JPH11202611A - 現像装置、前記現像装置を保持するプロセスカートリッジ及び前記現像装置又は前記プロセスカートリッジを備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置、前記現像装置を保持するプロセスカートリッジ及び前記現像装置又は前記プロセスカートリッジを備える画像形成装置

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JPH11202611A
JPH11202611A JP1647998A JP1647998A JPH11202611A JP H11202611 A JPH11202611 A JP H11202611A JP 1647998 A JP1647998 A JP 1647998A JP 1647998 A JP1647998 A JP 1647998A JP H11202611 A JPH11202611 A JP H11202611A
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developing device
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process cartridge
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Hideki Matsumoto
英樹 松本
Keiji Okano
啓司 岡野
Koichi Suwa
貢一 諏訪
Seishi Yamaguchi
誠士 山口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着性の良い現像剤による高解像
及び高精細画像の実現及び前記現像剤の現像剤担持体へ
の融着防止の両立が図られた現像装置、プロセスカート
リッジ又は画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 現像スリーブ3の外周面に形成されてい
る凸部であって、前記外周面からの高さをH[μm]、
トナー7の重量平均径をT[μm]、T/4≦H≦12
という範囲を満足する凸部の数密度をM[個/m
2]、前記範囲を満足するHの個数平均をHave
[μm]と表すとき、Have及びMが、2.4≦Ha
ve≦12、50≦M≦780、600/Have≦M
≦−75Have/2+870に設定されている凸部
が、ブレード8を前記外周面の法線方向に持ち上げるこ
とにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置等の
画像形成装置のための現像装置及びこの現像装置を備え
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における電子写真法を用いた画像形
成装置にあっては、潜像担持体上に担持された静電潜像
を現像装置が現像剤により可視像化するようになってお
り、前記現像剤としては乾式一成分トナーが実用化され
ている。
【0003】近年にあっては、前記画像形成装置として
LED(ライトエミッティドダイオード)、LBP(レ
ーザビームプリンタ)等に代表されるプリンタが市場の
主流であり、技術の方向としてはより高解像度の進む傾
向、即ち、解像度は600、800、1200dpiと
精密度の向上が図られており、これに伴い高解像・高精
細な現像方式が要求されている。
【0004】又、省エネルギー、ファーストプリント時
間の短縮化等の観点から、未定着像を記録媒体に定着す
る定着方式として熱効率及び安全性が良好な接触加熱型
の定着装置が用いられており、定着処理時における加熱
温度(以下、定着温度と称する。)が低下する傾向にあ
る。
【0005】そこで、現像剤としてのトナーの定着性能
を向上させる、即ち、低い定着温度による定着処理を可
能にするために、前記トナーのバインダー熱特性及びワ
ックス特性等を改良して前記トナーの溶融粘弾性を調整
することにより前記トナーの粘性を高くするなどが行わ
れている。
【0006】又、画像の高画質化のために、トナーの小
粒径化が図られており、例えば、画像の解像力及びシャ
ープネス等を向上させ静電潜像を忠実に再現させるため
には、粒径約6〜9[μm]のトナーが用いられてい
る。
【0007】故に、前記トナーを用いる現像装置として
は、現像剤担持体と、弾性素材を主成分とするブレード
状の担持量規制体とを備え、画像の高画質化を図るよう
前記トナーに十分な帯電付与を行うために担持量規制体
を前記トナーを介して現像剤担持体に当接させることに
より、現像剤担持体上のトナーに十分なトリボ(摩擦帯
電荷)を与えながら現像剤担持体のトナー担持量を規制
するようになっている。
【0008】又、現像剤担持体上のトナーをより均一に
帯電せしめるために前記現像剤担持体のトナー担持量を
少なくする方法も行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
あっては、ブレード状の担持量規制体をトナーを介して
現像剤担持体に当接させることにより、現像剤担持体上
のトナーに十分なトリボ(摩擦帯電荷)を与えながら現
像剤担持体のトナー担持量を規制することから、前記ト
ナーは外部からの物理的な力が加えられて現像剤担持体
に融着し易くなる。
【0010】特に、現像剤担持体上のトナーをより均一
に帯電せしめるなどのために担持量規制体から現像剤担
持体への当接圧が大きくなる場合、現像装置の使用環境
が高温多湿である場合、及び、画像形成プロセスの速度
が速い場合等においては、トナーの現像剤担持体への融
着が顕著である。
【0011】よって、従来にあっては、定着性の良いト
ナーによる高解像及び高精細画像の実現と前記トナーの
現像剤担持体への融着防止との両立が困難であった。
【0012】そこで、本発明は、定着性の良い現像剤に
よる高解像及び高精細画像の実現と前記現像剤の現像剤
担持体への融着防止との両立が図られた現像装置、この
現像装置を保持するプロセスカートリッジ、或いは、前
記現像装置又は前記プロセスカートリッジを備える画像
形成装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目
的は、潜像担持体に担持された潜像を現像剤により可視
像化する現像装置であって、現像剤を担持して潜像担持
体の潜像担持部位に前記現像剤を搬送する外周面が形成
された現像剤担持体と、前記外周面における現像剤担持
量を規制する担持量規制体とを備える現像装置におい
て、前記外周面は複数の凸部が形成されており、前記外
周面に形成された凸部の高さをH[μm]、現像剤の重
量平均径をT[μm]とするとき、T/4≦H≦12と
いう範囲を満足する凸部の数密度をM[個/mm2]、
及び、前記範囲を満足するHの個数平均をHave[μ
m]と表すとき、Have及びMが、2.4≦Have
≦12、50≦M≦780、及び、600/Have≦
M≦−75Have/2+870に設定されているとい
う第一の発明により達成される。
【0014】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、T/4≦H≦12という範
囲を満足する凸部の輪郭は放物線状若しくは略放物線状
であるという第二の発明によっても達成される。
【0015】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明において、T/4≦H≦12という
範囲を満足する凸部の頂点の形状は鈍角状であるという
第三の発明によっても達成される。
【0016】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、T/4≦H≦12という範
囲を満足する凸部の裾における幅をW[μm]と表すと
き、前記凸部のH/2における幅たる半値幅が0.7W
[μm]であるという第四の発明によっても達成され
る。
【0017】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第四の発明のいずれかにおい
て、現像剤のメルトインデックスが3〜30の範囲に採
られている、又は、現像剤の重量平均径が3.5〜7.
0[μm]の範囲に採られているという第五の発明によ
っても達成される。
【0018】又、本出願に依れば、上記目的は、潜像担
持体に担持された潜像を現像剤により可視像化する現像
装置であって、現像剤を担持して潜像担持体の潜像担持
部位に前記現像剤を搬送する外周面が形成された現像剤
担持体と、前記外周面における現像剤担持量を規制する
担持量規制体とを備える現像装置において、現像剤担持
体の外周面は、導電性球状粒子が含有された導電性被覆
層により被覆されており、導電性球状粒子の個数平均径
をR[μm]、及び、結着樹脂100重量部に対する導
電性球状粒子の割合をD[重量部]と表すとき、R及び
Dが、3≦R≦15、1≦D≦13、及び、12.5/
R≦D≦−0.5R+14.5に設定されているという
第六の発明によっても達成される。
【0019】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第六の発明において、現像剤のメルトインデッ
クスが3〜30の範囲に採られている、又は、現像剤の
重量平均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られて
いるという第七の発明によっても達成される。
【0020】又、本出願に依れば、上記目的は、画像形
成装置の本体に取り外し自在に支持されるプロセスカー
トリッジであって、本出願に係る第一の発明に記載の現
像装置を保持するという第八の発明によっても達成され
る。
【0021】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第八の発明において、T/4≦H≦12という
範囲を満足する凸部の輪郭は放物線状若しくは略放物線
状であるという第九の発明によっても達成される。
【0022】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第八の発明において、T/4≦H≦12という範
囲を満足する凸部の頂点の形状は鈍角状であるという第
十の発明によっても達成される。
【0023】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第八の発明において、T/4≦H≦12という
範囲を満足する凸部の裾における幅をW[μm]と表す
とき、前記凸部のH/2における幅たる半値幅が0.7
W[μm]であるという第十一の発明によっても達成さ
れる。
【0024】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第八の発明乃至第十一の発明のいずれかにおい
て、現像剤のメルトインデックスが3〜30の範囲に採
られている、又は、現像剤の重量平均径が3.5〜7.
