JP3387317B2 - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を用いる電
子写真方式の現像方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】現在、実用化されている種々の静電複写
方式の乾式現像方法としては、トナー及び鉄粉等のキャ
リアを用いる二成分現像方式及びキャリアを用いない一
成分トナー現像方式が知られている。この二成分現像方
式においては、トナー粒子がキャリア表面に付着するこ
とによって現像剤が劣化するものであり、また、トナー
のみが消費されて現像剤中のトナーの濃度割合が低下す
るため、トナーとキャリアとの混合割合を一定に保持さ
せる濃度調節機等を必要とすることから現像装置が大型
化するという欠点を有しているが、一成分現像方式で
は、このような問題がなく、現像装置を小型化できる等
の利点がある。 【0003】一成分トナー現像方式には、磁性粉を含有
するトナーを使用した磁性一成分現像方式と非磁性一成
分現像方式とに分類される。その中で、磁性一成分現像
方式は、内部にマグネット等の磁界発生手段を設けた現
像剤担持体を用いた磁性トナーを保持し、現像するもの
で、近年小型プリンター等において数多く実用化されて
いる。しかしながら、使用される磁性トナーはその内部
にマグネタイト等の黒色の磁性体を含むため、カラー化
ができないという欠点がある。一方、非磁性一成分現像
剤方式は、トナーに磁性体を用いないため、カラー化が
可能であり、また、現像剤担持体にマグネットを用いな
いため、より小型化、軽量化及び低コスト化が可能であ
る。 【0004】ところで、一成分現像装置は、トナーを現
像ロールに移送し、現像剤層規制部材により、トナーを
摩擦帯電すると同時に現像剤の層の厚さを規制し、現像
ロール上の薄層状態のトナーを電気的な力によって現像
するものである。この一成分現像方式では、前画像の残
像が現れるゴーストと呼ばれる故障が発生することがあ
る。特に、非磁性一成分現像剤方式においては、トナー
は現像ロールに静電的な力によって付着し、搬送されて
いることから、小粒径のトナーについては、特に規制部
材による規制力が小さく静電的付着力の影響が大きいた
め、摺擦回数を重ねるにつれてトナー層中の小粒径トナ
ーの割合が増大する。また、画像部後の現像ロール表面
は、現像によって常にトナーが消費されてリフレッシュ
されるが、非画像部後の現像ロール上のトナー層は何度
も層規制部材によって摺擦されるため、小粒径トナーが
蓄積される。その結果、画像部後と非画像部後の層中の
小粒径トナーの割合、帯電量及び搬送量が異なり、ゴー
スト現象が発生することになる。 【0005】このゴースト現象を防止するには、未消費
の残留トナーを常に除去する方法が考えられる。例え
ば、現像ロールに、材質がSUSステンレス鋼からなる
スクレーバーまたはゴムブレードを押し付けて残留トナ
ーを除去する方法が考えられるが、この場合には高い除
去率を達成できても、トナーに対する機械的ストレスが
大きいため、トナーの帯電劣化を招くことになる。この
帯電劣化は、特に、非磁性一成分現像方式において帯電
量の適性範囲が狭いことから問題となる。例えば、特開
平6−186835号公報には、供給ロールを定期的に
強い接触圧で現像ロールに押し当て、残留したトナーを
掻き取る方法が提案されているが、この方法では、ゴー
スト現象の防止には常に残留トナーを除去することが必
要となる。また、特開平7−301945号公報には、
供給ロールに凹凸を設け、残留トナーの掻き取りと供給
を同時に行う方法が提案されており、この方法は、確か
に初期的にはゴーストの改善に有効であるが、小粒径ト
ナーを使用した場合には不十分なものである。なぜな
ら、小粒径トナーは、付着力が大きいために掻き取り率
が低下するため、より大きい掻き取りが必要となるから
である。また、低温低湿下において長期に亘って使用す
ると、供給ローラの劣化によりトナーの掻き取り率が低
下して、ゴースト現象が促進され、また、帯電量分布の
2層化に伴う背景部へのカブリという問題が発生する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記した実状に鑑み、その問題点を解決するこ
とを目的としてなされたものである。すなわち、本発明
