JPH10217985A - ラックピニオン式ステアリング装置 - Google Patents

ラックピニオン式ステアリング装置

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JPH10217985A
JPH10217985A JP3563797A JP3563797A JPH10217985A JP H10217985 A JPH10217985 A JP H10217985A JP 3563797 A JP3563797 A JP 3563797A JP 3563797 A JP3563797 A JP 3563797A JP H10217985 A JPH10217985 A JP H10217985A
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JP
Japan
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rack
radial
holding hole
housing
supporting member
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JP3563797A
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Inventor
Yamato Arai
大和 新井
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラック支持部材の変位による衝突音を、そのラ
ック支持部材の円滑な動きを阻害することなく低減でき
るラックピニオン式パワーステアリング装置を提供す
る。 【解決手段】操舵により回転するピニオン6に噛み合う
ラック7を覆う金属製のハウジング5に設けられた保持
孔15に、金属製ラック支持部材16が軸方向移動可能に挿
入される。そのラック支持部材16の一端側をラック7の
背面にバネ24により押し付ける。そのハウジング5およ
びラック支持部材16よりも弾性変形し易く熱膨張率の大
きな合成樹脂製の径方向緩衝部材30が、その保持孔15の
内周とラック支持部材16の外周との間に介在される。そ
の径方向緩衝部材30は、そのハウジング5に対して固定
され、ラック支持部材16との間に径方向の隙間δを形成
する。熱膨張による径方向緩衝部材30の径方向外方に向
かう変形を許容する空間Sができるように、その径方向
緩衝部材30の外周に凹部40が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックピニオン式
ステアリング装置におけるラックの支持構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図5に示
すラックピニオン式ステアリング装置100は、操舵に
より回転するピニオン101と、このピニオン101に
噛み合うラック102と、このラック102を覆う金属
製のハウジング103と、このハウジング103に設け
られた保持孔104に、軸方向(図において左右方向)
に移動可能に挿入される金属製ラック支持部材105
と、このラック支持部材105の一端側をラック102
の背面に押し付けるバネ106とを備える。そのラック
支持部材105の一端にラック支持用凹部105bが形
成され、この凹部105bによりラック102の背面側
が支持されている。
【0003】そのラック支持部材105が軸方向移動す
ることで、ラック102の曲がりやピニオン101とラ
ック102との噛み合い誤差が吸収され、ピニオン10
1とラック102とは円滑に噛み合う。そのラック支持
部材105の外周と保持孔104の内周との間に、ラッ
ク支持部材105の熱膨張を吸収するため、径方向の隙
間δが設けられている。そのラック支持部材105は、
その保持孔104の金属製閉鎖部108に接することで
軸方向移動が規制され、これにより、ピニオン101と
ラック102の噛み合いが確保されている。そのラック
支持部材105の軸方向移動範囲は、そのラック支持部
材105と閉鎖部108との軸方向隙間Wにより定めら
れる。
【0004】そのラック支持部材105の外周と保持孔
104の内周との間に上記のような隙間δがあると、路
