JPH10301396A - 現像装置およびプロセスカ−トリッジ - Google Patents

現像装置およびプロセスカ−トリッジ

Info

Publication number
JPH10301396A
JPH10301396A JP12783997A JP12783997A JPH10301396A JP H10301396 A JPH10301396 A JP H10301396A JP 12783997 A JP12783997 A JP 12783997A JP 12783997 A JP12783997 A JP 12783997A JP H10301396 A JPH10301396 A JP H10301396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
developing
magnetic
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12783997A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishi Yamaguchi
誠士 山口
Keiji Okano
啓司 岡野
Hideki Matsumoto
英樹 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12783997A priority Critical patent/JPH10301396A/ja
Publication of JPH10301396A publication Critical patent/JPH10301396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置に用いられるマグネットローラの磁
極配置と磁極の強度、半値幅とを現像器内のトナー循環
が良好になるようにして、トナー劣化を最小限に抑えて
現像工程での濃度低下を防止できる画像形成装置および
プロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 感光ドラム11と対向する位置に配置さ
れる現像スリーブ2内に、マグネットロール3を配置
し、現像スリーブ2の表面の適宜位置にその先端が当接
される現像ブレード4を配置する。マグネットロール3
は、現像スリーブ2の表面の適宜位置にそれぞれS2
極、N2極、S2極を形成できるようにするとともに、
N1極を、現像スリーブ2と現像ブレード4との当接部
から現像スリーブ2の回転方向下流側に10度以上30
度以下の位置に配置し、N1極の半値幅を65度以上と
するとともに、N1極の磁力が現像スリーブ2の表面に
おいて70mT以上となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やページプ
リンタ等の電子写真式あるいは静電記録式の画像形成装
置に使用される現像装置およびプロセスカートリッジに
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置で
は、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により現
像して可視化している。現像装置としては、構造の単純
な乾式1成分トナーを用いた現像装置が広く実用化され
ている。
【0003】最近のプリンター装置はLED、LBPプ
リンターが市場の主流となり、技術の方向としては、よ
り高解像度のもの、例えば、600,800,1200
dpiの解像度を有する装置となってきている。これに
ともなって、より高解像・高精細の現像方式が要求され
ている。
【0004】高画質化を実現するために、現像装置とし
てはトナーに十分な帯電付与を行うことを目的として、
弾性体からなる現像ブレードを高い圧力で現像スリーブ
に当接させ、現像スリーブ上のトナーコート量W[W:
現像スリーブ表面1cm2あたりのトナーコート重量
(mg)]を小さくするのと同時に、現像スリーブ上の
トナーに高いQ/M[Q/M:単位重量(g)あたりの
トナー電荷量(μQ)]を与えるという、弾性現像ブレ
ード法による薄層現像装置が開発されている。
【0005】またトナーとしては、解像力やシャープネ
スを向上させ潜像を忠実に再現させるために、粒径約4
〜7μmのより小粒径化されたトナーが開発されてい
る。
【0006】また、省エネルギー、ファーストプリント
時間の短縮化という観点から、記録材上の未定着画像を
定着する定着方式として熱効率、安全性が良好な接触加
熱型の定着装置が実用化されており、画像形成装置の定
着温度は下がる傾向にある。この時に使用されるトナー
は、定着性能を向上させるために、バインダー熱特性、
ワックス熱特性を改良して、トナーの溶融粘弾性を制御
することにより、低温度定着を可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各々の
要素を先に説明したような方向性で進化させた結果、ト
ナーの機械的な磨耗、外添剤のトナーヘの埋め込み、外
添状態の変化などにより総合的にトナーが変質するトナ
ー劣化が起こるという問題があった。トナーが劣化する
ことにより、具体的には濃度低下などの問題が起こり、
良好な画質を得ることができないという問題が起こる。
【0008】一例を示すと、図5は、弾性現像ブレード
