JP2011033950A - 非磁性一成分現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非磁性一成分トナーの安定した薄層を常に現像ローラ上に形成して白筋の発生しない良質な画像を常に現像することができる現像装置を提供する。
【解決手段】ドクターブレード45を保持ブレード49とその先端に嵌合するローラ部材48とで構成し、このローラ部材48を定期的に回転させてローラ部材48の表面に付着して発生する異物64を除去するとともに現像ローラ13に対するローラ部材48の圧接面を刷新して、非磁性一成分トナー47の常に安定した薄層47´を現像ローラ13上に形成し、白筋67の発生しない良質な画像を常に現像する。
【選択図】図4

Description

本発明は、非磁性一成分現像剤(トナー)を用いる電子写真式の画像形成装置における現像装置に係わり、更に詳しくは非磁性一成分トナーの安定した薄層を現像ローラ上に常に形成する現像装置に関する。
従来、電子写真式の画像形成装置において、非磁性一成分トナーを現像ローラに供給し、規制部材により、上記現像ローラにトナーの薄層を形成すると共にバイアス電圧を印加して、そのトナーの薄層を、静電潜像担持体に形成されている静電潜像に転移させ、静電潜像にトナー像を顕在化させて現像を行う非磁性一成分トナーを用いた現像装置が知られている。
このような非磁性一成分トナーを用いる現像装置においては、現像ローラ上にブレード形状の層厚規制装置(ドクターブレード)を配置して、このドクターブレードによりトナーの薄膜を現像ローラ上に形成する。
トナーはドクターブレードや現像ローラ表面との摩擦により帯電するが、薄膜の層が厚いと充分に帯電できないトナーが存在するようになり、このようなトナーがカブリや飛散の原因となるため、トナーの薄層は常に所定の一定薄さに規制されなければならない。
トナーの薄層が一定の厚さに規制されていないと、形成される画像にスジやムラ等の画像不良が発生する。そこで、このようなスジおよびムラ等の画像不良を抑制できる現像剤量規制ブレ−ドとして、二重構造で湾曲した板状の現像剤量規制ブレ−ドを用い、その先端を現像ローラの斜め上から圧接させる構成の現像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1の現像剤量規制ブレ−ドは、製作加工上において困難を伴うことから、簡易に製造でき、かつ、スジおよびムラ等の画像不良を抑制できる現像剤量規制ブレ−ドとして、先端部の曲げ角度を特定の値に設定した単純な形状の現像剤量規制ブレ−ドを用い、その先端を現像ローラにほぼ垂直に圧接される構成の現像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上記いずれの現像装置においても、ドクターブレードは、トナーの薄層を常に所定の薄さに規制するために充分な圧力で現像ローラ表面に圧接されなければならい。このときトナーが受ける力は、二成分系のトナーを用いる現像装置や一成分系の磁性トナーを用いる現像装置においてトナーが受ける力よりも大きい。
このような大きな圧力を受けても容易に破砕されないように、非磁性一成分トナーとしては、機械的強度が高いことが要求される。そして、トナーの機械的強度が高いほど定着時における溶融のために高い熱を供給しなければならない。
特開2002−372855号公報 特開2007−264240号公報
しかしながら、定着時において高い熱を供給しなければならないということは、定着に要する熱エネルギーの増大につながり、近年の低消費電力という要求に反することになって好ましくないという課題がある。
他方、定着時における供給熱量を低く抑えるために、トナーの溶融温度を低く設定すると、ドクターブレードと現像ローラ表面間のトナー層の摩擦熱によって、トナーの溶着が起きやすく、これらの溶着トナーがドクターブレードに付着して、現像不良による、白筋の発生、カブリ、濃度低下といった画像劣化が発生しやすくなるという課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明の現像装置は、少なくとも、非磁性一成分現像剤を収容する現像器と、該現像器の下部に配置され、該現像器の上記非磁性一成分現像剤を現像部へ回転搬送し、該現像部において像担持体の静電潜像を上記非磁性一成分現像剤で現像する現像ローラと、上記現像器内において上記現像ローラに接し該現像ローラと同一回転方向に回転して該現像ローラの周面に圧摺接しながら該現像ローラに上記非磁性一成分現像剤を供給する現像剤供給ローラと、該現像剤供給ローラよりも上記現像ローラの搬送方向下流側に配設され、上記現像ローラに接触して該現像ローラと共に回転可能な形状のローラ部材と該ローラ部材を回転可能に保持する保持ブレードとから成り、上記ローラ部材の一端に固設されたギアを備え、上記現像ローラにより回転搬送される上記非磁性一成分現像剤の層厚を上記ローラ部材により規制するドクターブレードと、を備え、上記ドクターブレードの上記保持ブレードは、上記ローラ部材が回転することに応じて該ローラ部材の表面に発生する付着物を除去するように構成される。
