JPS6250687B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6250687B2 JPS6250687B2 JP57063226A JP6322682A JPS6250687B2 JP S6250687 B2 JPS6250687 B2 JP S6250687B2 JP 57063226 A JP57063226 A JP 57063226A JP 6322682 A JP6322682 A JP 6322682A JP S6250687 B2 JPS6250687 B2 JP S6250687B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bush
- main body
- rack
- housing
- axial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 7
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/002—Elastic or yielding linear bearings or bearing supports
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/02—Sliding-contact bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は往復摺動用ブツシユに関し、特にラツ
ク・ピニオン式自動車用操向装置のラツクガイド
として用いて有効なブツシユに関する。
ク・ピニオン式自動車用操向装置のラツクガイド
として用いて有効なブツシユに関する。
ラツク・ピニオン式の自動車の操向装置は、ス
テアリングシヤフトによつて回転駆動されるピニ
オンとこのピニオンに噛合するラツクとを有し、
ラツクは筒状のラツクハウジング内に軸方向に摺
動自在に遊嵌保持される。このラツクの端部はラ
ツクハウジングの端部から延出されてタイロツド
の端部に連結され、タイロツドはホイールを枢支
するナツクルアームに連結される。そして、ステ
アリングホイールの回動操作によつてピニオンが
回転駆動されると、ラツクハウジング内のラツク
が軸方向に摺動し、タイロツドを介してホイール
に操向動作が与えられる。
テアリングシヤフトによつて回転駆動されるピニ
オンとこのピニオンに噛合するラツクとを有し、
ラツクは筒状のラツクハウジング内に軸方向に摺
動自在に遊嵌保持される。このラツクの端部はラ
ツクハウジングの端部から延出されてタイロツド
の端部に連結され、タイロツドはホイールを枢支
するナツクルアームに連結される。そして、ステ
アリングホイールの回動操作によつてピニオンが
回転駆動されると、ラツクハウジング内のラツク
が軸方向に摺動し、タイロツドを介してホイール
に操向動作が与えられる。
かかるラツク・ピニオン式の操向装置において
は、ラツクハウジングは車体側に支持され、ラツ
クハウジング内を摺動するラツクの端部は該ラツ
クハウジングの端部内側に設けられた往復摺動用
ブツシユによつて支持される。この種の操向装置
に用いられる従来の往復摺動用ブツシユは一般に
焼結金属で円筒状に作られているため、次のよう
な問題が生じている。
は、ラツクハウジングは車体側に支持され、ラツ
クハウジング内を摺動するラツクの端部は該ラツ
クハウジングの端部内側に設けられた往復摺動用
ブツシユによつて支持される。この種の操向装置
に用いられる従来の往復摺動用ブツシユは一般に
焼結金属で円筒状に作られているため、次のよう
な問題が生じている。
すなわち、かかる焼結金属製の往復摺動用ブツ
シユの場合、成形上必然的に寸法公差のばらつき
が発生し易い。そして寸法公差のばらつきによつ
てブツシユとラツクとのクリアランスが許容値よ
りも大きくなつた場合には、外部からの振動や衝
撃がラツクに伝達してラツクが振動し、この結
果、ラツクとブツシユ内面との間で打音が発生
し、騒音が増大するという問題が生じる。
シユの場合、成形上必然的に寸法公差のばらつき
が発生し易い。そして寸法公差のばらつきによつ
てブツシユとラツクとのクリアランスが許容値よ
りも大きくなつた場合には、外部からの振動や衝
撃がラツクに伝達してラツクが振動し、この結
果、ラツクとブツシユ内面との間で打音が発生
し、騒音が増大するという問題が生じる。
一方、ブツシユとラツクとのクリアランスが許
容値よりも小さくなつた場合には、ラツクとブツ
シユとの間の摩擦力が増大し、また、ラツクに外
力が作用することから操行時の摺動抵抗が増大
し、ステアリング操作が重くなるという問題が生
じる。
容値よりも小さくなつた場合には、ラツクとブツ
シユとの間の摩擦力が増大し、また、ラツクに外
力が作用することから操行時の摺動抵抗が増大
し、ステアリング操作が重くなるという問題が生
じる。
上述した問題を解消する目的で、合成樹脂製の
往復摺動用ブツシユによりラツク等ロツド部材を
弾性抱持させることも行なわれているが、合成樹
脂製ブツシユの場合、成形上の寸法公差のばらつ
きは一層大きくなるため、ラツクとブツシユとの
間の摩擦力の増大を招き易く、特に、ラツク等ロ
ツド部材が外部振動等によつて傾動した場合に摺