の第1の目的は、未消費の残留トナーと新しく供給され
るトナーの入れ替りが効率よく行われ、長期に亘りゴー
ストやカブリがなく、安定した画像濃度を得ることがで
きる現像方法を提供することにある。また、本発明の第
2の目的は、長期に亘り高画質を保持できる現像方法を
提供することにある。また、本発明の第3の目的は、長
期に亘り、トナーが各部材に融着することがなく、ま
た、フィルミングを生じることのない現像方法を提供す
ることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題を解決するために種々検討を重ねた結果、現像剤供
給ロールにより、現像ロールに新たな現像剤の供給と現
像に使用されなかった未消費の現像剤の除去とを特定の
割合で行わせることにより、上記の目的を達成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。 【0008】すなわち、本発明の現像方法は、現像剤担
持体に隣接する現像剤供給ロールにより非磁性一成分
像剤担持体上に現像剤を供給し、規制部材により所定の
帯電量及び層厚を有する現像剤層を形成し、潜像担持体
上の潜像を現像する現像方法であって、非磁性一成分現
像剤のトナー粒子として、粗粉側の粒度分布を表す指標
であるD84vol /D50vol が1.3以下であり、微粉側
の粒度分布を表す指標であるD50pop /D16pop が1.
4以下であるものを使用し、現像剤供給ロールの回転方
向と現像剤担持体の回転方向が接触部において逆方向で
あり、現像剤供給ロールと現像剤担持体との接触部の幅
が1.5〜10mmの範囲に設定され、該現像剤供給ロ
ールは、新たな現像剤の供給及び未消費の現像剤の除去
を行うものであり、その現像剤の入れ替り率が85%以
上であることを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の現像
方法に使用される画像形成装置の概略図である。図1に
おいて、1は現像器、2はアジテーター、3は現像剤供
給ロール、4は現像ロール、5は現像剤、6は層規制部
材、7は感光体ドラム、8はロール帯電器である。この
画像形成装置を用いて現像するには、感光体ドラム7と
現像ロール4とを一定の間隔に配置する。また、感光体
ドラム7は、ロール帯電器8で帯電させた後、レーザー
光で露光して静電潜像を形成し、現像ロール4及び現像
剤供給ロール3には電圧を印加して静電潜像を現像する
ものである。 【0010】本発明の現像方法においては、現像剤供給
ロール3は、新たな現像剤の供給及び未消費の現像剤の
除去を行うものであり、かつ、その未消費の現像剤の8
5%以上が新たに供給される現像剤と入れ替ることが必
要であり、好ましくは90%以上である。この現像剤の
入れ替り率が85%未満であると、ゴースト現象が発生
して高品質の画像を得ることはできない。なお、現像剤
(トナー)の入れ替り率は、以下の方法により測定し
た。吸収波長の異なる着色剤を用いる以外は、同一の組
成からなる2種類のトナーA及びトナーBを用意する。
まず、トナーAを現像ロールに付着させ、現像ロール上
以外に存在するトナーAを除去した後、現像剤供給ロー
ルの裏側からトナーBを投入する。次に、現像ロールを
1回転させた後、現像ロール上のトナーAとトナーBの
混合物を採取し、それをトルエンに溶解させ、吸光度分
析によりトナーAとトナーBの割合を算出する方法によ
り行った。 【0011】本発明の現像方法においては、現像時には
現像ロール4の回転方向と現像剤供給ロール3との回転
方向が、接触部において、逆(反対)である。したがっ
て、現像剤の供給と未消費の現像剤の掻き取りとがバラ
ンス良く行われるという利点がある。両ロールの回転方
向が同じであると、トナーの供給が不足するとともに、
現像剤の掻き取り率も低下する。また、現像ロール4と
現像剤供給ロール3との間の接触部の幅(ニップ幅)
は、1.5〜10mmの範囲に設定されている。ニップ
幅が1.5mmより狭いと、特に5μm以下の小粒径ト
ナーの掻き取りが良好に行われないし、一方、10mm
より広いと、トナーに与える機械的ストレスが大きくな
り、帯電劣化を引き起こす。とくに好ましくは、1.5
ないし3mmの範囲である。 【0012】現像剤供給ロール3としては、ウレタンゴ
ム等の発泡材料等で構成されたものが使用でき、そのス