面から車輪を介して作用する反力によりラック102は
径方向(図において上下方向)に振れることから、ラッ
ク支持部材105も径方向に変位する。そのため、その
ラック支持部材105の外周と保持孔104の内周とが
衝突して衝突音が発生する。
【0005】そこで、そのラック支持部材105と保持
孔104とで挟み込まれる緩衝部材を設けることが提案
されている(特開昭55‐68472号参照)。図5に
おいては、Oリングを緩衝部材110としてラック支持
部材105の外周と保持孔104の内周とで挟み込んで
いる。しかし、そのような緩衝部材110をラック支持
部材105の外周と保持孔104の内周とで挟み込む
と、その緩衝部材110と保持孔104の内周およびラ
ック支持部材105の外周との摩擦により、ラック支持
部材105の円滑な軸方向移動が阻害されるので、ピニ
オン101とラック102とを円滑に噛み合わせること
ができない。
【0006】また、そのラック支持部材をハウジングよ
りも弾性変形し易い合成樹脂製とすることで、ラック支
持部材の外周と保持孔の内周との衝突音を低減すること
が提案されている(特開昭60‐8157号、実開昭6
2‐30836号、特開平4‐208674号参照)。
この場合、合成樹脂製のラック支持部材はハウジングよ
りも熱膨張率が大きいため、高温環境下でラック支持部
材の外周が保持孔の内周に押し付けられることで軸方向
移動不能にロックされるのを防止するため、ラック支持
部材の外周と保持孔の内周との間の隙間を大きくする必
要がある。しかし、その隙間を大きくすると、低温環境
下ではラック支持部材の外周と保持孔の内周との衝突音
を低減できない。また、その隙間が大きくなると、低温
環境下ではラック支持部材の傾きが大きくなり、ラック
支持部材の円滑な軸方向移動が阻害されるので、ピニオ
ンとラックとを円滑に噛み合わせることができなくな
る。さらに、ラック支持部材はラックを介して作用する
負荷に耐え得る強度と、保持孔の内周に擦られることか
ら耐摩耗性とが要求される。しかし、そのような強度と
耐摩耗性の双方を合成樹脂材料が満たすのは困難であ
る。
【0007】また、上記のような従来技術では、ラック
支持部材105が軸方向移動により閉鎖部108と衝突
することによっても衝突音が発生する。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできるラックピニオン式ステアリング装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、操舵により回
転するピニオンと、そのピニオンに噛み合うラックと、
そのラックを覆う金属製のハウジングと、そのハウジン
グに設けられた保持孔に軸方向移動可能に挿入される金
属製ラック支持部材と、そのラック支持部材の一端側を
ラックの背面に押し付けるバネとを備えるラックピニオ
ン式ステアリング装置に適用される。本発明は、そのラ
ックピニオン式ステアリング装置において、そのハウジ
ングおよびラック支持部材よりも、弾性変形し易く熱膨
張率の大きな合成樹脂製の径方向緩衝部材が、その保持
孔の内周とラック支持部材の外周との間に介在され、そ
の径方向緩衝部材は、熱膨張により保持孔の内周に押し
付けられるように前記ハウジングに対して固定され、そ
の径方向緩衝部材とラック支持部材との間に径方向の隙
間が形成され、熱膨張による径方向緩衝部材の径方向外
方に向かう変形を許容する空間ができるように、その径
方向緩衝部材の外周に凹部が形成されていることを特徴
とする。
【0010】本発明の構成によれば、保持孔の内周とラ
ック支持部材の外周との間に径方向緩衝部材が介在する
ことで、ラック支持部材の外周と保持孔の内周との直接
の衝突を阻止できる。その径方向緩衝部材とラック支持
部材の外周とが衝突しても、その径方向緩衝部材はハウ
ジングおよびラック支持部材よりも弾性変形し易い合成
樹脂製なので、その衝突音をラック支持部材の外周と保
持孔の内周との衝突音よりも小さくできる。そのラック
支持部材は金属製であってラックを支持するのに充分な
強度を有するので、その径方向緩衝部材はラック支持部
材よりも強度が低いもので足り、材質として耐摩耗性に
優れたものを容易に選択できる。その径方向緩衝部材は
ハウジングに対して固定され、ラック支持部材との間に
径方向の隙間を形成するので、ラック支持部材の軸方向