動抵抗が大となり、ステアリング操作が重くなる
という問題が生じる。
往復摺動用ブツシユによりラツク等ロツド部材を
弾性抱持させることも行なわれているが、合成樹
脂製ブツシユの場合、成形上の寸法公差のばらつ
きは一層大きくなるため、ラツクとブツシユとの
間の摩擦力の増大を招き易く、特に、ラツク等ロ
ツド部材が外部振動等によつて傾動した場合に摺
動抵抗が大となり、ステアリング操作が重くなる
という問題が生じる。
実公昭54−44112号公報には円筒部の外周に軸
方向に延びる突出リブを備えた合成樹脂製の軸受
が開示されている。この軸受によれば、突出リブ
の弾性変形によりハウジングの穴の内径に対する
軸受の寸法ばらつきを吸収することができるが、
円筒部自体には軸(ロツド)の外径に対する寸法
ばらつきやロツドの振動を容易に吸収するための
手段は何ら講じられていない。このため、軸受の
円筒部とロツドとの間に遊びが生じたり、ロツド
に対する円筒部の締付け力が過剰となつたりする
問題が生じ、更に、ハウジングの軸線に対してロ
ツドの軸線を傾けるような振動がロツドに加わつ
たときに、円筒部とロドとの間の摺動抵抗が極め
て大となつてロツドの動きの円滑性が損なわれて
しまうという問題が生じる。
方向に延びる突出リブを備えた合成樹脂製の軸受
が開示されている。この軸受によれば、突出リブ
の弾性変形によりハウジングの穴の内径に対する
軸受の寸法ばらつきを吸収することができるが、
円筒部自体には軸(ロツド)の外径に対する寸法
ばらつきやロツドの振動を容易に吸収するための
手段は何ら講じられていない。このため、軸受の
円筒部とロツドとの間に遊びが生じたり、ロツド
に対する円筒部の締付け力が過剰となつたりする
問題が生じ、更に、ハウジングの軸線に対してロ
ツドの軸線を傾けるような振動がロツドに加わつ
たときに、円筒部とロドとの間の摺動抵抗が極め
て大となつてロツドの動きの円滑性が損なわれて
しまうという問題が生じる。
一方、実公昭56−39747号公報には軸方向一端
と他端とに交互に開口する切欠きを備えた合成樹
脂製の軸受が開示されている。この軸受において
は、その軸方向中央部分がラツクすなわちロツド
に弾接し、且つ、軸受の軸方向両端部分がケース
すなわちハウジングの穴の内面に弾接するよう
に、軸受の内径及び外径が中央部から軸方向両端
に向かうに従つて増大している。すなわち、軸受
はその中央部から軸方向両端に向かつて半径方向
外方に拡がるフレア形状となつている。したがつ
て、この軸受によれば、切欠きと、軸受の中央部
から軸方向両端に向かうフレア形状部とより、ハ
ウジングの内径及びロツドの外径に対する寸法ば
らつきを容易に吸収できるとともに、ハウジング
に対するロツドの振動も吸収することができる
が、フレア形状を必要とするため、この軸受を成
形するためには複雑な形状の成形型が必要とな
り、成形作業が非常に面倒になる。
と他端とに交互に開口する切欠きを備えた合成樹
脂製の軸受が開示されている。この軸受において
は、その軸方向中央部分がラツクすなわちロツド
に弾接し、且つ、軸受の軸方向両端部分がケース
すなわちハウジングの穴の内面に弾接するよう
に、軸受の内径及び外径が中央部から軸方向両端
に向かうに従つて増大している。すなわち、軸受
はその中央部から軸方向両端に向かつて半径方向
外方に拡がるフレア形状となつている。したがつ
て、この軸受によれば、切欠きと、軸受の中央部
から軸方向両端に向かうフレア形状部とより、ハ
ウジングの内径及びロツドの外径に対する寸法ば
らつきを容易に吸収できるとともに、ハウジング
に対するロツドの振動も吸収することができる
が、フレア形状を必要とするため、この軸受を成
形するためには複雑な形状の成形型が必要とな
り、成形作業が非常に面倒になる。
本発明は上述の問題点に鑑み、成形上の寸法公
差のばらつきやラツク等ロツド部材の傾動振動等
による摺動低抗の増大を確実に防止でき、しかも
形状が簡単で成形の容易な往複摺動用ブツシユを
提供することを目的とする。
差のばらつきやラツク等ロツド部材の傾動振動等
による摺動低抗の増大を確実に防止でき、しかも
形状が簡単で成形の容易な往複摺動用ブツシユを
提供することを目的とする。
本発明によれば、円筒状内面を有するハウジン
グ内に装着されてロツドを軸方向に摺動可能に弾
持拘持するための往復摺動用ブツシユにおいて、
筒状のブツシユ本体の外周側にはハウジングの円
筒状内面に当接させるための複数個の当接面部
と、ハウジングの円筒状内部との間に隙間を形成
するための複数個の面取り部とが周方向に交互に
形成されており、ブツシユ本体の内面と当接面部
と面取り部とがそれぞれブツシユ本体の軸方向両
端間でブツシユ本体の軸線に対し平行に延びてお
り、各当接面部の表面にはブツシユ本体の軸方向
両端部間に延びてハウジングの円筒状内面への当
接により容易に弾性変形する複数個の山形部が形
成されており、複数個の当接面部のうちの1つに
はブツシユ本体を半径方向及び軸方向に貫通して
延びる切断部が形成されており、他の当接面部に
は、ブツシユ本体を半径方向に貫通し且つブツシ
ユ本体の軸方向一端及び他端からそれぞれブツシ
ユ本体の軸方向に延びてブツシユ本体の途中で成
端する一対の切欠き部が形成されていることを特
徴とする往復摺動用ブツシユが提供される。
