JPH10218426A - 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置Info
- Publication number
- JPH10218426A JPH10218426A JP2303497A JP2303497A JPH10218426A JP H10218426 A JPH10218426 A JP H10218426A JP 2303497 A JP2303497 A JP 2303497A JP 2303497 A JP2303497 A JP 2303497A JP H10218426 A JPH10218426 A JP H10218426A
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- Japan
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- sheet material
- original
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】原稿の長さを検知するセンサを原稿トレイと原
稿搬送路とにそれぞれ設けたものにおいて、原稿トレイ
上のセンサが誤動作した場合でも、その影響を低減す
る。 【解決手段】原稿の長さは、原稿後端検知センサ41と
分離クロックセンサ100bとによって別々に検知し、
それらの検知結果はCPUにて比較される。そして、こ
れらの検知結果が異なる場合には、原稿後端検知センサ
41の結果は用いず、分離クロックセンサ100bの結
果を用いて原稿搬送制御等を行う。なお、原稿後端検知
センサ41が異常である旨の表示を、不図示の警告装置
にて行う。
稿搬送路とにそれぞれ設けたものにおいて、原稿トレイ
上のセンサが誤動作した場合でも、その影響を低減す
る。 【解決手段】原稿の長さは、原稿後端検知センサ41と
分離クロックセンサ100bとによって別々に検知し、
それらの検知結果はCPUにて比較される。そして、こ
れらの検知結果が異なる場合には、原稿後端検知センサ
41の結果は用いず、分離クロックセンサ100bの結
果を用いて原稿搬送制御等を行う。なお、原稿後端検知
センサ41が異常である旨の表示を、不図示の警告装置
にて行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、積載
された複数のシート材を順次送り出す自動シート材送り
装置及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置
に関する。
された複数のシート材を順次送り出す自動シート材送り
装置及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、積載された複数のシート材を
順次送り出す自動シート材送り装置が、複写機、ファク
シミリ、レーザービームプリンタ等の画像形成装置にて
用いられている。
順次送り出す自動シート材送り装置が、複写機、ファク
シミリ、レーザービームプリンタ等の画像形成装置にて
用いられている。
【0003】この自動シート材送り装置は、複数の原稿
が積載される原稿トレイを備えており、この原稿トレイ
には幅方向規制板が移動自在に配置されていて、原稿の
幅方向位置を規制するようになっている。また、原稿に
対向する位置には給紙ローラが配置されていて、積載さ
れた原稿を順次送り出すようになっており、原稿の搬送
路には、モータにて回転駆動されるローラが配置されて
いて、原稿を搬送するようになっている。
が積載される原稿トレイを備えており、この原稿トレイ
には幅方向規制板が移動自在に配置されていて、原稿の
幅方向位置を規制するようになっている。また、原稿に
対向する位置には給紙ローラが配置されていて、積載さ
れた原稿を順次送り出すようになっており、原稿の搬送
路には、モータにて回転駆動されるローラが配置されて
いて、原稿を搬送するようになっている。
【0004】ところで、このような自動シート材送り装
置においては、原稿を効率良く連続搬送等するには、原
稿の搬送方向の長さを検知することが不可欠である。そ
のために、原稿トレイに配置した反射型の光センサ、並
びに上記モータの回転量を計測するクロックセンサ等に
よって、原稿の搬送方向寸法を検知するようになってい
た。
置においては、原稿を効率良く連続搬送等するには、原
稿の搬送方向の長さを検知することが不可欠である。そ
のために、原稿トレイに配置した反射型の光センサ、並
びに上記モータの回転量を計測するクロックセンサ等に
よって、原稿の搬送方向寸法を検知するようになってい
た。
【0005】また、幅方向規制板にスライドボリューム
を設けて該規制板の位置を検知したり、原稿の搬送路中
にセンサを設けることによって、原稿の幅を検知するよ
うになっていた。
を設けて該規制板の位置を検知したり、原稿の搬送路中
にセンサを設けることによって、原稿の幅を検知するよ
うになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た反射型光センサが誤動作した場合には、誤ったデータ
に基づいて原稿の搬送制御等がされてしまい、その搬送
効率が悪くなる等の問題があった。
た反射型光センサが誤動作した場合には、誤ったデータ
に基づいて原稿の搬送制御等がされてしまい、その搬送
効率が悪くなる等の問題があった。
【0007】また、上述のようにスライドボリュームに
よって原稿の幅サイズの検知を行った場合には、原稿ト
レイにセットする原稿が単一サイズの場合には特に問題
とはならないものの、異なるサイズの原稿をセットした
場合には、単一サイズの原稿が載置されているものと誤
認識し、適正な搬送制御がなされないという問題があっ
た。
よって原稿の幅サイズの検知を行った場合には、原稿ト
レイにセットする原稿が単一サイズの場合には特に問題
とはならないものの、異なるサイズの原稿をセットした
場合には、単一サイズの原稿が載置されているものと誤
認識し、適正な搬送制御がなされないという問題があっ
た。
【0008】さらに、搬送中において原稿のサイズを検
知するようにした場合には、原稿をセットしてからサイ
ズ情報を得るまでに時間がかかってしまい、効率の良い
原稿搬送ができない等の問題があった。特に、この原稿
の画像を読み込むと共に、読み込んだ画像を転写紙に形
成する場合には、転写紙の給紙制御にも遅れが生ずると
いう問題があった。
知するようにした場合には、原稿をセットしてからサイ
ズ情報を得るまでに時間がかかってしまい、効率の良い
原稿搬送ができない等の問題があった。特に、この原稿
の画像を読み込むと共に、読み込んだ画像を転写紙に形
成する場合には、転写紙の給紙制御にも遅れが生ずると
いう問題があった。
【0009】そこで、本発明は、搬送効率の悪化等を防
止する自動シート材送り装置を提供することを目的とす
るものである。
止する自動シート材送り装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】また、本発明は、異常の発生を早く知るこ
とのできる自動シート材送り装置を提供することを目的
とするものである。
とのできる自動シート材送り装置を提供することを目的
とするものである。
【0011】さらに、本発明は、異なるサイズのシート
材をシート材積載手段にセットした場合においてもシー
ト材のサイズ及びその積載状態を検知できる自動シート
材送り装置を提供することを目的とするものである。
材をシート材積載手段にセットした場合においてもシー
ト材のサイズ及びその積載状態を検知できる自動シート
材送り装置を提供することを目的とするものである。
【0012】またさらに、本発明は、上記種々の目的を
達成する画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
達成する画像形成装置を提供することを目的とするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、複数のシート材が積載される
シート材積載手段と、該積載されたシート材に対向する
ように配置されて該シート材を順次送り出すシート材給
送手段と、を備えた自動シート材送り装置において、前
記シート材積載手段に配置されてシート材の搬送方向の
長さを検知する第1の検知手段と、シート材の搬送路中
に配置されてシート材の搬送方向の長さを検知する第2
の検知手段と、これら第1及び第2の検知手段の検知結
果を比較する比較手段と、を備え、かつ、これら第1及
び第2の検知手段の検知結果が異なる場合には、前記第
2の検知手段の検知結果を用いる、ことを特徴とする。
みなされたものであって、複数のシート材が積載される
シート材積載手段と、該積載されたシート材に対向する
ように配置されて該シート材を順次送り出すシート材給
送手段と、を備えた自動シート材送り装置において、前
記シート材積載手段に配置されてシート材の搬送方向の
長さを検知する第1の検知手段と、シート材の搬送路中
に配置されてシート材の搬送方向の長さを検知する第2
の検知手段と、これら第1及び第2の検知手段の検知結
果を比較する比較手段と、を備え、かつ、これら第1及
び第2の検知手段の検知結果が異なる場合には、前記第
2の検知手段の検知結果を用いる、ことを特徴とする。
【0014】この場合、異常を警告する警告手段を備
え、かつ、該警告手段は、前記第1及び第2の検知手段
の検知結果が異なっている場合に前記比較手段からの信
号に基づき前記第1の検知手段の異常を警告する、よう
にすると好ましい。
え、かつ、該警告手段は、前記第1及び第2の検知手段
の検知結果が異なっている場合に前記比較手段からの信
号に基づき前記第1の検知手段の異常を警告する、よう
にすると好ましい。
【0015】また、本発明は、画像読み取り位置にある
原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像読み
取り位置にまで原稿を搬送する自動シート材送り装置
と、を備えた画像形成装置において、前記自動シート材
送り装置が、複数の原稿が積載されるシート材積載手段
と、該積載された原稿に対向するように配置されて該原
稿を順次送り出すシート材給送手段と、前記シート材積
載手段に配置されて原稿の搬送方向の長さを検知する第
1の検知手段と、原稿の搬送路中に配置されて原稿の搬
送方向の長さを検知する第2の検知手段と、これら第1
及び第2の検知手段の検知結果を比較する比較手段と、
を備え、かつ、これら第1及び第2の検知手段の検知結
果が異なる場合には、前記第2の検知手段の検知結果を
用いる、ことを特徴とする。
原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像読み
取り位置にまで原稿を搬送する自動シート材送り装置
と、を備えた画像形成装置において、前記自動シート材
送り装置が、複数の原稿が積載されるシート材積載手段
と、該積載された原稿に対向するように配置されて該原
稿を順次送り出すシート材給送手段と、前記シート材積
載手段に配置されて原稿の搬送方向の長さを検知する第
1の検知手段と、原稿の搬送路中に配置されて原稿の搬
送方向の長さを検知する第2の検知手段と、これら第1
及び第2の検知手段の検知結果を比較する比較手段と、
を備え、かつ、これら第1及び第2の検知手段の検知結
果が異なる場合には、前記第2の検知手段の検知結果を
用いる、ことを特徴とする。
【0016】一方、本発明は、複数のシート材が積載さ
れるシート材積載手段と、該積載されたシート材に対向
するように配置されて該シート材を順次送り出すシート
材給送手段と、を備えた自動シート材送り装置におい
て、前記シート材給送手段の近傍に配置されてシート材
の有無を検知する第3の検知手段と、前記シート材給送
手段からシート材搬送方向上流側に所定距離離れた位置
に、かつシート材の幅方向に沿って互いに離間する位置
に配置されて、それぞれの位置においてシート材の有無
を検知する第4及び第5の検知手段と、を備え、かつ、
これら第3乃至第5の検知手段によってシート材のサイ
ズを検知する、ことを特徴とする。
れるシート材積載手段と、該積載されたシート材に対向
するように配置されて該シート材を順次送り出すシート
材給送手段と、を備えた自動シート材送り装置におい
て、前記シート材給送手段の近傍に配置されてシート材
の有無を検知する第3の検知手段と、前記シート材給送
手段からシート材搬送方向上流側に所定距離離れた位置
に、かつシート材の幅方向に沿って互いに離間する位置
に配置されて、それぞれの位置においてシート材の有無
を検知する第4及び第5の検知手段と、を備え、かつ、
これら第3乃至第5の検知手段によってシート材のサイ
ズを検知する、ことを特徴とする。
【0017】また一方、本発明は、画像読み取り位置に
ある原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像
読み取り位置にまで原稿を搬送する自動シート材送り装
置と、を備えた画像形成装置において、前記自動シート
材送り装置が、複数の原稿が積載されるシート材積載手
段と、該積載された原稿に対向するように配置されて該
原稿を順次送り出すシート材給送手段と、前記シート材
給送手段の近傍に配置されて原稿の有無を検知する第3
の検知手段と、前記シート材給送手段から原稿搬送方向
上流側に所定距離離れた位置に、かつ原稿の幅方向に沿
って互いに離間する位置に配置されて、それぞれの位置
において原稿の有無を検知する第4及び第5の検知手段
と、を備え、かつ、これら第3乃至第5の検知手段によ
って原稿のサイズを検知する、ことを特徴とする。
ある原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、該画像
読み取り位置にまで原稿を搬送する自動シート材送り装
置と、を備えた画像形成装置において、前記自動シート
材送り装置が、複数の原稿が積載されるシート材積載手
段と、該積載された原稿に対向するように配置されて該
原稿を順次送り出すシート材給送手段と、前記シート材
給送手段の近傍に配置されて原稿の有無を検知する第3
の検知手段と、前記シート材給送手段から原稿搬送方向
上流側に所定距離離れた位置に、かつ原稿の幅方向に沿
って互いに離間する位置に配置されて、それぞれの位置
において原稿の有無を検知する第4及び第5の検知手段
と、を備え、かつ、これら第3乃至第5の検知手段によ
って原稿のサイズを検知する、ことを特徴とする。
【0018】なお、以上構成に基づき、複数のシート材
をシート材積載手段に積載した状態でシート材給送手段
を駆動すると、積載されたシート材が順次送り出され
る。このとき、シート材の搬送方向の長さは、前記シー
ト材積載手段にシート材が積載された状態で第1の検知
手段によって検知され、シート材の搬送中に第2の検知
手段によって検知される。そして、これらの検知結果は
比較手段によって比較され、これらの検知結果が異なる
場合には、前記第2の検知手段の検知結果を用いて種々
の制御が行われる。
をシート材積載手段に積載した状態でシート材給送手段
を駆動すると、積載されたシート材が順次送り出され
る。このとき、シート材の搬送方向の長さは、前記シー
ト材積載手段にシート材が積載された状態で第1の検知
手段によって検知され、シート材の搬送中に第2の検知
手段によって検知される。そして、これらの検知結果は
比較手段によって比較され、これらの検知結果が異なる
場合には、前記第2の検知手段の検知結果を用いて種々
の制御が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0020】まず、本発明の実施の形態について、図1
乃至図27に沿って説明する。 〈画像形成装置の全体構成の説明〉図1は、本発明に係
る画像形成装置Gの全体構成を示す断面図であるが、こ
の画像形成装置Gの本体1(以下、“装置本体1”とす
る)は、画像読み取り位置にある原稿(シート材)の画
像情報を光学的に読み取る画像読み取り手段(以下、
“リーダ部”とする)200と、読み取った画像を所定
の用紙にプリントする画像出力部(以下、“プリンタ
部”とする)300と、を有しており、装置本体1の上
側には、原稿(シート材)を画像読み取り位置にまで順
次自動的に搬送すると共に該位置に搬送されてきた原稿
の表裏を反転する自動シート材送り装置(以下、“AD
F”とする)2が配置されている。 〈リーダ部200の説明〉このうちリーダ部200は、
装置本体1の上面を形成すると共に原稿が載置されるプ
ラテン3を有しており、そのプラテン3の下方には、ラ
ンプ202及びミラー203を有するスキャナーユニッ
ト204が移動自在に配置されている。また、リーダ部
200は、ミラー205、206、レンズ207並びに
イメージセンサ208等を有しており、原稿に記録され
た画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像デー
タとして読み込むように構成されている。なお、スキャ
ナーユニット204の位置制御は、周知のスッテピング
モータの駆動を制御することにより行うようにしても良
く、メカ式ストッパーを設けて行うようにしても良い。 〈プリンタ部300の説明〉プリンタ部300は周知の
画像形成手段であり、本発明に直接関係しないため詳し
い説明を省略する。 〈ADF2の説明〉次に、ADF2の構造について説明
する。 〈原稿トレイの説明〉図2は、ADFの構造を示す詳細
断面図であるが、このADF2は、多数の原稿(シート
材)を積載するための原稿トレイ(シート材積載手段)
4を有している。
乃至図27に沿って説明する。 〈画像形成装置の全体構成の説明〉図1は、本発明に係
る画像形成装置Gの全体構成を示す断面図であるが、こ
の画像形成装置Gの本体1(以下、“装置本体1”とす
る)は、画像読み取り位置にある原稿(シート材)の画
像情報を光学的に読み取る画像読み取り手段(以下、
“リーダ部”とする)200と、読み取った画像を所定
の用紙にプリントする画像出力部(以下、“プリンタ
部”とする)300と、を有しており、装置本体1の上
側には、原稿(シート材)を画像読み取り位置にまで順
次自動的に搬送すると共に該位置に搬送されてきた原稿
の表裏を反転する自動シート材送り装置(以下、“AD
F”とする)2が配置されている。 〈リーダ部200の説明〉このうちリーダ部200は、
装置本体1の上面を形成すると共に原稿が載置されるプ
ラテン3を有しており、そのプラテン3の下方には、ラ
ンプ202及びミラー203を有するスキャナーユニッ
ト204が移動自在に配置されている。また、リーダ部
200は、ミラー205、206、レンズ207並びに
イメージセンサ208等を有しており、原稿に記録され
た画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像デー
タとして読み込むように構成されている。なお、スキャ
ナーユニット204の位置制御は、周知のスッテピング
モータの駆動を制御することにより行うようにしても良
く、メカ式ストッパーを設けて行うようにしても良い。 〈プリンタ部300の説明〉プリンタ部300は周知の
画像形成手段であり、本発明に直接関係しないため詳し
い説明を省略する。 〈ADF2の説明〉次に、ADF2の構造について説明
する。 〈原稿トレイの説明〉図2は、ADFの構造を示す詳細
断面図であるが、このADF2は、多数の原稿(シート
材)を積載するための原稿トレイ(シート材積載手段)
4を有している。
【0021】図28は、原稿トレイ4の詳細構造を示す
平面図であるが、この原稿トレイ4には、一対の幅方向
規制板50が原稿の幅方向にスライド自在に支持されて
おり、この幅方向規制板50によって原稿の載置位置を
規定するようになっている。そして、積載される原稿の
幅方向位置をこれらの幅方向規制板50によって規制す
ることにより、いわゆる原稿束のずれを防止し、原稿の
給送時の安定性を確保している。なお、この原稿トレイ
4には原稿セット検知センサ40や後端検知センサ41
が配置されているが、これらについては後述する。
平面図であるが、この原稿トレイ4には、一対の幅方向
規制板50が原稿の幅方向にスライド自在に支持されて
おり、この幅方向規制板50によって原稿の載置位置を
規定するようになっている。そして、積載される原稿の
幅方向位置をこれらの幅方向規制板50によって規制す
ることにより、いわゆる原稿束のずれを防止し、原稿の
給送時の安定性を確保している。なお、この原稿トレイ
4には原稿セット検知センサ40や後端検知センサ41
が配置されているが、これらについては後述する。
【0022】また、この原稿トレイ4の左端部にはスト
ッパ21が回転自在に支持されており、このストッパ2
1は、トレイ上に立設されて原稿の給送を阻止する位置
(図中の実線位置)と、待避して該給送を阻害しない位
置(図中の鎖線位置)とを、選択的に取るように構成さ
れている。 〈各ローラ及び原稿搬送路の説明〉次に、ADF2内に
配置されたローラと、原稿が搬送される搬送経路とにつ
いて、図2乃至図4に沿って説明する。
ッパ21が回転自在に支持されており、このストッパ2
1は、トレイ上に立設されて原稿の給送を阻止する位置
(図中の実線位置)と、待避して該給送を阻害しない位
置(図中の鎖線位置)とを、選択的に取るように構成さ
れている。 〈各ローラ及び原稿搬送路の説明〉次に、ADF2内に
配置されたローラと、原稿が搬送される搬送経路とにつ
いて、図2乃至図4に沿って説明する。
【0023】図3は、原稿トレイ4の左端に配置された
給紙ローラ5等の構造並びに作用を示す図であり、
(a)は給紙ローラ5の最大上昇位置を示す図であり、
(b)は給紙ローラ5の最大下降位置を示す図である。
図4は給紙ローラ5等の構造を示す平面図である。
給紙ローラ5等の構造並びに作用を示す図であり、
(a)は給紙ローラ5の最大上昇位置を示す図であり、
(b)は給紙ローラ5の最大下降位置を示す図である。
図4は給紙ローラ5等の構造を示す平面図である。
【0024】上述した原稿トレイ4の左端には、図3
(a)に詳示するように、c1点を中心に揺動する揺動
アーム53が配置されており、揺動アーム53の先端に
は給紙ローラ(シート材給送手段)5が回転自在に支持
されている。この給紙ローラ5は、後述する分離モータ
100によって回転駆動されることに基づき、原稿トレ
イ4に積載された原稿を順次送り出すようになってい
る。なお、この揺動アーム53には貫通孔53aが弧状
に形成されている(詳細は次述)。また、給紙ローラ5
は、図4に示すように、積載された原稿に対向するよう
に原稿の幅方向に沿って複数個配置されている。
(a)に詳示するように、c1点を中心に揺動する揺動
アーム53が配置されており、揺動アーム53の先端に
は給紙ローラ(シート材給送手段)5が回転自在に支持
されている。この給紙ローラ5は、後述する分離モータ
100によって回転駆動されることに基づき、原稿トレ
イ4に積載された原稿を順次送り出すようになってい
る。なお、この揺動アーム53には貫通孔53aが弧状
に形成されている(詳細は次述)。また、給紙ローラ5
は、図4に示すように、積載された原稿に対向するよう
に原稿の幅方向に沿って複数個配置されている。
【0025】また、上述のc1点を中心にして揺動する
ように昇降アーム51が配置されており、この昇降アー
ム51は、図3(a)の位置から図3(b)の位置に移
動可能に構成されている。この昇降アーム51は、紙面
に平行に所定間隙を開けて配置された支板51a、51
bを有しており、これらの支板51a、51bには位置
決めピン51cがカシメ固定されている。そして、この
位置決めピン51cは上述した貫通孔53aに挿通され
ていて昇降アーム51が揺動アーム53に係合されるよ
うになっており、昇降アーム51を揺動させることに基
づき揺動アーム53を揺動させるようになっている。ま
た、上述した支板51a、51bには位置決めピン51
eがカシメ固定されている(詳細は次述)。
ように昇降アーム51が配置されており、この昇降アー
ム51は、図3(a)の位置から図3(b)の位置に移
動可能に構成されている。この昇降アーム51は、紙面
に平行に所定間隙を開けて配置された支板51a、51
bを有しており、これらの支板51a、51bには位置
決めピン51cがカシメ固定されている。そして、この
位置決めピン51cは上述した貫通孔53aに挿通され
ていて昇降アーム51が揺動アーム53に係合されるよ
うになっており、昇降アーム51を揺動させることに基
づき揺動アーム53を揺動させるようになっている。ま
た、上述した支板51a、51bには位置決めピン51
eがカシメ固定されている(詳細は次述)。
【0026】一方、c1点を中心に揺動するように分離
上ガイド板52が配置されており、その下方には分離下
ガイド板59が原稿トレイ4に連続するように配置され
ている。そして、分離下ガイド板59は、給紙ローラ5
によって搬出される原稿の下方に配置されて該原稿の下
面をガイドし、分離上ガイド板52は、搬出される原稿
の上方に配置されて該原稿の上面をガイドするようにな
っている。
上ガイド板52が配置されており、その下方には分離下
ガイド板59が原稿トレイ4に連続するように配置され
ている。そして、分離下ガイド板59は、給紙ローラ5
によって搬出される原稿の下方に配置されて該原稿の下
面をガイドし、分離上ガイド板52は、搬出される原稿
の上方に配置されて該原稿の上面をガイドするようにな
っている。
【0027】ところで、上述した昇降アーム51の位置
決めピン51eは、図3(a)に詳示するように、原稿
セット時(上昇位置)においては分離上ガイド板52を
下側から支えて原稿トレイ4との間を大きく開放してい
る。
決めピン51eは、図3(a)に詳示するように、原稿
セット時(上昇位置)においては分離上ガイド板52を
下側から支えて原稿トレイ4との間を大きく開放してい
る。
【0028】なお、給紙ローラ5は、給紙開始時には原
稿に当接するまで降下されるため(詳細は後述)、原稿
P上に着地したときに周知のようにバウンドする。そし
て、給紙ローラ5が原稿の幅方向に複数個配置されてい
る場合(図4参照)、複数の給紙ローラ5,…相互の圧
力バランス(原稿Pに対する圧力バランス)がくずれ、
そのバウンド状態で給送動作を開始すると原稿の斜行を
発生させる可能性が大きくなる。
稿に当接するまで降下されるため(詳細は後述)、原稿
P上に着地したときに周知のようにバウンドする。そし
て、給紙ローラ5が原稿の幅方向に複数個配置されてい
る場合(図4参照)、複数の給紙ローラ5,…相互の圧