法による薄層現像器を用いて薄層現像器でプリント試験
を行ったときの、ベタ黒画像の反射濃度と現像スリーブ
上のトナーコート量Wの変化である。スタートから50
00枚程度の時点から画像濃度の低下が始まり、その後
はプリントが進むごとに低下していくのが分かる。この
時、トナーコート量Wもそれに伴って低下している。
【0009】この濃度低下及びトナーコート量の減少要
因を探る様々な検討を重ねた結果、試験後の現像器に残
ったトナーと新品のトナーを入れ替えるとトナーコート
量W及び画像濃度が元のように回復することなどから、
現像剤が収容される現像容器内のトナー劣化が要因であ
ることが分かった。
【0010】ところが、最近求められている高画質化、
それぞれがトナー劣化に対して厳しくなる方向になって
いる。まず、薄層現像装置としては、高いQ/M付与を
目的として弾性現像ブレードを高い線庄で押しつけて使
うため、現像スリーブと現像ブレードの当接部におい
て、圧力や熟等により、トナーに与えられるダメージが
大きくなった。また、現像スリーブ上のトナーコート量
Wを薄層にするために現像スリーブの表面荒さは小さく
する傾向にある。すると現像スリーブの搬送能力が小さ
くなるため、現像容器内のトナー循環が悪くなりがちに
なり、トナー循環が悪くなると、ダメージが一部のトナ
ーに集中して蓄積するために、トナー劣化が促進されや
すい。
【0011】次に、トナーに関しては、定着性を良くす
るためにトナーのバインダー自身を柔らかくする方向に
進化しており、ダメージを受けやすくなっている。ま
た、小粒径化が進んだことによって、トナー自体の流動
性が悪化して現像器内でのトナー循環が悪くなってお
り、また比表面積が上がってより熱などの影響を受けや
すくなったことなどが挙げられる。
【0012】すなわち、小粒径なおかつ定着性の良い低
融点トナーを、高画質の薄層現像系で使用する場合に
は、トナー劣化による濃度低下を避けることが難しい問
題となっている。
【0013】そこで本発明は、マグネットローラの磁極
配置と磁極の強度、半値幅とを現像器内のトナー循環が
良好になるようにすることにより、トナー劣化を最小限
に抑えて薄層現像系での濃度低下を防止できる現像装置
およびプロセスカートリッジを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願にかかる第1の発
明によれば、上記目的は、静電潜像担持体に対向して配
置される回転可能な現像剤担持体と、現像剤担持体の内
部に固定配置されて現像剤担持体に複数の磁界を形成で
きる磁界発生手段と、現像剤担持体に当接する現像剤規
制部材と、磁性現像剤とを有し、磁性現像剤は重量平均
粒径が3.0〜6.5μm、メルトインデックス(M
I)値が3〜30g/10minであり、現像剤担持体
上に層形成される現像剤量W[W:現像剤担持体表面1
cm2あたりのトナーコート重量(mg)]が、0.6
≦W≦1.5である現像装置であって、現像剤担持体に
形成される複数の磁界のうち、現像剤担持体と現像剤規
制部材の当接部から現像剤担持体の回転方向下流側の最
近接に位置する磁極を、現像剤担持体と現像剤規制部材
の当接部から現像剤担持体の回転方向下流側に10度以
上30度以内の位置に配置し、前記磁極の半値幅を65
度以上にするとともに、磁極の磁力を現像剤担持体表面
において70mT以上にすることにより達成される。
【0015】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、上記目的は、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接
部から現像剤担持体の回転方向上流側の最近接に位置す
る磁極を、現像剤が収容される現像容器内に配置すると
ともに、前記磁極の磁力を現像剤担持体表面において7
0mT以上にすることにより達成される。
【0016】また、本出願にかかる第3の発明によれ
ば、上記目的は、静電潜像担持体、帯電装置、転写装
置、クリーナのうちいずれか1つまたは2つ以上と、現
像装置とを画像形成装置本体から着脱自在に収容される
筐体内に配置させて構成し、前記現像装置は、回転可能
な現像剤担持体と、現像剤担持体の内部に固定配置され
て現像剤担持体に複数の磁界を形成できる磁界発生手段
と、現像剤担持体に当接する現像剤規制部材と、磁性現
像剤とを有するとともに磁性現像剤は重量平均粒径が
3.0〜6.5μm、MI値が3〜30g/10min
であり、現像剤担持体上に層形成される現像剤量W
[W:現像剤担持体表面1cm2あたりのトナーコート
重量(mg)]が、0.6≦W≦1.5であるプロセス
カートリッジであって、現像剤担持体に形成される複数
の磁界のうち、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部
から現像剤担持体の回転方向下流側の最近接に位置する
磁極を、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現
像剤担持体の回転方向下流側に10度以上30度以内の
位置に配置し、前記磁極の半値幅を65度以上にすると
ともに、磁極の磁力を現像剤担持体表面において70m
T以上にすることにより達成される。
【0017】さらに、本出願にかかる第4の発明によれ
ば、上記目的は、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接
