JPH10228168A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH10228168A
JPH10228168A JP9032000A JP3200097A JPH10228168A JP H10228168 A JPH10228168 A JP H10228168A JP 9032000 A JP9032000 A JP 9032000A JP 3200097 A JP3200097 A JP 3200097A JP H10228168 A JPH10228168 A JP H10228168A
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JP
Japan
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blade
developing device
toner
sleeve
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JP9032000A
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Keiji Okano
啓司 岡野
Seishi Yamaguchi
誠士 山口
Hideki Matsumoto
英樹 松本
Koichi Suwa
貢一 諏訪
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ブレードのニップ部でトナーの凝集体が
生成することにより画像にスジが発生することを防止す
る。 【解決手段】 像担持体上の静電像を現像する現像剤担
持体上の現像剤量を摩耗指数0.03〜0.15の弾性
体で規制し、この弾性体の当接圧P(g/cm)を10
≦P≦60とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置等の
画像形成装置に用いられる現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法を用いた画像形成装置
では、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により
現像して可視化している。この現像装置として乾式一成
分トナーを用いた現像装置が実用化されている。
【0003】現在、プリンター装置はLED、レーザー
ビームプリンターが最近の市場の主流になっており、技
術の方向としてより高解像度即ち、600、800、1
200dpiとなって来ている。これにともなってより
高解像・高精細の現像方式が要求されてきている。
【0004】また、省エネルギー、ファーストプリント
時間の短縮化という観点から、記録材上の未定着画像を
定着する定着方式として熱効率、安全性が良好な接触加
熱型の定着装置が用いられ、定着温度を下げる傾向にあ
る。
【0005】そこで、トナーとしては定着性能を向上さ
せる(低い定着温度で定着可能にする)ために、バイン
ダー熱特性、ワックス熱特性を改良してトナーの溶融粘
弾性を制御し粘性を高くすることが行われている。
【0006】また、高画質化のために、トナーの小粒径
化が図られている。例えば、解像力やシャープネスを向
上させ潜像を忠実に再現させるためには、粒径約6〜9
μmのトナーが用いられている。現像装置としては、高
画質化のために、トナーに十分な帯電付与を行えるよう
に、弾性体からなるブレードを現像スリーブに当接させ
て、スリーブ上のトナーにトリボを与えながらコート量
を規制する弾性ブレード法等が実用化されている。更に
トナーをより均一に帯電させるためにもスリーブ上への
トナーのコート量を小さくするトナー層形成方法の開発
が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着性
の良い、また、粒径の小さいトナーを、弾性ブレードコ
ートの現像装置で用いると、耐久性に問題が生じてき
た。
【0008】トナーは帯電量が大きくなるので現像スリ
ーブ上に静電的に付着しやすくなると共に、外部からの
物理的な力がかかることによりスリーブ表面の汚染やト
ナーの融着が起こりやすくなっている。特に、ブレード
の当接ニップ部でトナーの凝集体が生成してスジになる
現象が発生する場合があり、問題になった。これは、ブ
レードの当接圧が大きい場合、使用環境が高温高湿の場
合、プリントスピードの速い装置の場合、等で発生しや
すい傾向があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本願
第1発明は、静電潜像担持体に対向して設けられ現像剤
を担持する現像剤担持体と、この現像剤担持体に向けて
付勢され現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規
制部材と、を有する現像装置において、上記現像剤規制
部材は現像剤担持体とニップを形成する摩耗指数が0.