この現像装置において、例えば、定期的又は所定の画像形成状態が感知されたとき、上記ギアを介して上記ローラ部材を所定の期間回転させる駆動部を有するように構成される。
この場合、上記駆動部は、例えば、上記ギアと上記像担持体を回転駆動する駆動ギアとの間に介装された駆動伝達ギアと、該駆動伝達ギアと同軸に配置され駆動クラッチと、を備えるように構成される。
本発明の現像装置によれば、ドクターブレード先端に嵌合するローラ部材を設け、このローラ部材を定期的に回転させてローラ部材の表面に発生する付着物を除去するとともに現像ローラに対するローラ部材の圧接面を刷新して、非磁性一成分トナーの常に安定した薄層を現像ローラ上に形成するので、白筋の発生しない良質な画像を常に現像することができるという効果を奏する。
本発明の実施例1に係る非磁性1成分トナーを用いる現像装置を備えたカラー画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 本発明の実施例2に係るプリンタの非磁性1成分トナーを用いる現像装置を備えた画像形成ユニットを示す断面図である。 図2に示した画像形成ユニットの現像器とドラムユニットの部分のみを簡略に模式的に示す図である。 本発明の実施例1に係る非磁性一成分のトナーを用いる現像装置による現像方法を説明する図である。 (a) は実施例1に係る現像装置のドクターブレードの構成を詳細に示す断面図、(b) はドクターブレードにおいてローラ部材の保持ブレードへの装着方法を説明する斜視図である。 (a) は実施例1に係る現像装置のドクターブレードにおけるローラ部材の回転駆動系を現像ローラ及び感光体ドラムと共に示す図、(b) は回転駆動系の制御部のブロック図である。 (a) 〜(d) は実施例1に係る現像装置の現像器におけるドクターブレード先端の異物排除の動作を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る非磁性1成分トナーを用いる現像装置を備えたカラー画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、中間転写ベルトユニット3、給紙部4、及び両面印刷用搬送ユニット5で構成されている。
上記画像形成部2は、同図の右から左へ4個の画像形成ユニット6(6M、6C、6Y、6K)を多段式に並設した構成からなる。
上記4個の画像形成ユニット6のうち上流側(図の右側)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、画像形成ユニット6Kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各画像形成ユニット6は、トナー容器(トナーカートリッジ)に収納されたトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下ブラック(K)用の画像形成ユニット6Kを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、最下部に像担持体としての感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド11、及び現像装置12の現像ローラ13が配置されている。
現像装置12は、上部のトナー容器に同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーを収容し、中間部には下部へのトナー補給機構を備えている。
また、現像装置12の下部には側面開口部に上述した現像ローラ13を備え、内部にトナー撹拌部材、現像ローラ13にトナーを供給するトナー供給ローラ、現像ローラ13上のトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。
中間転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルト14と、この転写ベルト14を掛け渡されて転写ベルト14を図の反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ15と従動ローラ16を備えている。
上記の転写ベルト14は、トナー像を直接ベルト面に転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への転写位置まで搬送するので、ここではユニット全体を中間転写ベルトユニットといっている。
この中間転写ベルトユニット3は、上記扁平なループ状の転写ベルト14のループ内にベルト位置制御機構17を備えている。ベルト位置制御機構17は、転写ベルト14を介して感光体ドラム7の下部周面に押圧する導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ18を備えている。