グ内に装着されてロツドを軸方向に摺動可能に弾
持拘持するための往復摺動用ブツシユにおいて、
筒状のブツシユ本体の外周側にはハウジングの円
筒状内面に当接させるための複数個の当接面部
と、ハウジングの円筒状内部との間に隙間を形成
するための複数個の面取り部とが周方向に交互に
形成されており、ブツシユ本体の内面と当接面部
と面取り部とがそれぞれブツシユ本体の軸方向両
端間でブツシユ本体の軸線に対し平行に延びてお
り、各当接面部の表面にはブツシユ本体の軸方向
両端部間に延びてハウジングの円筒状内面への当
接により容易に弾性変形する複数個の山形部が形
成されており、複数個の当接面部のうちの1つに
はブツシユ本体を半径方向及び軸方向に貫通して
延びる切断部が形成されており、他の当接面部に
は、ブツシユ本体を半径方向に貫通し且つブツシ
ユ本体の軸方向一端及び他端からそれぞれブツシ
ユ本体の軸方向に延びてブツシユ本体の途中で成
端する一対の切欠き部が形成されていることを特
徴とする往復摺動用ブツシユが提供される。
本発明による往復摺動用ブツシユにおいては、
筒状のブツシユ本体の複数個の当接面部のうちの
1つにブツシユ本体を半径方向及び軸方向に貫通
して延びる切断部が形成されているので、この切
断部を開く方向にブツシユ本体を容易に拡開変形
させることができる。したがつて、ブツシユ本体
に弾性抱持されるラツク等弾性部材の外径に対す
るブツシユ本体の寸法ばらつきをブツシユ本体の
拡開変形により容易に吸収することができる。
筒状のブツシユ本体の複数個の当接面部のうちの
1つにブツシユ本体を半径方向及び軸方向に貫通
して延びる切断部が形成されているので、この切
断部を開く方向にブツシユ本体を容易に拡開変形
させることができる。したがつて、ブツシユ本体
に弾性抱持されるラツク等弾性部材の外径に対す
るブツシユ本体の寸法ばらつきをブツシユ本体の
拡開変形により容易に吸収することができる。
一方、ブツシユ本体の各当接面部にはハウジン
グの円筒状内面への当接により容易に弾性変形す
る複数個の山形部が形成されているので、ハウジ
ングの円筒状内面の内径に対するブツシユ本体の
寸法ばらつき等を山形部の圧縮等の弾性変形によ
り容易に吸収することができる。
グの円筒状内面への当接により容易に弾性変形す
る複数個の山形部が形成されているので、ハウジ
ングの円筒状内面の内径に対するブツシユ本体の
寸法ばらつき等を山形部の圧縮等の弾性変形によ
り容易に吸収することができる。
したがつて、ブツシユ本体の拡開変形と山形部
の弾性変形との相互作用により、ラツク等ロツド
部材を滑らかに弾性支持することができるように
なり、ロツド部材に上下或いは水平方向の振動が
加わつた場合においても、ロツド部材とブツシユ
本体との間の摺動抵抗の増大を防止できることと
なる。
の弾性変形との相互作用により、ラツク等ロツド
部材を滑らかに弾性支持することができるように
なり、ロツド部材に上下或いは水平方向の振動が
加わつた場合においても、ロツド部材とブツシユ
本体との間の摺動抵抗の増大を防止できることと
なる。
しかも、切断部を有していない当接面部には、
ブツシユ本体を半径方向に貫通し且つブツシユ本
体の軸方向一端及び他端からそれぞれブツシユ本
体の軸方向に延びてブツシユ本体の途中で成端す
る一対の切欠き部が形成されているので、周方向
に隣接する切欠き部間或いは切欠き部と切断部と
の間において、ブツシユ本体の各面取り部が半径
方向外方に向かつて容易に撓み変形をすることが
できる。したがつて、ブツシユ本体に弾性抱持さ
れるラツク等ロツド部材に対しその軸線がハウジ
ングの軸線に対して傾くような振動が加わつた場
合に、面取り部の撓み変形により、ロツド部材と
ブツシユ本体との間の摺動抵抗の増大を防止する
ことができるから、ロツド部材を常に滑らかに弾
性抱持することができる。
ブツシユ本体を半径方向に貫通し且つブツシユ本
体の軸方向一端及び他端からそれぞれブツシユ本
体の軸方向に延びてブツシユ本体の途中で成端す
る一対の切欠き部が形成されているので、周方向
に隣接する切欠き部間或いは切欠き部と切断部と
の間において、ブツシユ本体の各面取り部が半径
方向外方に向かつて容易に撓み変形をすることが
できる。したがつて、ブツシユ本体に弾性抱持さ
れるラツク等ロツド部材に対しその軸線がハウジ
ングの軸線に対して傾くような振動が加わつた場
合に、面取り部の撓み変形により、ロツド部材と
ブツシユ本体との間の摺動抵抗の増大を防止する
ことができるから、ロツド部材を常に滑らかに弾
性抱持することができる。
しかも、ブツシユ本体の内面と当接面部と面取
り部とがそれぞれブツシユ本体の軸方向両端間で
ブツシユ本体の軸線に対し平行に延びているの
で、複雑形状の成形型を必要とすることなく、ブ
ツシユを簡単に成形できることとなる。
り部とがそれぞれブツシユ本体の軸方向両端間で
ブツシユ本体の軸線に対し平行に延びているの
で、複雑形状の成形型を必要とすることなく、ブ
ツシユを簡単に成形できることとなる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
する。
第1図及び第2図は本発明に係る往復摺動用ブ
ツシユをラツク・ピニオン式自動車用操向装置の
ロツクガイドとして用いた場合の実施例を示すも