力バランス(原稿Pに対する圧力バランス)がくずれ、
そのバウンド状態で給送動作を開始すると原稿の斜行を
発生させる可能性が大きくなる。
【0029】しかし、本実施の形態においては、給送ロ
ーラ5は、各々が独立懸架構成をとり、原稿Pにイコラ
イズしやすくなっているため、給紙性能の向上を計るこ
とが可能である。
ーラ5は、各々が独立懸架構成をとり、原稿Pにイコラ
イズしやすくなっているため、給紙性能の向上を計るこ
とが可能である。
【0030】一方、上述した昇降アーム51の回転中心
c1には分離搬送ローラ8が回転自在に支持されてお
り、該ローラ8の下方には、周知の分離ベルト6が回転
自在に配置されている。そして、これらの分離搬送ロー
ラ8や分離ベルト6は後述する分離モータ100によっ
て矢印の方向に回転駆動され、給紙ローラ5によって複
数の原稿が同時給送された場合には、分離搬送ローラ8
は1枚の原稿を下流側に搬送し、分離ベルト6は他の原
稿を原稿トレイ4の側へ戻すようになっている。そし
て、これらの分離搬送ローラ8と分離ベルト6とによっ
て分離部Sが構成されており、これらの原稿を分離する
ようになっている。なお、分離搬送ローラ8はワンウェ
イ機構を備えており、原稿が第1給送ローラ16(詳細
は次述)によって分離部Sから引き抜かれる時の搬送負
荷を軽減している。
c1には分離搬送ローラ8が回転自在に支持されてお
り、該ローラ8の下方には、周知の分離ベルト6が回転
自在に配置されている。そして、これらの分離搬送ロー
ラ8や分離ベルト6は後述する分離モータ100によっ
て矢印の方向に回転駆動され、給紙ローラ5によって複
数の原稿が同時給送された場合には、分離搬送ローラ8
は1枚の原稿を下流側に搬送し、分離ベルト6は他の原
稿を原稿トレイ4の側へ戻すようになっている。そし
て、これらの分離搬送ローラ8と分離ベルト6とによっ
て分離部Sが構成されており、これらの原稿を分離する
ようになっている。なお、分離搬送ローラ8はワンウェ
イ機構を備えており、原稿が第1給送ローラ16(詳細
は次述)によって分離部Sから引き抜かれる時の搬送負
荷を軽減している。
【0031】また、分離部Sの下流側(図示左側)に
は、図2に示すように第1給送ローラ16が回転自在に
支持されており、分離部Sから送られてくる原稿をさら
に下流側に搬送するようになっている。なお、分離部S
と第1給送ローラ16との間の原稿搬送路を符号(イ)
で示す。
は、図2に示すように第1給送ローラ16が回転自在に
支持されており、分離部Sから送られてくる原稿をさら
に下流側に搬送するようになっている。なお、分離部S
と第1給送ローラ16との間の原稿搬送路を符号(イ)
で示す。
【0032】さらに、この第1給送ローラ16の下流側
の原稿搬送路(ロ)は左下方に湾曲して形成されてお
り、該搬送路(ロ)には第2給送ローラ9が回転自在に
支持されている。そして、この第2給送ローラ9によっ
て原稿を下流側に搬送するようになっている。なお、こ
の第2給送ローラ9は、原稿が第1給送ローラ16によ
って搬送されてくる間は駆動が停止されるように構成さ
れており、これによって原稿にループを形成して該原稿
の斜行を防止するようになっている。
の原稿搬送路(ロ)は左下方に湾曲して形成されてお
り、該搬送路(ロ)には第2給送ローラ9が回転自在に
支持されている。そして、この第2給送ローラ9によっ
て原稿を下流側に搬送するようになっている。なお、こ
の第2給送ローラ9は、原稿が第1給送ローラ16によ
って搬送されてくる間は駆動が停止されるように構成さ
れており、これによって原稿にループを形成して該原稿
の斜行を防止するようになっている。
【0033】またさらに、この第2給送ローラ9の下方
からプラテン3の左上方にかけて原稿搬送路(ハ)が形
成されており、プラテン3の左上方には、駆動ローラ3
6が回転自在に支持されている。また、プラテン3の右
上方には、同じく回転自在に支持されたターンローラ3
7が配置されており、これらのローラ36,37には、
原稿と同程度の幅、又はそれ以上の幅を持つ幅広ベルト
7が巻き掛けられている。この幅広ベルト7は、プラテ
ン3に沿うように配置されて該プラテン3と共に原稿搬
送路(ニ)を形成し、かつ駆動ローラ36によって正逆
両方向に回転駆動されることに基づき、原稿Pをプラテ
ン3上の読み取り位置にまで搬送したり、該読み取り位
置から原稿を搬出したりできるようになっている。
からプラテン3の左上方にかけて原稿搬送路(ハ)が形
成されており、プラテン3の左上方には、駆動ローラ3
6が回転自在に支持されている。また、プラテン3の右
上方には、同じく回転自在に支持されたターンローラ3
7が配置されており、これらのローラ36,37には、
原稿と同程度の幅、又はそれ以上の幅を持つ幅広ベルト
7が巻き掛けられている。この幅広ベルト7は、プラテ
ン3に沿うように配置されて該プラテン3と共に原稿搬
送路(ニ)を形成し、かつ駆動ローラ36によって正逆
両方向に回転駆動されることに基づき、原稿Pをプラテ
ン3上の読み取り位置にまで搬送したり、該読み取り位
置から原稿を搬出したりできるようになっている。
【0034】つまり、本実施の形態においては、原稿ト
レイ4からプラテン3にかけて原稿搬送路(イ)(ロ)
(ハ)が湾曲して形成されており、給紙ローラ5、分離
部S、第1給送ローラ16及び第2給送ローラ9等の働
きによって、原稿トレイ上の原稿Pを、順次分離した上
でプラテン3まで搬送するようになっている。
レイ4からプラテン3にかけて原稿搬送路(イ)(ロ)
(ハ)が湾曲して形成されており、給紙ローラ5、分離
部S、第1給送ローラ16及び第2給送ローラ9等の働
きによって、原稿トレイ上の原稿Pを、順次分離した上
でプラテン3まで搬送するようになっている。
【0035】ところで、上述した原稿搬送路(ハ)は、
第2給送ローラ9から右下へプラテン3の方へ湾曲する
ように形成されているが、第2給送ローラ9から左下へ
は、反転給送路(チ)が湾曲して形成されており、該給
送路(チ)の終端部には第1反転ローラ17が回転自在
に支持されている。なお、この反転給送路(チ)と上述
した原稿搬送路(ニ)とは反転給排路(ホ)によって連
通されている。
第2給送ローラ9から右下へプラテン3の方へ湾曲する
ように形成されているが、第2給送ローラ9から左下へ
は、反転給送路(チ)が湾曲して形成されており、該給
送路(チ)の終端部には第1反転ローラ17が回転自在
に支持されている。なお、この反転給送路(チ)と上述
した原稿搬送路(ニ)とは反転給排路(ホ)によって連
通されている。
【0036】また、第1反転ローラ17からの反転給送
路(ヘ)は左上方に延設されており、該給送路(ヘ)の
終端部には第2反転ローラ18が回転自在に支持されて
いる。さらに、反転給送路(ヘ)は、第2反転ローラ1
8の上側において2つの反転給送路(リ)(ト)に分岐
されており、反転給送路(リ)は第2反転ローラ18か
ら右上方へ延設され、反転給送路(ト)は原稿搬送路
(ロ)の方へ延設されて反転給送路(ヘ)と原稿搬送路
(ロ)とを連通している。つまり、本実施の形態におい
ては、反転給送路(ホ)(ヘ)(リ)(ト)は、原稿搬
送路(ニ)、すなわち、原稿の読み取り位置に連設され
ている。また、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ
18は、反転給送路(ヘ)(リ)(ト)に沿って原稿を
搬送することにより原稿の表裏反転を行うようになって
いる。
路(ヘ)は左上方に延設されており、該給送路(ヘ)の
終端部には第2反転ローラ18が回転自在に支持されて
いる。さらに、反転給送路(ヘ)は、第2反転ローラ1
8の上側において2つの反転給送路(リ)(ト)に分岐
されており、反転給送路(リ)は第2反転ローラ18か
ら右上方へ延設され、反転給送路(ト)は原稿搬送路
(ロ)の方へ延設されて反転給送路(ヘ)と原稿搬送路
(ロ)とを連通している。つまり、本実施の形態におい
ては、反転給送路(ホ)(ヘ)(リ)(ト)は、原稿搬
送路(ニ)、すなわち、原稿の読み取り位置に連設され
ている。また、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ
18は、反転給送路(ヘ)(リ)(ト)に沿って原稿を
搬送することにより原稿の表裏反転を行うようになって
いる。
【0037】そして、本実施の形態においては、プラテ
ン3に搬送する前に原稿の表裏反転(プリ反転処理)を
行う場合には、 (イ)→(ロ)→(チ)→(ヘ)→(リ)→(ホ)→
(ニ) の順で原稿を搬送するようになっている(詳細は後
述)。
ン3に搬送する前に原稿の表裏反転(プリ反転処理)を
行う場合には、 (イ)→(ロ)→(チ)→(ヘ)→(リ)→(ホ)→
(ニ) の順で原稿を搬送するようになっている(詳細は後
述)。
【0038】また、既にプラテン3に搬送されて原稿の
読み取りが終了した後に原稿の表裏反転(反転処理)を
行う場合には、 (ホ)→(ヘ)→(ト)→(ハ)→(ニ) の順で原稿を搬送するようになっている(詳細は後
述)。
読み取りが終了した後に原稿の表裏反転(反転処理)を
行う場合には、 (ホ)→(ヘ)→(ト)→(ハ)→(ニ) の順で原稿を搬送するようになっている(詳細は後
述)。
【0039】一方、上述した幅広ベルト7の右方には原
稿排出路(ヌ)と排紙トレイ10とが配置されると共
に、原稿排出路(ヌ)には排紙ローラ12及び搬送ロー
ラ19が設けられており、画像読みとりが終了したプラ
テン3上の原稿Pを排紙トレイ10に排出するようにな
っている。
稿排出路(ヌ)と排紙トレイ10とが配置されると共
に、原稿排出路(ヌ)には排紙ローラ12及び搬送ロー
ラ19が設けられており、画像読みとりが終了したプラ
テン3上の原稿Pを排紙トレイ10に排出するようにな
っている。
【0040】また一方、排紙トレイ10の上方には、開
閉式の手差し原稿トレイ14が配置されていると共に、
このトレイ14の左端部には手差し給紙ローラ13が配
置されており、この給紙ローラ13と上述した搬送ロー
ラ19とによって、手差し原稿トレイ14にセットされ
た原稿P(1枚原稿)を手差し搬送路(ル)に給紙する
ように構成されている。
閉式の手差し原稿トレイ14が配置されていると共に、
このトレイ14の左端部には手差し給紙ローラ13が配
置されており、この給紙ローラ13と上述した搬送ロー
ラ19とによって、手差し原稿トレイ14にセットされ
た原稿P(1枚原稿)を手差し搬送路(ル)に給紙する
ように構成されている。
【0041】また、この手差し搬送路(ル)には手差し
レジストローラ11が設けられており、給紙された原稿
をプラテン3に搬送するように構成されている。なお、
このレジストローラ11は、上述した第2給送ローラ9
と同様に、原稿が搬送されてくる間は駆動が停止される
ように構成されており、これによって原稿にループを形
成して該原稿の斜行を防止するようになっている。
レジストローラ11が設けられており、給紙された原稿
をプラテン3に搬送するように構成されている。なお、
このレジストローラ11は、上述した第2給送ローラ9
と同様に、原稿が搬送されてくる間は駆動が停止される
ように構成されており、これによって原稿にループを形
成して該原稿の斜行を防止するようになっている。
【0042】一方、手差し給紙ローラ13の下流側には
手差しシャッタ28が回転自在に支持されており、この
手差しシャッタ28は、手差し搬送路(ル)を閉塞して
原稿(手差し原稿トレイ14にセットされた手差し原
稿)の給送を阻止する位置(図中の鎖線位置)と、待避
して該給送を阻害しない位置(図中の実線位置)とを、
選択的に取るように構成されている。これにより、画像
読み取りが終了した原稿をプラテン3から排紙トレイ1
0に搬送している間に、手差し原稿トレイ14にセット
された手差し原稿が手差し搬送路(ル)へ進入すること
が防止される。なお、このように手差しシャッタ28に
よって原稿の給送を阻止している間も手差し給紙ローラ
13は回転駆動されるが、該ローラ13の搬送力は、該
ローラ13と原稿とがスリップするように低く設定され
ている。〈フラッパの説明〉次に、上述した各原稿搬送
路に配置されるフラッパについて、図2に沿って説明す
る。
手差しシャッタ28が回転自在に支持されており、この
手差しシャッタ28は、手差し搬送路(ル)を閉塞して
原稿(手差し原稿トレイ14にセットされた手差し原
稿)の給送を阻止する位置(図中の鎖線位置)と、待避
して該給送を阻害しない位置(図中の実線位置)とを、
選択的に取るように構成されている。これにより、画像
読み取りが終了した原稿をプラテン3から排紙トレイ1
0に搬送している間に、手差し原稿トレイ14にセット
された手差し原稿が手差し搬送路(ル)へ進入すること
が防止される。なお、このように手差しシャッタ28に
よって原稿の給送を阻止している間も手差し給紙ローラ
13は回転駆動されるが、該ローラ13の搬送力は、該
ローラ13と原稿とがスリップするように低く設定され
ている。〈フラッパの説明〉次に、上述した各原稿搬送
路に配置されるフラッパについて、図2に沿って説明す
る。
【0043】上述した原稿搬送路(ハ)と反転給送路
(チ)と合流部には反転給紙フラッパ22が揺動自在に
配置されており、該フラッパ22は、図中の実線位置に
揺動されて原稿搬送路(ハ)を閉塞すると共に反転給送
路(チ)を開放し、或いは図中の鎖線位置に揺動されて
反転給送路(チ)を閉塞すると共に原稿搬送路(ハ)を
開放するように構成されている。
(チ)と合流部には反転給紙フラッパ22が揺動自在に
配置されており、該フラッパ22は、図中の実線位置に
揺動されて原稿搬送路(ハ)を閉塞すると共に反転給送
路(チ)を開放し、或いは図中の鎖線位置に揺動されて
反転給送路(チ)を閉塞すると共に原稿搬送路(ハ)を
開放するように構成されている。
【0044】また、反転給送路(リ)と反転給送路
(ト)との合流部(第2反転ローラ18の搬送方向下流
側)には反転フラッパ23が揺動自在に配置されてお
り、該フラッパ23は、図中の実線位置に揺動されて反
転給送路(ト)を閉塞すると共に反転給送路(リ)を開
放し、或いは図中の鎖線位置に揺動されて反転給送路
(リ)を閉塞すると共に反転給送路(ト)を開放するよ
うに構成されている。
(ト)との合流部(第2反転ローラ18の搬送方向下流
側)には反転フラッパ23が揺動自在に配置されてお
り、該フラッパ23は、図中の実線位置に揺動されて反
転給送路(ト)を閉塞すると共に反転給送路(リ)を開
放し、或いは図中の鎖線位置に揺動されて反転給送路
(リ)を閉塞すると共に反転給送路(ト)を開放するよ
うに構成されている。
【0045】さらに、反転給送路(チ)と反転給排路
(ホ)の合流部には一方向フラッパ24が揺動自在に配
置されており、該フラッパ24は、原稿Pを反転給送路
(チ)から反転給送路(ヘ)へ搬送する際のガイドの役
割を果たすと共に、原稿Pを反転給送路(ト)(ヘ)か
ら反転給排路(ホ)を経由させてプラテン3に搬送する
場合は、原稿Pの反転給送路(チ)への遡上を防止する
ようになっている。
(ホ)の合流部には一方向フラッパ24が揺動自在に配
置されており、該フラッパ24は、原稿Pを反転給送路
(チ)から反転給送路(ヘ)へ搬送する際のガイドの役
割を果たすと共に、原稿Pを反転給送路(ト)(ヘ)か
ら反転給排路(ホ)を経由させてプラテン3に搬送する
場合は、原稿Pの反転給送路(チ)への遡上を防止する
ようになっている。
【0046】またさらに、反転給排路(ホ)のプラテン
3側には、反転給紙フラッパ22と連動される給排フラ
ッパ25が揺動自在に配置されており、該フラッパ25
は、原稿Pを反転給排路(ホ)からプラテン3に搬送す
る場合は図中の実線位置に揺動されて、プラテン3に進
入する原稿Pの先端がプラテン3の端部と衝突するのを
防止し、逆にプラテン3から反転給排路(ホ)に原稿P
を搬送する場合は図中の鎖線位置に揺動されて、原稿P
が円滑に搬送されるようになっている。
3側には、反転給紙フラッパ22と連動される給排フラ
ッパ25が揺動自在に配置されており、該フラッパ25
は、原稿Pを反転給排路(ホ)からプラテン3に搬送す
る場合は図中の実線位置に揺動されて、プラテン3に進
入する原稿Pの先端がプラテン3の端部と衝突するのを
防止し、逆にプラテン3から反転給排路(ホ)に原稿P
を搬送する場合は図中の鎖線位置に揺動されて、原稿P
が円滑に搬送されるようになっている。
【0047】また、プラテン3の右端と手差しレジスト
ローラ11の間には排紙フラッパ26が揺動自在に配置
されており、該フラッパ26は、原稿Pを手差し搬送路
(ル)からプラテン3に搬送する場合は図中の実線位置
に揺動されてプラテン3に進入する原稿Pの先端がプラ
テン3の端部と衝突するのを防止し、逆にプラテン3か
ら原稿排出路(ヌ)に原稿Pを排出する場合は図中の鎖
線位置に揺動されて、原稿Pが円滑に排出されるように
なっている。
ローラ11の間には排紙フラッパ26が揺動自在に配置
されており、該フラッパ26は、原稿Pを手差し搬送路
(ル)からプラテン3に搬送する場合は図中の実線位置
に揺動されてプラテン3に進入する原稿Pの先端がプラ
テン3の端部と衝突するのを防止し、逆にプラテン3か
ら原稿排出路(ヌ)に原稿Pを排出する場合は図中の鎖
線位置に揺動されて、原稿Pが円滑に排出されるように
なっている。
【0048】さらに、原稿排出路(ヌ)と手差し搬送路
(ル)の合流部には一方向の手差しフラッパ27が揺動
自在に配置されており、該フラッパ27は、プラテン3
から排紙トレイ10に排出すべき原稿Pが手差し搬送路
(ル)に入り込むのを防止している。 〈駆動系統の説明〉次に、上述したローラやフラッパを
駆動する駆動系統について、図2に沿って説明する。
(ル)の合流部には一方向の手差しフラッパ27が揺動
自在に配置されており、該フラッパ27は、プラテン3
から排紙トレイ10に排出すべき原稿Pが手差し搬送路
(ル)に入り込むのを防止している。 〈駆動系統の説明〉次に、上述したローラやフラッパを
駆動する駆動系統について、図2に沿って説明する。
【0049】上述した分離搬送ローラ8や分離ベルト6
や給紙ローラ5は、PLL制御されたDCブラシモータ
(以下、“分離モータ”とする)100によって回転駆
動されるように構成されている。なお、この分離モータ
100と、分離搬送ローラ8及び分離ベルト6並びに給
紙ローラ5との間には分離クラッチ106が介装されて
おり、このクラッチ106によって駆動伝達をオン・オ
フするようになっている。また、分離モータ100のモ
ータ軸には、複数のスリットを有するクロック板100
aが固設されており、このクロック板100aに対向す
る位置には、透過型の光センサである分離クロックセン
サ100bが配置されている。そして、この分離クロッ
クセンサ100bは、分離モータ100が回転したとき
にモータ回転数に比例したクロックパルスを発生するよ
うになっている。つまり、このクロックパルスをカウン
トすることによって分離モータ100による原稿の送り
量を検知できるようになっている。なお、この分離クロ
ックセンサ100bは、後述する分離センサ30と共に
第2の検知手段を構成し、該分離センサ30が原稿先端
の通過を検知してから原稿後端の通過を検知するまで分
離クロックセンサ100bからのクロックパルスをカウ
ントすることによって、原稿の搬送方向の長さを検知す
るようになっている。
や給紙ローラ5は、PLL制御されたDCブラシモータ
(以下、“分離モータ”とする)100によって回転駆
動されるように構成されている。なお、この分離モータ
100と、分離搬送ローラ8及び分離ベルト6並びに給
紙ローラ5との間には分離クラッチ106が介装されて
おり、このクラッチ106によって駆動伝達をオン・オ
フするようになっている。また、分離モータ100のモ
ータ軸には、複数のスリットを有するクロック板100
aが固設されており、このクロック板100aに対向す
る位置には、透過型の光センサである分離クロックセン
サ100bが配置されている。そして、この分離クロッ
クセンサ100bは、分離モータ100が回転したとき
にモータ回転数に比例したクロックパルスを発生するよ
うになっている。つまり、このクロックパルスをカウン
トすることによって分離モータ100による原稿の送り
量を検知できるようになっている。なお、この分離クロ
ックセンサ100bは、後述する分離センサ30と共に
第2の検知手段を構成し、該分離センサ30が原稿先端
の通過を検知してから原稿後端の通過を検知するまで分
離クロックセンサ100bからのクロックパルスをカウ
ントすることによって、原稿の搬送方向の長さを検知す
るようになっている。
【0050】また、第2給送ローラ9、第1反転ローラ
17及び第2反転ローラ18は、正逆回転可能なステッ
ピングモータ(以下、“搬送モータ”とする)101に
よって回転駆動されるように構成されている。なお、第
2給送ローラ9の従動ローラ軸には、複数のスリットを
有するクロック板101aが固設されており、このクロ
ック板101aに対向する位置には、透過型の光センサ
である反転クロックセンサ101bが配置されている。
そして、この反転クロックセンサ101bは、従動ロー
ラの回転数に比例したクロックパルスを発生するように
なっている。そして、第2給送ローラ9で原稿Pを搬送
している際にスリップが発生した場合、このクロックパ
ルス数と搬送モータ101の駆動クロック数からスリッ
プ量を計測できるようにしている。
17及び第2反転ローラ18は、正逆回転可能なステッ
ピングモータ(以下、“搬送モータ”とする)101に
よって回転駆動されるように構成されている。なお、第
2給送ローラ9の従動ローラ軸には、複数のスリットを
有するクロック板101aが固設されており、このクロ
ック板101aに対向する位置には、透過型の光センサ
である反転クロックセンサ101bが配置されている。
そして、この反転クロックセンサ101bは、従動ロー
ラの回転数に比例したクロックパルスを発生するように
なっている。そして、第2給送ローラ9で原稿Pを搬送
している際にスリップが発生した場合、このクロックパ
ルス数と搬送モータ101の駆動クロック数からスリッ
プ量を計測できるようにしている。
【0051】さらに、上述した駆動ローラ36(すなわ
ち、幅広ベルト7)は、正逆回転可能なステッピングモ
ータ(以下、“ベルトモータ”とする)102によって
回転駆動されるようになっている。なお、このベルトモ
ータ102も、複数のスリットを有するクロック板と、
透過型の光センサであるクロックセンサとによってモー
タ回転数を検知できるようになっている。
ち、幅広ベルト7)は、正逆回転可能なステッピングモ
ータ(以下、“ベルトモータ”とする)102によって
回転駆動されるようになっている。なお、このベルトモ
ータ102も、複数のスリットを有するクロック板と、
透過型の光センサであるクロックセンサとによってモー
タ回転数を検知できるようになっている。
【0052】ここで、駆動ローラ36の回転は、幅広ベ
ルト7によってターンローラ37に伝えられるが、ター
ンローラ37からは手差しレジストローラ11に駆動が
伝えられており、プラテン3上の原稿の搬送速度と手差
しレジストローラ11の搬送速度は等しくなるようにし
てある。
ルト7によってターンローラ37に伝えられるが、ター
ンローラ37からは手差しレジストローラ11に駆動が
伝えられており、プラテン3上の原稿の搬送速度と手差
しレジストローラ11の搬送速度は等しくなるようにし
てある。
【0053】また、上述した昇降アーム51は、正逆可
能なステッピングモータ(以下、“揺動モータ”とす
る)103によって揺動されるように構成されている。
なお、この揺動モータも、複数のスリットを有するクロ
ック板と、透過型の光センサであるクロックセンサとに
よってモータ回転数を検知できるようになっている。
能なステッピングモータ(以下、“揺動モータ”とす
る)103によって揺動されるように構成されている。
なお、この揺動モータも、複数のスリットを有するクロ
ック板と、透過型の光センサであるクロックセンサとに
よってモータ回転数を検知できるようになっている。
【0054】さらに、排紙ローラ12及び手差し給紙ロ
ーラ13は、FGサーボ制御式のDCモータ(以下、
“排紙モータ”とする)104によって回転駆動される
ように構成されている。なお、排紙モータ104のモー
タ軸には、複数のスリットを有するクロック板104a
が固設されており、このクロック板104aに対向する
位置には、透過型の光センサである排紙クロックセンサ
104bが配置されている。そして、この排紙クロック
センサ104bは、排紙モータ104が回転したときモ
ータの回転数に比例したクロックパルスを発生するよう
になっている。
ーラ13は、FGサーボ制御式のDCモータ(以下、
“排紙モータ”とする)104によって回転駆動される
ように構成されている。なお、排紙モータ104のモー
タ軸には、複数のスリットを有するクロック板104a
が固設されており、このクロック板104aに対向する
位置には、透過型の光センサである排紙クロックセンサ
104bが配置されている。そして、この排紙クロック
センサ104bは、排紙モータ104が回転したときモ
ータの回転数に比例したクロックパルスを発生するよう
になっている。
【0055】またさらに、上述したストッパ21は、ス
トッパソレノイド105によって駆動され、具体的に
は、ストッパソレノイド105がオフのときには図中の
実線位置にあり、ソレノイド105がオンのときには図
中の鎖線位置に揺動されるようになっている。
トッパソレノイド105によって駆動され、具体的に
は、ストッパソレノイド105がオフのときには図中の
実線位置にあり、ソレノイド105がオンのときには図
中の鎖線位置に揺動されるようになっている。
【0056】また、反転給紙フラッパ22及び給排フラ
ッパ25はパス切り替えソレノイド107によって駆動
され、具体的には、ソレノイド107がオフのときには
それぞれ図中の実線位置にあり、ソレノイド107がオ
ンのときにはそれぞれ図中の鎖線位置に揺動されるよう
になっている。
ッパ25はパス切り替えソレノイド107によって駆動
され、具体的には、ソレノイド107がオフのときには
それぞれ図中の実線位置にあり、ソレノイド107がオ
ンのときにはそれぞれ図中の鎖線位置に揺動されるよう
になっている。
【0057】さらに、反転フラッパ23は反転フラッパ
ソレノイド108によって駆動され、具体的には。ソレ
ノイド108がオフのときには図中の実線位置にあり、
ソレノイド108がオンのときには図中の鎮線位置に揺
動されるようになっている。
ソレノイド108によって駆動され、具体的には。ソレ
