JP2011011705A - ラックピニオン装置及び操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯打ち音の発生を抑制することができるラックピニオン式操舵装置を提供する。
【解決手段】ラックガイド8と受け部材7とを備えている。受け部材7は、ラック軸5を当該ラック軸5の軸方向に直交する方向の両側から挟む挟み部と、この挟み部と一体に形成された規制部としての外側当接部26a,26bとを有している。外側当接部26a,26bは、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い部で発生するラック軸5の回転力が生じると、ラックガイド8が有する段差面に当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラックピニオン装置、及び、このラックピニオン装置を備えた操舵装置に関する。
例えば自動車に搭載される操舵装置として、ラックピニオン式のものがあり、この操舵装置は、ステアリングホイールにステアリングシャフト及び中間シャフト等を介して連結されるピニオン軸と、このピニオン軸のヘリカル歯に噛み合うラック歯を有するラック軸とを備えている。ステアリングホイールが回転操作されることによってピニオン軸が回転すると、ラック軸が左右方向に移動し、その左右両端部側に設けられた車輪の転動方向を変更することができる。
さらに、このような操舵装置では、ラック軸をピニオン軸側に押圧しつつそのラック軸の軸方向移動を案内するラックガイドと、ラック軸とラックガイドとの間に介在する受け部材とが用いられている(例えば、特許文献1参照)。図6と図7とは従来のラックピニオン式操舵装置の一部を示している説明図である。
図6において、ラックガイド41は、操舵装置のハウジング43内に設けられていて、シート状である受け部材40は、ラックガイド41の内側(図6では右側)に形成された円弧状のガイド溝に取り付けられ、固定された状態にある。また、ラックガイド41は、バネ44によって内側へ向かう弾性力を受け、受け部材40を介してラック歯42aをヘリカル歯45aに押し付けている。
このように、バネ44及びラックガイド41によって、ラック軸42とピニオン軸45との歯面同士が押し付けられることにより、ラック軸42とピニオン軸45との噛み合い部におけるがたつきを防止しようとしている。そして、ラックガイド41に対するラック軸42の摺動抵抗は、受け部材40によって低減されている。
ここで図6と図7とにおいて、歯面同士が押し付けられたラック軸42とピニオン軸45との噛み合い部の様子に着目する。なお、操舵装置におけるラック軸42とピニオン軸45との噛み合い部は一般的にヘリカル歯による構成が多い。
このような噛み合い部における歯面同士の噛み合う力は、理想的には均一に分布するはずであるが、実際には加工精度等の関係により偏りが生じ、また、その偏りは噛み合い面毎に一定ではない。
また、ラック軸42側については、前記のとおりステアリングホイールの回転に伴いピニオン軸45が回転する。すると、このピニオン軸45からラック軸42に、当該ラック軸42を軸方向に移動させる転舵力F0(図7参照)が発生する。この転舵力F0に関して説明すると、ヘリカル歯の歯筋の角度により生じる前記転舵力F0の分力F0′は、噛み合い部の歯面毎にばらつきが生じると考えられる。
このような状態では、受け部材40とラック軸42との摺動面全体における摩擦力Frは、前記歯面毎のばらつきの影響を受けて不安定となる。
この結果、図6と図7とに示すように、ラック軸42とピニオン軸45との噛み合い面の中心C回りの回転力M(モーメント)がラック42に加えられ、しかも、その回転力Mは、不規則かつ揺動的である。
また、図6において、前記受け部材40は、ラックガイド41に固定されているだけではなく、ピニオン軸45側に押し付けられているので、前記のような不規則に変化する回転力Mに対して逃げることができず追従しない。
さらに、図7において、受け部材40とラック軸42との間の摺動面上におけるラック軸方向の摩擦力Frの変化に着目すると、この摩擦力Frは、前記の噛み合い面を中心とした動的に変化する回転力Mと同じような変化が生じる。このような状態では、受け部材40とラック軸42との摺動面全体における摩擦力Frは前記回転力Mの影響を受けて不安定となる。
このように、前記回転力Mによる分力F0′及び摩擦力Fr(これらによる合力Fs)は不規則に発生することとなる。
特開2001−347956号公報
