JP4585889B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真法の画像形成プロセスで使用される現像装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真法の画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、感光体に形成された静電潜像を現像剤(トナー)によって現像する現像装置として、非磁性トナーを用いた現像装置が知られている。
このような現像装置においては、トナーを担持するトナー担持体である現像ローラと、この現像ローラ表面にトナーを供給するかもしくは現像ローラ表面のトナーを剥ぎ取る、あるいは剥ぎ取り及び供給の両方を行うための部材である剥ぎ取り供給ローラ(以下、RSローラと言う)を有し、このRSローラが現像ローラと当接するように配置されている構成が広く採用されている。
RSローラの一例を挙げると、スポンジ層と芯金から構成されて、現像ローラに対して所定の周速でカウンター方向に回転しているものがある。そして、現像ローラとRSローラは所定の侵入量で当接されており、これによって現像ローラのトナーを剥ぎ取り、現像ローラにトナーの供給を行っている。
ここで、上記の侵入量とは、現像ローラの外径に対してRSローラの外径(仮想外径)がどれくらい侵入しているかを表す値であり、現像ローラの半径とRSローラの半径の和から現像ローラとRSローラの中心間距離を差し引いた値で求められる。
一方、現像装置をユニット化し、画像形成装置本体に着脱可能にすることで、メンテナンス性の向上を図ることも広く知られている。
このような現像装置において、現像装置の動作状態を検知し、これによってRSローラの当接圧を変更し、過剰なトナー剥ぎ取り能力によるトナーの劣化を高温度環境下で防止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、現像装置の長期保管におけるRSローラの永久歪を防止するため、現像装置が画像形成装置本体から脱離しているときにはRSローラを現像ローラから離間しておき、現像装置を画像形成装置本体に装着する動作に伴って現像ローラとRSローラを圧接する構成にするという方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、RSローラを付勢手段によって現像ローラに付勢し、RSローラが耐久により(トナーが詰まって)硬化した場合それにあわせて、RSローラの侵入量を少なくするという方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−211957号公報 実公平4−30599号公報 特開2003−122121号公報
ところで近年、電子写真法の画像形成装置は高画質化が進んできており、高画質化を実現する上で現像ローラに対するRSローラのトナーの剥ぎ取り能力やトナーの供給能力を適正化することが非常に重要となっている。一方、RSローラは複数の製造工場や複数の製造会社による差(メーカー差)やロット差によって、RSローラのトナーの剥ぎ取り能力やトナーの供給能力といった初期特性がばらつくことがあった。
そして、これらのばらつきを抑えるためには製造工程をより複雑化する必要があり、あるいはこれらのばらつきを許容するためには、例えばRSローラの現像ローラに対する侵入量を高精度で管理する必要があった。
更に、RSローラは経時使用によりトナーの剥ぎ取り能力やトナーの供給能力といった特性が徐々に変化するという問題があり、この特性の変化により現像装置の長寿命化の妨げとなったり、特性の変化に応じて画質が変動してまったりしていた。
また、前述したようにRSローラは現像ローラに対してカウンター方向に回転し、且つ所定の侵入量で当接している。したがって、現像ローラやRSローラを回転駆動する際、RSローラの表面にかかる負荷は非常に大きく、使用初期にはRSローラがこの負荷によるちぎれが発生することがあった。そこで、現像装置製造時にあらかじめRSローラにトナーを塗布する工程を追加し、トナーを潤滑剤とすることでちぎれを防止していた。
更に、現像装置において現像ローラとRSローラを同時に駆動するときの起動トルクは、RSローラが現像ローラに対してカウンター方向に回転し、且つ所定の侵入量で当接しているため、非常に大きいという問題があり、この特性の違いによる起動トルクの差によってRSローラの回転が変動してしまい、画質が変動する場合もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、剥ぎ取り供給ローラの特性に応じて、剥ぎ取り供給ローラの現像ローラに対する進入量を調整して、高画質化を実現することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
また、剥ぎ取り供給ローラ(RSローラ)の特性が異なっても高画質化を実現することができるとともに、RSローラのちぎれを防止でき、且つ現像ローラの劣化を防止でき、また、現像ローラとRSローラの起動トルクを軽減することが可能な現像装置及び画像形成装置、ユニット、記憶装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明に係る現像装置及び画像形成装置は、次の(1)〜()ように構成する。
(1)画像形成装置本体に対して着脱可能に構成され、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する現像装置であって、前記現像剤を保持する現像ローラと、前記現像ローラと当接し、該現像ローラから前記現像剤を剥ぎ取るかもしくは該現像ローラに前記現像剤を供給、あるいは剥ぎ取り及び供給を行う剥ぎ取り供給ローラと、前記剥ぎ取り供給ローラの初期特性に係わる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記憶された前記情報に基づいて、前記剥ぎ取り供給ローラの前記現像ローラに対する侵入量を調整する調整手段と、前記現像ローラと前記剥ぎ取り供給ローラとが内包される現像部と、前記現像剤が収容される収容室と、前記現像部と前記収容室を仕切る取り外し可能な仕切り部材と、前記剥ぎ取り供給ローラと前記現像ローラを当接及び離間させる接離手段と、を有し、前記仕切り部材によって前記現像部と前記収容室が仕切られている状態では、前記現像ローラと前記剥ぎ取り供給ローラは前記接離手段によって離間され、前記仕切り部材が開封された後に、前記剥ぎ取り供給ローラは前記現像ローラと離間した状態で所定時間回転し、その後、前記剥ぎ取り供給ローラは前記現像ローラに前記接離手段によって当接することを特徴とする現像装置。
潜像が形成される像担持体と、前記(1)に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、RSローラ(剥ぎ取り供給ローラ)の特性が異なっても高画質化を実現することができるとともに、RSローラのちぎれを防止でき、且つ現像ローラの劣化を防止でき、また、現像ローラとRSローラの起動トルクを軽減することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、実施例における構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1の実施例)
