JPH10226306A - 側突用エアバッグ装置のセンサー取付構造 - Google Patents

側突用エアバッグ装置のセンサー取付構造

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JPH10226306A
JPH10226306A JP9029294A JP2929497A JPH10226306A JP H10226306 A JPH10226306 A JP H10226306A JP 9029294 A JP9029294 A JP 9029294A JP 2929497 A JP2929497 A JP 2929497A JP H10226306 A JPH10226306 A JP H10226306A
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JP
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opening
bracket
pillar
sensor
center pillar
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JP9029294A
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Tomonori Masuda
朋典 益田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い位置の溶接ボルトのまま、センサーを低
い位置に取付けることができる側突用エアバッグ装置の
センサー取付構造を提供する。 【解決手段】 センタピラー1のピラーインナ3の下端
部付近に開口部10を形成し、センタピラー1内の開口
部上縁付近高さに溶接ボルト6を設定し、該溶接ボルト
6に上端部23が取付けられ且つ開口部下縁付近の部位
に下端部26が取付けられたブラケット21により、セ
ンサー20を開口部の下縁付近高さに取付けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は側突用エアバッグ
装置のセンサー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】側方からの衝突に対してエアバッグを展
開して乗員を保護する側突用エアバッグ装置がある(類
似技術として、特開平4−50052号公報参照)。こ
の種の側突用エアバッグ装置は、エアバッグをドアと乗
員の間で展開させるべく、ドアやシートに備え付けられ
ている。そして、車体には側方衝突を検知して、エアバ
ッグ装置へ信号を伝達するためのセンサーが車体の側部
に複数設けられている。そのうちの1つは、センタピラ
ー内に設けられている。
【0003】また、センタピラー内に設けられるセンサ
ーは、センタピラー内に設定した溶接ボルトに対して直
接取付けられる。すなわち、ピラーインナに形成した開
口部からセンサーをセンタピラー内に入れ、センサーの
取付孔を溶接ボルトに挿入してぶら下げ状態で仮止めし
た後、ナットにより工具を用いて最終的に固定する。こ
のように溶接ボルトは、センサーの取付孔を通して仮止
めする役目もするため、センタピラー内への突出量は大
きく確保されている。
【0004】ピラーインナに形成された開口部はセンサ
ーをセンタピラー内に入れるためのものだけでなく、セ
ンタピラーを組み立てる場合の接合作業のためにも利用
される。例えば、この開口部内に溶接ガンを挿入し、開
口部の下方にあるピラーインナの下端部とシルインナの
上端部とを溶接する場合にも利用される。そのため、突
出量の大きい前記溶接ボルトは開口部内に挿入した溶接
ガンの邪魔になるため、邪魔にならない開口部の上縁付
近まで設定位置を高めておく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、溶接ボルトの設定位置を開
口部の上縁付近まで高くする必要があるため、この溶接
ボルトに対して取付けられるセンサーの位置も必然的に
高くなる。センサーの位置は高くなればなるほど、セン
サーの取付剛性が低下してガタつき易くなるため、ドア
の急閉時等による衝撃により誤差動しないように、溶接
ボルトが取付けられる部材の板厚を全体的に上げて溶接
