JPH10215795A - 増粘組成物用添加剤及びその応用 - Google Patents

増粘組成物用添加剤及びその応用

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JPH10215795A
JPH10215795A JP9053601A JP5360197A JPH10215795A JP H10215795 A JPH10215795 A JP H10215795A JP 9053601 A JP9053601 A JP 9053601A JP 5360197 A JP5360197 A JP 5360197A JP H10215795 A JPH10215795 A JP H10215795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食品等をゲル化させることなく高粘度に増粘さ
せ、かつ、工業的に容易に製造することができる添加剤
を提供すること。 【解決手段】本発明は、タマリンド種子ガム、タラガ
ム、グルコマンナン、キサンタンガム、ローカストビー
ンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナンから
選ばれる1種又は2種以上の多糖類の存在下で使用され
る、ネイティブジェランガムを含むことを特徴とする増
粘組成物用添加剤、上記特定の多糖類及びネイティブジ
ェランガムを含むことを特徴とする増粘組成物用添加
剤、上記特定の多糖類とネイティブジェランガムとを共
存させることを特徴とする食品の増粘方法並びに特定の
多糖類とネイティブジェランガムとを共存させることに
より調製される増粘食品及び増粘食品組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増粘組成物用添加
剤に関し、特に、食品を増粘させて得られる増粘食品及
び当該食品を調製するための組成物、さらにその組成物
用の添加剤に関する。
【0002】詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザー
ト、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高
粘度に増粘させて得られる増粘食品及び当該増粘食品を
調製するための組成物、さらにその増粘のための組成物
用の添加剤に関する。
【0003】また、本発明は、食品の増粘方法に関す
る。
【0004】詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザー
ト、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高
粘度に増粘させるための方法に関する。
【0005】
【従来の技術】従来から、食品を増粘させるために、キ
サンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ペ
クチン、タマリンド種子ガム、カラギナン、ジェランガ
ムなどが用いられている。
【0006】これらを含む増粘剤は、通常粉末等の固体
状で市販等されており、これらを食品中に粉末などの固
体の状態で溶かすことができれば、求める粘度が容易に
得られる。
【0007】しかし、食品中にもともと水分が少ない、
或いは水分はあっても固体(粉末など)状の増粘剤の溶
解を妨げる成分(例えば、アルコールや高い塩濃度な
ど)が存在する場合等において、増粘剤を食品中に固体
の状態で溶かすと、いわゆる「ままこ」が生じやすく、
目的の粘度を得ることが困難である。
【0008】このような場合、増粘剤をあらかじめ水に
溶かして水溶液として、あるいは水とともに食品へ添加
する方法、即ち、増粘剤の溶液を別に調製して添加する
方法が考えられるが、このような方法により高粘度の食
品を工業的に容易に製造することは困難であった。それ
は以下の理由による。
【0009】増粘剤溶液において、その濃度と粘度は比
例するので、食品に添加されて他の成分により希釈され
ると濃度が低くなり、添加前より粘度が低くなる。従っ
て、増粘剤溶液は目標とする食品における最終の粘度よ
りも高粘度にならざるを得ない。
【0010】しかし、製造工程においては、高粘度の液
状物の攪拌や転送等の工程で自ずと取り扱い可能な粘度
には制限があることから、最終的に得られる粘度は、最
終製品(食品)の製造段階ではなく、その前段階での増
粘剤溶液の粘度によって制限されることになる。
【0011】増粘剤の種類により異なるが、一般に、上
記したような増粘剤は、わずか2重量%以下の水溶液で
かなりの粘度を示す。増粘剤溶液を用いる製造工程にお
いて取り扱いが困難で且つ複雑なものとなり、生産ライ
ンに乗せることは困難であった。
【0012】一方、取り扱いを容易にするためにさらに
濃度を下げて粘度を下げると、最終的に望む粘度が得ら
れない、つまり、増粘剤溶液の粘度によって食品中にお
ける最終的に得られる粘度が制限されることとなる。か
かる場合に最終的に食品を高粘度とするためには増粘剤
の溶液を大量に添加せざるを得ないが、これでは食品が
希釈されてしまい、商品として満足のいくものは得られ
ていなかった。
【0013】かかる事情から、増粘剤を溶液として用い
た場合、高粘度の食品を工業的に容易に製造できる方法
は従来なく、解決手段が求められていた。
【0014】この課題を解決するための手段として、特
開平1−266179号公報が提案されている。これ
は、ジェランガムとタマリンド種子ガムとを、別々に、
粘度の低い取り扱い容易な溶液として調製し、それらを
食品中で混合させたときに相乗作用により高粘度を得る
とする技術である。しかし、当該公報は、食品等の増粘
のみならずゲル化をも目的としており、この技術で増粘
効果とされる粘度の測定値は、生成したゲル組織を破壊