まず、本発明の第1の実施例について、図1〜図12を用いて説明する。
以下の説明で、長手方向とは電子写真プロセスにおける感光体ドラム(感光ドラム11)の軸線方向と同一の方向であり、また、上下、左右は図1に示すように装置を設置した状態で、カートリッジの装着状態における、上下、左右である。
また、本実施例において、現像装置は現像手段としてプロセスカートリッジに内包している形態で説明を行うが、プロセスカートリッジと現像装置が各々独立している形態、及び画像形成装置本体に据付の現像装置においても本発明は同様の構成にて同様の効果が得られる。
また、電子写真方式の画像形成装置の例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
[画像形成装置の全体の説明]
まず、電子写真法の画像形成装置の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は本発明に係る電子写真画像形成装置の一形態であるレーザービームプリンタの全体構成を示す断面図である。
本実施例のレーザービームプリンタの画像形成部は、像担持体である感光ドラム11を備えたプロセスカートリッジ1と、このプロセスカートリッジ1の上方に配置された露光手段2(レーザビーム光学走査系)を備えている。
上記画像形成部の下方には、記録媒体である転写材31を送り出す給紙部と、感光ドラム11上に形成されたトナー像を転写材31に転写する転写ローラ33が配置されている。更に、転写材31に転写されたトナー画像を定着させるための定着器34と、転写材31を装置外へ排出し積載する排出ローラ35が配置されている。転写材31としては、例えば紙、OHPシート、あるいは布等が使用される。
次に、上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
[給紙部]
給紙部は、画像形成部へ転写材31を給送するものであり、複数枚の転写材31を積載収納した給送カセット32aと、給送ローラ32b、重送防止のリタードローラ32c、給送ガイド32d、レジストローラ32fから主に構成されている。
給送ローラ32bは画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット32a内の転写材31を一枚ずつ分離給送する。転写材31は、リタードローラ32cによって重送が防止され、給送ガイド32dによってガイドされて、搬送ローラ32eを経由してレジストローラ32fに搬送される。
画像形成動作中にレジストローラ32fは、転写材31を静止待機させる非回転の動作と、転写材31を感光ドラム11に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時のトナー像と転写材31との位置合わせを行う。
転写材31が搬送された直後は、レジストローラ32fは回転を停止しており、そのニップ部に突き当たることにより転写材31は斜行が矯正される。
[制御部]
画像形成動作はCPU300によって制御される。予めCPU内部の不図示のROMなどに記憶されている制御プログラムによって画像形成動作、及び以下に説明する制御が行われる。またCPU300は駆動入力手段301(例えばモータなど)と接続され、駆動入力手段301に例えばカートリッジ1を駆動するための信号を送信する。駆動入力手段301から後述する駆動ギアに駆動力が伝達されてカートリッジが駆動される。
さらに、CPU300はカートリッジ1に設けられたメモリー200(記憶手段)と通信して情報の読み出し、書き込みが可能となっている。メモリー200にはプロセスカートリッジに係わる情報が記憶されており、その情報に基づいて画像形成装置の動作を制御する(詳細は後述する。)。
[プロセスカートリッジ]
プロセスカートリッジは、帯電手段、現像装置あるいはクリーニング手段と感光ドラムとを一体的にユニット化(カートリッジ化)したもので、画像形成装置本体に対して着脱可能とするものが含まれる。また、帯電手段、現像装置、転写手段、クリーニング手段の少なくとも一つと感光ドラムとを一体的にユニット化して画像形成装置本体に着脱可能とするものも含まれる。
本実施例におけるプロセスカートリッジ1は、像担持体である感光ドラム11の周囲に、帯電手段である帯電ローラ12と現像装置13、クリーニング手段14を配置し、これらを一体的に構成している。そして、このプロセスカートリッジ1は、画像形成装置本体Aに対して着脱自在に構成されている。したがって、ユーザはこのプロセスカートリッジ1を容易に取り外すことができ、プロセスカートリッジ1が寿命に至った場合には容易に交換することができる。
また、本実施例におけるプロセスカートリッジ1は、図1に示すように感光層を有した電子写真感光体である感光ドラム11を矢印r方向に回転し、帯電ローラ12へ電圧を印加して感光ドラム11の表面を一様に帯電し、この帯電した感光ドラム11に対して露光手段2からの画像情報に基づいた光像を露光して、静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置13によって現像するように構成している。
そして、転写ローラ33に上記現像したトナー像を逆極性の電圧を印加して(トナー像を)転写材31に転写した後、クリーニングローラ141によって感光ドラム11に残留した残トナーを掻き落すとともに、スクイシート142によってすくい取り、廃トナー収容室143へ収容するクリーニング手段14によって感光ドラム11上の残トナーを除去するように構成している。
[定着部]
次に、定着部の構成について説明する。
上述の現像部によって感光ドラム11形成されたトナー像は、転写ローラ33によって転写材31上に転写される。そして、定着器34は、転写材31に転写されたトナー像を熱を用いて転写材31に定着させる。
定着器34は、転写材31に熱を加えるための定着ローラ34aと転写材31を定着ローラ34aに圧接させるための加圧ローラ34bを備えており、各ローラは中空ローラとなっていて、その内部にそれぞれヒータ(図示せず)を有している。そして、各ローラは回転駆動されることによって、同時に転写材31を搬送する。
すなわち、トナー像を保持した転写材31は、定着ローラ34aと加圧ローラ34bとによって搬送されるとともに、熱及び圧力を加えられることによってトナー像が定着される。そして、定着後の転写材31は、排出ローラ35により排出される。
[現像装置]
本実施例における現像装置について、図2を用いて説明する。図2は本実施例の現像装置13が一体的に構成されたプロセスカートリッジ1を示す断面図である。同図に示すように、現像装置13はプロセスカートリッジ1に内包している形態となっている。また、本実施例における現像装置13はトナー収容室130bと現像室(現像部)130aが一体に形成されているが、別体となっていても同様の効果が得られる。
