JP3766887B2 - 増粘組成物用添加剤及びその応用 - Google Patents

増粘組成物用添加剤及びその応用 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、増粘組成物用添加剤に関し、特に、食品を増粘させて得られる増粘食品及び当該食品を調製するための組成物、さらにその組成物用の添加剤に関する。
【0002】
詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザート、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高粘度に増粘させて得られる増粘食品及び当該増粘食品を調製するための組成物、さらにその増粘のための組成物用の添加剤に関する。
【0003】
また、本発明は、食品の増粘方法に関する。
【0004】
詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザート、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高粘度に増粘させるための方法に関する。
【0005】
【従来の技術】
従来から、食品を増粘させるために、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ペクチン、タマリンド種子ガム、カラギナン、ジェランガムなどが用いられている。
【0006】
これらを含む増粘剤は、通常粉末等の固体状で市販等されており、これらを食品中に粉末などの固体の状態で溶かすことができれば、求める粘度が容易に得られる。
【0007】
しかし、食品中にもともと水分が少ない、或いは水分はあっても固体(粉末など)状の増粘剤の溶解を妨げる成分(例えば、アルコールや高い塩濃度など)が存在する場合等において、増粘剤を食品中に固体の状態で溶かすと、いわゆる「ままこ」が生じやすく、目的の粘度を得ることが困難である。
【0008】
このような場合、増粘剤をあらかじめ水に溶かして水溶液として、あるいは水とともに食品へ添加する方法、即ち、増粘剤の溶液を別に調製して添加する方法が考えられるが、このような方法により高粘度の食品を工業的に容易に製造することは困難であった。それは以下の理由による。
【0009】
増粘剤溶液において、その濃度と粘度は比例するので、食品に添加されて他の成分により希釈されると濃度が低くなり、添加前より粘度が低くなる。従って、増粘剤溶液は目標とする食品における最終の粘度よりも高粘度にならざるを得ない。
【0010】
しかし、製造工程においては、高粘度の液状物の攪拌や転送等の工程で自ずと取り扱い可能な粘度には制限があることから、最終的に得られる粘度は、最終製品(食品)の製造段階ではなく、その前段階での増粘剤溶液の粘度によって制限されることになる。
【0011】
増粘剤の種類により異なるが、一般に、上記したような増粘剤は、わずか2重量%以下の水溶液でかなりの粘度を示す。増粘剤溶液を用いる製造工程において取り扱いが困難で且つ複雑なものとなり、生産ラインに乗せることは困難であった。
【0012】
一方、取り扱いを容易にするためにさらに濃度を下げて粘度を下げると、最終的に望む粘度が得られない、つまり、増粘剤溶液の粘度によって食品中における最終的に得られる粘度が制限されることとなる。かかる場合に最終的に食品を高粘度とするためには増粘剤の溶液を大量に添加せざるを得ないが、これでは食品が希釈されてしまい、商品として満足のいくものは得られていなかった。
【0013】
かかる事情から、増粘剤を溶液として用いた場合、高粘度の食品を工業的に容易に製造できる方法は従来なく、解決手段が求められていた。
【0014】
この課題を解決するための手段として、特開平1−266179号公報が提案されている。これは、ジェランガムとタマリンド種子ガムとを、別々に、粘度の低い取り扱い容易な溶液として調製し、それらを食品中で混合させたときに相乗作用により高粘度を得るとする技術である。しかし、当該公報は、食品等の増粘のみならずゲル化をも目的としており、この技術で増粘効果とされる粘度の測定値は、生成したゲル組織を破壊することによって、その数値が高くなったものであって、増粘剤として有効な粘度は得られていない。
【0015】
すなわち、ゲル化させたものをゲル構造を一部壊しながら粘度を測定すれば、確かに粘度の数値は高くなるが、これは本発明者らの求めるところではない。例えば、ゲル化させた焼き肉のタレに焼き肉をつけても均一にタレが付着せず、商品として価値がない。ゲル化させることなく高粘度に増粘させることではじめて、焼き肉にタレが均一に、しかも、十分に付着し、目的を達することができるのである。
【0016】