することによって、その数値が高くなったものであっ
て、増粘剤として有効な粘度は得られていない。
【0015】すなわち、ゲル化させたものをゲル構造を
一部壊しながら粘度を測定すれば、確かに粘度の数値は
高くなるが、これは本発明者らの求めるところではな
い。例えば、ゲル化させた焼き肉のタレに焼き肉をつけ
ても均一にタレが付着せず、商品として価値がない。ゲ
ル化させることなく高粘度に増粘させることではじめ
て、焼き肉にタレが均一に、しかも、十分に付着し、目
的を達することができるのである。
【0016】また、食感においても、ゲル化させた結果
として高粘度を得たものと、ゲル化させることなく高粘
度に増粘させたものとでは、なめらかさ、こく味等の点
で明らかに異なるものであり、ゲル化させることなく高
粘度に増粘させ、かつ、高粘度の食品を工業的にも容易
に製造する方法が求められていた。
【0017】なお、例えば、焼き肉のタレについては、
ジェランガムをゲル化させた後、細かく粉砕(マイクロ
ゲル化)することによってマイクロゲルの間に内容物
(ゴマなど)を保持し、分散安定性を高め、一見液状の
ように見せることもできるが、ゲルの粒子と粘度のほと
んどない液体との混合物にすぎず、真の意味での増粘効
果は実現されておらず、本発明が解決しようとする課題
とは全く関係がないものである。
【0018】上記のように、ゲル化させることなく増粘
剤として有効な高粘度を実現し、かつ、工業的な製造を
容易にする技術はいまだ知られていなかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みて、開発されたもので、増粘剤を溶液として用い
る場合、食品をゲル化させることなく高粘度に増粘さ
せ、かつ、工業的に容易に製造することができる食品添
加剤を提供することを目的とする。即ち、本発明は、製
造工程の最終段階までは粘度は高くなく取扱いが容易な
ため簡便な設備で済み、しかし最終段階においては高粘
度を実現するという、相反するような課題を解決し、高
粘度の食品を工業的に容易に製造することができる食品
添加剤を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来か
ら、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねていたとこ
ろ、偶然にも、タマリンド種子ガムの存在下でネイティ
ブジェランガムを用いることにより、ゲル化することな
く非常に高粘度の液体が得られることを見いだした。
【0021】そして、増粘の対象とする食品に最終的に
ネイティブジェランガムとタマリンド種子ガムとが存在
することで、従来になかった、ゲル化することなくきわ
めて高い粘度を実現することを見いだした。
【0022】さらに、タマリンド種子ガム以外の種々の
多糖類についても検討したところ、ある特定の多糖類の
存在下でネイティブジェランガムを用いることにより、
ゲル化することなく非常に高粘度の液体が得られること
を見いだし、増粘の対象とする食品等の組成物に最終的
にネイティブジェランガムと特定の多糖類とが存在する
ことで、従来になかった、ゲル化することなくきわめて
高い粘度を実現することを確認し、本発明を完成するに
至った。
【0023】すなわち、本発明は、特定の多糖類の存在
下で使用される、ネイティブジェランガムを含むことを
特徴とする増粘組成物用添加剤、特に増粘食品組成物用
添加剤に関する さらに本発明は、特定の多糖類とネイティブジェランガ
ムとを共存させることにより調製される増粘食品又は増
粘食品組成物に関する。
【0024】本発明は、特定の多糖類とネイティブジェ
ランガムとを共存させることを特徴とする食品の増粘方
法にも関する。
【0025】詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザー
ト、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高
粘度に増粘させて調製される増粘食品及び当該増粘食品
を調製するための組成物、その増粘のための組成物用の
添加剤に関する。さらに、飲料、菓子、デザート、タレ
等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高粘度に増
粘させるための方法に関する。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるネイテ
ィブジェランガムは、コーンシロップ等から、シュード
モナス エロデア (Pseudomonas elodea) ATCC 31461
又はその変異株により生産される発酵多糖類である。ネ
イティブジェランガムは、天然に起源を有するものであ
るため、用いる産生微生物や精製条件によっては、その
構造も微妙に変わりうる。従って、本発明で用いられる
ネイティブジェランガムは、特定の構造式に基づいて一
義的に限定されることなく、微生物(例えば、ATCC
31461)により産生されるネイティブジェランガム
の性質を有するものであればよい。
【0027】ネイティブジェランガムを脱アセチル化し
たものがジェランガムである(Moorhouse,R.,Colegrov
e,G.T.,Sandford,P.A.,Baird,J.K. and Kang,K.S.:ACS
Symp.,Ser., 150, In "Solution Properties of Polysa
ccharides"(Brant,D.A.ed.),p.111,1981.)が、ネイテ
ィブジェランガムとジェランガムとは、構造は類似して
いるものの、増粘剤・ゲル化剤としてのその性質は全く
異なるものであり、別のガム質である。
【0028】わが国では、従来、ジェランガムは食品工
業等に主にゲル化剤として広く使用されている。一方、
