスタンバ
イ状態から電流を供給されて、初期状態に設定される。
したがって、電源投入時の消費電流は電源投入直後少し
大きくなるだけであり、十分小さくすることができる。
通常、スタンバイ時における半導体記憶装置において流
れる電流は、数十μAないし数μAである。
【0022】しかしながら、たとえばシステム電源立上
げ時などにおいて、メモリコントローラが誤動作し、ロ
ウアドレスストローブ信号/RASをLレベルに設定し
た状態で、この半導体記憶装置への電源投入が行なわれ
ることがある。この状態について次に図27を参照して
説明する。
【0023】時刻t1において、ロウアドレスストロー
ブ信号/RASがLレベルに設定された状態で、電源投
入が行なわれる。時刻t1から外部電源電圧EXTVc
cの電圧レベルが上昇する。このときまだ電源投入検出
信号/PORはLレベルであり、RASバッファ10a
からの内部ロウアドレスストローブ信号が非活性状態に
あり、内部回路はスタンバイ状態で電流を供給されて、
所定電位にプリチャージされる。したがって、この期間
においても、時刻t1において電源投入時においてのみ
内部信号線および内部ノードの充電のために少し大きな
電流が流れ、次いで安定状態となって、その内部信号線
および内部ノードが所定電位にプリチャージされる。
【0024】時刻t2において外部電源電圧EXTVc
cが所定電圧レベルに到達するかまたは一定電圧レベル
で安定化すると、電源投入検出信号/PORがHレベル
に立上がる。電源投入検出信号/PORの立上がりに応
答して、ゲート回路10aaが出力する内部ロウアドレ
スストローブ信号がLレベルとなり、RAS系制御回路
10bが活性化される。これにより、RAS系制御信号
φRASが活性状態となり、内部回路が動作し、大きな
電流が流れ、次いでセンスアンプ動作完了後、比較的大
きな電流で安定化する。
【0025】したがって、ロウアドレスストローブ信号
/RASをLレベルに設定した状態で電源投入を行なっ
た場合、電源投入検出信号/PORの立上がりに応答し
て、内部回路が動作し、大きな動作電流が流れ、次いで
比較的大きな電流が流れた状態で安定化する。したがっ
て、電源投入後の消費電流が大きくなるという問題が生
じる。
【0026】それゆえ、この発明の目的は、動作サイク
ル規定信号であるロウアドレスストローブ信号/RAS
の論理レベルにかかわらず、電源投入直後の消費電流を
低減することのできる半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0027】この発明の他の目的は、電源投入後から外
部からの動作サイクル規定信号であるロウアドレススト
ローブ信号に従って内部回路が動作されるまでの期間の
消費電流を低減することのできる半導体記憶装置を提供
することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、タイマを含み、活性化時このタイマの出力信
号に従ってメモリセルの記憶データを所定の時間間隔で
リフレッシュするための制御信号を発生するセルフリフ
レッシュ制御回路と、電源投入に応答してこのセルフリ
フレッシュ制御回路を活性化する初期化回路を備える。
【0029】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の初期化回路が、外部からの動作サイクル指示信号に
従って、この内部回路を初期化するためのダミーサイク
ルが指定されたことを検出するためのダミーサイクル検
出回路と、ダミーサイクル検出回路からのダミーサイク
ル検出信号の活性化に応答してセルフリフレッシュ制御
回路を非活性化する回路を備える。
【0030】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2の初期化回路が、外部電源電圧を受ける外部
電源ノードに結合され、この外部電源ノードへの電源電
圧に従って半導体記憶装置への電源投入を検出し、該電
源投入検出時セルフリフレッシュ制御回路を活性化する
電源投入検出回路を含む。
【0031】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2の初期化回路が、外部電源電圧を受ける電源
ノードに結合され、この外部電源ノードへの電源電圧に
従って電源投入を検出し、該電源投入検出時、電源投入
検出信号を活性化する電源投入検出回路と、この電源投
入検出回路からの電源投入検出信号を遅延してセルフリ
フレッシュ制御回路へ与えて、この遅延された電源投入
検出信号の活性化に従ってセルフリフレッシュ制御回路
を活性化するための遅延回路を含む。
【0032】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
1ないし4のいずれかの初期化回路は、外部から与えら
れる動作サイクル規定信号の活性状態に応答して活性化
されて、前記電源投入に従ってセルフリフレッシュ制御
回路を活性化する手段を含む。
【0033】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
1の初期化回路は、電源投入に応答してイネーブルさ
れ、外部からの第1の動作サイクル規定信号を通過させ
る第1のゲート回路と、この第1の動作サイクル規定信
号に応答して半導体記憶装置の内部回路を初期状態にお
くためのダミーサイクルが指定されたことを検出し、該
検出時ダミーサイクル検出信号を活性化するダミーサイ
クル検出手段と、このダミーサイクル検出手段からのダ
ミーサイクル検出信号の非活性状態に応答して第2の動
作サイクル規定信号を非活性状態に保持しかつダミーサ
イクル検出信号の活性化に応答してこの第2の動作サイ
クル規定信号を通過させる第2のゲート回路と、これら
第1および第2のゲート回路の出力信号を受け、該受け
た出力信号が所定のタイミング条件を満たすとき、セル
フリフレッシュ制御回路を活性化するタイミング検出回
路を備える。
【0034】請求項7に係る半導体記憶装置は、活性化
時外部電源電圧を降圧して内部電源電圧を発生する内部
降圧回路をさらに含む。この内部降圧回路は、リフレッ
シュ制御回路から発生されるメモリセル行を選択状態へ
駆動するための行選択指示信号の活性化時活性化され
る。
【0035】電源投入時、半導体記憶装置をセルフリフ
レッシュモードに設定することにより、半導体記憶装置
内部で、タイマに従って内部で所定の時間間隔でセルフ
リフレッシュが行なわれる。したがって、内部回路、特
にRAS系回路は、スタンバイ状態にあるかまたは間欠
的に動作するだけであり、常時動作状態に置かれること
はなく、電源投入後の平均消費電流を低減することがで
きる。
【0036】また、セルフリフレッシュモードに設定す
ることにより、セルフリフレッシュが行なわれるまで、
半導体記憶装置の内部回路を初期状態に設定することが
でき、回路が動作せず、消費電流を低減することができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図1において、半導体記憶装置は、従来と同様、複
数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイ1と、外
部からのアドレス信号を受けて内部アドレス信号を生成
するアドレスバッファ2と、与えられたアドレス信号に
従ってアドレス指定された行を選択状態へ駆動する行選
択回路4と、メモリセルアレイ1の選択メモリセルのデ
ータの検知、増幅およびラッチを行なうセンスアンプ帯
6と、メモリセルアレイ1の列を選択する列選択回路8
と、装置外部とデータの入出力を行なう入出力回路12
を含む。
【0038】この半導体記憶装置は、さらに、外部から
のロウアドレスストローブ信号/RASを受けて、内部
ロウアドレスストローブ信号を生成するRASバッファ
15と、電源投入時この半導体記憶装置をセルフリフレ
ッシュモードに設定する初期化回路20と、初期化回路
20の制御の下にセルフリフレッシュ動作に必要な制御
信号を発生するセルフリフレッシュ制御信号発生回路3
0を含む。
【0039】RASバッファ15は、外部からのロウア
ドレスストローブ信号/RASを受ける2段の縦続接続
されたインバータ15aおよび15bを含む。初期化回
路20は、電源ノード21に結合され、この電源ノード
に電源電圧Vccが投入されたことを検出すると電源投
入検出信号/PORを活性状態へ駆動する電源投入検出
回路22と、この電源投入検出回路22の出力信号に従
って初期化されかつ活性化され、外部からのロウアドレ
スストローブ信号/RASに従ってダミーサイクルが指
定されたことを検出するとダミーサイクル検出信号/P
OR8を活性状態へ駆動するダミーサイクル検出回路2
4と、電源投入検出信号/PORおよびダミーサイクル
検出信号/POR8に従ってセルフリフレッシュ指示信
号SELFを出力するゲート回路26を含む。
【0040】電源投入検出回路22は、この電源ノード
21上の電源電圧Vccが所定の電圧レベルに到達する
かまたは一定の電圧レベルで安定化すると、この電源投
入検出信号/PORを活性状態と駆動する。ダミーサイ
クル検出回路24は、電源投入検出信号/PORが活性
状態にあり、かつロウアドレスストローブ信号/RAS
が活性化されると、ダミーサイクルが指定されたことを
検出して、ダミーサイクル検出信号/POR8を活性状
態とする。このダミーサイクルは、半導体記憶装置の内
部回路を確実に初期状態に設定するために行なわれる。
ゲート回路26は、排他的論理和回路で構成され、電源
投入検出信号/PORおよびダミーサイクル検出信号/
POR8が同じ論理レベルのときには、セルフリフレッ
シュ指示信号SELFを非活性状態に保持する。すなわ