また、食感においても、ゲル化させた結果として高粘度を得たものと、ゲル化させることなく高粘度に増粘させたものとでは、なめらかさ、こく味等の点で明らかに異なるものであり、ゲル化させることなく高粘度に増粘させ、かつ、高粘度の食品を工業的にも容易に製造する方法が求められていた。
【0017】
なお、例えば、焼き肉のタレについては、ジェランガムをゲル化させた後、細かく粉砕(マイクロゲル化)することによってマイクロゲルの間に内容物(ゴマなど)を保持し、分散安定性を高め、一見液状のように見せることもできるが、ゲルの粒子と粘度のほとんどない液体との混合物にすぎず、真の意味での増粘効果は実現されておらず、本発明が解決しようとする課題とは全く関係がないものである。
【0018】
上記のように、ゲル化させることなく増粘剤として有効な高粘度を実現し、かつ、工業的な製造を容易にする技術はいまだ知られていなかった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる事情に鑑みて、開発されたもので、増粘剤を溶液として用いる場合、食品をゲル化させることなく高粘度に増粘させ、かつ、工業的に容易に製造することができる食品添加剤を提供することを目的とする。即ち、本発明は、製造工程の最終段階までは粘度は高くなく取扱いが容易なため簡便な設備で済み、しかし最終段階においては高粘度を実現するという、相反するような課題を解決し、高粘度の食品を工業的に容易に製造することができる食品添加剤を提供することを目的としてなされたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、従来から、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねていたところ、偶然にも、タマリンド種子ガムの存在下でネイティブジェランガムを用いることにより、ゲル化することなく非常に高粘度の液体が得られることを見いだした。
【0021】
そして、増粘の対象とする食品に最終的にネイティブジェランガムとタマリンド種子ガムとが存在することで、従来になかった、ゲル化することなくきわめて高い粘度を実現することを見いだした。
【0022】
さらに、タマリンド種子ガム以外の種々の多糖類についても検討したところ、ある特定の多糖類の存在下でネイティブジェランガムを用いることにより、ゲル化することなく非常に高粘度の液体が得られることを見いだし、増粘の対象とする食品等の組成物に最終的にネイティブジェランガムと特定の多糖類とが存在することで、従来になかった、ゲル化することなくきわめて高い粘度を実現することを確認し、本発明を完成するに至った。
【0023】
すなわち、本発明は、特定の多糖類の存在下で使用される、ネイティブジェランガムを含むことを特徴とする増粘組成物用添加剤、特に増粘食品組成物用添加剤に関する
さらに本発明は、特定の多糖類とネイティブジェランガムとを共存させることにより調製される増粘食品又は増粘食品組成物に関する。
【0024】
本発明は、特定の多糖類とネイティブジェランガムとを共存させることを特徴とする食品の増粘方法にも関する。
【0025】
詳細には、本発明は、飲料、菓子、デザート、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高粘度に増粘させて調製される増粘食品及び当該増粘食品を調製するための組成物、その増粘のための組成物用の添加剤に関する。さらに、飲料、菓子、デザート、タレ等飲食可能な食品を、ゲル化させることなく高粘度に増粘させるための方法に関する。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明において用いられるネイティブジェランガムは、コーンシロップ等から、シュードモナス エロデア (Pseudomonas elodea) ATCC 31461 又はその変異株により生産される発酵多糖類である。ネイティブジェランガムは、天然に起源を有するものであるため、用いる産生微生物や精製条件によっては、その構造も微妙に変わりうる。従って、本発明で用いられるネイティブジェランガムは、特定の構造式に基づいて一義的に限定されることなく、微生物(例えば、ATCC31461)により産生されるネイティブジェランガムの性質を有するものであればよい。
【0027】
ネイティブジェランガムを脱アセチル化したものがジェランガムである(Moorhouse,R.,Colegrove,G.T.,Sandford,P.A.,Baird,J.K. and Kang,K.S.:ACS Symp.,Ser., 150, In "Solution Properties of Polysaccharides"(Brant,D.A.ed.),p.111,1981.)が、ネイティブジェランガムとジェランガムとは、構造は類似しているものの、増粘剤・ゲル化剤としてのその性質は全く異なるものであり、別のガム質である。