0[μm]の範囲に採られているという第十二の発明に
よっても達成される。
【0025】更に、本出願に依れば、上記目的は、画像
形成装置の本体に取り外し自在に支持されるプロセスカ
ートリッジであって、本出願に係る第二の発明に記載の
現像装置を保持するという第十三の発明によっても達成
される。
【0026】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十三の発明において、現像剤のメルトインデッ
クスが3〜30の範囲に採られている、又は、現像剤の
重量平均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られて
いるという第十四の発明によっても達成される。
【0027】更に、本出願に依れば、上記目的は、外部
からの画像情報に応じた画像を形成しシート状の記録媒
体に記録する画像形成装置であって、本出願に係る第一
の発明に記載の現像装置を備えるという第十五の発明に
よっても達成される。
【0028】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十五の発明において、現像装置は、画像形成装
置の本体に取り外し自在に支持されるプロセスカートリ
ッジに保持されているという第十六の発明によっても達
成される。
【0029】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第十五の発明又は第十六の発明において、T/
4≦H≦12という範囲を満足する凸部の輪郭は放物線
状若しくは略放物線状であるという第十七の発明によっ
ても達成される。
【0030】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十五の発明又は第十六の発明において、T/4
≦H≦12という範囲を満足する凸部の頂点の形状は鈍
角状であるという第十八の発明によっても達成される。
【0031】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第十五の発明又は第十六の発明において、T/
4≦H≦12という範囲を満足する凸部の裾における幅
をW[μm]と表すとき、前記凸部のH/2における幅
たる半値幅が0.7W[μm]であるという第十九の発
明によっても達成される。
【0032】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第十五の発明乃至第十九の発明のいずれかにおい
て、現像剤のメルトインデックスが3〜30の範囲に採
られている、又は、現像剤の重量平均径が3.5〜7.
0[μm]の範囲に採られているという第二十の発明に
よっても達成される。
【0033】更に、本出願に依れば、上記目的は、外部
からの画像情報に応じた画像を形成しシート状の記録媒
体に記録する画像形成装置であって、本出願に係る第二
の発明に記載の現像装置を備えるという第二十一の発明
によっても達成される。
【0034】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第二十一の発明において、現像装置は、画像形成
装置の本体に取り外し自在に支持されるプロセスカート
リッジに保持されているという第二十二の発明によって
も達成される。
【0035】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第二十一の発明又は第二十二の発明において、
現像剤のメルトインデックスが3〜30の範囲に採られ
ている、又は、現像剤の重量平均径が3.5〜7.0
[μm]の範囲に採られているという第二十三の発明に
よっても達成される。
【0036】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、現像剤担持体の外周面に形成されている凸部であっ
て、前記外周面からの高さをH[μm]、現像剤の重量
平均径をT[μm]とすると共に、T/4≦H≦12と
いう範囲を満足する凸部の数密度をM[個/mm2]、
及び、前記範囲を満足するHの個数平均をHave[μ
m]と表すとき、Have及びMが、2.4≦Have
≦1212、50≦M≦780、及び、600/Hav
e≦M≦−75Have/2+870に設定されている
凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成され
るニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向
に持ち上げる。
【0037】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭が放
物線状若しくは略放物線状となるよう現像剤担持体の外
周面に形成された凸部が、現像剤担持体と担持量規制体
との間に形成されるニップにおいて担持量規制体を前記
外周面の法線方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接
する。
【0038】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点
の形状が鈍角状となるよう現像剤担持体の外周面に形成
された凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形
成されるニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法
線方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接する。
【0039】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値幅が
0.7Wとなるよう現像剤担持体の外周面に形成された
凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成され
るニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向
に持ち上げながら担持量規制体に摺接する。
【0040】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化される。
【0041】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
個数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部に対す
る割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦13、
及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5となる
よう現像剤担持体の外周面に含有された導電性球状粒子
が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニ
ップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持
ち上げる。
【0042】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化される。
【0043】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
プロセスカートリッジに保持されている現像装置の現像
剤担持体の外周面に形成されている凸部であって、前記
外周面からの高さをH[μm]、現像剤の重量平均径を
T[μm]とすると共に、T/4≦H≦12という範囲
を満足する凸部の数密度をM[個/mm2]、及び、前
記範囲を満足するHの個数平均をHave[μm]と表
すとき、Have及びMが、2.4≦Have≦121
2、50≦M≦780、及び、600/Have≦M≦
−75Have/2+870に設定されている凸部が、
現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップ
において担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上
げる。
【0044】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭
が放物線状若しくは略放物線状となるようプロセスカー
トリッジに保持されている現像装置の現像剤担持体の外
周面に形成された凸部が、現像剤担持体と担持量規制体
との間に形成されるニップにおいて担持量規制体を前記
外周面の法線方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接
する。
【0045】又、本出願に係る第十の発明にあっては、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点の形
状が鈍角状となるようプロセスカートリッジに保持され
ている現像装置の現像剤担持体の外周面に形成された凸
