JPH1021978A - 同軸ケーブル固着部品 - Google Patents

同軸ケーブル固着部品

Info

Publication number
JPH1021978A
JPH1021978A JP18689496A JP18689496A JPH1021978A JP H1021978 A JPH1021978 A JP H1021978A JP 18689496 A JP18689496 A JP 18689496A JP 18689496 A JP18689496 A JP 18689496A JP H1021978 A JPH1021978 A JP H1021978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
coaxial cable
diameter
saddle
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18689496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Tatsuzuki
和美 田續
Tomoharu Matsuki
朋春 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Antenna Co Ltd filed Critical Nippon Antenna Co Ltd
Priority to JP18689496A priority Critical patent/JPH1021978A/ja
Publication of JPH1021978A publication Critical patent/JPH1021978A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同軸ケーブルを容易に取り付けられるようにす
る。 【解決手段】ビス4の下部にネジを切らない第1谷径部
4−2を設け、このビス4をサドル金具3の挿通孔に挿
通した後、サドル止め金具5に形成されたネジ部5−1
に螺合する。第1谷径部4−2の部分まで螺合させてい
くと、ビス4はサドル止め金具5に遊嵌するようにな
る。サドル金具3が上に浮くようにワッシャー6をビス
4に嵌入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルが接
続される機器に備えられている同軸ケーブルを固着した
り、同軸ケーブルと機器の内部回路とを電気的に接続す
るための同軸ケーブル固着部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブルが接続される機器として
は、分配器、分岐器、混合器、合波器等が知られてい
る。例として、分岐器の一種であるテレビコンセントの
分解斜視図を図9に示す。テレビコンセントは、部屋の
壁等に埋め込まれたボックス内に収納されるようにボッ
クスに取り付けられている。図9に示すテレビコンセン
トは、コの字状に成型された絶縁製のケース111と、
このケース111に嵌挿されている板金を折り曲げ加工
することによりコの字状とされたシャーシ114と、こ
のシャーシ114内に配置される分岐回路が組まれた回
路基板117と、シャーシ114の開放部を包被するシ
ールドカバー118とから構成されている。
【0003】さらに、ケース111の前面側から、ケー
ス111に一体に形成されている接栓内部絶縁体に接栓
外導体113が挿通されてその先端がシャーシ114内
に配置された回路基板117にハンダ付けされて固着さ
れている。この接栓内部絶縁体の中には絶縁筒内に配置
された芯線接触片116が挿入され、この芯線接触片の
一端が、回路基板117にハンダ付けされる。また、高
周波信号が伝播される同軸ケーブルはサドル金具115
により締め付けられてシャーシ114の側板部に固定さ
れ、その芯線が入力端子に接続される。さらに、出力さ
れた高周波信号が伝播される同軸ケーブルは対向するシ
ャーシ114の側板部にサドル金具115により締め付
けられて固定され、その芯線が出力端子に接続される。
そして、コの字状のシャーシ114の開放部をシールド
カバー118で包被することにより、シールド効果を高
めている。
【0004】このような同軸ケーブルが接続されるテレ
ビコンセント等の機器に、同軸ケーブルを固着して電気
的に接続する場合には、まず、図10(a)(b)に示
すようにサドル金具115を締め付けているビス119
を緩めて基板1とサドル金具115との間に同軸ケーブ
ル2を挿通できる空間を形成する。次いで、同軸ケーブ
ル2の芯線2−1を固着・接続する端子金具101を締
め付けているビス102を緩めて、同軸ケーブル2の芯
線2−1が挿通できる空間を形成する。この状態におい
て、同軸ケーブル2をサドル金具115に挿通し、その
芯線2−1を端子金具101に挿通させる。そして、ビ
ス119を締め付けて同軸ケーブル2をサドル金具11
5により固着させると共に、ビス102を締め付けて同
軸ケーブル2の芯線2−1を端子金具101に固着・接
続させる。
【0005】ところで、ビス102およびビス119は
端子金具101あるいは基板1にしっかりと締め付けら
れて出荷されている。これは、輸送中に振動等を受ける
と、ビス102およびビス119が緩むようになり、サ
ドル金具115や芯線の押さえ金具がバラバラになって
しまうからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビス1
02およびビス119は端子金具あるいは基板1に締め
付けられて出荷すると、前記したように各部品はバラバ
ラにならないものの、同軸ケーブル取付時にビス102
およびビス119を緩めて空間を形成させる必要があ
り、同軸ケーブル2を取り付ける作業が繁雑になるとい
う問題点が生じてしまうことになる。これを解決する手
段として、各ビスに小さなコイルスプリングを各々装着
し、このコイルスプリングで付勢することによりビスの
緩みを防止することが考えられる。しかし、この方法で
はコイルスプリングが必要になるためその分コストアッ
プすると共に、ビスにコイルスプリングを組み付けると
きに、絡み合っている小さなコイルスプリング同士を一
