JP4723299B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、特定の機能を実現する主基板と、主基板上に垂直に配置されて主基板の電子回路と電気的に接続されることにより、機能を追加する副基板とを備える電子機器に関する。
従来より、IC等の電子部品が実装されて電子回路が構成された基板により、特定の機能を実現する電子機器が知られている。そして、このような電子機器に新たな機能を追加する方法として、元の機能を有する主基板上に、新たな機能を有する副基板を垂直に配置すると共に、各基板の電子回路同士を電気的に接続する方法が使用されており、この方法を用いることにより、複数の基板を1つの筐体内にコンパクトに収納することが可能である。
しかし、このような電子機器では、副基板に設けられた接続端子を主基板のパターン上に形成された挿通孔に挿通し、接続端子とパターンとをはんだ付けすることにより回路同士を電気的に接続し、同時に、副基板を主基板に対し機械的に固定していた。このため、主基板上に垂直に配置された副基板に対し、副基板を倒す方向に外力が加えられた場合には、接続端子に極度に大きな力が加わり、接続端子が破断されるおそれがあった。
そこで、上記問題を回避する方法として、接続端子自体の強度を上げる方法が考えられており、端子を特殊な形状にすることで接続端子の強度を向上させる端子構造が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平9−102339号公報
しかしながら、上記の端子構造を用いたとしても、副基板の大きさ、又は使用環境によっては、接続端子の強度が十分でなく、接続端子が破断される可能性があった。そして、接続端子の破断により電気的な接続が切断されてしまうために、電子機器が使用できなくなるおそれがあった。一方、接続端子にて、基板同士のグランドを同電位とするように接続しているが、接続端子による接続だけでは、副基板のグランドが十分にとれないという問題もあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、特定の機能を実現する主基板と、主基板上に垂直に配置されて主基板の電子回路と電気的に接続されることにより、機能を追加する副基板とを備える電子機器において、主基板と副基板との接続部が破壊されることを防止すると共に、副基板と主基板のグランドを確実に同電位にすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
実装された電子部品により電子回路が構成され、特定の機能を実現する主基板と、
実装された電子部品により電子回路が構成され、前記主基板上に垂直に配置されて前記主基板の電子回路と電気的に接続されることにより、機能を追加する副基板と、
を備える電子機器であって、
前記副基板と略等しい形状に形成され、その一端縁に、前記主基板に穿設された第1挿通孔に挿通されて前記主基板の接地パターンと接続される第1凸部が形成された導電性を有する補強板と、
該補強板と、前記副基板とを、間隔をあけて略平行に配置すると共に、前記補強板と、前記副基板の接地パターンとを接続する固定部と、
を備え、
前記補強板は断面がL字状で、2つの板部の内の何れかである第1板部が前記副基板と略等しい形状となるように形成されていると共に、L字状の端辺が前記主基板に対向するように該主基板に対して垂直に配置され、
前記副基板は、前記補強板の第1板部の表裏面の内、該第1板部と共にL字を形成する第2板部側の面に配置され、当該副基板において、該第2板部の近傍には電子部品が実装されており、
該電子部品は、該第2板部に固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の電子機器においては、副基板が固定部により補強板に接続されており、この補強板が第1凸部により主基板と接続されている。すなわち、電子回路の接続部に加え、補強板によっても主基板と副基板とが接続されているので、副基板が主基板に対してより安定した状態で固定される。このため、電子回路の接続部に加わる外力を減らすことができ、電子回路の電気的な接続部が破壊されることを防止できる。
また、補強板に形成された第1凸部が主基板の接地パターンに接続され、副基板の接地パターンが固定部により補強板と接続されているので、主基板の接地パターンと副基板の接地パターンとは補強板を介して接続され、主基板と副基板のグランドを確実に同電位とすることができる。さらに、補強板は電気的なシールドとしての効果も有するため、回路の動作を安定させることができる。
また、補強板は、L字状に構成され、L字状の端辺が主基板に対向するように主基板に対して垂直に配置されているので、補強板が主基板に対してより安定した状態で固定される。このため、副基板がより安定した状態で保持され、電子回路の電気的な接続部に加わる外力を減らすことができるので、この接続部が破壊されることを防止できる。