03〜0.15の弾性体を有し、この弾性体の当接圧P
(g/cm)が10≦P≦60であることを特徴とする
ものである。
【0010】本願第2発明は、上記弾性体はゴム硬度が
JISAで10°以上55°以下で、充填剤が5〜20
重量部含有されるシリコーンゴムからなることを特徴と
するものである。
【0011】本願第3発明は、上記弾性体は現像剤担持
体の移動方向上流側に自由端を有し、現像剤担持体との
最上流当接位置と自由端間の距離NE(mm)が0.5
≦NE≦3.5,15.0×NE−12.5≦P≦2
6.7×NE+6.6を満足することを特徴とするもの
である。
【0012】本願第4発明は、現像剤はMI値が3〜3
0、重量平均粒径が3.5〜7.0μmの一成分トナー
であることを特徴とするものである。
【0013】本願第5発明は、上記現像剤規制部材によ
り規制された現像剤量W(mg/cm2)は0.6≦W
≦1.5であることを特徴とするものである。
【0014】本願第6発明は、 上記現像剤担持体は導
電粒子を含有する表面樹脂層を有し、表面の中心線平均
粗さRa(μm)が0.6以上1.4以下であることを
特徴とするものである。
【0015】本願第7発明は、現像装置は静電像を担持
する像担持体と一体に画像形成装置に着脱可能なカート
リッジをなすことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき説明する。
【0017】図6は本発明の現像装置を用いた画像形成
装置で電子写真方式のレーザービームプリンタの概略構
成図である。
【0018】1は電子写真感光体(以下、感光ドラム)
であり、OPC感光体からなっている。感光ドラムの回
転スピード(以下、プロセススピード)は100mm/
secとする。感光ドラム1上にローラー帯電器2によ
って一様帯電を行う。次にレーザースキャナー101に
よって画像信号に応じて露光する。レーザースキャナー
101は、半導体レーザーの点滅をポリゴンスキャナー
で走査し、光学系により感光ドラム1上に結像させる。
これにより静電潜像がつくられる。つくられた静電潜像
は、現像器6で現像される。現像は、ジャンピング現像
等の現像法が用いられ、記録するところを、レーザーを
点灯し、潜像の電荷をなくすイメージ露光と、電荷の少
ない方にトナーを付着させる、反転現像が組み合わせて
用いられる。
【0019】現像された画像は、転写材104に転写さ
れる。転写材は、カセット103に収められており、給
紙ローラー105によって1枚ずつ給送される。ホスト
からプリント信号が送られると、給紙ローラーにより給
紙が行われ、転写ローラー107で転写材上にトナー像
が転写される。転写ローラー107は、導電性の弾性体
で、感光ドラム1と転写ローラーで形成されるニップ部
で、バイアス電界によって静電的に転写が行われる。
【0020】画像が転写された転写材は、定着器109
で定着される。一方、転写残りのトナーはクリーナーで
ブレード5によってクリーニングされる。
【0021】図1は本発明の第一実施形態の現像装置の
断面図を表す。
【0022】現像剤担持体である現像スリーブ3に対し
て、現像剤規制部材である弾性体の現像ブレード8を当
接させ、現像剤量を規制するニップを形成する。
【0023】現像スリーブ3は、φ16.0の非磁性の
アルミスリーブで表面を導電性粒子を含有する樹脂層で
コートした表面粗さRa=1.0μmのスリーブであ
る。
【0024】現像ブレード8はゴム硬度JISAで40
°のシリコーンゴムから成り、現像スリーブ3に対して
当接力P(スリーブ長手方向についての1cm当たりの
当接荷重gf/cm)を40gf/cmで当接するよう
に、現像容器に設置している。また、スリーブとブレー
ドの当接巾(ニップ)は1.0mm、当接最上流位置
(スリーブ回転方向の上流)からブレード自由端までの
距離(以下NEという)を2.0mmとしている。
【0025】現像スリーブ3内にはマグネットロール4
を固定配置する。現像容器内には一成分磁性トナー7が
あり、撹拌で現像スリーブ付近に送られた後、マグネッ
トロール4の形成する磁界作用で現像スリーブ3に供給
されて、スリーブの回転とともに搬送される。その後、
現像ブレード8との当接部でトリボ付与と層厚規制を受
けて現像領域へ搬送される。本実施例では、スリーブ上
のトナー量はW=1.20になる。〔W:スリーブ表面
1cm2あたりのトナーコート重量(mg)〕
【0026】現像スリーブ3には直流に交流を重畳した
交互電圧を電源11で印加して感光体1との間に現像電
界を形成し、その電界に従って静電潜像の現像を行う。
現像スリーブ3には、直流電圧:Vdc=−500vに
AC:矩形波Vpp=1600V、f=1800Hzを
重畳した現像バイアス11を印加する。スリーブ3と感
光体1は最近接位置で300μmのギャップを保って対
向している。感光体1は帯電電位Vd=−700Vに均
一帯電され、画像信号に従いレーザーで露光されてその
部分がVl=−150Vになる。Vl部を負帯電性トナ
ーで反転現像する。
【0027】トナー7は負帯電性磁性一成分トナーを用
いる。結着樹脂としてスチレンn−ブチルアクリレート
共重合体100重量部に、磁性体粒子80重量部、モノ
アゾ系鉄錯体の負荷電制御剤2部、ワックスとして低分
子量ポリプロピレン3部を140℃に加熱された2軸エ
クストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマ
ーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕物を風力分級して、重量平均径5.