ネイティブジェランガムは、これまでゲル化剤としても
増粘剤としても使用されていないし、当業者において
も、たいして特長もなく使用する価値がないものと見ら
れてきた。
【0029】ジェランガムとタマリンド種子ガムとの相
乗作用でゲル化により高粘度が得られることは知られて
いた(特開平1−266179)ものの、この事実から
は、ジェランガムの代わりにネイティブジェランガムを
用いた場合も、ゲル化することが推測できるのみであ
る。即ち、ネイティブジェランガムが増粘剤として従来
になかった高粘度を、ゲル化させることなく正味の増粘
効果として実現できることは、想像とは正反対であり、
全く考えられなかった現象である。本発明はかかる予想
外の知見に基づきなされたものである。
【0030】本発明に係る増粘組成物用添加剤は、特定
の多糖類の存在下で使用される、ネイティブジェランガ
ムを含むことを特徴とする増粘組成物用添加剤である。
【0031】増粘組成物としては、例えば、食品、塗
料、インキ、コンクリート等が挙げられ、特に制限はな
いが、とりわけ、食品又は食品に適用するものが好まし
い。
【0032】ここで、「存在下で使用される」とは、食
品等に添加する前に予めネイティブジェランガムと特定
の多糖類を混合しておいて使用する場合と、食品等に添
加する工程でネイティブジェランガムと特定の多糖類が
共に使用される場合とを意味する。
【0033】さらに、本発明に係る増粘組成物用添加剤
は、特定の多糖類及びネイティブジェランガムを含むこ
とを特徴とする増粘組成物用添加剤であり、特に増粘食
品組成物用添加物であることが好ましい。
【0034】また、該添加剤を食品に用いる場合には、
他の食品成分が含まれていてもよい。
【0035】本発明に係る食品の増粘方法は、食品に、
最終的にネイティブジェランガムと特定の多糖類とを共
存させ、ゲル化させることなく増粘効果を発揮させるも
のであればよい。即ち、ネイティブジェランガムと特定
の多糖類とを、食品又はその製造過程のものに、ゲル化
しない範囲で有効な粘度が得られるよう配合すればよ
く、添加の時期、順序に特に制限はない。
【0036】好ましい方法としては、ネイティブジェラ
ンガム及び特定の多糖類を溶液として予め調製しておい
て、又は水と共に食品に添加する方法が挙げられる。よ
り好ましい方法としては、ネイティブジェランガム溶液
及び特定の多糖類の溶液を別々に調製しておいて、食品
に添加する方法が挙げられる。この場合、ネイティブジ
ェランガム及び特定の多糖類を食品中に存在させること
により、相乗作用によって増粘剤として要求される粘度
を達成するが、各々の溶液は粘度が低く取り扱いが容易
となる。
【0037】上記溶液の粘度は、溶液の状態においてゲ
ル化しない粘度であれば、とくに限定されない。
【0038】本発明に係る増粘食品及び増粘食品組成物
は、ネイティブジェランガム及び特定の多糖類を含む食
品又はその組成物であればよく、特に制限されるもので
はないが、飲料、菓子、デザート、タレ等が例示でき
る。
【0039】尚、増粘食品とは、製造段階を問わず、い
ずれかの段階においてゲル化させることなく、所望の粘
度を呈するものであればよい。
【0040】増粘食品組成物とは、例えば、増粘食品の
原料がセットとなったものであって、家庭においてそれ
ら材料を混合し、適宜水、砂糖等を加えてもよく、加
熱、冷蔵する等して最終的な食品を得るようなものをい
う。
【0041】本発明でいう特定の多糖類とは、タマリン
ド種子ガム、タラガム、グルコマンナン、キサンタンガ
ム、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イ
オタカラギナン、トラガントガム、微結晶セルロース、
PGA(アルギン酸プロピレングリコールエステル)、
SSHC(水溶性大豆多糖類)、ガティガム、メチルセ
ルロース、サイリウムシードガム、カシアガムから選ば
れる1種又は2種以上をいう。これら多糖類において、
タマリンド種子ガム、タラガム、グルコマンナン、キサ
ンタンガム、ローカストビーンガム、プルラン、グアー
ガム、トラガントガム及び微結晶セルロースは、増粘効
果が特に優れており好ましい。タマリンド種子ガム、タ
ラガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ローカスト
ビーンガム、プルラン、及びグアーガムは、さらに増粘
効果が優れており、より好ましい。これらの組合せや濃
度は、ゲル化しない範囲で求める粘度が得られればよ
く、食品の種類や目的等によって、適宜選択・調整され
得るものである。
【0042】また、使用されるpHについてもは特に制
限はなく、食品の種類や目的等によって、適宜選択・調
整され得るものであるが、一般には、キサンタンガム及
びカシアガム以外のものについてはpH2.5〜8が好
ましく、pH3〜7がより好ましく、pH4〜7が特に
好ましい。また、キサンタンガムについては、pH2.
5〜5の範囲が好ましく、また、カシアガムを単独で使
用する場合は、pH5〜8の範囲が好ましい。
【0043】また、本発明でいう特定の多糖類は夾雑物
の存在にかかわらず、例えばグルコマンナンであれば、
代わりにコンニャク粉であっても、グルコマンナンとし
ての本発明の効果が発揮される限りにおいて、本発明の
中に含まれる。
【0044】本発明でいう特定の多糖類を単独で使用す
る場合の食品中の最終濃度範囲を以下に示すが、これら
は食品の種類や目的等によって、適宜選択、調整され得
るものである。
【0045】特定の多糖類としてタマリンド種子ガムを
単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティ
ブジェランガムとタマリンド種子ガムの純粋な水溶液の
系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.