つ一つ分離する作業が大変になるという問題点があっ
た。
【0007】そこで、本発明は輸送中に各部品がバラバ
ラにならないと共に、同軸ケーブルを取り付ける作業が
容易な同軸ケーブル固着部品を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の同軸ケーブル固着部品は、同軸ケー
ブルを抱持する半円形状部と、該半円形状部から両側に
延伸した平板部とからなるサドル金具と、該サドル金具
の前記平板部に形成された挿通孔に挿通されると共に、
外径が略谷径とされたネジの切られていない谷径部が下
部に形成されているビスと、該ビスが螺合されるネジ部
が形成されているサドル止め金具とを備え、前記ビスを
前記サドル止め金具に形成されているネジ部に螺合させ
ていったときに、前記ビスに形成されている谷径部が前
記サドル止め金具に遊嵌されるようになされている。ま
た、上記第1の同軸ケーブル固着部品において、前記サ
ドル金具の前記平板部に形成された挿通孔に挿通された
前記ビスにワッシャーを嵌合して、前記サドル金具を前
記ビスの上部に保持させている。
【0009】さらに、本発明の第2の同軸ケーブル固着
部品は、同軸ケーブルを抱持する半円形状部と、該半円
形状部から両側に延伸した平板部とからなるサドル金具
と、ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷
径部が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とさ
れた第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、該
ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止め金具
を備え、前記サドル金具の平板部に形成されている略前
記谷径の切欠幅とされた切欠部に、前記ビスに形成され
た第2谷径部が遊嵌されていると共に、前記ビスを前記
サドル止め金具に形成されているネジ部に螺合させてい
ったときに、前記ビスに形成された第1谷径部に、前記
サドル止め金具に形成された前記ネジ部が遊嵌されるよ
うになされている。
【0010】さらに、本発明の第3の同軸ケーブル固着
部品は、同軸ケーブルを抱持する半円形状部と、該半円
形状部から両側に延伸した平板部とからなるサドル金具
と、ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷
径部が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とさ
れた第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、該
ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止め金具
を備え、前記サドル金具の前記平板部には前記ビスが挿
通できる拡径部と、前記ビスに形成された前記第2谷径
部が挿通できる細径部からなる切欠部が形成されてお
り、前記ビスを前記切欠部の拡径部に挿通して、前記ビ
スに形成された第2谷径部を前記切欠部の細径部に遊嵌
させると共に、前記ビスを前記サドル止め金具に形成さ
れているネジ部に螺合させていったときに、前記ビスに
形成された第1谷径部に、前記サドル止め金具に形成さ
れた前記ネジ部が遊嵌されるようになされている。
【0011】さらにまた、本発明の第4の同軸ケーブル
固着部品は、同軸ケーブルを抱持する半円形状部と、該
半円形状部から両側に延伸した平板部とからなるサドル
金具と、ネジの切られていない外径が略谷径とされた第
1谷径部が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径
とされた第2谷径部が頭部の下に形成されているビス
と、該ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止
め金具を備え、前記サドル金具の前記平板部には前記ビ
スが螺合されるネジ孔が形成されており、前記ビスを前
記ネジ孔に螺合していくことにより、前記ビスに形成さ
れた第2谷径部が前記ネジ孔に遊嵌されると共に、前記
ビスを前記サドル止め金具に形成されているネジ部に螺
合していくことにより、前記ビスに形成された第1谷径
部が前記サドル止め金具に形成された前記ネジ部に遊嵌
されるようになされている。
【0012】さらにまた、本発明の第5の同軸ケーブル
固着部品は、上面略中央にビスの挿通できる挿通孔の形
成されている断面略コ字状の端子金具と、該端子金具に
回動が規制されるよう嵌合されると共に、略中央に前記
ビスが螺合されるネジ部が形成されている押さえ金具
と、ネジの切られていない外径が略谷径とされた谷径部
が下部に形成されている前記ビスとを備え、前記押さえ
金具と、前記断面コ字状の端子金具の上面とで形成され
る空間が同軸ケーブルの芯線挿入部とされ、前記ビスに
形成された前記谷径部が前記押さえ金具に形成された前
記ネジ部に遊嵌している。
【0013】さらにまた、本発明の第6の同軸ケーブル
固着部品は、下面略中央にビスが螺合される第1ネジ部
が形成されている断面略コ字状の端子金具と、該端子金
具に回動が規制されるよう嵌合されると共に、略中央に
前記ビスが螺合される第2ネジ部が形成されている押さ
え金具と、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
第1谷径部が下部に、ネジの切られていない外径が略谷
径とされた第2谷径部が頭部の下に形成されているビス
と、前記押さえ金具と、前記断面コ字状の端子金具の下
面とで形成される空間が同軸ケーブルの芯線挿入部とさ
れ、前記ビスに形成された前記第2谷径部が前記押さえ
金具に形成された第2ネジ部に遊嵌されていると共に、
前記ビスに形成された前記第1谷径部が前記端子金具に
形成された第1ネジ部に遊嵌されている。
【0014】このような本発明によると、ビスに形成さ
れた谷径部が、サドル金具、サドル止め金具、あるい
は、端子金具、押さえ金具に遊嵌されている状態とする
ことができ、この遊嵌された状態であれば振動を受けて
もビスがはずれることがないので、遊嵌された状態のま