ち、セルフリフレッシュ指示信号SELFは、電源投入
検出信号/PORが活性状態にありかつダミーサイクル
が指定されるまでの間活性状態とされる。
【0041】セルフリフレッシュ制御信号発生回路30
は、活性化時、所定の時間間隔でセルフリフレッシュ要
求信号を出力するタイマ回路32と、初期化回路20か
らのセルフリフレッシュ指示信号SELFの活性化に応
答してタイマ回路32を起動しかつこのタイマ回路32
からのセルフリフレッシュ要求信号に従ってリフレッシ
ュ活性化信号RRASを出力するセルフリフレッシュ制
御回路34と、RASバッファ15からの内部ロウアド
レスストローブ信号とセルフリフレッシュ指示信号SE
LFを受けるOR回路36と、OR回路36の出力信号
とリフレッシュ活性化信号RRASを受けるAND回路
38を含む。
【0042】このAND回路38の出力信号はRAS系
制御回路10bへ与えられる。このRAS系制御回路1
0bは、従来と同様の構成を備え、信号/RASに関連
する回路、すなわち行選択動作に関連する部分の動作を
制御する。図1においては、このRAS系制御回路10
bの出力信号として、行選択回路4へ与えられるワード
線活性化タイミング信号RXおよびセンスアンプ帯6へ
与えられるセンスアンプ活性化信号SAを代表的に示
す。
【0043】この半導体記憶装置は、さらに、セルフリ
フレッシュ制御回路34の制御の下に活性化され、セル
フリフレッシュが行なわれるごとにそのカウント値を1
増分または減分するリフレッシュアドレスカウンタ40
と、セルフリフレッシュ制御回路34からの切換制御信
号MXに従ってリフレッシュアドレスカウンタ40およ
びアドレスバッファ2からのアドレスの一方を選択して
行選択回路4へ与える切換回路42を備える。切換回路
42は、セルフリフレッシュモード時においては、この
切換制御信号MXに従ってリフレッシュアドレスカウン
タ40からのリフレッシュアドレスを選択して行選択回
路4へ与える。次に、この実施の形態1に従う半導体記
憶装置の動作について図2および図3に示す波形図を参
照して説明する。
【0044】まず、図2を参照して、ロウアドレススト
ローブ信号/RASをHレベルに設定した状態で電源投
入が行なわれた場合の動作について説明する。時刻t0
において、ロウアドレスストローブ信号/RASをHレ
ベルに設定した状態で電源投入が行なわれ、電源電圧V
ccの電圧レベルが徐々に上昇する。この状態におい
て、RASバッファ15の出力する内部ロウアドレスス
トローブ信号はHレベルであり、したがって半導体記憶
装置はスタンバイ状態にあり、電源投入直後小さなピー
ク電流が流れた後、微少電流で安定化する。
【0045】時刻t1において、電源電圧Vccの電圧
レベルが所定の電圧レベルに到達するかまたは一定電圧
レベルで安定化すると、電源投入検出回路22からの電
源投入検出信号/PORがHレベルに立上がる。まだダ
ミーサイクルが指示されていないため、ダミーサイクル
検出信号/POR8は、Lレベルにある。したがって、
このゲート回路26からのセルフリフレッシュ指示信号
SELFがHレベルに立上がり、セルフリフレッシュ制
御回路34が活性化される。このセルフリフレッシュ指
示信号SELFのHレベルの立上がりに応答して、OR
回路36の出力信号がHレベルとなり、外部からのロウ
アドレスストローブ信号/RASに従うRAS系制御回
路10bの制御は停止され、セルフリフレッシュ制御回
路34の制御の下に、RAS系制御回路10bが制御さ
れる。
【0046】セルフリフレッシュ指示信号SELFが所
定時間以上(たとえば100μs)活性状態とされると
セルフリフレッシュが行なわれ、所定時間間隔でリフレ
ッシュ活性化信号RRASが活性状態のLレベルに設定
される。図2においては、セルフリフレッシュ指示信号
SELFが活性状態とされたとき、内部で実際のセルフ
リフレッシュ動作は行なわれていないときの動作波形を
示す。このセルフリフレッシュ動作については後に詳細
に説明する。したがって、この期間、半導体記憶装置は
スタンバイ状態にあり、その消費電流Icは微少な電流
である(数μA程度)。
【0047】時刻t2において、ロウアドレスストロー
ブ信号/RASがLレベルに立下げられると、ダミーサ
イクル検出回路24がダミーサイクルが指定されたこと
を検出し、ダミーサイクル検出信号/POR8をHレベ
ルに立上げる。ゲート回路26は、電源投入検出信号/
POR8およびダミーサイクル検出信号/POR8がと
もにHレベルとなるため、セルフリフレッシュ指示信号
SELFをLレベルの非活性状態とする。これにより、
セルフリフレッシュ制御回路34は、セルフリフレッシ
ュ動作を停止する。OR回路36は、RASバッファ1
5からの内部ロウアドレスストローブ信号を通過させ
る。これにより、RAS系制御回路10bが外部からの
ロウアドレスストローブ信号/RASの活性化に従って
活性化され、ダミーサイクル時において大きな動作電流
(たとえば数十mA)が流れる。このダミーサイクル
は、通常8回行なわれる(ロウアドレスストローブ信号
/RASを8回活性状態のLレベルにする)。内部回路
の活性状態/プリチャージ状態を繰返すことにより、各
内部信号線および内部ノードを初期状態に設定すること
ができる。
【0048】したがって、このロウアドレスストローブ
信号/RASがHレベルの状態で電源投入を行なった場
合、従来と同程度の大きさの電流が消費されるだけであ
る。
【0049】次に、図3を参照して、ロウアドレススト
ローブ信号/RASをLレベルの状態で電源投入を行な
った場合の動作について説明する。時刻t0において、
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルの状態
で電源投入を行なう。この電源投入に従って、電源電圧
Vccの電圧レベルが上昇する。このとき、RASバッ
ファ15の出力する内部ロウアドレスストローブ信号が
Lレベルであり、応じてOR回路36の出力信号もLレ
ベルであり、AND回路38を介してRAS系制御回路
10bが活性状態とされる。したがって、この電源投入
直後においては、半導体記憶装置が活性状態でその内部
電源電圧のレベルが上昇するため、動作電流Icも、こ
の電圧上昇に従って上昇する(活性状態にある回路(行
選択回路およびセンスアンプ帯)において電流が消費さ
れるため)。
【0050】時刻t1において、電源電圧Vccが所定
電圧レベルに到達するかまたは一定電圧レベルで安定化
すると、電源投入検出信号/PORがHレベルの活性状
態となる。この電源投入検出信号/PORの活性化に応
答して、ゲート回路26からのセルフリフレッシュ指示
信号SELFがHレベルの活性状態となり、OR回路3
6の出力信号がHレベルとなり、RAS系制御回路10
bは、選択状態の回路をスタンバイ状態へ復帰させる。
これにより、半導体記憶装置内部における消費電流は、
スタンバイ時の電流レベルとなる。
【0051】時刻t3において、ダミーサイクルを行な
うために、一旦ロウアドレスストローブ信号/RASを
Hレベルに立上げた後、時刻t2においてロウアドレス
ストローブ信号/RASをLレベルに立下げる。このロ
ウアドレスストローブ信号/RASの立下がりに応答し
て、ダミーサイクル検出回路24がダミーサイクルが指
定されたことを検出し、ダミーサイクル検出信号/PO
R8をHレベルの活性状態とする。ゲート回路26は、
電源投入検出信号/PORおよびダミーサイクル検出信
号/POR8がともにHレベルとなるため、セルフリフ
レッシュ指示信号SELFをLレベルの非活性状態とす
る。これにより、セルフリフレッシュ制御回路34は、
セルフリフレッシュモードを解除し、スタンバイ状態に
復帰する。一方、RAS系制御回路10bは、RASバ
ッファ15、OR回路36およびAND回路38を介し
て与えられる内部ロウアドレスストローブ信号に従って
行選択に関連する回路部分(RAS系回路)を活性化す
る。これにより、大きな動作電流が流れる。
【0052】図3に見られるように、ロウアドレススト
ローブ信号/RASをLレベルに設定した状態で電源投
入を行なった場合、電源投入直後は大きな電流が流れ
る。しかしながら、時刻t1から時刻t2の間において
は、半導体記憶装置がスタンバイ状態にあり(リフレッ
シュは行なわれないと仮定する)、この半導体記憶装置
において消費される電流は、たとえば数μA程度と極め
て少ない。したがってダミーサイクルが行なわれるまで
の期間における消費電流を従来よりも大幅に低減するこ
とができる。この電源投入直後の比較的大きな電流によ
り、内部信号線が、所定のレベルにプリチャージされて
いないことが考えられるが、しかしながら時刻t1にお
いて、セルフリフレッシュ指示信号SELFの活性化に
従って、半導体記憶装置をスタンバイ状態に設定するこ
とにより、各内部信号線および内部ノードが所定のスタ
ンバイ状態にプリチャージされる。この後に行なわれる
ダミーサイクルにより、確実に各信号線および内部ノー
ドは、所定電位レベルにプリチャージされる。
【0053】[変更例]図4は、この発明の実施の形態
1の変更例の構成を示す図である。図4においては、リ
フレッシュ制御部の構成のみを示す。この図4に示す構
成は、図1に示す構成とRASバッファ15の構成が異
なっているだけである。RASバッファ15は、ロウア
ドレスストローブ信号/RASと電源投入検出信号/P
ORを受けるゲート回路15cを含む。このゲート回路
15cの出力信号がOR回路36の一方入力へ与えられ
る。他の構成は、図1に示す構成と同じであり、対応す
る部分には同一参照番号を付しその説明は省略する。
【0054】ゲート回路15cは、電源投入検出信号/