ノイド108がオフのときには図中の実線位置にあり、
ソレノイド108がオンのときには図中の鎮線位置に揺
動されるようになっている。
【0058】またさらに、排紙フラッパ26並びに手差
しシャッタ28は排紙フラッパソレノイド109によっ
て駆動され、具体的には、ソレノイド109がオフのと
きには図中の鎖線位置にあり、ソレノイド109がオン
のときには図中の実線位置に揺動されるようになってい
る。 〈各センサの説明〉次に、各センサーについて説明す
る。
しシャッタ28は排紙フラッパソレノイド109によっ
て駆動され、具体的には、ソレノイド109がオフのと
きには図中の鎖線位置にあり、ソレノイド109がオン
のときには図中の実線位置に揺動されるようになってい
る。 〈各センサの説明〉次に、各センサーについて説明す
る。
【0059】上述した昇降アーム51は、図3(a)に
詳示するように昇降アームフラグ51dを有しており、
このフラグ51dに対応する位置(分離部Sの上方)に
は、透過型の光センサである給紙ローラホームセンサ4
5が設けられている。そして、昇降アーム51が上昇
し、昇降アームフラグ51dが図示のように給紙ローラ
ホームセンサ45のセンサ光路を遮光したときに、昇降
アーム51がホームポジションである待機位置にあると
検知できるようになっている。
詳示するように昇降アームフラグ51dを有しており、
このフラグ51dに対応する位置(分離部Sの上方)に
は、透過型の光センサである給紙ローラホームセンサ4
5が設けられている。そして、昇降アーム51が上昇
し、昇降アームフラグ51dが図示のように給紙ローラ
ホームセンサ45のセンサ光路を遮光したときに、昇降
アーム51がホームポジションである待機位置にあると
検知できるようになっている。
【0060】また、揺動アーム53の一部には、図3
(a)に詳示するように揺動アームフラグ54が形成さ
れており、昇降アーム51には、揺動アーム53及び昇
降アーム51の相対位置を検知する揺動位置センサ46
が取り付けられている。そして、図11(b)に示すよ
うに給紙ローラ5が最上の原稿に当接すると揺動位置セ
ンサ46は揺動アームフラグ54によって遮蔽されてオ
ン信号を出力するようになっている。そして、この揺動
位置センサ46の検知結果に基づいて、給紙ローラ5が
当接位置と離間位置とに移動されるようになっている。
(a)に詳示するように揺動アームフラグ54が形成さ
れており、昇降アーム51には、揺動アーム53及び昇
降アーム51の相対位置を検知する揺動位置センサ46
が取り付けられている。そして、図11(b)に示すよ
うに給紙ローラ5が最上の原稿に当接すると揺動位置セ
ンサ46は揺動アームフラグ54によって遮蔽されてオ
ン信号を出力するようになっている。そして、この揺動
位置センサ46の検知結果に基づいて、給紙ローラ5が
当接位置と離間位置とに移動されるようになっている。
【0061】さらに、原稿トレイ4におけるストッパ2
1の上流部近傍に相当する位置には、図2に示すよう
に、透過型の光センサである原稿セット検知センサ(第
3の検知手段)40が設けられており、該位置での原稿
の有無を検知することに基づき、原稿Pが原稿トレイ4
にセットされたことを検出するようになっている。
1の上流部近傍に相当する位置には、図2に示すよう
に、透過型の光センサである原稿セット検知センサ(第
3の検知手段)40が設けられており、該位置での原稿
の有無を検知することに基づき、原稿Pが原稿トレイ4
にセットされたことを検出するようになっている。
【0062】またさらに、原稿トレイ4には、ストッパ
21から原稿搬送方向上流側に225mmだけ離れた位
置に、反射型の光センサである原稿後端検知センサ(第
1の検知手段、第4の検知手段)41や原稿後端検知セ
ンサ(第5の検知手段)42が配置されている。これら
のセンサ41,42は、図28に詳示するように幅方向
規制板50に取り付けられており、原稿の幅方向に沿っ
て互いに離間する位置に配置されている。そして、これ
らのセンサ41,42は、それぞれの位置において原稿
の有無を検知することにより、原稿のサイズを検知する
ようになっている。
21から原稿搬送方向上流側に225mmだけ離れた位
置に、反射型の光センサである原稿後端検知センサ(第
1の検知手段、第4の検知手段)41や原稿後端検知セ
ンサ(第5の検知手段)42が配置されている。これら
のセンサ41,42は、図28に詳示するように幅方向
規制板50に取り付けられており、原稿の幅方向に沿っ
て互いに離間する位置に配置されている。そして、これ
らのセンサ41,42は、それぞれの位置において原稿
の有無を検知することにより、原稿のサイズを検知する
ようになっている。
【0063】なお、図28においては原稿後端検知セン
サを2つ設けるものとしているが、図31に示すように
原稿後端検知センサを3つ設けるようにしてもよい。す
なわち、ストッパ21から原稿搬送方向上流側に225
mmだけ離れた位置であって、原稿後端検知センサ41
並びに原稿後端検知センサ42に対して原稿の幅方向に
離間する位置に配置されるように、原稿後端検知センサ
(第6の検知手段)42Sを幅方向規制板50に取り付
け、この原稿後端検知センサ42Sによって該位置にお
ける原稿の有無を検知するようにしてもよい。
サを2つ設けるものとしているが、図31に示すように
原稿後端検知センサを3つ設けるようにしてもよい。す
なわち、ストッパ21から原稿搬送方向上流側に225
mmだけ離れた位置であって、原稿後端検知センサ41
並びに原稿後端検知センサ42に対して原稿の幅方向に
離間する位置に配置されるように、原稿後端検知センサ
(第6の検知手段)42Sを幅方向規制板50に取り付
け、この原稿後端検知センサ42Sによって該位置にお
ける原稿の有無を検知するようにしてもよい。
【0064】また、原稿セット検知センサ40と後端検
知センサ41の中間には、図2に示すように、反射型の
光センサである最終原稿検知センサ43が設けられてお
り、搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを判定できる
ようになっている。
知センサ41の中間には、図2に示すように、反射型の
光センサである最終原稿検知センサ43が設けられてお
り、搬送中の原稿が最終原稿であるか否かを判定できる
ようになっている。
【0065】さらに、原稿トレイ4の下部には紙幅検知
センサ44が設けられており、幅方向規制板50の位置
を検出することに基づき原稿トレイ4上にセットされた
原稿Pの幅方向の長さを検出するようになっている。
センサ44が設けられており、幅方向規制板50の位置
を検出することに基づき原稿トレイ4上にセットされた
原稿Pの幅方向の長さを検出するようになっている。
【0066】またさらに、分離搬送ローラ8と第1給送
ローラ16の間の原稿搬送路中には、透過型の光センサ
である分離センサ(第2の検知手段)30が設けられて
おり、分離搬送ローラ8で搬送されてきた原稿Pの通過
を検出するようになっている。
ローラ16の間の原稿搬送路中には、透過型の光センサ
である分離センサ(第2の検知手段)30が設けられて
おり、分離搬送ローラ8で搬送されてきた原稿Pの通過
を検出するようになっている。
【0067】また、分離センサ30と搬送方向に同じ位
置で、スラスト方向(原稿の幅方向)に所定距離離れた
位置には、同じく透過型の光センサである斜行検知セン
サ31が併設されており、分離センサ30と共に、給送
されてきた原稿の斜行量を検出出来るようになってい
る。
置で、スラスト方向(原稿の幅方向)に所定距離離れた
位置には、同じく透過型の光センサである斜行検知セン
サ31が併設されており、分離センサ30と共に、給送
されてきた原稿の斜行量を検出出来るようになってい
る。
【0068】また、第1給送ローラ16の下流側で該ロ
ーラ16の近傍には、フラグ移動によって原稿Pを検出
する混載検知センサ32が設けられており、原稿トレイ
4上のセンサと合わせて、異なるサイズの原稿が原稿ト
レイ4にセットされていることを原稿搬送中に検出でき
るようにしている。
ーラ16の近傍には、フラグ移動によって原稿Pを検出
する混載検知センサ32が設けられており、原稿トレイ
4上のセンサと合わせて、異なるサイズの原稿が原稿ト
レイ4にセットされていることを原稿搬送中に検出でき
るようにしている。
【0069】さらに、第2給送ローラ9の上流側でかつ
該ローラ9の近傍には、透過型の光センサである給紙セ
ンサ35が配設されており、原稿搬送路(イ)(ロ)
(ハ)及び反転給送路(ト)を搬送される原稿Pの前端
及び後端を検知するようになっている。
該ローラ9の近傍には、透過型の光センサである給紙セ
ンサ35が配設されており、原稿搬送路(イ)(ロ)
(ハ)及び反転給送路(ト)を搬送される原稿Pの前端
及び後端を検知するようになっている。
【0070】またさらに、給送ローラ9の下流側には、
同じく透過型の光センサであるレジストセンサ39が配
設されていて、原稿Pの後端を検出する事によって原稿
Pの停止位置を制御するようになっている。
同じく透過型の光センサであるレジストセンサ39が配
設されていて、原稿Pの後端を検出する事によって原稿
Pの停止位置を制御するようになっている。
【0071】また、反転給排路(ホ)には、透過型の光
センサである反転センサ38が配設されており、プラテ
ン3から排出された原稿P、または、プラテン3に進入
する原稿Pを検出するようになっている。
センサである反転センサ38が配設されており、プラテ
ン3から排出された原稿P、または、プラテン3に進入
する原稿Pを検出するようになっている。
【0072】さらに、反転給送路(リ)には、フラグ移
動によって原稿Pを検出する反転検知センサ33が設け
られており、反転フラッパ23の切り替えによって原稿
Pが反転給送路(リ)に導かれた事を検出するようにな
っている。
動によって原稿Pを検出する反転検知センサ33が設け
られており、反転フラッパ23の切り替えによって原稿
Pが反転給送路(リ)に導かれた事を検出するようにな
っている。
【0073】またさらに、手差しレジストローラ11の
排紙方向下流近傍には、透過型の光センサである手差し
レジストセンサ34が設けられており、手差し搬送路
(ル)からの原稿を検出すると共に、プラテン3から原
稿排出路(ヌ)へ排出される原稿Pを検出するようにな
っている。
排紙方向下流近傍には、透過型の光センサである手差し
レジストセンサ34が設けられており、手差し搬送路
(ル)からの原稿を検出すると共に、プラテン3から原
稿排出路(ヌ)へ排出される原稿Pを検出するようにな
っている。
【0074】また、手差し給紙ローラ13の手差し原稿
トレイ14側には、フラグ移動によって原稿Pを検出す
る手差し原稿検知センサ370が設けられており、手差
し原稿トレイ14に原稿がセットされたことを検出する
ようになっている。 〈読み取り位置の説明〉次に、原稿の読み取り位置につ
いて、図5に沿って説明する。
トレイ14側には、フラグ移動によって原稿Pを検出す
る手差し原稿検知センサ370が設けられており、手差
し原稿トレイ14に原稿がセットされたことを検出する
ようになっている。 〈読み取り位置の説明〉次に、原稿の読み取り位置につ
いて、図5に沿って説明する。
【0075】図5はプラテン3上の原稿読み取り位置を
示した図であり、原稿搬送モード、搬送する原稿サイズ
により図のR1、R2、R3の位置をとる。
示した図であり、原稿搬送モード、搬送する原稿サイズ
により図のR1、R2、R3の位置をとる。
【0076】符号R1は、両面原稿モード時の読み取り
位置であり、この位置に載置された原稿は装置本体1の
スキャナー204の走査によって画像読み取りが行われ
るようになっている。
位置であり、この位置に載置された原稿は装置本体1の
スキャナー204の走査によって画像読み取りが行われ
るようになっている。
【0077】符号R2は、ハーフサイズ片面原稿搬送モ
ード時における読み取り位置であり、原稿Pがこの位置
R2(以下、“第2画先R2”とする)に来ると画像読
み取りを開始するようになっている。なお、このモード
では、装置本体1のスキャナー204は固定され、原稿
を搬送しながら画像読み取りを行うようになっている。
ード時における読み取り位置であり、原稿Pがこの位置
R2(以下、“第2画先R2”とする)に来ると画像読
み取りを開始するようになっている。なお、このモード
では、装置本体1のスキャナー204は固定され、原稿
を搬送しながら画像読み取りを行うようになっている。
【0078】符号R3は、ラージサイズ片面原稿搬送モ
ード、並びにハーフサイズ原稿を縦送りする場合におけ
る読み取り位置であり、原稿Pがこの位置R3(以下、
“第3画先R3”とする)に来ると画像読み取りを開始
するようになっている。なお、このモードでも、装置本
体1のスキャナー204は固定され、原稿を搬送しなが
ら画像読み取りを行うようになっている。
ード、並びにハーフサイズ原稿を縦送りする場合におけ
る読み取り位置であり、原稿Pがこの位置R3(以下、
“第3画先R3”とする)に来ると画像読み取りを開始
するようになっている。なお、このモードでも、装置本
体1のスキャナー204は固定され、原稿を搬送しなが
ら画像読み取りを行うようになっている。
【0079】図5において、符号L1は、第2給送ロー
ラ9のニップ点から第1画先R1までの距離を示し、符
号L2は、第2給送ローラ9のニップ点から第2画先R
2までの距離を示し、符号L3は、第2給送ローラ9の
ニップ点から第3画先R3までの距離を示す。また、符
号L4は、ハーフサイズの原稿がプラテン3の左側に載
置された場合における第1画先R1から原稿先端までの
距離を示し、符号L5は待機位置に停止した原稿の先端
と第2画先R2との距離、符号L6は先行原稿の後端と
後続原稿の後端までの距離(紙間距離)、符号L7は第
1画先R1から手差しレジストローラ11までの距離を
示す。
ラ9のニップ点から第1画先R1までの距離を示し、符
号L2は、第2給送ローラ9のニップ点から第2画先R
2までの距離を示し、符号L3は、第2給送ローラ9の
ニップ点から第3画先R3までの距離を示す。また、符
号L4は、ハーフサイズの原稿がプラテン3の左側に載
置された場合における第1画先R1から原稿先端までの
距離を示し、符号L5は待機位置に停止した原稿の先端
と第2画先R2との距離、符号L6は先行原稿の後端と
後続原稿の後端までの距離(紙間距離)、符号L7は第
1画先R1から手差しレジストローラ11までの距離を
示す。
【0080】いま、ハーフサイズ原稿の搬送方向の長さ
をLphとしたとき、
をLphとしたとき、
【0081】
【式1】L7<[L4+2×L6+Lph] L2>[L5−Lph] となるようにハーフサイズ原稿の停止位置が制御される
ため、図5に示すように、プラテン3上に後続原稿P
n、Pn‐1が停止しているときでも先行原稿Pn‐2
の後端は手差しレジストローラ11のニップを抜け、画
像形成のため待機している後続原稿Pnの後端は第2給
送ローラ9のニップを抜ける。 〈制御回路の説明〉次に、ADF2の制御回路につい
て、図6に沿って説明する。
ため、図5に示すように、プラテン3上に後続原稿P
n、Pn‐1が停止しているときでも先行原稿Pn‐2
の後端は手差しレジストローラ11のニップを抜け、画
像形成のため待機している後続原稿Pnの後端は第2給
送ローラ9のニップを抜ける。 〈制御回路の説明〉次に、ADF2の制御回路につい
て、図6に沿って説明する。
【0082】図6は、本実施の形態の制御回路の回路構
成を示すブロック図である。この制御回路Cは、マイク
ロプロセッサ(以下、“CPU”とする)211を中心
に構成されており、電池によりバックアップされるRA
M(不図示)と、制御シーケンスソフトの格納されたR
OM(同じく不図示)を備えている。なお、符号212
は、複写機本体とのデータ通信を制御するための通信用
ICである。
成を示すブロック図である。この制御回路Cは、マイク
ロプロセッサ(以下、“CPU”とする)211を中心
に構成されており、電池によりバックアップされるRA
M(不図示)と、制御シーケンスソフトの格納されたR
OM(同じく不図示)を備えている。なお、符号212
は、複写機本体とのデータ通信を制御するための通信用
ICである。
【0083】また、CPU211の入力ポートには、分
離センサ30、斜行検知センサ31、混載検知センサ3
2、反転検知センサ33、手差しレジストセンサ34、
給紙センサ35、反転センサ38、手差し原稿検知セン
サ370、レジストセンサ39、原稿セット検知センサ
40、原稿後端検知センサ41、最終原稿検知センサ4
3、紙幅検知センサ44、給紙ローラホームセンサ4
5、揺動位置センサ46等の各種センサが接続されてお
り、装置内における、原稿の挙動、及び可動負荷の挙動
をモニターするために用いられるようになっている。
離センサ30、斜行検知センサ31、混載検知センサ3
2、反転検知センサ33、手差しレジストセンサ34、
給紙センサ35、反転センサ38、手差し原稿検知セン
サ370、レジストセンサ39、原稿セット検知センサ
40、原稿後端検知センサ41、最終原稿検知センサ4
3、紙幅検知センサ44、給紙ローラホームセンサ4
5、揺動位置センサ46等の各種センサが接続されてお
り、装置内における、原稿の挙動、及び可動負荷の挙動
をモニターするために用いられるようになっている。
【0084】一方、CPU211の出力ポートにはドラ
イブ回路213,…を介してモータ100,…等が接続
されている。
イブ回路213,…を介してモータ100,…等が接続
されている。
【0085】すなわち、上述した分離モータ100(D
Cブラシモータ)は、ドライバ213及びコントローラ
213aを介してCPU211に接続されており、ドラ
イバ213とコントローラ213aとによって駆動制御
されるようになっている。なお、コントローラ213a
には、CPU211からモータ回転数の基準となる基準
クロック、オン、オフ信号などが入力されている。
Cブラシモータ)は、ドライバ213及びコントローラ
213aを介してCPU211に接続されており、ドラ
イバ213とコントローラ213aとによって駆動制御
されるようになっている。なお、コントローラ213a
には、CPU211からモータ回転数の基準となる基準
クロック、オン、オフ信号などが入力されている。
【0086】また、搬送モータ101(ステッピングモ
ータ)は、ステッピングモータドライバ214を介して
CPU211に接続されており、ステッピングモータド
ライバ214によって駆動制御されるようになってい
る。さらに、ベルトモータ102(ステッピングモー
タ)は、ステッピングモータドライバ215を介してC
PU211に接続されており、ステッピングモータドラ
イバ215によって定電流駆動されるようになってい
る。各々のドライバ214,…には、CPU211から
相励磁信号と、モータ電流制御信号とが入力されてい
る。
ータ)は、ステッピングモータドライバ214を介して
CPU211に接続されており、ステッピングモータド
ライバ214によって駆動制御されるようになってい
る。さらに、ベルトモータ102(ステッピングモー
タ)は、ステッピングモータドライバ215を介してC
PU211に接続されており、ステッピングモータドラ
イバ215によって定電流駆動されるようになってい
る。各々のドライバ214,…には、CPU211から
相励磁信号と、モータ電流制御信号とが入力されてい
る。
【0087】またさらに、揺動モータ103(ステッピ
ングモータ)は、ドライバ216を介してCPU211
に接続されており、ドライバ216によって定電圧駆動
されるようになっている。
ングモータ)は、ドライバ216を介してCPU211
に接続されており、ドライバ216によって定電圧駆動
されるようになっている。
【0088】また、排紙モータ104(DCブラシモー
タ)は、ドライバ217とFGサーボ用のコントローラ
217aとを介してCPU211に接続されており、ド
ライバ217とFGサーボ用のコントローラ217aと
により駆動制御されるようになっている。
タ)は、ドライバ217とFGサーボ用のコントローラ
217aとを介してCPU211に接続されており、ド
ライバ217とFGサーボ用のコントローラ217aと
により駆動制御されるようになっている。
【0089】さらに、ストッパソレノイド105は、ド
ライバ218を介してCPU211に接続されており、
ドライバ218によって駆動制御されるようになってい
る。
ライバ218を介してCPU211に接続されており、
ドライバ218によって駆動制御されるようになってい
る。
【0090】またさらに、分離クラッチ106は、ドラ
イバ219を介してCPU211に接続されており、ド
ライバ219によって駆動制御されるようになってい
る。
イバ219を介してCPU211に接続されており、ド
ライバ219によって駆動制御されるようになってい
る。
【0091】また、パス切り替えソレノイド107は、
ドライバ220を介してCPU211に接続されてお
り、ドライバ220によって駆動制御されるようになっ
ている。
ドライバ220を介してCPU211に接続されてお
り、ドライバ220によって駆動制御されるようになっ
ている。
【0092】さらに、反転フラッパソレノイド108
は、ドライバ221を介してCPU211に接続されて
おり、ドライバ221によって駆動制御されるようにな
っている。
は、ドライバ221を介してCPU211に接続されて
おり、ドライバ221によって駆動制御されるようにな
っている。
【0093】またさらに、排紙フラッパソレノイド10
9は、ドライバ222を介してCPU211に接続され
ており、ドライバ222によって駆動制御されるように
なっている。
9は、ドライバ222を介してCPU211に接続され
ており、ドライバ222によって駆動制御されるように
なっている。
【0094】なお、上述した各ドライバ213〜222
はすべて、CPU211に入力された信号によって、そ
の動作を制御されるものである。
はすべて、CPU211に入力された信号によって、そ
の動作を制御されるものである。
【0095】ところで、原稿の搬送方向の長さは、上述
のように原稿後端検知センサ(第1の検知手段)41
と、分離クロックセンサ100b並びに分離センサ(第
2の検知手段)30とによって検知するようになってい
るが、これらの検知結果はCPU(比較手段)211に
よって比較されるようになっている。そして、原稿後端
検知センサ41の検知結果と分離クロックセンサ100
bの検知結果とが異なる場合には、分離クロックセンサ
100bの検知結果を用いて種々の制御を行うようにな
っている。また、このCPU211には、種々の異常を
警告する警告装置(警告手段)223が接続されてい
て、原稿後端検知センサ41の検知結果と分離クロック
センサ100bの検知結果とが異なる場合には、警告装
置223は、CPU211からの信号に基づき原稿後端
検知センサ41の異常を警告するようになっている。 〈原稿の長さ検知〉本実施の形態においては、原稿の搬
送方向の長さは、上述のように原稿後端検知センサ(第
1の検知手段)41と、分離クロックセンサ100b並
びに分離センサ(第2の検知手段)30とによって検知
するようになっているが、その詳細について図32に沿
って説明する。
のように原稿後端検知センサ(第1の検知手段)41
と、分離クロックセンサ100b並びに分離センサ(第
2の検知手段)30とによって検知するようになってい
るが、これらの検知結果はCPU(比較手段)211に
よって比較されるようになっている。そして、原稿後端
検知センサ41の検知結果と分離クロックセンサ100
bの検知結果とが異なる場合には、分離クロックセンサ
100bの検知結果を用いて種々の制御を行うようにな
っている。また、このCPU211には、種々の異常を
警告する警告装置(警告手段)223が接続されてい
て、原稿後端検知センサ41の検知結果と分離クロック
センサ100bの検知結果とが異なる場合には、警告装
置223は、CPU211からの信号に基づき原稿後端
検知センサ41の異常を警告するようになっている。 〈原稿の長さ検知〉本実施の形態においては、原稿の搬
送方向の長さは、上述のように原稿後端検知センサ(第
1の検知手段)41と、分離クロックセンサ100b並
びに分離センサ(第2の検知手段)30とによって検知
するようになっているが、その詳細について図32に沿
って説明する。
【0096】いま、原稿トレイ4に原稿がセットされる
と(S500)、CPU211は、トレイ上センサ異常
フラグがセットされているかのチェックを行う(S50
1)。この異常フラグは、製品が工場から出荷されると
きにはリセットされており、原稿後端検知センサ41が
異常の場合に自動的にセットされ、さらにサービスマン
によってセンサ異常が解消された場合に再びリセットさ
れるものである。
と(S500)、CPU211は、トレイ上センサ異常
フラグがセットされているかのチェックを行う(S50
1)。この異常フラグは、製品が工場から出荷されると
きにはリセットされており、原稿後端検知センサ41が
異常の場合に自動的にセットされ、さらにサービスマン
によってセンサ異常が解消された場合に再びリセットさ
れるものである。
【0097】そして、この異常フラグがセットされてい
なければ、トレイ上の原稿後端検知センサ41にて原稿
の長さ検知を行った後(S502)、原稿を搬送し(S
503)、さらに分離クロックセンサ100b等によっ
て原稿搬送中に長さ検知を行う(S504)。
なければ、トレイ上の原稿後端検知センサ41にて原稿
の長さ検知を行った後(S502)、原稿を搬送し(S
503)、さらに分離クロックセンサ100b等によっ
て原稿搬送中に長さ検知を行う(S504)。
【0098】ところで、原稿後端検知センサ41並びに
分離クロックセンサ100bの信号はCPU211に入
力され、CPU211はそれらを比較する(S50
5)。そして、検知結果が同じであれば、長さを確定し
(S509)、該検知結果に基づき原稿の搬送制御、並
びに画像形成動作を行う(S510〜S512)。ま
た、検知結果が異なっていたら、トレイ上センサ異常フ
ラグをセットし(S506)、原稿後端検知センサ41
が異常である旨を警告装置223に表示する(S50
7)。なお、この場合には、分離クロックセンサ100
bの検知結果に基づいて原稿の長さを確定し(S50
8)、その後の処理を行う(S510,S511,S5
12)。
分離クロックセンサ100bの信号はCPU211に入
力され、CPU211はそれらを比較する(S50