ま輸送することが可能となる。そして、輸送された同軸
ケーブル固着部品を備える機器においては同軸ケーブル
を挿入する空間をすでに有している状態とされているた
め、同軸ケーブルを取り付ける作業を容易に行うことが
できる。また、本発明によれば新たな部品を必要として
いないので、部品増加によるコストアップを防止するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の同軸ケーブル固着部品の
第1の実施の形態の構成を図1(a)に示す。この第1
の実施の形態の同軸ケーブル固着部品は同軸ケーブルを
抱持して固着する部品とされている。図1(a)におい
て電子回路が組まれる基板1には金属製のサドル止め金
具5が固着されており、サドル止め金具5にはその2カ
所にネジ部5−1が形成されている。ネジ部5−1には
それぞれビス4が螺合可能とされており、ビス4はサド
ル金具3に形成された挿通孔に挿通されている。このサ
ドル金具3は、同軸ケーブル2の露出されたシールド部
が抱持される半円形状部と、この半円形状部から両側に
延伸された平板部とからなり、平板部にそれぞれ挿通孔
が形成されている。さらに、半円形状部の内側には同軸
ケーブル2を強固に固着するための突起3−1が形成さ
れている。このサドル金具3を上面からみた構成は、前
記図10(b)に示すようになる。
【0016】また、ビス4の構成を図1(b)に示す
が、ビス4にはほぼ全体にネジが切られているが、その
下部にはネジが切られておらず、ネジの谷径にほぼ等し
い径の第1谷径部4−2が形成されており、第1谷径部
4−2より先端側に第1ネジ部4−1が形成され、第1
谷径部4−2より頭部側に第2ネジ部4−3が形成され
ている。次に、第1の実施の形態の同軸ケーブル固着部
品の組立方法を説明すると、まずサドル金具3の挿通孔
にビス4を挿通し、ついでビス4に合成樹脂製のワッシ
ャー6を嵌入することにより、ビス4の頭部とワッシャ
ー6とでサドル金具3の平板部を挟持するようにする。
すなわち、ビス4はサドル金具3に遊嵌されるようにな
る。
【0017】そして、ビス4の先端をサドル止め金具5
に形成されている一対のネジ部5−1にそれぞれ螺合さ
せる。すると、ビス4の第1谷径部4−2が形成されて
いる部位までビス4を螺合したときに、ビス4はサドル
止め金具5に対し遊嵌するようになる。このとき、ビス
4とサドル止め金具5とは螺合していないことから、こ
の状態の同軸ケーブル固着部品に振動を与えても各部品
同士がはずれてバラバラになることはない。従って、こ
の状態において出荷して輸送可能となる。このような同
軸ケーブル固着部品に同軸ケーブルを固着する場合は、
図1(a)に示すように、サドル金具3はワッシャー6
により上に浮かされていることから、同軸ケーブル2を
そのままサドル金具3とサドル止め金具5とにより形成
される空間に挿入することができる。ついで、2本のビ
ス4を締め付けることにより、同軸ケーブル2をサドル
金具3とサドル止め金具5とで抱持するように基板1に
固着することができる。
【0018】このとき、同軸ケーブル2の外皮は除去さ
れてシールド部が露出しているので、シールド部はサド
ル止め金具5に電気的に接触されてアースに接続される
ことになる。このようにして同軸ケーブル2を取り付け
た状態は、前記図10(b)に示すようになる。
【0019】次に、本発明の同軸ケーブル固着部品の第
2の実施の形態の構成を図2(a)に示す。この第2の
実施の形態の同軸ケーブル固着部品も同軸ケーブルを抱
持して固着する部品とされている。図2(a)において
電子回路が組まれる基板1には金属製のサドル止め金具
5が固着されており、サドル止め金具5にはその2カ所
にネジ部が形成されている。ネジ部にはそれぞれビス4
が螺合可能とされており、ビス4の上端部はサドル金具
3に形成された切欠部3−2に遊嵌されている。このサ
ドル金具3は、図2(c)に示すように同軸ケーブル2
が抱持される半円形状部と、この半円形状部から両側に
延伸された平板部とからなり、平板部にそれぞれ幅dの
切欠部3−2が形成されている。さらに、半円形状部の
内側には同軸ケーブル2を強固に固着するための一対の
突起3−1が形成されている。なお、幅dは、ビス4に
形成されているネジの谷径の寸法とほぼ同じとされてい
る。
【0020】また、ビス4の構成を図2(b)に示す
が、ビス4にはほぼ全体にネジが切られているが、その
下部と上端部にはネジが切られておらず、ネジの谷径に
ほぼ等しい径の第1谷径部4−2が下部に形成されてお
り、上端部には同径の第2谷径部4−4が形成されてい
る。そして、第1谷径部4−2より先端側に第1ネジ部
4−1が形成され、第1谷径部4−2と第2谷径部4−
4との間に第2ネジ部4−3が形成されている。次に、
第2の実施の形態の同軸ケーブル固着部品の組立方法を
説明すると、まずサドル金具3の一対の切欠部3−2
に、それぞれビス4に形成されている第2谷径部4−4
の部分を嵌入させる。この場合、ビス4に形成されてい
るネジの山径より切欠部3−2の幅dは小さいため、ビ
ス4は回動可能ではあるが、切欠部3−2に対し上下に
移動不可能に遊嵌される。
【0021】そして、ビス4の先端をサドル止め金具5
に形成されている一対のネジ部5−1にそれぞれ螺合さ
せる。すると、ビス4の第1谷径部4−2が形成されて
いる部位までビス4を螺合したときに、ビス4はサドル
止め金具5に対し遊嵌するようになる。このとき、ビス
4とサドル止め金具5とは螺合していないことから、こ
の状態の同軸ケーブル固着部品に振動を与えても各部品
同士がはずれてバラバラになることはない。従って、こ
の状態において出荷して輸送可能となる。このような同
軸ケーブル固着部品に同軸ケーブル2を固着する場合
は、サドル金具3は第2谷径部4−4に遊嵌されて上に
浮かされていることから、同軸ケーブル2をそのままサ
ドル金具3とサドル止め金具5とにより形成される空間
に挿入することができる。ついで、2本のビス4を締め
付けることにより、同軸ケーブル2をサドル金具3とサ
ドル止め金具5とで抱持するように基板1に固着するこ
とができる。
【0022】このとき、同軸ケーブル2の外皮は除去さ
れてシールド部が露出しているので、シールド部はサド