現像装置13は、製造時にはトナー収容室130bと現像室130aが仕切り部材130cによって仕切られている。これは、物流過程等でトナーが現像装置13から外部に飛散しないようにするためであり、現像装置13を使用する際には仕切り部材130cを開封する。
トナー収容室130bに収容されたトナーは、トナー搬送部材139によって現像室130aに搬送され、トナー担持体(現像剤担持体)である現像ローラ131により担持されるが、このときRSローラ(剥ぎ取り供給ローラ)133によって直前の現像工程で現像ローラ131上に残ったトナーを剥ぎ取り、同時にRSローラ133によって現像ローラ131にトナーが供給される。続いて、現像ローラ131を矢印r2方向に回転させるとともに、現像ブレード132によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ131の表面に形成し、そのトナーを上記形成された感光ドラム11に転移させることによってトナー像を形成し、可視像化するものである。
[RSローラ]
RSローラ133は、トナーの剥ぎ取り・供給のための部材であり、芯金133a上にウレタンフォーム等の発泡層133bを有したローラであり、現像ブレード132よりも現像ローラ131の上流側で現像ローラ131の外周面上に当接し、矢印r3方向に回転駆動する。
またRSローラ133は、前述したように現像ローラ131上に残ったトナーを剥ぎ取る剥ぎ取り性能と、現像ローラ131上にトナーを供給する供給性能が重要な機能である。
そして、トナー剥ぎ取り性能が低いとゴーストと称される画像不良が発生する。このゴーストは、現像ローラ上のトナーの一部だけが現像され、現像ローラの現像に使用された部分に新たに担持され現像ブレードによって摩擦帯電電荷を付与された部分と、現像に使用されずにそのまま担持され現像ブレードによって更に摩擦帯電電荷を付与された部分の電荷量の差が生じ、次回現像されるときに前回の画像の影響が現れる現象のことである。
また、トナー供給性能が低いと画像の濃度が低下という画像不良が発生する。
ところで、RSローラ133の現像ローラ131に対する侵入量を大きくするとトナー剥ぎ取り性能、トナー供給性能ともに向上する傾向があるが、過剰に侵入量を大きくするとトルクアップやRSローラ133のちぎれや永久歪の助長、更にはトナーの劣化等の弊害があるため、侵入量はこれらを踏まえた上で設定される。
一方、RSローラ133は上述したように発泡層133bを有したローラである。したがって、RSローラ製造時にはRSローラ133のトナー剥ぎ取り性能や、トナー供給性能にばらつきを生じることがある。ばらつく要素としては、外径、セル数(単位体積あたりの泡の数)、硬度等があり、これらがRSローラ133のメーカー差や(同一メーカーであっても)ロット差によって微妙にばらつく。
そこで、ここに上げたばらつきの要素と、それぞれの要素がRSローラ133の剥ぎ取り性能や供給性能、更にその性能の影響に伴う駆動トルクについて説明する。
まず、第1の要素としてRSローラの外径のばらつきについて、図17を用いて説明する。図17は外径とRSローラの剥ぎ取り能力、供給能力、駆動トルクの関係を示した表である。
RSローラ133の外径が小さくなると現像ローラ131に対する侵入量は小さくなり、外径が大きくなると侵入量は増える。
ここで、同図に示すように外径が小さいと、剥ぎ取り性能、供給性能は下がり、また駆動トルクは小さくなり、逆に外径が大きいと、剥ぎ取り性能、供給性能は上がり、また駆動トルクは大きくなる。そしてこれらの理由を以下に説明する。
RSローラ133の剥ぎ取りはスポンジ層表面が現像ローラ表面のトナーをこそぎ落とす現象であるため、外径が小さいという事は、この力が小さくなる事を意味する。したがって剥ぎ取り性能は下がる。
また、RSローラ133のトナー供給はスポンジ層のセルに取り込まれたトナーを現像ローラに押し付ける現象であるため、外径が小さいという事は、この力が小さくなる事を意味する。したがって供給性能は下がる。
さらに、RSローラ133を回転駆動するためのトルクは、外径が小さいと、現像ローラ131との摩擦抵抗が減少するため小さくなる。
外径が大きい場合については先に説明したものと逆の現象であるため、説明は割愛する。
続いて、第2の要素としてセル数のばらつきについて、図18を用いて説明する。図18はセル数とRSローラの剥ぎ取り能力、供給能力、駆動トルクの関係を示した表である。
セル数とは単位表面積当りの、スポンジのセルの数である。すなわちセル数が大きいという事は、1セルの径は小さくなり、逆にセル数が小さいという事は1セルの径は大きくなる。ここで、同図に示すようにセル数が大きいと、剥ぎ取り性能は上がり、供給性能は下がり、また駆動トルクは大きくなり、逆にセル数が小さいと、剥ぎ取り性能は下がり、供給性能は上がり、また駆動トルクは小さくなる。そしてこれらの理由を以下に説明する。
RSローラ133のトナーを剥ぎ取りは、このセルとセルを隔てる隔壁が現像ローラ131の表面のトナーをこそぎ落とす現象であるため、セル数が大きい(1セルの径が小さい)ほど、この隔壁と現像ローラ131の表面との接触機会が増える事となり、剥ぎ取り性能は上がる。
また、RSローラ133のトナー供給は、現像ローラ131と接触する部分でセルに取り込まれたトナーを押し付ける現象であるため、セル数が大きい(1セルの径が小さい)と、セルに取り込まれるトナー量が減少するため、供給性能は下がる。
さらにRSローラ133を回転駆動するためのトルクは、セル数が大きいと前述したように、隔壁と現像ローラ131の表面との接触機会が増えるため、大きくなってしまう。
なお、セル数が小さい場合(1セルの径が大きい場合)については先に説明したものと逆の現象であるため、説明は割愛する。
次に、第3の要素として硬度のばらつきについて、図19を用いて説明する。ここで説明する硬度とは、RSローラ133のスポンジを形成する材料そのものの硬度であり、隔壁の硬度と置き換える事もできる。図19はRSローラの材料硬度とRSローラの剥ぎ取り能力、駆動トルクの関係を示した表である。同図に示すように硬度が高いと剥ぎ取り性能は上がり、駆動トルクは上がる。逆に硬度が低いと剥ぎ取り性能は下がり駆動トルクは下がる。そしてこれらの理由を以下に説明する。
先ほど説明したように、現像ローラ上のトナーを剥ぎ取るのはセルを形成する隔壁であり、硬度が高いという事は隔壁がトナーをこそげ落とす力が大きい事を意味する。したがって、硬度が高いという事は剥ぎ取り性能が高いという事になる。このとき当然の事ながら現像ローラとの摩擦抵抗は大きくなるので駆動トルクは大きくなる。
また、硬度と供給性能に関してはこれまで説明したような明確な傾向が無い。この理由について説明すると、RSローラの現像ローラにトナーを供給する現象を一言で言えば、セルに含まれたトナーが、ニップ部で押しつぶされる事によりセル内のトナーが表面に隆起し、擦りつけられる事によって現像ローラ上に付着する、という事である。すなわち、RSローラの供給性能を上げるには、セル内のトナーが隆起するため硬度はある程度低い必要があり、また、擦りつけるため硬度はある程度高い必要がある。
このため、RSローラ133の現像ローラ131に対する侵入量を設定する際には、これら全ての要素を考慮しつつ設定する必要がある。しかしながら、これらの全ての条件を満足する侵入量は非常にマージンが少ない。したがって、RSローラ133の製造のばらつきを許容するには、現像ローラ131とRSローラ133の侵入量を高精度で管理する必要がある。