また更に、副基板に実装された電子部品が補強板の第2板部に固定されるので、電子部品に外力が加えられた場合に、電子部品と副基板との電気的な接続部に加わる外力を抑えることができ、接続部が破壊されることを防止できる。例えば、電子部品が他の機器と接続するためのコネクタを備え、このコネクタへのケーブルの脱着作業があるような場合においても、ケーブル脱着時に電子部品と副基板との接続部に加わる外力を抑えることができ、接続部が破壊されることを防止できる。
以下に、本発明の前提となる参考例、本発明が適用された実施形態、及びその変形例1,2を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の前提となる参考例の電子機器1の通信用ボード4の取付部の構成を示す斜視図、図2は、本参考例の電子機器1の通信用ボード4の取付部の構成を示す分解斜視図、図3は、通信用ボード4への補強板6の取付詳細を示す拡大図である。
本参考例の電子機器1は、CATV網に接続して映像信号等を受信するセットトップボックス(以下、STBとする)において、双方向での通信を可能とするために、CATV網を介してインターネットサービスを使用するために用いられる周知のモデムであるケーブルモデムを基板モジュール化したものが組み込まれたものであり、図1に示すように、基板等を収納する略直方体の筐体(図示なし)と、STB本来のチューナーとしての機能(選局、復調、スクランブル解除)を有するマザーボード2と、ケーブルモデムとしての機能を有し、マザーボード2上に垂直に配置される通信用ボード4と、通信用ボード4をマザーボード2に対して固定するための補強板6と、通信用ボード4に実装された電子部品12から発熱した熱を補強板6に伝導させるための熱伝導材8,10と、マザーボード2を筐体に対して固定するためのねじ部品等と、から構成されている。なお、図1(a)は、通信用ボード4の取付部を補強板6側から見た斜視図であり、図1(b)は、通信用ボード4の取付部を通信用ボード4側から見た斜視図である。
図2に示すように、マザーボード2は、回路パターン及び接地パターンからなるパターン配線が形成された長方形のプリント配線板上に、図示しないマイクロコンピュータ(以下、マイコンとする)等の電子部品が実装されてチューナーとしての機能を実現するための電子回路が構成されたものであり、基板の端部には、筐体への取り付けに使用するねじ挿通孔2aが形成されている。また、マザーボード2には、通信用ボード4に設けられたリード4aが挿通されることにより、通信用ボード4の電子回路と電気的に接続するためのスルーホール2cが、パターン上に一列にリード4aの数と同数形成されている。さらに、マザーボード2には、補強板6に形成された第1挿通片6aが挿通されることにより、補強板6を固定するための長孔状の挿通孔2bが、複数箇所(本参考例では4箇所)に形成されており、この挿通孔2bの周囲には接地パターンが形成されている。
通信用ボード4は、回路パターン及び接地パターンからなるパターン配線が形成された長方形のプリント配線板上に、マイコン等の電子部品12が実装されてケーブルモデムとしての機能を実現するための電子回路が構成されたものであり、1つの長辺側の端縁には、マザーボード2と接続するための接続端子として、一端が電子部品の取付面と反対側の面に対して垂直に接続され、他端が基板端から突出されたL字状のリード4aが複数設けられている。そして、通信用ボード4には、補強板6に形成された第2挿通片6bが挿通されることにより補強板6を固定するための長孔状の挿通孔4bが、外周に沿った複数箇所(本参考例では5箇所)に形成されており、これらの挿通孔4bの周囲には接地パターン4cが形成されている。
補強板6は、略長方形の金属の薄板の一端を、断面がL字状となるように折り曲げることにより形成された板金部品であり、通信用ボード4とほぼ等しい大きさに形成された長方形の基板取付板6dと、この基板取付板6dと直角をなす長方形の補助板6eとからなる。そして、基板取付板6dの端縁には複数箇所(本参考例では、1つの長辺に3箇所
、他の長辺に1箇所、短辺に1箇所)に凸部が形成されており、これらの凸部が補助板6e側に直角に折り曲げられることにより、通信用ボード4に形成された挿通孔4bに挿通可能な第2挿通片6bが構成されている。なお、この第2挿通片6bは、図3(c)に示すように、通信用ボード4に挿通される先端部の幅が狭い階段状(換言すると、凸型形状)に形成されている。