0μmの分級粉を得た。平均粒径5.0μmの分級品に
疎水性シリカ微粉体1.5重量部をヘンシェルミキサー
で混合し、現像剤を得た。定着性の指標MIは20であ
る。本発明のトナーは、MI3〜30、重量平均粒径
3.5〜7.0μmの範囲のものを用いることができ
る。
【0028】現像ブレード8は、予め加熱した型内に、
シリコーン用プライマーを塗った厚さ60μmのステン
レススチールを配置し、これにLTVシリコーンゴムを
LIM射出成型機により射出し、150℃で5分間後に
型より取りだし、200℃で4時間熱処理して一体成型
してゴム硬度40°のシリコーンゴムブレードを得た。
【0029】以上の設定で、常温常湿(25℃,60%
RH)、低温低湿(15℃,10%RH)、高温高湿
(30℃80%RH)環境下、プリントアウト試験を行
った結果、高画質な画像を安定して得ることができた。
【0030】以下に、本発明の内容の詳細な説明を行
う。
【0031】〔実験1〕トナーMI、粒径とスジ 基本的に上記の装置を用い、ブレード材質としてウレタ
ンゴムを用い、トナーのMI、粒径を変えて定着、現像
各特性と耐久性を調べた。実験条件は次の通りである。
【0032】ブレード:ウレタンゴム(硬度65°)線
圧P=40g/cm、NE=2.0mm スリーブ:導電性樹脂層コートスリーブRa=1.0μ
m トナーコート量:W=1.20mg/cm2
【0033】トナーのバインダー樹脂の分子量を変えて
MIの異なるトナーを得た。分級条件を変えて平均粒径
の異なるトナーを得た。 ・メルトインデックス(MI)は、JIS K7210
記載の装置を用いて、下記条件で手動切り取り法で測定
した。この時、測定値は10分値に換算する。 〔条件〕測定温度:125℃、荷重:5kg、試料充填
量:5〜10g ・トナーの平均粒径の測定は、コールターマルチサイザ
ーII型(コールター社製)を用いて行った。トナーの
体積分布から重量基準の重量平均粒径D4(μm)を求
めた。
【0034】表1に各トナーについて、後述の項目を評
価した結果をしめす。
【0035】
【表1】
【0036】画像評価に関して以下に説明する。 1)画質 文字シャープ性 耐久評価サンプルの文字画像を約30倍に拡大し次の基
準で評価を行った。 ◎優:ラインが非常にシャープで飛び散りがほとんど無
い ○良:わずかに飛び散っている程度でラインは比較的シ
ャープ △可:飛び散りがやや多くラインがぼんやりとした感じ
になる ×悪い:△のレベルに満たない 2)定着性 50g/cm2の荷重をかけ、柔和な薄紙により定着画
像を摺擦し、摺擦前後での画像濃度の低下率(%)で評
価した。濃度はマクベス反射濃度計(マクベス社製)を
用いて測定した。 ◎:5%未満 ○:5%以上10%未満 △:10%以上20%未満 ×:20%以上 3)耐久性 常温常湿(25℃,60%)、高温高湿(32℃,90
%)、低温低湿(10℃,15%)の各環境下で4枚/
1分のプリント速度で10000枚のプリントを行っ
た、。ここではスジについての評価結果を示す。 ○:発生無し △:画像上ではほとんどわからないレベル ×:画像上ではっきりわかる白スジ
【0037】定着性はトナーのMIと相関していて、3
〜30の範囲が良好な定着性を示す。3未満だと定着性
が悪く、30を越えると高温オフセットが悪くなる。
【0038】画質は粒径と相関していて、3.5〜7.