【0028】
わが国では、従来、ジェランガムは食品工業等に主にゲル化剤として広く使用されている。一方、ネイティブジェランガムは、これまでゲル化剤としても増粘剤としても使用されていないし、当業者においても、たいして特長もなく使用する価値がないものと見られてきた。
【0029】
ジェランガムとタマリンド種子ガムとの相乗作用でゲル化により高粘度が得られることは知られていた(特開平1−266179)ものの、この事実からは、ジェランガムの代わりにネイティブジェランガムを用いた場合も、ゲル化することが推測できるのみである。即ち、ネイティブジェランガムが増粘剤として従来になかった高粘度を、ゲル化させることなく正味の増粘効果として実現できることは、想像とは正反対であり、全く考えられなかった現象である。本発明はかかる予想外の知見に基づきなされたものである。
【0030】
本発明に係る増粘組成物用添加剤は、特定の多糖類の存在下で使用される、ネイティブジェランガムを含むことを特徴とする増粘組成物用添加剤である。
【0031】
増粘組成物としては、例えば、食品、塗料、インキ、コンクリート等が挙げられ、特に制限はないが、とりわけ、食品又は食品に適用するものが好ましい。
【0032】
ここで、「存在下で使用される」とは、食品等に添加する前に予めネイティブジェランガムと特定の多糖類を混合しておいて使用する場合と、食品等に添加する工程でネイティブジェランガムと特定の多糖類が共に使用される場合とを意味する。
【0033】
さらに、本発明に係る増粘組成物用添加剤は、特定の多糖類及びネイティブジェランガムを含むことを特徴とする増粘組成物用添加剤であり、特に増粘食品組成物用添加物であることが好ましい。
【0034】
また、該添加剤を食品に用いる場合には、他の食品成分が含まれていてもよい。
【0035】
本発明に係る食品の増粘方法は、食品に、最終的にネイティブジェランガムと特定の多糖類とを共存させ、ゲル化させることなく増粘効果を発揮させるものであればよい。即ち、ネイティブジェランガムと特定の多糖類とを、食品又はその製造過程のものに、ゲル化しない範囲で有効な粘度が得られるよう配合すればよく、添加の時期、順序に特に制限はない。
【0036】
好ましい方法としては、ネイティブジェランガム及び特定の多糖類を溶液として予め調製しておいて、又は水と共に食品に添加する方法が挙げられる。より好ましい方法としては、ネイティブジェランガム溶液及び特定の多糖類の溶液を別々に調製しておいて、食品に添加する方法が挙げられる。この場合、ネイティブジェランガム及び特定の多糖類を食品中に存在させることにより、相乗作用によって増粘剤として要求される粘度を達成するが、各々の溶液は粘度が低く取り扱いが容易となる。
【0037】
上記溶液の粘度は、溶液の状態においてゲル化しない粘度であれば、とくに限定されない。
【0038】
本発明に係る増粘食品及び増粘食品組成物は、ネイティブジェランガム及び特定の多糖類を含む食品又はその組成物であればよく、特に制限されるものではないが、飲料、菓子、デザート、タレ等が例示できる。
【0039】
尚、増粘食品とは、製造段階を問わず、いずれかの段階においてゲル化させることなく、所望の粘度を呈するものであればよい。
【0040】
増粘食品組成物とは、例えば、増粘食品の原料がセットとなったものであって、家庭においてそれら材料を混合し、適宜水、砂糖等を加えてもよく、加熱、冷蔵する等して最終的な食品を得るようなものをいう。
【0041】
本発明でいう特定の多糖類とは、タマリンド種子ガム、タラガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナン、トラガントガム、微結晶セルロース、PGA(アルギン酸プロピレングリコールエステル)、SSHC(水溶性大豆多糖類)、ガティガム、メチルセルロース、サイリウムシードガム、カシアガムから選ばれる1種又は2種以上をいう。これら多糖類において、タマリンド種子ガム、タラガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、トラガントガム及び微結晶セルロースは、増粘効果が特に優れており好ましい。タマリンド種子ガム、タラガム、グルコマンナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、プルラン、及びグアーガムは、さらに増粘効果が優れており、より好ましい。これらの組合せや濃度は、ゲル化しない範囲で求める粘度が得られればよく、食品の種類や目的等によって、適宜選択・調整され得るものである。
【0042】
また、使用されるpHについてもは特に制限はなく、食品の種類や目的等によって、適宜選択・調整され得るものであるが、一般には、キサンタンガム及びカシアガム以外のものについてはpH2.5〜8が好ましく、pH3〜7がより好ましく、pH4〜7が特に好ましい。また、キサンタンガムについては、pH2.5〜5の範囲が好ましく、また、カシアガムを単独で使用する場合は、pH5〜8の範囲が好ましい。