ベルト位置制御機構17は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6M、6C及び6Yに対応する3個の一次転写ローラ18をクランク状の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。
そして、ベルト位置制御機構17は、ブラック(K)の画像形成ユニット6Kに対応する1個の一次転写ローラ18を上記3個の一次転写ローラ18の周期と異なる回転移動周期で回転移動させて転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構17は、中間転写ベルトユニット3の転写ベルト14の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6Kに対応する一次転写ローラ18のみが転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ18が転写ベルト14から離れる)に切換える。
上記の中間転写ベルトユニット3には、上面部のベルト移動方向最上流側の画像形成ユニット6Mの更に上流側に、ベルトクリーナユニットが配置され、下面部のほぼ全面に沿い付けるように平らで薄型の廃トナー回収容器19が着脱自在に配置されている。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備え、2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ22、給送ローラ23、捌きローラ24、待機搬送ローラ対25が配置されている。
待機搬送ローラ対25の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト14を介して従動ローラ16に圧接する二次転写ローラ26が配設されて、用紙への二次転写部を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着装置27が配置されて、ベルト式熱定着装置27の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着装置27から搬出する搬出ローラ対28、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー29に排紙する排紙ローラ対31が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット5は、上記搬出ローラ対28と排紙ローラ対31との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した開始返送路32a、それから下方に曲がる中間返送路32b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路32c、及びこれらの返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対33a、33b、33c、33dを備えている。
上記終端返送路32cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対25への搬送路に連絡している。また、本例において中間転写ベルトユニット3の上面部には、クリーニング部35及び取り込みローラ36が配置されている。
クリーニング部35は、転写ベルト14の上面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、取り込みローラ36はクリーニング部35が除去した廃トナーを引き継いで、図示を省略したベルトクリーナユニットの一時貯留部に溜め込み、その溜め込まれた廃トナーを搬送スクリューにより落下筒内を上部まで搬送し、落下筒を介して廃トナー回収容器19に送り込んでいる。
また、上記のクリーニング部35を適度の圧力で転写ベルト14に圧接させるために、中間転写ベルトユニット3側には、下方から転写ベルト14をクリーニング部35に向けて押圧する押圧ローラ37が設けられている。
図1に示すように、この画像形成装置1は、従来の用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対25により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写ベルト14を介してトナー像を転写する方式となっている。
したがって、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図1の右側を開放するのみで対処できるようになっている。
そして、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しないので、図1の左側に集中するキット類などの消耗品の着脱の操作は、長手方向に入れ替え操作するだけの小さなスペースで良いように構成されている。