部から現像剤担持体の回転方向上流側の最近接に位置す
る磁極を、現像剤が収容される現像容器内に配置すると
ともに、前記磁極の磁力を現像剤担持体表面において7
0mT以上にすることにより達成される。
【0018】つまり、本出願にかかる第1の発明におい
ては、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像
剤担持体の回転方向下流側の最近接に位置する磁極の位
置と、その磁極の半値幅の値と、磁極の現像剤担持体表
面における磁力の値とのそれぞれを、現像剤担持体と現
像剤規制部材との当接部から現像剤担持体の回転方向下
流側で10度以上30度以内の位置に配置させ、半値幅
を65度以上にするとともに磁力を70mT以上にする
ことにより、現像スリーブ近傍のトナー循環が大きくな
って、現像容器内で現像剤担持体付近のトナーと容器の
奥のトナーとが程良く混ざり合うため、一部の同じトナ
ーが連続して現像剤担持体近傍でダメージを受けること
がなくなり、トナー劣化を軽減することができ、現像ス
リーブ上のトナーコート層の減少や濃度低下が有効に防
止される。
【0019】また、本出願にかかる第2の発明において
は、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像剤
担持体の回転方向上流倒の最近接に位置する磁極を、現
像剤が収容される現像容器内に配置させ、その磁力は現
像剤担持体表面において70mT以上にすることによ
り、現像剤担持体に搬送されるトナーの量が増加する。
このため、現像剤担持体近傍のトナー循環が更に良好と
なって、トナー劣化を軽減することができるので、現像
剤担持体上のトナーコート層の減少や濃度低下が有効に
防止される。
【0020】また、本出願にかかる第3の発明において
は、静電潜像担持体、帯電装置、転写装置、クリーナの
うちいずれか1つまたは2つ以上と現像装置とを画像形
成装置本体から着脱自在の筐体内に配置させて一体化し
てプロセスカートリッジを構成し、そのプロセスカート
リッジ内に設けられた現像装置の、現像剤担持体と現像
剤規制部材の当接部から現像剤担持体の回転方向下流側
の最近接に位置する磁極の位置と、その磁極の半値幅の
値と、磁極の現像剤担持体表面における磁力の値とのそ
れぞれを、第1の発明に記載のものと同じにすることに
より、第1の発明による効果が得られると共に、これら
の構成部品を容易に交換することが可能となり、メンテ
ナンス性が向上する。
【0021】さらに、本出願にかかる第4の発明におい
ては、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像
剤担持体の回転方向上流倒の最近接に位置する磁極を、
現像剤が収容される現像容器内に配置させ、その磁力は
現像剤担持体表面において70mT以上にすることによ
り、プロセスカートリッジにおいても、現像剤担持体近
傍のトナー循環が更に良好となって、トナー劣化を軽減
することができるので、現像剤担持体上のトナーコート
層の減少や濃度低下が有効に防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を、図1〜図6により説明する。
【0024】図1は本発明による第一の実施形態の現像
装置の断面概略図である。例えばレーザープリンターな
どの画像形成装置に用いられて、静電潜像担持体の表面
に形成される静電潜像を現像する現像装置は、その内部
に、静電潜像担持体である感光ドラム11に対向して配
置される現像剤担持体である現像スリーブ2、現像スリ
ーブ2内に固定配置される磁界発生手段としてマグネッ
トロール3、現像スリーブ2に当接されて現像剤量を規
制する現像剤量規制部材として現像ブレード4等がそれ
ぞれ所定位置に配置されており、静電潜像を可視化する
磁性現像剤が現像容器である現像ホッパー8に収容され
て構成されている。
【0025】本実施形態においては、磁性現像剤である
トナーとして負帯電性磁性1成分トナーを用いる。トナ
ーは、結着樹脂としてスチレンn一ブチルアクリレート
共重合体100重量部に、磁性体粒子80重量部、モノ
アゾ系鉄錯体の負荷電制御剤2部、ワックスとして低分
子量ポリプロピレン3部を140℃に加熱された2軸エ
クストルーダーで溶融混錬し、冷却した混練物をハンマ
ーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕物を風力分級して、重量平均径5.
0μmの分級粉を得た。そして、平均拉径5.0μmの
分級品に疎水性シリカ微粉体1.0重量部をヘンシェル
ミキサーで混合して現像剤を得た。
【0026】前記現像剤の定着性の指標であるメルトイ
ンデックス(MI)は20g/10minである。ここ
で、メルトインデックス(MI)の測定は、JIS K
7210に記載された装置(熱可塑性プラスチックの流
れ試験方法に用いる装置)を用いて行い、その際の条件
は、 [条件] 測定温度:125℃、荷重:5kg、試料充
填量:5−10g として手動切り取り法で測定した。このとき、測定値は
10分値に換算した。
【0027】また、トナーの平均粒径の測定には、コー
ルターマルチサイザーII型(コールター社製)を使用
し、トナーの体積分布から重量基準の重量平均粒径D4
(μm)を求めた。なお、本実施形態の現像装置のトナ