また、基板取付板6dの長辺の内の1辺(本参考例では第2挿通片6bが1箇所に設けられた辺)と、この長辺に続く補助板6eの短辺とには、先端がマザーボード2に形成された挿通孔2bに挿通可能な幅に階段状に形成された凸部が第1挿通片6aとして複数箇所(本参考例では、各辺に2箇所)に設けられている。さらに、基板取付板6dには、熱を逃がすための空気孔6cが、組立時に電子部品12と対向する面を避けて、複数形成されている。
熱伝導材8,10は、粘着剤の付いた絶縁放熱シートであり、通信用ボード4に実装された電子部品12の形状に合う大きさに夫々加工されている。そして、熱伝導材8,10は、組立時には、電子部品12と補強板6との間に挟まれた状態で、電子部品12が発生した熱を補強板6に放熱する。
次に、この電子機器1の組立手順について説明する。
まず、シート状の熱伝導材8,10を電子部品12上に夫々貼り付ける。そして、通信用ボード4の電子部品12の実装された面側から、補強板6に形成された第2挿通片6bを、通信用ボード4の挿通孔4bに挿通し、熱伝導材8,10を補強板6に密着させる。なお、第2挿通片6bの先端部は幅が狭い階段状に形成されているので、熱伝導材8,10が補強板6に密着された状態で、図3(b)に示すように、各第2挿通片6bの段になった部分が通信用ボード4に接触し、通信用ボード4と補強板6との間隔が一定となる。
次に、図3(a)、図3(b)に示すように、第2挿通片6bと、通信用ボード4に形成された接地パターン4cとをはんだ14にて接続し(他の第2挿通片6bも同様に接続する)、通信用ボード4を補強板6に対して固定する。
そして、このように通信用ボード4を補強板6に固定した状態で、通信用ボード4に設けられたリード4aをマザーボード2に形成されたスルーホール2cに挿通させると共に、補強板6に設けられた第1挿通片6aをマザーボード2に形成された挿通孔2bに挿通させる。また、リード4aを、マザーボード2のスルーホール2cの周囲に形成された図示しない回路パターンとはんだにて接続し、第1挿通片6aを、図示しない接地パターンにはんだにて接続し、補強板6をマザーボード2に対して固定する。
なお、図3(a)は、通信用ボード4への補強板6の取付詳細を示す拡大図、図3(b)は、図3(a)を上方から見た図、図3(c)は、補強板6の第2挿通片6bの詳細を示す拡大図である。
このように構成された参考例の電子機器1においては、通信用ボード4は、補強板6に形成された第2挿通片6bが、通信用ボード4に形成された挿通孔4bに挿通され、通信用ボード4の接地パターン4cにはんだ付けされることにより補強板6に対して固定されており、この補強板6は、補強板6に形成された第1挿通片6aが、マザーボード2に形成された挿通孔2bに挿通され、マザーボード2の接地パターンにはんだ付けされることによりマザーボード2に固定されている。
すなわち、リード4aと、スルーホール2cとからなる電子回路の接続部に加え、補強板6によってもマザーボード2と通信用ボード4とが固定されているので、通信用ボード
4がマザーボード2に対してより安定した状態で固定される。このため、リード4aに加わる外力を減らすことができ、電子回路の電気的な接続部であるリード4aが破壊されることを防止できる。そして、マザーボード2の接地パターンと通信用ボード4の接地パターン4cとは補強板6を介して接続されているので、マザーボード2と通信用ボード4とのグランドを確実に同電位とすることができる。
そして、マザーボード2と通信用ボード4の電子回路を電気的に接続する接続部を通信用ボード4に設けられた複数のリード4aと、マザーボード2に設けられたスルーホール2cとにより構成しているので、低コストで確実に電子回路同士を接続できる。
また、補強板6がL字状に構成され、L字状の端辺がマザーボード2に対向するようにマザーボード2に対して垂直に配置されているので、補強板6がマザーボード2に対してより安定した状態で固定される。このため、通信用ボード4が、より安定した状態で保持され、電子回路の電気的な接続部であるリード4aに加わる外力を減らすことができるので、このリード4aが破断することを防止できる。
さらに、通信用ボード4上に実装された電子部品12と補強板6との間に熱伝導材8,10が設けられているので、電子部品12から発熱する熱を、熱伝導材8,10を介して電子部品12から補強板6に伝導させ、補強板6から大気中に放熱させることができるので、熱により電子部品12が破壊されることを防止できる。
また、補強板6の電子部品12と対向しない面には、空気孔6cが形成されているので、通信用ボード4に実装された電子部品12の交換等の作業が発生した際には、補強板6を取り外すことなく作業できるので、都合がよい。また、通信用ボード4と、補強板6との間に熱がこもることが無いので、効率良く放熱できる。