移動を阻害する大きな摩擦抵抗が発生することはない。
その径方向の隙間は、その径方向緩衝部材の外周に凹部
が形成されることで小さくできる。すなわち、そのよう
な凹部がなければ、その径方向の隙間は、径方向緩衝部
材の内径の熱膨張による増加分よりも大きくする必要が
ある。これに対し、その凹部が形成されることで、熱膨
張により保持孔の内周に押し付けられる径方向緩衝部材
の径方向外方に向かう変形を許容する空間ができるの
で、径方向緩衝部材の内径の熱膨張による増加分が低減
され、その径方向の隙間を小さくできる。その径方向隙
間を小さくできることで、低温環境下でラック支持部材
の外周と径方向緩衝部材の内周との衝突音が増大するの
を防止できる。また、そのラック支持部材の傾きが大き
くなるのを防止し、ラック支持部材の円滑な軸方向移動
を確保できる。
【0011】そのラック支持部材の外周に対向する径方
向緩衝部材の内周に、凹部が形成されているのが好まし
い。これにより、ラック支持部材の外周に接する径方向
緩衝部材の内周面積を小さくし、ラック支持部材の軸方
向移動の円滑化を図ることができる。
【0012】その保持孔の金属製閉鎖部およびラック支
持部材よりも弾性変形し易い合成樹脂製の軸方向緩衝部
材が、その閉鎖部とラック支持部材の他端側との間に軸
方向の隙間を介して介在されるのが好ましい。その軸方
向緩衝部材により、ラック支持部材が軸方向移動して閉
鎖部と直接に衝突するのを阻止できる。また、その軸方
向緩衝部材とラック支持部材が衝突しても、その軸方向
緩衝部材は閉鎖部およびラック支持部材よりも弾性変形
し易い合成樹脂製なので、その衝突音をラック支持部材
と閉鎖部との衝突音よりも小さくできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1、図2に示す第1実施形態の
ラックピニオン式ステアリング装置1は、操舵用ハンド
ルに連結される入力軸2と、この入力軸2に一体化され
るヘリカルピニオン6と、このピニオン6に噛み合うヘ
リカルラック7と、このラック7を覆うアルミダイカス
ト等の金属製のハウジング5とを備える。その入力軸2
はベアリング3、4を介しハウジング5に支持される。
その入力軸2とハウジング5との間に筒状のネジ部材1
0がねじ込まれ、このネジ部材10により入力軸2とベ
アリング3、4とピニオン6の軸方向移動が防止され、
そのネジ部材10と入力軸2との間にオイルシール11
が介在されている。
【0014】図2に示すように、そのハウジング5の一
方から突出するラック7はチューブ8により覆われ、そ
のチューブ8はハウジング5の一端に形成される円筒部
5aに圧入されている。そのラック7の両端にタイロッ
ドとナックルアームを介して操舵用車輪が連結される。
これにより、ハンドル操作により入力軸2が回転する
と、その回転によりピニオン6が回転し、このピニオン
6の回転がラック7に伝達されることでラック7は車両
幅方向に移動する。このラック7の車両幅方向移動が操
舵用車輪に伝達されることで車両の操舵がなされる。
【0015】そのハウジング5に、内周面が円筒面に沿
う保持孔15が形成され、この保持孔15に外周面が円
柱面に沿う焼結金属製サポートヨーク(ラック支持部
材)16が軸方向(図1において左右方向)に移動可能
に挿入されている。そのサポートヨーク16の軸方向一
端側(図1において右方側)に、ラック支持用凹部16
bが形成され、この凹部16bに合成樹脂製のシート1
7を介してラック7の背面側が支持される。
【0016】その保持孔15の軸方向他端側(図1にお
いて左方側)の開口は、その保持孔15の内周にねじ合
わされる金属製閉鎖部18により閉鎖されている。その
閉鎖部18の外端側に工具係合用六角孔18aが形成さ
れている。
【0017】そのサポートヨーク16に、軸方向他端側
において開口するバネ挿入孔16aが形成される。その
バネ挿入孔16aに圧縮コイルバネ24が挿入されてい
る。そのバネ24が閉鎖部18とサポートヨーク16と
の間で圧縮されることで発生する弾力により、サポート
ヨーク16の一端側はラック7の背面に押し付けられ
る。そのサポートヨーク16の軸方向移動により、ピニ
オン6及びラック7の歯の加工誤差やラック7の曲がり
が吸収され、ラック7とピニオン6との噛み合いの円滑
化が図られる。