近年、操舵装置の高出力化に伴い、従来の装置では、前記のような合力Fsの変化を抑制しきれなくなり、ラック歯42aとヘリカル歯45aとの間で歯打ち音が生じたり、また、前記回転力が噛み合い部に作用することで、これらがトルク脈動となってピニオン軸45からステアリングホイール側に伝わるおそれがあり、操舵フィーリング上無視できない問題が生じ得る。
また、車輪が凹凸路を走行した場合に、凹凸に応じた微振動がラックガイド41に伝わり前記と同様の歯打ち音が発生し、操舵フィーリングに影響を及ぼすことも考えられる。
そこで、本発明は、歯打ち音や異音の発生を低減することができるラックピニオン装置、及び、このラックピニオン装置を備えた操舵装置を提供することを目的とする。
本発明のラックピニオン装置は、ヘリカル歯を有するピニオン軸と、前記ヘリカル歯に噛合するラック歯を有するラック軸と、前記ヘリカル歯と前記ラック歯との噛み合い状態を維持するために前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押すためのラックガイドと、前記ラックガイドと前記ラック軸との間に介在している受け部材とを備えたラックピニオン装置であって、前記受け部材は、前記ラック軸を当該ラック軸の軸方向に直交する方向の両側から挟む挟み部と、前記挟み部と一体に形成され、前記ヘリカル歯と前記ラック歯との噛み合い部で発生する前記ラック軸の回転力が生じると前記ラックガイドが有する当接面に当接する規制部とを有していることを特徴とする。
本発明によれば、受け部材の挟み部が、ラック軸を当該ラック軸の軸方向に直交する方向の両側から挟み、そして、受け部材の規制部は、この挟み部と一体に形成されていて、さらに、ヘリカル歯とラック歯との噛み合い部で発生するラック軸の回転力が生じると、当該規制部は、ラックガイドが有する当接面に当接するので、前記回転力によるラック軸の動きを弱めることができ、受け部材は、前記回転力によるラック軸の変位を妨げることができる。このため、ラックとピニオンとの噛み合い部における歯打ち音を低減することができる。
また、前記規制部は、前記ラック軸の軸方向に平行な方向に沿って設けられ前記当接面に当接する突起部を有しているのが好ましい。
この場合、突起が、ラックガイドの当接面に当接することで、前記回転力によるラック軸の動きを弱めることができ、前記回転力によるラック軸の変位を妨げることができる。
また、前記受け部材は、前記ラックガイドに形成された凹部に嵌る球面状の結合部を有しているのが好ましい。
この場合、前記回転力を受けた受け部材に捩れトルクが作用しても、受け部材の結合部はラックガイドに形成された凹部に嵌る球面状であるため、結合部は凹部で回転することができ、前記捩れトルクによって結合部に無理な力が働くことを防止し、受け部材(結合部)の破損を防止することができる。
本発明によれば、ラック歯とピニオンとの歯当たり音の発生を抑えることが可能となり、ラックピニオン装置及びこのラックピニオン装置を備えた操舵装置の品質を向上させることができる。
ラックピニオン式操舵装置の実施の一形態の一部を示す断面図である。 受け部材を軸心方向から見た図である。 受け部材及びその周辺部を示している断面図である。 ラックピニオン式操舵装置の第二実施形態を示している断面図である。 受け部材及びその周辺部を拡大した拡大図である。 従来のラックピニオン式操舵装置の一部を示している説明図である。 従来のラックピニオン式操舵装置の一部を示している説明図である。 本発明のラックピニオン装置の機能を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はラックピニオン装置を備えた操舵装置(ラックピニオン式操舵装置)の実施の一形態の一部を示す断面図である。この操舵装置は、ピニオン軸1、ラック軸5及びハウジング10を備えている。ハウジング10は、ピニオンハウジング11、ラックハウジング12及びガイドハウジング13を有していて、ピニオンハウジング11の内部にピニオン軸1が設けられている。
ピニオン軸1は、下部にヘリカル歯2を有していて、このヘリカル歯2の上下両側に配置された転がり軸受15,16によって回転自在にピニオンハウジング11に支持されている。また、ピニオン軸1の上端部は、図示しないが、中間シャフト及びステアリングシャフト等を介してステアリングホイールと連結されている。これにより、ステアリングホイールが回転操作されると、ピニオン軸1はピニオンハウジング11内で軸心C1回りに回転する。