ーとしては、MI3〜30g/10min、重量平均粒
径3.0〜6.5μmの範囲のものを用いることができ
る。
【0028】感光ドラム11と対向して配置されている
現像スリーブ2は、例えば、φ16.0の非磁性のアル
ミスリーブの表面を導電性粒子含有する樹脂層でコート
した表面粗さRa=1.0μmのスリーブが用いられて
おり、時計回りとは逆方向に回転して感光ドラム11方
向にトナーを搬送できるようになっている。現像スリー
ブ2と感光ドラム11とは、その両者の間隔が、最近接
位置で300μmのギャップを保って対向するようにな
っている。また、図1に示すように、現像スリーブ2内
に固定配置されているマグネットローラ3は、少なくと
も、現像スリーブ2のN1極、S2極、N2極、S1極
の位置の4ヶ所にそれぞれ磁界を形成できるようになっ
ている。
【0029】現像スリーブ2に当接されて現像剤量を規
制する現像ブレード4は、例えばゴム硬度JISAで4
0°のシリコーンゴムで形成されており、現像ブレード
4の端部が現像スリーブ2の所定位置の表面に当接され
ることにより、現像ブレード4の位置よりも現像スリー
ブの回転方向下流側の表面に均一な厚さのトナー層を形
成できるようになっている。このとき、現像ブレード4
が現像スリーブ2に当接される当接力P[P:現像スリ
ーブ長手方向の単位長さ(1cm)あたりの当接荷重
(gf)]は約30gf/cmとした。また、現像スリ
ーブ2と現像ブレード4の当接幅(ニップ)は1.Om
mとし、当接部の現像スリーブの回転方向に対して最上
流位置から現像ブレード自由端までの距離は2.Omm
とした。このような条件での現像スリーブ2上の現像剤
量(トナーコート量)Wは、約1.20(mg/c
2)となった。
【0030】トナーを収容する現像ホッバー8内と現像
スリーブ2近傍とには、回転式のT撹拌棒6とD撹拌棒
5とが設けられて、両撹拌棒5,6で現像ホッパー8内
と現像スリーブ2付近のトナーを撹拌するとともに、現
像ホッパー8内のトナーを現像スリーブ2方向に供給す
ることができるようになっている。また、現像スリーブ
2近傍には、トナー残量検知用の導電性検知部材7が設
置され、トナーの残量を検知して適切な時期にトナーを
補充できるようになっている。
【0031】ところで、現像ホッパー8内の1成分磁性
トナーは、T撹拌棒6とD撹拌棒5とで現像スリーブ2
付近に送られた後、マグネットローラ3の形成する磁界
作用で現像スリーブ2に供給されて、現像スリーブ2の
回転(時計回りとは逆に回転する)とともに感光ドラム
11方向に搬送される。その後、現像スリーブ2と現像
ブレード4との当接部で電荷付与と層厚規制を受けて現
像スリーブ2と感光ドラム11とで形成される現像領域
へ搬送される。
【0032】上記構成の現像装置により感光ドラム11
の表面の静電潜像を現像する際には、現像スリーブ2
に、直流に交流を重畳した交互電圧をバイアス電源(図
示せず)から印加して、現像スリーブ2と感光ドラム1
1との間に現像電界を形成し、その電界によって静電潜
像の現像を行う。このとき現像スリーブ2には、直流電
圧(Vdc=−500V)に、AC(矩形波Vpp=1
600V、f=1800Hz)を重畳した現像バイアス
を印加する。また、感光ドラム11は、図示を省略した
帯電装置により帯電電位Vd=−700Vに均一帯電さ
れ、その後、画像信号に従いレーザーで露光されて感光
ドラム11の表面に静電潜像が形成される(なお、露光
された部分が、Vl=−150Vとなる)。露光された
Vl部を、現像装置により負帯電性トナーで反転現像す
ることによって静電潜像が現像される。
【0033】図2に、本実施形態のマグネットローラ3
の各極における着磁パターンを実線Aで示し、従来のマ
グネットローラの各極における着磁パターンを薄い線B
で示した。図2からわかるように、本実施形態で使用し
たマグネットローラ3は、従来のマグネットローラと比
較して、N1極(カット極)位置が、一点鎖線で示すス
リーブ−ブレード当接部の位置により近くなっているこ
と、N1極の磁力(mT)が上がっていること、半値幅
が広くなっていることを特徴としている。
【0034】また、下記の表1に、図2に示す着磁パタ
ーンのマグネットの現像スリーブ表面(S1極,S2
極,N1極,N2極の各極)での磁力と半値幅の値を示
す。
【0035】 (表1) 本実施形態のマグネット 従来のマグネット 磁 極 磁力(mT) 半値幅(°) 磁力(mT) 半値幅(°) S1極 854 60.8 831 56.9 N1極 748 68.9 658 62.9 S2極 665 43.5 638 51 N2極 674 44.5 682 49.9 本願発明者は、上記表1に示す、本実施形態のマグネッ
トと従来のマグネットを使用したときの、現像器内のト
ナー循環の観察を行った。
【0036】図3に、従来のマグネットを使用した場合
を示す。図3に示すように、現像装置30に設けられた
現像スリーブ31近傍のトナーは図中の矢印で示され
るように循環することがわかった。この場合、トナー
は、T撹拌棒6とD撹拌棒5とによって現像スリーブ3
1方向に供給され、現像スリーブ31の取り込み極であ
るS2極に引きつけられることによって現像スリーブ3
1に供給され、その後、現像スリーブ31の回転(時計
回りとは逆方向の回転)によって搬送される。現像スリ
ーブ31の表面のトナーは、現像ブレードで現像に必要