ル止め金具5に電気的に接触されてアースに接続される
ことになる。この第2の同軸ケーブル固着部品によれ
ば、サドル金具3には端まで切り欠いた切欠部3−2が
形成されているので、ビス4を容易に組み付けることが
でき、組立作業を容易に行うことができるようになる。
【0023】次に、本発明の同軸ケーブル固着部品の第
3の実施の形態の構成を図3(a)に示す。この第3の
実施の形態の同軸ケーブル固着部品も同軸ケーブルを抱
持して固着する部品とされている。図3(a)において
電子回路が組まれる基板1には金属製のサドル止め金具
5が固着されており、サドル止め金具5にはその2カ所
にネジ部が形成されている。ネジ部にはそれぞれビス4
が螺合可能とされており、ビス4の上端部はサドル金具
3に形成された切欠部3−2に遊嵌されている。このサ
ドル金具3は、図3(b)に示すように同軸ケーブル2
のシールド部が抱持される半円形状部と、この半円形状
部から両側に延伸された平板部とからなり、平板部にそ
れぞれ直径d1の円径切欠と、幅d2の切欠からなる切
欠部3−2が形成されている。さらに、半円形状部の内
側には同軸ケーブル2を強固に固着するための一対の突
起3−1が形成されている。なお、直径d1はビス4に
形成されたネジの山径の寸法とほぼ同じとされており、
幅d2は、ビス4に形成されているネジの谷径の寸法と
ほぼ同じとされている。
【0024】また、ビス4の構成を図3(c)に示す
が、図2(b)に示すビス4と同じ構成とされているの
でその説明は省略する。次に、第3の実施の形態の同軸
ケーブル固着部品の組立方法を説明すると、まずサドル
金具3の一対の切欠部3−2の直径d1の円形切欠にビ
ス4を挿通し、下まで押し下げる。そして、それぞれの
ビス4に形成されている第2谷径部4−4の部分を切欠
部3−2の幅d2の切欠に嵌入させる。この場合、ビス
4に形成されているネジの山径より切欠部3−2の切欠
の幅d2は小さいため、ビス4は回動可能ではあるが、
切欠部3−2に対し上下に移動不可能に遊嵌される。
【0025】そして、ビス4の先端をサドル止め金具5
に形成されている一対のネジ部5−1にそれぞれ螺合さ
せる。すると、ビス4の第1谷径部4−2が形成されて
いる部位までビス4を螺合したときに、ビス4はサドル
止め金具5に対し遊嵌するようになる。このとき、ビス
4とサドル止め金具5とは螺合していないことから、こ
の状態の同軸ケーブル固着部品に振動を与えても各部品
同士がはずれてバラバラになることはない。従って、こ
の状態において出荷して輸送可能となる。
【0026】このような同軸ケーブル固着部品に同軸ケ
ーブル2を固着する場合は、サドル金具3は第2谷径部
4−4に遊嵌されて上に浮かされていることから、同軸
ケーブル2をそのままサドル金具3とサドル止め金具5
とにより形成される空間に挿入することができる。つい
で、2本のビス4を締め付けることにより、同軸ケーブ
ル2をサドル金具3とサドル止め金具5とで抱持するよ
うに基板1に固着することができる。このとき、同軸ケ
ーブル2の外皮は除去されてシールド部が露出している
ので、シールド部はサドル止め金具5に電気的に接触さ
れてアースが接続されることになる。
【0027】次に、本発明の同軸ケーブル固着部品の第
4の実施の形態の構成を図4(a)に示す。この第4の
実施の形態の同軸ケーブル固着部品も同軸ケーブルを抱
持して固着する部品とされている。図4(a)において
電子回路が組まれる基板1には金属製のサドル止め金具
5が固着されており、サドル止め金具5にはその2カ所
にネジ部が形成されている。ネジ部にはそれぞれビス4
が螺合可能とされており、ビス4の上端部はサドル金具
3に形成されたネジ孔3−3に遊嵌されている。このサ
ドル金具3は、図4(b)に示すように同軸ケーブル2
のシールド部が抱持される半円形状部と、この半円形状
部から両側に延伸された平板部とからなり、平板部にそ
れぞれビス4が螺合可能なネジ孔3−3が形成されてい
る。さらに、半円形状部の内側には同軸ケーブル2を強
固に固着するための一対の突起3−1が形成されてい
る。
【0028】また、ビス4の構成は、図2(b)に示す
ビス4と同じ構成とされており、その説明は省略する。
次に、第4の実施の形態の同軸ケーブル固着部品の組立
方法を説明すると、まずサドル金具3の一対のネジ孔3
−3にビス4を螺合し、下までねじ込む。すると、それ
ぞれのビス4に形成されている第2谷径部4−4がネジ
孔3−3の部位に位置するようになり、ビス4がサドル
金具3に遊嵌されるようになる。そして、ビス4の先端
をサドル止め金具5に形成されている一対のネジ部5−
1にそれぞれ螺合させる。すると、ビス4の第1谷径部
4−2が形成されている部位までビス4を螺合したとき
に、ビス4はサドル止め金具5に対し遊嵌するようにな
る。
【0029】このとき、ビス4とサドル止め金具5とは
螺合していないことから、この状態の同軸ケーブル固着
部品に振動を与えても各部品同士がはずれてバラバラに
なることはない。従って、この状態において出荷して輸
送可能となる。このような同軸ケーブル固着部品に同軸
ケーブル2を固着する場合は、サドル金具3は第2谷径
部4−4に遊嵌されて上に浮かされていることから、同
軸ケーブル2をそのままサドル金具3とサドル止め金具
5とにより形成される空間に挿入することができる。つ
いで、2本のビス4を締め付けることにより、同軸ケー
ブル2をサドル金具3とサドル止め金具5とで抱持する
ように基板1に固着することができる。このとき、同軸
ケーブル2の外皮は除去されてシールド部が露出してい
るので、シールド部はサドル止め金具5に電気的に接触
されてアースに接続されることになる。
【0030】次に、前記した本発明の第1ないし第4の
実施の形態における同軸ケーブル2の取付方法の態様を
図5(a)(b)に示す。ただし、図5(a)(b)で
は前記図2に示す第2の実施の形態の同軸ケーブル固着
部品を例に挙げて示している。図5(a)は斜視図であ
り、図5(b)は端子金具10側から見た図とされてお
り、これらの図において、同軸ケーブル2を取り付ける
ときには、前述したようにサドル金具3は上に浮いてい
ることから、サドル金具3とサドル金具止め金具5とで
形成された空間に同軸ケーブル2を挿入していく。する