PORがHレベルにありかつロウアドレスストローブ信
号/RASがLレベルのときにLレベルの信号を出力す
る。したがって、このRASバッファ15は、従来と同
様、電源投入が行なわれ、電源電圧Vccが安定化した
後に、外部からのロウアドレスストローブ信号/RAS
に従って内部ロウアドレスストローブ信号を生成する。
次にこの図4に示す構成の動作を図5に示す波形図を参
照して説明する。
【0055】時刻t0において電源投入が行なわれ、電
源電圧Vccの電圧レベルが上昇する。ロウアドレスス
トローブ信号/RASのHレベルおよびLレベルにかか
わらず、電源投入検出信号/PORはLレベルであるた
め、RASバッファ15からの出力信号はHレベルであ
り、半導体記憶装置の内部回路はスタンバイ状態にあ
る。したがって、時刻t0において内部ノードの所定電
位へのプリチャージのためのピーク電流が流れた後、微
小なスタンバイ電流Icが流れるだけである。
【0056】時刻t1において、電源電圧Vccが所定
電圧レベルに到達するかまたは一定電圧レベルで安定化
すると、電源投入検出信号/PORがHレベルに立上が
り、応じてセルフリフレッシュ指示信号SELFが活性
状態のHレベルとされる。ロウアドレスストローブ信号
/RASがLレベルに設定されているとき、RASバッ
ファ15からの出力信号が、この電源投入検出信号/P
ORのHレベルへの立上がりに応答して、Lレベルに立
下がる。しかしながら、OR回路36は、このセルフリ
フレッシュ指示信号SELFに従って、その出力信号を
Hレベルとしており、したがって、この半導体記憶装置
はスタンバイ状態を維持する。
【0057】時刻t2においてダミーサイクルが行なわ
れると、ダミーサイクル検出信号/POR8がHレベル
に立上がり、応じてセルフリフレッシュ指示信号SEL
FがLレベルとなり、RAS系制御回路10bは、外部
からのロウアドレスストローブ信号/RASに従って動
作して、RAS系回路を活性/非活性化して、ダミーサ
イクルを行なって、内部信号線および内部ノードを所定
電位レベルにプリチャージする。
【0058】この図5に示す波形図から明らかなよう
に、RASバッファとして、電源投入検出信号/POR
とロウアドレスストローブ信号/RASを受けるゲート
回路15cを用いることにより、ロウアドレスストロー
ブ信号/RASのHレベルおよびLレベルの電圧レベル
にかかわらず、電源投入直後から電源投入検出信号/P
ORがHレベルに立上がるまでの期間の電流を少なくす
ることができ、応じて電源投入からダミーサイクルが行
なわれるまでの期間の消費電流を低減することができ
る。次に各部の構成について説明する。
【0059】[電源投入検出回路]図6(A)は、図1
および図4に示す電源投入検出回路22の構成の一例を
示す図である。図6(A)において、電源投入検出回路
22は、電源ノード21と内部ノード22bの間に接続
される抵抗素子22aと、内部ノード21bと接地ノー
ドの間に接続される容量素子22cと、内部ノード22
bの電圧信号を反転するインバータ22dと、インバー
タ22dの出力信号を反転するインバータ22eを含
む。このインバータ22eから電源投入検出信号/PO
Rが出力される。次に、この図6(A)に示す電源投入
検出回路の動作を、その動作波形図である図6(B)を
参照して説明する。
【0060】時刻T0において電源投入が行なわれ、電
源ノード21の電源電圧Vccの電圧レベルが上昇す
る。この電源投入に従って、内部ノード22bの電位
は、抵抗素子22aの抵抗値および容量素子22cの容
量値により決定される時定数で緩やかに立上がる。時刻
T1において、このノード22bの電位が、インバータ
22dの入力論理しきい値を超えると、インバータ22
dの出力信号がLレベルとなり、応じてインバータ22
eからの電源投入検出信号/PORがHレベルに立上が
る。この抵抗素子22aの抵抗値および容量素子22c
の容量値により決定される時定数が大きい場合には、図
6(B)において一点鎖線で示すように、時刻T2にお
いてノード22bの電位レベルが、インバータ22dの
入力論理しきい値よりも高くなり、電源投入検出信号/
PORがHレベルに立上がる。この時刻T2において電
源投入検出信号/PORをHレベルに立上げる場合、電
源電圧Vccの電圧レベルが所定の電圧レベルに到達し
かつその所定電圧レベルで安定になったときに、電源投
入検出信号/PORが活性化される。いずれのタイミン
グで電源投入検出信号/PORが活性化されてもよい。
【0061】[ダミーサイクル検出回路]図7は、ダミ
ーサイクル検出回路24の構成の一例を示す図である。
図7において、ダミーサイクル検出回路24は、電源投
入検出信号/PORの立上がりに応答してワンショット
のパルス信号を出力するワンショットパルス発生回路2
4aと、ダミーサイクル検出信号/POR8の非活性化
時活性化され、ロウアドレスストローブ信号/RASの
立下がりに応答してワンショットのパルス信号を出力す
るワンショットパルス発生回路24bと、電源投入検出
信号/PORとワンショットパルス発生回路24bの出
力信号とを受けるAND回路24cと、AND回路24
cの出力信号に従ってセットされかつワンショットパル
ス発生回路24aの出力信号に従ってリセットされるセ
ット/リセットフリップフロップ24dを含む。このセ
ット/リセットフリップフロップ24dの出力Qからダ
ミーサイクル検出信号/POR8が出力される。
【0062】ワンショットパルス発生回路24aは、電
源投入検出信号/PORを受ける3段の縦続接続される
インバータ24aa,24abおよび24acと、電源
投入検出信号/PORとインバータ24acの出力信号
を受けるAND回路24adを含む。このインバータ2
4aa〜24acの数は、奇数であれば任意である。
【0063】ワンショットパルス発生回路24b、ロウ
アドレスストローブ信号/RASとインバータ24eを
介して与えられるダミーサイクル検出信号/POR8を
受けるNAND回路24baと、NAND回路24ba
の出力信号を受けるインバータ24bbと、インバータ
24bbの出力信号を受けるインバータ24bcと、ロ
ウアドレスストローブ信号/RASとインバータ24b
cの出力信号を受けるNOR回路24bdを含む。次に
動作について簡単に説明する。
【0064】電源投入検出信号/PORがLレベルのと
きには、AND回路24adの出力信号はLレベルであ
る。このとき、インバータ24acの出力信号はHレベ
ルとなる。電源投入検出信号/PORがHレベルに立上
がると、出力信号はまだHレベルであり、AND回路2
4adの出力信号がHレベルに立上がる。インバータ2
4aa、24abおよび24acの有する遅延時間が経
過すると、インバータ24acの出力信号がLレベルと
なり、AND回路24abの出力信号がLレベルとな
る。このワンショットパルス発生回路24aからのパル
ス信号により、セット/リセットフリップフロップ24
dがリセットされ、ダミーサイクル検出信号/POR8
はLレベルにリセットされる。また、この電源投入検出
信号/PORがHレベルに立上がると、AND回路24
cがイネーブルされ、ワンショットパルス発生回路24
bの出力信号を通過させる。
【0065】ダミーサイクルが行なわれる前は、ダミー
サイクル検出信号/POR8はLレベルであり、インバ
ータ24eの出力信号はHレベルである。ロウアドレス
ストローブ信号/RASがLレベルの状態に設定されて
いるときには、NAND回路24baの出力信号はHレ
ベルであり、応じてインバータ24bcの出力信号もH
レベルであり、NOR回路24bbの出力信号はLレベ
ルである。ロウアドレスストローブ信号/RASがHレ
ベルに設定されるとき、NOR回路24bdの出力信号
はLレベルである。したがってインバータ24eの出力
信号がHレベルの間、NAND回路24baはインバー
タとして動作する。ロウアドレスストローブ信号/RA
SがHレベルからLレベルに立下がると、インバータ2
4bcの出力信号はまだLレベルであり、NOR回路2
4bdの出力信号がHレベルに立上がる。NAND回路
24ba、インバータ24bbおよび24bcに有する
遅延時間が経過すると、このインバータ24bcの出力
信号がHレベルに立上がり、応じてNOR回路24bd
の出力信号がLレベルに立下がる。ワンショットパルス
発生回路24aのパルス信号のパルス幅は、インバータ
24aa〜24acの有する遅延時間により決定され、
一方、ワンショットパルス発生回路24bの出力するワ
ンショットパルス信号のパルス幅はNAND回路24b
aおよびインバータ24bb、24bcの有する遅延時
間により決定される。
【0066】このワンショットパルス発生回路24bの
出力信号がHレベルとなると、AND回路24cの出力
信号がHレベルに立上がり、セット/リセットフリップ
フロップ24dがセットされ、ダミーサイクル検出信号
/POR8がHレベルに立上がる。このダミーサイクル
検出信号/POR8がHレベルに立上がると、インバー
タ24eの出力信号はLレベルに駆動され、応じてNA
ND回路24baの出力信号がHレベルに固定される。
したがって、このダミーサイクル検出信号/POR8が
Hレベルの活性状態となった後、インバータ24e、N
AND回路24ba、およびインバータ24bb、24
bcの有する遅延時間が経過すると、NOR回路24b
dの出力信号はLレベルに固定される。これにより、以
後のダミーサイクルおよび通常アクセス時におけるこの
ワンショットパルス発生回路24bの動作を停止させ、
その消費電流を低減する。
【0067】[セルフリフレッシュ制御信号発生回路]
図8は、セルフリフレッシュ制御信号発生回路30の構