ところが、以上に説明したばらつきの要素とそれぞれの性能の相関については、あくまで単一の要素のみが変化した場合の傾向である。実際のばらつきはこれらの要素全てがそれぞれ独立して変化し、ばらつき具合もそれぞれ異なる。しかしながら、それぞれのばらつきの要素に対する各性能の寄与率もまちまちであるため、個々のRSローラを現像装置に組み込む際、製造時の初期特性に応じて、現像ローラに対する侵入量を最適な条件に合わせこむ事で、剥ぎ取り性能や供給性能、さらには駆動トルクを所望する状態で使用可能となる。
そこで、本実施例においては、図3に示すようにRSローラ133をガイド溝134aに沿って揺動可能に支持し、現像ローラ131に対するRSローラ133の侵入量を調整可能することで、個々のRSローラ133の特性に合わせた侵入量でRSローラ133を使用し、前述した弊害を起こさずに高画質化を実現するようにしている。
[RSローラ揺動支持]
次に、RSローラ133の揺動支持構成について、図3、4を用いて説明する。
図3は本実施例におけるプロセスカートリッジ1を示す側面図である。同図に示すように、現像装置13の側面には現像サイドカバー134が配設されていて、この現像サイドカバー134にはガイド溝134aが形成されている。ガイド溝134aは、RSローラ駆動ギア136の中心軸136aを基準にした円弧形状からなり、RSローラ揺動軸受137の係合部137bと係合している。
図4は現像装置13より現像サイドカバー134を取り外したときの側面図である。同図に示すように、RSローラ揺動軸受137はRSローラ駆動ギア136の中心軸136aと嵌合され、揺動可能に支持されている。一方、RSローラ揺動軸受137の嵌合部137aはRSローラ133の芯金133aと嵌合し、回転可能に支持されている。また、上記RSローラ揺動軸受137は、不図示の付勢手段によって矢印α1方向に付勢されている。
すなわち、RSローラ133は上述の構成によりRSローラ駆動ギア136の中心軸136aを中心に揺動可能に支持されており、RSローラ133は本構成により揺動することで、現像ローラ131との侵入量を調整することが可能となっている。
[RSローラ回転駆動構成]
次に、RSローラ133の回転駆動構成について、図4を用いて説明する。
同図に示すように、現像装置13の側面には現像駆動ギア135、現像ローラギア131b、RSローラ駆動ギア136、RSローラギア133cが配設されている。現像駆動ギア135は不図示の現像駆動入力手段から駆動伝達され、現像ローラギア131bを回転駆動させる。現像ローラギア131bはRSローラ駆動ギア136に駆動を伝達し、RSローラギア133cはRSローラ駆動ギア136によって駆動される。
上述したように、RSローラ133は現像ローラ131との侵入量を調整可能なようにRSローラ揺動軸受137によって支持されるが、RSローラ揺動軸受137はRSローラ駆動ギア中心軸136aを基準に支持されているため、現像ローラ131とRSローラ133の侵入量を変更してもRSローラ駆動ギアの中心軸136aとRSローラギア133cの中心間距離は常に一定に保たれる。このため、常に安定した駆動伝達が行われ、高画質化が可能となる。
[RSローラ侵入量調整機構構成]
次に、RSローラ133の現像ローラ131に対する調整機構について、図3及び図5〜図7を用いて説明する。
図5は本実施例における現像装置13を示す斜視図、図6は本実施例における現像装置13及び侵入量調整カム138を示す斜視図、図7は侵入量調整カム138の動作状態を示す模式図である。
図5において、現像装置13の側面には現像サイドカバー134が取り付けられ、その端面からは現像駆動ギア135の駆動伝達部135b、現像ローラ軸(回転軸)131a、係合部137bが突出している。前述したように、係合部137bはガイド溝134aと係合しているため、揺動137の係合部137bの揺動範囲はガイド溝134aの形状によって規制される。つまり、RSローラ131はガイド溝134aの形状の範囲内で揺動可能となっている。更に、RSローラ揺動軸受137は(不図示の)付勢手段によって図3の矢印α1方向に付勢されている。そこで、本実施例においてはガイド溝134aの形状を現像ローラ131とRSローラ133が離間するように設定している。
現像装置13(本実施例においてはプロセスカートリッジ1)を画像形成装置本体Aに装着すると、図6に示すように、画像形成装置本体Aに設けられた侵入量調整カム138が現像ローラ131の軸方向から移動してきて、現像ローラ軸131aと侵入量調整カム138の嵌合部138aが嵌合支持される。侵入量調整カム138は現像ローラ軸131aに対して調芯可能且つ、不図示の駆動手段により侵入量調整カム138を任意の角度に設定できるように回転可能に支持されている。上記の駆動手段は、侵入量調整カム138を任意の角度回転する制御が可能な手段で、且つその回転した状態で保持する機能を有しており、例えばサーボモータやステッピングモータ等が選択可能である。
一方、侵入量調整カム138は、図7に示すようにカム形状138bが形成されている。このカム形状138bは、RSローラ揺動軸受137の係合部137bの係合部と係合し、嵌合部138aを中心に所定の角度回転することで、現像ローラ131とRSローラ133の軸間距離を任意に変更することができるよう設定されている。このとき、前述したように侵入量調整カム138は現像ローラ軸131aに対して調芯する。すなわち、侵入量調整カム138は現像ローラ131の軸中心を基準に支持され、またカム形状138bはここを基準に寸法を保証する。これにより、現像ローラ131とRSローラ133の軸間距離を確実に保証することができる。このため、現像ローラ131とRSローラ133の侵入量は高精度に保証可能となる。
次に、上述の侵入量調整カム138の動作について、図7を用いて説明する。侵入量調整が進行するにつれて、同図の(a)、(b)、(c)と進み、現像装置13を装置本体に装着した段階が(a)、ある条件における侵入量調整が終了した段階が(c)となる。
まず、現像装置13(本実施例においてはプロセスカートリッジ1)が装着されたときの状態は、図7の(a)に示すように侵入量調整カム138のカム形状138bとRSローラ揺動軸受137の嵌合部137bは互いに隙間を持っている。これは、現像装置13が装置本体に装着されていないときは常に侵入量調整カム138を(a)の位置となるように前述した不図示の駆動手段を駆動させておき、このとき前述したように、RSローラ揺動軸受137は不図示の付勢手段によって矢印α1方向に付勢され、また現像装置13のサイドカバー134に形成されたガイド溝134aに規制されているので、必ず図7の(a)の位置(離間ポジション)にあるためである。このようにカム形状138bと嵌合部137bの間に隙間があることで、現像ローラ軸131aと侵入量調整カム138の嵌合部138aの嵌合がよりスムーズに行うことが可能となる。