5)。そして、検知結果が同じであれば、長さを確定し
(S509)、該検知結果に基づき原稿の搬送制御、並
びに画像形成動作を行う(S510〜S512)。ま
た、検知結果が異なっていたら、トレイ上センサ異常フ
ラグをセットし(S506)、原稿後端検知センサ41
が異常である旨を警告装置223に表示する(S50
7)。なお、この場合には、分離クロックセンサ100
bの検知結果に基づいて原稿の長さを確定し(S50
8)、その後の処理を行う(S510,S511,S5
12)。
【0099】一方、すでに異常フラグがセットされてい
る場合には、原稿後端検知センサ41による長さ検知は
行わずに原稿を搬送すると共に、分離クロックセンサ1
00b等によって長さ検知を行う(S514)。
る場合には、原稿後端検知センサ41による長さ検知は
行わずに原稿を搬送すると共に、分離クロックセンサ1
00b等によって長さ検知を行う(S514)。
【0100】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。 [1]作用の概略 まず、本実施の形態の作用の概略について、図7に沿っ
て説明する。
る。 [1]作用の概略 まず、本実施の形態の作用の概略について、図7に沿っ
て説明する。
【0101】原稿トレイ4に原稿Pがセットされたこと
が原稿セット検知センサ40によって検出され、かつ、
オペレータが装置本体1の操作部にあるスタートキー
(コピーキー)を押すと、動作開始となる(main
1)。
が原稿セット検知センサ40によって検出され、かつ、
オペレータが装置本体1の操作部にあるスタートキー
(コピーキー)を押すと、動作開始となる(main
1)。
【0102】次に、装置本体1から送信されてきた複写
モードを判別し(main2)、片面原稿モードであれ
ば原稿後端検知センサ41がオフしているか否かを判別
する(main3)。この判別によって原稿Pがハーフ
サイズかラージサイズかを検知でき、肯定判定(ハーフ
サイズ)であった場合には、後述する第1流し読みモー
ドにて一連の複写処理を実行して動作を終了し(mai
n4,main9)、否定判定(ラージサイズ)であっ
た場合には、後述する第2流し読みモードにて一連の複
写処理を実行して動作を終了する(main5,mai
n9)。
モードを判別し(main2)、片面原稿モードであれ
ば原稿後端検知センサ41がオフしているか否かを判別
する(main3)。この判別によって原稿Pがハーフ
サイズかラージサイズかを検知でき、肯定判定(ハーフ
サイズ)であった場合には、後述する第1流し読みモー
ドにて一連の複写処理を実行して動作を終了し(mai
n4,main9)、否定判定(ラージサイズ)であっ
た場合には、後述する第2流し読みモードにて一連の複
写処理を実行して動作を終了する(main5,mai
n9)。
【0103】一方、装置本体1から送信されてきた複写
モードを判別した時点で両面原稿モードであれば(ma
in2)、両面原稿モードにて一連の複写処理を実行し
て動作を終了する(main6,main9)。
モードを判別した時点で両面原稿モードであれば(ma
in2)、両面原稿モードにて一連の複写処理を実行し
て動作を終了する(main6,main9)。
【0104】また、オペレータが手差し原稿トレイ14
に原稿をセットした場合には手差し原稿検知センサ37
0が信号を出力するが、この状態でオペレータが、装置
本体1の操作部にあるスタートキー(コピーキー)を押
すと、後述する手差しモードにて一連の複写処理を実行
して動作を終了する(main7,main8,mai
n9)。 [2]片面原稿搬送モード まず、片面原稿搬送モードの場合の作用を、ハーフサイ
ズ片面原稿搬送モードの場合とラージサイズ片面原稿搬
送モードの場合とに分けて説明する。 [2−1]ハーフサイズ片面原稿搬送モード まず、ハーフサイズの片面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図8に沿って説明する。
に原稿をセットした場合には手差し原稿検知センサ37
0が信号を出力するが、この状態でオペレータが、装置
本体1の操作部にあるスタートキー(コピーキー)を押
すと、後述する手差しモードにて一連の複写処理を実行
して動作を終了する(main7,main8,mai
n9)。 [2]片面原稿搬送モード まず、片面原稿搬送モードの場合の作用を、ハーフサイ
ズ片面原稿搬送モードの場合とラージサイズ片面原稿搬
送モードの場合とに分けて説明する。 [2−1]ハーフサイズ片面原稿搬送モード まず、ハーフサイズの片面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図8に沿って説明する。
【0105】図8は、該作用の概略を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【0106】ハーフサイズの片面原稿を搬送するに際し
ては、まず、ピックアップDOWN処理(詳細は後述)
が行われ、給紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接さ
れる(図8draftmd1)。
ては、まず、ピックアップDOWN処理(詳細は後述)
が行われ、給紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接さ
れる(図8draftmd1)。
【0107】その後、分離処理(詳細は後述)が実行さ
れて最上部の原稿P1が1枚だけ分離され(図8dra
ftmd2)、続いて給紙処理が実行される(図8dr
aftmd3)。
れて最上部の原稿P1が1枚だけ分離され(図8dra
ftmd2)、続いて給紙処理が実行される(図8dr
aftmd3)。
【0108】そして、原稿P1がプラテン3の所定位置
にまで搬送されると、原稿流し読み処理(第1流し読み
モード)が実行されて、装置本体1のスキャナー204
を所定位置に固定したままで原稿画像の読み取りが行な
われる(図8draftmd4)。
にまで搬送されると、原稿流し読み処理(第1流し読み
モード)が実行されて、装置本体1のスキャナー204
を所定位置に固定したままで原稿画像の読み取りが行な
われる(図8draftmd4)。
【0109】その後、分離センサ30により原稿の後端
が検知されるのを待ち(図8draftmd5)、該検
知がなされると、原稿セット検知センサ40によって搬
送中の原稿が最終原稿か否かを判断する(図8draf
tmd6)。
が検知されるのを待ち(図8draftmd5)、該検
知がなされると、原稿セット検知センサ40によって搬
送中の原稿が最終原稿か否かを判断する(図8draf
tmd6)。
【0110】そして、最終原稿でなければ、原稿P1を
排紙トレイ10上に排出する排紙処理(詳細は後述)を
行い(図8draftmd8)、以上の動作を繰り返す
(図8draftmd2〜draftmd6)。
排紙トレイ10上に排出する排紙処理(詳細は後述)を
行い(図8draftmd8)、以上の動作を繰り返す
(図8draftmd2〜draftmd6)。
【0111】また、搬送中の原稿が最終原稿であった場
合は、排紙処理を行うと共に(図8draftmd
7)、ピックアップUP処理(詳細は後述)を行って給
紙ローラ5を上限位置に戻し(図8draftmd
9)、一連の処理を終了する。
合は、排紙処理を行うと共に(図8draftmd
7)、ピックアップUP処理(詳細は後述)を行って給
紙ローラ5を上限位置に戻し(図8draftmd
9)、一連の処理を終了する。
【0112】次に、ハーフサイズの片面原稿を搬送する
場合の作用の詳細について、図9及び図10に沿って説
明する。
場合の作用の詳細について、図9及び図10に沿って説
明する。
【0113】図9は、ハーフサイズの片面原稿を搬送す
るときの原稿の流れを示す模式図であり、図10は、ハ
ーフサイズの片面原稿を搬送するときの作用の詳細を示
すフローチャート図である。
るときの原稿の流れを示す模式図であり、図10は、ハ
ーフサイズの片面原稿を搬送するときの作用の詳細を示
すフローチャート図である。
【0114】通常、給紙ローラ5は図3(a)に示すよ
うに分離上ガイド板52より上方の位置(ホームポジシ
ョン)に待避しているため、オペレータは、この給紙ロ
ーラ5に阻害されることなく原稿の束をセットできる。
そして、原稿がセットされた場合には原稿セット検知セ
ンサ40が信号を出力し、該信号に基づいて揺動モータ
103が駆動されて給紙ローラ5が当接位置に移動され
る。なお、給紙ローラ5が当接位置に到達したか否か
は、揺動位置センサ46からの信号に基づいて判断され
るが、給紙ローラ5が当接位置に到達したと判断した場
合には揺動モータ103の駆動が停止される。
うに分離上ガイド板52より上方の位置(ホームポジシ
ョン)に待避しているため、オペレータは、この給紙ロ
ーラ5に阻害されることなく原稿の束をセットできる。
そして、原稿がセットされた場合には原稿セット検知セ
ンサ40が信号を出力し、該信号に基づいて揺動モータ
103が駆動されて給紙ローラ5が当接位置に移動され
る。なお、給紙ローラ5が当接位置に到達したか否か
は、揺動位置センサ46からの信号に基づいて判断され
るが、給紙ローラ5が当接位置に到達したと判断した場
合には揺動モータ103の駆動が停止される。
【0115】なお、以後の説明では、原稿トレイ4上に
積載されている原稿を上から順に“原稿P1”、“原稿
P2”、“原稿P3”とする。また、特に原稿順を指定
しない場合は“原稿P”とする。
積載されている原稿を上から順に“原稿P1”、“原稿
P2”、“原稿P3”とする。また、特に原稿順を指定
しない場合は“原稿P”とする。
【0116】いま、オペレータが画像形成装置の操作部
にて複写条件を入力し、スタートキー(コピーキー)を
押すと、紙幅検知センサ44によって原稿サイズの検出
が行われる。
にて複写条件を入力し、スタートキー(コピーキー)を
押すと、紙幅検知センサ44によって原稿サイズの検出
が行われる。
【0117】パス切り替えソレノイド107はオフとな
って反転給紙フラッパ22は図2の実線位置に保持され
て、原稿搬送路(ハ)は閉塞されて反転給送路(チ)が
開放されているが、本モードにおいては、パス切替ソレ
ノイド107はオン制御され(図10ent1)、反転
給紙フラッパ22は図2に示す鎖線位置に移動され、反
転給送路(ヘ)は閉塞されて原稿搬送路(ハ)が開放さ
れる。
って反転給紙フラッパ22は図2の実線位置に保持され
て、原稿搬送路(ハ)は閉塞されて反転給送路(チ)が
開放されているが、本モードにおいては、パス切替ソレ
ノイド107はオン制御され(図10ent1)、反転
給紙フラッパ22は図2に示す鎖線位置に移動され、反
転給送路(ヘ)は閉塞されて原稿搬送路(ハ)が開放さ
れる。
【0118】次に、分離モータ100、搬送モータ10
1及びベルトモータ102が起動され(図10ent
2)、給紙ローラ5、分離ベルト6、分離搬送ローラ
8、第1給送ローラ16、第2給送ローラ9及び幅広ベ
ルト7が回転駆動される。そして、上述の分離ベルト6
並びに分離搬送ローラ8の駆動によって分離処理(詳細
は後述)が行われて、最上の原稿P1は原稿搬送路
(イ)内を搬送され、第1給送ローラ16及び第2給送
ローラ9の駆動によって原稿P1は原稿搬送路(ロ)及
び(ハ)内を搬送される(図9(a)参照)。なお、第
1給送ローラ16、第2給送ローラ9及び幅広ベルト7
は、その搬送速度が一致するように同期速度制御され
る。
1及びベルトモータ102が起動され(図10ent
2)、給紙ローラ5、分離ベルト6、分離搬送ローラ
8、第1給送ローラ16、第2給送ローラ9及び幅広ベ
ルト7が回転駆動される。そして、上述の分離ベルト6
並びに分離搬送ローラ8の駆動によって分離処理(詳細
は後述)が行われて、最上の原稿P1は原稿搬送路
(イ)内を搬送され、第1給送ローラ16及び第2給送
ローラ9の駆動によって原稿P1は原稿搬送路(ロ)及
び(ハ)内を搬送される(図9(a)参照)。なお、第
1給送ローラ16、第2給送ローラ9及び幅広ベルト7
は、その搬送速度が一致するように同期速度制御され
る。
【0119】ここで、分離部Sを通過した原稿P1は、
第1給送ローラ16によって搬送される前に、分離セン
サ30及び斜行センサ31によって斜行検知が行われ
る。
第1給送ローラ16によって搬送される前に、分離セン
サ30及び斜行センサ31によって斜行検知が行われ
る。
【0120】また、分離搬送ローラ8によって搬送され
る原稿が第1給送ローラ16に到達したか否かを、分離
センサ30及び分離クロックセンサ100bからの信号
に基づいて判断し、該判断をした場合には、給紙ローラ
5を原稿から離間する離間位置まで上昇させる。
る原稿が第1給送ローラ16に到達したか否かを、分離
センサ30及び分離クロックセンサ100bからの信号
に基づいて判断し、該判断をした場合には、給紙ローラ
5を原稿から離間する離間位置まで上昇させる。
【0121】なお、連続給紙の場合には、給紙ローラ5
は、図3(a)のホームポジションまでは上昇せず、最
上紙である原稿P1から3〜5mm程度離間する位置
(図11(a)に示す待避ポジション)に中間停止する
ように制御される。これにより、給紙ローラ5の移動量
は最小限に抑えられ、その結果、給紙ローラ5の原稿P
1上への着地振動が少なくなって給紙性能が向上される
と共に、後続の給紙開始までの時間を短縮できる。
は、図3(a)のホームポジションまでは上昇せず、最
上紙である原稿P1から3〜5mm程度離間する位置
(図11(a)に示す待避ポジション)に中間停止する
ように制御される。これにより、給紙ローラ5の移動量
は最小限に抑えられ、その結果、給紙ローラ5の原稿P
1上への着地振動が少なくなって給紙性能が向上される
と共に、後続の給紙開始までの時間を短縮できる。
【0122】さらに、上述のように給紙ローラ5が上昇
されると、分離クラッチ106がオフされて分離ベルト
6及び分離搬送ローラ8の駆動が停止される。なお、分
離搬送ローラ8は、ワンウェイローラで構成されている
ため、搬送中の原稿P1の動きに追従して回転する。
されると、分離クラッチ106がオフされて分離ベルト
6及び分離搬送ローラ8の駆動が停止される。なお、分
離搬送ローラ8は、ワンウェイローラで構成されている
ため、搬送中の原稿P1の動きに追従して回転する。
【0123】ところで、上述した分離モータ100等の
起動(図10ent2)と同時に、反転クロックから入
力するクロック信号によってカウントするサイズチェッ
クカウンタがスタートされる(図10ent3)。
起動(図10ent2)と同時に、反転クロックから入
力するクロック信号によってカウントするサイズチェッ
クカウンタがスタートされる(図10ent3)。
【0124】一方、レジストセンサ39が原稿先端を検
知することで原稿P1が原稿搬送路(ハ)に搬送された
ことを確認する(図10ent4)。
知することで原稿P1が原稿搬送路(ハ)に搬送された
ことを確認する(図10ent4)。
【0125】また、分離センサ30が原稿後端の通過を
検知すると(図10ent5)、分離クロックから入力
されるクロック信号によってカウントする分離オフカウ
ンタをスタートさせる(図10ent6)。そして、第
1給送ローラ16から分離センサ30までの距離L3分
だけのカウントが完了すると(図10ent7)、原稿
は第1給送ローラ16から後端が抜けていることから、
分離モータ100をオフして第1給送ローラ16の駆動
を止める(図10ent8)。このとき、後述する斜行
補正が行われる。
検知すると(図10ent5)、分離クロックから入力
されるクロック信号によってカウントする分離オフカウ
ンタをスタートさせる(図10ent6)。そして、第
1給送ローラ16から分離センサ30までの距離L3分
だけのカウントが完了すると(図10ent7)、原稿
は第1給送ローラ16から後端が抜けていることから、
分離モータ100をオフして第1給送ローラ16の駆動
を止める(図10ent8)。このとき、後述する斜行
補正が行われる。
【0126】さらに、給紙センサ35が原稿後端の通過
を検知すると(図10ent9)、前記サイズチェック
カウンタをストップし(図10ent10)、そのデー
タに基づいてに示すサイズチェック処理(詳細は後述)
を行う(図10ent11)。
を検知すると(図10ent9)、前記サイズチェック
カウンタをストップし(図10ent10)、そのデー
タに基づいてに示すサイズチェック処理(詳細は後述)
を行う(図10ent11)。
【0127】またさらに、給紙センサ35が原稿後端の
通過を検知すると(図10ent9)、ベルト励磁クロ
ックによってカウントされるレジストカウンタをスター
トさせる(図10ent12)。そして、このカウント
が給紙センサ35から第2給送ローラ9までの距離L4
分だけ終了すると(図10ent13)、搬送モータ1
01をオフし(図10ent14)、第2給送ローラ9
の駆動を停止させる。これにより、第2給送ローラ9の
回転は、先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニッ
プを抜けたところで停止される。
通過を検知すると(図10ent9)、ベルト励磁クロ
ックによってカウントされるレジストカウンタをスター
トさせる(図10ent12)。そして、このカウント
が給紙センサ35から第2給送ローラ9までの距離L4
分だけ終了すると(図10ent13)、搬送モータ1
01をオフし(図10ent14)、第2給送ローラ9
の駆動を停止させる。これにより、第2給送ローラ9の
回転は、先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニッ
プを抜けたところで停止される。
【0128】一方、給紙ローラ5は、図11(a)に示
す待避ポジションに待避しているが、先行原稿P1が分
離搬送ローラ8によって搬送されて該先行原稿P1の後
端が給紙ローラ5のニップ点を通過すると、再び当接位
置まで降下され、後続原稿P2の給紙動作に備える。そ
して、先行原稿P1の後端が第1給送ローラ16のニッ
プ点を抜けたところで分離クラッチ106がオンされ、
給紙ローラ5による後続原稿P2の給紙が開始される
(図9(a)参照)。なお、先行原稿P1の後端が給紙
ローラ5のニップ点を通過したか否かは、分離センサ3
0及び分離クロックセンサ100bからの信号に基づい
て判断される。
す待避ポジションに待避しているが、先行原稿P1が分
離搬送ローラ8によって搬送されて該先行原稿P1の後
端が給紙ローラ5のニップ点を通過すると、再び当接位
置まで降下され、後続原稿P2の給紙動作に備える。そ
して、先行原稿P1の後端が第1給送ローラ16のニッ
プ点を抜けたところで分離クラッチ106がオンされ、
給紙ローラ5による後続原稿P2の給紙が開始される
(図9(a)参照)。なお、先行原稿P1の後端が給紙
ローラ5のニップ点を通過したか否かは、分離センサ3
0及び分離クロックセンサ100bからの信号に基づい
て判断される。
【0129】ここで、給紙ローラ5の当接位置への降下
は、原稿後端が給紙ローラ5のニップ点を通過した後に
行うようにしてもよい。なお、原稿後端が給紙ローラ5
のニップ点を通過したか否かは、分離センサ30及び分
離クロックセンサ100bからの信号に基づいて判断す
れば良い。
は、原稿後端が給紙ローラ5のニップ点を通過した後に
行うようにしてもよい。なお、原稿後端が給紙ローラ5
のニップ点を通過したか否かは、分離センサ30及び分
離クロックセンサ100bからの信号に基づいて判断す
れば良い。
【0130】ところで、第2給送ローラ9の回転は、上
述のように先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニ
ップを抜けたところで停止されるが、上述の給紙ローラ
5による後続原稿P2の給紙は高速で行われるため、第
2給送ローラ9の回転が停止される時点では、後続原稿
P2は、その先端が第2給送ローラ9の上流近傍位置
(給紙センサ35が配置されている位置)に到達する位
置まで搬送されている。そして、後続原稿P2の先端が
給紙センサ35によって検知されると、先行原稿P1の
場合と同様に斜行取りのための制御が行われる。
述のように先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニ
ップを抜けたところで停止されるが、上述の給紙ローラ
5による後続原稿P2の給紙は高速で行われるため、第
2給送ローラ9の回転が停止される時点では、後続原稿
P2は、その先端が第2給送ローラ9の上流近傍位置
(給紙センサ35が配置されている位置)に到達する位
置まで搬送されている。そして、後続原稿P2の先端が
給紙センサ35によって検知されると、先行原稿P1の
場合と同様に斜行取りのための制御が行われる。
【0131】一方、先行原稿P1は、プラテン3上の原
稿搬送路(ニ)に進入しており、幅広ベルト7によって
単独搬送されるが、ベルトモータ102は、前記スター
トしたレジストカウンタが終了した時点で(図10en
t15)、停止される(図10ent16)。これによ
り、先行原稿P1は、その後端が給紙センサ35及び第
2給送ローラ9のニップ点を抜けてから所定距離進んだ
ところで一旦停止する(図9(b)参照)。つまり、先
行原稿P1の後端と第2給送ローラ16のニップ点との
間の距離L8(図9(b)参照)は、
稿搬送路(ニ)に進入しており、幅広ベルト7によって
単独搬送されるが、ベルトモータ102は、前記スター
トしたレジストカウンタが終了した時点で(図10en
t15)、停止される(図10ent16)。これによ
り、先行原稿P1は、その後端が給紙センサ35及び第
2給送ローラ9のニップ点を抜けてから所定距離進んだ
ところで一旦停止する(図9(b)参照)。つまり、先
行原稿P1の後端と第2給送ローラ16のニップ点との
間の距離L8(図9(b)参照)は、
【0132】
【式2】L8=L2−L5−搬送原稿サイズ L2;第2画先位置R2から第2給送ローラ9のニップ
点までの距離 L5;第2画先位置R2から先行原稿P1の先端までの
距離 で表されるが、先行原稿P1が上述のように一旦停止し
た状態では先行原稿P1の後端は第2給送ローラ16の
ニップ点を抜けているため、上記L8の値は正(プラ
ス)となる。
点までの距離 L5;第2画先位置R2から先行原稿P1の先端までの
距離 で表されるが、先行原稿P1が上述のように一旦停止し
た状態では先行原稿P1の後端は第2給送ローラ16の
ニップ点を抜けているため、上記L8の値は正(プラ
ス)となる。
【0133】なお、ベルトモータ102の駆動停止が行
われると同時に(図10ent16)、パス切り替えソ
レノイド107がオフされる(図10ent17)。
われると同時に(図10ent16)、パス切り替えソ
レノイド107がオフされる(図10ent17)。
【0134】このように原稿P1が一旦停止すると、制
御回路Cは、装置本体1に対して搬送完了信号を出力
し、装置本体1から搬送開始信号が入力されるのを待
つ。
御回路Cは、装置本体1に対して搬送完了信号を出力
し、装置本体1から搬送開始信号が入力されるのを待
つ。
【0135】そして、後続原稿P2の斜行取り制御が完
了すると共に、制御回路Cが装置本体1からの搬送開始
信号を受信すると、該制御回路Cは、幅広ベルト7を起
動して、先行原稿P1を画像形成速度で搬送する。
了すると共に、制御回路Cが装置本体1からの搬送開始
信号を受信すると、該制御回路Cは、幅広ベルト7を起
動して、先行原稿P1を画像形成速度で搬送する。
【0136】この間、第2給送ローラ9は駆動が停止さ
れたままであり後続原稿P2は待機しているが、先行原
稿P1の後端と後続原稿P2の先端の距離(以後紙間距
離とする)が所定距離になったところで、第2給送ロー
ラ9は起動され、後続原稿P2は、先行原稿P1と同じ
画像形成速度で搬送される。なお、この第2給送ローラ
9の起動及び搬送速度は、前述の紙間距離がL6となる
時点で幅広ベルト7の搬送速度と第2給送ローラ9の搬
送速度とが一致するように制御される。
れたままであり後続原稿P2は待機しているが、先行原
稿P1の後端と後続原稿P2の先端の距離(以後紙間距
離とする)が所定距離になったところで、第2給送ロー
ラ9は起動され、後続原稿P2は、先行原稿P1と同じ
画像形成速度で搬送される。なお、この第2給送ローラ
9の起動及び搬送速度は、前述の紙間距離がL6となる
時点で幅広ベルト7の搬送速度と第2給送ローラ9の搬
送速度とが一致するように制御される。
【0137】そして、先行原稿P1が第2画先位置R2
に達すると、制御回路Cは装置本体1に対して画先到達
信号を出力し、装置本体1はこれを受けて先行原稿P1
の画像読み取り(第1流し読みモード)を開始する。
に達すると、制御回路Cは装置本体1に対して画先到達
信号を出力し、装置本体1はこれを受けて先行原稿P1
の画像読み取り(第1流し読みモード)を開始する。
【0138】なお、本モードにおいては、スキャナー2
04は、原稿P1の後端が第2給送ローラ9に当接して
いる状態ではスキャナー204が原稿P1に対向しない
ような位置に固定されている。すなわち、スキャナー2
04は、原稿の送り方向の長さをLa mmとし、第2給
送ローラ9からスキャナー204の位置までの距離(原
稿搬送路(ハ)〜(ニ)に沿った距離)をLb とした場
合、
04は、原稿P1の後端が第2給送ローラ9に当接して
いる状態ではスキャナー204が原稿P1に対向しない
ような位置に固定されている。すなわち、スキャナー2
04は、原稿の送り方向の長さをLa mmとし、第2給
送ローラ9からスキャナー204の位置までの距離(原
稿搬送路(ハ)〜(ニ)に沿った距離)をLb とした場
合、
【0139】
【式3】La <Lb の関係を満足するような位置(例えば第2画先位置R2
や第3画先位置R3)に固定されている。
や第3画先位置R3)に固定されている。
【0140】原稿P1は、画像読み取りが終了すると、
原稿後端と第2画先位置R2とが所定距離L9となる位
置に停止される(図9(c)参照)。この時、後続の原
稿P2は、原稿先端と第2画先位置R2とが所定距離L
5となる位置に停止されており、更に後続の原稿P3
は、停止している第2給送ローラ9によって斜行取りの
ためのループが形成された状態で待機している。
原稿後端と第2画先位置R2とが所定距離L9となる位
置に停止される(図9(c)参照)。この時、後続の原
稿P2は、原稿先端と第2画先位置R2とが所定距離L