成を概略的に示す図である。図8において、タイマ回路
32は、セルフリフレッシュ指示信号SELFの活性化
に応答して活性化され、たとえば100μsの期間をカ
ウントするタイマ32aと、タイマ32aのカウントア
ップ信号に応答して活性化され、所定のリフレッシュ周
期(たとえば16μs)でカウントし、カウントアップ
時にカウントアップ信号を出力するタイマ32bを含
む。タイマ32aは、セルフリフレッシュ指示信号SE
LFの活性状態の間活性化され、そのカウントアップ完
了後その出力信号を活性状態に保持する。タイマ32b
は、タイマ32aの出力信号の活性状態の間活性化さ
れ、カウントアップ動作を繰返し、カウントアップごと
にカウントアップ指示信号を出力する。
【0068】セルフリフレッシュ制御回路34は、タイ
マ32aの出力信号の活性化に応答して所定のパルス幅
を有するワンショットのパルス信号を発生するワンショ
ットパルス発生回路34aと、タイマ32bの出力信号
の立上がりに応答して所定のパルス幅を有するワンショ
ットパルス信号を発生するワンショットパルス発生回路
34bと、ワンショットパルス発生回路34aおよび3
4bの出力信号を受けるOR回路34cと、OR回路3
4cの出力信号を受けるインバータ34dを含む。回路
34aおよび34bは、それぞれ、メモリセルアレイ1
において、ワード線の選択から選択ワード線に接続され
るメモリセルのデータの検知、増幅およびラッチが完了
するまでの期間Hレベルの活性状態とされるパルス信号
を出力する。
【0069】これらのワンショットパルス発生回路34
aおよび34bは、セルフリフレッシュ指示信号SEL
Fの活性状態のときに活性化されてワンショットパルス
発生動作を実行する。これらのワンショットパルス発生
回路34aおよび34bの構成としては、図7に示すワ
ンショットパルス発生回路24aまたは24bの構成を
利用することができる。この構成に代えて、セット/リ
セットフリップフロップおよび遅延回路を用いてこれら
のワンショットパルス発生回路34aおよび34bが構
成されてもよい。すなわち、タイマ32aまたは32b
の出力信号が活性化されるとセットされ、遅延回路に有
する遅延時間後リセットされる構成が用いられてもよ
い。
【0070】この図8に示すセルフリフレッシュ制御信
号発生回路の動作を図9に示す波形図を参照して説明す
る。時刻Tにおいて、セルフリフレッシュ指示信号SE
LFが活性状態のHレベルに立上がると、タイマ32a
が活性化されてカウント動作を実行する。タイマ32a
は、このセルフリフレッシュ指示信号SELFが所定の
期間(たとえば100μs)活性状態に保持されると、
カウントアップ信号を出力する。これにより、ワンショ
ットパルス回路34aがワンショットのパルス信号を出
力し、応じてリフレッシュ活性化信号RRASが所定期
間Lレベルとなり、内部で行選択動作が実行される。次
いでタイマ32bが活性化され、所定の周期(16μ
s)ごとにカウントアップ信号を出力し、応じてリフレ
ッシュ活性化信号RRASがLレベルの活性状態とされ
る。したがって、時刻Tにおいて、セルフリフレッシュ
指示信号SELFが活性状態のHレベルに駆動され、1
00μsの所定時間が経過するまで、この半導体記憶装
置は内部ではスタンバイ状態を維持する。100μsが
経過すると、セルフリフレッシュサイクルが始まり、所
定の周期でメモリセルデータのリフレッシュが実行され
る。
【0071】したがって、この電源投入検出信号/PO
RがHレベルの活性状態となってから100μsの間
は、ダミーサイクルが行なわれない限り、半導体記憶装
置はスタンバイ状態を維持することができる。セルフリ
フレッシュサイクルに入ってからダミーサイクルが実行
される場合、内部でセルフリフレッシュサイクルが実行
される。しかしながら、このセルフリフレッシュは、た
とえば16μsと比較的長い周期で実行される。したが
って、電源投入検出信号/PORが活性状態とされてか
らダミーサイクルが行なわれるまでの時間が長い場合に
おいても、セルフリフレッシュにより動作電流は消費さ
れるものの、この間の平均消費電流は小さくすることが
できる。すなわちロウアドレスストローブ信号/RAS
がLレベルで固定されている場合、半導体記憶装置の内
部回路は、活性状態で安定化しており、スタンバイ状態
時よりも遙かに大きな電流を流す。したがって、この活
性状態における定常電流の総和に比べて、セルフリフレ
ッシュにより消費される動作電流の時間平均は小さくな
る。これにより、電源投入後ダミーサイクルが行なわれ
るまでの消費電流を低減することができる。
【0072】[セルフリフレッシュ制御信号発生回路3
0の第2の構成]図10は、セルフリフレッシュ制御信
号発生回路30の他の構成を示す図である。図10にお
いて、セルフリフレッシュ制御信号発生回路30は、図
8に示すセルフリフレッシュ制御信号発生回路30の構
成に加えてさらに以下の構成を備える。すなわち、この
セルフリフレッシュ制御信号発生回路30は、RASバ
ッファ15から与えられる内部ロウアドレスストローブ
信号/RASiと図示しないCASバッファから与えら
れる内部コラムアドレスストローブ信号/CASiに従
ってCBR(CASビフォーRAS)条件が満足された
ことを検出するCBR検出回路34eと、CBR検出回
路34eのCBR検出に応答してセットされかつ内部ロ
ウアドレスストローブ信号/RASiの立上がりに応答
してリセットされるセット/リセットフリップフロップ
34fと、このセット/リセットフリップフロップ34
fの出力信号の立上がりに応答してワンショットのパル
スを発生するワンショットパルス発生回路34gと、セ
ット/リセットフリップフロップ34fの出力信号とセ
ルフリフレッシュリフレッシュ指示信号SELFを受け
るOR回路34hを含む。
【0073】このOR回路34hの出力信号の活性化
時、タイマ32aが活性化されて所定の時間をカウント
する。タイマ32aは、OR回路34hの出力信号が活
性状態の間、カウント動作を行ないカウント動作完了後
カウントアップ信号を活性状態に保持する。このタイマ
32aの出力信号はワンショットパルス発生回路34a
およびタイマ32bに与えられる。タイマ32bは、こ
のタイマ32aの出力信号の活性状態の間カウント動作
を行ない、所定の時間間隔でカウントアップ信号を出力
する。
【0074】ワンショットパルス発生回路34a、34
bおよび34eの出力信号はOR回路34cへ与えられ
る。
【0075】外部からのロウアドレスストローブ信号を
無効化するための経路において、OR回路36は、RA
Sバッファ15の出力する内部ロウアドレスストローブ
信号/RASiとOR回路34hの出力信号を受けてA
ND回路38の一方入力へ与える。AND回路38は他
方入力に、OR回路34cの出力信号を受けるインバー
タ34dが出力するリフレッシュ活性化信号RRASを
受ける。AND回路38の出力信号はRAS系制御回路
へ与えられる。
【0076】この図10に示すセルフリフレッシュ制御
信号発生回路は、従来から用いられているCBRリフレ
ッシュモードで動作可能な半導体記憶装置のリフレッシ
ュ制御信号発生回路を利用している。通常動作モード時
においては、コラムアドレスストローブ信号/CASを
ロウアドレスストローブ信号/RASよりも早くLレベ
ルに立下げると、CBR検出回路34eの出力信号がH
レベルに立上がり、セット/リセットフリップフロップ
34fがセットされる。これにより、まず最初に、CB
R検出に従ってCBRリフレッシュが行なわれ、次い
で、通常の先に説明したセルフリフレッシュが行なわれ
る。
【0077】この図10に示す構成に従えば、従来のC
BRセルフリフレッシュ制御回路の構成において、セル
フリフレッシュ指示信号SELFを、セット/リセット
フリップフロップ34fの出力信号を受けるOR回路3
4hへ与えることにより、余分の専用のセルフリフレッ
シュ制御回路を設けることなく、電源投入後ダミーサイ
クルが行なわれるまで半導体記憶装置をセルフリフレッ
シュモードに設定することができる。
【0078】なお、このセルフリフレッシュ制御信号発
生回路において、リフレッシュアドレスカウンタの動作
を制御する回路部分およびリフレッシュアドレスを選択
するための切換制御信号を発生する部分の構成は示して
いない。リフレッシュ活性化信号RRASの立上がりに
応答して、リフレッシュアドレスカウンタのカウント値
が更新されればよく、またOR回路34hの出力信号に
従って切換回路がリフレッシュアドレスカウンタの出力
信号を選択する構成が用いられればよい。
【0079】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、電源投入後ダミーサイクルが行なわれるまで、
半導体記憶装置をセルフリフレッシュモードに設定して
いるため、この電源投入直後からダミーサイクルが行な
われるまでの消費電流をロウアドレスストローブ信号/
RASの論理レベルにかかわらず低減することができ
る。
【0080】[実施の形態2]図11は、この発明の実
施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図11においては、初期化回路20の構成を示
す。他の構成は図1または図4に示す構成と同じであ
る。図11において、初期化回路20は、電源ノード2
1に接続され、電源電圧Vccの電圧レベルに従って電
源投入を検出する電源投入検出回路22と、この電源投
入検出回路22の出力する電源投入検出信号/PORに
従って初期化され、かつ外部からのロウアドレスストロ
ーブ信号/RASに従ってダミーサイクルが指定された
ことを検出するダミーサイクル検出回路24と、電源投