ポンジ層にカーボンブラック等の導電性微粒子を分散さ
せたものでもよい。スポンジ層の硬度としては、15〜
25kgfの範囲であることが好ましい。15kgfよ
り小さいと、常に安定したニップ幅を保持することが難
しく、一方、25kgfより大きいと、トナーに与える
機械的ストレスが大きくなるため、トナーの劣化が生じ
易い。また、現像剤供給ロール3と現像ロール4との周
速度比としては、0.8〜1.5の範囲とすることによ
って、トナーの入れ替り率を85%以上の高率とするこ
とができるとともに、供給と除去とのバランスを良好に
保つことができる。 【0013】トナーの入れ替り率は、現像ロール上のト
ナーの帯電、搬送量、搬送されたトナーの粒径によって
も異なってくる。例えば、トナーは、その摩擦帯電量
(トライボ)が20μc/gより高いと、付着力が大き
くなるために入れ替り率が低下するし、また現像性も低
下する。現像ロール上のトナー層数は、トナーを球形と
仮定し最密充填で近似したとき、下記式によって表され
る。 0.8<16.5×Mt/d<2.0 [式中、Mtは現像ロールの表面単位体積当りのトナー
の重量(単位:mg/cm2 であり、dは現像ロール上
のトナーの体積平均径(単位:μm)である。] 本発明において、現像ロール上には、トナーを球形とし
たときの最密充填で換算した際に、0.8層から2.0
層載っていることが好ましい。0.8層より少ないと入
れ替り率が低下するとともに、適正な現像量を確保する
ことができないし、一方、2.0層より多くても掻き取
り率が低下し、また十分に帯電できないトナーが増加す
るためにカブリやトナーの飛散が生じ易い。また、トナ
ーの粒度分布に関しては、現像ロール上に現れるトナー
の粒度は、当初の粒度より小粒径になる傾向があり、掻
き取られ難い5μm以下の割合が60%より多くなると
入れ替り率が低下することになる。 【0014】本発明に用いる非磁性一成分現像剤は、少
なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤からなる体積平
均粒径が5〜9μmのトナー粒子と流動化剤微粒子とを
含むことが好ましい。トナーの粒度分布は、トナーの入
れ替り率及びそれを用いて形成される画像の画質に大き
な影響を及ぼすものであり、体積平均粒径D50vol とし
ては、5〜9μmの範囲のものが用いられる。D50vol
が5μmより小さいと入れ替り率及び現像性が低下する
し、また、9μmより大きいと画質が低下する。特に、
粗粉側の粒度分布を表す指標であるD84vol /D50vol
の値は、高品質な画質を得るためには1.3以下であ
り、1.25以下であることが好ましい。また、微粉側
の粒度分布を表す指標であるD50pop /D16pop の値
は、トナーの入れ替り率に影響を及ぼすものであって、
1.4以下であり、1.35以下であることが好まし
い。D50pop /D16pop の値が1.4より大きいと、現
像ロール上の小粒径トナーの増加が著しく、入れ替り率
が低くなり、また現像ロールへのフィルミングが増大す
る。特に、低温低湿下における長期に亘る複写時におい
てゴーストの発生及び帯電不良のトナーの増加によるカ
ブリが問題となる。なお、使用するトナーの粒度分布
は、コールターカウンター社製粒度測定器TAII、アパ
ーチャー径100μmを用いて測定した。本発明に用い
るトナーのガラス転移温度Tgは、60〜70℃のもの
であることが好ましく、この場合には、現像ロール、現
像剤供給ロール及びその他の部材に対するフィルミング
を防止することができる。このガラス転移温度Tgは、
DSC法によりピークショルダーになる温度である。 【0015】本発明に用いられる結着樹脂としては、ト
ナー用として従来から使用されている公知の樹脂があげ
られ、具体的には、ポリエステル、ポリスチレン、スチ
レン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタク
リル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル
共重合体等をあげることができる。また、着色剤として
は、公知のものならば如何なるものでも使用することが
でき、着色、電気抵抗制御等の目的で、種々の顔料及び
染料を用いることができる。例えば、カーボンブラッ