【0043】
また、本発明でいう特定の多糖類は夾雑物の存在にかかわらず、例えばグルコマンナンであれば、代わりにコンニャク粉であっても、グルコマンナンとしての本発明の効果が発揮される限りにおいて、本発明の中に含まれる。
【0044】
本発明でいう特定の多糖類を単独で使用する場合の食品中の最終濃度範囲を以下に示すが、これらは食品の種類や目的等によって、適宜選択、調整され得るものである。
【0045】
特定の多糖類としてタマリンド種子ガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとタマリンド種子ガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
タマリンド種子ガム0.05重量%〜0.7重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.05重量%〜0.1重量%、タマリンド種子ガム0.1〜0.5重量%がより好ましい。
【0046】
特定の多糖類としてタラガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとタラガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
タラガム0.05〜0.5重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.05重量%〜0.1重量%、
タラガム0.05重量%〜0.4重量%がより好ましい。
【0047】
特定の多糖類としてグルコマンナンを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとグルコマンナンの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
グルコマンナン0.03重量%〜0.5重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.05重量%〜0.3重量%、
グルコマンナン0.05重量%〜0.3重量%がより好ましい。
【0048】
特定の多糖類としてローカストビーンガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとローカストビーンガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.15重量%、
ローカストビーンガム0.05重量%〜0.7重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
ローカストビーンガム0.08重量%〜0.5重量%がより好ましい。
【0049】
特定の多糖類としてグアーガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとグアーガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
グアーガム0.03〜0.4重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
グアーガム0.06重量%〜0.3重量%がより好ましい。
【0050】
特定の多糖類としてプルランを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとプルランの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
プルラン0.5重量%〜7重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
プルラン1重量%〜5重量%がより好ましい。
【0051】
特定の多糖類としてキサンタンガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用い、クエン酸3ナトリウムを用いてpH3.5に調整した、ネイティブジェランガムとキサンタンガムの純粋な酸性水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
キサンタンガム0.01重量%〜0.5重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
キサンタンガム0.03重量%〜0.3重量%がより好ましい。
【0052】
特定の多糖類としてイオタカラギナンを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとイオタカラギナンの純粋な水溶液の系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