続いて、侵入量調整カム138は上述の不図示の駆動手段によって矢印β方向に回転する。すると、上記カム形状138bと係合部137bが当接し、更に侵入量調整カム138が回転することで、現像ローラ軸131aとRSローラ133の芯金133aの中心間距離d0が徐々に小さくなっていく。
図7の(b)は侵入量調整カム138が矢印β方向に回転し、現像ローラ軸131aとRSローラ133の芯金133aの中心間距離がd0からd1に変化していく過程を示したものである。同図に示すように、侵入量調整カム138は矢印β方向に回転している。このとき、上述のように不図示の付勢手段によってα1方向に付勢されているため、RSローラ揺動軸受137の係合部137bとカム形状138bは常に当接しており、このカム形状138bの形状にならって移動する。すなわち、RSローラ揺動軸受137は矢印α2方向に揺動し、現像ローラ軸131aとRSローラ133の芯金133aの中心間距離がd0からd1へ変化する。
図7の(c)は上記の(b)の状態から更に侵入量調整カム138が矢印β方向への回転が終了し、最終的に現像ローラ軸131aとRSローラ133の芯金133aの中心間距離がd2となった状態を示している。上述のように、侵入量調整カム138は現像ローラ軸を基準に支持されている。また、カム形状138bは侵入量調整カム138の嵌合部138aを基準に形成することで、侵入量調整カム138をどれくらいの角度回転させるかによって現像ローラ131とRSローラ133は任意の侵入量に調整可能となる。
[RSローラ侵入量調整方法]
次に、RSローラ133の現像ローラ131に対する侵入量の調整方法について、図8〜図10を用いて説明する。
現像装置13は、図示していないがメモリー200(図1)(記憶手段)を備えている。メモリー200(図1)としては、信号情報を書換え可能に記憶、保持するものであれば、特に制限はない。例えば、RAMや書換え可能なROMなどの電気的な記憶手段、磁気記録媒体や磁気バブルメモリー、光磁気メモリー等の磁気的記憶手段が適用できる。
前述したように、個々のRSローラにおけるトナー剥ぎ取り性能やトナー供給性能はメーカー差、ロット差によって微妙に異なる。そこで、現像装置製造時に個々のRSローラに合わせた侵入量情報を上記メモリー200(図1)に記憶させておき、その侵入量情報によって前述した侵入量調整機構を用いて侵入量を調整することで、個々のRSローラに合わせた最適な状態での使用が可能となる。
図15はメモリー200の構成を示す図である。メモリー200には、RSローラの侵入量情報を記憶する記憶領域200aが設けられており、現像装置の製造時にこの記憶領域に侵入量情報が記憶される。この情報は画像形成装置本体のCPU300によって読み出されてCPU301内部に取り込まれて、CPU301によって以下に説明する調整動作を実行する。
また、前記メモリー200に記憶する情報は前記侵入量情報のほかにRSローラの特性情報をそのまま記憶しても良い。RSローラの特性情報の例としてはメーカー情報、ロット情報、さらにはセル数情報、硬度情報、外径情報などが挙げられる。これらRSローラの特性情報を読み出し、装置本体のCPU300によって侵入量を算出しても良い。このとき前記メモリー200には例に挙げたRSローラの特性情報を複数の種類(例えばメーカー情報と外形情報など)記憶しておきこれらの情報によって侵入量を演算することで、より詳細な侵入量調整が可能となることはいうまでも無い。
図8はRSローラ133の侵入量の調整動作を示すフローチャートである。このフローチャート及び後述する図11、図12、図16のフローチャートに示す制御処理は、現像装置(もしくは画像形成装置)に備えられたCPU300(図1)によりあらかじめ記憶されたプログラムに従って実行されるものである。
まず、現像装置を装置本体に装着すると、上記のメモリー200(図1)よりその現像装置に使用されるRSローラの侵入量情報を読み込む(ステップS1)。続いて、装置本体の演算手段等によって、その侵入量情報を侵入量調整カムの回転角度に変換して決定する(ステップS2)。このとき、あらかじめ侵入量調整カムをどれくらいの角度回転するのかをメモリー200(図1)に記憶しておき、その情報を用いても差し支えない。
次に、侵入量調整カムを作動させて、侵入量を調整する(ステップS3)。そして、画像形成を開始(ステップS4)、終了する(ステップS5)。このように、メモリー200(図1)を用いてRSローラの侵入量を調整することで、現像装置製造時にあらかじめ個々のRSローラの特性にあわせた侵入量を選択できるので、RSローラにメーカー差やロット差等によるばらつきがあってもトナー剥ぎ取り性能やトナー供給性能を満足しつつ、トルクアップやRSローラのちぎれや永久歪の助長、更にはトナーの劣化等の弊害を起こさないようにすることができる。
次に前記メモリー200にRSローラの特性情報による侵入量の調整について、図16のフローチャートを用いて説明する。同図において図8のフローチャートとの差異はステップS1(図8)がステップS001に置き換わり、ステップS002が追加されたことである。そこで同一ステップについては説明を省略する。
前述したようにRSローラの特性情報とはメーカー情報、ロット情報、さらにはセル数情報、硬度情報、外径情報などである。そして、これらの情報を元にCPU300にて適正となる侵入量を算出する。
先に説明した図8のフローチャートと同様に現像装置を装置本体に装着すると上記のメモリー200(図1)よりその現像装置に使用されるRSローラの特性情報を読み込む(ステップS001)。続いて、CPU300により、この情報を元にそのRSローラに最適な侵入量を算出する(ステップS002)。このとき、RSローラの特性情報から侵入量を算出するためのプログラムや補正値は前記メモリー200や装置本体のCPU300のどちらに記憶しても良い。このように、前述した図8のフローチャートで説明した、メモリー200に侵入量情報を記憶した場合と同様な侵入量調整はRSローラの特性情報によっても可能となる。
そこで以下の説明においてはメモリー200に侵入量情報を記憶することを前提として説明をするが、RSローラの特性情報においても同様の制御が可能である。
また、前述したように、RSローラは経時使用によって徐々に永久歪を起こす。したがって、現像装置の寿命が長く、この永久歪によるRSローラの特性が許容できない場合には、例えば図9に示すような寿命情報L1〜L4と、それぞれの寿命における侵入量情報dL1〜dL4を上記のメモリー200(図1)に記憶しておくことで、現像装置の寿命に合わせて侵入量の調整を行うことができる。
このときの動作を図10のフローチャートに示す。同図において、図8のフローチャートとの差異はステップS1(図8)の部分がステップS101、S102となっていることと、新たにステップS6が追加されたことである。そこで同一ステップ部分については説明を省略する。
現像装置を動作するときには、上述のメモリー200(図1)から寿命情報Lを読み込む(ステップS101)。続いて、それぞれの寿命Lに対応した侵入量情報dを読み込む(ステップS102)。このとき、寿命情報LをL1、L2、L3、L4と比較して侵入量情報dをdL1、dL2、dL3、dL4と決定していく。そして、画像形成が終了した後、寿命情報Lを書き換えて更新する(ステップS6)。次に現像装置を動作させるときには、再びSTARTからフローチャートを進む。