ク、ニグロシン等のアジン系染料、サリチル酸クロム錯
体のようなサリチル酸金属錯体、アゾ系金属錯体、マレ
イン酸を単量体の一成分として含む共重合体の如き高分
子酸、4級アンモニウム塩、アニリンブルー、クロムイ
エロー、群青、メチレンブルークロライド、フタロシア
ニンブルー、ローダミン6Gレーキ等を添加することが
できる。また、帯電制御剤としては、4級アンモニウム
塩化合物、その他のトナー粒子の帯電制御に添加されて
いる公知のものが用いられる。具体的には、ニグロシン
系化合物、アルミニウム、鉄、クロム等の錯塩からなる
染料やトリフェニルメタン系顔料等があげられる。さら
に、本発明においては、トナーの耐久性、流動性または
クリーニング性の向上を目的として、シリカ等の無機微
粉末、脂肪酸またはその誘導体及びそれらの金属塩等の
有機化合物微粉末、フッ素樹脂微粉末等を適宜添加する
ことが好ましい。 【0016】本発明に用いる現像剤は、公知の如何なる
方法によっても製造できるが、特に、粉砕方式により製
造したものが好ましい。すなわち、結着樹脂、着色剤及
び帯電制御剤等をニーダーやエクストルーダー等の混練
機を用いて溶融混練し、これを冷却した後、粗粉砕し、
さらに微粉砕して得た微粒子を分級して得たトナー粒子
に、外添剤微粒子を添加混合することにより得る方法を
採用することが好ましい。 【0017】 【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、これらにより本発明が限定されるものではな
い。 (画像形成装置)現像方法に用いる画像形成装置として
は、図1において、感光体ドラム7と現像ロール4とは
200μmの間隔となるように配置した。また、感光体
ドラム7はロール帯電器8で帯電させた後、レーザー光
で露光して静電潜像を形成し、現像ロール4と現像剤供
給ロール3には、交流電圧と直流電圧とを印加して静電
潜像を現像するようにした。シリコーンゴム製の層規制
部材(層形成ブレード)6は、現像ロール4に一定の線
圧で当接させてトナーの薄層を形成した。感光体ドラム
7の周速度は60mm/s、現像ロール3の周速度は9
0mm/sとし、現像剤供給ロールの周速度は現像ロー
ルとのギヤ比によって調整した。現像ロールは、18m
mφのアルミニウム粗管の表面をアルマイト処理し、さ
らにブラスト処理を行って、表面粗さRa値を0.3と
したものを用いた。現像剤供給ロールは、カーボンブラ
ックを内部に分散させた硬度19kgfのウレタンゴム
発泡材を用い、現像ロールとのニツプ幅は現像剤供給ロ
ールの径によって調整した。 【0018】 製造例1−1[トナー1(シアン)の製造] 結着樹脂:コハク酸とビスフェノールAの 93重量部 エチレンオキサイド付加物との縮重合物 (Mw:約10,000、Tg:67℃) 顔料:銅フタロシアニンブルー顔料 4重量部 帯電制御剤:ボントロンE84(オリエント化学工業社製) 3重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.3μm、粗粉側GSDが
1.23、微粉側GSDが1.32のトナー粒子1(シ
アン)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、シ
リコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェルミ
キサーにて混合し、トナー1(シアン)を得た。 【0019】 製造例1−2[トナー1(マゼンタ)の製造] 結着樹脂:コハク酸とビスフェノールAの 93重量部 エチレンオキサイド付加物との縮重合物 (Mw:約10,000、Tg:67℃) 顔料:マゼンタ顔料 4重量部 帯電制御剤:ボントロンE84(オリエント化学工業社製) 3重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.5μm、粗粉側GSDが
1.22、微粉側GSDが1.33のトナー粒子1(マ
ゼンタ)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、
シリコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェル
