JP2653191B2 - 自動車のペダル軸受け構造 - Google Patents

自動車のペダル軸受け構造

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JP2653191B2
JP2653191B2 JP1301486A JP30148689A JP2653191B2 JP 2653191 B2 JP2653191 B2 JP 2653191B2 JP 1301486 A JP1301486 A JP 1301486A JP 30148689 A JP30148689 A JP 30148689A JP 2653191 B2 JP2653191 B2 JP 2653191B2
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pedal
boss
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gap
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陽一 伊藤
正彦 津川
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Nissan Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のクラッチペダル,アクセルペダル,
ブレーキペダル等の自動車用ペダルのペダル軸受け構造
に関する。
従来の技術 自動のクラッチペダルやアクセルペダル等は、例えば
実開昭62−36830号公報に示されているように、下端に
ペダルパッドを設けたペダルレバーに円筒状のボス部を
固着し、このボス部にファルクラムピンを挿通して、該
ファルクラムピンを車体側に固定したペダルブラケット
により支持し、ファルクラムピンを支点として回動自在
に組み付けてある。
これを、第5〜6図によって具体的に説明すると、1
は下端にペダルパッド2を設けたペダルレバーで、その
上側部には円筒状のボス部3を固着してある。ペダルレ
バー1はその下側部を車幅方向一側に曲折して、ペダル
パッド2がドライバーの最も踏み込み操作し易い位置と
なるように、該ペダルパッド2をペダルレバー1の一般
部から適宜のオフセット量lで車幅方向にオフセットし
てある。ボス部3の両端部には樹脂材からなるブッシュ
4を嵌挿配置してある。このブッシュ4はその一端部周
縁にフランジ5を一体成形してあり、このフランジ5が
ボス部3の端面に係止している。このようなペダルレバ
ー1は、前記ボス部3を車体側に固定されたコ字形断面
のペダルブラケット6の一対の側壁7,7間に配置し、そ
して、一方の側壁7の貫通孔8より他方の側壁7の貫通
孔9に向けて前記ボス部3を通してファルクラムピン10
を挿通し、その先端をナット11締め固定により組み付け
て、該ファルクラムピン10を支点として回動自在となっ
ている。ここで、前記ファルクラムピン10を支点とする
ペダルレバー1の回動を円滑に行わせるため、前記ブッ
シュ4とファルクラムピン10との間、およびブッシュ4
のフランジ5とペダルブラケット6の側壁7との間に
は、それぞれ所要のクリアランスδ1を設定してあ
る。
発明が解決しようとする課題 前述のようにペダルレバー1の回動を円滑に行わせる
ために、ブッシュ4とファルクラムピン10との間、およ
び、ブッシュ4のフランジ5とペダルブラケット6の側
壁7との間に、クリアランスδ1を設定してあるた
め、ペダルパッド2を斜め踏みした場合は勿論、正常に
踏込んだ場合でもペダルパッド2がペダルレバー1とオ
フセットしている関係上、ボス部3がファルクラムピン
10に対して傾いてしまう。この結果、第7図に示すよう
にボス部3の両端部分で、ブッシュ4の内周端縁がファ
ルクラムピン10に点衝接して異音が生じるばかりでな
く、ドライバーの足に衝撃が伝わって、品質感,信頼性
を損なってしまう不具合があった。
そこで、本発明はペダル踏み込み操作時にペダルレバ
ーのボス部がファルクラムピンに対して傾いたとして
も、不快な衝接音が生じたり、ドライバーの足に衝撃感
を与えることがない自動車のペダル軸受け構造を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 一端にフランジを備えた樹脂製のブッシュを設け、該
ブッシュをペダルレバーの円筒状ボス部の両端にそれぞ
れ嵌挿してそのフランジを前記ボス部の端面に当接させ
る一方、前記ボス部をペダルブラケットの一対の側壁間
に配置して、これら側壁を貫通して固定されるファルク
ラムピンに挿通して、該ファルクラムピンを支点に回動
自在に組み付けた構造において、前記ボス部の端部内周
と、該ボス部の端部内周に対応するブッシュの外周との
間に、前記ボス部の端面から軸方向に延びる間隙を形成
するとともに、前記ブッシュに、そのフランジ端縁から
本体部分に架けて軸方向に延びて、その先端が前記間隙
を越える複数条のスリットを設けて、これらスリットに
より区分された可撓部を形成する一方、該可撓部の撓み
代を前記間隙によって確保するようにしてある。
作用 ペダル踏み込み操作時に、ペダルレバーのボス部がフ
ァルクラムピンに対して傾くと、該ボス部の両端部分で
ブッシュの内周端縁がファルクラムピンに点接触する
が、この接触圧により可撓部が間隙範囲でボス部側に撓
み変形して緩衝作用を発揮し、この緩衝作用により衝接
音の発生と、衝撃感が抑制される。また、可撓部の前記
撓み変形はその端末フランジの前記ボス部端面とペダル