入検出信号/PORを所定時間遅延する遅延回路43
と、この遅延回路43の出力する遅延電源投入検出信号
/PORDとダミーサイクル検出回路24からのダミー
サイクル検出信号/POR8を受ける検出回路44を含
む。このゲート回路44から、セルフリフレッシュ指示
信号SELFが出力され、セルフリフレッシュ制御信号
発生回路へ与えられる。セルフリフレッシュ制御信号発
生回路の構成は、図8および図10に示す構成のいずれ
であってもよい。ゲート回路44は、遅延電源投入検出
信号/PORDがHレベルにありかつダミーサイクル検
出信号/POR8がLレベルのときにセルフリフレッシ
ュ指示信号SELFを活性状態のHレベルへ駆動する。
次に、この図11に示す初期化回路の動作を図12に示
す波形図を参照して説明する。
【0081】時刻t0において、電源投入が行なわれ、
電源電圧Vccの電圧レベルが上昇する。この電源電圧
Vccが所定の電圧レベルに到達するかまたは一定電圧
レベルで安定化すると、時刻t1において、電源投入検
出信号/PORがHレベルの活性状態となる。遅延回路
43の出力する遅延電源投入検出信号/PORDはLレ
ベルを維持している。
【0082】遅延回路43が有する遅延時間Tdが経過
すると、時刻t2において、遅延電源投入検出信号/P
ORDがHレベルに立上がる。まだダミーサイクルが行
なわれていないときには、ダミーサイクル検出信号/P
OR8はLレベルであり、ゲート回路44からのセルフ
リフレッシュ指示信号SELFがHレベルの活性状態に
立上がる。
【0083】時刻t3において、ダミーサイクルが実行
されると、ダミーサイクル検出信号/POR8がHレベ
ルに立上がり、セルフリフレッシュ指示信号SELFが
Lレベルに低下する。
【0084】ロウアドレスストローブ信号/RASがL
レベルにセットされた状態で電源投入が行なわれた場
合、電源投入が行なわれる時刻t0から遅延電源投入検
出信号/PORDが立上がる時刻t2までの間、従来と
同様の電流が消費される。しかしながら、時刻t2まで
の間にダミーサイクルが行なわれていない場合には、こ
の遅延電源投入検出信号/PORDに従ってセルフリフ
レッシュ指示信号SELFが活性状態のHレベルとな
り、半導体記憶装置の内部が初期状態に設定される。し
たがって、この時刻t2から時刻t3の間半導体記憶装
置の消費電流は、たとえば数μA程度のスタンバイ電流
に低減することができ、従来よりも消費電流を低減する
ことができる。また、この時刻t2からt3の間に、セ
ルフリフレッシュ動作が実行されても、そのセルフリフ
レッシュは、たとえば16μs間隔で行なわれる。した
がって平均電流としては少なく、その時刻t2から時刻
t3までの間の消費電流を従来よりも低減することがで
きる。
【0085】遅延回路43の有する遅延時間の経過前に
ダミーサイクルが行なわれる場合には、セルフリフレッ
シュモードには入らない。したがって、ダミーサイクル
の実行が、この遅延回路34の有する遅延時間Tdで規
定する時間よりも遅れているときに、この実施の形態2
に従って消費電流を低減することができる。
【0086】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、ダミーサイクル実行が所定時間よりも遅れたと
きに、半導体記憶装置をセルフリフレッシュモードに設
定しているため、この半導体記憶装置の消費電流を低減
することができる。
【0087】[実施の形態3]図13は、この発明の実
施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図13においては、初期化回路20の構成を示
す。この図13において、初期化回路20は、ダミーサ
イクル検出回路24からのダミーサイクル検出信号/P
OR8と外部からのロウアドレスストローブ信号/RA
Sを受けるNOR回路46を含む。このNOR回路46
からセルフリフレッシュ指示信号SELFが出力され
る。電源投入検出信号/PORはセルフリフレッシュ動
作を制御するためには用いられない。単にダミーサイク
ル検出回路24を初期化および活性化するためにこの電
源投入検出信号/PORが用いられる。次に、この図1
3に示す初期化回路の動作を図14および図15を参照
して説明する。
【0088】まず、図14において、時刻t0において
ロウアドレスストローブ信号/RASをHレベルに設定
した状態で電源投入が行なわれ、電源電圧Vccの電圧
レベルが上昇する。電源電圧Vccの電圧レベルが所定
電圧レベル以上に到達するかまたは一定レベルで安定化
すると、時刻t1において、電源投入検出信号/POR
がHレベルに立下がる。ロウアドレスストローブ信号/
RASはHレベルに保持されているため、NOR回路4
6からのセルフリフレッシュ指示信号SELFはLレベ
ルに固定されている。
【0089】時刻t2においてロウアドレスストローブ
信号/RASがLレベルに立下がりダミーサイクルが開
始される。このダミーサイクル実行に従ってダミーサイ
クル検出回路24からのダミーサイクル検出信号/PO
R8がHレベルに立上がる。この状態においても、セル
フリフレッシュ指示信号SELFはLレベルを維持す
る。
【0090】この図13に示す初期化回路の構成におい
ては、ロウアドレスストローブ信号/RASがHレベル
の状態で電源投入が行なわれた場合は、この半導体記憶
装置のセルフリフレッシュモードへの設定は行なわれな
い。ロウアドレスストローブ信号/RASはHレベルで
あり、半導体記憶装置の内部回路は初期状態にあり、電
源投入直後に、少しのピーク電流が流れるものの、ほと
んどの期間スタンバイ電流が流れるだけであり、極めて
微小である。
【0091】次に、図15に示すように、時刻t0にお
いて、ロウアドレスストローブ信号/RASをLレベル
に設定した状態で電源投入を行なう。この電源投入に従
って、OR回路46の動作電源電圧が上昇すると、ダミ
ーサイクル検出信号/POR8およびロウアドレススト
ローブ信号/RASがともにLレベルであるため、セル
フリフレッシュ指示信号SELFがHレベルとなり、そ
の電圧レベルが電源電圧Vccの電圧の上昇に従って上
昇する。
【0092】時刻t1において、電源投入検出信号/P
ORがHレベルに立上がる。この状態においては、セル
フリフレッシュ指示信号SELFはHレベルにあり、半
導体記憶装置はリフレッシュモードに入っている。した
がって、この構成においては、電源投入が行なわれる時
刻t0から内部ロウアドレスストローブ信号はHレベル
の非活性状態に保持されるため、内部回路は単にスタン
バイ状態に保持される。したがって、電源投入直後か
ら、この半導体記憶装置の消費電流を低減することがで
きる。
【0093】時刻t2において、その前に、一旦Hレベ
ルに立上げられていたロウアドレスストローブ信号/R
ASがLレベルに立下がり、ダミーサイクルが開始され
る。このダミーサイクル実行に従って、ダミーサイクル
検出信号/POR8がHレベルの活性状態となり、セル
フリフレッシュ指示信号SELFが非活性状態のLレベ
ルに立下がる。これにより、外部からのロウアドレスス
トローブ信号/RASに従ってRAS系制御回路が動作
し、内部回路の初期化が行なわれる。
【0094】電源投入直後の消費電流が増大するのは、
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルに設定
された状態で電源投入が行なわれたときである。したが
って、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベル
で電源投入が行なわれたときに、半導体記憶装置をセル
フリフレッシュモードに設定することにより、RAS系
制御回路へ与えられる内部ロウアドレスストローブ信号
をHレベルの非活性状態として、内部回路を初期状態に
保持することができる。したがって、ロウアドレススト
ローブ信号/RASがLレベルで電源投入が行なわれて
も、ロウアドレスストローブ信号/RASがHレベルで
電源投入が行なわれたときと同程度にまで消費電流を低
減することができる(セルフリフレッシュ動作が行なわ
れないとき)。
【0095】時刻t1から時刻t2の間に、内部でセル
フリフレッシュが行なわれたとしても、セルフリフレッ
シュはたとえば16μsの周期で行なわれる。したがっ
て、この間の平均電流は小さく、常時内部回路を活性状
態に保持して、活性状態での定常電流が流れる場合に比
べて、その消費電流を低減することができる。
【0096】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、電源投入時、ロウアドレスストローブ信号/R
ASがLレベルのときにはセルフリフレッシュモードが
設定されるように構成しているため、電源投入直後から
ダミーサイクルが行なわれるまでの間、ロウアドレスス
トローブ信号/RASの論理レベルにかかわらず、内部
回路をスタンバイ状態に設定することができ、消費電流
を低減することができる。また、セルフリフレッシュが
行なわれても、その平均消費電流は小さく、同様消費電
流低減の効果は得られる。
【0097】[実施の形態4]図16は、この発明の実
施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図16において、半導体記憶装置は、
電源投入検出回路22からの電源投入検出信号/POR
と外部からのロウアドレスストローブ信号/RASとを
受けて内部ロウアドレスストローブ信号/RASiを出
力するRASバッファ15と、ダミーサイクル検出回路
24からのダミーサイクル検出信号/POR8と外部か
らのコラムアドレスストローブ信号/CASとを受けて