イオタカラギナン0.01重量%〜0.4重量%で増粘効果が見られ、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
イオタカラギナン0.03重量%〜0.3重量%がより好ましい。
【0053】
特定の多糖類としてトラガントガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとトラガントガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
トラガントガム0.05重量%〜2重量%が好ましい。
【0054】
特定の多糖類として微結晶セルロースを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムと微結晶セルロースの純粋な水溶液の系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
微結晶セルロース0.05重量%〜3重量%が好ましい。
【0055】
特定の多糖類としてPGAを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとPGAの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
PGA0.1重量%〜2重量%が好ましい。
【0056】
特定の多糖類としてSSHCを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとSSHCの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
SSHC0.1重量%〜10重量%が好ましい。
【0057】
特定の多糖類としてガティガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとガティガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
ガティガム0.05重量%〜2重量%が好ましい。
【0058】
特定の多糖類としてメチルセルロースを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとメチルセルロースの純粋な水溶液の系では、ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
メチルセルロース0.01重量%〜2重量%が好ましい。
【0059】
特定の多糖類としてサイリウムシードガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用いた、ネイティブジェランガムとサイリウムシードガムの純粋な水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
サイリウムシードガム0.1重量%〜1重量%が好ましい。
【0060】
特定の多糖類としてカシアガムを単独で使用する場合、イオン交換水を用い、クエン酸3ナトリウムを用いてpH3.5に調整した、ネイティブジェランガムとカシアガムの純粋な酸性水溶液の系では、
ネイティブジェランガム0.01重量%〜0.1重量%、
カシアガム0.05重量%〜1重量%が好ましい。
【0061】
上記のように、特定の多糖類を単独で使用する場合の、ネイティブジェランガムと特定の多糖類各々の濃度範囲が示されるが、適用する食品によっては、塩濃度や成分等が異なり、必ずしも上記濃度、ネイティブジェランガムと特定の多糖類との配合割合が最適とは限らず、上記濃度をもとに、各応用事例ごとに適切に決定されるものである。
【0062】
即ち、ネイティブジェランガムと特定の多糖類との組合せによって、ゲル化しない範囲で有効な粘度が得られるよう、当業者は適宜調節し得るものであり、上記の濃度範囲に制限されるものではない。
【0063】
【実施例】
以下、本発明の内容を実施例、比較例及び実験例を示して具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0064】
実施例1
表1の原料をすべて混合し、80℃で10分間加熱し溶解させた(以下、「混合原料」という)。
【0065】
次に、ネイティブジェランガム0.5gを50gの水に入れ、攪拌しながら80℃で10分間加熱して溶解させた(以下、NGG溶液という)。
【0066】
また別に、タマリンド種子ガム2.5gを49gの水に入れ、攪拌しながら80℃で10分間加熱して溶解させた(以下、TM溶液という)。
【0067】
そして、混合原料にNGG溶液とTM溶液とを加え、攪拌して焼き肉のタレを得た(発明品1)。焼き肉のタレにおけるネイティブジェランガムの濃度(即ち、食品中における最終濃度)は、0.05重量%、タマリンド種子ガムの濃度は、0.25重量%である。