ブラケット側壁間でのこじり作用が伴って摩擦が生じ、
前記緩衝作用がより効果的に行われる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図において、下端に車幅方向にオフセットし
てペダルパッド2(第1図参照)を設けたペダルレバー
1の上側部には円筒状のボス部3を固着してある点、こ
のボス部3の両端部に、一端部周縁に前記ボス部3の端
面に係止するフランジ5を形成した樹脂材からなるブッ
シュ4を嵌挿配置してある点、および、このボス部3を
車体側に固定したコ字形断面のブラケット6の一対の側
壁7,7間に配置して、これら側壁7,7を貫通してナット11
締め固定されるファルクラムピン10に挿通して、該ファ
ルクラムピン10を支点に回動自在に組み付けてある点、
等の基本的構造は前記従来と同様である。
ここで、前記ブッシュ4には、そのフランジ5部分か
ら軸方向に適宜の長さ、例えばブッシュ長の略半部に亘
って複数条のスリット12を設けて、これらスリット12に
より区分された可撓部13を形成してある。また、前記ボ
ス部3の端部内周と、該ボス部3の端部内周に対応する
ブッシュ4の可撓部13形成部分の外周との間に、該可撓
部13の撓み代を確保する間隙14を形成してある。本実施
例では、ボス部3の端部内周に、端縁側が大径となるテ
ーパー部3aを形成して、前述の間隙14を設定してある。
なお、スリット12はその先端が間隙14を越えるように
形成してある(第3図参照)。
以上の実施例構造によれば、ペダルレバー1の円滑な
回動を行わせるために、ブッシュ4とファルクラムピン
10との間、およびブッシュ4のフランジ5とペダルブラ
ケット6の側壁7との間にそれぞれクリアランスδ1
を設定してあることと、ペダルパッド2を車幅方向に
オフセット配置してあることに起因して、ペダル踏み込
み時にボス部3がファルクラムピン10に対して傾く傾向
にあるが、このボス部3の傾きにより、ブッシュ4の内
周端縁がファルクラムピン10に点接触すると、この接触
圧により当該接触している部分の可撓部13が間隙14の形
成範囲でボス部3側に第3図示のように撓み変形する。
この結果、ブッシュ4端縁とファルクラムピン10との衝
接音は、前記可撓部13の撓み変形による衝撃作用によっ
て抑制されると共に、ドライバーの足への衝撃感も抑制
される。しかも、このような可撓部13の撓み変形は、そ
の端末フランジ5の前記ボス部3端面とペダルブラケッ
ト6の側壁7間でのこじり作用が伴って摩擦が生じ、前
記緩衝作用がより効果的に行われる。
なお、前記実施例ではボス部3の端部内周にテーパー
部3aを設けて間隙14を形成しているが、第4図に示すよ
うにブッシュ4の可撓部13を形成した部分の外周に、フ
ランジ5側が小径となるテーパー部4aを設けて間隙14を
形成するようにしてもよいし、また、テーパー部3a,4a
に替えて段差部を形成してもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ペダル踏み込み操作時
にペダルレバーのボス部がファルクラムピンに対して傾
いたとしても、該ボス部両端に嵌挿配置したブッシュの
内周端縁が該ファルクラムピンに点接触すると、その接
触圧によりスリット間に区分された可撓部が間隙でボス
部側に撓み変形して緩衝作用し、従って、不快な衝接音
の発生やドライバーの足への衝撃感の発生を回避するこ
とができる。また、この可撓部の撓み変形は、その端末
フランジの前記ボス部端面とペダルブラケット側壁との
間でのこじり作用が伴って摩擦が生じ、前記緩衝作用を
より効果的に行わせて衝接音,衝撃感をなくすことがで
きる。更に、前記間隙はグリース溜りとしても機能する
ので、潤滑性を高められる利点もあるという実用上多大
な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
同断面図、第3図は可撓部の撓み変形状態を示す断面
図、第4図は本発明の異なる例を示す断面図、第5図は
従来の構造を示す正面図、第6図は第5図のA−A線に
沿う断面図、第7図はボス部の傾き状態を示す断面図で
ある。 1……ペダルレバー、3……ボス部、4……ブッシュ、
5……フランジ、6……ペダルブラケット、7……側
壁、10……ファルクラムピン、12……スリット、13……
可撓部、14……間隙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にフランジを備えた樹脂製のブッシュ
    を設け、該ブッシュをペダルレバーの円筒状ボス部の両
    端にそれぞれ嵌挿してそのフランジを前記ボス部の端面
    に当接させる一方、前記ボス部をペダルブラケットの一
    対の側壁間に配置して、これら側壁を貫通して固定され
    るファルクラムピンに挿通して、該ファルクラムピンを
    支点に回動自在に組み付けた構造において、 前記ボス部の端部内周と、該ボス部の端部内周に対応す
    るブッシュの外周との間に、前記ボス部の端面から軸方
    向に延びる間隙を形成するとともに、 前記ブッシュに、そのフランジ端縁から本体部分に架け
    て軸方向に延びて、その先端が前記間隙を越える複数条
    のスリットを設けて、これらスリットにより区分された
    可撓部を形成する一方、 該可撓部の撓み代を前記間隙によって確保するようにし
    たことを特徴とする自動車のペダル軸受け構造。
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