な量のトナー層が形成されて、感光ドラムと対向する現
像領域に出ていくが、大半のトナー(現像スリーブ上に
トナー層として残らないトナー)は現像ブレードにかき
分けられて、再び現像ホッパ内に戻る。
【0037】このとき、従来のマグネットを使用した場
合は、現像ブレード4にかき分けられた後のトナー循環
に勢いが無く、しばらく時間が経つと、現像スリーブ3
1と近接して設置されいていたトナー残量検知部材7と
の間にトナー溜りを作ってしまった。こうなると、現像
ブレード4でかき分けられたトナーは、現像スリーブ3
1付近から離れることなくそのまま下に落ちて、現像ス
リーブ31付近で滞留してしまうような動きになる。こ
れは、現像スリーブ31上のトナーコート量を薄層にす
るために現像スリーブ31の表面荒さを小さくしたこと
や、トナーを小粒径なおかつ定着性の良いものを使用す
ることによってトナーの流動性が低下したため、現像ホ
ッパー8内のトナー循環が非常に悪くなりやすい状況に
なったためであると考えられる。
【0038】このように、現像スリーブ31近傍のトナ
ー循環が悪化すると、現像ブレード4によってかき分け
られたトナーは、再びD撹拌棒5によって現像スリーブ
31に送り込まれることになり、T撹拌棒6から供給さ
れる新鮮なトナー(現像スリーブに付着していないトナ
ー)の量が極端に少なくなり、新鮮なトナーが現像スリ
ーブ31に供給されなくなる。その結果、一部の(現像
スリーブ31に付着したことのある)トナーだけが現像
スリーブ31近傍で小さく循環することにより、現像ス
リーブ31に供給されるトナーは、一度現像スリーブ3
1に付着したトナーの割合が多くなって、一部のトナー
にダメージが蓄積し、トナー劣化が促進されやすくな
る。
【0039】次に、図4に、本実施形態のマグネットロ
ーラを使用した場合のトナー循環の様子を示す。現像ブ
レード4によってかき分けられたトナーは、図中の矢印
で示されるようにスムーズに、かつ、現像スリーブ2
から離れた位置まで循環できるようになり、現像スリー
ブ2近傍のトナーの循環範囲が大きくなることがわか
る。すなわち、現像ブレード4によってかき分けられた
トナーは大きく循環してT撹拌棒6の回転領域まで及ぶ
ため、T撹拌棒6の撹拌に連れて動いている現像ホッパ
ー8の奥の新鮮なトナーと程良く混ざるようになる。そ
して、T撹拌棒6やD撹拌棒5の回転によって新たなト
ナーが現像スリーブ2近傍に供給されるため、現像スリ
ーブ2近傍には、新鮮なトナーが程よく混ざったトナー
が供給されるようになり、一部のトナーのみが劣化促進
されるようなことはない。
【0040】これは、本実施形態では従来と比較して、
N1極を現像ブレード4と現像スリーブ2の当接部に近
づけるとともに、磁極の半値幅と磁力を強くしたため、
現像ブレード4にかき分けられたトナーがN1極の形成
する磁力線に沿って大きくかつ現像スリーブ2から遠く
へ離れる方向に動くようになり、現像スリーブ2近傍の
トナー循環が良好に改善されたためである。
【0041】図5に、従来のマグネットを使用した現像
装置を用いた画像形成装置により、10000枚のプリ
ント試験を行ったときのベタ黒画像の反射濃度(濃度
は、例えばマクベス反射濃度計(マクベス社製)を用い
て測定する),トナーコート量Wの変化を示した。ま
た、図6に、従来よりもN1極の位置を現像ブレード側
に移動するとともに磁力を大きくした本実施形態のマグ
ネットローラを使用した現像装置を用いた画像形成装置
により、10000枚のプリント試験を行ったときのベ
タ黒画像の反射濃度,トナーコート量Wの変化を示し
た。なお、両図中の、□はコピー枚数に対する画像反射
濃度を、◇はコピー枚数に対するトナーコート量Wを表
わしている。
【0042】図5からわかるように、従来のマグネット
ローラを使用した場合は、プリントのスタートから50
00枚程度の時点で画像濃度の低下が始まり、その後は
プリントが進むごとに低下していくのが分かる。このと
き、トナーコート量Wもそれに伴って低下している。
【0043】これに比べて、図6に示す本実施形態のよ
うに、N1極の位置を現像スリーブと現像ブレードとの
当接部からスリーブの回転方向下流側に10〜30°ず
らして配置させ、N1極の磁力を70mT以上にすると
ともに半値幅を65度以上とした場合は、従来のマグネ
ットローラを使用した場合のように画像反射濃度が途中
で低下することはなく、最後までほば一定の濃度を保つ
ことができ、10000枚のプリントの最後まで良好な
画質でプリントすることができる。また、現像スリーブ
上のトナーコート量も途中で減少することはなく、非常
に安定した状態を保つことができることがわかる。
【0044】本実施形態で説明した効果を実現するため
には、N1極の位置は、現像ブレード4の当接部から現
像スリーブ2の回転方向下流側に10〜30度ズレた位
置にあることが望ましく、N1極の強さは現像スリーブ
2の表面において70mT以上が望ましい。N1極の半
値幅は広くなるほどトナー循環は大きくなる傾向があ
り、N1極の望ましい半値幅は65度以上である。な
お、半値幅は、磁力線の最大値における現像スリーブ上
の点と、磁力の最大値の1/2の値となる2点とを結ぶ
線のなす角(仰角)の値で示した。
【0045】これは、N1極の位置が現像ブレード4の
当接部から現像ブレードの回転方向下流側に10度未満
(現像ブレードの当接部に近すぎる)であると、トナー