ミキサーにて混合し、トナー1(マゼンタ)を得た。 【0020】 製造例2−1[トナー2(シアン)の製造] 結着樹脂:コハク酸とビスフェノールAの 96重量部 エチレンオキサイド付加物との縮重合物 (Mw:約10,000、Tg:67℃) 顔料:銅フタロシアニンブルー顔料 4重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.6μm、粗粉側GSDが
1.31、微粉側GSDが1.42のトナー粒子2(シ
アン)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、シ
リコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェルミ
キサーにて混合し、トナー2(シアン)を得た。 【0021】 製造例2−2[トナー2(マゼンタ)の製造] 結着樹脂:コハク酸とビスフェノールAの 96重量部 エチレンオキサイド付加物との縮重合物 (Mw:約10,000、Tg:67℃) 顔料:マゼンタ顔料 4重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.5μm、粗粉側GSDが
1.32、微粉側GSDが1.41のトナー粒子2(マ
ゼンタ)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、
シリコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェル
ミキサーにて混合し、トナー2(マゼンタ)を得た。 【0022】 製造例3−1[トナー3(シアン)の製造] 結着樹脂:スチレン−ブチルアクリレート共重合体 93重量部 (Mw:約35,000、Tg:58℃) 顔料:銅フタロシアニンブルー顔料 4重量部 帯電制御剤:ボントロンE84(オリエント化学工業社製) 3重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.5μm、粗粉側GSDが
1.24、微粉側GSDが1.36のトナー粒子3(シ
アン)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、シ
リコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェルミ
キサーにて混合し、トナー3(シアン)を得た。 【0023】 製造例3−2[トナー3(マゼンタ)の製造] 結着樹脂:スチレン−ブチルアクリレート共重合体 93重量部 (Mw:約35,000、Tg:58℃) 顔料:マゼンタ顔料 4重量部 帯電制御剤:ボントロンE84(オリエント化学工業社製) 3重量部 上記材料をヘンシェルミキサーにより混合した後、これ
をエクストルーダーにより設定温度140℃、スクリュ
ー回転数300rpm、供給スピード150kg/hで
溶融混練した。これを冷却し、粗粉砕した後、ジエット
ミルにて微粉砕し、さらにこの粉砕物を風力分級機にて
分級して体積粒子径D50が8.3μm、粗粉側GSDが
1.21、微粉側GSDが1.37のトナー粒子3(マ
ゼンタ)を得た。得られたトナー粒子100重量部に、
シリコーンオイル処理シリカ0.5重量部をヘンシェル
ミキサーにて混合し、トナー3(マゼンタ)を得た。 【0024】実施例1 トナー1(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールのニツプ幅を1.6mmに取り、現像
ロールと現像剤供給ロールの速度比を1.0とし、上記
した画像形成装置の操作条件において測定したところ、
トナーの入れ替り率は90%であった。トナー1(マゼ
ンタ)を用い、初期画質を評価した後、28℃,85%
RHの高温高湿環境下及び10℃,30%RHの低温低
湿環境下において5000枚のプリントテストを行っ
た。 【0025】実施例2 トナー1(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールのニツプ幅を2.0mmに取り、現像
ロールと現像剤供給ロールの速度比を1.4とし、上記
した画像形成装置の操作条件において測定したところ、
トナーの入れ替り率は92%であった。トナー1(マゼ
ンタ)を用い、実施例1と同様の評価を行った。 【0026】比較例1 トナー1(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールとを線接触(ニツプ幅を0mm)と