ボルト(センサー)の取付剛性を高めている。従って、
板厚を上げた分、センタピラーを製造する場合のプレス
成形性及び接合作業性の面で不利となり、車体重量の大
幅な増加も招くことになる。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、高い位置の溶接ボルトのまま、
センサーを低い位置に取付けることができる側突用エア
バッグ装置のセンサー取付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
センタピラーのピラーインナの下端部付近に開口部を形
成し、センタピラー内の開口部上縁付近高さに溶接ボル
トを設定し、該溶接ボルトに上端部が取付けられ且つ開
口部下縁付近の部位に下端部が取付けられたブラケット
により、センサーをセンタピラー内であって開口部の下
縁付近高さに取付けたものである。
【0008】請求項1記載の発明によれば、溶接ボルト
の設定位置が従来通り開口部の上縁付近高さのままなの
で、センタピラーの組立のために、開口部内に溶接ガン
等を挿入しても、それが溶接ボルトに当たることはな
い。従って、センタピラーの組立作業が容易である。
【0009】そして、このような高い位置の溶接ボルト
を設定したものでありながら、上端部が溶接ボルトに取
付けられ且つ下端部が開口部の下縁付近高さに取付けら
れたブラケットを利用して、センサーをセンタピラー内
に取付ける構造になっているため、該センサーの取付位
置の自由度が高まり、センサーを開口部の下縁付近高さ
まで下げて取付けることが可能になる。従って、センサ
ーの取付け位置が高かった従来のように、溶接ボルトを
設定する部材の板厚を全体的に上げる必要がなく、セン
タピラーを製造する場合のプレス成形性及び接合作業性
が向上し、車体重量が大幅に増加することもない。
【0010】請求項2記載の発明は、ピラーアウタとピ
ラーインナとを接合して形成したセンタピラー内に、ア
ウタピラー側に位置するレインフォースを設け、且つピ
ラーインナの下端部付近に開口部を形成し、該開口部を
利用してピラーインナの下端部をシルインナの上端部を
接合し、ピラーインナの開口部に該開口部からセンタピ
ラー内に挿入されるリトラクタが固定されたベースプレ
ートを取付けると共に、センタピラー内のレインフォー
スに開口部上縁付近高さに位置する溶接ボルトを設定
し、該溶接ボルトを利用してエアバッグ装置のセンサー
をセンタピラー内に取付ける側突用エアバッグ装置のセ
ンサー取付構造であって、前記溶接ボルトに上端部が取
付けられ且つシルインナに下端部が取付けられたブラケ
ットを設け、該ブラケットによりセンサーをピラーイン
ナの開口部下縁付近高さに取付けたものである。
【0011】請求項2記載の発明によれば、ブラケット
の上端部が高剛性のレインフォースに設定された溶接ボ
ルトに取付けられ、下端部が高剛性のシルインナに取付
けられているため、ブラケットの取付剛性が十分に向上
する。従って、このブラケットに取付けられるセンサー
の取付剛性も向上し、ドア急閉時の衝撃等による誤差動
を防止する。
【0012】請求項3記載の発明は、ブラケットが、溶
接ボルトに取付けられた上端部と、該上端部からレイン
フォースに沿って開口部の下縁付近まで下方へ延びる縦
面部と、該縦面部の下端から開口部の外側まで延びる横
面部と、横面部の端部から下向きに曲折された下端部
と、から成る概略クランク形状を有しており、センサー
が前記横面部と縦面部の角部に取付けられている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、ブラケット
が、上端部、縦面部、横面部、下端部とから成る概略ク
ランク形状をしており、センサーが横面部と縦面部の角
部に取付けられるため、センサーの底面と側面の二面が
ブラケットに当接支持されて、該センサーの取付状態が
安定する。また、ブラケットの下端部が開口部の外側に
出ているため、該下端部の取付作業が容易である。
【0014】請求項4記載の発明は、ブラケットの横面
部と下端部との角部にビードが形成されている。
【0015】請求項4記載の発明によれば、ブラケット
の横面部と下端部との角部にビードが形成されているた
め、横面部と下端部との曲がりが防止され、ブラケット
の剛性が向上して、センサーの取付剛性が更に高まる。