内部コラムアドレスストローブ信号/CASiを生成す
るCASバッファ48と、内部ロウアドレスストローブ
信号/RASiと内部コラムアドレスストローブ信号/
CASiとを受けて、セルフリフレッシュモードが指定
されたときにセルフリフレッシュに必要とされる制御信
号をRAS系制御回路へ与えるCBRセルフリフレッシ
ュ制御回路50を含む。
【0098】電源投入検出回路22およびダミーサイク
ル検出回路24は、先の実施の形態1ないし3に示す構
成と同じである。RASバッファ15は、電源投入検出
信号/PORがHレベルにありかつ外部からのロウアド
レスストローブ信号/RASがLレベルのときに内部ロ
ウアドレスストローブ信号/RASiをLレベルに駆動
するゲート回路15cを含む。CASバッファ48は、
外部からのコラムアドレスストローブ信号/CASおよ
びダミーサイクル検出信号/POR8がともにHレベル
のときに内部コラムアドレスストローブ信号/CASi
をHレベルに設定するAND回路48aを含む。
【0099】CBRセルフリフレッシュ制御回路50
は、この内部ロウアドレスストローブ信号/RASiの
立下がりよりも早く内部コラムアドレスストローブ信号
/CASiがLレベルに立下げられているときには、セ
ルフリフレッシュモードが指定されたと判定して、セル
フリフレッシュに必要な制御信号を生成してRAS系制
御回路へ与える。
【0100】図17は、図16に示すCBRセルフリフ
レッシュ制御回路50の構成を概略的に示す図である。
図17において、CBRセルフリフレッシュ制御回路5
0は、内部ロウアドレスストローブ信号/RASiと内
部コラムアドレスストローブ信号/CASiとを受け
て、CBR条件が満足されたことを検出するCBR検出
回路50aと、このCBR検出回路50aからのCBR
条件検出指示に応答してセットされ、かつ内部ロウアド
レスストローブ信号/RASiの立上がりに応答してリ
セットされるセット/リセットフリップフロップ50b
と、セット/リセットフリップフロップ50bからのセ
ルフリフレッシュ指示信号φCBRの活性化時活性化さ
れ、タイマ回路50cを起動して所定の時間間隔でリフ
レッシュ活性化信号RRASを出力するリフレッシュ制
御回路50dと、セルフリフレッシュ指示信号φCBR
と内部ロウアドレスストローブ信号/RASiを受ける
OR回路50eと、リフレッシュ制御回路50dからの
リフレッシュ活性化信号RRASとOR回路50eの出
力信号を受けるAND回路50fを含む。AND回路5
0fからRAS系制御回路へ内部動作活性化信号が与え
られる。
【0101】CBR検出回路50aおよびセット/リセ
ットフリップフロップ50bの構成は、たとえば特開平
3−272088号公報に示されているように周知であ
り、内部コラムアドレスストローブ信号/CASiが内
部ロウアドレスストローブ信号/RASiよりも早いタ
イミングで立下がるとセルフリフレッシュ指示信号φC
BRがHレベルの活性状態とされる。タイマ回路50c
およびリフレッシュ制御回路50dの構成は、先の図1
0に示す構成と同じであり、図10に示す構成から、O
R回路30hが除去され、セット/リセットフリップフ
ロップ34fの出力信号がタイマ32aへ直接与えられ
る。次に、図18を参照して、通常動作時のこのCBR
セルフリフレッシュ制御回路の動作について説明する。
【0102】図18において、時刻t10において外部
コラムアドレスストローブ信号/CASがLレベルに立
下げられ、次いで時刻t11において外部ロウアドレス
ストローブ信号/RASがLレベルに立下げられる。こ
の条件では、CBR条件が条件が満たされており、CB
R検出回路50aがCBR検出指示信号を出力し、応じ
てセット/リセットフリップフロップ50bがセットさ
れて、セルフリフレッシュ指示信号φCBRがHレベル
の活性状態となる。
【0103】このセルフリフレッシュ指示信号φCBR
の立上がりに応答して、リフレッシュ制御回路50d
は、所定の時間幅を有するリフレッシュ活性化信号RR
ASを出力する。このセルフリフレッシュ指示信号φC
BRの立上がりに応答して行なわれるセルフリフレッシ
ュ動作は、通常、「CBRリフレッシュ」と呼ばれてい
る。ロウアドレスストローブ信号/RASおよび外部コ
ラムアドレスストローブ信号/CASをともにLレベル
に保持した状態が所定時間(たとえば100μs)維持
されると、セルフリフレッシュサイクルに入り、時刻t
12から所定の時間間隔(たとえば16μs)でリフレ
ッシュ活性化信号RRASが所定時間Lレベルに立下げ
られて行選択動作およびメモリセルデータの検知増幅お
よび再書込が行なわれる。図18においては、時刻t1
2および時刻t13において行なわれるリフレッシュ動
作を示すが、時刻t14において外部ロウアドレススト
ローブ信号/RASがHレベルに立上げられるまで内部
で周期的にリフレッシュ動作が繰返し実行される。
【0104】時刻t14においてロウアドレスストロー
ブ信号/RASがHレベルに立上げられると、セット/
リセットフリップフロップ50bがリセットされてセル
フリフレッシュ指示信号φCBRはLレベルの非活性状
態となり、リフレッシュ動作が完了する。
【0105】この図18に示すように、CBRセルフリ
フレッシュモードにおいては、外部ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASの立下がりに同期してCBRリフレッ
シュが行なわれた後、時刻t12までの間、この半導体
記憶装置はスタンバイ状態となる。次に、図19を参照
して、図16に示す初期化回路の動作について説明す
る。
【0106】外部ロウアドレスストローブ信号/RAS
をLレベルに設定した状態で時刻t0において電源投入
が行なわれ、電源電圧Vccの電圧レベルが上昇する。
この電源投入時、外部コラムアドレスストローブ信号/
CASの論理レベルがHレベルおよびLレベルいずれに
かかわらず、ダミーサイクル検出信号/POR8はLレ
ベルであるため、内部コラムアドレスストローブ信号/
CASiはLレベルに設定されている(図16のCAS
バッファ48参照)。
【0107】一方、図16に示すように、ロウアドレス
ストローブ信号/RASがLレベルであると、電源投入
時、電源投入検出信号/PORはLレベルであるため、
RASバッファ15からの外部ロウアドレスストローブ
信号/RASiはHレベルである。したがって、この電
源投入に従って内部ロウアドレスストローブ信号/RA
Siの電圧レベルが上昇する。この電源電圧Vccが所
定電圧レベルに到達するかまたは一定電圧レベルで安定
化すると、電源投入検出信号/PORがHレベルに立上
がる。このとき、内部ロウアドレスストローブ信号/R
ASiも所定のHレベルに到達している。電源投入検出
信号/PORがHレベルに立上がると、図16に示すよ
うに、RASバッファ15からの内部ロウアドレススト
ローブ信号/RASiがLレベルに立下がる。したがっ
て、CBRセルフリフレッシュ制御回路50へは、CB
R条件で内部ロウアドレスストローブ信号/RASiお
よび内部コラムアドレスストローブ信号/CASiが与
えられる。これにより、セルフリフレッシュ指示信号φ
CBRがHレベルとなり、この半導体記憶装置がセルフ
リフレッシュモードに入る。
【0108】時刻t3において、外部ロウアドレススト
ローブ信号/RASをHレベルに立上げて、ダミーサイ
クルに備える。この外部ロウアドレスストローブ信号/
RASの立上がりに応答して、内部ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASiもHレベルに立上がり、CBRセル
フリフレッシュ制御回路50はセルフリフレッシュモー
ドを解除する。このセルフリフレッシュモードの解除に
より、半導体記憶装置は、スタンバイ状態にある(内部
ロウアドレスストローブ信号/RASiがHレベルにあ
る)。
【0109】次いで、時刻t2において、ダミーサイク
ルを行なうために、外部ロウアドレスストローブ信号/
RASをLレベルに立下げると、ダミーサイクル検出回
路24からのダミーサイクル検出信号/POR8がHレ
ベルに立上がる。これにより、CASバッファ48は、
外部から与えられるコラムアドレスストローブ信号/C
ASに従った内部コラムアドレスストローブ信号/CA
Siを生成する(図19においては、コラムアドレスス
トローブ信号/CASiがHレベルに設定される状態を
示す)。内部でのコラムアドレスストローブ信号/CA
Siに関連して動作する回路部分は、内部ロウアドレス
ストローブ信号/RASiが活性状態のときに動作が可
能である。したがって、時刻t3から時刻t2の間、内
部ロウアドレスストローブ信号/RASiがHレベルに
立上がっていて内部コラムアドレスストローブ信号/C
ASiがLレベルであっても何ら問題はなく、内部回路
はスタンバイ状態にある。これは、電源投入時における
CAS系回路の動作について同様である。したがって電
源投入時、外部ロウアドレスストローブ信号/RASが
Lレベルに設定されていても、半導体記憶装置はスタン
バイ状態で電源投入が行なわれることになり、初期電流
は極めて小さい。
【0110】また、時刻t1において、セルフリフレッ
シュ指示信号φCBRがHレベルに立上がると、内部で
CBRリフレッシュが行なわれ、大きな動作電流が流れ
る。この動作電流としては、従来の、外部ロウアドレス
ストローブ信号/RASをLレベルに設定して電源投入
を行なったときと同様の電流が流れる。しかしながら、
このCBRリフレッシュが完了すると半導体記憶装置は
スタンバイ状態に復帰するため、次のセルフリフレッシ
ュが行なわれるまで、極めて小さなスタンバイ電流しか