これにより、キット間の寸法は、可及的に縮小されており、装置本体全体の小型化が図られている。また、光書込みヘッド自体も小型化され、感光体ドラムに、より近接している構成となっている。
図2は、画像形成ユニット6を示す断面図である。尚、図2には、図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、図1に示した現像装置12は上部トナーホッパー38と下部トナーホッパー39からなるトナーカートリッジ40と、外装フレーム41を備えた現像器42とから成る。
そして、外装フレーム41により、トナーカートリッジ40、現像器42、及びドラムユニット43が合体して一体となり、画像形成ユニット6を構成している。
図3は、図2に示した画像形成ユニット6の現像器42とドラムユニット43の部分のみを簡略に模式的に示す図である。図1及び図2に示す現像器42は、特には図示していないが、上部のトナーカートリッジ40から供給される非磁性一成分現像剤を収容している。
図1でも簡単に説明したが、ここで、現像器42全体の構成と基本動作を改めて説明する。現像ローラ13は、現像器42の下部に配置され、現像器42の非磁性一成分現像剤(以下、単にトナーという)を、感光体ドラム7との対向部で形成される現像部へと回転搬送する。
像担持体としての感光体ドラム7の周面上には、図1に示した光書込ヘッド11により静電潜像が形成されている。現像ローラ13は、現像部において感光体ドラム11の静電潜像をトナーで現像する。
現像器42内には、現像ローラ13に接して現像剤供給ローラ44が配設されている。現像剤供給ローラ44は、矢印a及びbで示すように、現像ローラ13と同一回転方向となる反時計回り方向に回転して、現像ローラ13の周面に圧摺接し、圧摺接しながら現像ローラ13の周面に現像器42内のトナーを供給する。
現像剤供給ローラ44よりも現像ローラ13の搬送方向(回転方向)下流側に、ドクターブレード45が現像ローラ13に接触すべく配設されている。ドクターブレード45は、現像ローラ13により回転搬送されるトナーの層を一定の厚さに規制する。
これらの現像ローラ13、現像剤供給ローラ44、及びドクターブレード45の上方、つまり、図2に示すトナーカートリッジ40のトナー供給口に近接する位置に、トナーを攪拌する攪拌部材46が配設されている。
この攪拌部材46は、トナーカートリッジ40から供給又は補給されるトナーを、滞りなく下方の現像ローラ13、現像剤供給ローラ44、及びドクターブレード45が協働する位置に送るために配置されている。
図4は、本発明の実施例1に係る非磁性一成分のトナーを用いる現像装置による現像方法を説明する図である。図4に示すように、ドクターブレード45は、現像ローラ13に接触して必要に応じて現像ローラ13と共に回転可能な形状のローラ部材48と、このローラ部材48を回転可能に保持する保持ブレード49とで構成されている。
ドクターブレード45先端のローラ部材48は、回転が必要なとき以外は回転せず、常には保持ブレード49の先端に固定された状態で現像ローラ13に適度の圧力で当接し、図2に示した現像器42内の図4に示す非磁性一成分トナー47を一定の厚さに規制して、矢印cで示す反時計回り方向に回転する現像ローラ13の周面上にトナーの薄層47´を形成する。
図5(a) はドクターブレード45の構成を詳細に示す断面図であり、同図(b) はローラ部材48の保持ブレード49への装着方法を説明する斜視図である。
図5(a),(b) に示すように、保持ブレード49のローラ部材48を保持する先端には窪み51が形成されている。窪み51はローラ部材48の円周の径に対応する形状に形成されており、この窪み51にローラ部材48が嵌合している。図5(a) に示す断面でみると、保持ブレード49とローラ部材48との関係は、あたかもボールペンのペン先のごとくである。
このボール部材48は非磁性のSUS(ステンレス鋼)等からなる。また、ボール部材48の直径は、相手側の現像ローラ13の直径や表面粗さにもよるが、0.25〜1mmが好適である。また、ボール部材48の中心52から保持ブレード49の窪み51の先端53までの鉛直方向の距離dは、d>0とする必要がある。
これにより、保持ブレード49は、ローラ部材48の両側からローラ部材48の半径以上を包み込むようにして保持する状態となる。したがって、ローラ部材48の保持ブレード49への装着は、図5(b) に矢印eで示すように、ローラ部材48を保持ブレード49の窪み51の端部から挿入して窪み51に嵌合させる。
図6(a) はローラ部材48の回転駆動系を、現像ローラ13、感光体ドラム7と共に示す図であり、図6(b) は、回転駆動系の制御部のブロック図である。尚、図6(a) には、ローラ部材48と保持ブレード49の窪み51との嵌合部54を見やすいように、嵌合していない状態で示している。