1重量%、タマリンド種子ガム0.05重量%〜0.7
重量%で増粘効果が見られ、ネイティブジェランガム
0.05重量%〜0.1重量%、タマリンド種子ガム
0.1〜0.5重量%がより好ましい。
【0046】特定の多糖類としてタラガムを単独で使用
する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェラン
ガムとタラガムの純粋な水溶液の系では、ネイティブジ
ェランガム0.01重量%〜0.1重量%、タラガム
0.05〜0.5重量%で増粘効果が見られ、ネイティ
ブジェランガム0.05重量%〜0.1重量%、タラガ
ム0.05重量%〜0.4重量%がより好ましい。
【0047】特定の多糖類としてグルコマンナンを単独
で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジ
ェランガムとグルコマンナンの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量
%、グルコマンナン0.03重量%〜0.5重量%で増
粘効果が見られ、ネイティブジェランガム0.05重量
%〜0.3重量%、グルコマンナン0.05重量%〜
0.3重量%がより好ましい。
【0048】特定の多糖類としてローカストビーンガム
を単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイテ
ィブジェランガムとローカストビーンガムの純粋な水溶
液の系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜
0.15重量%、ローカストビーンガム0.05重量%
〜0.7重量%で増粘効果が見られ、ネイティブジェラ
ンガム0.01重量%〜0.1重量%、ローカストビー
ンガム0.08重量%〜0.5重量%がより好ましい。
【0049】特定の多糖類としてグアーガムを単独で使
用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェラ
ンガムとグアーガムの純粋な水溶液の系では、ネイティ
ブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、グアー
ガム0.03〜0.4重量%で増粘効果が見られ、ネイ
ティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、グ
アーガム0.06重量%〜0.3重量%がより好まし
い。
【0050】特定の多糖類としてプルランを単独で使用
する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェラン
ガムとプルランの純粋な水溶液の系では、ネイティブジ
ェランガム0.01重量%〜0.1重量%、プルラン
0.5重量%〜7重量%で増粘効果が見られ、ネイティ
ブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、プルラ
ン1重量%〜5重量%がより好ましい。
【0051】特定の多糖類としてキサンタンガムを単独
で使用する場合、イオン交換水を用い、クエン酸3ナト
リウムを用いてpH3.5に調整した、ネイティブジェ
ランガムとキサンタンガムの純粋な酸性水溶液の系で
は、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重
量%、キサンタンガム0.01重量%〜0.5重量%で
増粘効果が見られ、ネイティブジェランガム0.01重
量%〜0.1重量%、キサンタンガム0.03重量%〜
0.3重量%がより好ましい。
【0052】特定の多糖類としてイオタカラギナンを単
独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブ
ジェランガムとイオタカラギナンの純粋な水溶液の系で
は、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重
量%、イオタカラギナン0.01重量%〜0.4重量%
で増粘効果が見られ、ネイティブジェランガム0.01
重量%〜0.1重量%、イオタカラギナン0.03重量
%〜0.3重量%がより好ましい。
【0053】特定の多糖類としてトラガントガムを単独
で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジ
ェランガムとトラガントガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量
%、トラガントガム0.05重量%〜2重量%が好まし
い。
【0054】特定の多糖類として微結晶セルロースを単
独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブ
ジェランガムと微結晶セルロースの純粋な水溶液の系で
は、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重
量%、微結晶セルロース0.05重量%〜3重量%が好
ましい。
【0055】特定の多糖類としてPGAを単独で使用す
る場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガ
ムとPGAの純粋な水溶液の系では、ネイティブジェラ
ンガム0.01重量%〜0.1重量%、PGA0.1重
量%〜2重量%が好ましい。
【0056】特定の多糖類としてSSHCを単独で使用
する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェラン
ガムとSSHCの純粋な水溶液の系では、ネイティブジ
ェランガム0.01重量%〜0.1重量%、SSHC
0.1重量%〜10重量%が好ましい。
【0057】特定の多糖類としてガティガムを単独で使
用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェラ
ンガムとガティガムの純粋な水溶液の系では、ネイティ
ブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、ガティ
ガム0.05重量%〜2重量%が好ましい。
【0058】特定の多糖類としてメチルセルロースを単
独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブ
ジェランガムとメチルセルロースの純粋な水溶液の系で
は、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重
量%、メチルセルロース0.01重量%〜2重量%が好
ましい。
【0059】特定の多糖類としてサイリウムシードガム
を単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイテ
ィブジェランガムとサイリウムシードガムの純粋な水溶
液の系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜
0.1重量%、サイリウムシードガム0.1重量%〜1
重量%が好ましい。
【0060】特定の多糖類としてカシアガムを単独で使
用する場合、イオン交換水を用い、クエン酸3ナトリウ
ムを用いてpH3.5に調整した、ネイティブジェラン
ガムとカシアガムの純粋な酸性水溶液の系では、ネイテ
ィブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、カシ
アガム0.05重量%〜1重量%が好ましい。
【0061】上記のように、特定の多糖類を単独で使用
する場合の、ネイティブジェランガムと特定の多糖類各
々の濃度範囲が示されるが、適用する食品によっては、
塩濃度や成分等が異なり、必ずしも上記濃度、ネイティ
ブジェランガムと特定の多糖類との配合割合が最適とは
限らず、上記濃度をもとに、各応用事例ごとに適切に決
定されるものである。
【0062】即ち、ネイティブジェランガムと特定の多
糖類との組合せによって、ゲル化しない範囲で有効な粘
度が得られるよう、当業者は適宜調節し得るものであ
り、上記の濃度範囲に制限されるものではない。
【0063】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例、比較例及び実
験例を示して具体的に説明するが、本発明はこれらに何
ら限定されるものではない。
【0064】実施例1 表1の原料をすべて混合し、80℃で10分間加熱し溶
解させた(以下、「混合原料」という)。
【0065】次に、ネイティブジェランガム0.5gを
50gの水に入れ、攪拌しながら80℃で10分間加熱
して溶解させた(以下、NGG溶液という)。
【0066】また別に、タマリンド種子ガム2.5gを
49gの水に入れ、攪拌しながら80℃で10分間加熱
して溶解させた(以下、TM溶液という)。
【0067】そして、混合原料にNGG溶液とTM溶液
とを加え、攪拌して焼き肉のタレを得た(発明品1)。
焼き肉のタレにおけるネイティブジェランガムの濃度
(即ち、食品中における最終濃度)は、0.05重量
%、タマリンド種子ガムの濃度は、0.25重量%であ
る。
【0068】
【表1】
【0069】実施例2 ネイティブジェランガム0.5gとタマリンド種子ガム
2.5gを粉体混合したものに99gの水を入れ、攪拌
しながら80℃で10分間加熱して溶解させ、さらに、
実施例1の混合原料を加えて攪拌し、焼き肉のタレを得
た(発明品2)。
【0070】比較例1 実施例1において、(1)ネイティブジェランガムの代
わりにジェランガムを用いたもの(比較品(1))、
(2)ネイティブジェランガムの代わりにタマリンド種
