JPH10224217A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JPH10224217A
JPH10224217A JP9035713A JP3571397A JPH10224217A JP H10224217 A JPH10224217 A JP H10224217A JP 9035713 A JP9035713 A JP 9035713A JP 3571397 A JP3571397 A JP 3571397A JP H10224217 A JPH10224217 A JP H10224217A
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frequency
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oscillator
mixer
frequency synthesizer
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Osamu Yamashita
治 山下
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧制御発振器の発信周波数帯域とは異なる周
波数帯域の出力を、周波数シンセサイザに接続されてい
る基準発振器の持つ高精度の周波数偏差の範囲内で得
る。 【解決手段】周波数シンセサイザから電圧制御発振器1
05の出力信号を直接出力する場合には、スイッチ11
1を解放にする。周波数シンセサイザから電圧制御発振
器105の出力周波数とは異なる周波数の出力信号を出
力する場合には、スイッチ111を導通状態とし、ロー
カル発振器112の出力を混合器106に加え、混合器
106から、電圧制御発振器105の発信周波数とロー
カル発振器112の発信周波数とをミックスアップ又は
ミックスダウンされた周波数の出力信号を得、これを周
波数シンセサイザ出力とする。ローカル発振器112は
PLLループ内に組み込まれているので、ローカル発振
器112の周波数偏差の影響を受けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数シンセサイ
ザに関し、特に、複数の周波数帯の発振を行うのに好適
なデジタルPLLを用いた周波数シンセサイザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−49320号公報に記
載されているような周波数シンセサイザが知られてい
る。図2は、前記公報に記載されている周波数シンセサ
イザのブロック図である。図2において、基準発振器1
01の出力は、固定分周器102により基準周波数fr
に分周され、位相比較器103に入力される。一方、電
圧制御発振器105の出力fVCOは二分岐され、一方は
可変分周器201、位相比較器103及び低域フィルタ
(LPF)104を介して電圧制御発振器105に帰還
されてフェーズロックループ(PLL)を構成し、他方
は、固定分周器202により分周され、低域フィルタ
(LPF)203を介して混合器106に入力される。
混合器106によりローカル発振器113の出力周波数
とミックスアップされた信号は、帯域フィルタ(BP
F)204を介してシンセサイザ出力として出力端子1
14より外部に出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の周波数シン
セサイザにおいて、複数の周波数帯の信号を出力させる
には、電圧制御発振器105の発振周波数範囲を、前記
複数の周波数帯をカバーし得るように構成するか、又
は、ローカル発振器113を、発振周波数の異なる複数
の発振器によって構成し、それらを切り換え接続するこ
とにより前記複数の周波数帯の信号を出力することが考
えられるが、電圧制御発振器の発振周波数可変域は、そ
こに使用されているバラクタダイオードである程度決ま
ってしまい、単一の電圧制御発振器によって複数の周波
数帯域にまたがるような可変域を実現することは困難で
ある。また、PLLの出力に新たなローカル発振器11
3を設けた場合には、基準発振器101の持つ周波数偏
差に、この新たなローカル発振器113の周波数偏差が
加わり、総合の周波数偏差が大きくなって、周波数シン
セサイザの出力の周波数精度を高めることが困難であ
る。
【0004】本発明は、複数の出力周波数帯域を持ちな
がら、その出力周波数の精度は、PLLに接続されてい
る基準発振器の持つ周波数偏差と同等であるような周波
数シンセサイザを実現することをその目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数シンセサ
イザは、フェーズロックループ(PLL)内に電圧制御
発振器の発振周波数を周波数変換する混合器を挿入し、
該混合器の出力をシンセサイザの出力とするものであ
る。そして、この混合器に、周波数ミックス用のローカ
ル発振器と、このローカル発振器と混合器との間の接続
をON/OFFするスイッチを設け、該スイッチのON
/OFFに応じて複数の周波数帯域の信号を切り換え出
力するものである。また、位相比較器には、該位相比較
器のゲインを切り換えるための複数の抵抗と、該複数の
抵抗を切り換えて電源端子に接続する切り換えスイッチ
を接続する。
【0006】複数の周波数帯域間の切り換えは、前記電
圧制御発振器の出力と前記ローカル発振器の出力とを、
前記混合器によってミキシングして出力するかあるいは
ミキシングせずに前記電圧制御発振器の出力をそのまま
出力するか、前記スイッチのON/OFFの切り換えを
選択することにより行う。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
すブロック図である。図1において、基準発振器101
の出力は、固定分周器102によって基準周波数frに
分周されて位相比較器103に入力される。位相比較器
の出力は低域フィルタ(LPF)104を介して電圧制
御発振器105に制御電圧として入力される。電圧制御
発振器105から出力される周波数fVCOの信号は混合
器106の一方の入力端子に入力され、混合器106の
出力がシンセサイザ出力として外部に出力される。混合
器106の出力はまたパルススワローカウンタ等からな
る可変分周器107を介して前記位相比較器103にフ
ィードバックされており、フェーズロックループ(PL
L)が形成されている。混合器106の他方の入力端子
にはスイッチ111を介して発振周波数fBのローカル
発振器112が接続されている。また、位相比較器10
3と電源端子114の間に、抵抗器108、109と切
り換えスイッチ110が接続されており、切り換えスイ
ッチ110によって抵抗器108、109と電源端子1
14との間の接続を切り換えることにより、位相比較器
103のゲインが切り換えられるようになっている。切
り換えスイッチ110とスイッチ111は、スイッチ制
御入力端子115に入力される切り換え信号によって連
動して切り換えられる。
【0008】次に、その動作を図1を参照して説明す