ので、はじめに操向装置の概略構成を説明する
と、ラツク1は断面円形の杆体からなつており、
ラツク1の軸方向中間部分に一定区間にわたつて
歯2が形成されている。ラツク1は筒状のラツク
ハウジング3内に遊嵌され、ラツクハウジング3
内で軸方向に摺動自在に保持されている。ラツク
1の歯2は平歯、ハス歯等のピニオン4と噛合
し、ピニオン4は図示しないステアリングシヤフ
トを介してステアリングホイールに連結されてい
る。ラツク1の両端部はそれぞれ図示しないホイ
ールを枢支するナツクルアームにタイロツドを介
して連結され、ステアリングホイールを回転操作
すると、ピニオン4と噛合するラツク1は軸方向
に往復摺動し、タイロツド及びナツクルアームを
介してホイールに操向動作を行なわせる。
ツシユをラツク・ピニオン式自動車用操向装置の
ロツクガイドとして用いた場合の実施例を示すも
ので、はじめに操向装置の概略構成を説明する
と、ラツク1は断面円形の杆体からなつており、
ラツク1の軸方向中間部分に一定区間にわたつて
歯2が形成されている。ラツク1は筒状のラツク
ハウジング3内に遊嵌され、ラツクハウジング3
内で軸方向に摺動自在に保持されている。ラツク
1の歯2は平歯、ハス歯等のピニオン4と噛合
し、ピニオン4は図示しないステアリングシヤフ
トを介してステアリングホイールに連結されてい
る。ラツク1の両端部はそれぞれ図示しないホイ
ールを枢支するナツクルアームにタイロツドを介
して連結され、ステアリングホイールを回転操作
すると、ピニオン4と噛合するラツク1は軸方向
に往復摺動し、タイロツド及びナツクルアームを
介してホイールに操向動作を行なわせる。
ラツクハウジング3の一端部には径の大きな膨
大部3aが形成されている。ラツク1の一端部は
この膨大部3aから外方に適当量延出しており、
膨大部3aの内周とラツク1との間にラツクガイ
ドとしての往復摺動用ブツシユ10が嵌挿されて
いる。また、ラツクハウジング3の膨大部3aの
外周にはマウントラバー5が嵌め合され、車体6
側に設けられた凹状受部7にマウントラバー5が
半没嵌合され、車体6にボルト等で固定された半
円弧状の止金具8によつてラツクハウジング3の
端部がマウントラバー5を介して抱持されてい
る。マウントラバー5とタイロツドとの間にはゴ
ム製等のダストブーツ9が装着されている。
大部3aが形成されている。ラツク1の一端部は
この膨大部3aから外方に適当量延出しており、
膨大部3aの内周とラツク1との間にラツクガイ
ドとしての往復摺動用ブツシユ10が嵌挿されて
いる。また、ラツクハウジング3の膨大部3aの
外周にはマウントラバー5が嵌め合され、車体6
側に設けられた凹状受部7にマウントラバー5が
半没嵌合され、車体6にボルト等で固定された半
円弧状の止金具8によつてラツクハウジング3の
端部がマウントラバー5を介して抱持されてい
る。マウントラバー5とタイロツドとの間にはゴ
ム製等のダストブーツ9が装着されている。
ラツクハウジング3の他端部にはピニオン4を
囲む図示しないギヤボツクス部が設けられてお
り、この部分で図示しないマウントラバーを介し
て車体側に支持されている。そして、ラツク1の
他端部側はこのギヤボツクス部から延出され、他
方のホイールにタイロツドを介して連結され、タ
イロツドとマウントラバーとの間にダストブーツ
が装着されている。
囲む図示しないギヤボツクス部が設けられてお
り、この部分で図示しないマウントラバーを介し
て車体側に支持されている。そして、ラツク1の
他端部側はこのギヤボツクス部から延出され、他
方のホイールにタイロツドを介して連結され、タ
イロツドとマウントラバーとの間にダストブーツ
が装着されている。
往復摺動用ブツシユ10は合成樹脂の成形によ
つて作られる。合成樹脂としては、摩擦係数が小
さく、十分な強度及び剛性を有し、且つ成形形状
によつて十分な弾性を有する素材を選択すること
が好ましいが、炭素繊維、PTFE等の添加剤を含
んだ合成樹脂、あるいは、合成樹脂に限らず、裏
金上に銅系、アルミ系等の摺動材を配したものを
使用してもよい。
つて作られる。合成樹脂としては、摩擦係数が小
さく、十分な強度及び剛性を有し、且つ成形形状
によつて十分な弾性を有する素材を選択すること
が好ましいが、炭素繊維、PTFE等の添加剤を含
んだ合成樹脂、あるいは、合成樹脂に限らず、裏
金上に銅系、アルミ系等の摺動材を配したものを
使用してもよい。
ブツシユ10は第3図ないし第5図にも示すよ
うに、略円筒状のブツシユ本体11を有してい
る。ブツシユ本体11の内径はラツク1の外径と
同一若しくは該外径よりも若干小さくなつてお
り、ブツシユ本体11の内面で面接触によりラツ
ク1を抱持するようになつている。
うに、略円筒状のブツシユ本体11を有してい
る。ブツシユ本体11の内径はラツク1の外径と
同一若しくは該外径よりも若干小さくなつてお
り、ブツシユ本体11の内面で面接触によりラツ
ク1を抱持するようになつている。
ブツシユ本体10の外周側にはラツクハウジン
グ3の膨大部3aの内面に当接する3つの当接面
部12と当接しない3つの面取り部13とが周方
向に交互に形成されており、面取り部13はブツ
シユ本体11の両端部間にわたつて延びている。
各当接面部12の外周を結ぶ円の直径はラツクハ
ウジング3の膨大部3aの内径と同一若しくは該