子ガムを用いたもの(つまりタマリンド種子ガムのみの
場合)(比較品(2))、(3)タマリンド種子ガムの
代わりに水を用いたもの(つまりネイティブジェランガ
ムのみの場合)(比較品(3))、(4)ネイティブジ
ェランガム及びタマリンド種子ガムの代わりに、従来の
一般的な増粘剤であるキサンタンガムを用いたもの(比
較品(4))、ただし、キサンタンガムはその粘度のた
めに、2重量%の水溶液が限度で、それ以上の濃度のも
のは調製できなかったため、100gの水に2gを溶か
し、この中へ混合原料を加え、攪拌して調製した。
【0071】(5)ネイティブジェランガム及びタマリ
ンド種子ガムの代わりに、水を用いたもの(比較品
(5))、をそれぞれ調製して焼き肉のタレを得た。
【0072】そして、実施例1及び2で得られたもの
(発明品1及び2)比較例1の(1)〜(5)で得られ
た比較品を、焼き肉をつけて、タレとしての効果をみ
た。
【0073】また、発明品1及び2と比較品(1)〜
(5)を35℃にて1月間静置し、タレの安定性をみ
た。
【0074】結果は、発明品1は焼き肉に十分にタレが
付着し、良好な粘性を示した。
【0075】また、1月間の静置後も、内容物が分離す
ることなく安定で、増粘による分散安定化の効果が明ら
かになった。
【0076】発明品2も、発明品1と同様の結果を示し
た。
【0077】これに対し、比較品(1)はゲル化してし
まい、焼き肉のタレのゼリーのようになり、使いものに
ならなかった。ゲルを細かく粉砕することで焼き肉とと
もに食することができるようになるが、これではタレと
はいえない。
【0078】比較品(2)、(3)及び(5)は、粘度
がほとんどなく、焼き肉をつけてもすぐ落ちてしまい、
これもタレとしては使いものにならなかった。1月間静
置後は上部に油分の分離がみられ、安定性も悪かった。
【0079】比較品(4)は比較品の中ではもっともよ
い結果を示したが、やはり粘度が不足で、タレとしてさ
らに高粘度が求められた。しかし、安定が悪く、ゴマが
沈殿していた。
【0080】実施例3 表2の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合し
た。
【0081】この溶液を、1辺1.5cm、高さ4cm
の星形の型枠(図1に型枠を真上から見た図を示す)に
高さ1cmまで流し込み、5℃で冷却して、星形のチー
ズ風食品を調製した。
【0082】この食品は、型枠の星形の先端部まで均一
に充填されており、型枠からはずすと、きれいな星形の
チーズ風食品ができていた。
【0083】
【表2】
【0084】実施例4 表3の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合
し、さらに煮詰めて最終的に100重量部として、強い
ボディ感のカスタードクリームを調製した。
【0085】
【表3】
【0086】実施例5 表4の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合
し、さらに煮詰めて最終的に100重量部として、ボデ
ィ感に富むフラワーペーストを調製した。
【0087】
【表4】
【0088】実施例6 表5に示す配合で混合・攪拌後濾過し、水性ボールペン
用インキを得た。
【0089】
【表5】
【0090】実施例7 表6に示す配合で混合しボールミル中で12時間分散処
理して、銀色の水性ボールペン用金属光沢色インキを得
た。
【0091】
【表6】
【0092】実施例8 表7に示す配合で混合しラボミキサーで1時間攪拌し
て、銀色の水性ボールペン用金属光沢色インキを得た。
【0093】
【表7】
【0094】実施例9 表8に示す配合で、常法に従い水性塗料を調製した。
【0095】
【表8】
【0096】実施例10 表9に示す配合で、常法に従い水性塗料を調製した。
【0097】
【表9】
【0098】実施例11 表10に示す配合で、常法に従いコンクリートを調製し
た。
【0099】
【表10】
【0100】実施例12 表11に示す配合割合で紅茶プリン部、牛乳プリン部、
コーヒープリン部の原料をそれぞれ混合し、80℃で1
5分間攪拌して溶解させ、放冷して65℃まで下がった
時点で各部をプリン容器に等量ずつ同時に注入し、10
℃まで冷却して固め、縦に3層となった縦型3色プリン
を調製した。
【0101】該3色プリンの製造過程において、容器へ
の注入時には、各部はゲル化はしていないが、ネイティ
ブジェランガムとローカストビーンガムとの併用の相乗
効果により強く増粘している。そのため各部を容器に注
入する際に混ざり合うことがなく、得られた3色プリン
は、境界が明瞭であった。しかも、当該プリンは、紅茶
やコーヒーのエキス分を含んでいても各部にも各部の境
界付近にも荒れが認められず味も良いものであった。
【0102】本発明によれば、境界が明瞭でしかも凝集
等の見られない品質の良い3色プリンを、各部を同時に
容器に注入するという簡便な製法により調製できること
がわかった。
【0103】
【表11】
【0104】比較例2 表11において、各部の原料のうち、ネイティブジェラ
ンガムのみを除いて、他は実施例12と同様にして、3
色プリンを調製した。ところが、この場合は、プリンに
はなったものの、注入時の各プリン部の粘度が充分でな
いため、各部が混ざり合い、境界が不明瞭で外観が汚ら
しく、商品価値のないものであった。
【0105】実施例13 実施例12において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コ
ーヒープリン部を容器に注入する際に、容器の中心を通
る垂線を軸として容器を緩やかに水平方向に回転させる
ことで、容易に境界が明瞭な渦型の3色プリンを調製す
ることができた。
【0106】また、容器を固定し、各部を注入するノズ
ルを各ノズルの相対的な位置関係を保ったまま容器の中
心を通る垂線を軸として水平方向に回転させることによ
っても、同様の渦型3色プリンを調製することができ
た。
【0107】実施例14 実施例12の配合割合からなる紅茶プリン部、牛乳プリ
ン部、コーヒープリン部の原料をそれぞれ混合し、80
℃で15分間攪拌して溶解させ、放冷して65℃まで下
がった時点で各部をプリン容器に順に容器の3分の1量
ずつ注入し、その後10℃まで冷却して固め、横に3層
となった横型3色プリンを調製した。当該プリンは、各
部の境界が明瞭なものであった。
【0108】本発明によれば、境界が明瞭な3色プリン
を、各部を容器に注入するごとに冷却して固めるという
工程を経ずに調製できることがわかった。
【0109】実施例15 実施例12において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コ
ーヒープリン部を注入する際に、各部を65℃に保温し
つつ、各部を順に1容量部ずつ注入し、各部を1回ずつ
注入し終えるごとに、容器を水平を保ったまま容器の中
心を通る垂線を軸として15度ずつ回転させ、又はノズ
ルを容器の中心を通る垂線を軸として15度ずつ回転さ
せ、斑模様のプリンを調製した。
【0110】実施例16 表12に示す配合で、常法に従いオレンジゼリー部とレ
モンゼリー部の原料をそれぞれ混合し、80℃で、10
分間攪拌し、65℃まで下がった時点で、各部をゼリー
カップに等量ずつ同時に注入し、縦型の境界の明瞭な2
色ゼリーを調製した。
【0111】該2色ゼリーの製造過程において、容器へ
の注入時には、各部はゲル化はしていないが、ネイティ
ブジェランガムとローカストビーンガム、キサンタンガ
ムとの相乗効果により強く増粘している。そのため、各
部を容器に注入する際に混ざり合うことがなく、得られ
たゼリーは境界が明瞭なものであった。
【0112】本発明によれば、境界が明瞭な2色ゼリー
を、各部を同時に容器に注入するという簡便な製法によ
り調製できることがわかった。
【0113】
【表12】
【0114】比較例3 表12において、各部の原料のうち、ネイティブジェラ
ンガムのみを除いて、他は実施例16と同様にして、2
色ゼリーを調製した。ところが、この場合は、ゼリーに
はなったものの、注入時の各ゼリー部の粘度が十分でな
いため、各部が混ざり合い、境界が不明瞭で外観が汚ら
しく、商品価値のないものであった。
【0115】実施例17 実施例16において、ゼリーカップへの注入の際、各部
を順に容器の2分の1量ずつ注入し、横型の境界の明瞭
な2色ゼリーを調製した。当該ゼリーは、各部の境界が
明瞭なものであった。
【0116】本発明によれば、境界が明瞭な2色ゼリー
を、各部を容器に注入するごとに冷却して固めるという
工程を経ずに調製できることがわかった。
【0117】実験例1 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、タマリンド
種子ガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分
間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0118】粘度の測定は、B型粘度計(東京計器製)
を用い、20℃で行った(以下の粘度測定においても同
じ)。
【0119】結果は図2に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは7200cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0120】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びタマリンド種