【0068】
【表1】
Figure 0003766887
【0069】
実施例2
ネイティブジェランガム0.5gとタマリンド種子ガム2.5gを粉体混合したものに99gの水を入れ、攪拌しながら80℃で10分間加熱して溶解させ、さらに、実施例1の混合原料を加えて攪拌し、焼き肉のタレを得た(発明品2)。
【0070】
比較例1
実施例1において、
(1)ネイティブジェランガムの代わりにジェランガムを用いたもの(比較品(1))、
(2)ネイティブジェランガムの代わりにタマリンド種子ガムを用いたもの(つまりタマリンド種子ガムのみの場合)(比較品(2))、
(3)タマリンド種子ガムの代わりに水を用いたもの(つまりネイティブジェランガムのみの場合)(比較品(3))、
(4)ネイティブジェランガム及びタマリンド種子ガムの代わりに、従来の一般的な増粘剤であるキサンタンガムを用いたもの(比較品(4))、ただし、キサンタンガムはその粘度のために、2重量%の水溶液が限度で、それ以上の濃度のものは調製できなかったため、100gの水に2gを溶かし、この中へ混合原料を加え、攪拌して調製した。
【0071】
(5)ネイティブジェランガム及びタマリンド種子ガムの代わりに、水を用いたもの(比較品(5))、をそれぞれ調製して焼き肉のタレを得た。
【0072】
そして、実施例1及び2で得られたもの(発明品1及び2)比較例1の(1)〜(5)で得られた比較品を、焼き肉をつけて、タレとしての効果をみた。
【0073】
また、発明品1及び2と比較品(1)〜(5)を35℃にて1月間静置し、タレの安定性をみた。
【0074】
結果は、発明品1は焼き肉に十分にタレが付着し、良好な粘性を示した。
【0075】
また、1月間の静置後も、内容物が分離することなく安定で、増粘による分散安定化の効果が明らかになった。
【0076】
発明品2も、発明品1と同様の結果を示した。
【0077】
これに対し、比較品(1)はゲル化してしまい、焼き肉のタレのゼリーのようになり、使いものにならなかった。ゲルを細かく粉砕することで焼き肉とともに食することができるようになるが、これではタレとはいえない。
【0078】
比較品(2)、(3)及び(5)は、粘度がほとんどなく、焼き肉をつけてもすぐ落ちてしまい、これもタレとしては使いものにならなかった。1月間静置後は上部に油分の分離がみられ、安定性も悪かった。
【0079】
比較品(4)は比較品の中ではもっともよい結果を示したが、やはり粘度が不足で、タレとしてさらに高粘度が求められた。しかし、安定が悪く、ゴマが沈殿していた。
【0080】
実施例3
表2の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合した。
【0081】
この溶液を、1辺1.5cm、高さ4cmの星形の型枠(図1に型枠を真上から見た図を示す)に高さ1cmまで流し込み、5℃で冷却して、星形のチーズ風食品を調製した。
【0082】
この食品は、型枠の星形の先端部まで均一に充填されており、型枠からはずすと、きれいな星形のチーズ風食品ができていた。
【0083】
【表2】
Figure 0003766887
【0084】
実施例4
表3の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合し、さらに煮詰めて最終的に100重量部として、強いボディ感のカスタードクリームを調製した。
【0085】
【表3】
Figure 0003766887
【0086】
実施例5
表4の原料をすべて混合し、90℃で5分間攪拌混合し、さらに煮詰めて最終的に100重量部として、ボディ感に富むフラワーペーストを調製した。
【0087】
【表4】
Figure 0003766887
【0088】
実施例6
表5に示す配合で混合・攪拌後濾過し、水性ボールペン用インキを得た。
【0089】
【表5】
Figure 0003766887
【0090】
実施例7
表6に示す配合で混合しボールミル中で12時間分散処理して、銀色の水性ボールペン用金属光沢色インキを得た。
【0091】
【表6】
Figure 0003766887
【0092】
実施例8
表7に示す配合で混合しラボミキサーで1時間攪拌して、銀色の水性ボールペン用金属光沢色インキを得た。
【0093】
【表7】
Figure 0003766887
【0094】
実施例9
表8に示す配合で、常法に従い水性塗料を調製した。
【0095】
【表8】
Figure 0003766887
【0096】
実施例10
表9に示す配合で、常法に従い水性塗料を調製した。
【0097】
【表9】
Figure 0003766887
【0098】
実施例11
表10に示す配合で、常法に従いコンクリートを調製した。
【0099】
【表10】