【0016】請求項5記載の発明は、ブラケットの横面
部と縦面部の角部に、センサーの両側を覆うフランジを
形成したものである。
【0017】請求項5記載の発明によれば、ブラケット
の角部に形成したフランジにより、センタピラー内に侵
入した水がセンサーにかかるのを防止できるため、セン
サーの水密性を高めることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、横面部の両端が、
レインフォース及びベースプレートに各々当接又は近接
している。
【0019】請求項6記載の発明によれば、センタピラ
ーのピラーアウタ側から荷重が加わった場合に、横面部
が「つっぱり」となって、荷重に対する反力を生じさ
せ、ピラーアウタの変形を抑制する。
【0020】請求項7記載の発明は、ブラケットの下端
部とベースプレートの下端部を、シルインナに対して共
締めする。
【0021】請求項7記載の発明によれば、リトラクタ
を一体化したベースプレートと、ピラーアウタとが、ブ
ラケットを介して連結された状態になるため、ベースプ
レートの取付剛性が高まり、重量物であるリトラクタの
慣性移動(ガタつき)が防止される。
【0022】請求項8記載の発明は、シルインナにフロ
アを接続し、該フロアのシルインナ近くにシートベルト
アンカを取付けた。
【0023】請求項8記載の発明によれば、シートベル
トアンカがシルインナ近くのフロアに取付けられてお
り、且つそのシルインナがブラケットを介してピラーア
ウタと連結されているため、シートベルトアンカの取付
剛性が高まり、シートベルトによる乗員拘束性能が向上
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図3に基づいて説明する。尚、図1はブラケッ
トの全体形状を表すため、ブラケット以外を想像線等で
図示し、図2・図3はその他の構造も付加してその断面
構造を実線で図示したものである。
【0025】センタピラー1はピラーアウタ2とピラー
インナ3とを接合して形成した中空構造をしている。セ
ンタピラー1内にはピラーアウタ2側にレインフォース
4が接合されている。このレインフォース4の下部には
第一面5aと第二面5bをもつエンボス部5が形成され
ている。エンボス部5の第一面5aにはセンタピラー1
の内部側へ大きく突出した溶接ボルト6が設けられてい
る。
【0026】ピラーインナ3の下方には、断面ハット形
状のシルインナ本体7と、平板状のクロージングプレー
ト8から成るシルインナ9が前後方向に沿って配されて
おり、前記レインフォース4及びピラーアウタ2の下端
部はこのシルインナ9の下端部に接合されている。ま
た、ピラーインナ3の下端部はこのシルインナ9の上端
部に接合され、該ピラーインナ3の下端部付近には開口
部10が形成されている。更に、シルインナ本体7の上
部には裏側に溶接ナット11も設けられている。尚、ピ
ラーインナ3の開口部10の左右両側にも図示せぬ溶接
ナットが設けられている。
【0027】12はリトラクタで、シートベルト13を
巻取る装置である。このリトラクタ12はカバー14に
覆われた状態で、ベースプレート15に取付けられてい
る。ベースプレート15はリトラクタ12を開口部10
内に挿入する状態で、開口部10に対して取付けられる
もので、その下端部と左右両側がボルト16により前記
溶接ナット11に対して締結される(尚、左右両側のボ
ルトは図示省略)。また、ベースプレート15の上部に
は部分的に曲折した爪15aが設けられており、この爪
15aをピラーインナ3の対応位置に形成されたスリッ
ト3a内へ係合している。この爪15aとスリット3a
の係合はベースプレート15をピラーインナ3に対して
仮止めするための構造である。
【0028】リトラクタ12内に巻取られるシートベル
ト13はカバー14の挿通孔14aから上方へ出て、ピ
ラーインナ3の上部に形成された図示せぬ取出口から車
室内Rに導かれる。センタピラー1の車室内R側には樹
脂製のガーニッシュ17が設けられており、その下端部
内には、シートベルトアンカ18が設けられていて、前
記車室内R側に取り出されたシートベルト13の端末は
挿通孔17aから内部に入り前記シートベルトアンカ1
8に固定される。シートベルトアンカ18はシルインナ
9に接合されたフロア19に取付けられており、シート
ベルトアンカ18自体がシルインナ9に近接した位置に