と、同軸ケーブル2の先端に露出されている芯線2−1
は端子金具10と押さえ金具11とで形成されている芯
線挿入部に挿入されるようになる。なお、端子金具1
0、押さえ金具11、およびビス12により構成される
同軸ケーブル固着部品は、後述する本発明の同軸ケーブ
ル固着部品である。
【0031】この場合、図5(b)に示すように同軸ケ
ーブル2の芯線2−1が折り曲がることなく端子金具1
0と押さえ金具11とで形成されている芯線挿入部に挿
入できるように、端子金具10の位置が調節されている
ことがわかる。そして、一対のビス4を締め付けて、さ
らに、ビス12を締め付けることにより、同軸ケーブル
2を基板1に固着することができるようになる。このと
き、端子金具10と芯線2−1とが電気的に接続される
ことにより、同軸ケーブル2上の信号が基板1に組まれ
た図示しない回路に入力されるようになる。また、同軸
ケーブル2のシールド部はサドル止め金具5を介してア
ースに接続される。
【0032】次に、本発明の第5の実施の形態の構成の
断面図を図6(a)に示すが、第5の実施の形態の同軸
ケーブル固着部品は、同軸ケーブルの芯線を固着・接続
する部品とされている。また、第5の実施の形態におけ
る斜視図が図5(a)に示されている。図5(a)
(b)および図6(a)(b)を参照しながら第5の実
施の形態の同軸ケーブル固着部品を説明すると、第5の
実施の形態の同軸ケーブル固着部品は、図6(b)に示
すコ字状の端子金具10と、この端子金具10の上面板
に形成されている挿通孔10−1に挿通されるビス12
と、このビス12に螺合されるネジ部がほぼ中央に形成
されている矩形状の押さえ金具11とから構成されてい
る。
【0033】コ字状の端子金具10の両側板の端にはハ
ンダ付け用の端子10−2が形成されており、この端子
10−2を基板1に形成された端子孔に挿入して、端子
10−2を基板のプリント配線にハンダ付けしている。
すなわち、端子金具10はハンダ付け部13により基板
1に固着される。この端子金具10の両側板間に矩形状
の押さえ金具11が嵌入されており、このため、押さえ
金具11は両側板により回り止めされるようになる。こ
の押さえ金具11のほぼ中央にはネジ部が形成されてお
り、端子金具10の上面板に形成された挿通孔10−1
から挿通したビス12を、押さえ金具11に形成された
ネジ部に螺合していくと、図6(a)に示すように、押
さえ金具11に形成されたネジ部にビス12に形成され
ている第1谷径部が遊嵌された状態となる。
【0034】すなわち、ビス12は前記図1(b)に示
す構成と同じとされており、ビス12にはほぼ全体にネ
ジが切られているが、その下部にはネジが切られておら
ず、ネジの谷径にほぼ等しい径の第1谷径部が形成され
ており、第1谷径部より先端側に第1ネジ部が形成さ
れ、第1谷径部より頭部側に第2ネジ部が形成されてい
る。図6(a)に示すようにビス12が押さえ金具11
に遊嵌している状態では、振動等を与えてもビス12と
押さえ金具11とが螺合していないことから、ビス12
は押さえ金具11から抜け出ることはない。したがっ
て、この状態において出荷して輸送可能となる。
【0035】この場合、端子金具10の上面板と押さえ
金具11とで形成される空間が、同軸ケーブル2の芯線
2−1の芯線挿入部14となり、出荷状態では押さえ金
具11が浮いている状態とされているので、芯線挿入部
14にそのまま同軸ケーブル2の芯線2−1を挿入し
て、ビス12を締め付けることにより、芯線2−1を端
子金具10に固着することができると共に、電気的に接
続することができる。従って、同軸ケーブル2の取付作
業を容易に行うことができる。なお、図5(b)に示す
ように同軸ケーブル2の中心が芯線挿入部14に位置す
るように、端子金具10の配設位置は調節されている。
【0036】次に、本発明の第6の実施の形態の構成の
断面図を図7(a)に示すが、第6の実施の形態の同軸
ケーブル固着部品は、同軸ケーブルの芯線を固着・接続
する部品とされている。図7(a)(b)(c)を参照
しながら第6の実施の形態の同軸ケーブル固着部品を説
明すると、第6の実施の形態の同軸ケーブル固着部品
は、図7(b)に示すコ字状の合成樹脂製のガイド具1
6と、このガイド具16の下面に固着されている図7
(c)に示す金属製の芯線受け金具15と、芯線受け金
具15に形成されているネジ孔15−2に螺合可能なビ
ス12と、このビス12に螺合されるネジ部がほぼ中央
に形成されている矩形状の押さえ金具11とから構成さ
れている。
【0037】芯線受け金具15の両側板の端にはハンダ
付け用の端子15−1が形成されており、この端子15
−1をガイド具16に形成されている端子孔16−1に
挿通した後、基板1に形成された端子孔に挿入して、端
子15−1を基板のプリント配線にハンダ付けしてい
る。すなわち、ガイド具16および芯線受け金具15は
端子15−1のハンダ付けにより基板1に固着されてい
る。また、ガイド具16には芯線受け金具15に形成さ
れているネジ孔15−2に対応して挿通孔16−2が形
成されている。ガイド具16の両側板間に矩形状の押さ
え金具11が嵌入されるため、押さえ金具11は両側板
により回り止めされるようになる。この押さえ金具11
のほぼ中央にはネジ部が形成されており、このネジ部に
ビス12を螺合していくと、図7(a)に示すように、
押さえ金具11に形成されたネジ部にはビス12に形成
されている第2谷径部が遊嵌された状態となる。
【0038】なお、ビス12は前記図2(b)に示す構
成と同じとされており、ビス12にはほぼ全体にネジが
切られているが、その下部と上端部にはネジが切られて
おらず、ネジの谷径にほぼ等しい径の第1谷径部が下部
に形成されており、上端部には同径の第2谷径部が形成
されている。そして、第1谷径部より先端側に第1ネジ
部が形成され、第1谷径部と第2谷径部との間に第2ネ
ジ部が形成されている。このビス12を、押さえ金具1
1が第2谷径部に遊嵌された状態において芯線受け金具
15に形成されたネジ孔15−2に螺合していくと、第
1谷径部の位置にネジ部が達したときに芯線受け金具1
5に対してビス12は遊嵌された状態となる。
【0039】このような状態が図7(a)に示されてお
り、ビス12は押さえ金具11および芯線受け金具15