流れない。一方、従来においては、内部ロウアドレスス
トローブ信号/RASiがLレベルに保持されるため、
大きなアクティブ時における安定電流が流れる。したが
って平均として、内部で、セルフリフレッシュモードに
入っていれば、消費電流を従来よりも低減することがで
きる。
【0111】このダミーサイクル検出信号/POR8が
Lレベルの間、CBRリフレッシュが禁止される構成が
用いられてもよい。このときには、より消費電流を低減
することができる。ダミーサイクル開始信号/POR8
がLレベルのときに、CBRリフレッシュを禁止する構
成は、リフレッシュ制御回路50dにおいて、セルフリ
フレッシュ指示信号φCBRの立上がりに応答してワン
ショットパルスを発生する回路(図12の回路34g参
照)をダミーサイクル検出信号/POR8がHレベルと
なったときにのみワンショットパルスを発生するように
構成すればよい。
【0112】時刻t1から時刻t3までの時間が長けれ
ば、内部でセルフリフレッシュが行なわれる。このセル
フリフレッシュは所定の時間間隔ごとに行なわれる。し
たがってセルフリフレッシュ時に比較的大きな動作電流
が流れても、平均として見れば、従来の、活性状態に保
持した状態での安定電流の総和よりも小さく、消費電流
を低減することができる。
【0113】なお、電源投入時外部ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASをHレベルに設定しているときには、
内部ロウアドレスストローブ信号/RASiもHレベル
に設定されるため、図19に、一点鎖線で示すように、
CBR条件は満たされないため、セルフリフレッシュ指
示信号φCBRはLレベルにある。したがって半導体記
憶装置が、常時スタンバイ状態にあり、小さなスタンバ
イ電流のみを消費する。
【0114】ダミーサイクルが始まるときに、内部ロウ
アドレスストローブ信号/RASiが外部ロウアドレス
ストローブ信号/RASに従ってLレベルに立下がる
が、そのときには、内部コラムアドレスストローブ信号
/CASiがHレベルに立上がっており、この最初のダ
ミーサイクルでCBR条件が満たされることはなく、確
実にダミーサイクルが外部からのロウアドレスストロー
ブ信号/RASに従って実行される。
【0115】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、外部からのロウアドレスストローブ信号/RA
SがLレベルで電源投入が行なわれたときには、内部で
セルフリフレッシュモードに入るように構成しているた
め、ダミーサイクルが行なわれるまでの半導体記憶装置
における消費電流を従来よりも低減することができる。
【0116】[実施の形態5]図20は、この発明の実
施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図
である。図20においては、RAS系制御回路により制
御される回路部分を示す。図20において、半導体記憶
装置は、外部電源ノード61aと一方動作電源電圧とし
て動作し、基準電圧Vrefと内部電源線74上の内部
電源InVccとを比較する比較器70と、この比較器
70の出力信号に従って外部電源ノード61bから内部
電源線74へ電流を供給するpチャネルMOSトランジ
スタで構成されるドライブトランジスタ72を含む。比
較器70は、活性化時この基準電圧Vrefと内部電源
線74上の内部電源電圧InVccとを比較する比較回
路70aと、活性制御信号ACTの活性化時、比較器7
0aに対する電流経路を形成する電流源トランジスタ7
0bを含む。この活性制御信号ACTは、先の実施の形
態1ないし4において示したRAS系制御回路から内部
ロウアドレスストローブ信号に同期して発生される。
【0117】内部電源線74には、内部回路76が結合
され、内部回路76はこの内部電源線74上の内部電源
電圧InVccを一方動作電源電圧として動作する。こ
の内部回路76は、ロウアドレスストローブ信号/RA
Sに同期して動作するRAS系回路を含み、たとえば行
選択回路およびセンスアンプ帯を含む。
【0118】比較器70は、活性制御信号ACTが非活
性状態のLレベルのときには、非活性化され、その出力
信号を外部電源電圧ExVccレベルに立上げ、ドライ
ブトランジスタ72をオフ状態に維持する。この活性制
御信号ACTがHレベルの活性状態となると、比較器7
0は活性化され、比較回路70aが基準電圧Vrefと
内部電源電圧InVccとの比較動作を行なう。内部電
源電圧InVccが基準電圧Vrefよりも高い場合に
は、比較回路70aの出力信号はHレベルであり、ドラ
イブトランジスタ72は非導通状態にある。一方、内部
電源電圧InVccが基準電圧Vrefよりも低い場合
には、この比較回路70aの出力信号がHレベルから低
下し、ドライブトランジスタ72がそのコンダクタンス
に従って電源ノード61bから内部電源線74へ電流を
供給し、内部電源電圧InVccの電圧レベルを上昇さ
せる。したがって、この内部電源電圧InVccは基準
電圧Vrefのレベルに維持される。内部電源電圧In
Vccが低下する可能性があるのは、内部回路76が動
作し、内部電源線74に大きな動作電流が流れるときで
ある。この内部回路76が動作するときに合わせて活性
制御信号ACTを活性状態とする。これにより、内部回
路76の動作時における大きな動作電流に起因する内部
電源電圧InVccの低下を補償する。内部回路76の
スタンバイ状態時においては、内部電源線74において
極めて小さなリーク電流のみが流れる。したがって、こ
の状態において活性制御信号ACTは非活性状態のLレ
ベルとされ、比較器70における消費電流を低減する。
【0119】この比較器70が、内部回路76の動作時
に生じる大きな動作電流を補償するために、比較的高速
応答が要求され、またドライブトランジスタ72も大き
な電流駆動力を有している。したがって、この比較器7
0は、動作時、たとえば数mA程度の比較的大きな動作
電流を消費する。
【0120】図21は、活性制御信号ACTの発生シー
ケンスを示す図である。図21に示すように、ノーマル
モードにおいては、活性制御信号ACTは内部ロウアド
レスストローブ信号/RASiの立下がりおよび立上が
りに同期して活性/非活性化される。セルフリフレッシ
ュモードにおいては、この活性制御信号ACTはリフレ
ッシュ活性化信号RRASの活性化に同期して活性化さ
れる。したがって、この図20に示すような比較器70
とドライブトランジスタ72で構成される内部降圧回路
の構成に対し先の実施の形態1ないし4の構成を適用す
れば、電源投入時において、外部ロウアドレスストロー
ブ信号/RASがLレベルに設定されても、活性制御信
号ACTはスタンバイ状態のLレベルとなり、この比較
器70において常時数mA程度の電源が流れるのを防止
することができ、電源投入直後の消費電流を低減するこ
とができる。電源投入直後セルフリフレッシュモードに
半導体記憶装置が入った場合、活性制御信号は、リフレ
ッシュ活性化信号RRASに同期して活性化/非活性化
されるためである。ロウアドレスストローブ信号/RA
SがHレベルで電源投入が行なわれた場合には、その活
性制御信号ACTは先の実施の形態1ないし4の説明か
ら明らかなように、非活性状態のLレベルを維持する。
【0121】図22は、活性制御信号ACT発生部の構
成の一例を概略的に示す図である。図22において、こ
の活性制御信号ACTはRAS系制御回路から発生され
る。活性制御信号発生部は、リフレッシュ活性化信号R
RASを一方入力に受けるAND回路80と、このAN
D回路80の出力信号を反転するインバータ82を含
む。AND回路80の他方入力へは、セルフリフレッシ
ュ指示信号(SELFまたはφCBR)とRASバッフ
ァからの内部ロウアドレスストローブ信号を受けるOR
回路の出力信号が与えられる。このAND回路80は、
したがって図4に示すAND回路38または図7に示す
AND回路50fに対応する。インバータ82がRAS
系制御回路に含まれ、内部RAS系回路活性化時に、活
性制御信号ACTを活性化する。
【0122】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、外部電源電圧から内部電源電圧を生成する内部
降圧回路の活性/非活性を、内部ロウアドレスストロー
ブ信号に同期して行なっており、電源投入直後、ロウア
ドレスストローブ信号/RASの論理レベルにかかわら
ず、この内部降圧回路における消費電流を低減すること
ができる。
【0123】なお上記実施の形態1ないし5において
は、信号/RASに関連する回路として、行選択回路、
センスアンプ帯、およびビット線/イコライズ回路なら
びに、内部降圧回路を示している。しかしながら、信号
/RASに応答して動作して、電流を消費する回路は、
すべてこのRAS系制御回路により制御される。
【0124】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、電源
投入直後、半導体記憶装置はセルフリフレッシュモード
に設定しているため、電源投入直後半導体記憶装置がス
タンバイ状態にある時間を長くすることができ、消費電
流を低減することができる。
【0125】請求項1に係る発明に従えば、電源投入に
応答してセルフリフレッシュ制御回路を活性化している
ため、電源投入直後、半導体記憶装置がスタンバイ状態
にある期間を長くすることができ、消費電流を低減する
ことができる。
【0126】請求項2に係る発明に従えば、ダミーサイ
クル検出時においては、このセルフリフレッシュ制御回
路を非活性化しているため、確実に外部からのダミーサ