0μmの範囲が良い。3.5未満だと帯電量が高くなり
すぎて現像性が悪化する。7.0を越えるとライン、ド
ットの再現性が悪化する。
【0039】しかし、トナーのMIを大きくする、粒径
を小さくすると、いずれも耐久性(スジ)は悪化するこ
とがわかった。スジの発生原因については次の様なこと
がわかった。
【0040】スジはブレードのニップ部でトナーの凝集
体が生成して発生していることが分かった。大きさ20
0μm程度まで成長、トナーが半溶融状態で凝集する。
ブレード部での圧力と摩擦熱でトナーが凝集し、溶けて
成長するものと考えられる。
【0041】トナーとしては、粒径が小さくなるとトナ
ーの凝集度が大きくなり詰まりやすくなる。MIが大き
くなると、トナー粒子に熱が蓄積されて外添剤がトナー
に埋め込まれて凝集度が大きくなること、また熱で溶け
やすくなることの二つが考えられる。
【0042】また、環境としては高温高湿(32℃,9
0%RH)ほどスジが出やすい。
【0043】〔実験2〕ブレード材質、圧とスジ 次に、定着性の良いMI=3〜30、粒径の小さいトナ
ー3.5〜7μmを用いて耐久性を満足する様に、高温
高湿(32℃,90%RH)で、ブレード材質と圧の違
いによるスジの発生を調べた結果を以下に記す。
【0044】条件としては、実験1で使用したものと同
様に、スリーブはRa=1.0μmのコートスリーブ、
Iトナー(MI=15、粒径5.0μm)を用いる。
【0045】ブレードのゴム硬度はゴム材料を変えて制
作した。また、ブレードのNEは約2.0mm(トナー
コート量Wが約1.2になるように調整した)、圧はゴ
ムの厚さを変えて調整した。
【0046】実験2ではスジの発生状況をよりわかりや
すくするために、高温高湿環境でスリーブを空回転させ
てスジの発生時間を調べた。空回転とプリント時の対応
をとると、空回転で10時間スジの発生がなければプリ
ント10000枚はOKだった。
【0047】結果を図2に示す。次のことがわかった。 1)当接圧Pが小さい場合10g/cm以下では、スジ
の発生はない。 2)ゴム硬度が低い方がスジが発生しにくい。これは、
ゴム硬度が低い方がニップ巾が大きくなるので、同じ線
圧でも単位面積当たりの圧は小さくなり、トナーがブレ
ードニップ部をすり抜けやすくなることによって凝集体
になりにくいことによると考えられる。 3)ゴム材料としてはシリコーンがスジは発生しにく
い。シリコーンは摩耗して削れるから凝集体が生成しに
くいと考えられる。
【0048】すなわち、低硬度のシリコーンゴムはブレ
ードの線圧が大きい場合でも摩耗することと、ニップが
大きくなって面積当たりの圧が小さくなる相乗効果でス
ジが発生しない。
【0049】ここで、更にシリコーンゴムの材料を変え
て、ゴムの物性として摩耗指数を振ってスジに対する影
響を調べた。
【0050】充填剤であるシリカのゴムに対する重量比
と、ゴムの架橋点数を変えて硬度を変えた。
【0051】ブレードは線圧40g/cmに設定して前
記したと同様にスジを調べた。
【0052】結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】摩耗指数はJIS K6464による試験
で測定した。
【0055】耐久でのブレードの摩耗量、ニップ巾は、
20時間回転後のブレード断面を表面粗さ計で測定して
図3に示す値として求めた。
【0056】凝集体によるスジは前述したもの。ブレー
ド削れムラ、欠けによるスジはニップ巾が不均一になる
ことによるトナーーコートムラによるもの。
【0057】次のことがわかった。 1)シリコーンでもゴム硬度が大きいと摩耗指数が小さ
く、ニップ、摩耗量が小さいので、ブレード接触面の
面積当たりの圧が大きいこと、シリコーンなのでブレ
ードにトナーが固着することはないが、ニップ部にトナ