に遊嵌されて、螺合されていないことから振動等を与え
てもビス12は押さえ金具11および芯線受け金具15
から抜け出ることはない。したがって、この状態におい
て出荷して輸送することが可能となる。この場合、芯線
受け金具15と押さえ金具11とで形成される空間が、
同軸ケーブル2の芯線2−1の芯線挿入部14となり、
出荷状態では押さえ金具11が浮いている状態とされて
いるので、芯線挿入部14にそのまま同軸ケーブル2の
芯線2−1を挿入して、ビス12を締め付けることによ
り、芯線2−1を芯線受け金具15に固着することがで
きると共に、電気的に接続することができる。従って、
同軸ケーブル2の取付作業を容易に行うことができる。
なお、図5に示すように同軸ケーブル2の中心が芯線挿
入部14に位置するように、ガイド具16の配設位置は
調節されている。
【0040】次に、本発明の第7の実施の形態の構成の
断面図を図8(a)に示すが、第7の実施の形態の同軸
ケーブル固着部品は、同軸ケーブルの芯線を固着・接続
する部品とされている。図8(a)(b)を参照しなが
ら第7の実施の形態の同軸ケーブル固着部品を説明する
と、第7の実施の形態の同軸ケーブル固着部品は、図8
(b)に示すコ字状の端子金具10と、この端子金具1
0の下面板に形成されているネジ孔10−3に螺合され
るビス12と、このビス12に螺合されるネジ部がほぼ
中央に形成されている矩形状の押さえ金具11とから構
成されている。
【0041】コ字状の端子金具10の下面板の縁部には
ハンダ付け用の端子10−2が形成されており、この端
子10−2を基板1に形成された端子孔に挿入して、端
子10−2を基板のプリント配線にハンダ付けしてい
る。すなわち、端子金具10はハンダ付けにより基板1
に固着される。この端子金具10の両側板間に矩形状の
押さえ金具11が嵌入されており、このため、押さえ金
具11は両側板により回り止めされるようになる。この
押さえ金具11のほぼ中央にはネジ部が形成されてお
り、ビス12を、押さえ金具11に形成されたネジ部に
螺合していくと、図8(a)に示すように、押さえ金具
11に形成されたネジ部にはビス12の上端部に形成さ
れている第2谷径部が遊嵌された状態となる。
【0042】なお、ビス12は前記図2(b)に示す構
成と同じとされており、その説明は省略するが、下部に
第1谷径部が形成され、上端部に第2谷径部が形成され
ている。このビス12を、押さえ金具11が第2谷径部
に遊嵌された状態において端子金具10の下面板に形成
されたネジ孔10−3に螺合していくと、第1谷径部の
位置にネジ孔10−3が達したときに端子金具10に対
してビス12は遊嵌した状態となる。このような状態が
図8(a)に示されており、ビス12は押さえ金具11
および端子金具10に遊嵌されて、螺合されていないこ
とから振動等を与えてもビス12は押さえ金具11およ
び端子金具10から抜け出ることはない。したがって、
この状態において出荷して輸送することが可能となる。
【0043】この場合、端子金具10の下面板と押さえ
金具11とで形成される空間が、同軸ケーブル2の芯線
2−1の芯線挿入部14となり、出荷状態では押さえ金
具11が浮いている状態とされているので、芯線挿入部
14にそのまま同軸ケーブル2の芯線2−1を挿入し
て、ビス12を締め付けることにより、芯線2−1を端
子金具10に固着することができると共に、電気的に接
続することができる。従って、同軸ケーブル2の取付作
業を容易に行うことができる。なお、図5に示すように
同軸ケーブル2の中心が芯線挿入部14に位置するよう
に、端子金具10の配設位置は調節されている。
【0044】なお、ビス4やビス12に形成されている
ネジ部は面取りされて形成されていると共に、サドル止
め金具や端子金具、芯線受け金具等に形成されているネ
ジ部はバーリング加工されているので、互いに螺合し易
い構成をされている。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、ビスに形成された谷径部が、サドル金具、サドル止
め金具、あるいは、端子金具、押さえ金具、芯線受け金
具に遊嵌された状態とすることができ、この遊嵌された
状態であれば振動を受けても各部品同士がはずれること
がないので、遊嵌された状態のまま輸送することが可能
となる。そして、輸送された同軸ケーブル固着部品を備
える機器においては同軸ケーブルを挿入して取り付ける
空間をすでに有している状態とされているため、同軸ケ
ーブルを取り付ける作業を容易に行うことができる。ま
た、本発明によれば新たな部品を必要としていないの
で、部品増加によるコストアップを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同軸ケーブル固着部品の第1の実施の
形態の構成を示す断面図、および第1の実施の形態にお
けるビスの構成を示す図である。
【図2】本発明の同軸ケーブル固着部品の第2の実施の
形態の構成を示す断面図、および第2の実施の形態にお
けるビスとサドル金具の構成を示す図である。
【図3】本発明の同軸ケーブル固着部品の第3の実施の
形態の構成を示す断面図、および第3の実施の形態にお
けるビスとサドル金具の構成を示す図である。
【図4】本発明の同軸ケーブル固着部品の第4の実施の
形態の構成を示す断面図、および第4の実施の形態にお
けるサドル金具の構成を示す図である。
【図5】本発明の同軸ケーブル固着部品による同軸ケー
ブルの取付方法を説明するための図である。
【図6】本発明の同軸ケーブル固着部品の第5の実施の
形態の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の同軸ケーブル固着部品の第6の実施の
形態の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の同軸ケーブル固着部品の第7の実施の
形態の構成を示す断面図である。
【図9】従来のテレビコンセントの構成を示す斜視図で
ある。
【図10】従来の同軸ケーブル固着部品による同軸ケー