図6(a) に示すように、ローラ部材48の一端にはローラ用ギア55が固設されている。ローラ用ギア55には駆動伝達ギア56が噛合し、駆動伝達ギア56には感光体ドラム7のドラムギア57が噛合している。また、駆動伝達ギア56の回転軸には駆動クラッチ58が取り付けられている。
駆動クラッチ58は、図6(b) に示す制御部60によってスイッチ動作を制御される。尚、図6(b) には、制御部60として、画像形成装置1全体を制御するマシンコントロールCPU(central processing unit)61と、印刷枚数を計数するカウンタ62と、駆動クラッチSW(スイッチ)63のみを示し、その他、通常に画像形成装置1を制御するための各部の構成は図示を省略している。
本例のプリンタ1において、画像形成中は、図6(a) に示すように、感光体ドラム7は矢印f方向に回転し、この回転と同一の線速度で現像ローラ13は矢印g方向に回転している。
そして、図6(a) に示すギア列の構成において、平常では駆動クラッチSW63がオフであるため、駆動伝達ギア56は回転しない。しかし、カウンタ62が所定枚数の印刷(以下、印字ともいう)を計数したことをマシンコントロールCPU61に通知したとき、または形成画像に後述するような不具合が発生したとき、マシンコントロールCPU61は駆動クラッチSW63をオンにする。
そうすると、駆動伝達ギア56は感光体ドラム7のドラムギア57に駆動されて矢印h方向に回転し、この駆動伝達ギア56の回転に駆動されて、ローラ部材48のローラ用ギア55が矢印i方向に回転駆動される。
このとき、現像ローラ13表面の回転線速度と、ローラ用ギア55表面の回転線速度が一致するように、ローラ用ギア55、駆動伝達ギア56、及びドラムギア57のギア比が設定されている。
図7(a) 〜(d) は、上記構成の現像装置12の現像器42におけるドクターブレード先端の異物排除の動作を説明する図である。本例のプリンタ1において、通常の印字動作を行っていくと、印字枚数が或る一定枚数を超える。
そのように印字枚数が或る一定枚数を超えると、それまで少しずつ溶融と凝固を繰り返した凝固トナーが、図7(a) に示すように、ドクターブレード45の先端のローラ部材48の表面に異物64として付着するようになる。
ドクターブレード45の先端、つまりローラ部材48の表面に付着した異物64が更に成長してくると、図6(a) 及び図7(a) の矢印gで示す反時計回り方向に回転している現像ローラ13の、ドクターブレード45より回転方向下流側には、異物64の成長した凝固塊に阻害されて、トナーの薄層が形成されなくなる。
このトナーの薄層が形成されない、つまりトナー無しの部分は、現像ローラ13の回転に伴って、現像ローラ13の表面に、現像ローラ13の回転方向に沿って直線状に形成されていく。
このような現像ローラ13表面の回転方向に直線状にトナーの薄層が形成されない部分に対応する感光体ドラム7表面の静電潜像には、現像ローラ13から転移するトナーが無いため、その部分だけ直線状に静電潜像が現像されない。
このように現像が直線状に欠落した感光体ドラム7表面上のトナー像は、中間転写体を介して又は直接に、図7(b) に示す用紙65にそのまま転写される。この転写により、同図の矢印kで示す方向に搬送される用紙65に形成されるトナー画像66には、直線状に欠落した現像部分に対応する白い縦線状の白筋67が発生する。
このような白筋67は、不定期に発生するものではあるが、白筋67が発生する用紙印刷枚数(感光体ドラム7への現像回数)の最小限界値は実験により経験的に判明しているので、その最小限界値よりも少ない用紙印刷枚数をあらかじめ設定し、実際の用紙印刷枚数をカウンタ62で計数して、その計数値があらかじめ設定した用紙印刷枚数に達したとき、図6に示したマシンコントロールCPU61は駆動クラッチSW63をオンにする。
これにより、図6(a) に示したように、駆動伝達ギア56は感光体ドラム7のドラムギア57に駆動されて矢印h方向に回転し、この駆動伝達ギア56の回転に駆動されて、ローラ部材48のローラ用ギア55が矢印i方向(図7(c) でも矢印i方向)に回転駆動される。
これにより、ドクターブレード45の先端のローラ部材48の表面に付着していた凝固塊に成長する前の異物64が、ローラ部材48の回転に伴われて、図7(c) に示すように、ドクターブレード45の内側(図7(c) の右側)から外側に運び出される。
ローラ部材48が更に回転することにより、ドクターブレード45は、保持ブレード49の窪み51の端部により、ローラ部材48上に付着している異物64を矢印jで示すように、ドクターブレード45と現像ローラ13との中間領域に弾き飛ばして、ローラ部材48の表面から付着物としての異物64を除去する。
この時点で、ドクターブレード45の先端、つまりローラ部材48は、それまでの周面とは異なる位置の周面、すなわち、凝固塊に成長する恐れのある異物64が付着していない新しい周面を現像ローラ13に接触させることになる。
これにより、図7(d) に示すように、現像ローラ13の周面上には、白筋67の無い正常なトナーの薄層47´が形成され、感光体ドラム7の静電潜像に即したトナー画像が現像され、高画質な画像が用紙65に転写される。