部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成される
ニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に
持ち上げながら担持量規制体に摺接する。
【0046】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値
幅が0.7Wとなるようプロセスカートリッジに保持さ
れている現像装置の現像剤担持体の外周面に形成された
凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成され
るニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向
に持ち上げながら担持量規制体に摺接する。
【0047】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化される。
【0048】更に、本出願に係る第十三の発明にあって
は、個数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部に
対する割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦1
3、及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5と
なるようプロセスカートリッジに保持されている現像装
置の現像剤担持体の外周面に含有された導電性球状粒子
が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニ
ップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持
ち上げる。
【0049】又、本出願に係る第十四の発明にあって
は、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化される。
【0050】更に、本出願に係る第十五の発明にあって
は、画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤担持体
の外周面に形成されている凸部であって、前記外周面か
らの高さをH[μm]、現像剤の重量平均径をT[μ
m]とすると共に、T/4≦H≦12という範囲を満足
する凸部の数密度をM[個/mm2]、及び、前記範囲
を満足するHの個数平均をHave[μm]と表すと
き、Have及びMが、2.4≦Have≦1212、
50≦M≦780、及び、600/Have≦M≦−7
5Have/2+870に設定されている凸部が、現像
剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップにお
いて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げ
る。
【0051】又、本出願に係る第十六の発明にあって
は、現像装置への現像剤補給等のメンテナンスが必要で
あるときには、新たなプロセスカートリッジに交換す
る。
【0052】更に、本出願に係る第十七の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭
が放物線状若しくは略放物線状となるよう画像形成装置
に備えられた現像装置の現像剤担持体の外周面に形成さ
れた凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成
されるニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線
方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接する。
【0053】又、本出願に係る第十八の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点
の形状が鈍角状となるよう画像形成装置に備えられた現
像装置の現像剤担持体の外周面に形成された凸部が、現
像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップに
おいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げ
ながら担持量規制体に摺接する。
【0054】更に、本出願に係る第十九の発明にあって
は、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値
幅が0.7Wとなるよう画像形成装置に備えられた現像
装置の現像剤担持体の外周面に形成された凸部が、現像
剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップにお
いて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げな
がら担持量規制体に摺接する。
【0055】又、本出願に係る第二十の発明にあって
は、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化される。
【0056】更に、本出願に係る第二十一の発明にあっ
ては、個数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部
に対する割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦
13、及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5
となるよう画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤
担持体の外周面に含有された導電性球状粒子が、現像剤
担持体と担持量規制体との間に形成されるニップにおい
て担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げる。
【0057】又、本出願に係る第二十二の発明にあって
は、現像装置への現像剤補給等のメンテナンスが必要で
あるときには、新たなプロセスカートリッジに交換す
る。
【0058】更に、本出願に係る第二十三の発明にあっ
ては、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトイン
デックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量
平均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている
現像剤により可視像化される。
【0059】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0060】(第一の実施形態)先ず、本発明における
第一の実施形態に関して図1乃至図に基づき説明する。
【0061】図1は、本実施形態を好適に示す画像形成
装置の一例たるレーザビームプリンタ(以下、プリンタ
と略称する。)の概略構成を示す模式的断面図である。
【0062】プリンタは、電子写真プロセスを採用する
画像形成装置であって、1は、潜像担持体たるOPC感
光体等から成る電子写真感光体(以下、感光ドラム1と
称する。)であり、本実施形態にあっては、感光ドラム
1の周速度(以下、プロセススピードと称する。)は1
00mm/secに採られている。
【0063】感光ドラム1は、その外周面を一次帯電ロ
ーラ2により一様に帯電されたのち、レーザスキャナ1
01により外部からの画像信号に応じて前記外周面に露
光処理を施される。
【0064】レーザスキャナ101は、半導体レーザの
点滅をポリゴンスキャナにより走査し光学系により感光
ドラム1の外周面の帯電処理済みの部位上に結像せし
め、以て、画像情報に応じた静電潜像が前記部位に形成
される。
【0065】次に、感光ドラム1の外周面に形成された
静電潜像は、現像装置6からの現像剤たるトナーにより
可視像化される。
【0066】現像方法としては、ジャンピング現像等が
用いられ記録するところをレーザを点灯して静電潜像の
電荷を除去するイメージ露光と、感光ドラム1の外周面
の電荷の少ない部位にトナーを付着するという反転現像
が組み合わされて採用されている。
【0067】次に、感光ドラム1の外周面に形成された
可視像(以下、トナー像と称する。)は、記録媒体たる
転写材104上に転写される。
【0068】転写材104は、カセット103に収納さ
れており、給紙ローラ105により1枚ずつ給送され
る。
【0069】即ち、ホストコンピュータ等の外部出力装
置からの画像形成開始信号入力により、給紙ローラ10
5による給紙が行われ、感光ドラム1の外周面に形成さ
れたトナー像が転写ローラ107により転写材104上
に転写される。
【0070】転写ローラ107は、導電性の弾性体を主
成分とし、感光ドラム1と転写ローラ107との間に形