ある。
【0029】そして、センタピラー1内には、リトラク
タ12の他に、側突用エアバッグ装置のセンサー20を
支持するためのブラケット21が取付けられている。こ
のブラケット21は、溶接ボルト6にナット22で取付
けられた上端部23と、該上端部23からレインフォー
ス4のエンボス部5に沿って開口部10の下縁付近まで
下方へ延びる縦面部24と、該縦面部24の下端から開
口部10の外側へ延びる横面部25と、横面部25の端
部から下向きに曲折されてボルト16により前記ベース
プレート15の下端部と共にシルインナ9の溶接ナット
11に対して共締めされる下端部26と、から成る概略
クランク形状をしている。
【0030】ブラケット21の下端部26と横面部25
との角部にはビード27が形成されており、横面部25
と下端部26との曲がりが防止され、ブラケット21の
剛性が向上する。
【0031】センサー20はブラケット21の横面部2
5と縦面部24との角部に取付けられている。センサー
20はブラケット21に予め取付けられており、センサ
ー20の底面と側面の二面がブラケット21に各々当接
支持されるため、該センサー20の取付状態が安定す
る。
【0032】また、この横面部25と縦面部24の角部
には、センサー20の両側を覆う一対のフランジ28も
形成されている。ブラケット21の横面部25は、エン
ボス部5の第二面5bと、ベースプレート15との間に
相当する長さを有し、前述のようにして取付けた状態に
おいて、横面部25の両端はそれぞれレインフォース4
及びベースプレート15に対して当接(近接状態でも
可)している。
【0033】次に、この実施形態の優れている点を説明
する。
【0034】センタピラー1の組立作業性:溶接ボルト
6の設定位置が従来通り開口部10の上縁付近高さのま
まなので、開口部10内に溶接ガンGを挿入して、ピラ
ーインナ3の下端部と、シルインナ9の上端部とを溶接
する場合も、溶接ガンGが溶接ボルト6に当たらず、セ
ンタピラー1を組み立てる作業が行い易い。図3中の溶
接ボルト6′は参考として低い位置の溶接ボルトを示し
たものであるが、このような低い溶接ボルト6′は、溶
接ガンGと当たり、溶接作業の邪魔になる。
【0035】センサー20の低位置化:そして、このよ
うな高い位置の溶接ボルト6を設定したものでありなが
ら、上端部23が溶接ボルト6に取付けられ且つ下端部
26がシルインナ9に取付けられたブラケット21を利
用して、センサー20をセンタピラー1内に取付ける構
造のため、該センサー20の取付位置の自由度が高ま
り、センサー20を開口部10の下縁付近高さに取付け
ることが可能になる。従って、センサー20の取付け位
置が高かった従来のように、溶接ボルト6を設定する部
材(レインフォース4)の板厚を全体的に上げる必要が
なくなるため、レインフォース4を製造する場合のプレ
ス成形性及び接合作業性が向上し、車体重量が大幅に増
加することもない。
【0036】ブラケット21の取付け作業性:溶接ボル
ト6のセンタピラー1内への突出量が従来通り大きいた
め、ブラケット21の上端部23を引っ掛けて仮止めす
ることができる。そして、ブラケット21の下端部26
が開口部10の外側に出ているため、ベースプレート1
5の下端部と、シルインナ9に対して共締めする作業が
容易である。また、共締めする構造のため、ベースプレ
ート15とブラケット21の下端部26とを別々に取付
ける場合に比べて作業が容易である。
【0037】センサー20の水密性:車両走行時におけ
る水はねや、洗車時における水の噴射により、センタピ
ラー1内に水が侵入することも場合によってはあり得る
が、このような水の侵入があっても、フランジ28によ
りセンサー20の被水防止を図り、センサー20の水密
性を確保することができる。
【0038】センタピラー1の変形防止性能:車両の側
面衝突等により、センタピラー1のピラーアウタ2側か
ら荷重Fが加わった場合にも、横面部25が「つっぱ
り」となって、荷重Fに対する反力を生じさせ、ピラー
アウタ2の変形を抑制する。尚、ブラケット21にフラ
ンジやビード部を設けることにより、ブラケット21の
強度を変更し、荷重Fに対する反力を任意に設定するこ
とができる。
【0039】リトラクタ12のガタつき防止 リトラクタ12を一体化したベースプレート15と、ピ