この後、所定期間、ローラ部材48が回転を継続したのち、マシンコントロールCPU61は駆動クラッチSW63をオフにする。これにより、ローラ部材48は回転を停止する。
このように、本発明の実施例によれば、ドクターブレード45の先端部材となるローラ部材48を、ローラ用ギア55、駆動伝達ギア56、駆動クラッチ58及びドラムギア57から成る駆動系で、ドクターブレード45の動作からは独立に制御して、現像ローラに対するドクターブレードの圧接面を定期的に刷新すると共に、異物の付着があったとしても、その異物を除去するので、白筋の発生しない常に高画質のトナー画像を現像することが可能となる。
また、ドクターブレードの先端部材を定期的に回転させて現像ローラに対する圧接面を定期的に刷新するので、ドクターブレード先端の、同一面の連続した接触による磨耗を防いで、ドクターブレードの寿命を長期化させることができる。
また、溶融点の低いトナーを用いても、白筋の発生しない常に高画質のトナー画像を現像することができるので、トナーに対する耐付着性の向上のために外添剤を付与する必要がなく、外添剤が他の面で持つ悪影響から開放され、トナー設計の自由度が増大する。
同様に、溶融点の低いトナーを用いても、白筋の発生しない常に高画質のトナー画像を現像することができるので、定着器で多大の熱量を消費する必要がなく、経済性が良くなる。
本発明は、白筋の発生しない良質な画像を常に現像することができる現像装置に利用することができる。
1 画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成部
3 中間転写ベルトユニット
4 給紙部
5 両面印刷用搬送ユニット
6(6M、6C、6Y、6K) 画像形成ユニット
7(7m、7c、7y、7k) 感光体ドラム
8 クリーナ
9 帯電ローラ
11 光書込ヘッド
12 現像装置
13 現像ローラ
14 転写ベルト
15 駆動ローラ
16 従動ローラ
17 ベルト位置制御機構
18 一次転写ローラ
19 廃トナー回収容器
21 給紙カセット
22 用紙取出ローラ
23 給送ローラ
24 捌きローラ
25 待機搬送ローラ対
26 二次転写ローラ
27 ベルト式熱定着装置
28 搬出ローラ対
29 排紙トレー
31 排紙ローラ対
32a 開始返送路
32b 中間返送路
32c 終端返送路
33a、33b、33c、33d 返送ローラ対
35 クリーニング部
36 取り込みローラ
37 押圧ローラ
38 上部トナーホッパー
39 下部トナーホッパー
40 トナーカートリッジ
41 外装フレーム
42 現像器
43 ドラムユニット
44 供給ローラ
45 ドクターブレード
46 攪拌部材
47 非磁性一成分現像剤(トナー)
48 ローラ部材
49 保持ブレード
51 窪み
52 ボール部材の中心
53 窪みの先端
54 嵌合部
55 ローラ用ギア
56 駆動伝達ギア
57 ドラムギア
58 駆動クラッチ
60 制御部
61 マシンコントロールCPU(central processing unit)
62 カウンタ
63 駆動クラッチSW(スイッチ)
64 異物(溶融凝固したトナー)
65 記録媒体(用紙)
66 トナー画像
67 付着異物(溶着トナー)

Claims (3)

  1. 少なくとも、非磁性一成分現像剤を収容する現像器と、
    該現像器の下部に配置され、該現像器の前記非磁性一成分現像剤を現像部へ回転搬送し、該現像部において像担持体の静電潜像を前記非磁性一成分現像剤で現像する現像ローラと、
    前記現像器内において前記現像ローラに接し該現像ローラと同一回転方向に回転して該現像ローラの周面に圧摺接しながら該現像ローラに前記非磁性一成分現像剤を供給する現像剤供給ローラと、
    該現像剤供給ローラよりも前記現像ローラの搬送方向下流側に配設され、前記現像ローラに接触して該現像ローラと共に回転可能な形状のローラ部材と該ローラ部材を回転可能に保持する保持ブレードとから成り、前記ローラ部材の一端に固設されたギアを備え、前記現像ローラにより回転搬送される前記非磁性一成分現像剤の層厚を前記ローラ部材により規制するドクターブレードと、
    を備え、
    前記ドクターブレードの前記保持ブレードは、前記ローラ部材が回転することに応じて該ローラ部材の表面に発生する付着物を除去する、
    ことを特徴とする非磁性一成分現像装置。
  2. 前記像担持体への現像回数に基づいて定期的に前記ギアを介して前記ローラ部材を所定の期間回転させる駆動部を有する、ことを特徴とする請求項1記載の非磁性一成分現像装置。
  3. 前記駆動部は、前記ギアと前記像担持体を回転駆動する駆動ギアとの間に介装された駆動伝達ギアと、該駆動伝達ギアと同軸に配置され駆動クラッチと、を備える、ことを特徴とする請求項2記載の非磁性一成分現像装置。
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