ピニオンハウジング11の下部に連続してラックハウジング12が形成されている。ラック軸5は左右方向(図1では紙面に直交する方向)に長く、その長手方向の中央部がラックハウジング12内に格納された状態にある。ラック軸5の中央部のヘリカル歯2側には、所定長さにわたってラック歯6が形成されていて、ラック歯6とヘリカル歯2とは噛み合う。ヘリカル歯2が回転することで、ラック軸5は左右方向に変位する。そして、図示しないが、ラック軸5の左右両端部側には車輪が取り付けられていて、ラック軸5の左右方向の変位に応じて、当該車輪は転動方向が変更される。
ラックハウジング12を挟んでピニオンハウジング11の反対側に、ガイドハウジング13が当該ラックハウジング12と連続して形成されている。ガイドハウジング13は軸心C2を中心とする筒形状であり、ガイドハウジング13及びラックハウジング12の内部に、ラックガイド8及び受け部材7が設けられている。ガイドハウジング13の軸心C2とピニオンハウジング11の軸心C1とは交差している。
また、ラックハウジング13の開口側(図1では左側)には、キャップ部材17が取り付けられていて、キャップ部材17はロックナット18によって、ガイドハウジング13に位置決め固定されている。キャップ部材17とラックガイド8との間には弾性体(図1の形態では厚さ方向に弾性変形可能な環状の部材)9が設けられていて、ラックガイド8はラック軸5側に向けて押し付けられている。なお、弾性体9は皿バネであってもよい。
ラックガイド8は、ガイドハウジング13(及びラックハウジング12)の直線状の内周面14に嵌合している部材であり、当該内周面14に沿って軸心C2方向に移動可能である。そして、弾性圧縮変形させた前記弾性体9により、ラックガイド8は受け部材7を介してラック歯6をヘリカル歯2に押し付けている。さらに、このラックガイド8は、ラック歯6をヘリカル歯2に押し付けた状態で、ハウジング10(ラックハウジング12及びガイドハウジング13)に、受け部材7を介して、ラック軸5を当該ラック軸5の長手方向(軸心C0方向)に移動可能として支持している。ラックガイド8はハウジング10と同様に金属製であり、ラック軸5の支持剛性を高めることができる。なお、ラックガイド8を樹脂製とすると支持剛性が低下するおそれがある。
以上の構成によりラックピニオン式操舵装置が構成され、ラックガイド8によってラック軸5がピニオン軸1側へ押されることで、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い状態が維持される。
そして、このようなヘリカル歯2とラック歯6とが噛み合う構成では、ピニオン軸1が回転すると、ラック軸5を左右方向(軸心C0方向)に変位させると共に、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い部を中心としてラック軸5を回転させようとする回転力が発生する。この回転力は、図6と図7とにより従来の構成を説明した場合と同様に発生するものである。
そこで、本発明は、この回転力によってラック軸5が回転しようとする動きを弱め、当該回転力によるラック軸5の回転を妨げることで、ラック軸5とピニオン軸1との噛み合い部における歯打ち音を低減する構成を備えている。以下のその構成を説明する。
〔第一実施形態〕
図1に示しているように、ラック歯6が形成されている部分は断面D型であり、ヘリカル歯2側となる面にラック歯6が形成されていて、このラック歯6と反対側の背面部分30は軸心C0を中心とした円弧面を有している。受け部材7は、ラック軸5とラックガイド8との間に介在しているシート状の部材であり、断面ほぼ円弧形状を有している。受け部材7は、摺動抵抗を低減することのできる材質がよく、樹脂製であり、特に、耐摩耗性を高めるためにポリアセタール樹脂とするのが好ましい。
図2は、受け部材7を軸心C2方向から見た図である。なお、ラック軸5を二点鎖線で示している。図3は、受け部材7及びその周辺部を示している断面図である。図3において、ラックガイド8の内側面には、ピニオン軸1のヘリカル歯2側に開口する円弧状のガイド溝22と、このガイド溝22の溝幅方向外側にある両段差面31a,31bとが形成されている。この段差面31a,31bは、受け部材7が有する後述の外側当接部26a,26bが当接する当接面となる。
ガイド溝22は、断面形状が軸心C0を中心とした凹状の円弧面からなり、このガイド溝22の中央部にある溝底部に、凹部32が形成されている。段差面31a,31bはヘリカル歯2に対向している。