子ガム0.6重量%の溶液のそれぞれについても粘度を
測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示して
いない。
【0121】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0122】実験例2 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、タマリンド種子ガム0.5gを50gの水に
入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に
調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0123】結果は図3に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例2の場
合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、7520cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0124】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びタマリンド種子ガム0.6重量%の溶液(pH3.
5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも
増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0125】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0126】実験例3 ジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で1
0分間加熱し溶解させた溶液と、タマリンド種子ガム
0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定しようとした。
【0127】ところが、この溶液はゲル化してしまい、
粘度は測定できなかった。ゲルを無理矢理粘度測定する
ことも不可能ではなく、この場合、高い粘度の値を得る
ことができるが、本発明においては意味のないことであ
る。
【0128】そこで、ジェランガムの濃度を低濃度から
徐々に濃度を上げ、溶液状態(粘度のほとんどない状
態)から増粘状態、ゲル化状態へ至る経過を観察した。
【0129】結果は図4に示すように、増粘状態がない
か、きわめて狭く、溶液状態を超えると急にゲル化して
しまった。
【0130】実験例4 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、タラガム
0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0131】結果は図5に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは9580cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0132】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びタラガム0.
6重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定した
が、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0133】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0134】実験例5 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、タラガム0.5gを50gの水に入れ、80
℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶
液とを混合し、粘度を測定した。
【0135】結果は図6に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例4の場
合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、12320c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0136】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びタラガム0.6重量%(pH3.5)の溶液のそれぞ
れについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として
充分な粘度を示していない。
【0137】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0138】実験例6 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、グルコマン
ナン0.25gを50gの水に入れ、80℃で10分間
加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0139】結果は図7に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは6020cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0140】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びグルコマンナ
ン0.35重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測
定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示してい
ない。
【0141】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0142】実験例7 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、グルコマンナン0.25gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0143】結果は図8に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例6の場
合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、7760cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0144】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びグルコマンナン0.35重量%の溶液(pH3.5)
のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘
剤として充分な粘度を示していない。
【0145】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0146】実験例8 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ローカスト
ビーンガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10
分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定し
た。
【0147】結果は図9に示すように、回転数が低いほ
ど高粘度を示し、回転数6rpmのときは6900cp
ものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切
ゲル化が認められなかった。
【0148】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びローカストビ
ーンガム0.6重量%の溶液のそれぞれについても粘度
を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示し
ていない。
【0149】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0150】実験例9 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、ローカストビーンガム0.5gを50gの水
に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5
に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0151】結果は図10に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例8の
場合と比べてほぼ同等の効果を示し、6700cpもの
きわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル
化が認められなかった。
【0152】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びローカストビーンガム0.6重量%の溶液(pH3.