【0018】その保持孔15の内周とサポートヨーク1
6の外周との間に、径方向緩衝部材30が介在される。
この径方向緩衝部材30は、上記ハウジング5およびサ
ポートヨーク16よりも弾性変形し易く、熱膨張率の大
きな合成樹脂製とされ、例えば、ベースレジンとしての
PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂に、強化材
としてグラスファイバーを30重量%と、潤滑充填材と
してPTFE(ポリ四フッ化エチレン)を10重量%添
加したものを用いることができる。そのグラスファイバ
ーは熱膨張率を小さくする効果があり、そのPTFEは
潤滑性能を良好にする効果がある。
【0019】図3の(1)、(2)に示すように、その
径方向緩衝部材30の外周と内周は、本第1実施形態で
は円筒面に沿い、上記保持孔15の内周に圧入されるこ
とでハウジング5に固定されている。これにより、径方
向緩衝部材30は熱膨張により保持孔15の内周に押し
付けられる。この径方向緩衝部材30の内周とサポート
ヨーク16の外周との間に、径方向の隙間δが形成され
ている。なお、図3の(1)に示すように、その径方向
緩衝部材30の軸方向一端30′は、ラック7と干渉し
ないように、ラック7の背面に沿い窪まされている。
【0020】その径方向緩衝部材30の外周に、軸方向
に沿う複数の凹部40が周方向に等間隔をおいて形成さ
れている。その凹部40により、熱膨張による径方向緩
衝部材30の径方向外方に向かう変形を許容する空間S
が形成される。
【0021】上記閉鎖部18とサポートヨーク16の他
端との間に、軸方向緩衝部材31が介在される。この軸
方向緩衝部材31は、上記閉鎖部18およびサポートヨ
ーク16よりも弾性変形し易い合成樹脂製で、本実施形
態ではリング状とされ、径方向緩衝部材30と同材質で
一体的に形成されている。なお、この軸方向緩衝部材3
1を径方向緩衝部材30と別部品としてもよい。この軸
方向緩衝部材31とサポートヨーク16の他端との間に
軸方向の隙間Wが形成される。その隙間Wは、その閉鎖
部18の保持孔15へのねじ込み量を変化させることで
調節可能とされている。その軸方向緩衝部材31にサポ
ートヨーク16が当接することにより、サポートヨーク
16の軸方向移動範囲が規制され、ピニオン6とラック
7との噛み合いが確保されている。
【0022】上記構成によれば、保持孔15の内周とサ
ポートヨーク16の外周との間に径方向緩衝部材30が
介在することで、サポートヨーク16の外周と保持孔1
5の内周との直接の衝突を阻止できる。その径方向緩衝
部材30とサポートヨーク16の外周とが衝突しても、
その径方向緩衝部材30はハウジング5およびサポート
ヨーク16よりも弾性変形し易い合成樹脂製なので、そ
の衝突音をサポートヨーク16の外周と保持孔15の内
周との衝突音よりも小さくできる。そのサポートヨーク
16は金属製であってラック7を支持するのに充分な強
度を有するので、その径方向緩衝部材30はサポートヨ
ーク16よりも強度が低いもので足り、材質として耐摩
耗性に優れたものを容易に選択できる。その径方向緩衝
部材30は、そのハウジング5に対して固定され、サポ
ートヨーク16との間に径方向の隙間δを形成するの
で、そのサポートヨーク16の軸方向移動を阻害する大
きな摩擦抵抗が発生することはない。その径方向の隙間
δは、その径方向緩衝部材30の外周に凹部40が形成
されることで小さくできる。すなわち、そのような凹部
40がなければ、その径方向の隙間δは、径方向緩衝部
材30の内径の熱膨張による増加分よりも大きくする必
要がある。これに対し、その凹部40が形成されること
で、熱膨張により保持孔15の内周に押し付けられる径
方向緩衝部材30の径方向外方に向かう変形を許容する
空間Sができるので、径方向緩衝部材30の内径の熱膨
張による増加分が低減され、その径方向の隙間δを小さ
くできる。すなわち、その径方向隙間δを小さくできる
ことで、低温環境下でサポートヨーク16の外周と径方
向緩衝部材30の内周との衝突音が増大するのを防止で
きる。また、そのサポートヨーク16の傾きが大きくな
るのを防止し、サポートヨーク16の円滑な軸方向移動
を確保できる。また、軸方向緩衝部材31により、サポ
ートヨーク16が軸方向移動して閉鎖部18と衝突する