なお、本参考例において、マザーボード2は、本発明の主基板に相当し、挿通孔2bは、本発明の第1挿通孔に相当し、スルーホール2cは、本発明の端子挿通孔に相当し、通信用ボード4は、本発明の副基板に相当し、リード4aは、本発明の接続端子に相当し、挿通孔4bは、本発明の第2挿通孔に相当し、第1挿通片6aは、本発明の第1凸部に相当し、第2挿通片6bは、本発明の第2凸部に相当する。
以上、本発明の前提となる参考例について説明したが、本発明が適用される実施形態では、外部入出力用のコネクタを備えた電子部品を通信用ボード4に実装する。つまり、本発明の実施形態では、図4、図5に示すように、この電子部品を補強板6の補助板6e側に実装し、コネクタを補助板6eに固定する。
なお、図4は、本発明が適用された実施形態の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す斜視図であり、図5は、実施形態の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す分解斜視図である。
本実施形態では、外周にねじ溝が形成された高周波コネクタ16a(例えば、F型コネクタ)を入出力端子として備えたダイプレクサを電子部品16として通信用ボード4に実装している。この電子部品16は、高周波コネクタ16aから入力される信号と、通信用ボード4から電子部品16に入力され、高周波コネクタ16aから出力する信号とを分けるためのものであり、通信用ボード4は、この電子部品16を介して、高周波コネクタ16aにケーブルにて接続された他の機器との間で信号の送受を行う。
実施形態の電子機器1においては、図5に示すように、補強板6の補助板6eに、電子部品16の高周波コネクタ16aが挿通される挿通孔6gが穿設されている。そして、通信用ボード4と補強板6とを組み立てる際には、まず、電子部品16の高周波コネクタ16aを補強板6に穿設された挿通孔6gに挿通しつつ、補強板6の第2挿通片6bを、通信用ボード4の挿通孔4bに挿通し、熱伝導材8,10を補強板6に密着させる。
次に、この状態において、電子部品16の補助板6e側の面16bと、補助板6eとの間に隙間がある場合には、適宜スペーサを挿入し、電子部品16の補助板6e側の面16bと、補助板6eとを確実に接触させ、補助板6eの電子部品16とは反対側の面から高周波コネクタ16aにナット18を螺合し、電子部品16を補強板6に対して固定する。そして、このように電子部品16を補強板6に固定した状態で、上記参考例と同様に補強板6をマザーボード2に対して固定する。
このように構成された本実施形態の電子機器1によれば、電子部品16が補強板6対しナット18にて固定されているので、例えば、電子部品16の高周波コネクタ16aにケーブルを脱着する際に、高周波コネクタ16aを介して電子部品16に力が加えられたとしても、電子部品16が移動しないので、電子部品16と通信用ボード4との接続部が破壊されることを防止できる。
なお、本実施形態においては、電子部品16を、高周波コネクタ16aに形成されたねじとナット18とにより補強板6に固定したが、電子部品16の補助板6e側に、ねじを挿通するための挿通孔が形成されたフランジを設け、このフランジを介して、他のねじ部品により、電子部品16を補強板6に対して固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態の変形例1として、通信用ボード4の設置パターン4cと、補強板6の第2挿通片6bとを、はんだ付けでなく、第2挿通片6bの先端部の折り曲げにより接続してもよい。図6(a)は、通信用ボード4への補強板6の取付詳細を示す拡大図、図6(b)は、図6(a)を上方から見た図、図6(c)は、補強板6の第2挿通片6bの詳細を示す拡大図である。
詳述すると、本変形例1では、図6(c)に示すように、補強板6に形成された第2挿通片6bを先端部の幅が広いT字型形状に形成し、第2挿通片6bを挿通孔4bに挿通した状態で、第2挿通片6bの先端部の両端を、図6(a)に示すように折り曲げることにより、通信用ボード4を補強板6に対して固定する。
このように構成された変形例1の電子機器1によれば、補強板6の第2挿通片6bの折り曲げられた部分が通信用ボード4の接地パターン4cと接触するので、容易な作業で、通信用ボード4の接地パターン4cと補強板6とを同電位とすることができる。
また、この変形例1において、通信用ボード4の挿通孔4bを、接地パターン4cと同電位となるスルーホールにて形成するようにしてもよい。このようにすると、第2挿通片6bの挿通孔4bに挿通された部分は、先端部が折り曲げられることにより、ねじれて挿通孔4bの内部に接触するので、通信用ボード4の接地パターン4cと補強板6とを、確実に同電位とすることができる。
そして、この変形例1においては、第2挿通片6bの先端部を折り曲げることにより、通信用ボード4の接地パターン4cと補強板6とを接続したが、この接続部をさらにはんだ付けしてもよく、このようにすると、接続がより確実になり、より確実に通信用ボード4の接地パターン4cと補強板6とを同電位とすることができる。