成された転写ニップ部におけるバイアス電界により静電
的転写工程が行われる。
【0071】よって、トナー像が転写された転写材10
4は、定着装置109における加熱及び加圧により定着
処理が施され、一方、現像処理工程後における感光ドラ
ム1の外周面上の残留物はクリーニング装置100に設
けられたクリーナブレード5によりクリーニングされ
る。
【0072】図2は、現像装置6の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0073】前記現像装置6は、現像剤担持体たる円筒
状の回転自在な現像スリーブ3の外周面にトナーを介し
て担持量規制体たるブレード状のブレード8の一方の端
部が当接して配置されている。
【0074】ブレード8は、本実施形態にあっては、ゴ
ム硬度JISAで65°のウレタンゴムを主成分とし、
現像スリーブ3の外周面に当接圧P(現像スリーブ3の
軸線方向についての1cmあたりの当接荷重[gf/c
m])=40gf/cmで当接するよう現像装置6の本
体に支持されている。
【0075】又、本実施形態にあっては、現像スリーブ
3とブレード8との間に形成された当接部(ニップ部)
の幅が1.0[cm]、及び、ブレード8における当接
最上流位置(現像スリーブ回転方向における上流)から
ブレード8における自由端までの距離(以下、NEと称
する。)が2.0[mm]に採られている。
【0076】現像スリーブ3は、結着樹脂に導電性微粉
末及び導電性球状粒子を含有させた塗布剤をアルミニウ
ム製の円筒状体の外周面にコートしたものを用いる。
【0077】導電性球状粒子としてはフェノール樹脂の
表面にメカノケミカル法によりバルクメソフェーズピッ
チを被覆し、得られた粒子を酸化性雰囲気下で熱処理し
たのちに焼成して炭素化及び/又は黒鉛化したものを用
い、結着樹脂としてはフェノール樹脂を用い、導電性微
粉末としてはカーボンブラックを用い、潤滑性粒子とし
てはグラファイト粒子を用いた。
【0078】以上の粒子等をガラスビーズ及びサンドミ
ルを用いて分散せしめたのち、イソプロピルアルコール
を用いて希釈し、次に、カーボンブラックを添加して再
度サンドミルにより分散したのち、ガラスビーズを分離
して現像スリーブ塗工用の塗料とした。
【0079】次に、外径φ16[mm]のアルミニウム
製の円筒状体を立てて回転せしめながら、スプレーガン
を一定の速度で下降せしめながら前記円筒状体の外周面
に上述の塗料を塗布することにより膜厚の均一な塗布ス
リーブを得た。
【0080】そして、塗布スリーブを乾燥炉にて140
[℃]で30分間乾燥硬化せしめて現像スリーブサンプ
ルとし、前記サンプルの外周面のJIS規格(B060
1)の中心線平均粗さRaは1.0[μm]であった。
【0081】現像スリーブ3の中空部には、ローラ状の
マグネットローラ4が固定して配置されている。
【0082】現像装置6の本体には、現像剤たる一成分
磁性トナー7(以下、トナー7と称する。)が収容され
ており、前記トナー7は、攪拌部材10により撹拌され
たのち現像スリーブ3の付近に搬送されたのち、マグネ
ットローラ4が形成する磁界作用で現像スリーブ3の外
周面に供給され、次に、現像スリーブ3の回転と共に搬
送されたのち、現像スリーブ3とブレード8との間に形
成されたニップ部でトリボ付与及び層厚規制を受けて、
感光ドラム1及び現像スリーブ3の間に形成される現像
領域へと搬送される。
【0083】現像スリーブ3には、直流に交流を重畳し
た交互電圧を電源11で印加して感光ドラム1との間に
現像電界を形成し、前記電界に従って感光ドラム1の外
周面上の静電潜像の現像処理を行う。
【0084】即ち、現像スリーブ3には、本実施形態に
あっては、直流電圧:Vdc=−500[V]に交流電
圧:矩形波Vpp=1600[V]及び周波数f=18
00[Hz]を重畳した現像バイアス11を印加される
よう設定されている。
【0085】感光ドラム1と現像スリーブ3との間隔
は、本実施形態にあっては、最近接位置で300μmの
ギャップを維持するよう感光ドラム1に配置されてお
り、感光ドラム1は帯電電位Vd=−700[V]に均
一帯電され、画像信号に従いレーザで露光されることに
より、感光ドラム1の露光部位はVl=−150[V]
になり、以て、感光ドラム1の電位Vl部位が負帯電性
トナーにより反転現像される。
【0086】前記トナー7は、本実施形態にあっては、
負帯電性磁性一成分トナーが採用されている。
【0087】詳細には、前記トナー7の結着樹脂として
スチレンn−ブチルアクリレート共重合体100[重量
部]に、磁性体粒子80[重量部]、モノアゾ系鉄錯体
の負電荷制御剤2[重量部]及びワックスとしての低分
子量ポリプロピレン3[重量部]を140[℃]に加熱
された2軸エクストルーダで溶融混練し、冷却した混練
物をハンマーミルで粗粉砕し、更に、得られた粗粉砕物
をジェットミルで微粉砕し、以て、得られた微粉砕物を
風力分級して重量平均径5.0[μm]の分級粉を得
た。
【0088】次に、得られた平均粒径5.0[μm]の
分級品に疎水性シリカ微粉体1.0重量部をヘンシェル
ミキサにより混合して現像剤が得られた。
【0089】尚、得られた現像剤の定着性を示す指標メ
ルトインデックスMIは20であり、本発明にあって
は、MI3〜30、重量平均粒径3.5〜7.0[μ
m]の範囲のものを用いることができる。
【0090】以下に、本実施形態の内容の詳細な説明を
行う。
【0091】[実験1]トナーMI、粒径及びスジ
【0092】基本的に上記装置を用い、現像スリーブと
しては、上記のスリーブ製法において導電性球状粒子を
分散させていないものを用い(Ra=0.9[μ
m])、トナーのMI及び粒径を変えて定着及び現像各
特性及び耐久性を調べるための実験は下記の通りであ
る。
【0093】ブレード:ウレタンゴム(硬度65°)線
圧P=40[g/cm]、NE=2.0[mm] スリーブ:導電性樹脂層コートスリーブRa=0.9
[μm]、導電性球状粒子=0 トナーコート量:W=1.00[mg/cm2](W:
現像スリーブ表面1[cm2]あたりの トナーコート
重量[mg/cm2])
【0094】以上の条件下において、前記トナーのバイ
ンダー樹脂の分子量を変えることによりMIの異なるト
ナーを得ることができ、又、分級条件を変えることによ
り平均粒径の異なるトナーを得ることができた。
【0095】尚、本実施形態にあっては、メルトインデ
ックス(MI)は、JIS K7210に記されている
の装置を用い、測定温度=125[℃]、荷重=5[k
g]及び試料充填量=5〜10[g]の条件下において
手動切り取り法により測定されており、得られた測定値
は10分値に換算されている。
【0096】又、本実施形態にあっては、前記トナーの
平均粒径の測定は、コールターマルチサイザーII型
(コールター社製)を用いて行い、前記測定から得られ
たトナーの体積分布から重量基準の重量平均粒径D4
[μm]を算出した。
【0097】次に、以上の測定を各種トナーA、B、
C、Dに対して行い、得られた下記の評価結果を示した
表1を示す。
【0098】 [表1] トナー MI 粒径[μm] 定着性 画質 耐久性 A 15 5.0 ○ ◎ × B 15 8.0 ○ △ △ C 1 5.0 × ◎ △ D 1 8.0 × △ ○
【0099】先ず、前記表1における画像評価に関して
以下に説明する。
【0100】(1)画質(文字シャープ性)
【0101】耐久評価サンプルたる文字画像を約30倍
に拡大することにより画質評価を行った。尚、前記表1
の画質の項目における記号は、◎:サンプルのラインが
非常にシャープで飛び散りがはとんど無い、○:若干に
飛び散りが見られるがサンプルのラインは比較的シャー
プ、△:飛び散りがやや見られサンプルのラインは若干
ぼんやり、×:△のレベルに満たないという評価結果を
表している。
【0102】(2)定着性
【0103】耐久評価サンプルたる文字画像に50[g
/cm2]の荷重をかけたのち柔和な薄紙により定着画
像を摺擦することにより、摺擦前後の各々における前記
サンプルの画像濃度をマクベス反射濃度計(マクベス社
製)を用いて測定し、得られた各画像濃度から摺接前後
における前記サンプルの画像濃度の低下率[%]の評価
を行った。尚、前記表1の定着性の項目における記号
は、◎:画像濃度の低下率が5[%]未満、○:画像濃
度の低下率が5[%]以上10[%]未満、△:画像濃
度の低下率が10[%]以上20[%]未満、×:画像
濃度の低下率が20[%]以上という評価結果を表して
いる。
【0104】(3)耐久性
【0105】常温常湿(25[℃]及び60[%])、
高温高湿(32[℃]及び90[%])、低温低湿(1
0[℃]及び15[%])の各環境下、4[枚/1分]
の画像形成速度で10000枚の転写材に連続して画像
形成をし、以て、各環境下における各転写材でのスジ発
生状況に関する評価を行った。尚、前記表1の耐久性の
項目における記号は、○:スジ発生無し、△:画像上に
おけるスジ発生が視覚により感じられないレベル、×:
画像上スジ発生がはっきりわかる(スジ形成)という評
価結果を表している。