ブルの取付方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 基板 2 同軸ケーブル 2−1 芯線 3 サドル金具 3−1 突起 3−2 切欠部 4, 12 ビス 4−1 第1ネジ部 4−2 第1谷径部 4−3 第2ネジ部 4−4 第2谷径部 5 サドル止め金具 5−1 ネジ部 6 ワッシャー 10 端子金具 11 押さえ金具 13 ハンダ付け部 14 芯線挿入部 15 芯線受け金具 16 ガイド部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルを抱持する半円形状部
    と、該半円形状部から両側に延伸した平板部とからなる
    サドル金具と、 該サドル金具の前記平板部に形成された挿通孔に挿通さ
    れると共に、外径が略谷径とされたネジの切られていな
    い谷径部が下部に形成されているビスと、 該ビスが螺合されるネジ部が形成されているサドル止め
    金具とを備え、 前記ビスを前記サドル止め金具に形成されているネジ部
    に螺合させていったときに、前記ビスに形成されている
    谷径部が前記サドル止め金具に遊嵌されることを特徴と
    する同軸ケーブル固着部品。
  2. 【請求項2】 前記サドル金具の前記平板部に形成さ
    れた挿通孔に挿通された前記ビスにワッシャーを嵌合し
    て、前記サドル金具を前記ビスの上部に保持させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル固
    着部品。
  3. 【請求項3】 同軸ケーブルを抱持する半円形状部
    と、該半円形状部から両側に延伸した平板部とからなる
    サドル金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷径部
    が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
    第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、 該ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止め金
    具を備え、 前記サドル金具の平板部に形成されている略前記谷径の
    切欠幅とされた切欠部に、前記ビスに形成された第2谷
    径部が遊嵌されていると共に、前記ビスを前記サドル止
    め金具に形成されているネジ部に螺合させていったとき
    に、前記ビスに形成された第1谷径部に、前記サドル止
    め金具に形成された前記ネジ部が遊嵌されることを特徴
    とする同軸ケーブル固着部品。
  4. 【請求項4】 同軸ケーブルを抱持する半円形状部
    と、該半円形状部から両側に延伸した平板部とからなる
    サドル金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷径部
    が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
    第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、 該ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止め金
    具を備え、 前記サドル金具の前記平板部には前記ビスが挿通できる
    拡径部と、前記ビスに形成された前記第2谷径部が挿通
    できる細径部からなる切欠部が形成されており、前記ビ
    スを前記切欠部の拡径部に挿通して、前記ビスに形成さ
    れた第2谷径部を前記切欠部の細径部に遊嵌させると共
    に、前記ビスを前記サドル止め金具に形成されているネ
    ジ部に螺合させていったときに、前記ビスに形成された
    第1谷径部に、前記サドル止め金具に形成された前記ネ
    ジ部が遊嵌されることを特徴とする同軸ケーブル固着部
    品。
  5. 【請求項5】 同軸ケーブルを抱持する半円形状部
    と、該半円形状部から両側に延伸した平板部とからなる
    サドル金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷径部
    が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
    第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、 該ビスが螺合されるネジ部の切られているサドル止め金
    具を備え、 前記サドル金具の前記平板部には前記ビスが螺合される
    ネジ孔が形成されており、前記ビスを前記ネジ孔に螺合
    していくことにより、前記ビスに形成された第2谷径部
    が前記ネジ孔に遊嵌されると共に、前記ビスを前記サド
    ル止め金具に形成されているネジ部に螺合していくこと
    により、前記ビスに形成された第1谷径部が前記サドル
    止め金具に形成された前記ネジ部に遊嵌されることを特
    徴とする同軸ケーブル固着部品。
  6. 【請求項6】 上面略中央にビスの挿通できる挿通孔
    の形成されている断面略コ字状の端子金具と、 該端子金具に回動が規制されるよう嵌合されると共に、
    略中央に前記ビスが螺合されるネジ部が形成されている
    押さえ金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた谷径部が下
    部に形成されている前記ビスとを備え、 前記押さえ金具と、前記断面コ字状の端子金具の上面と
    で形成される空間が同軸ケーブルの芯線挿入部とされ、
    前記ビスに形成された前記谷径部が前記押さえ金具に形
    成された前記ネジ部に遊嵌されていることを特徴とする
    同軸ケーブル固着部品。
  7. 【請求項7】 下面略中央にビスが螺合される第1ネ
    ジ部が形成されている断面略コ字状の端子金具と、 該端子金具に回動が規制されるよう嵌合されると共に、
    略中央に前記ビスが螺合される第2ネジ部が形成されて
    いる押さえ金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷径部