本実施例では、現像装置の寿命を4段階に分割しているが、メモリー200(図1)の容量やRSローラの永久歪の度合い、及び画像への影響等から適宜分割数を選択するようにしても良い。
このように、RSローラの経時使用による永久歪を考慮した侵入量調整が可能となる。
[RSローラちぎれ防止]
次に、RSローラのちぎれ防止について、図2、図3、図11を用いて説明する。前述したように、RSローラ133は現像ローラ131に対して所定の侵入量で侵入し、且つカウンター方向で回転する。したがって、RSローラ133の発泡層(スポンジ層)133bの表面には多大な負荷がかかり、ちぎれることがある。そこで、現像装置製造時、RSローラを組み込むときにあらかじめ発泡層133bにトナーを塗布しておき、このトナーを潤滑剤とすることで負荷を軽減し、ちぎれを防止していた。
しかし、本実施例においては、現像装置13は図2に示すように、仕切り部材130cによって現像室130aとトナー収容室130bが仕切られており、このとき、トナーはトナー収容室130bにのみ収容され、現像室130aには存在しない。このような構成をとる理由は、物流時等の衝撃や振動で現像装置13の外部にトナーが飛散するのを防止するためである。また、本構成において現像サイドカバー134に形成されたガイド溝134aの形状と、前述したRSローラ揺動軸受137を矢印α1方向に付勢する付勢手段により、RSローラ133と現像ローラ131は離間した状態になるように設定している。すなわち、この状態でトナー収容部130bのトナーを確実にRSローラ133の発泡層133bに塗布することで、前述した製造時のRSローラへのトナーを塗布する工程が削減できる。
このときの動作を図11のフローチャートを用いて説明する。図11は本実施例の現像装置で現像ローラとRSローラが所定の侵入量で当接し、回転する前にトナーを塗布する動作を示すフローチャートである。同図においても、図8と同一のステップ(ステップS1〜ステップS5)については説明を割愛する。
まず、プロセスカートリッジが装置本体に装着されると(ステップS01)、装置本体は不図示の開封手段によって仕切り部材130cを開封(または確認)する(ステップS02)。このとき、仕切り部材130cの開封はユーザが行い、不図示の検知手段によって仕切り部材130cが開封されたかどうかの検知を行って、開封していない場合には仕切り部材130cの開封を促す方法を採用しても良い。また、仕切り部材130cを開封しないとプロセスカートリッジ1を装置本体に装着できないように構成しても差し支えない。この場合、ステップS02は省略可能である。
そして、仕切り部材130cが開封されることにより、トナー収容部のトナーが現像室130aに入り込み、RSローラの発泡層133bはトナー塗布されるが、より確実にトナー塗布を行うためにトナー搬送部材139を作動させ、更にRSローラ133を回転させると良い(ステップS03)。RSローラ133を回転するときには、前述した駆動構成では現像ローラ131も回転する。このとき現像ローラ131にはトナーが担持されていないため、現像ローラ131は現像ブレード132や感光ドラム11と摺擦することによって多少劣化することがある。そこで、現像ローラギア131bにワンウェイクラッチ等を組み込み、現像駆動ギア135を逆転することで、現像ローラ131の回転を停止したままRSローラ133を回転することが可能となり、前述した現像ローラ131の劣化を防止することが可能となる。また、RSローラ駆動ギア136の駆動伝達を現像ローラギア131bから独立させ、別の駆動入力源からRSローラ133を駆動する構成にすることで、現像ローラ131を停止したままRSローラ133を駆動することでも現像ローラ131の劣化は防止できる。
このように、現像ローラ131とRSローラ133をあらかじめ離間しておき、RSローラ133の発泡層133bに確実にトナーを塗布することで、発泡層133bのちぎれを(製造時にRSローラにトナーを塗布する工程をなくしても)防止することが可能となる。
[RSローラの当接及び離間]
現像ローラ131とRSローラ133は前述したように、所定の侵入量で当接しつつ、カウンター方向で回転する。したがって、現像ローラ131を回転駆動する際の起動トルクは非常に大きなものとなってしまう。そこで本実施例においては、現像ローラ131を駆動する際、その起動時にはRSローラ133を現像ローラ131から離間して、現像ローラ131にかかる負荷を軽減することにより起動トルクを小さくしている。このときの現像ローラ131に対してRSローラ133がどのようなタイミングで当接、離間を行うかを図12を用いて説明する。図12はRSローラ133の当接及び離間のタイミングを示すフローチャートである。
まず、装置本体に画像情報が送られると、メモリー200(図1)の侵入量情報を読み込み(ステップS1)、続いて装置本体の演算手段等によって侵入量調整カムの回転角度を決定する(ステップS2)。そして、現像ローラ131を駆動し(ステップS7)、その後侵入量調整カムを作動させ、現像ローラ131とRSローラ133を当接させる(ステップS3)。このとき、ステップS1やステップS2の動作がステップS7よりも後に実行されても、現像ローラを駆動するタイミング(ステップS7)よりも後にRSローラが当接(ステップS3)するようにすれば差し支えない。
次に、画像形成を開始し(ステップS4)、画像形成が終了したら(ステップS5)、ステップS3のときとは逆方向に侵入量調整カムを回転させ、現像ローラ131とRSローラを離間させる(ステップS8)。このとき、現像ローラ131とRSローラ133は完全に離間しなくても、侵入量を小さくすれば起動トルクを抑えることは可能であることは言うまでもない。
このように、本構成によれば、現像ローラ131の起動時にはRSローラ133は離間(もしくは侵入量が小さく)することにより、起動トルクを低く抑えることが可能となる。
ところで、本実施例では、RSローラ133の侵入量調整手段である侵入量調整カム138は画像形成装置本体が具備する構成について説明してきたが、プロセスカートリッジや現像装置がこれを具備する構成においても同様の効果が得られることはいうまでもない。
以上のように、本実施例においては、RSローラの特性が異なっても高画質化を実現することができるとともに、RSローラのちぎれを防止でき、且つ現像ローラの劣化を防止でき、また、現像ローラとRSローラの起動トルクを軽減することが可能になる。
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例について、図2及び図13、図14を用いて説明する。
本実施例の説明において、第1の実施例と共通の機能を有するものについては同一符号を付し、これらのものは説明を割愛するものとする。
本実施例は、上述の第1の実施例における侵入量調整機構の侵入量調整カム138′を利用して、現像装置13を感光ドラム11に対して接触、離間させるものである。