内径よりも若干大きくなつている。ブツシユ本体
11の当接面部12には、第6図に詳細に示すよ
うに、複数個の山形部12aが周方向に連続して
設けられている。この山形部12aは弾性変形に
よりブツシユ10とラツクハウジング3の内面と
の寸法公差を吸収する役割りを果す。
グ3の膨大部3aの内面に当接する3つの当接面
部12と当接しない3つの面取り部13とが周方
向に交互に形成されており、面取り部13はブツ
シユ本体11の両端部間にわたつて延びている。
各当接面部12の外周を結ぶ円の直径はラツクハ
ウジング3の膨大部3aの内径と同一若しくは該
内径よりも若干大きくなつている。ブツシユ本体
11の当接面部12には、第6図に詳細に示すよ
うに、複数個の山形部12aが周方向に連続して
設けられている。この山形部12aは弾性変形に
よりブツシユ10とラツクハウジング3の内面と
の寸法公差を吸収する役割りを果す。
各当接面部12の軸方向両端部にはそれぞれ軸
方向に延びる切欠き部14が形成されている。こ
の切欠き部14はブツシユ本体11の両端部に向
つてその幅が拡がつており、切欠き部14の内端
部は略半円弧形状に仕上げられている。
方向に延びる切欠き部14が形成されている。こ
の切欠き部14はブツシユ本体11の両端部に向
つてその幅が拡がつており、切欠き部14の内端
部は略半円弧形状に仕上げられている。
ブツシユ本体11には更に該ブツシユ本体11
の両端部の切欠き部14,14間を結ぶ1つの切
断部15が形成されており、また、ブツシユ本体
11の内面には切欠き部14を通つてブツシユ本
体11の両端部に開口する3つの軸方向溝16が
形成されている。なお、各軸方向溝16は必ずし
も切欠き部14を通る必要はない。各軸方向溝1
6はグリース等潤滑油溜めとしての役割りを果す
とともに、ブツシユ10を境にしてギヤケース3
内に形成される密閉空間相互間の空気流通を可能
にする役割りを果す。したがつて、両密閉空間相
互間を連通させるためのトランスフアチユーブ等
を別途設ける必要はない。
の両端部の切欠き部14,14間を結ぶ1つの切
断部15が形成されており、また、ブツシユ本体
11の内面には切欠き部14を通つてブツシユ本
体11の両端部に開口する3つの軸方向溝16が
形成されている。なお、各軸方向溝16は必ずし
も切欠き部14を通る必要はない。各軸方向溝1
6はグリース等潤滑油溜めとしての役割りを果す
とともに、ブツシユ10を境にしてギヤケース3
内に形成される密閉空間相互間の空気流通を可能
にする役割りを果す。したがつて、両密閉空間相
互間を連通させるためのトランスフアチユーブ等
を別途設ける必要はない。
ブツシユ本体11の外周には3つの突起17が
形成されている。各突起17はラツクハウジング
3の膨大部3aに形成された孔18にそれぞれ嵌
合可能となつている。
形成されている。各突起17はラツクハウジング
3の膨大部3aに形成された孔18にそれぞれ嵌
合可能となつている。
上記構成の往復摺動用ブツシユ10をラツクハ
ウジング3の膨大部3a内に装着させるときは、
ブツシユ本体11を弾性縮径変形させて膨大部3
a内に挿入し、突起17を孔18に嵌合させる。
これにより、ブツシユ10の抜脱が防止される。
ブツシユ本体11の縮径変形は切欠き部14間の
面取り部13の内方へのたわみ変形と切断部15
による変形とによつて無理なく容易に行なうこと
ができる。
ウジング3の膨大部3a内に装着させるときは、
ブツシユ本体11を弾性縮径変形させて膨大部3
a内に挿入し、突起17を孔18に嵌合させる。
これにより、ブツシユ10の抜脱が防止される。
ブツシユ本体11の縮径変形は切欠き部14間の
面取り部13の内方へのたわみ変形と切断部15
による変形とによつて無理なく容易に行なうこと
ができる。
その後、ブツシユ10内にラツク1を挿入し、
ブツシユ本体11の内面によつてラツク1を軽い
力で抱持させる。ブツシユ本体11の内径とラツ
ク1の外径とのマイナスクリアランスが寸法公差
のばらつきによつて大きくなつている場合には、
ブツシユ本体11の面取り部13の肉厚が薄く且
つ面取り部13とラツクハウジング3の膨大部3
aの内面との間に空間が形成されているため、ブ
ツシユ本体11が容易に膨大変形してラツク1に
無理なく嵌合する。したがつて、ブツシユ10と
ラツク1との間の摩擦力が過剰に高まることはな
い。
ブツシユ本体11の内面によつてラツク1を軽い
力で抱持させる。ブツシユ本体11の内径とラツ
ク1の外径とのマイナスクリアランスが寸法公差
のばらつきによつて大きくなつている場合には、
ブツシユ本体11の面取り部13の肉厚が薄く且
つ面取り部13とラツクハウジング3の膨大部3
aの内面との間に空間が形成されているため、ブ
ツシユ本体11が容易に膨大変形してラツク1に
無理なく嵌合する。したがつて、ブツシユ10と
ラツク1との間の摩擦力が過剰に高まることはな
い。
使用時において、ラツク1に上下方向若しくは
水平方向の振動や衝撃が加わつたときには、主と
してブツシユ本体11の面取り部13の肉厚部が
半径方向外方に弾性変形することにより、これら
振動、衝撃等を吸収する。また、大きな衝撃が加
わつた場合には、切断部15を拡開させる方向若
しくはせばめる方向にブツシユ本体11が弾性変
形することにより、その衝撃を吸収することがで
