JP2006256499A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステアリング装置は、ハウジング7eの保持部40内に軸方向に挿入されると共に内周面43にラック軸22を摺動可能に支持する支持面43aを有するブッシュ41を備える。ブッシュ41は、閉断面を有する環状体である圧入部42を有する。圧入部42の外周面46には、保持部40の内周面40eを径方向外方に押圧する複数の圧接部47と、内周面40eを挿入時に押圧しない複数の非圧接部48とが、周方向に1つずつ交互に設けられる。ブッシュ41が反挿入方向に移動することを規制するストッパは、ハウジング7eに固定される。
【選択図】図4
Description
図1を参照すると、本発明が適用されたステアリング装置1は、運転者がハンドル2に加える操舵力が連動機構(図示されず)を介して入力されるギヤボックス3と、ギヤボックス3から出力される操舵力を操舵輪に伝達する1対のタイロッド4a,4bを備える伝達機構と、運転者による操舵力を軽減する補助操舵力を発生する電動モータ25を有する補助操舵力発生機構5とを備えるラック・ピニオン型の電動パワーステアリング装置である。
なお、明細書または特許請求の範囲において、軸方向、径方向および周方向とは、それぞれ、ラック軸22の中心軸線L2が延びる方向、中心軸線L2を中心とする径方向および中心軸線L2を中心とする周方向であり、また断面とは、中心軸線L2に直交する平面での断面である。
この支持構造は、ハウジング6に保持されてラック軸22を軸方向に移動可能に支持する支持手段と、ハウジング6に対する前記支持手段の移動を規制するストッパ手段とから構成される。
ブッシュ41は、筒状部7eの一部である保持部40内、すなわち第1挿入孔40aに圧入される圧入部42を有し、少なくとも圧入部42は、その全体が閉断面を有する環状体であり、この実施形態では、ブッシュ41も、その全体が閉断面を有する環状体である。圧入部42は、この実施形態では軸方向でのブッシュ41の両端部の面取部41aが形成された部分を除いた部分あるが、ブッシュ41の全体により構成されてもよい。
一方、非接触面43bは、支持面43aとの接続部を除いて、断面が支持面43aの径よりも大径の円弧から構成される。
ステアリング装置1において、ブッシュ41は圧入部42を有し、該圧入部42の全体は閉断面を有する環状体であり、圧入部42の外周面46には、保持部40の内周面40eを径方向外方に押圧する複数の圧接部47と内周面40eを挿入時に押圧しない複数の非圧接部48とが周方向に1つずつ交互に設けられ、ブッシュ41が反挿入方向に移動することを規制するリング49は、ブッシュ41に対して反挿入方向側で第1端部ハウジング7の保持部40に固定される。これにより、ブッシュ41は圧入部42が閉断面を有することから、圧入される部分が開断面を有するブッシュに比べてラック軸22を支持する剛性を高めることができるので、ラック軸22の撓みの抑制効果が向上し、ピニオン21とラック部23との噛合に起因する歯打ち音が低減する。圧接部47は、周方向に非圧接部48を挟んで周方向に間隔をおいて設けられることから、非圧接部48による圧入荷重の減少、および周方向での圧接部47の間隔を変更することにより圧入荷重の調整が、容易にできる。また、ブッシュ41は、保持部40に取り付けられたリング49により反挿入方向への移動が規制されるので、保持部40さらには筒状部7eからブッシュ41が抜けるのを防止すべく、反挿入方向へのブッシュ41の移動を規制するためにブッシュ41の圧入荷重を高めたり、ハウジングの内周面に設けられる環状溝に装着するためにブッシュ41を大幅に縮径する必要がないので、保持部40へのブッシュ41の組付が容易になり、保持部40へのブッシュ41の組付性が向上する。さらに、ブッシュ41が熱膨張したとしても、非圧接部48により膨張が吸収されることから、径方向外方への膨張が制約されるために生じる径方向内方へのブッシュ41の膨らみが抑制されるので、ラック軸22の摺動抵抗の増加が抑制されて、操舵フィーリングが向上する。
ブッシュ41において、圧入部42を除く部分にはスリットが設けられてもよい。
圧入部42は、軸方向で離隔して複数設けられてもよい。また、圧接部47と非圧接部48との境界は、軸方向において、周方向での位置が連続的に、または不連続的(段状)にずれていてもよい。
本発明が適用されるステアリング装置は、補助操舵力発生機構が電動モータ以外のアクチュエータを備えるパワーステアリング装置であってもよく、また補助操舵力発生機構は補助操舵力をラック軸に加えるものであってもよい。さらに、本発明が適用されるステアリング装置は、補助操舵力発生機構を備えないものであってもよい。
B1,B2…ボルト、G…ギヤ室、D…防塵ブーツ、H…挿通孔、P…基準平面、W…歯幅、C…隙間。
Claims (4)
- 操舵力が入力されるピニオンに噛合するラック部が設けられたラック軸を収納するハウジングと、前記ラック軸を軸方向に移動可能に支持する前記ブッシュとを備え、前記ブッシュは、前記ハウジング内に軸方向に挿入されて挿入方向での移動が規制されると共に内周面に前記ラック軸を摺動可能に支持する支持面を有するステアリング装置において、
前記ブッシュと当接することにより前記ブッシュが反挿入方向に移動することを規制するストッパを備え、前記ブッシュは前記ハウジング内に圧入される圧入部を有し、前記圧入部の全体は閉断面を有する環状体であり、前記圧入部の外周面には、前記ハウジングの内周面を径方向外方に押圧する複数の圧接部と前記ハウジングの前記内周面を挿入時に押圧しない複数の非圧接部とが周方向に1つずつ交互に設けられ、前記ストッパは、前記ブッシュに対して反挿入方向側で前記ハウジングに固定されることを特徴とするステアリング装置。 - 前記ブッシュの前記内周面は、前記支持面と前記ラック軸が接触しない非接触面とに分けられ、前記ブッシュは、前記支持面のみを有する支持部と前記非接触面のみを有する非支持部とに周方向に分けられ、前記圧接部には、前記ハウジングの前記内周面を押圧する複数の凸部が周方向に間隔をおいて設けられ、前記外周面のうち、前記支持部に属する第1外周面部分には、2以上の前記圧接部と、周方向で2つの前記圧接部の間に配置される前記非圧接部とが設けられることを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
- 前記支持面は、外力が作用していない前記ラック軸との間に隙間を形成すると共に、前記外力の作用により前記ラック軸に所定撓み以上の撓みが発生するときにのみ前記ラック軸に接触して前記ラック軸を支持することを特徴とする請求項1または請求項2記載のステアリング装置。
- 前記ブッシュは、前記ラック部が挿通する位置に配置され、前記ラック部の歯幅方向での前記支持面の形成範囲は、前記ラック部の歯幅よりも大きいことを特徴とする請求項1からは請求項3のいずれか1項記載のステアリング装置。
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