【0106】以上における(1)〜(3)までの評価結
果より分かったことを以下に示す。
【0107】(1)定着性はトナーのMIと相関してお
り、MI=3〜30の範囲が良好な定着性を示し、MI
=3未満だと定着性の低下が見られ、MI=30を越え
ると高温オフセット発生の虞れがある。
【0108】(2)画質は粒径と相関しており、粒径=
3.5〜7.0[μm]の範囲が良く、粒径=3.5未
満だと帯電量が高くなり現像性の低下が見られ、粒径=
7.0を越えると画像のライン及びドットの再現性の低
下が見られる。
【0109】(3)トナーのMIを大きくする、即ち、
前記トナーの粒径を小さくすることにより、転写材上に
形成された画像の耐久性、即ち、スジ形成の抑制能力は
低下する。
【0110】次に、前記(3)のスジの発生原因につい
て分かっていることを示す。
【0111】前記スジの発生は現像スリーブ3とブレー
ド8との間に形成されるニップにトナーの凝集体が形成
されることが主な要因であることから、前記凝集体の大
きさが200[μm]程度まで成長すると、前記凝集体
を構成するトナーが半溶融状態で凝集して、互いに当接
し合うことによる現像スリーブ3及びブレード8からの
加圧及び摩擦により前記トナーが凝集し溶けて互いに融
着することにより前記凝集体に成長するものと考えられ
る。
【0112】又、前記トナーとしては、粒径が小さくな
るにつれてトナーの凝集度が大きくなり、以て、現像ス
リーブ3とブレード8との間に形成されたニップ及びそ
の周辺等に詰まり易くなる。
【0113】更に、前記トナーのMIが大きくなるにつ
れて、各トナー粒子に蓄熱され外添剤が前記トナー粒子
の内部に埋め込まれることによりトナーの凝集度が大き
くなること、及び、蓄熱により前記トナー粒子溶けやす
くなることの二つが考えられる。
【0114】又、使用環境としては高温高湿(32
[℃]及び90[%RH])になるほどスジの発生が顕
著になると考えられる。
【0115】[実験2]現像スリーブ表面形状とスジ発
生及び画質(その1)
【0116】次に、定着性良好(MI=3〜30)、及
び、小粒径(粒径=3.5〜7[μm])のトナーの耐
久性を満足するよう高温高湿(32[℃]及び90[%
RH])の環境下における現像スリーブ形状の違いによ
るスジ発生の程度を調べた結果を以下に示す。
【0117】尚、前記スジ発生程度の違いの測定条件と
しては、ブレード8の材質及びサイズ等の設定は前記実
験1と同様であるが、測定に供するトナーはMI=15
及び粒径5.0[μm]とし、現像スリーブ3は導電性
被覆層に前記導電性球状粒子(真密度=1.5[g/c
3]及び長径/短径の比=1.2)を分散させること
とした。
【0118】即ち、前記導電性被覆層に分散される導電
性球状粒子の個数平均径R[μm]、及び、導電性球状
粒子の分散量D[重量部](結着樹脂100[重量部]
に対する導電性球状粒子の重量部により定義される。)
を変化させることにより現像スリーブ表面形状の変化を
行った。
【0119】尚、前記実験2においてはスジの発生状況
をより分かりやすくするために、高温高湿環境で現像ス
リーブ3を空回転させてスジの発生時間を測定した。
【0120】よって、前記現像スリーブ3の空回転と画
像形成時との対応関係を採ることにより、前記空回転に
おいて10時間スジの発生が見られなければ画像形成枚
数10000枚の画質はOKであるという結果が得られ
た。
【0121】そこで、前記測定より得られる結果を図3
に示す。
【0122】尚、図3は、スジ発生時間の各パラメータ
に対する変遷を示すグラフであって、(A)は、R=1
5[μm]と一定に維持する一方、Dを可変としたとき
に得られる結果を示すグラフであり、(B)は、D=5
[重量部]と一定に維持する一方、Rを可変としたとき
に得られる結果を示すグラフである。
【0123】次に、図3より分かったことを以下に示
す。
【0124】(1)導電性球状粒子の個数平均径R及び
分散量Dが大きいほど、スジの発生は抑えられる。
【0125】(2)導電性球状粒子の個数平均径R及び
分散量Dが大きいほど、画質(文字のシャープ性)がの
低下が見られる。
【0126】何故ならば、現像スリーブ3とブレード8
との間に形成されるニップ及びその近傍(図4参照)に
おいて形成されたトナーの凝集体13は、主に、現像ス
リーブ3の回転による力(図4におけるFθの方向)、
及び、ブレード8が現像スリーブ3に当接される方向の
力(図4におけるFrの方向)がかかる。
【0127】よって、Fθ方向のカがFrの方向のカよ
り相対的に強くなる場合である凝集体13が生じ難い、
若しくは、仮に凝集体13が生じたとしても現像スリー
ブ3の外周面上に担持されたトナーは、現像スリーブ3
とブレード8との間に形成されるニツプを擦り抜けるこ
とができると考えられる。
【0128】尚、図4は、現像スリーブ3とブレード8
との間に形成されるニップ及びその周辺を示す図であ
る。
【0129】又、現像スリーブ3の導電性被覆層に導電
性球状粒子12が分散されることにより、現像スリーブ
3とブレード8との間に形成されるニツプを導電性球状
粒子12が透過するときに局所、特に、前記ニップを持
ち上げてFr方向への力を軽減すると考えられ、即ち、
前記(1)の結果は、導電性球状粒子の個数平均径R及
び分散量Dが大きいほど上述の効果が大きくなることに
よるものであると考えられる。
【0130】又、前記(2)の結果は、導電性球状粒子
の個数平均径R及び分散量Dが大きいはど、前記粗度R
aが大きくなってトナーコート量が増えることによるも
のだと考えられる。
【0131】[実験3]現像スリーブ表面形状とスジ発
生及び画質(その2)
【0132】前記実験2においては導電性球状粒子の個
数平均径R及び分散量Dの各々を固定して実験を行った
が、本実験3にあってはR及びDを様々に変化させて前
記実験2と同様の実験を行うことにより、スジ及び画質
(シャープ性)に対する前記個数平均径R及び分散量D
の関係を詳細に求めた。
【0133】本実験3により得られる結果を図5に示
す。尚、図5は、導電性球状粒子の分散量Dと個数平均
径Rとの対応関係を示すグラフであって、図5におい
て、○:スジ及び画質(シャープ性)の両方を好適に満
たしている、△:スジの発生は抑えられるが画質の低下
が見られることを示し、×:画質は良好に維持されるが
スジ発生の抑制の低下が見られるという結果を各々示し
ている。
【0134】次に、図5より分かったことを以下に示
す。
【0135】(1)導電性球状粒子の個数平均径R及び
分散量Dの関係が、3≦R≦15、1≦D≦13、及
び、12.5/R≦Dの範囲であればスジは発生しない
ことが分かった。
【0136】(2)導電性球状粒子の個数平均径R及び
分散量Dの関係が、D≦−0.5R+14.5の範囲で
あれば画質(シャープ性)を満足できることが分かっ
た。
【0137】(3)前記(1)及び(2)の結果より導
電性球状粒子の個数平均径R及び分散量Dの関係が、3
≦R≦15、1≦D≦13、及び、12.5/R≦D≦
−0.5R+14.5であればスジ及び画質(シャープ
性)の両方を同時に満足できることが分かった。
【0138】即ち、前記(1)の結果は、導電性球状粒
子の個数平均径Rが大きいときはスジ発生の防止に対す
るマージンを広くとれるため、スジが発生しない程度に
分散の割合を減らしてトナーのコート量を減らし、以
て、画像の高画質化を図ることができる。
【0139】又、導電性球状粒子の個数平均径Rが小さ
くなるにつれてスジ発生の防止に対するマージンが狭く
なっていくため、導電性球状粒子の分散量Dを増す必要
が生じることを示している。
【0140】更に、前記(2)の結果は、導電性球状粒
子の個数平均径R及び分散量Dが増すことによって前記
Raが大きくなり、以て、現像スリーブ3の表面のトナ
ーコート量が多くなりすぎて画像のシャープ性が低下す
ることを示しており、Raが1.4[μm]程度迄なら
画質は満足できることが分かった。
【0141】又、導電性球状粒子の分散量D=−0.5
R+14.5のライン上に乗るよう現像スリーブ3が構
成されるときには、現像スリーブ3の表面のRaは殆ど
1.4[μm]であり、一方、前記分散量D=12.5
/Rのライン上に乗るよう現像スリーブ3が構成される
ときには、現像スリーブ3の表面の粗度Raは殆ど0.
8〜0.9[μm]程度であることが分かった。
【0142】又、図3中において、同画質(シャープ
性)を満足できる領域にあっても画質良化傾向を示す矢
印方向の導電性球状粒子の個数平均径R及び分散量Dの
構成の方が画質(シャープ性)は更に向上することが分
かった。
【0143】以上の結果から、本実施形態にあっては、
現像剤としてMI=3〜30、又は、重量平均粒径=
3.5〜7.0[μm]であるトナーを用い、ブレード
8による現像スリーブ3の表面へのトナーコートを行っ
ても、導電性球状粒子の個数平均径Rと結着樹脂100
[重量部]に対する導電性球状粒子の重量部Dの関係
が、3≦R≦15、1≦D≦13及び12.5/R≦D
≦−0.5R+14.5に設定された現像スリーブ3を