以上より、ラックガイド8は、受け部材7を介して、ラック軸5の背面部分30をガイド溝22に収容させた状態で、ラック軸5をピニオン軸1側に押圧しつつそのラック軸5の軸方向移動(左右方向移動)を案内する構成となる。そして、受け部材7は、ラック軸5の背面部分30とラックガイド8のガイド溝22との間に介在する。
受け部材7は、ラックガイド8のガイド溝22に沿った形状を有しているシート状の内側当接部25と、この内側当接部25の上下両側部にそれぞれ設けられた一対の外側当接部26a,26b及び一対の挟み部28a,28bとを有している。外側当接部26a,26bが、前記段差面31a,31bに当接する規制部となる。
さらに、受け部材7は、当該受け部材7(内側当接部25)を、ラックガイド8に前記ガイド溝22に形成した凹部32において固定する結合部27を有している。
前記内側当接部25には、ラックガイド8のガイド溝22に面接触する外側接触面21が形成されている。ガイド溝22及び外側接触面21は、軸心C0を中心とする円弧面からなる。そして、内側当接部25の外側接触面21は、ラックガイド8のガイド溝22との間で滑りが生じ得る。
一対の前記挟み部28a,28bは、ラック軸5を、当該ラック軸5の軸方向に直交する方向の両側から挟む構成である。特に、図3では、挟み部28a,28bは、180°離れた両側からラック軸5を挟む構成である。一対の挟み部28a,28bは、内側当接部25の上下両側と連続する部分であり、前記内側当接部25及び両側の挟み部28a,28bによって、横断面においてラック軸5を半円(180°)を超える範囲で包囲した状態となる。
このように、挟み部28a,28bがラック軸5を180°離れた両側から挟むことによって、受け部材7でラック軸5を保持する保持力を向上させることができ、受け部材7とラック軸5とは一体動作可能となる。
この結果、前記回転力によってラック軸5が回転しようとすると、受け部材7は、このラック軸5の回転に追従することができる。なお、ラックガイド8は、ラック軸5の回転方向に関してハウジング10に固定された状態にあり、ラック軸5の回転方向には回転しない。
また、挟み部28a,28bでは、内側当接部25のシート状の部分よりも厚く構成されていて剛性を高めている。そして、内側当接部25、両側の挟み部28a,28b及び外側当接部26a,26bを含む受け部材7は、ラック軸5に取り付けられた状態で、ラック軸5の背面部分30に密着する。しかし、この受け部材7は、ラック軸5から取り外されると縮径するように構成されている。つまり、受け部材7は自身の弾性力によってラック軸5の背面部分30に嵌着することができる。
以上より、受け部材7は、ラック軸5の背面部分30に当接していて、ラック軸5と受け部材7との間の相対回転については抑制された状態となる。このため、受け部材7は、前記回転力によって回転しようとするラック軸5に追従することができる。
図2と図3とにおいて、受け部材7の前記外側当接部26a(26b)は、前記挟み部28a(28b)と連続して一体に形成されている。なお、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い部を中心として発生するラック軸5の前記回転力が生じると、ラック軸5は当該回転力によって回転しようとする。そして、この回転しようとするラック軸5に受け部材7が追従する際に、外側当接部26a,26bは、ラックガイド8の前記段差面31a,31bに弾性的に当接し(図3参照)、かつ、当接した際の衝撃を緩和する。
そして、図2に示している外側当接部26a,26bは、ラックガイド8の段差面31a,31bに接触すると圧縮変形可能となる突起部33を有している。
突起部33は、ラックガイド8の段差面31a,31bに対向する面34a,34bに形成されている。なお、図2と図5(a)とに示しているように、独立した突起部33が、ラック軸5の軸方向に平行な方向に沿って、複数個(図2では5個)並んで設けられている。また、図2の二点鎖線及び図5(b)に示しているように、突起部33は、ラック軸5の軸方向に平行な方向に沿って直線的に伸びている一つの凸条からなる構成であってもよい。
図3において、前記結合部27は、ラック軸5と受け部材7とが移動しようとする動きを制限するようにして受け部材7をラックガイド8に取り付けている。図3に示している結合部27は、ラックガイド8に形成された前記凹部32に嵌合している凸部からなり、結合部27は全体として球面形状である。