きる。この間ブツシユ本体11はラツク1を抱持
した状態に保たれるため、打音等の騒音の発生は
防止される。
水平方向の振動や衝撃が加わつたときには、主と
してブツシユ本体11の面取り部13の肉厚部が
半径方向外方に弾性変形することにより、これら
振動、衝撃等を吸収する。また、大きな衝撃が加
わつた場合には、切断部15を拡開させる方向若
しくはせばめる方向にブツシユ本体11が弾性変
形することにより、その衝撃を吸収することがで
きる。この間ブツシユ本体11はラツク1を抱持
した状態に保たれるため、打音等の騒音の発生は
防止される。
一方、ラツク1が外力の作用によつて第7図中
1点鎖線で示す如く傾動した場合には隣接する切
欠き部14,14間の面取り部13がたわみ変形
を起こすことによつてその傾動による負荷を吸収
し、更に傾動量(傾き角)が大きい場合には切欠
き部14が拡開することによつてその負荷を吸収
する。したがつて、傾動時においてもブツシユ本
体11とラツク1との間の摺動抵抗が過剰に増大
することはない。
1点鎖線で示す如く傾動した場合には隣接する切
欠き部14,14間の面取り部13がたわみ変形
を起こすことによつてその傾動による負荷を吸収
し、更に傾動量(傾き角)が大きい場合には切欠
き部14が拡開することによつてその負荷を吸収
する。したがつて、傾動時においてもブツシユ本
体11とラツク1との間の摺動抵抗が過剰に増大
することはない。
第8図及び第9図は本発明の他の実施例を示す
もので、本実施例の基本的構成は上記実施例と同
様であるが、ブツシユ本体11の内面が3つの平
坦面19によつてラツク1を抱持するようになつ
ている点が上記実施例と異なる。本実施例の場
合、ブツシユ本体11とラツク1とが線接触する
ため、摩擦力が小さくなり、また、ブツシユ本体
11の内面とラツク1の外周との間に隙間が生じ
るため、ブツシユ本体11が弾性変形を生じ易く
なり、この結果、寸法公差の吸収やラツク1の振
動、衝撃等の吸収を一層容易に行なうことができ
るようになる。
もので、本実施例の基本的構成は上記実施例と同
様であるが、ブツシユ本体11の内面が3つの平
坦面19によつてラツク1を抱持するようになつ
ている点が上記実施例と異なる。本実施例の場
合、ブツシユ本体11とラツク1とが線接触する
ため、摩擦力が小さくなり、また、ブツシユ本体
11の内面とラツク1の外周との間に隙間が生じ
るため、ブツシユ本体11が弾性変形を生じ易く
なり、この結果、寸法公差の吸収やラツク1の振
動、衝撃等の吸収を一層容易に行なうことができ
るようになる。
以上実施例につき説明したが本発明は上記実施
例の態様のみに限定されるものではなく、例え
ば、ブツシユ本体の外周側に形成する面取り部の
数は4ないし6個とすることもでき、また、面取
り部は平坦面に限られず、例えば凸状若しくは凹
状の曲面であつてもよい。更に、第8図及び第9
図に示す実施例の変形態様として、ブツシユ内側
の内面を例えば4ないし6個の平坦面で4点支持
構造ないし6点支持構造としてもよい。一方、ブ
ツシユ本体の内面は該ブツシユ本体の軸方向両端
部から中央部に向けて内方に中高状に形成しても
よい。また、本発明による往復摺動用ブツシユは
操向装置のラツクガイド以外の例えば油圧緩衝器
のロツドガイド用として利用することもできる。
例の態様のみに限定されるものではなく、例え
ば、ブツシユ本体の外周側に形成する面取り部の
数は4ないし6個とすることもでき、また、面取
り部は平坦面に限られず、例えば凸状若しくは凹
状の曲面であつてもよい。更に、第8図及び第9
図に示す実施例の変形態様として、ブツシユ内側
の内面を例えば4ないし6個の平坦面で4点支持
構造ないし6点支持構造としてもよい。一方、ブ
ツシユ本体の内面は該ブツシユ本体の軸方向両端
部から中央部に向けて内方に中高状に形成しても
よい。また、本発明による往復摺動用ブツシユは
操向装置のラツクガイド以外の例えば油圧緩衝器
のロツドガイド用として利用することもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、ブツシユ本体が軸方向に貫通する切断部を開
く方向に拡開変形可能であり、また、ブツシユ本
体の各当接面部に設けられている山形部がハウジ
ングの円筒状内面との当接によつて容易に弾性変
形することができ、更に、ブツシユ本体の各面取
り部が半径方向外方に容易に撓み変形することが
できるので、ブツシユ本体に弾性抱持されるロツ
ド部材の外径やハウジングの内径に対するブツシ
ユ本体の寸法ばらつきを容易に吸収してロツド部
材をハウジング内で滑らかに摺動可能に弾性抱持
することができ、また、ハウジングに対する上下
方向、水平方向等の振動やロツド部材の軸線がハ
ウジングの軸線に対し傾くような振動がロツド部
材に加わつた際にもロツド部材に対する無理のな
い弾性抱持状態を保つことができる往復摺動用ブ
ツシユを提供できることとなる。
ば、ブツシユ本体が軸方向に貫通する切断部を開
く方向に拡開変形可能であり、また、ブツシユ本
体の各当接面部に設けられている山形部がハウジ
ングの円筒状内面との当接によつて容易に弾性変
形することができ、更に、ブツシユ本体の各面取
り部が半径方向外方に容易に撓み変形することが
できるので、ブツシユ本体に弾性抱持されるロツ