5となる位置に停止されており、更に後続の原稿P3
は、停止している第2給送ローラ9によって斜行取りの
ためのループが形成された状態で待機している。
【0141】この状態で装置本体1から搬送開始信号が
入力されると、制御回路Cは幅広ベルト7(ベルトモー
タ102)を起動して後続原稿P2の搬送を開始し(図
9(d)参照)、装置本体1は該原稿P2の画像読み取
りを行う。
入力されると、制御回路Cは幅広ベルト7(ベルトモー
タ102)を起動して後続原稿P2の搬送を開始し(図
9(d)参照)、装置本体1は該原稿P2の画像読み取
りを行う。
【0142】この間に先行原稿P1の排紙処理(詳細は
後述)が行われ、該原稿は排紙トレイ10上に排出され
る。
後述)が行われ、該原稿は排紙トレイ10上に排出され
る。
【0143】以下、上述した各処理の詳細について説明
する。 〈ピックアップDOWN処理〉ここで、このピックアッ
プDOWN処理について、図12に沿って説明する。
する。 〈ピックアップDOWN処理〉ここで、このピックアッ
プDOWN処理について、図12に沿って説明する。
【0144】いま、給紙ローラ5がホームポジションに
あると(図3(a)参照)、給紙ローラホームセンサ4
5がオンしている。この状態で、揺動モータ103を駆
動して昇降アーム51及び揺動アーム53を下降させる
と(pickupdwn1)、給紙ローラホームセンサ
45がオフとなる(pickupdwn2)。さらに、
昇降アーム51及び揺動アーム53を下降させると、給
紙ローラ5が最上の原稿P1に当接した状態で、揺動位
置センサ46は揺動アームフラグ54によって遮蔽され
てオン信号を出力し(pickupdwn3)、このオ
ン信号に基づいて揺動モータ103の駆動を止める(p
ickupdwn4)。この状態で、給紙ローラ5は、
自重によって原稿P1に当接して、原稿P1に常に安定
した給送力を付与する(図11(b)参照)。
あると(図3(a)参照)、給紙ローラホームセンサ4
5がオンしている。この状態で、揺動モータ103を駆
動して昇降アーム51及び揺動アーム53を下降させる
と(pickupdwn1)、給紙ローラホームセンサ
45がオフとなる(pickupdwn2)。さらに、
昇降アーム51及び揺動アーム53を下降させると、給
紙ローラ5が最上の原稿P1に当接した状態で、揺動位
置センサ46は揺動アームフラグ54によって遮蔽され
てオン信号を出力し(pickupdwn3)、このオ
ン信号に基づいて揺動モータ103の駆動を止める(p
ickupdwn4)。この状態で、給紙ローラ5は、
自重によって原稿P1に当接して、原稿P1に常に安定
した給送力を付与する(図11(b)参照)。
【0145】なお、上述のように給紙ローラホームセン
サ45がオフ(pickupdwn2)となった後も昇
降アーム51を下降させると、位置決めピン51cと揺
動アーム53との係合が解除され、揺動アーム53と昇
降アーム51との間に相対的な位置関係にずれが発生し
始めるが、昇降アーム51は揺動位置センサ46からの
ON信号に基づき停止されるため、そのずれ量は一定と
なる(図11(b)参照)。 〈分離処理及び斜行補正〉ここで、分離処理及び斜行補
正について、図13に沿って説明する。
サ45がオフ(pickupdwn2)となった後も昇
降アーム51を下降させると、位置決めピン51cと揺
動アーム53との係合が解除され、揺動アーム53と昇
降アーム51との間に相対的な位置関係にずれが発生し
始めるが、昇降アーム51は揺動位置センサ46からの
ON信号に基づき停止されるため、そのずれ量は一定と
なる(図11(b)参照)。 〈分離処理及び斜行補正〉ここで、分離処理及び斜行補
正について、図13に沿って説明する。
【0146】上述のように分離モータ100が駆動され
ると(図13sepa1)、分離ベルト6及び分離搬送
ローラ8がそれぞれ矢印方向に回転駆動され、原稿トレ
イ4から搬送されてきた原稿Pは1枚毎に分離されてさ
らに下流の原稿搬送路(ロ)に搬送される。そして、原
稿P1の先端が分離搬送ローラ8の下流側の所定位置に
到達すると、分離センサ30がオンされ(図13sep
a2)、予め決められた所定時間範囲内に分離処理が終
了する様、第2給送ローラ9に原稿先端を突き当ててル
ープ形成されるまでの残りの搬送距離と分離センサ30
がオンするまでの経過時間から分離モーター100の速
度制御を行う(図13sepa3)。
ると(図13sepa1)、分離ベルト6及び分離搬送
ローラ8がそれぞれ矢印方向に回転駆動され、原稿トレ
イ4から搬送されてきた原稿Pは1枚毎に分離されてさ
らに下流の原稿搬送路(ロ)に搬送される。そして、原
稿P1の先端が分離搬送ローラ8の下流側の所定位置に
到達すると、分離センサ30がオンされ(図13sep
a2)、予め決められた所定時間範囲内に分離処理が終
了する様、第2給送ローラ9に原稿先端を突き当ててル
ープ形成されるまでの残りの搬送距離と分離センサ30
がオンするまでの経過時間から分離モーター100の速
度制御を行う(図13sepa3)。
【0147】そして、原稿P1の先端が、第2給送ロー
ラ9の上流側近傍に配置された給紙センサ35によって
検知されると(図13sepa4)、分離クロックから
入力するクロック信号によってカウントする分離ループ
カウンタをスタートさせ(図13sepa5)、分離モ
ーター100の駆動(第1給送ローラ16の駆動)は、
この設定カウント終了後に停止される(図13sepa
6,sepa7)。これにより、原稿P1は、停止して
いる第2給送ローラ9のニップ部に先端を突き当てら
れ、所定量のループが形成された状態で停止されて、周
知の斜行取りが行われる。
ラ9の上流側近傍に配置された給紙センサ35によって
検知されると(図13sepa4)、分離クロックから
入力するクロック信号によってカウントする分離ループ
カウンタをスタートさせ(図13sepa5)、分離モ
ーター100の駆動(第1給送ローラ16の駆動)は、
この設定カウント終了後に停止される(図13sepa
6,sepa7)。これにより、原稿P1は、停止して
いる第2給送ローラ9のニップ部に先端を突き当てら
れ、所定量のループが形成された状態で停止されて、周
知の斜行取りが行われる。
【0148】ところで、原稿の重送が起こった場合に
は、下側の原稿は分離ベルト6によって原稿トレイ4の
側へ戻されるが、該原稿が給紙ローラ5に到達する前に
該給紙ローラ5を離間位置まで移動させるようにしても
よい。 〈サイズチェック処理〉ここで、サイズチェック処理に
ついて、図14に沿って説明する。
は、下側の原稿は分離ベルト6によって原稿トレイ4の
側へ戻されるが、該原稿が給紙ローラ5に到達する前に
該給紙ローラ5を離間位置まで移動させるようにしても
よい。 〈サイズチェック処理〉ここで、サイズチェック処理に
ついて、図14に沿って説明する。
【0149】このサイズチェック処理では、原稿サイズ
の判定として前記サイズチェックカウンタデータに第2
給送ローラ9のニップ位置から給紙センサ35までの距
離分を加えて補正したものが真の原稿サイズ(送り方向
長さ)となる。この時、原稿は第2給送ローラ35と幅
広ベルト7によって搬送されており、その送り量とベル
ト励磁クロックによるカウント値は確実に一致する。以
後、補正されたサイズデータによってA5、B5、A
4、B5R、A4R、B4、A3等のサイズ判定を行
う。 〈原稿流し読み処理〉ここで、原稿流し読み処理につい
て図15に沿って説明する。
の判定として前記サイズチェックカウンタデータに第2
給送ローラ9のニップ位置から給紙センサ35までの距
離分を加えて補正したものが真の原稿サイズ(送り方向
長さ)となる。この時、原稿は第2給送ローラ35と幅
広ベルト7によって搬送されており、その送り量とベル
ト励磁クロックによるカウント値は確実に一致する。以
後、補正されたサイズデータによってA5、B5、A
4、B5R、A4R、B4、A3等のサイズ判定を行
う。 〈原稿流し読み処理〉ここで、原稿流し読み処理につい
て図15に沿って説明する。
【0150】ベルトモータ102を起動し(図15mo
ve1)、幅広ベルト7を駆動すると、上述のように原
稿P1はプラテン3に沿って搬送される。このベルトモ
ータ102の起動と同時に、ベルト励磁クロックによっ
てカウントされる画先オンカウンタをスタートさせる
(図15move2)。なお、この時のベルトモータ速
度は装置本体1から受信した流し読み速度データ(V)
に基づいて励磁クロック信号を出力することで定速制御
を行う。そして、画先オンカウンタのカウントが終了し
た時点で(図15move3)、画先信号を装置本体1
へ送信する(図15move4)。
ve1)、幅広ベルト7を駆動すると、上述のように原
稿P1はプラテン3に沿って搬送される。このベルトモ
ータ102の起動と同時に、ベルト励磁クロックによっ
てカウントされる画先オンカウンタをスタートさせる
(図15move2)。なお、この時のベルトモータ速
度は装置本体1から受信した流し読み速度データ(V)
に基づいて励磁クロック信号を出力することで定速制御
を行う。そして、画先オンカウンタのカウントが終了し
た時点で(図15move3)、画先信号を装置本体1
へ送信する(図15move4)。
【0151】装置本体1は、この画先信号を受信した
後、流し読み時の光学系固定位置に原稿先端が到達する
までの時間を演算制御して実際の画像読み取りを行う。
具体的には、スキャナー204を起動し、スキャナー2
04によって原稿画像の読み取りを行う。
後、流し読み時の光学系固定位置に原稿先端が到達する
までの時間を演算制御して実際の画像読み取りを行う。
具体的には、スキャナー204を起動し、スキャナー2
04によって原稿画像の読み取りを行う。
【0152】上記画先信号は所定時間経過した後にオフ
され(図15move5,6,7)、原稿画像の読み取
りが終了される。また、原稿後端が読み取り位置を通過
したところで、ベルトモータ102をオフする(図15
move8)。
され(図15move5,6,7)、原稿画像の読み取
りが終了される。また、原稿後端が読み取り位置を通過
したところで、ベルトモータ102をオフする(図15
move8)。
【0153】また、前記流し読み速度データ(V)は、
光学系移動時の読み取り速度(V1)と等しくてもよい
し、異なってもよい。特に、V>V1と設定された時は
通常の光学系移動読み取りよりも短時間で原稿画像の読
み取りが終了するので、複写速度が向上される。 〈ピックアップUP処理〉ここで、このピックアップU
P処理について、図16に沿って説明する。
光学系移動時の読み取り速度(V1)と等しくてもよい
し、異なってもよい。特に、V>V1と設定された時は
通常の光学系移動読み取りよりも短時間で原稿画像の読
み取りが終了するので、複写速度が向上される。 〈ピックアップUP処理〉ここで、このピックアップU
P処理について、図16に沿って説明する。
【0154】揺動モータ103を、ピックアップDOW
N処理時とは逆方向に回転駆動すると(図16pick
upup1)、給紙ローラ5は、昇降アーム51及び揺
動アーム53を介して上昇される。そして、給紙ローラ
ホームセンサ45のオンにより揺動モータ103の駆動
は停止され(図16pickupup2,pickup
up3)、給紙ローラ5は上限位置に保持される。 〈排紙処理〉ここで、図17に基づいて排紙処理につい
て説明する。
N処理時とは逆方向に回転駆動すると(図16pick
upup1)、給紙ローラ5は、昇降アーム51及び揺
動アーム53を介して上昇される。そして、給紙ローラ
ホームセンサ45のオンにより揺動モータ103の駆動
は停止され(図16pickupup2,pickup
up3)、給紙ローラ5は上限位置に保持される。 〈排紙処理〉ここで、図17に基づいて排紙処理につい
て説明する。
【0155】上述のようにベルトモータ102が起動さ
れると、幅広ベルト7及び手差しレジストローラ11が
回転駆動される。ここで、この手差しレジストローラ1
1は幅広ベルト7の搬送速度に等しい搬送速度で駆動さ
れる。また、このベルトモータ102の起動と共に排紙
モータ104が起動されて(図17ejct1)、排紙
ローラ12及び手差し給紙ローラ13が回転駆動され
る。ここで、排紙ローラ12は幅広ベルト7の搬送速度
に等しい搬送速度か若干速い搬送速度で駆動される。
れると、幅広ベルト7及び手差しレジストローラ11が
回転駆動される。ここで、この手差しレジストローラ1
1は幅広ベルト7の搬送速度に等しい搬送速度で駆動さ
れる。また、このベルトモータ102の起動と共に排紙
モータ104が起動されて(図17ejct1)、排紙
ローラ12及び手差し給紙ローラ13が回転駆動され
る。ここで、排紙ローラ12は幅広ベルト7の搬送速度
に等しい搬送速度か若干速い搬送速度で駆動される。
【0156】一方、排紙フラッパソレノイド109はオ
フ状態となっており、排紙フラッパ26は、図2の鎖線
に示すように、その先端部がプラテン3より低く位置し
ている。したがって、プラテン3上の先行原稿P1は、
これらの幅広ベルト7、手差しレジストローラ11及び
排紙ローラ12によって原稿搬送路(ニ)〜原稿排出路
(ヌ)を通って搬送され、排紙トレイ10上に排出され
る。
フ状態となっており、排紙フラッパ26は、図2の鎖線
に示すように、その先端部がプラテン3より低く位置し
ている。したがって、プラテン3上の先行原稿P1は、
これらの幅広ベルト7、手差しレジストローラ11及び
排紙ローラ12によって原稿搬送路(ニ)〜原稿排出路
(ヌ)を通って搬送され、排紙トレイ10上に排出され
る。
【0157】手差しレジストセンサ34が排出される原
稿P1の先端を検知することで原稿P1が原稿排出路
(ヌ)を搬送されていることを確認し(図17ejct
2)、かつ、該センサ34が原稿P1の後端を検知して
先行原稿P1の後端が手差しレジストローラ11のニッ
プを抜けていることを確認した場合に(図17ejct
3)、ベルトモータ102の駆動は停止される(図17
ejct4)。これにより、幅広ベルト7及び手差しレ
ジストローラ11の駆動が停止され、原稿P1は排紙ロ
ーラ12等によって単独搬送される。なお、この時点
で、後続原稿P2は、画像読み取りが終了しており、後
続の原稿P3と共にプラテン3上で停止される(図9
(e)参照)。
稿P1の先端を検知することで原稿P1が原稿排出路
(ヌ)を搬送されていることを確認し(図17ejct
2)、かつ、該センサ34が原稿P1の後端を検知して
先行原稿P1の後端が手差しレジストローラ11のニッ
プを抜けていることを確認した場合に(図17ejct
3)、ベルトモータ102の駆動は停止される(図17
ejct4)。これにより、幅広ベルト7及び手差しレ
ジストローラ11の駆動が停止され、原稿P1は排紙ロ
ーラ12等によって単独搬送される。なお、この時点
で、後続原稿P2は、画像読み取りが終了しており、後
続の原稿P3と共にプラテン3上で停止される(図9
(e)参照)。
【0158】また、ベルトモータ102の駆動停止と同
時に、排紙クロックから入力するクロック信号によって
カウントする排紙カウンタをスタートし(図17ejc
t5)、この設定カウント終了後(図17ejct
6)、排紙モーター104の駆動を停止する(図17e
jct7)。これにより、排紙ローラ12及び手差し給
紙ローラ13の駆動は停止されるが、この時点では、原
稿P1は原稿排出路(ヌ)を既に通過して排紙ローラ1
2を抜けて、排紙トレイ10上に排出されている。 [2−2]ラージサイズ片面原稿搬送モード まず、ラージサイズの片面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図18に沿って説明する。
時に、排紙クロックから入力するクロック信号によって
カウントする排紙カウンタをスタートし(図17ejc
t5)、この設定カウント終了後(図17ejct
6)、排紙モーター104の駆動を停止する(図17e
jct7)。これにより、排紙ローラ12及び手差し給
紙ローラ13の駆動は停止されるが、この時点では、原
稿P1は原稿排出路(ヌ)を既に通過して排紙ローラ1
2を抜けて、排紙トレイ10上に排出されている。 [2−2]ラージサイズ片面原稿搬送モード まず、ラージサイズの片面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図18に沿って説明する。
【0159】図18は、該作用の概略を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【0160】ラージサイズの片面原稿を搬送するに際し
ては、まず、上述のピックアップDOWN処理が行わ
れ、給紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接される
(図18draft2md1)。
ては、まず、上述のピックアップDOWN処理が行わ
れ、給紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接される
(図18draft2md1)。
【0161】その後、上述の分離処理が実行されて最上
部の原稿P1が1枚だけ分離され(図18draft2
md2)、続いて給紙処理が実行される(図18dra
ft2md3)。なお、ここまでの作用は、上述したハ
ーフサイズ片面原稿搬送モードの場合と同様である。
部の原稿P1が1枚だけ分離され(図18draft2
md2)、続いて給紙処理が実行される(図18dra
ft2md3)。なお、ここまでの作用は、上述したハ
ーフサイズ片面原稿搬送モードの場合と同様である。
【0162】そして、原稿P1がプラテン3の所定位置
にまで搬送されると、原稿流し読み処理(第2流し読み
モード)が実行されて、装置本体1のスキャナー204
を所定位置に固定したままで原稿画像の読み取りが行な
われる(図18draft2md4)。なお、本モード
においては、スキャナー204は排紙トレイ10の近傍
の第3画先位置R3に固定されているため、結果的に上
述の原稿流し読み処理と排紙処理とは連続して行われる
こととなり(図18draft2md5)、画像が読み
取られた原稿P1は排紙トレイ10上に排出されること
となる。
にまで搬送されると、原稿流し読み処理(第2流し読み
モード)が実行されて、装置本体1のスキャナー204
を所定位置に固定したままで原稿画像の読み取りが行な
われる(図18draft2md4)。なお、本モード
においては、スキャナー204は排紙トレイ10の近傍
の第3画先位置R3に固定されているため、結果的に上
述の原稿流し読み処理と排紙処理とは連続して行われる
こととなり(図18draft2md5)、画像が読み
取られた原稿P1は排紙トレイ10上に排出されること
となる。
【0163】その後、分離センサ30により原稿の後端
が検知されるのを待ち(図18draft2md6)、
該検知がなされると、原稿セット検知センサ40によっ
て搬送中の原稿が最終原稿か否かを判断する(図18d
raft2md7)。
が検知されるのを待ち(図18draft2md6)、
該検知がなされると、原稿セット検知センサ40によっ
て搬送中の原稿が最終原稿か否かを判断する(図18d
raft2md7)。
【0164】そして、最終原稿でなければ以上の動作を
繰り返し(図18draft2md2〜draft2m
d7)、最終原稿であればピックアップUP処理を行っ
て給紙ローラ5を上限位置に戻して一連の処理を終了す
る(図18draft2md8)。
繰り返し(図18draft2md2〜draft2m
d7)、最終原稿であればピックアップUP処理を行っ
て給紙ローラ5を上限位置に戻して一連の処理を終了す
る(図18draft2md8)。
【0165】次に、ラージサイズの片面原稿を搬送する
場合の作用の詳細について、図19に沿って説明する。
場合の作用の詳細について、図19に沿って説明する。
【0166】図19は、ラージサイズの片面原稿を搬送
するときの原稿の流れを示す模式図である。
するときの原稿の流れを示す模式図である。
【0167】ピックアップDOWN処理〜給紙処理まで
の作用(図18draft2md1〜draft2md
3)は、上述したハーフサイズ片面原稿搬送モードの場
合と同様である。
の作用(図18draft2md1〜draft2md
3)は、上述したハーフサイズ片面原稿搬送モードの場
合と同様である。
【0168】すなわち、本モードの場合も、パス切替ソ
レノイド107は、上述したハーフサイズ片面原稿搬送
モードの場合と同様にオン制御され、反転給送路(ヘ)
は閉塞されて原稿搬送路(ハ)が開放される。また、幅
広ベルト7は、先行原稿P1が搬送されてくると駆動さ
れ、先行原稿P1がプラテン3に進入する前には第2給
送ローラ9と等しい搬送速度となっている。したがっ
て、先行原稿P1は、上述の2つのローラ16,9並び
に幅広ベルト7によって原稿搬送路(ハ)を通ってプラ
テン3にまで搬送される(図19(a)参照)。
レノイド107は、上述したハーフサイズ片面原稿搬送
モードの場合と同様にオン制御され、反転給送路(ヘ)
は閉塞されて原稿搬送路(ハ)が開放される。また、幅
広ベルト7は、先行原稿P1が搬送されてくると駆動さ
れ、先行原稿P1がプラテン3に進入する前には第2給
送ローラ9と等しい搬送速度となっている。したがっ
て、先行原稿P1は、上述の2つのローラ16,9並び
に幅広ベルト7によって原稿搬送路(ハ)を通ってプラ
テン3にまで搬送される(図19(a)参照)。
【0169】なお、第2給送ローラ9の回転は、先行原
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。
【0170】一方、給紙ローラ5は、先行原稿P1を給
紙した後に待避ポジションに待避されるが、先行原稿P
1の後端が給紙ローラ5のニップ点を過ぎると再び降下
し、後続原稿P2の給紙動作に備える。そして、先行原
稿P1の後端が第1給送ローラ16のニップ点を抜けた
ところで分離クラッチ106がオンされ、給紙ローラ5
による後続原稿P2の給紙が開始される(図19(a)
参照)。
紙した後に待避ポジションに待避されるが、先行原稿P
1の後端が給紙ローラ5のニップ点を過ぎると再び降下
し、後続原稿P2の給紙動作に備える。そして、先行原
稿P1の後端が第1給送ローラ16のニップ点を抜けた
ところで分離クラッチ106がオンされ、給紙ローラ5
による後続原稿P2の給紙が開始される(図19(a)
参照)。
【0171】ところで、第2給送ローラ9の回転は、上
述のように先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニ
ップを抜けたところで停止されるが、上述の給紙ローラ
5による後続原稿P2の給紙は高速で行われるため、第
2給送ローラ9の回転が停止される時点では、後続原稿
P2は、その先端が第2給送ローラ9の上流近傍位置
(給紙センサ35が配置されている位置)に到達する位
置まで搬送されている。そして、後続原稿P2の先端が
給紙センサ35によって検知されると、先行原稿P1の
場合と同様に斜行取りのための制御が行われる。
述のように先行原稿P1の後端が第2給送ローラ9のニ
ップを抜けたところで停止されるが、上述の給紙ローラ
5による後続原稿P2の給紙は高速で行われるため、第
2給送ローラ9の回転が停止される時点では、後続原稿
P2は、その先端が第2給送ローラ9の上流近傍位置
(給紙センサ35が配置されている位置)に到達する位
置まで搬送されている。そして、後続原稿P2の先端が
給紙センサ35によって検知されると、先行原稿P1の
場合と同様に斜行取りのための制御が行われる。
【0172】一方、先行原稿P1は、プラテン3上の原
稿搬送路(ニ)に進入しており、幅広ベルト7によって
単独搬送され、その後端が給紙センサ35及び第2給送
ローラ9のニップ点を抜けてから所定距離進んだところ
で一旦停止する(図19(b)参照)。つまり、先行原
稿P1の後端と第2給送ローラ16のニップ点との間の
距離L10(図19(b)参照)は、
稿搬送路(ニ)に進入しており、幅広ベルト7によって
単独搬送され、その後端が給紙センサ35及び第2給送
ローラ9のニップ点を抜けてから所定距離進んだところ
で一旦停止する(図19(b)参照)。つまり、先行原
稿P1の後端と第2給送ローラ16のニップ点との間の
距離L10(図19(b)参照)は、
【0173】
【式4】L10=L3−L5′−搬送原稿サイズ L3 ;第3画先位置R3から第2給送ローラ9のニッ
プ点までの距離 L5′;第3画先位置R3から先行原稿P1の先端まで
の距離 で表されるが、先行原稿P1が上述のように一旦停止し
た状態では先行原稿P1の後端は第2給送ローラ16の
ニップ点を抜けているため、上記L10の値は正(プラ
ス)となる。
プ点までの距離 L5′;第3画先位置R3から先行原稿P1の先端まで
の距離 で表されるが、先行原稿P1が上述のように一旦停止し
た状態では先行原稿P1の後端は第2給送ローラ16の
ニップ点を抜けているため、上記L10の値は正(プラ
ス)となる。
【0174】このように原稿P1が一旦停止すると、制
御回路Cは、装置本体1に対して搬送完了信号を出力
し、装置本体1から搬送開始信号が入力されるのを待
つ。
御回路Cは、装置本体1に対して搬送完了信号を出力
し、装置本体1から搬送開始信号が入力されるのを待
つ。
【0175】そして、後続原稿P2の斜行取り制御が完
了すると共に、制御回路Cが装置本体1からの搬送開始
信号を受信すると、該制御回路Cは、幅広ベルト7を起
動して、先行原稿P1を画像形成速度で搬送する。
了すると共に、制御回路Cが装置本体1からの搬送開始
信号を受信すると、該制御回路Cは、幅広ベルト7を起
動して、先行原稿P1を画像形成速度で搬送する。
【0176】この間、第2給送ローラ9は駆動が停止さ
れたままであり後続原稿P2は待機しているが、先行原
稿P1の後端と後続原稿P2の先端の距離(以後紙間距
離とする)が所定距離になったところで、第2給送ロー
ラ9は起動され、後続原稿P2は、先行原稿P1と同じ
画像形成速度で搬送される。なお、この第2給送ローラ
9の起動及び搬送速度は、前述の紙間距離がL11とな
る時点で幅広ベルト7の搬送速度と第2給送ローラ9の
搬送速度とが一致するように制御される(図19(c)
参照)。
れたままであり後続原稿P2は待機しているが、先行原
稿P1の後端と後続原稿P2の先端の距離(以後紙間距
離とする)が所定距離になったところで、第2給送ロー
ラ9は起動され、後続原稿P2は、先行原稿P1と同じ
画像形成速度で搬送される。なお、この第2給送ローラ
9の起動及び搬送速度は、前述の紙間距離がL11とな