し、現像ロールと現像剤供給ロールの速度比を1.0と
し、上記した画像形成装置の操作条件において測定した
ところ、トナーの入れ替り率は42%であった。トナー
1(マゼンタ)を用い、実施例1と同様の評価を行っ
た。 比較例2 トナー1(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールとを1.6mmに取り、現像ロールと
現像剤供給ロールの速度比を0.7とし、上記した画像
形成装置の操作条件において測定したところ、トナーの
入れ替り率は72%であった。トナー1(マゼンタ)を
用い、実施例1と同様の評価を行った。 【0027】比較例3 トナー2(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールとを1.6mmに取り、現像ロールと
現像剤供給ロールの速度比を1.0とし、上記した画像
形成装置の操作条件において測定したところ、トナーの
入れ替り率は70%であった。トナー2(マゼンタ)を
用い、実施例1と同様の評価を行った。 比較例4 トナー3(マゼンタ及びシアン)を用い、現像ロールと
現像剤供給ロールとを1.6mmに取り、現像ロールと
現像剤供給ロールの速度比を1.0とし、上記した画像
形成装置の操作条件で測定したところ、トナーの入れ替
り率は81%であった。トナー3(マゼンタ)を用い、
実施例1と同様の評価を行った。 【0028】上記実施例1〜2及び比較例1〜4の評価
結果を表1に示す。 【表1】 表1中、「ゴースト」、「カブリ」及び「トナー融着」
の評価は、いずれも次のとおりである。 ○:未発生、△:軽微に発生しているが使用可能、×:
使用不可。 【0029】 【発明の効果】本発明の現像方法は、現像剤供給ロール
が、非磁性一成分現像剤を供給するとともに未消費の現
像剤を除去する働きを有し、未消費の現像剤と新しく供
給される現像剤との入れ替りが常に85%以上である
ことにより、常に現像ロール上に微粉が蓄積されること
がないため、帯電量、搬送量が安定しており、ゴースト
の発生がなく、長期に亘る使用においても安定した高画
質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明及び従来の現像方法を実施するために
用いる画像形成装置の概略構成図である。 【符号の説明】 1…現像器、2…アジテータ、3…現像剤供給ロール、
4…現像ロール、5…現像剤、6…現像剤層規制部材
(ブレード)、7…感光体ドラム、8…ロール帯電器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 宏太郎 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 内田 正博 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−84570(JP,A) 特開 平4−43379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 15/08 501 G03G 15/08 507

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 現像剤担持体に隣接する現像剤供給ロー
    ルにより現像剤担持体上に非磁性一成分現像剤を供給
    し、規制部材により所定の帯電量及び層厚を有する現像
    剤層を形成し、潜像担持体上の潜像を現像する現像方法
    において、非磁性一成分現像剤のトナー粒子として、粗
    粉側の粒度分布を表す指標であるD84vol /D50vol が
    1.3以下であり、微粉側の粒度分布を表す指標である
    D50pop/D16pop が1.4以下であるものを使用し、
    現像剤供給ロールの回転方向と現像剤担持体の回転方向
    が接触部において逆方向であり、現像剤供給ロールと現
    像剤担持体との接触部の幅が1.5〜10mmの範囲に
    設定され、該現像剤供給ロールは、新たな現像剤の供給
    及び未消費の現像剤の除去を行うものであり、その現像
    剤の入れ替り率が85%以上であることを特徴とする現
    像方法。
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