イクル指示信号に従ってダミーサイクルを実行すること
ができる。
【0127】請求項3に係る発明に従えば、電源投入検
出直後に、セルフリフレッシュ制御回路を活性化してい
るため、早いタイミングで半導体記憶装置をスタンバイ
状態に設定することができ、消費電流を低減することが
できる。
【0128】請求項4に係る発明に従えば、電源投入か
ら所定時間経過後に、セルフリフレッシュ制御回路を活
性化しているため、ダミーサイクルに入るまでの時間が
長くなったときに、消費電流を低減することができる。
【0129】請求項5に係る発明に従えば、外部からの
動作サイクル規定信号が活性状態のときのみセルフリフ
レッシュ制御回路を活性化しているため、この外部から
の動作サイクル規定信号に従って内部回路が活性状態に
移行するのを防止することができ、消費電流を低減する
ことができる。
【0130】請求項6に係る発明に従えば、第1の動作
サイクル規定信号と第2の動作サイクル規定信号の電源
投入時におけるタイミングに従ってセルフリフレッシュ
制御回路を活性化しているため、通常のセルフリフレッ
シュ制御回路を用いることができ、容易に構成要素数を
増加させることなく、内部回路が活性状態に入る可能性
のあるときに電源投入後セルフリフレッシュモードを設
定できる。
【0131】請求項7に係る発明に従えば、セルフリフ
レッシュ制御回路が、行選択指示信号を発生する回路を
含み、この行選択指示信号に従って内部降圧回路の活性
/非活性化を制御しているため、電源投入直後この内部
降圧回路を確実にスタンバイ状態におくことができ、内
部降圧回路における消費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 この実施の形態1における半導体記憶装置の
電源投入直後の動作を示す波形図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における半導体記憶
装置の電源投入直後における動作を示す波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の変更例の構成を概
略的に示す図である。
【図5】 図4に示す半導体記憶装置の動作を示す信号
波形図である。
【図6】 (A)は、図1に示す電源投入検出回路の構
成の一例を示し、(B)は、(A)に示す電源投入検出
回路の動作を示す波形図である。
【図7】 図1に示すダミーサイクル検出回路の構成の
一例を示す図である。
【図8】 図1に示すセルフリフレッシュ制御信号発生
回路の構成を概略的に示す図である。
【図9】 図8に示すセルフリフレッシュ制御信号発生
回路の動作を示す波形図である。
【図10】 図1に示すセルフリフレッシュ制御信号発
生回路の他の構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図12】 図11に示す初期化回路の動作を示す信号
波形図である。
【図13】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示す初期化回路の動作を示す信号
波形図である。
【図15】 図13に示す初期化回路の電源投入直後の
動作を示す信号波形図である。
【図16】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図17】 図16に示すCBRセルフリフレッシュ制
御回路の構成を概略的に示す図である。
【図18】 図17に示すCBRセルフリフレッシュ制
御回路の動作を示す信号波形図である。
【図19】 図16に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図20】 この発明の実施の形態5における内部降圧
回路の構成を概略的に示す図である。
【図21】 図20に示す活性制御信号と内部ロウアド
レスストローブ信号とのタイミング関係を示す図であ
る。
【図22】 図20に示す活性制御信号発生部の構成を
概略的に示す図である。
【図23】 従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略
的に示す図である。
【図24】 図23に示す半導体記憶装置の動作を示す
信号波形図である。
【図25】 図23に示す内部制御信号発生回路の構成
を概略的に示す図である。
【図26】 図25に示す回路の電源投入直後の動作を
示す波形図である。
【図27】 図25に示す回路の電源投入直後の動作を
示す波形図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2 アドレスバッファ、4 行
選択回路、6 センスアンプ帯、8 列選択回路、15
RASバッファ、20 初期化回路、22電源投入検
出回路、24 ダミーサイクル検出回路、26 ゲート
回路、30セルフリフレッシュ制御信号発生回路、32
タイマ回路、34 セルフリフレッシュ制御回路、3
6 OR回路、38 AND回路、10b RAS系制
御回路、43 遅延回路、44 ゲート回路、46 N
OR回路、48 CASバッファ、50 CBRセルフ
リフレッシュ制御回路、70 比較器、72 ドライブ
トランジスタ、74 内部電源線、76 内部回路、8
0 AND回路、82インバータ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルを有する半導体記憶装
    置であって、 タイマを含み、活性化時前記タイマの出力信号に従って
    前記複数のメモリセルの記憶データを所定の時間間隔で
    リフレッシュするための制御信号を発生するセルフリフ
    レッシュ制御回路、および外部からの電源電圧の前記半
    導体記憶装置への投入に応答して、前記セルフリフレッ
    シュ制御回路を活性化する初期化回路を備える、半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記初期化回路はさらに、 外部から与えられる動作サイクル指示信号に従って、前
    記半導体記憶装置の内部回路を初期化するためのダミー
    サイクルが指定されたことを検出するためのダミーサイ
    クル検出回路と、 前記ダミーサイクル検出回路からのダミーサイクル検出
    信号の活性化に応答して前記セルフリフレッシュ制御回
    路を非活性化する回路とを備える、請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記初期化回路は、 外部からの電源電圧を受ける外部電源ノードに結合さ
    れ、前記外部電源ノードの電源電圧に従って前記半導体
    記憶装置への電源投入を検出し、該電源投入検出時、前
    記セルフリフレッシュ制御回路を活性化する電源投入検
    出回路を含む、請求項1または2記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記初期化回路は、 外部電源電圧を受ける外部電源ノードに結合され、前記
    外部電源ノードの電源電圧に従って前記半導体記憶装置
    への電源投入を検出し、該電源投入検出時、電源投入検
    出信号を活性化する電源投入検出回路と、 前記電源投入検出回路からの電源投入検出信号を遅延し
    て前記セルフリフレッシュ制御回路へ与えて前記セルフ
    リフレッシュ制御回路を活性化するための遅延回路とを
    備える、請求項1または2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記初期化回路は、 外部からの動作サイクル規定信号の活性状態に応答して
    活性化され、前記電源投入に応答して前記セルフリフレ
    ッシュ制御回路を活性化する回路を含む、請求項1ない
    し4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記初期化回路は、 前記電源投入に応答してイネーブルされ、外部から与え
    られる第1の動作サイクル規定信号を通過させる第1の
    ゲート回路と、 前記第1の動作サイクル規定信号に応答して前記半導体
    記憶装置の内部回路を初期状態におくためのダミーサイ
    クルが指定されたことを検出し、該検出時ダミーサイク
    ル検出信号を活性化するダミーサイクル検出手段と、 前記ダミーサイクル検出手段からのダミーサイクル検出
    信号の非活性状態に応答して、第2の動作サイクル規定
    信号を非活性状態に保持しかつ前記ダミーサイクル検出
    信号の活性状態に応答して前記第2の動作サイクル規定
    信号を通過させる第2のゲート回路と、 前記第1および第2のゲート回路の出力信号を受け、該
    受けた出力信号が所定のタイミング条件を満たすとき前
    記セルフリフレッシュ制御回路を活性化するタイミング
    検出回路とを備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 活性化時前記外部からの電源電圧を降圧
    して内部電源電圧を発生する内部降圧回路をさらに備
    え、 前記複数のメモリセルは行列状に配列され、 前記セルフリフレッシュ制御回路は、活性化時前記複数
    のメモリセルの行を選択状態へ駆動するための行選択指
    示信号を発生する手段を含み、 前記行選択指示信号の活性化時前記内部降圧回路が活性
    化される、請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体
    記憶装置。
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