る時点で幅広ベルト7の搬送速度と第2給送ローラ9の
搬送速度とが一致するように制御される(図19(c)
参照)。
【0177】そして、先行原稿P1が第3画先位置R3
に達すると、制御回路Cは装置本体1に対して画先到達
信号を出力し、装置本体1はこれを受けて先行原稿P1
の画像読み取りを開始する。
に達すると、制御回路Cは装置本体1に対して画先到達
信号を出力し、装置本体1はこれを受けて先行原稿P1
の画像読み取りを開始する。
【0178】この先行原稿P1の画像読み取りが終了す
ると、幅広ベルト7は所定時間だけ駆動された後に停止
され、後続原稿P2は、図19(d)に示す位置にまで
搬送されて該位置にて停止される。なお、紙間距離L1
1は、後続原稿P2先端から手差しレジストローラ11
のニップ点までの距離より大きくなるように設定されて
いるので、後続原稿P2が停止した時点では先行原稿P
1の後端は手差しレジストローラ11のニップ点を通過
しており、原稿P1は排紙ローラ12によって単独搬送
され排出される。 [3]両面原稿搬送モード 次に、両面原稿搬送モードの場合の作用を、ハーフサイ
ズ両面原稿搬送モードの場合とラージサイズ両面原稿搬
送モードの場合とに分けて説明する。 [3−1]ハーフサイズ両面原稿搬送モード まず、ハーフサイズの両面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図20に沿って説明する。
ると、幅広ベルト7は所定時間だけ駆動された後に停止
され、後続原稿P2は、図19(d)に示す位置にまで
搬送されて該位置にて停止される。なお、紙間距離L1
1は、後続原稿P2先端から手差しレジストローラ11
のニップ点までの距離より大きくなるように設定されて
いるので、後続原稿P2が停止した時点では先行原稿P
1の後端は手差しレジストローラ11のニップ点を通過
しており、原稿P1は排紙ローラ12によって単独搬送
され排出される。 [3]両面原稿搬送モード 次に、両面原稿搬送モードの場合の作用を、ハーフサイ
ズ両面原稿搬送モードの場合とラージサイズ両面原稿搬
送モードの場合とに分けて説明する。 [3−1]ハーフサイズ両面原稿搬送モード まず、ハーフサイズの両面原稿を搬送する場合の作用の
概略について、図20に沿って説明する。
【0179】ハーフサイズの両面原稿を搬送するに際し
ては、上述のピックアップDOWN処理が実行され、給
紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接される(dou
blemd1)。その後、上述の分離処理が実行されて
最上部の原稿P1が1枚だけ分離され給送される(do
ublemd2)。ここまでの作用は、上述した片面原
稿搬送モードの場合と同様である。
ては、上述のピックアップDOWN処理が実行され、給
紙ローラ5が降下されて原稿P1に当接される(dou
blemd1)。その後、上述の分離処理が実行されて
最上部の原稿P1が1枚だけ分離され給送される(do
ublemd2)。ここまでの作用は、上述した片面原
稿搬送モードの場合と同様である。
【0180】次に、プリ反転処理が行われて原稿P1の
表裏が反転され(doublemd3)、反転された原
稿P1は、第2面が下になるようにプラテン3上に載置
される。そして、光学系移動原稿読取が実行されて(d
oublemd4)、第2面の原稿画像の読み取りが、
装置本体1のスキャナー204を移動しながら行われ
る。
表裏が反転され(doublemd3)、反転された原
稿P1は、第2面が下になるようにプラテン3上に載置
される。そして、光学系移動原稿読取が実行されて(d
oublemd4)、第2面の原稿画像の読み取りが、
装置本体1のスキャナー204を移動しながら行われ
る。
【0181】この原稿読み取りが終了すると、反転給排
路(ホ)、反転給送路(ト)及び原稿搬送路(ハ)を利
用しての反転処理が行なわれ(doublemd5)、
その後、第1面の原稿画像読み取りが行われる(dou
blemd6)。
路(ホ)、反転給送路(ト)及び原稿搬送路(ハ)を利
用しての反転処理が行なわれ(doublemd5)、
その後、第1面の原稿画像読み取りが行われる(dou
blemd6)。
【0182】なお、このような読み取り処理を行ってい
る間、原稿セット検知センサ40によって最終原稿か否
かを判断する(doublemd7)。そして、最終原
稿でなければ、原稿P1を排紙トレイ10上に排出する
排紙処理を行い(doublemd8)、以上の動作を
繰り返す(doublemd2〜doublemd
7)。また、最終原稿であった場合は、排紙処理を行う
と共に(doublemd9)、ピックアップUP処理
を行って給紙ローラ5を上限位置に戻し(double
md10)、一連の処理を終了する。
る間、原稿セット検知センサ40によって最終原稿か否
かを判断する(doublemd7)。そして、最終原
稿でなければ、原稿P1を排紙トレイ10上に排出する
排紙処理を行い(doublemd8)、以上の動作を
繰り返す(doublemd2〜doublemd
7)。また、最終原稿であった場合は、排紙処理を行う
と共に(doublemd9)、ピックアップUP処理
を行って給紙ローラ5を上限位置に戻し(double
md10)、一連の処理を終了する。
【0183】次に、ハーフサイズの両面原稿を搬送する
場合の作用の詳細について、図21及び図22に沿って
説明する。
場合の作用の詳細について、図21及び図22に沿って
説明する。
【0184】図21は、ハーフサイズの両面原稿を搬送
するときの原稿の流れを示す模式図であり、図22は、
ハーフサイズの両面原稿を搬送するときの作用の詳細を
示すフローチャート図である。
するときの原稿の流れを示す模式図であり、図22は、
ハーフサイズの両面原稿を搬送するときの作用の詳細を
示すフローチャート図である。
【0185】いま、オペレータが操作部にて複写条件を
入力し、スタートキー(コピーキー)を押すと、分離モ
ータ100及び搬送モータ101が起動される(図22
pretrn1)。これにより、第1給送ローラ16、
第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反転ロ
ーラ18が回転駆動されて、上述の分離処理や斜行補正
が行われる。
入力し、スタートキー(コピーキー)を押すと、分離モ
ータ100及び搬送モータ101が起動される(図22
pretrn1)。これにより、第1給送ローラ16、
第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反転ロ
ーラ18が回転駆動されて、上述の分離処理や斜行補正
が行われる。
【0186】なお、この分離モータ100等の起動と同
時に、反転クロックから入力するクロック信号によって
カウントするサイズチェックカウンタがスタートされる
(図22pretrn2)。
時に、反転クロックから入力するクロック信号によって
カウントするサイズチェックカウンタがスタートされる
(図22pretrn2)。
【0187】一方、本モードにおいては、パス切り替え
ソレノイド107がオフの状態で、反転給紙フラッパ2
2は図2の実線位置に保持されて原稿搬送路(ハ)を閉
塞すると共に反転給送路(チ)を開放している。また、
反転フラッパソレノイド108はオフの状態で、反転フ
ラッパ23は図2の実線位置に保持されて反転給送路
(ト)を閉塞すると共に反転給送路(リ)を開放してい
る。したがって、第2給送ローラ9が回転駆動されるこ
とにより、第2給送ローラ9に先端を突き当てられてい
た原稿P1は反転給送路(チ)(ヘ)(リ)の側に導か
れ、プリ反転処理が行われる(図21(a)参照)。な
お、原稿P1が反転給送路(チ)に搬送されたか否か
は、レジストセンサ39が原稿先端を検知することで確
認する(図22pretrn3)。
ソレノイド107がオフの状態で、反転給紙フラッパ2
2は図2の実線位置に保持されて原稿搬送路(ハ)を閉
塞すると共に反転給送路(チ)を開放している。また、
反転フラッパソレノイド108はオフの状態で、反転フ
ラッパ23は図2の実線位置に保持されて反転給送路
(ト)を閉塞すると共に反転給送路(リ)を開放してい
る。したがって、第2給送ローラ9が回転駆動されるこ
とにより、第2給送ローラ9に先端を突き当てられてい
た原稿P1は反転給送路(チ)(ヘ)(リ)の側に導か
れ、プリ反転処理が行われる(図21(a)参照)。な
お、原稿P1が反転給送路(チ)に搬送されたか否か
は、レジストセンサ39が原稿先端を検知することで確
認する(図22pretrn3)。
【0188】一方、分離センサ30が原稿後端の通過を
検知すると(図22pretrn4)、分離クロックか
ら入力するクロック信号によってカウントする分離オフ
カウンタをスタートさせる(図22pretrn5)。
そして、第1給送ローラ16から分離センサ30までの
距離L3分だけのカウントが完了すると(図22pre
trn6)、原稿は第1給送ローラ16から後端が抜け
ていることから、分離モータ100をオフして第1給送
ローラ16の駆動を止める(図22pretrn7)。
検知すると(図22pretrn4)、分離クロックか
ら入力するクロック信号によってカウントする分離オフ
カウンタをスタートさせる(図22pretrn5)。
そして、第1給送ローラ16から分離センサ30までの
距離L3分だけのカウントが完了すると(図22pre
trn6)、原稿は第1給送ローラ16から後端が抜け
ていることから、分離モータ100をオフして第1給送
ローラ16の駆動を止める(図22pretrn7)。
【0189】また、給紙センサ35が原稿後端の通過を
検知すると(図22pretrn8)、前記サイズチェ
ックカウンタをストップし(図22pretrn9)、
そのデータに基づいてサイズチェック処理を行う(図2
2pretrn10)。
検知すると(図22pretrn8)、前記サイズチェ
ックカウンタをストップし(図22pretrn9)、
そのデータに基づいてサイズチェック処理を行う(図2
2pretrn10)。
【0190】さらに、レジストセンサ39が原稿後端の
通過を検知すると(図22pretrn11)、反転励
磁クロックによってカウントされるプレ反転カウンタを
スタートさせる(図22pretrn12)。そして、
プレ反転カウンタが終了した時点で(図22pretr
n13)、搬送モータ101をオフする(図22pre
trn14)。これにより、原稿P1は、後端が反転給
送路(チ)を抜けた所定位置に停止される。
通過を検知すると(図22pretrn11)、反転励
磁クロックによってカウントされるプレ反転カウンタを
スタートさせる(図22pretrn12)。そして、
プレ反転カウンタが終了した時点で(図22pretr
n13)、搬送モータ101をオフする(図22pre
trn14)。これにより、原稿P1は、後端が反転給
送路(チ)を抜けた所定位置に停止される。
【0191】そして、搬送モータ101をオフしてから
所定時間経過後、搬送モータ101が逆方向に起動され
て第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18が反対方
向に回転駆動されると共に、ベルトモータ102が起動
されて幅広ベルト7が正方向に回転駆動される(図22
pretrn15)。これにより、原稿P1は、反転給
排路(ホ)を通ってプラテン3上の原稿搬送路(ニ)に
導かれる(図21(b)参照)。
所定時間経過後、搬送モータ101が逆方向に起動され
て第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18が反対方
向に回転駆動されると共に、ベルトモータ102が起動
されて幅広ベルト7が正方向に回転駆動される(図22
pretrn15)。これにより、原稿P1は、反転給
排路(ホ)を通ってプラテン3上の原稿搬送路(ニ)に
導かれる(図21(b)参照)。
【0192】なお、原稿P1が原稿搬送路(ロ)から反
転給送路(チ)(ヘ)(リ)の側に搬送される場合にお
いて、原稿P1の後端が一方向フラッパ24を通過した
時には、給排フラッパ25は図2の実線位置に移動され
ている。したがって、プリ反転された原稿P1が反転給
排路(ホ)を通って原稿搬送路(ニ)に搬送される場合
において、原稿P1の先端がプラテン3の端部と衝突す
ることが防止される。また、第1反転ローラ17等の搬
送速度と幅広ベルト7の搬送速度とは、特別な場合を除
いて等速となるように制御されている。
転給送路(チ)(ヘ)(リ)の側に搬送される場合にお
いて、原稿P1の後端が一方向フラッパ24を通過した
時には、給排フラッパ25は図2の実線位置に移動され
ている。したがって、プリ反転された原稿P1が反転給
排路(ホ)を通って原稿搬送路(ニ)に搬送される場合
において、原稿P1の先端がプラテン3の端部と衝突す
ることが防止される。また、第1反転ローラ17等の搬
送速度と幅広ベルト7の搬送速度とは、特別な場合を除
いて等速となるように制御されている。
【0193】一方、反転センサ38が原稿先端の通過を
検知することに基づき原稿P1が反転給排路(ホ)に搬
送されたことを確認し(図22pretrn16)、か
つ反転センサ38が原稿後端の通過を検知すると(図2
2pretrn17)、搬送モータ101の駆動が停止
される(図22pretrn18)。
検知することに基づき原稿P1が反転給排路(ホ)に搬
送されたことを確認し(図22pretrn16)、か
つ反転センサ38が原稿後端の通過を検知すると(図2
2pretrn17)、搬送モータ101の駆動が停止
される(図22pretrn18)。
【0194】また、反転センサ38の検知信号(原稿の
後端を検知した信号)に基づき、ベルト励磁クロックに
よってカウントされるプリ給紙カウンタがスタートされ
る(図22pretrn19)。そして、このプリ給紙
カウンタがカウントを終了した時点で(図22pret
rn20)、ベルトモータ102の駆動が停止される
(図22pretrn21)。これにより、幅広ベルト
7の駆動は停止され、原稿P1は、プラテン3上の所定
位置に第2面を下にした状態で停止される(図21
(c)参照)。
後端を検知した信号)に基づき、ベルト励磁クロックに
よってカウントされるプリ給紙カウンタがスタートされ
る(図22pretrn19)。そして、このプリ給紙
カウンタがカウントを終了した時点で(図22pret
rn20)、ベルトモータ102の駆動が停止される
(図22pretrn21)。これにより、幅広ベルト
7の駆動は停止され、原稿P1は、プラテン3上の所定
位置に第2面を下にした状態で停止される(図21
(c)参照)。
【0195】この状態で装置本体1のスキャナー204
が走査されて、原稿P1の第2面の画像読み取りが行わ
れる。
が走査されて、原稿P1の第2面の画像読み取りが行わ
れる。
【0196】原稿P1の第2面の画像読み取りが終了す
ると、原稿の反転処理が行われる。ここで、図23に基
づいて反転処理について説明する。
ると、原稿の反転処理が行われる。ここで、図23に基
づいて反転処理について説明する。
【0197】反転フラッパ23は、上述のように図2の
実線位置に保持されて反転給送路(ト)を閉塞すると共
に反転給送路(リ)を開放しているが、本反転処理を行
うに際しては反転フラッパソレノイド108はオンにさ
れて(図23trn1)、反転フラッパ23を図2の鎖
線位置に切り換えて、反転給送路(ト)を開放すると共
に反転給送路(リ)を閉塞する。
実線位置に保持されて反転給送路(ト)を閉塞すると共
に反転給送路(リ)を開放しているが、本反転処理を行
うに際しては反転フラッパソレノイド108はオンにさ
れて(図23trn1)、反転フラッパ23を図2の鎖
線位置に切り換えて、反転給送路(ト)を開放すると共
に反転給送路(リ)を閉塞する。
【0198】また、パス切替ソレノイド107をオンに
し(図23trn1)、反転給紙フラッパ22を図2の
鎖線位置に保持して原稿搬送路(ハ)を開放すると共に
反転給送路(チ)を閉塞し、給排フラッパ25を図2の
鎖線位置に保持する。
し(図23trn1)、反転給紙フラッパ22を図2の
鎖線位置に保持して原稿搬送路(ハ)を開放すると共に
反転給送路(チ)を閉塞し、給排フラッパ25を図2の
鎖線位置に保持する。
【0199】次に、ベルトモータ102を起動して幅広
ベルト7を時計回りの方向に回転駆動させ(図23tr
n2)、原稿P1をプラテン上の読み取り位置から反転
給排路(ホ)に搬送する。また、搬送モータ101を起
動して第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2
反転ローラ18を時計回りの方向に回転駆動させ(図2
3trn2)、反転給送路(ヘ)(ト)並びに原稿搬送
路(ハ)に沿って原稿P1を搬送する(図21(d)参
照)。
ベルト7を時計回りの方向に回転駆動させ(図23tr
n2)、原稿P1をプラテン上の読み取り位置から反転
給排路(ホ)に搬送する。また、搬送モータ101を起
動して第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2
反転ローラ18を時計回りの方向に回転駆動させ(図2
3trn2)、反転給送路(ヘ)(ト)並びに原稿搬送
路(ハ)に沿って原稿P1を搬送する(図21(d)参
照)。
【0200】ところで、プラテン3上の原稿P1が反転
給排路(ホ)に排出される際には、その原稿先端は反転
センサ38によって検知されるが(図23trn3)、
この検知と同時に、ベルト励磁クロックによってカウン
トされる反転カウンタがスタートされる(図23trn
4)。そして、この反転カウンタのカウントが終了する
とベルトモータ102がオフされ(図23trn5,t
rn6)、所定時間経過後に反時計回りの方向に回転駆
動される(図23trn7)。したがって、原稿搬送路
(ハ)まで搬送されている原稿P1は、幅広ベルト7に
よって原稿搬送路(ニ)に導かれる。なお、このような
幅広ベルト7の駆動停止及び反対方向への駆動は、第1
反転ローラ17及び第2反転ローラ18によって原稿P
1を搬送している間に行う。したがって、原稿P1は、
停止することなく原稿搬送路(ニ)の読み取り位置にま
で搬送される。また、幅広ベルト7の搬送速度は、原稿
P1の先端が原稿搬送路(ニ)に進入する時までに第2
給送ローラ9の搬送速度と一致するように制御がなされ
る。
給排路(ホ)に排出される際には、その原稿先端は反転
センサ38によって検知されるが(図23trn3)、
この検知と同時に、ベルト励磁クロックによってカウン
トされる反転カウンタがスタートされる(図23trn
4)。そして、この反転カウンタのカウントが終了する
とベルトモータ102がオフされ(図23trn5,t
rn6)、所定時間経過後に反時計回りの方向に回転駆
動される(図23trn7)。したがって、原稿搬送路
(ハ)まで搬送されている原稿P1は、幅広ベルト7に
よって原稿搬送路(ニ)に導かれる。なお、このような
幅広ベルト7の駆動停止及び反対方向への駆動は、第1
反転ローラ17及び第2反転ローラ18によって原稿P
1を搬送している間に行う。したがって、原稿P1は、
停止することなく原稿搬送路(ニ)の読み取り位置にま
で搬送される。また、幅広ベルト7の搬送速度は、原稿
P1の先端が原稿搬送路(ニ)に進入する時までに第2
給送ローラ9の搬送速度と一致するように制御がなされ
る。
【0201】また、給紙センサ35が原稿先端の通過を
検知して原稿P1が反転給送路(ト)を搬送されている
ことを確認し(図23trn8)、かつ、レジストセン
サ39が原稿後端の通過を検知すると(図23trn
9)、搬送モータ101はオフされる(図23trn1
0)。これにより、第2給送ローラ9の回転は、先行原
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。したがって、原稿搬送路(ニ)に進入
した先行原稿P1は、幅広ベルト7によって単独搬送さ
れることとなる。
検知して原稿P1が反転給送路(ト)を搬送されている
ことを確認し(図23trn8)、かつ、レジストセン
サ39が原稿後端の通過を検知すると(図23trn
9)、搬送モータ101はオフされる(図23trn1
0)。これにより、第2給送ローラ9の回転は、先行原
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。したがって、原稿搬送路(ニ)に進入
した先行原稿P1は、幅広ベルト7によって単独搬送さ
れることとなる。
【0202】さらに、給紙センサ35が原稿後端の通過
を検知すると同時に、ベルト励磁クロックによってカウ
ントされる反転給紙カウンタがスタートされる(図23
trn11)。そして、反転給紙カウンタのカウントが
終了した時点で(図23trn12)、ベルトモータ1
02はオフされる(図23trn13)。これにより、
幅広ベルト7の駆動が停止されて、原稿P1はプラテン
3上の所定位置に停止される。
を検知すると同時に、ベルト励磁クロックによってカウ
ントされる反転給紙カウンタがスタートされる(図23
trn11)。そして、反転給紙カウンタのカウントが
終了した時点で(図23trn12)、ベルトモータ1
02はオフされる(図23trn13)。これにより、
幅広ベルト7の駆動が停止されて、原稿P1はプラテン
3上の所定位置に停止される。
【0203】この位置で装置本体1のスキャナー204
が走査されて、原稿P1の第1面の画像読み取りが行わ
れる。
が走査されて、原稿P1の第1面の画像読み取りが行わ
れる。
【0204】その後、反転フラッパソレノイド108を
オフして反転フラッパ23を図2の実線位置に切り換
え、またパス切り替えソレノイド107をオフして反転
給紙フラッパ22及び給排フラッパ25を図2の実線位
置に切り換える(図23trn14)。
オフして反転フラッパ23を図2の実線位置に切り換
え、またパス切り替えソレノイド107をオフして反転
給紙フラッパ22及び給排フラッパ25を図2の実線位
置に切り換える(図23trn14)。
【0205】なお、反転処理においては幅広ベルト7が
正方向に逆転駆動されることから(図23trn7)、
第1反転ローラ17と幅広ベルト7とによって原稿P1
を引っ張り合うこととなるが、第1反転ローラ17のニ
ップ力の方が強い為に原稿P1は反転ローラ17によっ
て搬送されることとなる。但し、ラージサイズの原稿
(送り方向に長い原稿)の場合には、幅広ベルト7の搬
送力の方が大きくなって円滑な原稿の搬送が阻害される
ことがある。したがって、この場合には、原稿後端検知
センサ41等の検知結果に基づくタイミングで幅広ベル
ト7を反対方向に駆動するようにする。
正方向に逆転駆動されることから(図23trn7)、
第1反転ローラ17と幅広ベルト7とによって原稿P1
を引っ張り合うこととなるが、第1反転ローラ17のニ
ップ力の方が強い為に原稿P1は反転ローラ17によっ
て搬送されることとなる。但し、ラージサイズの原稿
(送り方向に長い原稿)の場合には、幅広ベルト7の搬
送力の方が大きくなって円滑な原稿の搬送が阻害される
ことがある。したがって、この場合には、原稿後端検知
センサ41等の検知結果に基づくタイミングで幅広ベル
ト7を反対方向に駆動するようにする。
【0206】また一方、給紙センサ35による先行原稿
P1後端の検知と前後して、給紙ローラ5や分離部Sが
駆動されて後続原稿P2が原稿トレイ4から分離給送さ
れ、第2給送ローラ9にて斜行取りが行われる。そし
て、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反
転ローラ18が駆動されて、後続原稿P2のプリ反転処
理を行う(図21(e)参照)。なお、後続原稿P2
は、先行原稿P1の画像読み取りが行われている間にプ
リ反転処理を完了し、その先端部が第1反転ローラ17
にニップされた状態で待機している。
P1後端の検知と前後して、給紙ローラ5や分離部Sが
駆動されて後続原稿P2が原稿トレイ4から分離給送さ
れ、第2給送ローラ9にて斜行取りが行われる。そし
て、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反
転ローラ18が駆動されて、後続原稿P2のプリ反転処
理を行う(図21(e)参照)。なお、後続原稿P2
は、先行原稿P1の画像読み取りが行われている間にプ
リ反転処理を完了し、その先端部が第1反転ローラ17
にニップされた状態で待機している。
【0207】そして、先行原稿P1の画像読み取りが終
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と幅広ベルト7の正転が開始され、先行原稿P1
及び後続原稿P2が、プラテン3上に所定の紙間距離L
12だけ離れた状態に載置される(図21(f)参
照)。
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と幅広ベルト7の正転が開始され、先行原稿P1
及び後続原稿P2が、プラテン3上に所定の紙間距離L
12だけ離れた状態に載置される(図21(f)参
照)。
【0208】この状態で、装置本体1のスキャナー20
4が走査されて、後続原稿P2の第2面の画像読み取り
が行われる。
4が走査されて、後続原稿P2の第2面の画像読み取り
が行われる。
【0209】そして、この画像読み取りが終了すると、
先行原稿P1の場合と同様に後続原稿P2の反転処理が
始まり、後続原稿P2は反転給排路(ホ)に排出され
る。なお、先行原稿P1は、この反転処理に伴って反転
給排路(ホ)の方向に搬送されるが、紙間距離L12を
適切な値に設定しているため、反転給排路(ホ)に排出
されることなくプラテン3上に載置されたままの状態と
なる。
先行原稿P1の場合と同様に後続原稿P2の反転処理が
始まり、後続原稿P2は反転給排路(ホ)に排出され
る。なお、先行原稿P1は、この反転処理に伴って反転
給排路(ホ)の方向に搬送されるが、紙間距離L12を
適切な値に設定しているため、反転給排路(ホ)に排出
されることなくプラテン3上に載置されたままの状態と
なる。
【0210】その後、幅広ベルト7の逆転駆動がなさ
れ、後続原稿P2は、反転給排路(ホ)、反転給送路
(ヘ)、反転給送路(ト)及び原稿搬送路(ハ)を経由
して原稿搬送路(ニ)に導かれる。
れ、後続原稿P2は、反転給排路(ホ)、反転給送路
(ヘ)、反転給送路(ト)及び原稿搬送路(ハ)を経由
して原稿搬送路(ニ)に導かれる。
【0211】幅広ベルト7は、図21(g)の状態で停
止され、この状態で後続原稿P2の第1面の画像読み取