る。本周波数シンセサイザから低周波数帯の信号fL
出力させるときは、スイッチ111を解放し、電圧制御
発振器105の出力周波数fVCOを混合器106を介し
て直接出力させる。このとき、可変分周器107の分周
比NLは、NL=fL/fr=fVCO/frとなるように設
定される。また、本周波数シンセサイザから高周波帯域
の信号fHを出力させるときは、スイッチ111を導通
状態とし、ローカル発振器112の出力を混合器106
に加える。混合器106からは、電圧制御発振器105
の発振周波数fVCOとローカル発振器112の出力周波数
Bとを混合した周波数fH=fVCO+fBが出力される。
このとき、可変分周器107の分周比NHはNH=fH
fr=(fVCO+fB)/frとなるように設定される。
【0009】フェーズロックループ(PLL)の総合ル
ープゲインは、可変分周器の分周比を変化させるとそれ
に応じて変化する。そこで、位相比較器103と電源端
子114の間に接続されている抵抗器108と109と
を切り換えスイッチ110によって切り換えることによ
り、位相比較器103のゲインを出力周波数帯域の切り
換えと連動して切り換え、それによって、前記可変分周
器107の分周比が変化することによって生ずるPLL
総合ゲインの変化を補償するようにしている。
【0010】なお、混合器106として、アップコンバ
ータタイプのものを用いていることを前提として説明し
たが、混合器106として、ダウンコンバータタイプの
ものを用いてもよいことはいうまでもない。その場合、
周波数シンセサイザから出力される低周波数帯域の信号
と高周波数帯域の信号の選定は、電圧制御発振器105
の出力周波数fVCOとローカル発振器112の出力周波
数fBの差の周波数と、電圧制御発振器105の出力周
波数fVCOとの間の大小関係に応じて適宜選定すること
ができる。
【0011】また、上記の実施の形態においては、低周
波数帯域の信号と高周波数帯域の信号とを切り換えて出
力できるように構成しているが、本発明は、既存の電圧
制御発振器を用いてより高い周波数帯域あるいはより低
い周波数帯域に変換した信号を単独で出力する周波数シ
ンセサイザに適用してもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の周波数シンセサイザは、フェー
ズロックループを構成する電圧制御発振器と可変分周器
との間に接続された混合器と、該混合器に接続されたロ
ーカル発振器を備え、前記混合器において前記電圧制御
発振器の発振周波数と前記ローカル発振器の発振周波数
を混合することによりミックスアップあるいはミックス
ダウンされた周波数信号を得ているので、前記電圧制御
発振器の発振周波数帯域とは異なる周波数帯域の出力
を、周波数シンセサイザに接続されている基準発振器の
持つ高精度の周波数偏差の範囲内で得ることができる。
【0013】また、前記混合器と前記ローカル発振器と
の間にスイッチが設けられているので、複数の周波数帯
域にまたがって高精度の周波数シンセサイザ出力を得る
ことができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 基準発振器 102,202 固定分周器 103 位相比較器 104,203 低域フィルタ 105 電圧制御発振器 106 混合器 107,201 可変分周器 108,109 抵抗器 110 切り換えスイッチ 111 スイッチ 112 ローカル発振器 113 出力端子 114 電源端子 115 スイッチ切り換え信号入力端子 204 帯域フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準発振器と、電圧制御発振器と、ローカ
    ル周波数を発生するローカル発振器と、前記電圧制御発
    振器の出力と前記ローカル発振器の出力とを混合して周
    波数シンセサイザ信号として出力する混合器と、該混合
    器の出力を分周する可変分周器と、該可変分周器の出力
    と前記基準発振器から得られる基準周波数信号とを比較
    し、両者の位相差を位相誤差信号として出力する位相比
    較器と、該位相比較器から出力される位相誤差信号に基
    づいて前記電圧制御発振器の発振周波数を制御すること
    を特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】前記ローカル発振器と前記混合器の間にス
    イッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の周波数
    シンセサイザ。
  3. 【請求項3】前記位相比較器のゲインを切り換える手段
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の周波数シ
    ンセサイザ。
  4. 【請求項4】前記周波数シンセサイザは、前記ローカル
    発振器と前記混合器との間に接続されたスイッチと、前
    記位相比較器のゲインを切り換える手段を有し、前記ス
    イッチと前記ゲインを切り換える手段は、同一の切り換
    え信号によって切り換え制御されていることを特徴とす
    る請求項1記載の周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】前記位相比較器のゲインを切り換える手段
    は、前記位相比較器と電源端子との間に接続された複数
    の抵抗器と切り換えスイッチからなり、前記切り換えス
    イッチにより前記複数の抵抗器のうちの一つを選択する
    ことによりゲインを切り換えることを特徴とする請求項
    3〜4記載の周波数シンセサイザ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003103147A1 (en) * 2002-05-02 2003-12-11 Xytrans, Inc. High frequency signal source using dielectric resonator oscillator circuit
JP2004356801A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Mitsubishi Electric Corp マルチバンド発振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003103147A1 (en) * 2002-05-02 2003-12-11 Xytrans, Inc. High frequency signal source using dielectric resonator oscillator circuit
JP2004356801A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Mitsubishi Electric Corp マルチバンド発振器

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