ーの凝集体が生成され、白スジになる。(ゴム2) 2)ゴム硬度の低いものは摩耗量が大きいので、凝集体
によるスジはOK。(ゴム1,3,4) 3)ゴム中の充填剤量が大きいものはブレードの削れム
ラ、欠けにより、トナーのコートムラが生じてスジにな
る。(ゴム3) ことがわかった。さらに各種ゴムを実験した結果、摩耗
指数が0.03〜0.15の範囲内のゴムがスジに対し
て効果があることがわかった。摩耗が小さいと凝集体に
よるスジ、大きすぎるとブレードの削れ不均一が生じや
すくなる。
【0058】ゴムの処方としては充填剤の含有量が5〜
20部であり、ゴム硬度を10〜55°になるように架
橋点数を調整したシリコーンゴムが良いことがわかっ
た。
【0059】なお、ブレードが摩耗するとニップが増加
するとともにNEが減少するが本実施例ではトナーコー
ト量に対する影響は小さかった。
【0060】すなわち、低硬度のシリコーンゴムはブレ
ードの線圧が大きい場合でも摩耗することと、ニップが
大きくなって面積当たりの圧が小さくなる相乗効果でス
ジが発生しない。
【0061】一方、ブレード線圧と画質との関係を調べ
た結果を図3に示す。 1)画質は線圧によってほぼ決定する。線圧で10〜6
0g/cmが良い。10より小さいとトナーの帯電が不
十分であり、画質は飛び散りが多く、ラインがぼんやり
したものになる。60より大きいとトナーのコート量が
少なくなり、耐久でラインが散り散りになってくる。 2)硬度の差は小さい。 3)ゴム材質(ウレタンとシリコーン)の差は小さい。
【0062】以上の結果から、現像剤としてMI値が3
〜30、あるいは重量平均粒径が3.5〜7.0μmで
あるトナーを用いて、弾性ブレードコートを行っても、
現像剤規制部材としてゴム硬度がJISAで10°以上
55°以下のシリコーンゴムを用い適度にブレードを摩
耗させることにより、ブレード当接部のニップが広くな
って局所的な圧が軽減されること、ゴムが摩耗すること
によってスジの発生を無くし、耐久を通して高品位な画
像形成ができる。
【0063】なお、本実施例では、ブレードがカウンタ
ー方向に当接する場合で説明したが、図4のようなスリ
ーブ回転方向にストレート当接の場合にも適用できる。
【0064】また、スリーブについてもアルミニウム等
の非磁性金属を粗面化したものについても本発明を適用
できる。ただし、本実施例の様に、表面を導電性粒子含
有する樹脂層でコートしたスリーブを用いると、より安
定した層形成を行うことができる。
【0065】本実施例では現像スリーブの周速度は10
0mm/secであるが、現像ブレードを摩耗させるた
め、現像スリーブの周速度250mm/sec以下、現
像器寿命1万5千枚以下のプロセスカートリッジに適用
することが好ましい。
【0066】〔実施形態2〕本実施例は、更に画質向上
を安定して行うものである。ブレードがスリーブ回転方
向に対してカウンター方向に当接する現像装置の場合、
安定してトナー層形成可能な構成である。この様な装置
では、トナーを薄層形成するときに、ブレードの圧とN
E、スリーブの粗さがコート量を決める大きな要因にな
る。
【0067】本実施例では、スリーブ上のトナー量Wを
0.6≦W≦1.5に安定して層形成する装置の説明を
行う。Wが0.6未満だと耐久によるスジが発生する可
能性がある。Wが1.5を越えると画質が悪化する。
【0068】〔実験〕実施例1で用いたトナーIを使
用、スリーブも同様に表面を導電性粒子含有する樹脂層
でコートしたRa=1.0μmのスリーブを用いる。ブ
レードはゴム硬度40°のシリコーンゴムからなる弾性
ブレードをスリーブ回転方向に対してカウンター方向に
当接する。
【0069】当接圧はブレードの厚さを変えて調整す
る。NEはブレードの自由長を変えてを調整する。とい
う方法で、ブレードの圧とNEを変更して、実施例1と