この結合部37によれば、受け部材7がラック軸5に追従しようとすると、結合部37の球面が凹部32に接触することで、追従する方向と反対方向の反力(戻そうとする方向の力)が受け部材7に生じる。このため、ラック軸5と共に受け部材7が移動しようとしても、受け部材7と共にラック軸5の移動が制限され、ラック軸5の移動を弱めることができる。
さらに、ラック軸5とピニオン軸1との噛み合い部に発生する回転力(モーメント)は、当該中心から前記結合部37を通る軸回り(軸心C2回り)に発生する捩れトルクとして、受け部材7に作用する。
しかし、結合部37とラックガイド8の凹部32とは球面を介して連結された構成であるので、このような捩れトルクに対して、結合部37は凹部32内で回転運動が許容され、前記捩れトルクを逃がすことができ、結合部37の破損を防止することができる。
以上の構成によれば、図1において、ピニオン軸1が回転することによって、ラック歯6とヘリカル歯2との噛み合い部を中心としてラック軸5が回転しようとすると、受け部材7の内側当接部25とラックガイド8との間で滑りが生じて受け部材7はラック軸5に追従することができる。そして、受け部材7が追従する際に、その規制を行う規制部となる受け部材7の外側当接部26aは、ラックガイド8の段差面31aに弾性的に接触するために、その際の衝撃を緩和するためクッション材として機能する。このため、受け部材7がラック軸5の移動に追従すると、外側当接部26aによってラック軸5の移動を弱めることができる。
また、受け部材7の外側当接部26a,26bは、ラック軸5の軸方向に平行な方向に沿って突起部33が設けられ、前記のとおり、噛み合い部を中心としてラック軸5が回転しようとすると、この突起部33がラックガイド8の段差面31a,31bに当接することから、当該噛み合い部の中心回りの回転力によって、受け部材7がラックガイド8側に大きく沈み込むことを防止することができる。これにより、ラック軸5の噛み合い面が当該ラック軸5の軸方向に揺動的に変位することを抑制でき、噛み合い面でのラック軸5とピニオン軸1との間の歯打ち音の発生を防止することができる。
さらに、図8(a)は、ラック軸5とピニオン軸1との噛み合い部G及びその周辺を示している斜視図であり、図8(b)は、図8(a)を模式的に表現した説明図であり、図8(a)に示しているように、ラック軸5の軸方向だけでなく、前記噛み合い部Gにおいて、ピニオン軸1の軸方向の揺動的な変位(図8(b)に示している揺動軌道円Sのような変位)が発生した場合においても、同様に当該変位を抑制することができ、操舵に伴うラック軸5の移動により生じるラック軸5全体の振れを低減することができる。
なお、ラック軸5の両側には、図8(a)に示しているように、操舵装置が有しているラックブッシュ20が設けられており、このラックブッシュ20は、ラック軸5をその軸方向に摺動可能として支持している。そこで、本発明の前記構成によれば、ラック軸5全体の振れ(図8(b)に示している揺動軌道円Sのような変位)を低減することができるので、前記ラックブッシュ20に作用する力(面圧)を小さくすることができる。この結果、ラックブッシュ20の負荷容量は小さくて済み、操舵装置のコストダウンに貢献できる。
さらに、受け部材7の結合部27は、受け部材7が移動しようとする動きを制限して当該受け部材7をラックガイド8に取り付けているので、ラック軸5と共に受け部材7が移動しようとしても、その移動が抑制され、ラック軸5の移動を更に弱めることができる。
このように、ラック軸5を回転させようとする力(モーメント)が作用しても、当該ラック軸5の回転を弱めることができるため、ラック歯6とヘリカル歯2との歯当たり音の発生を抑制することが可能となる。
また、受け部材7は樹脂製であるため、当該受け部材7によるラック軸5の回転を弱める作用は高まり、そして、ラックガイド8が金属製であるため、ハウジング10におけるラック軸4の支持剛性を高めることが可能となる。
また、外側当接部26a(26b)がラックガイド8の段差面31a(31b)に接触することで、さらには、結合部27によって受け部材7が回転しようとする動きが制限されていることから、これら外側当接部26a(26b)及び結合部27を有している受け部材7と一体となっているラック軸5の中心を、正規の軸心位置に維持しようとする機能(調芯機能)を有することができる。
以上より、結合部27は球形の所謂自在継手のような機能を有していて、ラック軸5の軸心C0方向の移動と、ラック歯6とヘリカル歯2との噛み合いにより、ラック軸5が微少に捩られる様な運動をしながら、操舵されるが、この動きを前記結合部27を含む受け部材7によって抑止することができる。