接触現像方式の現像装置においては、トナー担持体である現像ローラ131と感光ドラム11の表面は接触している。ところが、図2に示すように感光ドラム11が矢印r方向に回転する場合、帯電ローラ12より上流側の感光ドラム11の表面は最初の1周目は帯電することができない。このとき、上記のように現像ローラ131と感光ドラム11は接触しているため、現像ローラ上のトナーは感光ドラム表面に付着してしまい、このトナーが転写ローラ33を汚染した場合、転写材31の裏汚れを起こしてしまう。
また、画像形成装置が長期にわたり停止していた場合、現像ローラ131の表面が感光ドラム11と接触することにより永久歪が発生し、現像ローラ周期の画像不良を起こすという問題もある。
そこで本実施例では、画像形成を行っていないときには現像装置13を感光ドラム11から離間しておき、画像形成を行うときのみ現像装置13を感光ドラム11と当接させることで、上記の問題を解決している。
図13は本実施例におけるプロセスカートリッジ1を示す斜視図である。感光ドラム11、帯電ローラ12及びクリーナ手段14は、クリーナ枠体140に組み付けられている。また、現像装置13はクリーナ枠体140に対して現像駆動ギア135の中心軸135aを基準に揺動可能に支持されており、現像装置13は不図示の付勢部材で現像ローラ131と感光ドラム11が当接する方向に付勢されている。なお、現像ローラ131と感光ドラム11の当接は、付勢手段を利用せずに現像装置13の自重を利用しても差し支えない。
一方、クリーナ枠体140には現像離間当接部110が形成されている。更に、侵入量調整カム138には離間カム部138c1、現像ローラ侵入量規制部138c2が形成されている。これによって、RSローラ133と現像ローラ12を接離可能にする接離手段が構成され、この接離手段は離間手段も兼ねている。
次に、現像装置13の接触、離間について、図14を用いて説明する。図14は侵入量調整カム138の動きによって現像装置13が揺動し、感光ドラム11と現像ローラ131が接触、離間する様子を示す模式図である。同図の(a)は現像ローラ131と感光ドラム11が離間している状態、(b)は現像ローラ131と感光ドラム11が当接している状態をそれぞれ示している。
図14の(a)において、侵入量調整カム138′の離間カム部138c1は離間当接部110と当接している。同図に示すように、感光ドラム11と現像ローラ131の中心間距離d3は感光ドラム11と現像ローラ131の半径の和より大きくなり、現像ローラ131と感光ドラム11は離間している。この状態から第1の実施例で説明したように、侵入量調整カム138′は画像形成の際図の矢印β方向に回転する。
すると、図14の(b)に示すように、現像離間当接部110は現像ローラ侵入量規制部138c2と当接する。現像ローラ侵入量規制部138c2は感光ドラム11に対する現像ローラ131の侵入量を規制する形状に設定されており、現像ローラ131と感光ドラム11の当接を行う前述の付勢手段や、現像装置13の自重等が変化しても、感光ドラム11と現像ローラ131の当接状態は常に安定している。このため、感光ドラム11と現像ローラ131の中心間距離d4は常に適正値となり、感光ドラム11と現像ローラ131の侵入量は適正値となる。
再び現像ローラ131と感光ドラム11を離間させるには、侵入量調整カム138′を先ほどとは逆方向に回転することで可能となる。この現像ローラ131と感光ドラム11の接触、離間のタイミングは、例えば第1の実施例で説明したフローチャート12と同じタイミングで侵入量調整カム138′を作動すれば良い。
また、プロセスカートリッジ1を製造し、これがユーザによって使用されるまでの間に前述した現像ローラ131の表面の永久歪が懸念される場合は、侵入量調整カム138′をプロセスカーカートリッジ1に配設し、不図示のロック手段等により図14の(a)の状態にして出荷し、プロセスカートリッジ1を使用する際に、このロック手段を解除するようにすればこの問題も解決できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明においては、RSローラの特性が異なっても高画質化を実現することができるとともに、RSローラのちぎれを防止でき、且つ現像ローラの劣化を防止でき、また、現像ローラとRSローラの起動トルクを軽減することが可能になる。
すなわち、RSローラをRSローラの特性によって、その特性に合わせた現像ローラに対する侵入量を調整する調整手段を有する現像装置を提供することで、特性の異なるRSローラを使用しても、その特性に合わせた侵入量に設定することが可能となり、RSローラ133のちぎれや永久歪の助長、更にはトナーの劣化等の弊害を起こさずに高画質化が実現可能となる。
また、着脱可能な現像装置にRSローラの特性情報を記憶する情報記憶手段を備え、この情報記憶手段に個々のRSローラの特性情報を記憶し、その情報によって侵入量を調整することで、現像装置の製造時にあらかじめRSローラの特性に合わせた侵入量を管理することが可能となる。更に、RSローラの経時使用による特性の変化に合わせた侵入量の調整も可能となる。
また、現像ローラのトナー剥ぎ取り能力、現像ローラへのトナー供給能力という二つのRSローラ特性のうち、少なくとも一つ以上によって侵入量を調整することにより、RSローラの機能を最適化することが可能となる。
また、現像ローラとRSローラが内包される現像部と、トナーが収容されるトナー収容部を有し、現像部とトナー収容部は仕切り部材によって仕切られ、使用時には前記仕切り部材を開封する現像装置において、RSローラは現像ローラに対し接離手段によって接離可能に支持され、少なくとも上記仕切り部材によって現像部とトナー収容部が仕切られているときは現像ローラとRSローラは接離手段によって離間され、仕切り部材が開封された後に現像ローラとRSローラは接離手段によって当接する構成とし、仕切り部材が開封されRSローラにトナーが塗布された後、現像ローラと所定の侵入量で当接させることで、製造時におけるトナー塗布工程を削減しても、RSローラにはトナーが塗布された状態になり、このトナーが現像ローラとRSローラの摺擦の潤滑剤となり、RSローラのちぎれが発生しないようにすることができる。
また、仕切り部材を開封した後にRSローラが現像ローラと離間した状態で所定時間回転することで、RSローラへのトナー塗布がより確実なものとなる。
また、RSローラが現像ローラと離間した状態で所定時間回転している間、現像ローラの回転を停止することで、現像ブレードや感光ドラムと摺擦することによる現像ローラの劣化を防止することが可能となる。
また、現像ローラの起動時にRSローラの侵入量を小さくするか、もしくは離間させることにより、現像ローラにかかるRSローラとの摺擦による負荷が軽減できるので、起動トルクを軽減することが可能となる。
また、RSローラの侵入量を調整する際に、RSローラはRSローラを駆動するギアの中心を基準に揺動することにより、RSローラのギアとRSローラ駆動ギアの中心間距離が常に一定となり、安定したギア駆動が可能となり、高画質化が可能となる。
また、RSローラの侵入量調整手段を現像ローラの回転軸と略同軸に支持することで、RSローラと現像ローラの軸間距離を精度良く調整することが可能となり、したがって、RSローラの侵入量の調整を精度良く行うことが可能となる。