規制部である現像ブレード4の当接部でトナーの穂立ち
が起きるなどして、トナーコートが乱れる原因となりや
すく、現像が良好に行われない要因となる。また、30
度以上下流側に離れる(当接部から遠すぎる)と、N1
極の形成する磁力の影響が小さくなって、現像ブレード
4によってかき分けられたトナーの循環が悪くなるなど
して、本実施形態のような効果が十分に得られないこと
となる。
【0046】なお、本実施形態では、撹拌棒を用いた撹
拌機構は現像ホッバー内と現像スリーブ近傍とにそれぞ
れ設けられているが、本発明によるマグネットの効果
(トナーの循環が良好である)は、必ずしもこの構成に
限るものではなく、現像ホッパー内に一つの撹拌がある
場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0047】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態を説明する。本実施形態では、第1の実施形態のマグ
ネットローラの、現像スリーブと現像ブレードとの当接
部から現像スリーブの回転方向上流側の最近接に位置す
る磁極であるS2極(スリーブにトナーを付着させる役
目をする)の磁力を変更したもので、S2極の磁力を変
更したことにより、現像ホッパー内のトナー循環が良好
になるものである。なお、現像ホッパー等のその他の構
成は実施形態1で記載したものと同様である。
【0048】以下の表2に、本実施形態で使用したマグ
ネットローラの現像スリーブ表面における磁力と半値幅
を示す。
【0049】 (表2) 本実施形態のマグネット 従来のマグネット 磁 極 磁力(mT) 半値幅(°) 磁力(mT) 半値幅(°) S1極 855 61.9 831 56.9 N1極 781 70.1 658 62.9 S2極 786 44.5 638 47.2 N2極 744 46.8 682 49.9 表2からわかるように、第1の実施形態のマグネットロ
ーラに比べて、トナーの循環に関係のあるS2極の値が
大きくなっている。この本実施形態のマグネットローラ
を使用して、現像装置内のトナー循環を詳しく観察した
結果、S2極磁力を大きくすることによって、図示を省
略したが、現像スリーブ近傍のトナー循環がより力強く
なることが分かった。この結果を得るためのS2極の磁
力は、70mT以上、望ましくは75mT以上とする必
要がある。
【0050】これは、S2極磁力が大きくなるほど、現
像スリーブに供給されるトナーの量が増加し、現像スリ
ーブによって搬送されるトナー量も多くなるため、既に
現像ブレードによってかき分けられたトナーを、現像ス
リーブに搬送されてきたトナーが次々と押し上げていく
ことになり、トナーが滞ることがなくなるためであると
考えられる。
【0051】以上説明したように、トナー循環が悪くな
りがちな薄層現像装置において、N1極の位置を現像ス
リーブと現像ブレードとの当接部からスリーブの回転方
向下流側に10〜30°ずらして配置させ、N1極の磁
力を70mT以上にするとともに半値幅を65度以上と
し、かつ、S2極の磁力を70mT以上としたマグネッ
トローラを使用することにより、現像スリーブ近傍のト
ナー循環をさらに良くすることができ、現像スリーブ近
傍にトナーが滞らないとともに一部のトナーのみが劣化
することを防止できる。
【0052】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態を図7により説明する。
【0053】本実施形態は、感光ドラム、感光ドラムに
作用するプロセス手段としての帯電装置、クリーニング
装置、クリーニングされた現像剤を収納する排トナー容
器のうちのいずれか1つまたは2つ以上を組み合わせた
ものと、第1または第2の実施形態に記載した現像装置
とのそれぞれを、画像形成装置本体に対して着脱可能に
収容できるプロセスカートリッジ内に配置したことを特
徴としている。
【0054】画像形成装置内に着脱可能に収容されるプ
ロセスカートリッジ20は、画像形成装置内に収容可能
な筐体内の開口部付近に、感光ドラム11が配置され、
感光ドラムと対向する位置に、感光ドラム11上の静電
潜像を現像する現像装置21が配置されている。現像装
置21は、感光ドラム11と対向する位置に現像スリー
ブ2が配置され、現像スリーブ2の表面にその端部が当
接するように現像ブレード4が配置されているととも
に、現像スリーブ2付近にトナーを供給できるように現
像ホッパー8が配置されている。
【0055】また、現像スリーブ2は、その内部に第1
の実施形態に用いられたものと同様のマグネットローラ
3が固定配置されており、マグネットローラ3によって
現像スリーブ2の表面に、それぞれN1極、S1極、N
2極、S2極が第1の実施形態と同じ位置関係で形成で
きるようになっているとともに、N1極の磁力と半値幅
の値が第1の実施形態と同じ値となるようになってい
る。なお、マグネットローラは、第2の実施形態に用い
られたものを用いることもできる。
【0056】また、感光ドラム11の現像装置側とは逆
側の筐体内に、クリーニングブレード10aを有するク
リーニング装置10が配置されて、転写工程後に感光ド
ラム11の表面に付着している排トナーをクリーニング
ブレード10aでかき落としてクリーニング装置10の
排トナー容器10bに収容できるようになっている。ま
た、現像スリーブ2よりも感光ドラム11の回転方向上