    が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
    第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、 前記押さえ金具と、前記断面コ字状の端子金具の下面と
    で形成される空間が同軸ケーブルの芯線挿入部とされ、
    前記ビスに形成された前記第2谷径部が前記押さえ金具
    に形成された第2ネジ部に遊嵌されていると共に、前記
    ビスに形成された前記第1谷径部が前記端子金具に形成
    された第1ネジ部に遊嵌されていることを特徴とする同
    軸ケーブル固着部品。
  8. 【請求項8】 下面略中央にビスが螺合される第1ネ
    ジ部が形成されている両端に端子を備える芯線受け金具
    と、 該芯線受け金具の前記端子が嵌入される端子孔が下面に
    形成された断面コの字状の端子金具と、 該端子金具に回動が規制されるよう嵌合されると共に、
    略中央に前記ビスが螺合される第2ネジ部が形成されて
    いる押さえ金具と、 ネジの切られていない外径が略谷径とされた第1谷径部
    が下部に、ネジの切られていない外径が略谷径とされた
    第2谷径部が頭部の下に形成されているビスと、 前記押さえ金具と、前記端子金具に固着された前記芯線
    受け金具とで形成される空間が同軸ケーブルの芯線挿入
    部とされ、前記ビスに形成された前記第2谷径部が前記
    押さえ金具に形成された第2ネジ部に遊嵌されていると
    共に、前記ビスに形成された前記第1谷径部が前記芯線
    受け金具に形成された第1ネジ部に遊嵌されていること
    を特徴とする同軸ケーブル固着部品。
JP18689496A 1996-06-28 1996-06-28 同軸ケーブル固着部品 Withdrawn JPH1021978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18689496A JPH1021978A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 同軸ケーブル固着部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18689496A JPH1021978A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 同軸ケーブル固着部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1021978A true JPH1021978A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16196554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18689496A Withdrawn JPH1021978A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 同軸ケーブル固着部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1021978A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373074B1 (ko) * 2000-12-15 2003-02-25 삼성전자주식회사 전선고정장치를 갖는 전기제품
WO2006082863A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Hitachi Metals, Ltd. マグネトロンスパッタリング用磁気回路装置及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100373074B1 (ko) * 2000-12-15 2003-02-25 삼성전자주식회사 전선고정장치를 갖는 전기제품
WO2006082863A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Hitachi Metals, Ltd. マグネトロンスパッタリング用磁気回路装置及びその製造方法
JP4924835B2 (ja) * 2005-02-02 2012-04-25 日立金属株式会社 マグネトロンスパッタリング用磁気回路装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1021978A (ja) 同軸ケーブル固着部品
CZ320896A3 (cs) Připojovací zásuvka pro datovou síť
JP4723299B2 (ja) 電子機器
JP3832159B2 (ja) テレビコンセント
JPH09237647A (ja) 端子板の接続構造
JP2001110655A (ja) トロイダルコイル用固定台
JP3362269B2 (ja) 電子機器の回路ユニット
JPH0567065U (ja) 電子機器のアース構造
JPS6333508Y2 (ja)
JPS5936936Y2 (ja) プリント板用ナット金具
JP2000032294A (ja) Tv信号分岐分配用直列ユニット
JPS643184Y2 (ja)
JPH09327083A (ja) スピーカ取付装置
JPH0412713Y2 (ja)
JP2584500Y2 (ja) 同軸ケーブル取付構造
JPS6215974Y2 (ja)
JPH07240244A (ja) 同軸ケーブル取付構造
JPH0332116Y2 (ja)
JPH0333108Y2 (ja)
JPH0918109A (ja) プリント基板の取付構造
JPH07326873A (ja) プリント配線板のケーブル係止装置
JPS649708B2 (ja)
JPH0644141Y2 (ja) 基板接続装置
JP2808948B2 (ja) 電子機器
JPH04167376A (ja) 回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902