用いることにより、前記トナーの耐久性を維持しながら
画質を好適に満足することができると共に、転写材上に
おけるスジ発生を抑えることができることが分かった。
【0144】又、本実施形態にあっては、ブレード8の
NE、及び、ブレード8から現像スリーブ3への当接圧
が変わることにより、現像スリーブ3の表面におけるト
ナーコート量は変わるが、0.5≦NE≦3.5、及
び、10≦当接圧≦60である場合に、現像スリーブ3
の表面上の導電性球状粒子の平均粒径及び分散量を、3
≦R≦15[μm]、1≦D≦13及び12.5/R≦
D≦−0.5R+14.5に設定することにより、現像
スリーブ3の表面上のWを0.8≦W≦1.5の範囲に
層形成することができ、前述と同様の効果が得られるこ
とが分かった。
【0145】尚、本実施形態にあっては、ブレード8
が、現像スリーブ3の回転方向に逆らう方向に向けて現
像スリーブ3の表面に当接して配置される場合を説明し
たが、図5のように現像スリーブ3の回転方向に向けて
ブレード8が現像スリーブ3の表面に当接して配置され
る場合においても本実施形態は適用可能であって、やは
り、前述と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0146】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態に関して説明する。尚、本実施形態にお
ける画像形成装置及び現像装置の概略構成は第一の実施
形態と同様であることから、図1及び図2に代えて説明
を省略する。
【0147】本実施形態にあっては、第一の実施形態で
示したような導電性球状粒子を用いなくても第一の実施
形態と同様にスジ及び画質(シャープ性)の両方を同時
に満たすことができる現像装置を示すものである。
【0148】第一の実施形態にあっては、導電性球状粒
子の個数平均径R[μm]及び分散量D[重量部]を変
えることにより現像剤担持体の表面状態を変化させてい
た。
【0149】しかしながら、本実施形態にあっては、ア
ルミニウム製の円筒状の基体の内側よりガラス製の球状
ブラスト材を高速で衝突させることにより基体の表面に
凸部を作り出したのちに、導電性球状粒子が分散されて
いない塗工液を前記表面に塗布することにより前記表面
の状態を変化させた現像剤担持体たるローラ状の回転自
在な現像スリーブを作成することとした。
【0150】尚、本実施形態にあっては、球状ブラスト
材の粒径、個数及びブラスト時間を変えることにより現
像スリーブの表面の凸部の高さ及び個数密度を変化させ
ることとした。
【0151】又、前記凸部の個数は、スリーブ軸線方向
における3点(100[μm]×100[μm])、及
び、スリーブ周方向における6点(100[μm]×1
00[μm])により張られる測定領域内をSEMを用
いて測定することにより算出されることとした。
【0152】更に、前記凸部の高さH[μm]は、本実
施形態にあっては、前記測定領域内に形成されている全
ての凸部の高さを測定したのち、得られた測定値の個数
平均を採ることにより算出された。
【0153】又、前記凸部は、球状体若しくは略球状体
の一部が切り取られた形状に成形されており、前記凸部
の裾における幅をW[μm]としたとき、前記凸部のH
/2における幅たる半値幅半値幅は0.7W[μm]以
上であった。
【0154】以下に、本実施形態の内容の詳細な説明を
行う。
【0155】[実験4]現像スリーブ表面形状とスジ発
生及び画質
【0156】前述した方法により現像スリーブの表面形
状を変化させたのち、得られた表面形状の異なる現像ス
リーブの各々に対して前記実験2と同条件で実験を行う
ことにより、表面形状(凸部の高さと凸部における個数
密度)がスジ発生及び画質に与える影響を確認した。
【0157】前記実験4により得られる結果を図6に示
す。尚、図6において、○:スジ発生及び画質(シャー
プ性)の両方を好適に満足、△:スジの発生は抑えられ
るが画質の低下が見られる、×:画質は良好に維持され
るがスジ発生の抑制が低下するという結果を各々示して
いる。
【0158】次に、図6より分かったことを以下に示
す。
【0159】(1)前記測定領域に亘る凸部の平均高さ
をHave[μm]、個数密度をM[個/mm2]と表
すとき、Have及びMが、2.4≦Have≦12、
50≦M≦780及び600/Have≦Mという各関
係を満足する現像スリーブを採用することによりスジの
発生を抑えることができるということが分かった。
【0160】(2)前記Have及びMが、M≦−75
Have/2+870という関係を満足する現像スリー
ブを採用することにより画質(シャープ性)を好適に満
足できるということが分かった。
【0161】(3)前記Have及びMが、2.4≦H
ave≦12、50≦M≦780、及び、600/Ha
ve≦M≦−75Have/2+870という関係を満
足する現像スリーブを採用することによりスジの発生抑
制及び画質(シャープ性)を同時に満足できることが分
かった。
【0162】前記(1)の結果は、第一の実施形態と同
様の理由から、半球状の凸部の平均高さHaveが高い
ときにはスジの発生抑制に対してマージンを広くとれる
ため、スジが発生しない程度に個数密度Mを減らすこと
により現像スリーブの表面におけるトナーコート量を減
らし、画像の高画質化を図ることができる。
【0163】又、前記Haveが低くなるにつれてスジ
の発生抑制に対するマージンが狭くなっていくため、個
数密度Mを増す必要が生じることを示している。
【0164】即ち、本実施形態にあっては、前記(2)
の結果においても、第一の実施形態と同様の理由で、前
記Have及び個数密度Mが増すことにより現像スリー
ブの表面における粗度Raが大きくなり、以て、現像ス
リーブの表面におけるトナーコート量が多くなって画像
のシャープ性が低下することを示しており、粗度Raが
1.4μm程度迄なら画質は好適に維持できることが分
かった。
【0165】又、本実施形態にあっては、境界線たる6
00/Have=Mのライン上に乗るよう現像スリーブ
を構成することにより、現像スリーブの表面においてR
a≒1.4[μm]となり、一方、M=−75Have
/2+870のライン上に乗るよう現像スリーブを構成
することにより、現像スリーブの表面においてRa≒
0.8〜0.9[μm]程度となることが分かった。
【0166】更に、図6中において、同画質(シャープ
性)を満足できる領域にあっても画質良化傾向を示す矢
印方向の前記Have及びMに採られた構成の方が画質
(シャープ性)は更に向上することが分かった。
【0167】[実験5]トナー粒径及びスジ発生
【0168】次に、実験に用いられる各トナーの重量平
均径を3.5、5.0、6.0、7.0[μm]に設定
したのち、各トナーに対して実験4と同様の実験を行っ
た。本実験5により得られた結果を図7に示す。
【0169】尚、図7は前記凸部の個数密度を300
[個/mm2]に保たれたときにおける前記凸部の高さ
とスジ発生程度との対応関係を確認した結果を示すグラ
フであり、グラフにおける印はスジが発生するか否かの
境界を示しており、凸部の高さ平均Haveが前記印よ
り低いとスジが発生し、高いとスジの発生は無くなると
いうことが示されている。
【0170】次に、図7より分かったことを以下に示
す。
【0171】即ち、本実施形態にあっては、各種トナー
を用いた場合にあっても、各トナーの重量平均径の1/
4以上の平均高さHaveとなる凸部が300[個/m
2]以上形成された現像スリーブを採用することによ
り、スジの発生を抑制することができることが分かっ
た。
【0172】又、用いられるトナーの重量平均径が大き
いほど画質は低下するという傾向にあるが、重量平均径
が一番大きいトナー、つまり、前記重量平均径=7.0
[μm]のトナーを用いたときであっても、現像スリー
ブの表面に形成された凸部の平均高さHaveが12
[μm]以下に設定されている範囲にあっては、画質
(シャープ性)は許容範囲であることが分かった。
【0173】[凸部の形状]
【0174】尚、前記現像スリーブ表面に形成される凸
部の形状は、本実施形態において示されたように略球状
の一部が取り除かれた形状に限定されるものではなく、
従来のように鋭角であってトナーの形状が不均一であっ
た場合にあっては、トナーを均一に搬送すること及び帯
電を与えることが困難であることが分かった。
【0175】又、前記トナーの帯電が均一であったとし
ても、前記凸部が鋭角であるとブレードとの当接時にブ
レードに部分的に傷を付けてしまったり、前記トナーを
痛めつけやすくなり、以て、スジ発生の抑制が困難とな
ってしまうということが分かった。
【0176】更に、前記凸部の高さをH[μm]、T/
4≦H≦12という範囲を満足する凸部の裾における幅
をW[μm]と表すとき、半値幅が0.7W[μm]未
満だと凸部の高さH[μm]及び個数密度M[個/mm
2]の条件が同一でも、スジの発生を抑制することが困
難であるということが分かった。
【0177】以上よりスリーブ表面の凸部の形状は鋭角
ではなく、本実施形態のように断面曲線の半値幅が0.