りが行われる。なお、この時の原稿P1と原稿P2の紙
間距離はL13となる。また、さらに後続の原稿P3
は、原稿トレイ4から給送されて第1反転ローラ17に
ニップされた状態で待機している。
止され、この状態で後続原稿P2の第1面の画像読み取
りが行われる。なお、この時の原稿P1と原稿P2の紙
間距離はL13となる。また、さらに後続の原稿P3
は、原稿トレイ4から給送されて第1反転ローラ17に
ニップされた状態で待機している。
【0212】後続原稿P2の第1面の画像読み取りが終
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と、幅広ベルト7の正転と、排紙ローラ12の回
転とが開始され、後続原稿P3及びP2、並びに先行原
稿P1が同時に排紙トレイ10の側に搬送される。
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と、幅広ベルト7の正転と、排紙ローラ12の回
転とが開始され、後続原稿P3及びP2、並びに先行原
稿P1が同時に排紙トレイ10の側に搬送される。
【0213】そして、後続原稿P3がプラテン3上に載
置された時点で幅広ベルト7は停止され、後続原稿P3
の画像読み取りが行われる(図21(h)参照)。な
お、この時点で先行原稿P1は、その後端が既に手差し
レジストローラ11のニップを抜けている為、排紙ロー
ラ12等によって単独搬送されて排紙トレイ10に排出
される。
置された時点で幅広ベルト7は停止され、後続原稿P3
の画像読み取りが行われる(図21(h)参照)。な
お、この時点で先行原稿P1は、その後端が既に手差し
レジストローラ11のニップを抜けている為、排紙ロー
ラ12等によって単独搬送されて排紙トレイ10に排出
される。
【0214】なお、複数の原稿を画像読み取りする場合
には上述の作用が繰り返されるが、最終の画像読み取り
(すなわち、最終原稿Pnの第1面の画像読み取り)が
終了した時点では、プラテン3の上には2枚の原稿(最
終原稿Pnと最終前原稿Pn‐1)が載置された状態と
なる。そして、これらの原稿Pn,Pn‐1は、幅広ベ
ルト7の駆動によって排紙トレイ10に連続して排出さ
れる。 [3−2]ラージサイズ両面原稿搬送モード 次に、ラージサイズの両面原稿を搬送する場合の作用に
ついて、図24に沿って説明する。
には上述の作用が繰り返されるが、最終の画像読み取り
(すなわち、最終原稿Pnの第1面の画像読み取り)が
終了した時点では、プラテン3の上には2枚の原稿(最
終原稿Pnと最終前原稿Pn‐1)が載置された状態と
なる。そして、これらの原稿Pn,Pn‐1は、幅広ベ
ルト7の駆動によって排紙トレイ10に連続して排出さ
れる。 [3−2]ラージサイズ両面原稿搬送モード 次に、ラージサイズの両面原稿を搬送する場合の作用に
ついて、図24に沿って説明する。
【0215】図24は、ラージサイズの両面原稿を搬送
するときの原稿の流れを示す模式図である。
するときの原稿の流れを示す模式図である。
【0216】本モードにおいても、ハーフサイズの場合
と同様に、反転給紙フラッパ22は図2の実線位置に保
持されて原稿搬送路(ハ)を閉塞すると共に反転給送路
(チ)を開放し、反転フラッパ23は図2の実線位置に
保持されて反転給送路(ト)を閉塞すると共に反転給送
路(リ)を開放している。
と同様に、反転給紙フラッパ22は図2の実線位置に保
持されて原稿搬送路(ハ)を閉塞すると共に反転給送路
(チ)を開放し、反転フラッパ23は図2の実線位置に
保持されて反転給送路(ト)を閉塞すると共に反転給送
路(リ)を開放している。
【0217】いま、オペレータが操作部にて複写条件を
入力し、スタートキー(コピーキー)を押すと、ハーフ
サイズの場合と同様に、分離モータ100及び搬送モー
タ101が起動されて分離処理及び斜行補正が行われ
る。
入力し、スタートキー(コピーキー)を押すと、ハーフ
サイズの場合と同様に、分離モータ100及び搬送モー
タ101が起動されて分離処理及び斜行補正が行われ
る。
【0218】また、原稿P1は、反転給送路(チ)
(ヘ)(リ)の側に導かれてプリ反転処理が行われ(図
24(a)参照)、搬送モータ101を停止することに
基づき後端が反転給送路(チ)を抜けた所定位置に停止
される。
(ヘ)(リ)の側に導かれてプリ反転処理が行われ(図
24(a)参照)、搬送モータ101を停止することに
基づき後端が反転給送路(チ)を抜けた所定位置に停止
される。
【0219】次に、搬送モータ101が停止されて所定
時間が経過した後に、該モータ101が逆方向に起動さ
れて第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18が反対
方向に回転駆動されると共に、ベルトモータ102が起
動されて幅広ベルト7が正方向に回転駆動される。これ
により、原稿P1は、反転給排路(ホ)を通ってプラテ
ン3上の原稿搬送路(ニ)に導かれる(図24(b)参
照)。このとき、給排フラッパ25は図2の実線位置に
移動されているので、原稿P1の先端がプラテン3の端
部と衝突することが防止される。また、第1反転ローラ
17等の搬送速度と幅広ベルト7の搬送速度とは、特別
な場合を除いて等速となるように制御されている。
時間が経過した後に、該モータ101が逆方向に起動さ
れて第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18が反対
方向に回転駆動されると共に、ベルトモータ102が起
動されて幅広ベルト7が正方向に回転駆動される。これ
により、原稿P1は、反転給排路(ホ)を通ってプラテ
ン3上の原稿搬送路(ニ)に導かれる(図24(b)参
照)。このとき、給排フラッパ25は図2の実線位置に
移動されているので、原稿P1の先端がプラテン3の端
部と衝突することが防止される。また、第1反転ローラ
17等の搬送速度と幅広ベルト7の搬送速度とは、特別
な場合を除いて等速となるように制御されている。
【0220】反転センサ38によって原稿P1の後端が
検知されると、所定時間経過後に幅広ベルト7の駆動は
停止され、原稿P1は固定読みモード時の画先位置に載
置される(図24(c)参照)。
検知されると、所定時間経過後に幅広ベルト7の駆動は
停止され、原稿P1は固定読みモード時の画先位置に載
置される(図24(c)参照)。
【0221】この状態で装置本体1のスキャナー204
が走査されて、原稿P1の第2面の画像読み取りが行わ
れる。
が走査されて、原稿P1の第2面の画像読み取りが行わ
れる。
【0222】原稿P1の第2面の画像読み取りが終了す
ると、原稿の反転処理が行われる。
ると、原稿の反転処理が行われる。
【0223】すなわち、反転フラッパ23は図2の鎖線
位置に切り換えられて、反転給送路(ト)を開放すると
共に反転給送路(リ)を閉塞し、反転給紙フラッパ22
は図2の鎖線位置に保持されて原稿搬送路(ハ)を開放
すると共に反転給送路(チ)を閉塞し、給排フラッパ2
5は図2の鎖線位置に保持される。
位置に切り換えられて、反転給送路(ト)を開放すると
共に反転給送路(リ)を閉塞し、反転給紙フラッパ22
は図2の鎖線位置に保持されて原稿搬送路(ハ)を開放
すると共に反転給送路(チ)を閉塞し、給排フラッパ2
5は図2の鎖線位置に保持される。
【0224】一方、上述の画像読み取りが終了するとベ
ルトモータ102及び搬送モータ101が起動されて、
幅広ベルト7、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17
及び第2反転ローラ18は逆方向に回転駆動される。こ
れにより、原稿P1は、反転給排路(ホ)→反転給送路
(ヘ)〜(ト)→原稿搬送路(ハ)を搬送される(図2
4(d)参照)。その後、原稿P1は、原稿搬送路
(ハ)を経由して原稿搬送路(ニ)に導かれる。
ルトモータ102及び搬送モータ101が起動されて、
幅広ベルト7、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17
及び第2反転ローラ18は逆方向に回転駆動される。こ
れにより、原稿P1は、反転給排路(ホ)→反転給送路
(ヘ)〜(ト)→原稿搬送路(ハ)を搬送される(図2
4(d)参照)。その後、原稿P1は、原稿搬送路
(ハ)を経由して原稿搬送路(ニ)に導かれる。
【0225】ところで、プラテン3上の原稿P1が反転
給排路(ホ)に排出される際には、その原稿先端は反転
センサ38によって検知されるが、その検知タイミング
から所定時間経過した後に、幅広ベルト7は、駆動が停
止され、その後正方向に回転される。したがって、原稿
搬送路(ハ)まで搬送されている原稿P1は、幅広ベル
ト7によって原稿搬送路(ニ)に導かれる。なお、幅広
ベルト7の搬送速度は、原稿P1の先端が原稿搬送路
(ニ)に進入する時までに第2給送ローラ9の搬送速度
と一致するように制御がなされる。
給排路(ホ)に排出される際には、その原稿先端は反転
センサ38によって検知されるが、その検知タイミング
から所定時間経過した後に、幅広ベルト7は、駆動が停
止され、その後正方向に回転される。したがって、原稿
搬送路(ハ)まで搬送されている原稿P1は、幅広ベル
ト7によって原稿搬送路(ニ)に導かれる。なお、幅広
ベルト7の搬送速度は、原稿P1の先端が原稿搬送路
(ニ)に進入する時までに第2給送ローラ9の搬送速度
と一致するように制御がなされる。
【0226】なお、第2給送ローラ9の回転は、先行原
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。
稿P1の後端が第2給送ローラ9のニップを抜けたとこ
ろで停止される。
【0227】また、原稿搬送路(ニ)に進入した先行原
稿P1は、幅広ベルト7によって単独搬送されるが、そ
の後端が給紙センサ35によって検知されてから所定距
離搬送された後に、幅広ベルト7の駆動が停止される。
これにより、先行原稿P1はプラテン3上の所定位置
(固定読みモード時の画先位置)に第1面を下にした状
態で停止される。
稿P1は、幅広ベルト7によって単独搬送されるが、そ
の後端が給紙センサ35によって検知されてから所定距
離搬送された後に、幅広ベルト7の駆動が停止される。
これにより、先行原稿P1はプラテン3上の所定位置
(固定読みモード時の画先位置)に第1面を下にした状
態で停止される。
【0228】この位置で装置本体1のスキャナー204
が走査されて、原稿P1の第1面の画像読み取りが行わ
れる。
が走査されて、原稿P1の第1面の画像読み取りが行わ
れる。
【0229】また一方、給紙センサ35による先行原稿
P1後端の検知と前後して、給紙ローラ5や分離部Sが
駆動されて後続原稿P2が原稿トレイ4から分離給送さ
れ、第2給送ローラ9にて斜行取りが行われる。そし
て、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反
転ローラ18が駆動されて、後続原稿P2のプリ反転処
理を行う(図24(e)参照)。なお、後続原稿P2
は、先行原稿P1の画像読み取りが行われている間にプ
リ反転処理を完了し、その先端部が第1反転ローラ17
にニップされた状態で待機している(図24(f)参
照)。この時の先行原稿P1と待機している後続原稿P
2の紙間はL14になるように制御されている。
P1後端の検知と前後して、給紙ローラ5や分離部Sが
駆動されて後続原稿P2が原稿トレイ4から分離給送さ
れ、第2給送ローラ9にて斜行取りが行われる。そし
て、第2給送ローラ9、第1反転ローラ17及び第2反
転ローラ18が駆動されて、後続原稿P2のプリ反転処
理を行う(図24(e)参照)。なお、後続原稿P2
は、先行原稿P1の画像読み取りが行われている間にプ
リ反転処理を完了し、その先端部が第1反転ローラ17
にニップされた状態で待機している(図24(f)参
照)。この時の先行原稿P1と待機している後続原稿P
2の紙間はL14になるように制御されている。
【0230】そして、先行原稿P1の画像読み取りが終
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と幅広ベルト7の正転が開始され、後続原稿P2
がプラテン3まで搬送されてその位置で停止される(図
24(g)参照)。このとき、先行原稿P1の後端は手
差しレジストローラ11のニップを抜けている。
了すると、第1反転ローラ17及び第2反転ローラ18
の逆転と幅広ベルト7の正転が開始され、後続原稿P2
がプラテン3まで搬送されてその位置で停止される(図
24(g)参照)。このとき、先行原稿P1の後端は手
差しレジストローラ11のニップを抜けている。
【0231】この状態で、装置本体1のスキャナー20
4が走査されて、後続原稿P2の第2面の画像読み取り
が行われる。
4が走査されて、後続原稿P2の第2面の画像読み取り
が行われる。
【0232】以後、これと同様の動作が最終原稿Pnま
で続けられる。 [4]手差しモード 次に、手差しモードの場合の作用について、図25乃至
図27に沿って説明する。
で続けられる。 [4]手差しモード 次に、手差しモードの場合の作用について、図25乃至
図27に沿って説明する。
【0233】まず、該作用の概略について、図25及び
図26に沿って説明する。ここで、図25は、手差しモ
ードの場合の作用の概略を示すフローチャート図であ
り、図26は手差し原稿を搬送するときの原稿の流れを
示す模式図である。
図26に沿って説明する。ここで、図25は、手差しモ
ードの場合の作用の概略を示すフローチャート図であ
り、図26は手差し原稿を搬送するときの原稿の流れを
示す模式図である。
【0234】手差し原稿トレイ14に原稿がセットされ
ると(図26(a)参照)、手差し給紙処理(詳細は後
述)が開始され(図25manualmd1)、セット
された原稿がプラテン3の所定位置に搬送される(図2
6(b)参照)。
ると(図26(a)参照)、手差し給紙処理(詳細は後
述)が開始され(図25manualmd1)、セット
された原稿がプラテン3の所定位置に搬送される(図2
6(b)参照)。
【0235】その後、スキャナー204が走査されて、
原稿画像の読み取り処理が行われる(図25manua
lmd2)。そして、該処理が終了すると、排紙処理
(詳細は後述)によって原稿が排紙トレイ10に排出さ
れる(図25manualmd3、図26(c)参
照)。
原稿画像の読み取り処理が行われる(図25manua
lmd2)。そして、該処理が終了すると、排紙処理
(詳細は後述)によって原稿が排紙トレイ10に排出さ
れる(図25manualmd3、図26(c)参
照)。
【0236】その後、手差しレジストセンサ34により
原稿の後端が検知されるのを待ち(図25manual
md4)、該検知がなされると、手差し原稿検知センサ
370によって次原稿の有無を検知する(図25man
ualmd5)。そして、次原稿がある場合には上述の
動作を繰り返し(図25manualmd1〜manu
almd5、図26(d)参照)、次原稿が無い場合に
は一連の処理を終了する。
原稿の後端が検知されるのを待ち(図25manual
md4)、該検知がなされると、手差し原稿検知センサ
370によって次原稿の有無を検知する(図25man
ualmd5)。そして、次原稿がある場合には上述の
動作を繰り返し(図25manualmd1〜manu
almd5、図26(d)参照)、次原稿が無い場合に
は一連の処理を終了する。
【0237】次に、本モードの作用の詳細について図2
7に沿って説明する。ここで、図27は、手差しモード
のときの作用の詳細を示すフローチャート図である。
7に沿って説明する。ここで、図27は、手差しモード
のときの作用の詳細を示すフローチャート図である。
【0238】通常、排紙フラッパソレノイド109はオ
フされており、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ2
8は図2の鎖線位置に保持されている。具体的には、排
紙フラッパ26はその先端部がプラテン3よりも低い位
置に保持されると共に、手差しシャッタ28は原稿搬送
路中に突出した状態に保持されている。
フされており、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ2
8は図2の鎖線位置に保持されている。具体的には、排
紙フラッパ26はその先端部がプラテン3よりも低い位
置に保持されると共に、手差しシャッタ28は原稿搬送
路中に突出した状態に保持されている。
【0239】したがって、この手差し原稿トレイ14に
オペレータが原稿をセットすると、該原稿は、手差しシ
ャッタ28にその先端が突き当てられた状態で載置され
る。
オペレータが原稿をセットすると、該原稿は、手差しシ
ャッタ28にその先端が突き当てられた状態で載置され
る。
【0240】手差し原稿検知センサ370が、手差し原
稿トレイ14に原稿がセットされたことを検知すると、
排紙フラッパソレノイド109がオンされ(図27me
nt1)、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28は
不図示のリンク機構を介して図2の実線位置に移動され
る。また、排紙モータ104が起動されて手差し給紙ロ
ーラ13が回転駆動され(図27ment2)、原稿P
1は手差し搬送路(ル)内を搬送される。なお、この
間、手差しレジストローラ11は停止されている。
稿トレイ14に原稿がセットされたことを検知すると、
排紙フラッパソレノイド109がオンされ(図27me
nt1)、排紙フラッパ26及び手差しシャッタ28は
不図示のリンク機構を介して図2の実線位置に移動され
る。また、排紙モータ104が起動されて手差し給紙ロ
ーラ13が回転駆動され(図27ment2)、原稿P
1は手差し搬送路(ル)内を搬送される。なお、この
間、手差しレジストローラ11は停止されている。
【0241】その後、手差しレジストセンサ34がオン
することで原稿先端を検知したら(図27ment
3)、排紙クロックから入力するクロック信号によって
カウントされる手差しループカウンタがカウントをスタ
ートし(図27ment4)、そのカウントが終了した
時点で排紙モータ104の駆動が停止される(図27m
ent5,ment6)。これにより、手差し給紙ロー
ラ13によって搬送される原稿P1は、停止されている
手差しレジストローラ11に原稿先端が突き当てられて
所定量のループが形成された状態で停止され、原稿P1
の斜行補正がなされる。
することで原稿先端を検知したら(図27ment
3)、排紙クロックから入力するクロック信号によって
カウントされる手差しループカウンタがカウントをスタ
ートし(図27ment4)、そのカウントが終了した
時点で排紙モータ104の駆動が停止される(図27m
ent5,ment6)。これにより、手差し給紙ロー
ラ13によって搬送される原稿P1は、停止されている
手差しレジストローラ11に原稿先端が突き当てられて
所定量のループが形成された状態で停止され、原稿P1
の斜行補正がなされる。
【0242】その後、排紙モータ104及びベルトモー
タ102が起動され(図27ment7)、手差し給紙
ローラ13、手差しレジストローラ11及び幅広ベルト
7が回転駆動される。これにより、原稿P1は手差し搬
送路(ル)から原稿搬送路(ニ)に搬送される。
タ102が起動され(図27ment7)、手差し給紙
ローラ13、手差しレジストローラ11及び幅広ベルト
7が回転駆動される。これにより、原稿P1は手差し搬
送路(ル)から原稿搬送路(ニ)に搬送される。
【0243】なお、排紙モータ104等の起動と同時
に、ベルトクロックから入力するクロック信号によって
カウントするサイズチェックカウンタがスタートされ
(図27ment8)、手差しレジストセンサ34のオ
フによって原稿後端の通過を検知すると(図27men
t10)、そのカウントが停止される。そして、そのデ
ータに基づいてサイズチェック処理(図27ment1
1)が行われる。
に、ベルトクロックから入力するクロック信号によって
カウントするサイズチェックカウンタがスタートされ
(図27ment8)、手差しレジストセンサ34のオ
フによって原稿後端の通過を検知すると(図27men
t10)、そのカウントが停止される。そして、そのデ
ータに基づいてサイズチェック処理(図27ment1
1)が行われる。
【0244】また、手差しレジストセンサ34のオフに
よって、原稿後端が手差し給紙ローラ13を通過してい
ることを確認すると、排紙モータ104がオフされて手
差し給紙ローラ13の駆動が停止される(図27men
t12)。
よって、原稿後端が手差し給紙ローラ13を通過してい
ることを確認すると、排紙モータ104がオフされて手
差し給紙ローラ13の駆動が停止される(図27men
t12)。
【0245】一方、サイズチェックカウンタのスタート
と同時に、ベルト励磁クロックによってカウントされる
ベルトレジストカウンタがスタートされる(図27me
nt9)。そして、このカウンタがカウントを終了する
と(図27ment13)、ベルトモータ102(幅広
ベルト7)の駆動が停止され(図27ment14)、
原稿P1はプラテン3上の所定位置(原稿先端が第1画
先位置R1に一致するような位置)に停止される。
と同時に、ベルト励磁クロックによってカウントされる
ベルトレジストカウンタがスタートされる(図27me
nt9)。そして、このカウンタがカウントを終了する
と(図27ment13)、ベルトモータ102(幅広
ベルト7)の駆動が停止され(図27ment14)、
原稿P1はプラテン3上の所定位置(原稿先端が第1画
先位置R1に一致するような位置)に停止される。
【0246】この状態でスキャナー204が走査され、
原稿読み取り処理が行われる。
原稿読み取り処理が行われる。
【0247】なお、排紙フラッパソレノイド109はオ
フされ(図27ment15)、排紙フラッパ26及び
手差しシャッタ28は図2の鎖線位置に保持され、次の
原稿セットが可能な状態になっている。
フされ(図27ment15)、排紙フラッパ26及び
手差しシャッタ28は図2の鎖線位置に保持され、次の
原稿セットが可能な状態になっている。
【0248】また、原稿読み取り処理が終了すると、幅
広ベルト7が逆方向に回転駆動されると共に排紙ローラ
12及び搬送ローラ19が回転駆動され、原稿P1は排
紙トレイ10に排出される。なお、排紙フラッパ26は
鎖線位置に保持されているため、原稿は該フラッパ26
に干渉することなく円滑に排出される。また、上述のよ
うに排紙ローラ12が回転することによって手差し給紙
ローラ13も回転するが、手差しシャッタ28は鎖線位
置に保持されているために2枚目の原稿P2の給送は阻
止される。
広ベルト7が逆方向に回転駆動されると共に排紙ローラ
12及び搬送ローラ19が回転駆動され、原稿P1は排
紙トレイ10に排出される。なお、排紙フラッパ26は
鎖線位置に保持されているため、原稿は該フラッパ26
に干渉することなく円滑に排出される。また、上述のよ
うに排紙ローラ12が回転することによって手差し給紙
ローラ13も回転するが、手差しシャッタ28は鎖線位
置に保持されているために2枚目の原稿P2の給送は阻
止される。
【0249】一方、手差し原稿検知センサ370が次原
稿を検知すると、上述の作用が繰り返される。すなわ
ち、排紙フラッパソレノイド109がオンされると共に
排紙モータ104が起動され、これによって、排紙フラ
ッパ26及び手差しシャッタ28は図2の実線位置に移
動されると共に手差し給紙ローラ13が回転駆動されて
原稿が給送される。
稿を検知すると、上述の作用が繰り返される。すなわ
ち、排紙フラッパソレノイド109がオンされると共に
排紙モータ104が起動され、これによって、排紙フラ
ッパ26及び手差しシャッタ28は図2の実線位置に移
動されると共に手差し給紙ローラ13が回転駆動されて
原稿が給送される。
【0250】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
る。
【0251】本実施の形態によれば、原稿の搬送方向の
長さを、原稿後端検知センサ41(第1の検知手段)、
並びに分離クロックセンサ100b及び分離センサ30
(第2の検知手段)によって検知すると共に、それらの
検知結果が異なる場合には分離クロックセンサ100b
(第2の検知手段)の検知結果を用いるようにしている
ため、原稿後端検知センサ41が誤動作しても搬送効率
が悪くなる等の問題を回避できる。
長さを、原稿後端検知センサ41(第1の検知手段)、
並びに分離クロックセンサ100b及び分離センサ30
(第2の検知手段)によって検知すると共に、それらの
検知結果が異なる場合には分離クロックセンサ100b
(第2の検知手段)の検知結果を用いるようにしている
ため、原稿後端検知センサ41が誤動作しても搬送効率
が悪くなる等の問題を回避できる。
【0252】また、原稿後端検知センサ41の検知結果
と分離クロックセンサ100bの検知結果とが異なって
いる場合には、警告装置223によって原稿後端検知セ
ンサ41の異常を警告するようにしているため、異常の
発生を早く知ることができ、適切な処理を施すことがで
きる。
と分離クロックセンサ100bの検知結果とが異なって
いる場合には、警告装置223によって原稿後端検知セ
ンサ41の異常を警告するようにしているため、異常の
発生を早く知ることができ、適切な処理を施すことがで
きる。
【0253】さらに、本実施の形態によれば、異なるサ
イズの原稿を原稿トレイ4にセットした場合であって
も、原稿セット検知センサ40と原稿後端検知センサ4
1,42とによって原稿のサイズ並びにその積載状態を
検知でき、適正な搬送制御を行うことができる。
イズの原稿を原稿トレイ4にセットした場合であって
も、原稿セット検知センサ40と原稿後端検知センサ4
1,42とによって原稿のサイズ並びにその積載状態を
検知でき、適正な搬送制御を行うことができる。
【0254】またさらに、原稿のサイズ並びにその積載
状態を、原稿を原稿トレイ4にセットした状態で検知で
きるため、搬送中に原稿のサイズを検知するものに比べ
てサイズ情報を得るまでの時間を短縮でき、効率の良い
原稿搬送等が可能となる。また、プリンタ部300にお
いて、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
状態を、原稿を原稿トレイ4にセットした状態で検知で
きるため、搬送中に原稿のサイズを検知するものに比べ
てサイズ情報を得るまでの時間を短縮でき、効率の良い
原稿搬送等が可能となる。また、プリンタ部300にお