ド部材の外径やハウジングの内径に対するブツシ
ユ本体の寸法ばらつきを容易に吸収してロツド部
材をハウジング内で滑らかに摺動可能に弾性抱持
することができ、また、ハウジングに対する上下
方向、水平方向等の振動やロツド部材の軸線がハ
ウジングの軸線に対し傾くような振動がロツド部
材に加わつた際にもロツド部材に対する無理のな
い弾性抱持状態を保つことができる往復摺動用ブ
ツシユを提供できることとなる。
しかも、本発明によるブツシユにおいては、ブ
ツシユ本体の内面と当接面部と面取り部とがそれ
ぞれブツシユ本体の軸方向両端間でブツシユ本体
の軸線に対し平行に延びているので、複雑形状の
成形型を必要とすることなく、簡単に成形できる
往復摺動用ブツシユを提供できることとなる。
ツシユ本体の内面と当接面部と面取り部とがそれ
ぞれブツシユ本体の軸方向両端間でブツシユ本体
の軸線に対し平行に延びているので、複雑形状の
成形型を必要とすることなく、簡単に成形できる
往復摺動用ブツシユを提供できることとなる。
第1図は本発明による往復摺動用ブツシユをラ
ツク・ピニオン式の自動車用操向装置のロツドガ
イドとして用いた一実施例を示す分解斜視図、第
2図は第1図に示す操向装置のブツシユ近傍の断
面図、第3図は第1図に示すブツシユの左端面
図、第4図は第1図に示すブツシユの正面図、第
5図は第1図に示すブツシユの背面図、第6図は
第1図に示すブツシユの要部拡大図、第7図は第
1図に示すブツシユの第3図中−線に沿う断
面図、第8図は本発明の他の実施例を示す往復摺
動用ブツシユの斜視図、第9図は第8図に示すブ
ツシユを自動車用操向装置に組込んだ例を示す端
面図である。 10……往復摺動用ブツシユ、11……ブツシ
ユ本体、13……面取り部、14……切欠き部。
ツク・ピニオン式の自動車用操向装置のロツドガ
イドとして用いた一実施例を示す分解斜視図、第
2図は第1図に示す操向装置のブツシユ近傍の断
面図、第3図は第1図に示すブツシユの左端面
図、第4図は第1図に示すブツシユの正面図、第
5図は第1図に示すブツシユの背面図、第6図は
第1図に示すブツシユの要部拡大図、第7図は第
1図に示すブツシユの第3図中−線に沿う断
面図、第8図は本発明の他の実施例を示す往復摺
動用ブツシユの斜視図、第9図は第8図に示すブ
ツシユを自動車用操向装置に組込んだ例を示す端
面図である。 10……往復摺動用ブツシユ、11……ブツシ
ユ本体、13……面取り部、14……切欠き部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円筒状内面を有するハウジング3内に装着さ
れてロツド1を軸方向に摺動可能に弾性抱持する
ための往復摺動用ブツシユにおいて、 筒状のブツシユ本体11の外周側には、ハウジ
ング3の円筒状内面に当接させるための複数個の
当接面部12と、ハウジング3の円筒状内面との
間に隙間を形成するための複数個の面取り部13
とが周方向に交互に形成されており、 ブツシユ本体11の内面と当接面部12と面取
り部13とがそれぞれブツシユ本体11の軸方向
両端間でブツシユ本体11の軸線に対し平行に延
びており、 各当接面部12の表面にはブツシユ本体11の
軸方向両端部間に延びてハウジング3の円筒状内
面への当接により容易に弾性変形する複数個の山
形部12aが形成されており、 複数個の当接面部12のうちの1つにはブツシ
ユ本体11を半径方向及び軸方向に貫通して延び
る切断部15が形成されており、他の当接面部1
2には、ブツシユ本体11を半径方向に貫通し且
つブツシユ本体11の軸方向一端及び他端からそ
れぞれブツシユ本体11の軸方向に延びてブツシ
ユ本体11の途中で成端する一対の切欠き部14
が形成されていること、 を特徴とする往復摺動用ブツシユ。 2 ブツシユ本体11の内面にはブツシユ本体1
1の軸方向両端間に延びる複数個の軸方向溝16
が形成されていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の往復摺動用ブツシユ。 3 各軸方向溝16が各当接部12に設けられて
いる切欠き部14に沿つて設けられていることを
特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の往復摺
動用ブツシユ。 4 面取り部13の軸方向一端にはハウジング3
の円筒状内面に形成される半径方向孔18に係合
させるための突起17が形成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の往復摺動
用ブツシユ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322682A JPS58180832A (ja) | 1982-04-17 | 1982-04-17 | 往復摺動用ブツシユ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6322682A JPS58180832A (ja) | 1982-04-17 | 1982-04-17 | 往復摺動用ブツシユ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58180832A JPS58180832A (ja) | 1983-10-22 |