5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも
増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0153】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0154】実験例10 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、グアーガム
0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0155】結果は図11に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは5820c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0156】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びグアーガム
0.4重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定し
たが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していな
い。
【0157】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0158】実験例11 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、グアーガム0.3gを50gの水に入れ、8
0℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した
溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0159】結果は図12に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例10
の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、6120cpも
のきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲ
ル化が認められなかった。
【0160】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びグアーガム0.4重量%の溶液(pH3.5)のそれ
ぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤とし
て充分な粘度を示していない。
【0161】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0162】実験例12 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、プルラン5
gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解さ
せた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0163】結果は図13に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは7020c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0164】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びプルラン5.
1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定した
が、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0165】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0166】実験例13 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、プルラン5gを50gの水に入れ、80℃で
10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と
を混合し、粘度を測定した。
【0167】結果は図14に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例12
の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、7200cpも
のきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲ
ル化が認められなかった。
【0168】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びプルラン5.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞ
れについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として
充分な粘度を示していない。
【0169】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0170】実験例14 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、キサンタン
ガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加
熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0171】結果を図15に示す。
【0172】実験例15 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、キサンタンガム0.3gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0173】結果は図16に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときに7180c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0174】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びキサンタンガム0.4重量%の溶液(pH3.5)の
それぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤
として充分な粘度を示していない。
【0175】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0176】実験例16 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、イオタカラ
ギナン0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間
加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0177】結果は図17に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2495c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0178】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びイオタカラギ
ナン0.2重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測
定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示してい
ない。
【0179】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0180】実験例17 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、イオタカラギナン0.1gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0181】結果は図18に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例16
の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、3620cpも
のきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲ
ル化が認められなかった。
【0182】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びイオタカラギナン0.2重量%の溶液(pH3.5)
のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘
剤として充分な粘度を示していない。
【0183】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0184】実験例18 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、HMペクチ
ン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶
解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0185】結果は図19に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0186】実験例19 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、HMペクチン2gを50gの水に入れ、80
℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶
液とを混合し、粘度を測定した。
【0187】実験例20 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、LMペクチ
ン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶
解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0188】結果は図21に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0189】実験例21 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、LMペクチン2gを50gの水に入れ、80
℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶
液とを混合し、粘度を測定した。
【0190】結果は図22に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0191】実験例22 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ラムダカラ
ギナン0.6gを50gの水に入れ、80℃で10分間
加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0192】結果は図23に示すように、増粘の相乗効
果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められ
た。
【0193】実験例23 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、ラムダカラギナン0.6gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0194】結果は図24に示すように、増粘の相乗効
果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められ
た。
【0195】実験例24 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、トラガント
ガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加
熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0196】結果は図25に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは5000c
pもの高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化
が認められなかった。
【0197】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びトラガントガ
ム0.2重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定
したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していな
い。
【0198】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0199】実験例25 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、トラガントガム0.1gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0200】結果は図26に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例24
の場合と比べると低いものの、4000cpの粘度を示
した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかっ
た。
【0201】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びトラガントガム0.2重量%の溶液(pH3.5)の
それぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤
として充分な粘度を示していない。
【0202】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0203】実験例26 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、微結晶セル
ロース(「セオラス<登録商標>」SC−42、旭化成
工業株式会社製)1gを50gの水に入れ、80℃で1
0分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定し
た。
【0204】結果は図27に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3525c
pものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一
切ゲル化が認められなかった。
【0205】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及微結晶セルロー
ス1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定
したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していな
い。
【0206】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0207】実験例27 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、微結晶セルロース(実験例26に同じ)1g
を50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させ
pHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定し
た。
【0208】結果は図28に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例26
の場合と比べてより高い効果を示し、5300cpもの
粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められ
なかった。
【0209】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
び微結晶セルロース1.1重量%の溶液(pH3.5)
のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘
剤として充分な粘度を示していない。
【0210】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0211】実験例28 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、PGA(ア
ルギン酸プロピレングリコールエステル、紀文フードケ
ミファ社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分
間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0212】結果は図29に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3750c
pの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認め
られなかった。
【0213】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びPGA1.1
重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、
いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0214】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0215】実験例29 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、PGA1gを50gの水に入れ、80℃で1
0分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを
混合し、粘度を測定した。
【0216】結果は図30に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例28
の場合と比べてより高い効果を示し、4560cpの粘
度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められな
かった。
【0217】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びPGA1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれ
についても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充
分な粘度を示していない。
【0218】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0219】実験例30 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、SSHC
(水溶性大豆多糖類、不二製油社製)1gを50gの水
に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混
合し、粘度を測定した。
【0220】結果は図31に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2295c
pの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認め
られなかった。
【0221】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びSSHC1.
1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定した
が、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0222】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0223】実験例31 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、SSHC(水溶性大豆多糖類、不二製油社
製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度
を測定した。
【0224】結果は図32に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例30
の場合より高い効果を示し、3790cpの粘度を示し
た。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0225】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びSSHC1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞ
れについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として
充分な粘度を示していない。
【0226】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0227】実験例32 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ガティガム
1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解
させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0228】結果は図33に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2640c
pの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認め
られなかった。
【0229】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びガティガム
1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定し
たが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していな
い。
【0230】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0231】実験例33 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、ガティガム1gを50gの水に入れ、80℃
で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液
とを混合し、粘度を測定した。
【0232】結果は図34に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例32
の場合より高い効果を示し、3050cpの粘度を示し
た。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0233】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びガティガム1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれ
ぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤とし
て充分な粘度を示していない。
【0234】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0235】実験例34 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、メチルセル
ロース(三晶社製)1gを50gの水に入れ、80℃で
10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定
した。
【0236】結果は図35に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは1675c
pの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認め
られなかった。
【0237】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びメチルセルロ
ース1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測
定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示してい
ない。
【0238】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0239】実験例35 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、メチルセルロース1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0240】結果は図36に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例34
の場合より高い効果を示し、3710cpの粘度を示し
た。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0241】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びメチルセルロース1.1重量%の溶液(pH3.5)
のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘
剤として充分な粘度を示していない。
【0242】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0243】実験例36 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、サイリウム
シードガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10
分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定し
た。
【0244】結果は図37に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3400c
pの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認め
られなかった。
【0245】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びサイリウムシ
ードガム0.4重量%の溶液のそれぞれについても粘度
を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示し
ていない。
【0246】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0247】実験例37 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、サイリウムシードガム0.3gを50gの水
に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5
に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0248】結果は図38に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例36
の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、3225cpの
粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められ
なかった。
【0249】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及
びサイリウムシードガム0.4重量%の溶液(pH3.