同様の評価を行い、層形成、画像、耐久性を調べた。
【0070】その結果をまとめて図5に示す。
【0071】ブレードの当接条件と画像、耐久特性には
次の関係があることがわかった。 1)NEが0.5mm未満だとエッジ当接になる場合が
あり、コート量Wが小さくなりすぎて濃度薄や画像白抜
けになる。逆に3.5mmを越えるとトナーのコート量
が多くなりすぎて画質が悪化すると共にトナー層規制が
不安定になってコートムラが生じたりする。 2)ブレードの圧に関しては、ブレードの圧Pが10g
未満の場合は、トナーの帯電量が不十分で画質が悪化、
濃度薄が生じる。逆に60gを越える場合には、圧が大
きすぎるので、トナーのコート量が少なくなって耐久で
ラインが散り散りになってくる。また、スジが生じる場
合もある。 3)更に、PとNEには次のような関係があることがわ
かった。
【0072】すなわち、Pが小さい場合はトナー規制力
が小さいので、NEを小さくしないとコート量が大きく
なりすぎると共に、トナー層形成が不安定になってコー
トムラが生じたりする。Pが大きくなるにつれてトナー
規制力が十分大きくなるので、NEは大きい方がトナー
コートが安定し、画質と耐久性とが両立する。
【0073】この実験結果は次の関係式で表すことがで
きる。 15.0×NE−12.5≦P≦26.7×NE+6.
【0074】従って、10≦P≦60かつ0.5≦NE
≦3.5、さらに15.0×NE−12.5≦P≦2
6.7×NE+6.6の範囲ならば、安定したトナー層
形成ができる。
【0075】さらに、スリーブの粗さが変わるとそれに
従ってコート量は変わるが、0.6≦Ra≦1.4なら
ば上記範囲にブレードの当接条件を設定すれば、スリー
ブ上のWを、0.8≦W≦1.5の範囲に層形成するこ
とができることがわかった。
【0076】以上説明したように、現像剤担持体上に層
形成される現像剤量W(W:スリーブ表面1cm2あた
りのトナーコート重量(mg))を0.8≦W≦1.5
にして更に高画質化を行ってもスジの発生を無くし、耐
久を通して高品位な画像形成ができる。
【0077】〔実施形態3〕本実施例の特徴は、先の実
施例で説明した現像装置を、感光体ドラム、クリーナ、
帯電装置等と一緒に交換可能な一体型カートリッジ内に
設けた事にある。
【0078】図7はその一体型カートリッジを用いた画
像形成装置の一例を表した図であり、先の実施例で述べ
た画像形成装置と同構成のものには同符号を付けた。本
実施例では、現像装置6と感光ドラム1とクリーニング
装置5と帯電装置2を、外装100によって各装置を結
合し一体型カートリッジとしたものを示してある。この
一体型カートリッジの場合は、トナー7を使い切った時
に、他の装置もほぼ同時に寿命を迎えるよう設計されて
いる。従って、ユーザはカートリッジ内のトナーがある
間は常に安定した画像を得る事ができ、しかも一体型で
あるために、その交換も容易に行うことが出来るという
利点がある。そして、カートリッジ内の現像装置に、本
発明を用いることで、一体型カートリッジ本来の利点に
加えて、高精細な画像形成を安定して行えるという利点
がある。
【0079】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ゴム
が摩耗することによってスジの発生を無くし長期にわた
って高品位な画像を形成できる。
【0080】また、ゴム硬度がJISAで10°以上5
5°以下のシリコーンゴムを使用することにより、ブレ
ード当接部のニップが広くなって局所的な圧が軽減さ
れ、更にスジが発生しにくくなる。
【0081】更に現像剤担持体上に層形成される現像剤
量W〔W:スリーブ表面1cm2あたりのトナーコート
重量(mg)〕が、0.8≦W≦1.5であることによ
り、さらに高画質化を行っても、スジの発生を無くし、