7W以上である球の一部を切り取ったような形状の方が
好ましい。
【0178】又、前記凸部の高さをH[μm]、現像剤
の重量平均径をT[μm]と表すと共に、T/4≦H≦
12の範囲を満足する凸部の個数密度をM[個/m
2]と表すときに、T/4≦H≦12の範囲を満足す
る凸部の高さの平均Have[μm]及び個数密度M
[個/mm2]が、2.4≦Have≦12、50≦M
≦780、及び、600/Have≦M≦−75Hav
e/2+870に設定された現像スリーブを用いること
により、現像剤の耐久性を維持しながら画質を好適に維
持することができると共に、スジの発生を抑制すること
ができるということが分かった。
【0179】(第三の実施形態)次に、本発明における
第三の実施形態に関して図8に基づき説明する。尚、図
8は、本実施形態を好適に示すプロセスカートリッジの
一例(以下、プロセスカートリッジ200と称する。)
の概略構成を示す模式的断面図である。
【0180】プロセスカートリッジ200は、第一の実
施形態の現像装置6、潜像担持体たる感光体ドラム1と
クリーニング装置100、及び、一次帯電ローラ2等を
保持すると共に、画像形成装置の本体に取り外し自在に
支持されるようになっている。
【0181】プロセスカートリッジ200は、本実施形
態にあっては、現像剤たるトナー7の残量が尽きると同
時若しくはほぼ同時に、他の諸装置の寿命が尽きるよう
設定されている。
【0182】よって、本実施形態にあっては、第一の実
施形態と同様の効果が得られると共に、現像装置6への
現像剤補給及び感光ドラム1の修理等のメンテナンスが
必要であるときには、新たなプロセスカートリッジ20
0と交換することにより、前記メンテナンスが行われる
ので、前記メンテナンスの簡易化及び迅速化を図ること
ができるという利点が得られる。
【0183】
【発明の効果】以上にて説明したように、本出願に係る
第一の発明に依れば、現像剤担持体の外周面に形成され
ている凸部であって、前記外周面からの高さをH[μ
m]、現像剤の重量平均径をT[μm]とすると共に、
T/4≦H≦12という範囲を満足する凸部の数密度を
M[個/mm2]、及び、前記範囲を満足するHの個数
平均をHave[μm]と表すとき、Have及びM
が、2.4≦Have≦1212、50≦M≦780、
及び、600/Have≦M≦−75Have/2+8
70に設定されている凸部が、現像剤担持体と担持量規
制体との間に形成されるニップにおいて担持量規制体を
前記外周面の法線方向に持ち上げるので、現像スリーブ
3及びブレード8から現像剤に加えられる力のうちの前
記法線方向成分の力を軽減することができ、前記ニップ
における現像剤の凝集体形成を抑制することができる。
【0184】又、本出願に係る第二の発明に依れば、T
/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭が放物
線状若しくは略放物線状となるよう現像剤担持体の外周
面に形成された凸部が、現像剤担持体と担持量規制体と
の間に形成されるニップにおいて担持量規制体を前記外
周面の法線方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接す
るので、担持量規制体における損傷を抑制することがで
き、以て、担持量規制体の寿命の長期化を図ることがで
きる。
【0185】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点の形
状が鈍角状となるよう現像剤担持体の外周面に形成され
た凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成さ
れるニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方
向に持ち上げながら担持量規制体に摺接するので、担持
量規制体における損傷を抑制することができ、以て、担
持量規制体の寿命の長期化を図ることができる。
【0186】又、本出願に係る第四の発明に依れば、T
/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値幅が
0.7Wとなるよう現像剤担持体の外周面に形成された
凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成され
るニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向
に持ち上げながら担持量規制体に摺接するので、現像剤
担持体及び担持量規制体から現像剤に加えられる力のう
ちの前記法線方向成分を安定して軽減することができ
る。
【0187】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデック
スが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平均径
が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現像剤
により可視像化されるので、より高画質な画像形成を行
うことができる。
【0188】又、本出願に係る第六の発明に依れば、個
数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部に対する
割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦13、及
び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5となるよ
う現像剤担持体の外周面に含有された導電性球状粒子
が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニ
ップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持
ち上げるので、現像スリーブ3及びブレード8から現像
剤に加えられる力のうちの前記法線方向成分の力を軽減
することができ、前記ニップにおける現像剤の凝集体形
成を抑制することができる。
【0189】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデック
スが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平均径
が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現像剤
により可視像化されるので、より高画質な画像形成を行
うことができる。
【0190】又、本出願に係る第八の発明に依れば、プ
ロセスカートリッジに保持されている現像装置の現像剤
担持体の外周面に形成されている凸部であって、前記外
周面からの高さをH[μm]、現像剤の重量平均径をT
[μm]とすると共に、T/4≦H≦12という範囲を
満足する凸部の数密度をM[個/mm2]、及び、前記
範囲を満足するHの個数平均をHave[μm]と表す
とき、Have及びMが、2.4≦Have≦121
2、50≦M≦780、及び、600/Have≦M≦
−75Have/2+870に設定されている凸部が、
現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップ
において担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上
げるので、現像スリーブ3及びブレード8から現像剤に
加えられる力のうちの前記法線方向成分の力を軽減する
ことができ、前記ニップにおける現像剤の凝集体形成の
抑制が図られた現像装置を保持するプロセスカートリッ
ジを提供することができる。
【0191】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭が放
物線状若しくは略放物線状となるようプロセスカートリ
ッジに保持されている現像装置の現像剤担持体の外周面
に形成された凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との
間に形成されるニップにおいて担持量規制体を前記外周
面の法線方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接する
ので、担持量規制体における損傷を抑制することがで
き、以て、担持量規制体の寿命の長期化が図られた現像
装置を保持するプロセスカートリッジを提供することが
できる。
【0192】又、本出願に係る第十の発明に依れば、T
/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点の形状
が鈍角状となるようプロセスカートリッジに保持されて
いる現像装置の現像剤担持体の外周面に形成された凸部
が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニ
ップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持
ち上げながら担持量規制体に摺接するので、担持量規制
体における損傷を抑制することができ、以て、担持量規
制体の寿命の長期化が図られた現像装置を保持するプロ
セスカートリッジを提供することができる。
【0193】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値
幅が0.7Wとなるようプロセスカートリッジに保持さ
れている現像装置の現像剤担持体の外周面に形成された
凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成され
るニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向
に持ち上げながら担持量規制体に摺接するので、現像剤
担持体及び担持量規制体から現像剤に加えられる力のう
ちの前記法線方向成分の安定した軽減が図られた現像装
置を保持するプロセスカートリッジを提供することがで
きる。
【0194】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデック
スが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平均径
が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現像剤
により可視像化されるので、より高画質な画像形成が実
現可能な現像装置を保持するプロセスカートリッジを提
供することができる。
【0195】更に、本出願に係る第十三の発明に依れ
ば、個数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部に
対する割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦1
3、及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5と
なるようプロセスカートリッジに保持されている現像装
置の現像剤担持体の外周面に含有された導電性球状粒子
が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニ
ップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持
ち上げるので、現像スリーブ3及びブレード8から現像
剤に加えられる力のうちの前記法線方向成分の力を軽減
することができ、前記ニップにおける現像剤の凝集体形
成の抑制が図られた現像装置を保持するプロセスカート
リッジを提供することができる。
【0196】又、本出願に係る第十四の発明に依れば、
潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデック
スが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平均径
が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現像剤
により可視像化されるので、より高画質な画像形成が実
現可能な現像装置を保持するプロセスカートリッジを提
供することができる。
【0197】更に、本出願に係る第十五の発明に依れ
ば、画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤担持体
の外周面に形成されている凸部であって、前記外周面か
らの高さをH[μm]、現像剤の重量平均径をT[μ
m]とすると共に、T/4≦H≦12という範囲を満足
する凸部の数密度をM[個/mm2]、及び、前記範囲
を満足するHの個数平均をHave[μm]と表すと
き、Have及びMが、2.4≦Have≦12、50
≦M≦780、及び、600/Have≦M≦−75H
ave/2+870に設定されている凸部が、現像剤担
持体と担持量規制体との間に形成されるニップにおいて
担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げるの
で、現像スリーブ3及びブレード8から現像剤に加えら
れる力のうちの前記法線方向成分の力を軽減することが
でき、前記ニップにおける現像剤の凝集体形成を抑制す
ることができ、以て、高品質な画像形成の維持が図られ
た現像装置を備える画像形成装置を提供することができ
る。
【0198】又、本出願に係る第十六の発明に依れば、
現像装置への現像剤補給等のメンテナンスが必要である
ときには、新たなプロセスカートリッジに交換するの
で、メンテナンスの迅速化及び簡易化が図られた画像形
成装置を提供することができる。