5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも
増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0250】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって単独の場合の相加効果よりも
高い粘度が得られていることがわかる。
【0251】実験例38 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、カシアガム
0.4gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0252】結果は図39に示すように、回転数が低い
ほど高粘度を示し、回転数6rpmのときに4800c
pの高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が
認められなかった。
【0253】さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイテ
ィブジェランガム0.1重量%の溶液及びカシアガム
0.5重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定し
たが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していな
い。
【0254】つまり、単独で用いた場合は粘度が低い
が、併用することによって相乗作用により高い粘度が得
られていることがわかる。
【0255】実験例39 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、CMC(カ
ルボキシメチルセルロース)1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘
度を測定した。
【0256】結果は図40に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0257】実験例40 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、CMC1gを50gの水に入れ、80℃で1
0分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを
混合し、粘度を測定した。
【0258】結果は図41に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0259】実験例41 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、アルギン酸
ナトリウム1gを50gの水に入れ、80℃で10分間
加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0260】結果は図42に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0261】実験例42 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、アルギン酸ナトリウム1gを50gの水に入
れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調
整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0262】結果は図43に示すように、増粘の相乗効
果は認められなかった。
【0263】実験例43 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、アラビアガ
ム10gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し
溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0264】結果は図44に示すように、増粘の相乗効
果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められ
た。
【0265】実験例44 ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、
80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整し
た溶液と、アラビアガム10gを50gの水に入れ、8
0℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した
溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0266】結果は図45に示すように、増粘の相乗効
果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3で用いた星形の型枠を真上から見た
図である。
【図2】 実験例1の結果を示す図である。
【図3】 実験例2の結果を示す図である。
【図4】 実験例3の結果を示す図である。
【図5】 実験例4の結果を示す図である。
【図6】 実験例5の結果を示す図である。
【図7】 実験例6の結果を示す図である。
【図8】 実験例7の結果を示す図である。
【図9】 実験例8の結果を示す図である。
【図10】実験例9の結果を示す図である。
【図11】実験例10の結果を示す図である。
【図12】実験例11の結果を示す図である。
【図13】実験例12の結果を示す図である。
【図14】実験例13の結果を示す図である。
【図15】実験例14の結果を示す図である。
【図16】実験例15の結果を示す図である。
【図17】実験例16の結果を示す図である。
【図18】実験例17の結果を示す図である。
【図19】実験例18の結果を示す図である。
【図20】実験例19の結果を示す図である。
【図21】実験例20の結果を示す図である。
【図22】実験例21の結果を示す図である。
【図23】実験例22の結果を示す図である。
【図24】実験例23の結果を示す図である。
【図25】実験例24の結果を示す図である。
【図26】実験例25の結果を示す図である。
【図27】実験例26の結果を示す図である。
【図28】実験例27の結果を示す図である。
【図29】実験例28の結果を示す図である。
【図30】実験例29の結果を示す図である。
【図31】実験例30の結果を示す図である。
【図32】実験例31の結果を示す図である。
【図33】実験例32の結果を示す図である。
【図34】実験例33の結果を示す図である。
【図35】実験例34の結果を示す図である。
【図36】実験例35の結果を示す図である。
【図37】実験例36の結果を示す図である。
【図38】実験例37の結果を示す図である。
【図39】実験例38の結果を示す図である。
【図40】実験例39の結果を示す図である。
【図41】実験例40の結果を示す図である。
【図42】実験例41の結果を示す図である。
【図43】実験例42の結果を示す図である。
【図44】実験例43の結果を示す図である。
【図45】実験例44の結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 1/22 A23L 1/22 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タマリンド種子ガム、タラガム、グルコ
    マンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プ
    ルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1
    種又は2種以上の多糖類の存在下で使用される、ネイテ
    ィブジェランガムを含むことを特徴とする増粘組成物用
    添加剤。
  2. 【請求項2】タマリンド種子ガム、タラガム、グルコマ
    ンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プル
    ラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1種
    又は2種以上の多糖類及びネイティブジェランガムを含
    むことを特徴とする増粘組成物用添加剤。
  3. 【請求項3】 タマリンド種子ガム、タラガム、グルコ
    マンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プ
    ルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1
    種又は2種以上の多糖類とネイティブジェランガムとを
    共存させることを特徴とする食品の増粘方法。
  4. 【請求項4】 タマリンド種子ガム、タラガム、グルコ
    マンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プ
    ルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1
    種又は2種以上の多糖類とネイティブジェランガムとを
    共存させることにより調製される増粘食品。
  5. 【請求項5】 タマリンド種子ガム、タラガム、グルコ
    マンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プ
    ルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1
    種又は2種以上の多糖類とネイティブジェランガムとを
    共存させることにより調製される増粘食品組成物。
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