ラーアウタ2とが、ブラケット21を介して連結された
状態になるため、ベースプレート15の取付剛性が高ま
り、重量物であるリトラクタ12の慣性移動(ガタつ
き)が防止される。
【0040】シートベルトアンカ18の取付剛性向上:
シートベルトアンカ18がシルインナ9近くのフロア1
9に取付けられており、且つそのシルインナ9がブラケ
ット21を介してピラーアウタ2と連結されているた
め、シートベルトアンカ18の取付剛性が高まり、シー
トベルト13による乗員拘束性能が向上する。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、溶接ボル
トの設定位置が従来通り開口部の上縁付近高さのままな
ので、センタピラーの組立のために、開口部内に溶接ガ
ン等を挿入しても、それが溶接ボルトに当たることはな
い。従って、センタピラーの組立作業が容易である。
【0042】そして、このような高い位置の溶接ボルト
を設定したものでありながら、上端部が溶接ボルトに取
付けられ且つ下端部が開口部の下縁付近高さに取付けら
れたブラケットを利用して、センサーをセンタピラー内
に取付ける構造になっているため、該センサーの取付位
置の自由度が高まり、センサーを開口部の下縁付近高さ
まで下げて取付けることが可能になる。従って、センサ
ーの取付け位置が高かった従来のように、溶接ボルトを
設定する部材の板厚を全体的に上げる必要がなく、セン
タピラーを製造する場合のプレス成形性及び接合作業性
が向上し、車体重量が大幅に増加することもない。
【0043】請求項2記載の発明によれば、ブラケット
の上端部が高剛性のレインフォースに設定された溶接ボ
ルトに取付けられ、下端部が高剛性のシルインナに取付
けられているため、ブラケットの取付剛性が十分に向上
する。従って、このブラケットに取付けられるセンサー
の取付剛性も向上し、ドア急閉時の衝撃等による誤差動
を防止する。
【0044】請求項3記載の発明によれば、ブラケット
が、上端部、縦面部、横面部、下端部とから成る概略ク
ランク形状をしており、センサーが横面部と縦面部の角
部に取付けられるため、センサーの底面と側面の二面が
ブラケットに当接支持されて、該センサーの取付状態が
安定する。また、ブラケットの下端部が開口部の外側に
出ているため、該下端部の取付作業が容易である。
【0045】請求項4記載の発明によれば、ブラケット
の横面部と下端部との角部にビードが形成されているた
め、横面部と下端部との曲がりが防止され、ブラケット
の剛性が向上して、センサーの取付剛性が更に高まる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、ブラケット
の角部に形成したフランジにより、センタピラー内に侵
入した水がセンサーにかかるのを防止できるため、セン
サーの水密性を高めることができる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、センタピラ
ーのピラーアウタ側から荷重が加わった場合に、横面部
が「つっぱり」となって、荷重に対する反力を生じさ
せ、ピラーアウタの変形を抑制する。
【0048】請求項7記載の発明によれば、リトラクタ
を一体化したベースプレートと、ピラーアウタとが、ブ
ラケットを介して連結された状態になるため、ベースプ
レートの取付剛性が高まり、重量物であるリトラクタの
慣性移動(ガタつき)が防止される。
【0049】請求項8記載の発明によれば、シートベル
トアンカがシルインナ近くのフロアに取付けられてお
り、且つそのシルインナがブラケットを介してピラーア
ウタと連結されているため、シートベルトアンカの取付
剛性が高まり、シートベルトによる乗員拘束性能が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るセンサー取付構造を
示すセンタピラー部分の斜視図。
【図2】センタピラーの構造を示す断面図。
【図3】溶接ガンによる溶接作業状態を示すセンタピラ
ーの断面図。
【符号の説明】
1 センタピラー 2 ピラーアウタ 3 ピラーインナ 4 レインフォース 6 溶接ボルト 9 シルインナ 10 開口部 12 リトラクタ 15 ベースプレート 18 シートベルトアンカ 20 センサー 21 ブラケット 23 上端部 24 縦面部 25 横面部 26 下端部 27 ビード 28 フランジ R 車室内 G 溶接ガン F 荷重