流側でクリーニング装置10よりも手前の筐体内に、感
光ドラム11を帯電させる帯電装置9が配置されてプロ
セスカートリッジ20が構成されている。なお、プロセ
スカートリッジの筐体内には、感光ドラム、帯電装置、
クリーニング装置、排トナー容器のうちいずれか1つま
たは2つ以上を組み合わせ、それに現像装置を組み合わ
せて収容するようにしてもかまわない。
【0057】上記構成のプロセスカートリッジ20は、
画像形成装置の所定位置にセットされて、所定のプロセ
スで画像形成を行うことができ、カートリッジ内のトナ
ーの消費や部材の消耗によって寿命が来たら、新しいプ
ロセスカートリッジと交換することにより続けて高画質
な画像形成を行うことができる。
【0058】このようにして、現像スリーブ2や現像ブ
レード4等を有する現像装置、感光ドラム11、帯電装
置9、クリーニング装置10を、画像形成装置内に収容
可能な筐体内に配置して一体型プロセスカートリッジと
することにより、第1、2の実施形態で説明した、トナ
ーの劣化を防止して、良好な画像形成が行えるという効
果が得られることに加えて、カートリッジ内の各構成部
品の交換および排トナーの処理をトナーで周りを汚すこ
となく容易に行うことができるようになる。従って、画
像形成装置のメンテナンス性が格段に向上するととも
に、カートリッジを交換することで、電子写真方式の重
要な構成部品が新品に交換されるため、常に高品質な画
像を容易に保つことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
1の発明によれば、現像装置の磁界発生手段の形成する
磁極のうち、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部か
ら現像剤担持体の回転方向下流側の最近接に位置する磁
極の位置を、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部か
ら現像剤担持体の回転方向下流側に10度以上30度以
内とし、この磁極の半値幅を65度以上するとともに、
磁極の現像剤担持体表面における磁力を70mT以上と
することにより、現像剤担持体近傍のトナー循環が大き
くなって、現像容器の奥のトナーと程良く混ざり合うた
め、一部の同じトナーが連続して現像剤担持体近傍でダ
メージを受けることがなくなり、トナー劣化を軽減する
ことができる。よって、現像剤担持体上のトナーコート
層の減少や濃度低下を有効に防止することができ、高解
像・高精細の現像を長く維持することができる。
【0060】また、本出願にかかる第2の発明によれ
ば、第1の発明に用いられた磁界発生手段の磁極のう
ち、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像剤
担持体の回転方向上流側の最近接に位置する磁極を現像
容器内に配置させ、その磁極の現像剤担持体表面におけ
る磁力を70mT以上にすることにより、現像剤担持体
に搬送されるトナーの量が増加するため、現像剤担持体
近傍のトナーの循環が更に良好となる。すなわち、トナ
ー劣化を軽減することができ、現像剤担持体上のトナー
コート層の減少や濃度低下をさらに有効に防止すること
ができる。
【0061】また、本出願にかかる第3,4の発明によ
れば、静電潜像担持体、帯電装置、転写装置、クリーナ
のうちいずれか1つまたは2つ以上と現像装置とを筐体
内に配置させて一体化し、筐体を画像形成装置本体から
着脱自在の構成にしたプロセスカートリッジにおいて、
カートリッジ内の現像装置に用いられる磁界発生手段
に、上記第1,2の発明に用いられた磁界発生手段を使
用することにより、第1,2の発明による、現像容器内
のトナー循環が良好になってトナー劣化を防止できると
いう効果が得られるとともに、これらの構成部品を容易
に交換することが可能となり、画像形成装置のメンテナ
ンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による現像装置の断面概略図で
ある。
【図2】マグネットローラの着磁パターンを示す説明図
である。
【図3】従来の現像装置におけるトナー循環を示す説明
図である。
【図4】第1の実施形態による現像装置のトナー循環を
示す説明図である。
【図5】従来の現像装置における印字枚数と画像反射濃
度、トナーコート量Wとの関係を示すグラフである。
【図6】第1の実施形態による現像装置の印字枚数と画
像反射濃度、トナーコート量Wの関係を示すグラフであ
る。
【図7】第3の実施形態によるプロセスカートリッジを
示す断面概略図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像スリーブ 3 マグネットローラ 4 現像ブレード 5 D撹拌棒 6 T撹拌棒 7 トナー残量検知部材 8 現像ホッパー 9 帯電装置 10 クリーニング装置 11 感光ドラム 20 プロセスカートリッジ 21 現像装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体に対向して配置される回
    転可能な現像剤担持体と、現像剤担持体の内部に固定配
    置されて現像剤担持体に複数の磁界を形成できる磁界発
    生手段と、現像剤担持体に当接する現像剤規制部材と、
    磁性現像剤とを有し、磁性現像剤は重量平均粒径が3.