また、RSローラと現像ローラを接離する接離手段により感光ドラムと現像ローラの離間も同時に行うことにより、帯電ローラより上流側の感光ドラム表面の最初の1周目は帯電することができない領域へのトナー付着を防止し、このトナー付着による転写材への裏汚れや、感光ドラムと当接したまま長期放置された場合に発生する現像ローラの永久歪を防止することが可能となる。
本発明に係る電子写真方式のレーザービームプリンタの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施例のプロセスカートリッジの詳細構成を示す断面図である。 第1の実施例におけるプロセスカートリッジを示す側面図である。 第1の実施例で現像装置より現像サイドカバーを取り外した状態を示す側面図である。 第1の実施例における現像装置を示す斜視図である。 第1の実施例における現像装置及び侵入量調整カムを示す斜視図である。 第1の実施例における侵入量調整カムの動作状態を示す模式図である。 第1の実施例におけるRSローラの侵入量の調整動作を示すフローチャートである。 第1の実施例における寿命情報とそれに対応した侵入量情報を示す図である。 第1の実施例における侵入量調整カムの調整動作を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるトナー塗布の動作を示すフローチャートである。 第1の実施例におけるRSローラの当接と離間のタイミングを示すフローチャートである。 第2の実施例におけるプロセスカートリッジを示す斜視図である。 第2の実施例における侵入量調整カムの動作状態を示す模式図である。 メモリー200の構成を示す図である。 第1の実施例におけるRSローラの侵入量の調整動作を示すフローチャートである。 剥ぎ取り供給ローラ(RSローラ)の外径と各性能の傾向を示す図である。 剥ぎ取り供給ローラ(RSローラ)のセル数と各性能の傾向を示す図である。 剥ぎ取り供給ローラ(RSローラ)の材質の硬度と各性能の傾向を示す図である。
符号の説明
A 画像形成装置本体
1 プロセスカートリッジ
2 露光手段
11 感光ドラム
12 帯電ローラ
13 現像装置
14 クリーニング手段
31 転写材
32a 給送カセット
32b 給送ローラ
32c リタードローラ
32d 給送ガイド
32e 搬送ローラ
32f レジストローラ
33 転写ローラ
34 定着器
34a 定着ローラ
34b 加圧ローラ
35 排出ローラ
110 現像離間当接部
130a 現像室
130b トナー収容室
130c 仕切り部材
131 現像ローラ
131a 現像ローラ軸
131b 現像ローラギア
132 現像ブレード
133 RSローラ
133a 芯金
133b 発泡層
133c RSローラギア
134 現像サイドカバー
134a ガイド溝
135 現像駆動ギア
135a 中心軸
135b 駆動伝達部
136 RSローラ駆動ギア
136a 中心軸
137 RSローラ揺動軸受
137a 嵌合部
137b 係合部
138 侵入量調整カム
138′ 侵入量調整カム
138a 嵌合部
138b カム形状
138c1 離間カム部
138c2 現像ローラ侵入量規制部
139 トナー搬送部材
140 クリーナ枠体
141 クリーニングローラ
142 スクイシート
143 廃トナー収容室

Claims (10)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に構成され、像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像する現像装置であって、
    前記現像剤を保持する現像ローラと、
    前記現像ローラと当接し、該現像ローラから前記現像剤を剥ぎ取るかもしくは該現像ローラに前記現像剤を供給、あるいは剥ぎ取り及び供給を行う剥ぎ取り供給ローラと、
    前記剥ぎ取り供給ローラの初期特性に係わる情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段で記憶された前記情報に基づいて、前記剥ぎ取り供給ローラの前記現像ローラに対する侵入量を調整する調整手段と、
    前記現像ローラと前記剥ぎ取り供給ローラとが内包される現像部と、
    前記現像剤が収容される収容室と、
    前記現像部と前記収容室を仕切る取り外し可能な仕切り部材と、
    前記剥ぎ取り供給ローラと前記現像ローラを当接及び離間させる接離手段と、を有し、
    前記仕切り部材によって前記現像部と前記収容室が仕切られている状態では、前記現像ローラと前記剥ぎ取り供給ローラは前記接離手段によって離間され、前記仕切り部材が開封された後に、前記剥ぎ取り供給ローラは前記現像ローラと離間した状態で所定時間回転し、その後、前記剥ぎ取り供給ローラは前記現像ローラに前記接離手段によって当接することを特徴とする現像装置。
  2. 前記剥ぎ取り供給ローラが所定時間回転している間、前記現像ローラの回転は停止していることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  3. 前記現像ローラを回転駆動させる際の起動時には、前記剥ぎ取り供給ローラは前記接離手段もしくは前記調整手段により前記現像ローラと離間しているかもしくは前記侵入量が小さくなっていることを特徴とする請求項1またはに記載の現像装置。
  4. 前記剥ぎ取り供給ローラの初期特性は、
    前記現像ローラに対する前記現像剤の剥ぎ取り性能と前記現像ローラに対する前記現像剤の供給性能の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記情報は、前記現像装置の使用によって更新され、前記調整手段は、更に、更新された前記情報に基づいて前記侵入量を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記剥ぎ取り供給ローラはローラギアによって回転し、該ローラギアは駆動ギアによって駆動され、且つ、前記剥ぎ取り供給ローラは前記駆動ギアの中心を基準に揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記調整手段もしくは前記接離手段は前記現像ローラの回転軸と同軸で支持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記接離手段は前記現像ローラと前記像担持体を離間する離間手段を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記調整手段は、前記現像装置に回転可能に設けられたカムであって、該カムが回転して前記剥ぎ取り供給ローラと当接することによって、前記剥ぎ取り供給ローラと前記現像ローラとの距離を変化させるカムであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 潜像が形成される像担持体と、請求項1乃至のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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