いて、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
【0255】
【実施例】ついで、本発明の実施例について、図面に沿
って説明する。
って説明する。
【0256】まず、本発明の第1実施例について、図2
8乃至図30に沿って説明する。
8乃至図30に沿って説明する。
【0257】図28は、原稿トレイ4の詳細構造を示す
平面図であるが、この原稿トレイ4には、一対の幅方向
規制板50が原稿の幅方向にスライド自在に支持されて
おり、この幅方向規制板50によって原稿の載置位置を
規定するようになっている。そして、積載される原稿の
幅方向をこれらの幅方向規制板50によって規制するこ
とにより、いわゆる原稿束のずれを防止し、原稿の給送
時の安定性を確保している。
平面図であるが、この原稿トレイ4には、一対の幅方向
規制板50が原稿の幅方向にスライド自在に支持されて
おり、この幅方向規制板50によって原稿の載置位置を
規定するようになっている。そして、積載される原稿の
幅方向をこれらの幅方向規制板50によって規制するこ
とにより、いわゆる原稿束のずれを防止し、原稿の給送
時の安定性を確保している。
【0258】また、原稿トレイ4におけるストッパ21
の上流部近傍に相当する位置には、透過型の光センサで
ある原稿セット検知センサ(第3の検知手段)40が設
けられており、該位置での原稿の有無を検知することに
基づき、原稿Pが原稿トレイ4にセットされたことを検
出するようになっている。
の上流部近傍に相当する位置には、透過型の光センサで
ある原稿セット検知センサ(第3の検知手段)40が設
けられており、該位置での原稿の有無を検知することに
基づき、原稿Pが原稿トレイ4にセットされたことを検
出するようになっている。
【0259】さらに、幅方向規制板50には原稿後端検
知センサ(第4の検知手段)41や原稿後端検知センサ
(第5の検知手段)42が一体的に移動するように取り
付けられている。これらのセンサ41,42は、ストッ
パ21から原稿搬送方向上流側に225mmだけ離れた
位置であって、原稿の幅方向に沿って互いに離間する位
置に配置されており、それぞれの位置において原稿の有
無を検知することにより、原稿のサイズを検知するよう
になっている。
知センサ(第4の検知手段)41や原稿後端検知センサ
(第5の検知手段)42が一体的に移動するように取り
付けられている。これらのセンサ41,42は、ストッ
パ21から原稿搬送方向上流側に225mmだけ離れた
位置であって、原稿の幅方向に沿って互いに離間する位
置に配置されており、それぞれの位置において原稿の有
無を検知することにより、原稿のサイズを検知するよう
になっている。
【0260】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。
る。
【0261】いま、ユーザが、幅広で搬送方向寸法の短
い原稿Aと幅狭で搬送方向寸法の長い原稿Bとを、図示
のように一端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
すると、原稿セット検知センサ40は原稿が原稿トレイ
4にセットされたことを検知する。この状態で、幅の広
い原稿Aを基準にして幅方向規制板50を移動させる
と、一方の原稿後端検知センサ41は原稿Bによって遮
蔽されてオンになると共に、他方の原稿後端検知センサ
42は遮蔽されずにオフの状態となる。したがって、こ
れらのセンサ41,42からの信号に基づき、原稿のサ
イズ並びに積載状態を検知できる。
い原稿Aと幅狭で搬送方向寸法の長い原稿Bとを、図示
のように一端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
すると、原稿セット検知センサ40は原稿が原稿トレイ
4にセットされたことを検知する。この状態で、幅の広
い原稿Aを基準にして幅方向規制板50を移動させる
と、一方の原稿後端検知センサ41は原稿Bによって遮
蔽されてオンになると共に、他方の原稿後端検知センサ
42は遮蔽されずにオフの状態となる。したがって、こ
れらのセンサ41,42からの信号に基づき、原稿のサ
イズ並びに積載状態を検知できる。
【0262】また、ユーザが、幅広で搬送方向寸法の短
い原稿Cと幅広で搬送方向寸法の長い原稿Dとを、図示
のように両端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
し、幅方向規制板50を移動させると、両方の原稿後端
検知センサ41,42は原稿Dによって遮蔽されてオン
になる。
い原稿Cと幅広で搬送方向寸法の長い原稿Dとを、図示
のように両端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
し、幅方向規制板50を移動させると、両方の原稿後端
検知センサ41,42は原稿Dによって遮蔽されてオン
になる。
【0263】ところで、このように両方のセンサ41,
42がオンになるのは、幅広で搬送方向寸法の長い原稿
Dのみをセットした場合でも同じであり、原稿Cがセッ
トされていることは判別できないが、長い原稿Dを下側
(トレイ側)にセットした場合には、該原稿Dが送り出
されて原稿トレイ4に短い原稿Cのみが残った時点で、
センサ40がオンになると共にセンサ41,42がオフ
となり、搬送方向寸法の短い原稿Cも載置されているこ
とがわかる。
42がオンになるのは、幅広で搬送方向寸法の長い原稿
Dのみをセットした場合でも同じであり、原稿Cがセッ
トされていることは判別できないが、長い原稿Dを下側
(トレイ側)にセットした場合には、該原稿Dが送り出
されて原稿トレイ4に短い原稿Cのみが残った時点で、
センサ40がオンになると共にセンサ41,42がオフ
となり、搬送方向寸法の短い原稿Cも載置されているこ
とがわかる。
【0264】さらに、搬送方向寸法は同一であるが、幅
の狭い原稿Eと幅の広い原稿Fとを図示のようにセット
し、幅方向規制板50を移動させると、全てのセンサ4
0,41,42がオンとなる。
の狭い原稿Eと幅の広い原稿Fとを図示のようにセット
し、幅方向規制板50を移動させると、全てのセンサ4
0,41,42がオンとなる。
【0265】ところで、このように両方のセンサ41,
42がオンになるのは、幅広で搬送方向寸法の長い原稿
Fのみをセットした場合でも同じであり、原稿Eがセッ
トされていることは判別できないが、幅広の原稿Fを下
側にセットした場合には、該原稿Fが送り出されて原稿
トレイ4に幅狭の原稿Eのみが残った時点で、センサ4
0並びにセンサ41がオンになると共にセンサ42がオ
フとなり、幅狭の原稿Eも載置されていることがわか
る。
42がオンになるのは、幅広で搬送方向寸法の長い原稿
Fのみをセットした場合でも同じであり、原稿Eがセッ
トされていることは判別できないが、幅広の原稿Fを下
側にセットした場合には、該原稿Fが送り出されて原稿
トレイ4に幅狭の原稿Eのみが残った時点で、センサ4
0並びにセンサ41がオンになると共にセンサ42がオ
フとなり、幅狭の原稿Eも載置されていることがわか
る。
【0266】本実施例によれば、異なるサイズの原稿を
原稿トレイ4にセットした場合であっても、原稿セット
検知センサ40と原稿後端検知センサ41,42とによ
って原稿のサイズ並びにその積載状態を検知でき、適正
な搬送制御を行うことができる。
原稿トレイ4にセットした場合であっても、原稿セット
検知センサ40と原稿後端検知センサ41,42とによ
って原稿のサイズ並びにその積載状態を検知でき、適正
な搬送制御を行うことができる。
【0267】また、原稿のサイズ並びにその積載状態
を、原稿を原稿トレイ4にセットした状態で検知できる
ため、搬送中に原稿のサイズを検知するものに比べてサ
イズ情報を得るまでの時間を短縮でき、効率の良い原稿
搬送等が可能となる。また、プリンタ部300におい
て、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
を、原稿を原稿トレイ4にセットした状態で検知できる
ため、搬送中に原稿のサイズを検知するものに比べてサ
イズ情報を得るまでの時間を短縮でき、効率の良い原稿
搬送等が可能となる。また、プリンタ部300におい
て、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
【0268】ついで、本発明の第2実施例について、図
31に沿って説明する。
31に沿って説明する。
【0269】本実施例においては、上述した原稿後端検
知センサ41,42の他に、原稿後端検知センサ42S
が設けられている。
知センサ41,42の他に、原稿後端検知センサ42S
が設けられている。
【0270】この原稿後端検知センサ42Sは、原稿後
端検知センサ42と同じ幅方向規制板50に取り付けら
れており、ストッパ21から原稿搬送方向上流側に22
5mmだけ離れた位置であって、原稿後端検知センサ4
1並びに原稿後端検知センサ42に対して原稿の幅方向
に離間する位置に配置されている。
端検知センサ42と同じ幅方向規制板50に取り付けら
れており、ストッパ21から原稿搬送方向上流側に22
5mmだけ離れた位置であって、原稿後端検知センサ4
1並びに原稿後端検知センサ42に対して原稿の幅方向
に離間する位置に配置されている。
【0271】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。
る。
【0272】いま、ユーザが、幅広で搬送方向寸法の短
い原稿Aと幅狭で搬送方向寸法の長い原稿Gとを、図示
のように一端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
し、幅の広い原稿Aを基準にして幅方向規制板50を移
動させると、原稿セット検知センサ40並びに原稿後端
検知センサ41,42Sはオンになり、原稿後端検知セ
ンサ42はオフの状態となる。したがって、これらのセ
ンサ41,…からの信号により、原稿のサイズ並びにそ
の積載状態を検知できる。
い原稿Aと幅狭で搬送方向寸法の長い原稿Gとを、図示
のように一端縁が一致するように原稿トレイ4にセット
し、幅の広い原稿Aを基準にして幅方向規制板50を移
動させると、原稿セット検知センサ40並びに原稿後端
検知センサ41,42Sはオンになり、原稿後端検知セ
ンサ42はオフの状態となる。したがって、これらのセ
ンサ41,…からの信号により、原稿のサイズ並びにそ
の積載状態を検知できる。
【0273】本実施例によれば、上記第1実施例と同様
の効果が得られると共に、原稿後端検知センサ42Sに
よって原稿サイズをより正確に検知できる。
の効果が得られると共に、原稿後端検知センサ42Sに
よって原稿サイズをより正確に検知できる。
【0274】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
シート材の搬送方向の長さを検知する手段として第1及
び第2の2つの検知手段を用いると共に、これら第1及
び第2の検知手段の検知結果が異なる場合には、前記第
2の検知手段の検知結果を用いるようにしているため、
第1の検知手段が誤動作しても搬送効率が悪くなる等の
問題を回避できる。
シート材の搬送方向の長さを検知する手段として第1及
び第2の2つの検知手段を用いると共に、これら第1及
び第2の検知手段の検知結果が異なる場合には、前記第
2の検知手段の検知結果を用いるようにしているため、
第1の検知手段が誤動作しても搬送効率が悪くなる等の
問題を回避できる。
【0275】また、これら第1及び第2の検知手段の検
知結果が異なっている場合に警告手段によって第1の検
知手段の異常を警告するようにした場合には、異常の発
生を早く知ることができ、適切な処理を施すことができ
る。
知結果が異なっている場合に警告手段によって第1の検
知手段の異常を警告するようにした場合には、異常の発
生を早く知ることができ、適切な処理を施すことができ
る。
【0276】一方、前記シート材給送手段の近傍に配置
されてシート材の有無を検知する第3の検知手段と、前
記シート材給送手段からシート材搬送方向上流側に所定
距離離れた位置に、かつシート材の幅方向に沿って互い
に離間する位置に配置されて、それぞれの位置において
シート材の有無を検知する第4及び第5の検知手段と、
を具備した場合には、異なるサイズのシート材をシート
材積載手段にセットした場合においてもシート材のサイ
ズ及びその積載状態を検知でき、適正な搬送制御を行う
ことができる。また、シート材のサイズ等を、シート材
をシート材積載手段に載置した状態で検知できるため、
搬送中に検知するものに比べて、情報を得るまでの時間
を短縮でき、効率の良いシート材搬送等が可能となる。
また、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
されてシート材の有無を検知する第3の検知手段と、前
記シート材給送手段からシート材搬送方向上流側に所定
距離離れた位置に、かつシート材の幅方向に沿って互い
に離間する位置に配置されて、それぞれの位置において
シート材の有無を検知する第4及び第5の検知手段と、
を具備した場合には、異なるサイズのシート材をシート
材積載手段にセットした場合においてもシート材のサイ
ズ及びその積載状態を検知でき、適正な搬送制御を行う
ことができる。また、シート材のサイズ等を、シート材
をシート材積載手段に載置した状態で検知できるため、
搬送中に検知するものに比べて、情報を得るまでの時間
を短縮でき、効率の良いシート材搬送等が可能となる。
また、転写紙の給紙制御にも遅れが生じない。
【0277】さらに、第4及び第5の検知手段の他に、
これらの検知手段に対してシート材の幅方向に離間する
位置に第6の検知手段を配置して、この第6の検知手段
によってシート材の有無を検知するようにした場合に
は、シート材のサイズをより正確に検知できる。
これらの検知手段に対してシート材の幅方向に離間する
位置に第6の検知手段を配置して、この第6の検知手段
によってシート材の有無を検知するようにした場合に
は、シート材のサイズをより正確に検知できる。
【0278】また、本発明によれば、上述した種々の効
果を有する画像形成装置を得ることができる。
果を有する画像形成装置を得ることができる。
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す断
面図。
面図。
【図2】ADFの構造を示す詳細断面図。
【図3】原稿トレイの左端に配置された給紙ローラ等の
構造並びに作用を示す図であり、(a)は給紙ローラの
最大上昇位置を示す図であり、(b)は給紙ローラの最
大下降位置を示す図。
構造並びに作用を示す図であり、(a)は給紙ローラの
最大上昇位置を示す図であり、(b)は給紙ローラの最
大下降位置を示す図。
【図4】給紙ローラ等の構造を示す平面図。
【図5】プラテン上の原稿読み取り位置を示す図。
【図6】制御回路の回路構成を示すブロック図。
【図7】画像形成装置の作用の概略を示すフローチャー
ト図。
ト図。
【図8】ハーフサイズの片面原稿を搬送する場合の作用
の概略を示すフローチャート図。
の概略を示すフローチャート図。
【図9】ハーフサイズの片面原稿を搬送するときの原稿
の流れを示す模式図。
の流れを示す模式図。
【図10】ハーフサイズの片面原稿を搬送するときの作
用の詳細を示すフローチャート図。
用の詳細を示すフローチャート図。
【図11】(a)は給紙ローラが原稿に当接している状
態を示す図であり、(b)は給紙ローラの待避ポジショ
ンを説明するための図。
態を示す図であり、(b)は給紙ローラの待避ポジショ
ンを説明するための図。
【図12】給紙ローラのピックアップDOWN処理を説
明するためのフローチャート図。
明するためのフローチャート図。
【図13】分離処理を説明するためのフローチャート
図。
図。
【図14】サイズチェック処理を説明するためのフロー
チャート図。
チャート図。
【図15】原稿流し読み処理を説明するためのフローチ
ャート図。
ャート図。
【図16】給紙ローラのピックアップUP処理を説明す
るためのフローチャート図。
るためのフローチャート図。
【図17】排紙処理を説明するためのフローチャート
図。
図。
【図18】ラージサイズの片面原稿を搬送する場合の作
用の概略を示すフローチャート図。
用の概略を示すフローチャート図。
【図19】ラージサイズの片面原稿を搬送するときの原
稿の流れを示す模式図。
稿の流れを示す模式図。
【図20】ハーフサイズの両面原稿を搬送する場合の作
用の概略を示すフローチャート図。
用の概略を示すフローチャート図。
【図21】ハーフサイズの両面原稿を搬送するときの原
稿の流れを示す模式図。
稿の流れを示す模式図。
【図22】ハーフサイズの両面原稿を搬送するときの作
用の詳細を示すフローチャート図。
用の詳細を示すフローチャート図。
【図23】両面原稿搬送モードにおける反転処理を説明
するためのフローチャート図。
するためのフローチャート図。
【図24】ラージサイズの両面原稿を搬送するときの原
稿の流れを示す模式図。
稿の流れを示す模式図。
【図25】手差しモードの場合の作用の概略を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図26】手差し原稿を搬送するときの原稿の流れを示
す模式図。
す模式図。
【図27】手差しモードのときの作用の詳細を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図28】原稿トレイの詳細構造を示す平面図。
【図29】原稿トレイの詳細構造を示す平面図。
【図30】原稿トレイの詳細構造を示す平面図。
【図31】原稿トレイの詳細構造を示す平面図。
【図32】原稿の搬送方向の検知の様子を示すフローチ
ャート図。
ャート図。
2 ADF(自動シート材送り装置) 3 プラテン 4 原稿トレイ(シート材積載手段) 5 給紙ローラ(シート材給送手段) 6 分離ベルト 7 幅広ベルト 8 分離搬送ローラ 16 第1給送ローラ 17 第1反転ローラ 18 第2反転ローラ 30 分離センサ(第2の検知手段) 36 駆動ローラ 37 ターンローラ 40 原稿セット検知センサ(第3の検知手段) 41 原稿後端検知センサ(第1の検知手段、第4の
検知手段) 42 原稿後端検知センサ(第5の検知手段) 42S 原稿後端検知センサ(第6の検知手段) 44 紙幅検知センサ 46 揺動位置センサ 50 幅方向規制板(シート材規定手段) 51 昇降アーム 52 分離上ガイド板 53 揺動アーム 56 位置決めピン 59 分離下ガイド板 100 分離モータ 100b 分離クロックセンサ(第2の検知手段) 103 揺動モータ 200 リーダ部(画像読み取り手段) 211 CPU(比較手段) 223 警告装置(警告手段) G 画像形成装置 P 原稿(シート材) S 分離部 ホ、ヘ、ト 反転給送路
検知手段) 42 原稿後端検知センサ(第5の検知手段) 42S 原稿後端検知センサ(第6の検知手段) 44 紙幅検知センサ 46 揺動位置センサ 50 幅方向規制板(シート材規定手段) 51 昇降アーム 52 分離上ガイド板 53 揺動アーム 56 位置決めピン 59 分離下ガイド板 100 分離モータ 100b 分離クロックセンサ(第2の検知手段) 103 揺動モータ 200 リーダ部(画像読み取り手段) 211 CPU(比較手段) 223 警告装置(警告手段) G 画像形成装置 P 原稿(シート材) S 分離部 ホ、ヘ、ト 反転給送路
フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山崎 勝也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のシート材が積載されるシート材積
載手段と、該積載されたシート材に対向するように配置
されて該シート材を順次送り出すシート材給送手段と、
を備えた自動シート材送り装置において、 前記シート材積載手段に配置されてシート材の搬送方向
の長さを検知する第1の検知手段と、 シート材の搬送路中に配置されてシート材の搬送方向の
長さを検知する第2の検知手段と、 これら第1及び第2の検知手段の検知結果を比較する比
較手段と、を備え、かつ、 これら第1及び第2の検知手段の検知結果が異なる場合
には、前記第2の検知手段の検知結果を用いる、 ことを特徴とする自動シート材送り装置。 - 【請求項2】 異常を警告する警告手段を備え、かつ、 該警告手段は、前記第1及び第2の検知手段の検知結果
が異なっている場合に前記比較手段からの信号に基づき
前記第1の検知手段の異常を警告する、 ことを特徴とする請求項1に記載の自動シート材送り装
置。 - 【請求項3】 画像読み取り位置にある原稿の画像を読
み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り位置にまで
原稿を搬送する自動シート材送り装置と、を備えた画像
形成装置において、 前記自動シート材送り装置が、複数の原稿が積載される
シート材積載手段と、該積載された原稿に対向するよう
に配置されて該原稿を順次送り出すシート材給送手段
と、前記シート材積載手段に配置されて原稿の搬送方向
の長さを検知する第1の検知手段と、原稿の搬送路中に
配置されて原稿の搬送方向の長さを検知する第2の検知
手段と、これら第1及び第2の検知手段の検知結果を比
較する比較手段と、を備え、かつ、 これら第1及び第2の検知手段の検知結果が異なる場合
には、前記第2の検知手段の検知結果を用いる、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 複数のシート材が積載されるシート材積
載手段と、該積載されたシート材に対向するように配置
されて該シート材を順次送り出すシート材給送手段と、
を備えた自動シート材送り装置において、 前記シート材給送手段の近傍に配置されてシート材の有
無を検知する第3の検知手段と、 前記シート材給送手段からシート材搬送方向上流側に所
定距離離れた位置に、かつシート材の幅方向に沿って互
いに離間する位置に配置されて、それぞれの位置におい
てシート材の有無を検知する第4及び第5の検知手段
と、を備え、かつ、 これら第3乃至第5の検知手段によってシート材のサイ
ズを検知する、 ことを特徴とする自動シート材送り装置。 - 【請求項5】 前記シート材積載手段に移動自在に支持
されてシート材の載置位置を規定するシート材規定手
段、を備え、かつ、 前記第4及び第5の検知手段が前記シート材規定手段に
取り付けられた、 ことを特徴とする請求項4に記載の自動シート材送り装
置。 - 【請求項6】 前記シート材給送手段からシート材搬送
方向上流側に所定距離離れた位置に、かつ前記第4及び
第5の検知手段に対してシート材の幅方向に離間する位
置に配置されて、該位置においてシート材の有無を検知
する第6の検知手段、を備え、かつ、 前記第3乃至第6の検知手段によってシート材のサイズ
を検知する、 ことを特徴とする請求項4に記載の自動シート材送り装
置。 - 【請求項7】 前記シート材積載手段に移動自在に支持
されてシート材の載置位置を規定するシート材規定手
段、を備え、かつ、 前記第4乃至第6の検知手段が前記シート材規定手段に
取り付けられた、 ことを特徴とする請求項6に記載の自動シート材送り装
置。 - 【請求項8】 画像読み取り位置にある原稿の画像を読
み取る画像読み取り手段と、該画像読み取り位置にまで
原稿を搬送する自動シート材送り装置と、を備えた画像
形成装置において、 前記自動シート材送り装置が、複数の原稿が積載される
シート材積載手段と、該積載された原稿に対向するよう
に配置されて該原稿を順次送り出すシート材給送手段
と、前記シート材給送手段の近傍に配置されて原稿の有
無を検知する第3の検知手段と、前記シート材給送手段
から原稿搬送方向上流側に所定距離離れた位置に、かつ
原稿の幅方向に沿って互いに離間する位置に配置され
て、それぞれの位置において原稿の有無を検知する第4
及び第5の検知手段と、を備え、かつ、 これら第3乃至第5の検知手段によって原稿のサイズを
検知する、 ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2303497A JPH10218426A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2303497A JPH10218426A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218426A true JPH10218426A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12099198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2303497A Pending JPH10218426A (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 自動シート材送り装置、及び該自動シート材送り装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218426A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011022455A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
JP2016096507A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP2303497A patent/JPH10218426A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011022455A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
JP2016096507A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040602 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
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A02 | Decision of refusal |
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