【0199】更に、本出願に係る第十七の発明に依れ
ば、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に輪郭
が放物線状若しくは略放物線状となるよう画像形成装置
に備えられた現像装置の現像剤担持体の外周面に形成さ
れた凸部が、現像剤担持体と担持量規制体との間に形成
されるニップにおいて担持量規制体を前記外周面の法線
方向に持ち上げながら担持量規制体に摺接するので、担
持量規制体における損傷を抑制することができ、以て、
担持量規制体の寿命の長期化が図られた現像装置を備え
る画像形成装置を提供することができる。
【0200】又、本出願に係る第十八の発明に依れば、
T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に頂点の形
状が鈍角状となるよう画像形成装置に備えられた現像装
置の現像剤担持体の外周面に形成された凸部が、現像剤
担持体と担持量規制体との間に形成されるニップにおい
て担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げなが
ら担持量規制体に摺接するので、担持量規制体における
損傷を抑制することができ、以て、担持量規制体の寿命
の長期化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提
供することができる。
【0201】更に、本出願に係る第十九の発明に依れ
ば、T/4≦H≦12という範囲を満足すると共に半値
幅が0.7Wとなるよう画像形成装置に備えられた現像
装置の現像剤担持体の外周面に形成された凸部が、現像
剤担持体と担持量規制体との間に形成されるニップにお
いて担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げな
がら担持量規制体に摺接するので、現像剤担持体及び担
持量規制体から現像剤に加えられる力のうちの前記法線
方向成分の安定した軽減が図られた現像装置を備える画
像形成装置を提供することができる。
【0202】又、本出願に係る第二十の発明に依れば、
潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデック
スが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平均径
が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現像剤
により可視像化されるので、より高画質な画像形成が実
現可能な現像装置を備える画像形成装置を提供すること
ができる。
【0203】更に、本出願に係る第二十一の発明に依れ
ば、個数平均径R[μm]及び結着樹脂100重量部に
対する割合D[重量部]が、3≦R≦15、1≦D≦1
3、及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5と
なるよう画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤担
持体の外周面に含有された導電性球状粒子が、現像剤担
持体と担持量規制体との間に形成されるニップにおいて
担持量規制体を前記外周面の法線方向に持ち上げるの
で、現像スリーブ3及びブレード8から現像剤に加えら
れる力のうちの前記法線方向成分の力を軽減することが
でき、前記ニップにおける現像剤の凝集体形成を抑制す
ることができ、以て、高品質な画像形成の維持が図られ
た現像装置を備える画像形成装置を提供することができ
る。
【0204】又、本出願に係る第二十二の発明に依れ
ば、現像装置への現像剤補給等のメンテナンスが必要で
あるときには、新たなプロセスカートリッジに交換する
ので、メンテナンスの迅速化及び簡易化が図られた画像
形成装置を提供することができる。
【0205】更に、本出願に係る第二十三の発明に依れ
ば、潜像担持体に担持されている潜像が、メルトインデ
ックスが3〜30の範囲に採られている、又は、重量平
均径が3.5〜7.0[μm]の範囲に採られている現
像剤により可視像化されるので、より高画質な画像形成
が実現可能な現像装置を備える画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示す現像装置の概略構成を示す模式的断
面図である。
【図3】スジ発生時間の各パラメータに対する変遷を示
すグラフであって、(A)は、R=15[μm]と一定
に維持する一方、Dを可変としたときに得られる結果を
示すグラフであり、(B)は、D=5と一定に維持する
一方、Rを可変としたときに得られる結果を示すグラフ
である。
【図4】図2に示す現像スリーブとブレードとの間に形
成されるニップ及びその周辺を示す図である。
【図5】本出願に係る第一の実施形態における分散量D
と個数平均径Rとの対応関係の一例を示すグラフであ
る。
【図6】本出願に係る第二の実施形態における凸部の高
さの平均Haveと個数密度Mとの対応関係の一例を示
すグラフである。
【図7】本出願に係る第二の実施形態における凸部の個
数密度を300個/mm2に保たれたときにおける半球
状の凸部の高さとスジ発生程度との対応関係の一例を示
すグラフである。
【図8】本出願に係る第二の実施形態のプロセスカート
リッジの概略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持体) 3 現像スリーブ(現像剤担持体) 4 マグネットローラ 6 現像装置 7 一成分磁性トナー7(現像剤) 8 ブレード(担持量規制体) 10 攪拌部材 11 電源 12 導電性球状粒子 13 凝集体 104 転写材(記録媒体) 200 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠士 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に担持された潜像を現像剤に
    より可視像化する現像装置であって、現像剤を担持して
    潜像担持体の潜像担持部位に前記現像剤を搬送する外周
    面が形成された現像剤担持体と、前記外周面における現
    像剤担持量を規制する担持量規制体とを備える現像装置
    において、前記外周面は複数の凸部が形成されており、
    前記外周面に形成された凸部の高さをH[μm]、現像
    剤の重量平均径をT[μm]とするとき、T/4≦H≦
    12という範囲を満足する凸部の数密度をM[個/mm
    2]、及び、前記範囲を満足するHの個数平均をHav
    e[μm]と表すとき、Have及びMが、2.4≦H
    ave≦12、50≦M≦780、及び、600/Ha
    ve≦M≦−75Have/2+870に設定されてい
    ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 T/4≦H≦12という範囲を満足する
    凸部の輪郭は放物線状若しくは略放物線状であることと
    する請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 T/4≦H≦12という範囲を満足する
    凸部の頂点の形状は鈍角状であることとする請求項1に
    記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 T/4≦H≦12という範囲を満足する
    凸部の裾における幅をW[μm]と表すとき、前記凸部
    のH/2における幅たる半値幅が0.7W[μm]であ
    ることとする請求項1に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤のメルトインデックスが3〜30
    の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 潜像担持体に担持された潜像を現像剤に
    より可視像化する現像装置であって、現像剤を担持して
    潜像担持体の潜像担持部位に前記現像剤を搬送する外周
    面が形成された現像剤担持体と、前記外周面における現
    像剤担持量を規制する担持量規制体とを備える現像装置
    において、現像剤担持体の外周面は、導電性球状粒子が
    含有された導電性被覆層により被覆されており、導電性
    球状粒子の個数平均径をR[μm]、及び、結着樹脂1
    00重量部に対する導電性球状粒子の割合をD[重量
    部]と表すとき、R及びDが、3≦R≦15、1≦D≦
    13、及び、12.5/R≦D≦−0.5R+14.5
    に設定されていることを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 現像剤のメルトインデックスが3〜30
    の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項6に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置の本体に取り外し自在に支
    持されるプロセスカートリッジであって、請求項1に記
    載の現像装置を保持することを特徴とするプロセスカー
    トリッジ。
  9. 【請求項9】 T/4≦H≦12という範囲を満足する
    凸部の輪郭は放物線状若しくは略放物線状であることと
    する請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 T/4≦H≦12という範囲を満足す
    る凸部の頂点の形状は鈍角状であることとする請求項8
    に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 T/4≦H≦12という範囲を満足す
    る凸部の裾における幅をW[μm]と表すとき、前記凸
    部のH/2における幅たる半値幅が0.7W[μm]で
    あることとする請求項8に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 現像剤のメルトインデックスが3〜3
    0の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 画像形成装置の本体に取り外し自在に
    支持されるプロセスカートリッジであって、請求項2に
    記載の現像装置を保持することを特徴とするプロセスカ
    ートリッジ。
  14. 【請求項14】 現像剤のメルトインデックスが3〜3
    0の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項13に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 外部からの画像情報に応じた画像を形
    成しシート状の記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項1に記載の現像装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  16. 【請求項16】 現像装置は、画像形成装置の本体に取
    り外し自在に支持されるプロセスカートリッジに保持さ
    れていることとする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 T/4≦H≦12という範囲を満足す
    る凸部の輪郭は放物線状若しくは略放物線状であること
    とする請求項15又は請求項16に記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 T/4≦H≦12という範囲を満足す
    る凸部の頂点の形状は鈍角状であることとする請求項1
    5又は請求項16に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 T/4≦H≦12という範囲を満足す
    る凸部の裾における幅をW[μm]と表すとき、前記凸
    部のH/2における幅たる半値幅が0.7W[μm]で
    あることとする請求項15又は請求項16に記載の画像
    形成装置。
  20. 【請求項20】 現像剤のメルトインデックスが3〜3
    0の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項15乃至請求項19のいずれか一項に記載の画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 外部からの画像情報に応じた画像を形
    成しシート状の記録媒体に記録する画像形成装置であっ
    て、請求項2に記載の現像装置を備えることを特徴とす
    る画像形成装置。
  22. 【請求項22】 現像装置は、画像形成装置の本体に取
    り外し自在に支持されるプロセスカートリッジに保持さ
    れていることとする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 現像剤のメルトインデックスが3〜3
    0の範囲に採られている、又は、現像剤の重量平均径が
    3.5〜7.0[μm]の範囲に採られていることとす
    る請求項21又は請求項22に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317539A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 高精細ロール及びこれを備えた画像形成装置

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