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタピラーのピラーインナの下端部付
    近に開口部を形成し、センタピラー内の開口部上縁付近
    高さに溶接ボルトを設定し、該溶接ボルトに上端部が取
    付けられ且つ開口部下縁付近の部位に下端部が取付けら
    れたブラケットにより、センサーをセンタピラー内であ
    って開口部の下縁付近高さに取付けたことを特徴とする
    側突用エアバッグ装置のセンサー取付構造。
  2. 【請求項2】 ピラーアウタとピラーインナとを接合し
    て形成したセンタピラー内に、アウタピラー側に位置す
    るレインフォースを設け、且つピラーインナの下端部付
    近に開口部を形成し、該開口部を利用してピラーインナ
    の下端部をシルインナの上端部を接合し、ピラーインナ
    の開口部に該開口部からセンタピラー内に挿入されるリ
    トラクタが固定されたベースプレートを取付けると共
    に、センタピラー内のレインフォースに開口部上縁付近
    高さに位置する溶接ボルトを設定し、該溶接ボルトを利
    用してエアバッグ装置のセンサーをセンタピラー内に取
    付ける側突用エアバッグ装置のセンサー取付構造であっ
    て、 前記溶接ボルトに上端部が取付けられ且つシルインナに
    下端部が取付けられたブラケットを設け、該ブラケット
    によりセンサーをピラーインナの開口部下縁付近高さに
    取付けたことを特徴とする側突用エアバッグ装置のセン
    サー取付構造。
  3. 【請求項3】 ブラケットが、溶接ボルトに取付けられ
    た上端部と、該上端部からレインフォースに沿って開口
    部の下縁付近まで下方へ延びる縦面部と、該縦面部の下
    端から開口部の外側まで延びる横面部と、横面部の端部
    から下向きに曲折された下端部と、から成る概略クラン
    ク形状を有しており、センサーが前記横面部と縦面部の
    角部に取付けられている請求項2記載の側突用エアバッ
    グ装置のセンサー取付構造。
  4. 【請求項4】 ブラケットの横面部と下端部との角部に
    ビードが形成されている請求項3記載の側突用エアバッ
    グ装置のセンサー取付構造。
  5. 【請求項5】 ブラケットの横面部と縦面部の角部に、
    センサーの両側を覆うフランジを形成した請求項3又は
    請求項4記載の側突用エアバッグ装置のセンサー取付構
    造。
  6. 【請求項6】 横面部の両端が、レインフォース及びベ
    ースプレートに各々当接又は近接している請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の側突用エアバッグ装置のセンサ
    ー取付構造。
  7. 【請求項7】 ブラケットの下端部とベースプレートの
    下端部を、シルインナに対して共締めする請求項2〜6
    のいずれか1項に記載の側突用エアバッグ装置のセンサ
    ー取付構造。
  8. 【請求項8】 シルインナにフロアを接続し、該フロア
    のシルインナ近くにシートベルトアンカを取付けた請求
    項2〜7のいずれか1項に記載の側突用エアバッグ装置
    のセンサー取付構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149552A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hino Motors Ltd シートベルト用ピラー構造
JP2016199257A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 トヨタ自動車株式会社 周辺情報検出センサの配設構造
JP2018138445A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP2019014326A (ja) * 2017-07-05 2019-01-31 本田技研工業株式会社 車体側部構造

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