そして、図3に示しているように、受け部材8の直径dは、ガイドハウジング13(及びラックハウジング12)の内周面14の直径Dよりも小さくなるように設定されている(d<D)。すなわち、受け部材8(挟み部28a,28b)の側面と、ガイドハウジング13の内周面14との間に微少な隙間が形成されている。この隙間により、受け部材8(内側当接部25)がラック軸5に追従して動いても、受け部材8(挟み部28a,28b)が内周面14に当たるのを防ぐことができ、外側当接部26a,26bの機能を阻害しない。なお、ラックガイド8の直径は内周面14の直径Dよりも小さい。これにより、ラックガイド8とガイドハウジング13との線膨張係数の違いによる組立時の挿入し易さを確保できるだけでなく、温度変化に伴うラックガイド8とガイドハウジング13との衝突を回避できる。
〔第二実施形態〕
図4は、ラックピニオン式操舵装置の第二実施形態を示している断面図である。この第二実施形態の操舵装置は、第一実施形態と比較して、ラック軸5の形状及び受け部材7の形状が異なるが、その他については同じである。
すなわち、受け部材7は、第一実施形態と同様に、内側当接部25の他に、ラック軸5を当該ラック軸5の軸方向に直交する方向の両側から挟む挟み部28a,28bと、この挟み部28a,28bと一体に形成された外側当接部26a,26bとを有している。そして、外側当接部26a,26は、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い部を中心として発生するラック軸5の回転力が生じるとラックガイド8が有する段差面31a,31bに当接する。そして、外側当接部26a,26bは、ラック軸5の軸方向に平行な方向に沿って設けられた突起部33(図5参照)を有している。
さらに、受け部材7は、ラックガイド8に形成された凹部に嵌る球面状の結合部27を有している。
具体的に説明すると、第二実施形態におけるラック軸5の内のラック歯6が形成されている部分は、断面ほぼY型(楔形)であり、ヘリカル歯2側となる面にラック歯6が形成され、このラック歯6と反対側の背面部分30の外周面は複数の平面部が組み合わされた形状となっている。ラック軸5の内のラック歯6と反対側の部分には、ヘリカル歯2側へ向かって末広がり状となる押圧面39a,39bが形成されている。押圧面39a,39bの間には、凸部39cが形成されている。押圧面39a,39bは平面からなる。
そこで、ラック歯6とヘリカル歯2との噛み合い部を中心としてラック軸5が回転しようとすると、その回転しようとする力を、受け部材7の挟み部28a,28bが受けることができる。すなわち、挟み部28a,28bは、ラック軸5が回転しようとする前記力を受ける受圧面38a,38bを有している。つまり、ラック軸5の前記押圧面39a,39bに、受け部材7の受圧面38a,38bが当接する。したがって、ラック軸5が回転しようとすると、ラック軸5の押圧面39aが受圧面38aを押圧し、受け部材7はラック軸5に追従することができる。これとは反対の方向にラック軸5が回転しようとすると、ラック軸5の押圧面39bが受圧面38bを押圧する。
このように、ラック軸5と受け部材7との相対回転が挟み部28a,28bによって抑制され、さらに、内側当接部25の外側接触面21は、ラックガイド8のガイド溝22との間で滑りが生じ得る。このため、このため、受け部材7は、回転しようとするラック軸5に追従することができる。
そして、外側当接部26a,26b(突起部)は、ラックガイド8におけるガイド溝22の溝幅方向外側にある両段差面31a,31bにそれぞれ弾性的に当接する。これにより、受け部材7がラック軸5に追従する際に、外側当接部26a,26b(突起部)は、ラックガイド8に接触することでラック軸5の回転を規制し、かつ、接触した際の衝撃を緩和する。これにより、ラック軸5の回転を弱めることができ、ラック歯6とヘリカル歯2との歯当たり音の発生を抑制することが可能となる。
以上の第一及び第二の実施形態のラックピニオン式操舵装置によれば、ステアリングホイールが回転操作された際、及び、車輪が路面を走行している際、特に凹凸の大きい路面を走行している際、ラック軸5には、ラック歯6とヘリカル歯2との噛み合い部を中心とした回転しようとする力が作用するが、受け部材7によってラック軸5の当該回転を弱めることができ、これにより、ラック歯6とヘリカル歯2との歯当たり音の発生を抑制することが可能となる。この結果、ラックピニオン式操舵装置の品質を向上させることができる。