    0〜6.5μm、MI値が3〜30g/10minであ
    り、現像剤担持体上に層形成される現像剤量W[W:現
    像剤担持体表面1cm2あたりのトナーコート重量(m
    g)]が、0.6≦W≦1.5である現像装置であっ
    て、現像剤担持体に形成される複数の磁界のうち、現像
    剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像剤担持体の
    回転方向下流側の最近接に位置する磁極が、現像剤担持
    体と現像剤規制部材の当接部から現像剤担持体の回転方
    向下流側に10度以上30度以内の位置に配置され、前
    記磁極の半値幅が65度以上であるとともに、磁極の磁
    力が現像剤担持体表面において70mT以上であること
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部
    から現像剤担持体の回転方向上流側の最近接に位置する
    磁極が、現像剤が収容される現像容器内に配置されてい
    るとともに、前記磁極の磁力が現像剤担持体表面におい
    て70mT以上であることとする請求項1に記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像担持体、帯電装置、転写装置、
    クリーナのうちいずれか1つまたは2つ以上と、現像装
    置とを画像形成装置本体から着脱自在に収容される筐体
    内に配置させて構成し、前記現像装置は、回転可能な現
    像剤担持体と、現像剤担持体の内部に固定配置されて現
    像剤担持体に複数の磁界を形成できる磁界発生手段と、
    現像剤担持体に当接する現像剤規制部材と、磁性現像剤
    とを有するとともに磁性現像剤は重量平均粒径が3.0
    〜6.5μm、MI値が3〜30g/10minであ
    り、現像剤担持体上に層形成される現像剤量W[W:現
    像剤担持体表面1cm2あたりのトナーコート重量(m
    g)]が、0.6≦W≦1.5であるプロセスカートリ
    ッジであって、現像剤担持体に形成される複数の磁界の
    うち、現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像
    剤担持体の回転方向下流側の最近接に位置する磁極が、
    現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部から現像剤担持
    体の回転方向下流側に10度以上30度以内の位置に配
    置され、前記磁極の半値幅が65度以上であるととも
    に、磁極の磁力が現像剤担持体表面において70mT以
    上であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 現像剤担持体と現像剤規制部材の当接部
    から現像剤担持体の回転方向上流側の最近接に位置する
    磁極が、現像剤が収容される現像容器内に配置されてい
    るとともに、前記磁極の磁力が現像剤担持体表面におい
    て70mT以上であることとする請求項3に記載のプロ
    セスカートリッジ。
JP12783997A 1997-05-02 1997-05-02 現像装置およびプロセスカ−トリッジ Pending JPH10301396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12783997A JPH10301396A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 現像装置およびプロセスカ−トリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12783997A JPH10301396A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 現像装置およびプロセスカ−トリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10301396A true JPH10301396A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14969949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12783997A Pending JPH10301396A (ja) 1997-05-02 1997-05-02 現像装置およびプロセスカ−トリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10301396A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111736A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Canon Finetech Inc. 現像装置およびプロセスカートリッジならびにそれらを備えた画像形成装置
JP2006145659A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Kaneka Corp マグネットローラ
US7383003B2 (en) 2005-04-18 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus for preventing ghost images and uneven image density
US7440718B2 (en) 2005-01-28 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus featuring image defect supression
CN100429583C (zh) * 2004-09-29 2008-10-29 佳能株式会社 显影装置、处理盒、及图像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111736A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Canon Finetech Inc. 現像装置およびプロセスカートリッジならびにそれらを備えた画像形成装置
CN100429583C (zh) * 2004-09-29 2008-10-29 佳能株式会社 显影装置、处理盒、及图像形成装置
JP2006145659A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Kaneka Corp マグネットローラ
US7440718B2 (en) 2005-01-28 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus featuring image defect supression
US7383003B2 (en) 2005-04-18 2008-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus for preventing ghost images and uneven image density

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4448174B2 (ja) 現像剤担持体及び現像装置
JP2005234430A (ja) 液体現像方法、液体現像装置及び画像形成装置
US7103305B2 (en) Developing apparatus for image forming apparatus
US7245861B2 (en) Developing device, image forming apparatus and process cartridge including the developing device, and developing method
JPH10228168A (ja) 現像装置
KR100754174B1 (ko) 전자사진방식 화상형성장치 및 현상방법
US6115574A (en) Image-forming method
US20070071505A1 (en) Hybrid development apparatus and development method therefor
WO2005111736A1 (ja) 現像装置およびプロセスカートリッジならびにそれらを備えた画像形成装置
JPH10301396A (ja) 現像装置およびプロセスカ−トリッジ
US6370348B1 (en) Developing apparatus including intermittent developer agitating feature, and image forming apparatus using same
JPH1010784A (ja) 正帯電性一成分現像剤並びにその現像剤を用いた画像形成装置
US6466760B2 (en) Development device and development method, and image-forming device
JP3639719B2 (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4280602B2 (ja) 現像方法
JPH05142857A (ja) 静電潜像現像用トナーおよびそれを用いた静電潜像現像方法
JPH0815919A (ja) 画像形成方法
JP2001042570A (ja) 現像剤及び電子写真装置
JP2001350287A (ja) 非磁性一成分現像剤
KR100886980B1 (ko) 현상 장치와 프로세스 카트리지 및 이들을 구비한 화상형성 장치
JPH0980910A (ja) 画像形成装置
JP4289704B2 (ja) 画像形成方法
JP2006209016A (ja) トナーを用いた現像装置とその方法
JP2003215923A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH11231657A (ja) 画像形成方法