JPS6250687B2 true JPS6250687B2 (ja) | 1987-10-26 |
Family
ID=13223078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6322682A Granted JPS58180832A (ja) | 1982-04-17 | 1982-04-17 | 往復摺動用ブツシユ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58180832A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2653191B2 (ja) * | 1989-11-20 | 1997-09-10 | 日産自動車株式会社 | 自動車のペダル軸受け構造 |
JPH0740096Y2 (ja) * | 1989-12-25 | 1995-09-13 | 富士重工業株式会社 | 軸受メタルによる軸受構造 |
US6485180B2 (en) * | 2001-01-04 | 2002-11-26 | Delphi Technologies, Inc. | Expandable rack bushing |
DE10323773A1 (de) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Heinrich J. Kesseböhmer KG | Teleskopauszug |
JP4998124B2 (ja) * | 2007-07-17 | 2012-08-15 | オイレス工業株式会社 | 合成樹脂製滑り軸受 |
JP5507915B2 (ja) * | 2009-07-21 | 2014-05-28 | 新庄自動車株式会社 | 軸支持構造 |
DE102015204068A1 (de) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Linearer Stellantrieb und Verfahren zur Montage eines Stellantriebs |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444112U (ja) * | 1977-08-31 | 1979-03-27 | ||
JPS5639747U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-14 |
-
1982
- 1982-04-17 JP JP6322682A patent/JPS58180832A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5444112U (ja) * | 1977-08-31 | 1979-03-27 | ||
JPS5639747U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58180832A (ja) | 1983-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4129632B2 (ja) | 弾性軸継手 | |
KR100493861B1 (ko) | 스티어링장치의 댐퍼기구 | |
KR20030029140A (ko) | 토션 스프링 세트 | |
JP2003511295A (ja) | 電動パワーステアリングアシスト機構 | |
JPH0443030B2 (ja) | ||
JPS6250687B2 (ja) | ||
JP2000309278A (ja) | 弾性軸継手 | |
JPH0331935B2 (ja) | ||
JP2008261424A (ja) | 伸縮軸 | |
JPH0331931B2 (ja) | ||
US20060060414A1 (en) | Electric power steering system | |
JPS5947519A (ja) | ブツシユ | |
JPH0529560Y2 (ja) | ||
JPH0669061U (ja) | ラックピニオン式ステアリング装置のストッパ音防止構造 | |
JP5601415B2 (ja) | ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット | |
JP2007239878A (ja) | ドライブシャフト用ブーツ | |
JPH03249438A (ja) | エンジン支持装置 | |
CN219948299U (zh) | 用于车辆的转向器结构及车辆 | |
JP2519216Y2 (ja) | シフトレバー | |
JPH01199028A (ja) | ブッシュ組立体 | |
JP7347140B2 (ja) | ステアリング装置用中間軸、及びステアリング装置 | |
EP0187126A2 (en) | A wheel | |
CN210830160U (zh) | 一种eps花键轴消除间隙及减震降噪结构 | |
WO2022059384A1 (ja) | ステアリング装置 | |
JPH059925Y2 (ja) |