のを阻止できる。その軸方向緩衝部材31とサポートヨ
ーク16が衝突しても、その軸方向緩衝部材31は閉鎖
部18およびサポートヨーク16よりも弾性変形し易い
合成樹脂製なので、その衝突音をサポートヨーク16と
閉鎖部18との衝突音よりも小さくできる。
【0023】図4は本発明の第2実施形態を示す。この
第2実施形態においては、サポートヨーク16の外周に
対向する径方向緩衝部材30の内周にも、軸方向に沿う
複数の凹部40′が周方向に等間隔をおいて形成されて
いる。その内周側凹部40′の数は外周側凹部40の数
と同数とされ、それぞれ外周側凹部40の周方向間に配
置されている。その内周側凹部40′により、サポート
ヨーク16の外周に接する径方向緩衝部材30の内周面
積を小さくし、サポートヨーク16の軸方向移動の円滑
化を図ることができる。他は第1実施形態と同様で、同
一部分は同一符号で示す。
【0024】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではない。例えば、径方向緩衝部材の内外周に形
成される凹部の数や形状は、本発明の作用効果を奏する
ことができれば特に限定されない。
【0025】
【発明の効果】本発明のラックピニオン式ステアリング
装置によれば、ラック支持部材の変位による衝突音を、
そのラック支持部材の円滑な動きを阻害することなく低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のラックピニオン式ステ
アリング装置の縦断面図
【図2】本発明の第1実施形態のラックピニオン式ステ
アリング装置の正面図
【図3】本発明の第1実施形態のラックピニオン式ステ
アリング装置の(1)は径方向緩衝部材の側面とその周
囲部分の縦断面を示す図、(2)は要部の横断面図
【図4】本発明の第2実施形態のラックピニオン式ステ
アリング装置の要部の横断面図
【図5】従来のラックピニオン式ステアリング装置の断
面図
【符号の説明】
5 ハウジング 6 ピニオン 7 ラック 15 保持孔 16 サポートヨーク(ラック支持部材) 18 閉鎖部 24 バネ 30 径方向緩衝部材 31 軸方向緩衝部材 40 凹部 S 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵により回転するピニオンと、 そのピニオンに噛み合うラックと、 そのラックを覆う金属製のハウジングと、 そのハウジングに設けられた保持孔に軸方向移動可能に
    挿入される金属製ラック支持部材と、 そのラック支持部材の一端側をラックの背面に押し付け
    るバネとを備えるラックピニオン式ステアリング装置に
    おいて、 前記ハウジングおよびラック支持部材よりも、弾性変形
    し易く熱膨張率の大きな合成樹脂製の径方向緩衝部材
    が、その保持孔の内周とラック支持部材の外周との間に
    介在され、 その径方向緩衝部材は、熱膨張により保持孔の内周に押
    し付けられるように前記ハウジングに対して固定され、 その径方向緩衝部材とラック支持部材との間に径方向の
    隙間が形成され、 熱膨張による径方向緩衝部材の径方向外方に向かう変形
    を許容する空間ができるように、その径方向緩衝部材の
    外周に凹部が形成されていることを特徴とするラックピ
    ニオン式ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 そのラック支持部材の外周に対向する径
    方向緩衝部材の内周に、凹部が形成されている請求項1
    に記載のラックピニオン式ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 その保持孔の金属製閉鎖部およびラック
    支持部材よりも弾性変形し易い合成樹脂製の軸方向緩衝
    部材が、その閉鎖部とラック支持部材の他端側との間に
    軸方向の隙間を介して介在される請求項1または2に記
    載のラックピニオン式ステアリング装置。
JP3563797A 1997-02-03 1997-02-03 ラックピニオン式ステアリング装置 Pending JPH10217985A (ja)

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