耐久を通して高品位な画像形成ができる。
【0082】更にはスリーブの回転方向に対してカウン
ター方向に当接するブレードの当接条件を、当接圧P
(線圧g/cm)が10≦P≦60、現像剤担持体に当
接する最上流位置から自由端までの距離NE(mm)が
0.5≦NE≦3.5であること、さらにPとNEと
が、15.0×NE−12.5≦P≦26.7×NE+
6.6の範囲にあることによって安定した層形成ができ
る。
【0083】更には現像剤担持体が導電性粒子を含有す
る樹脂層で被覆してなり、その表面の中心線平均粗さR
a(μm)が0.6以上1.4以下にすることによって
安定した層形成ができる。
【0084】更には、使い切りのプロセスカートリッジ
に用いることで、高品質を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の現像装置の断面図
【図2】本発明の実験結果を示す図
【図3】本発明の実験結果を示す図
【図4】本発明の他の実施形態の現像装置の断面図
【図5】本発明の第2実施形態の効果を説明する図
【図6】本発明の実施した画像形成装置の断面図
【図7】本発明の第3実施形態のカートリッジの断面図
【符号の説明】
1 感光体 3 現像スリーブ 4 マグネット 6 現像容器 7 トナー 8 現像ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 貢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体に対向して設けられ現像
    剤を担持する現像剤担持体と、この現像剤担持体に向け
    て付勢され現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤
    規制部材と、を有する現像装置において、 上記現像剤規制部材は現像剤担持体とニップを形成する
    摩耗指数が0.03〜0.15の弾性体を有し、この弾
    性体の当接圧P(g/cm)が10≦P≦60であるこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性体はゴム硬度がJISAで10
    °以上55°以下で、充填剤が5〜20重量部含有され
    るシリコーンゴムからなることを特徴とする請求項1の
    現像装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性体は現像剤担持体の移動方向上
    流側に自由端を有し、現像剤担持体との最上流当接位置
    と自由端間の距離NE(mm)が0.5≦NE≦3.
    5,15.0×NE−12.5≦P≦26.7×NE+
    6.6を満足することを特徴とする請求項1もしくは2
    の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤はMI値が3〜30、重量平均粒
    径が3.5〜7.0μmの一成分トナーであることを特
    徴とする請求項1〜3の現像装置。
  5. 【請求項5】 上記現像剤規制部材により規制された現
    像剤量W(mg/cm2)は0.6≦W≦1.5である
    ことを特徴とする請求項1〜4の現像装置。
  6. 【請求項6】 上記現像剤担持体は導電粒子を含有する
    表面樹脂層を有し、表面の中心線平均粗さRa(μm)
    が0.6以上1.4以下であることを特徴とする請求項
    1〜5の現像装置。
  7. 【請求項7】 現像装置は静電像を担持する像担持体と
    一体に画像形成装置に着脱可能なカートリッジをなすこ
    とを特徴とする請求項1〜6の現像装置。
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