なお、従来では、図6と図7に示したように、ラック軸42に作用する分力F0′及び摩擦力Fr(これらによる合力Fs)に対して、ラックガイド41をピニオン45へ強固に押し付けたり、押し付け面に対してラックガイド41を押し付ける弾性体(バネ44)自体を多段にする等の構成により、受け部材40からラックガイド41へ伝達される前記回転力Mの不規則な変化を積極的に抑制しようとする構成が考えられる。また、過大な負荷が作用する受け部材40に対しては、接触面積を少なくする構成により、受け部材40の摩擦力Frを低減する構成が考えられる。
また、従来では、受け部材40やピニオン軸45側でその微振動を吸収しきれない場合には、ラックガイド41を弾性支持している弾性体(バネ44)の撓み量に限界が生じることで、キャップ部材17やラックハウジング43内に設けられたラックガイド収容孔において、ラックガイド41が当接し異音を発生するおそれがある。
しかし、本発明によれば、従来の構成によることなく、ラック歯6とヘリカル歯2との歯当たり音の発生を抑制することが可能となり、また、前記異音の発生を抑制することが可能となる。
すなわち、本発明の受け部材7の挟み部28a,28bによれば、ヘリカル歯2とラック歯6との噛み合い部に発生し、しかも不規則に発生方向が変化する回転力に対して、ラック軸5を把持する方向の保持力を生じさせているので、噛み合い部に発生する前記回転力を抑制することができる。言い換えると、噛み合い部に発生している回転力によるラック軸5の変位が、挟み部28a,28bに作用しても、当該挟み部28a,28bによる保持力が、前記回転力に抵抗する垂直抗力として働く。そして、この垂直抗力を超える前記回転力による力(すなわち摩擦力)が加わらない限り、噛み合い部に発生している前記回転力を抑制し続けることができる。
そして、このような挟み部28a(28b)と外側当接部26a(26b)とを一体とし、外側当接部26a(26b)がラックガイド8の段差面31a(31b)に当接することで、前記回転力により変位しようとする挟み部28a(28b)の変位を妨げることができる。これにより、前記回転力による噛み合い部の変位を抑制することができ、ラック軸5とピニオン軸1との噛み合い部における歯打ち音及び異音の発生を低減することができる。
本発明のラックピニオン装置及び操舵装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。例えば、図1及び図4に示しているバネ9は、皿バネであるが、これ以外にコイルバネ等であってもよい。また、外側当接部26a,26bは突起部33を有している構成以外であってもよく、受け部材7が樹脂製であることから、突起部33を省略してもよく、外側当接部26a,26bは弾性変形が可能である(平面状とした)ブロック部分であってもよい。
1:ピニオン軸、 2:ヘリカル歯、 5:ラック軸、 6:ラック歯、 7:受け部材、 8:ラックガイド、 22:ガイド溝、 25:内側当接部、 26a,26b:外側当接部(規制部)、 27:結合部、 28a,28b:挟み部、 30:背面部分、 31a,31b:段差面(当接面)、 38a,38b:受圧面

Claims (4)

  1. ヘリカル歯を有するピニオン軸と、
    前記ヘリカル歯に噛合するラック歯を有するラック軸と、
    前記ヘリカル歯と前記ラック歯との噛み合い状態を維持するために前記ラック軸を前記ピニオン軸側へ押すためのラックガイドと、
    前記ラックガイドと前記ラック軸との間に介在している受け部材と、
    を備えたラックピニオン装置であって、
    前記受け部材は、
    前記ラック軸を当該ラック軸の軸方向に直交する方向の両側から挟む挟み部と、
    前記挟み部と一体に形成され、前記ヘリカル歯と前記ラック歯との噛み合い部で発生する前記ラック軸の回転力が生じると前記ラックガイドが有する当接面に当接する規制部と、を有していることを特徴とするラックピニオン装置。
  2. 前記規制部は、前記ラック軸の軸方向に平行な方向に沿って設けられ前記当接面に当接する突起部を有している請求項1に記載のラックピニオン装置。
  3. 前記受け部材は、前記ラックガイドに形成された凹部に嵌る球面状の結合部を有している請求項1又は2に記載のラックピニオン装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のラックピニオン装置を備えたことを特徴とする操舵装置。
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