次に、上記実施形態の変形例2として、図7に示すように、第2挿通片6bの幅の狭くなった先端部に、コの字状の切り込み6fをコの字の開口部が第2挿通片6bの先端を向くように複数(本変形例2では2箇所)設け、この切り込み6fに囲まれた部分を折り曲げることにより、第2挿通片6bの上方又は下方に突出させるようにしてもよい。図7(a)は、変形例2の第2挿通片6bの詳細を示す拡大図、図7(b)は、変形例2の第2挿通片6bを側方及び上方から見た図である。
変形例2のようにすると、第2挿通片6bが、通信用ボード4の挿通孔4bに挿通された際に、第2挿通片6bの突出した部分が挿通孔4bの内壁に接触し、第2挿通片6bが挿通孔4bの内部で固定される。このため、補強板6を通信用ボード4に対して仮固定することができ、作業性がよい。
また、この変形例2において、通信用ボード4の挿通孔4bを、接地パターン4cと同電位となるスルーホールにて形成するようにしてもよい。このようにすると、第2挿通片6bの突出した部分が、スルーホールの内壁に接触するので、はんだ付けをすることなく、通信用ボード4の接地パターン4cと補強板6とを、確実に同電位とすることができる。
なお、上記変形例1、変形例2は、第2挿通片6b及び第2挿通片6bと通信用ボード4との接続に関するものであるが、本内容を第1挿通片6a及び第1挿通片6aとマザーボード2との接続に適用してもよく、適用することにより同様の効果を得ることができる。
そして、上記実施形態では、第1挿通片6a及び第2挿通片6bの先端部は階段状に形成されているが、単純な矩形状としてもよく、このようにすると、加工が容易である。
また、上記実施形態では、補強板6は、マザーボード2に対してはんだ付けにて固定されているが、さらに、例えば、補強板6の補助板6eにねじ挿通孔を設け、電子機器1の筐体と、補強板6とをねじ部品にて結合するようにしてもよい。このようにすると、補強板6が筐体に対して固定されるので、通信用ボード4の固定状態がより安定すると共に、筐体に対して直接グランドをとることができる。そして、筐体に対して熱を逃がすことができるので、より確実な放熱経路を確保できる。
参考例の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す斜視図である。 参考例の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す分解斜視図である。 参考例の通信用ボード4への補強板6の取付詳細を示す拡大図である。 実施形態の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す斜視図である。 実施形態の電子機器1の通信用ボード4取付部の構成を示す分解斜視図である。 変形例1の通信用ボード4への補強板6の取付詳細を示す拡大図である。 変形例2の第2挿通片の詳細を示す拡大図である。
1…電子機器、2…マザーボード、2a…ねじ挿通孔、2b…挿通孔、2c…スルーホール、4…通信用ボード、4a…リード、4b…挿通孔、4c…接地パターン、6…補強板、6a…第1挿通片、6b…第2挿通片、6c…空気孔、6d…基板取付板、6e…補助板、6f…切り込み、6g…挿通孔、8,10…熱伝導材、12,16…電子部品、18…ナット

Claims (1)

  1. 実装された電子部品により電子回路が構成され、特定の機能を実現する主基板と、
    実装された電子部品により電子回路が構成され、前記主基板上に垂直に配置されて前記主基板の電子回路と電気的に接続されることにより、機能を追加する副基板と、
    を備える電子機器であって、
    前記副基板と略等しい形状に形成され、その一端縁に、前記主基板に穿設された第1挿通孔に挿通されて前記主基板の接地パターンと接続される第1凸部が形成された導電性を有する補強板と、
    該補強板と、前記副基板とを、間隔をあけて略平行に配置すると共に、前記補強板と、前記副基板の接地パターンとを接続する固定部と、
    を備え、
    前記補強板は断面がL字状で、2つの板部の内の何れかである第1板部が前記副基板と略等しい形状となるように形成されていると共に、L字状の端辺が前記主基板に対向するように該主基板に対して垂直に配置され、
    前記副基板は、前記補強板の第1板部の表裏面の内、該第1板部と共にL字を形成する第2板部側の面に配置され、当該副基板において、該第2板部の近傍には電子部品が実装されており、
    該電子部品は、該第2板部に固定されていることを特徴とする電子機器。
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