Figure 0003766887
【0100】
実施例12
表11に示す配合割合で紅茶プリン部、牛乳プリン部、コーヒープリン部の原料をそれぞれ混合し、80℃で15分間攪拌して溶解させ、放冷して65℃まで下がった時点で各部をプリン容器に等量ずつ同時に注入し、10℃まで冷却して固め、縦に3層となった縦型3色プリンを調製した。
【0101】
該3色プリンの製造過程において、容器への注入時には、各部はゲル化はしていないが、ネイティブジェランガムとローカストビーンガムとの併用の相乗効果により強く増粘している。そのため各部を容器に注入する際に混ざり合うことがなく、得られた3色プリンは、境界が明瞭であった。しかも、当該プリンは、紅茶やコーヒーのエキス分を含んでいても各部にも各部の境界付近にも荒れが認められず味も良いものであった。
【0102】
本発明によれば、境界が明瞭でしかも凝集等の見られない品質の良い3色プリンを、各部を同時に容器に注入するという簡便な製法により調製できることがわかった。
【0103】
【表11】
Figure 0003766887
【0104】
比較例2
表11において、各部の原料のうち、ネイティブジェランガムのみを除いて、他は実施例12と同様にして、3色プリンを調製した。ところが、この場合は、プリンにはなったものの、注入時の各プリン部の粘度が充分でないため、各部が混ざり合い、境界が不明瞭で外観が汚らしく、商品価値のないものであった。
【0105】
実施例13
実施例12において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コーヒープリン部を容器に注入する際に、容器の中心を通る垂線を軸として容器を緩やかに水平方向に回転させることで、容易に境界が明瞭な渦型の3色プリンを調製することができた。
【0106】
また、容器を固定し、各部を注入するノズルを各ノズルの相対的な位置関係を保ったまま容器の中心を通る垂線を軸として水平方向に回転させることによっても、同様の渦型3色プリンを調製することができた。
【0107】
実施例14
実施例12の配合割合からなる紅茶プリン部、牛乳プリン部、コーヒープリン部の原料をそれぞれ混合し、80℃で15分間攪拌して溶解させ、放冷して65℃まで下がった時点で各部をプリン容器に順に容器の3分の1量ずつ注入し、その後10℃まで冷却して固め、横に3層となった横型3色プリンを調製した。当該プリンは、各部の境界が明瞭なものであった。
【0108】
本発明によれば、境界が明瞭な3色プリンを、各部を容器に注入するごとに冷却して固めるという工程を経ずに調製できることがわかった。
【0109】
実施例15
実施例12において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コーヒープリン部を注入する際に、各部を65℃に保温しつつ、各部を順に1容量部ずつ注入し、各部を1回ずつ注入し終えるごとに、容器を水平を保ったまま容器の中心を通る垂線を軸として15度ずつ回転させ、又はノズルを容器の中心を通る垂線を軸として15度ずつ回転させ、斑模様のプリンを調製した。
【0110】
実施例16
表12に示す配合で、常法に従いオレンジゼリー部とレモンゼリー部の原料をそれぞれ混合し、80℃で、10分間攪拌し、65℃まで下がった時点で、各部をゼリーカップに等量ずつ同時に注入し、縦型の境界の明瞭な2色ゼリーを調製した。
【0111】
該2色ゼリーの製造過程において、容器への注入時には、各部はゲル化はしていないが、ネイティブジェランガムとローカストビーンガム、キサンタンガムとの相乗効果により強く増粘している。そのため、各部を容器に注入する際に混ざり合うことがなく、得られたゼリーは境界が明瞭なものであった。
【0112】
本発明によれば、境界が明瞭な2色ゼリーを、各部を同時に容器に注入するという簡便な製法により調製できることがわかった。
【0113】
【表12】
Figure 0003766887
【0114】
比較例3
表12において、各部の原料のうち、ネイティブジェランガムのみを除いて、他は実施例16と同様にして、2色ゼリーを調製した。ところが、この場合は、ゼリーにはなったものの、注入時の各ゼリー部の粘度が十分でないため、各部が混ざり合い、境界が不明瞭で外観が汚らしく、商品価値のないものであった。
【0115】
実施例17
実施例16において、ゼリーカップへの注入の際、各部を順に容器の2分の1量ずつ注入し、横型の境界の明瞭な2色ゼリーを調製した。当該ゼリーは、各部の境界が明瞭なものであった。
【0116】
本発明によれば、境界が明瞭な2色ゼリーを、各部を容器に注入するごとに冷却して固めるという工程を経ずに調製できることがわかった。
【0117】
実験例1
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、タマリンド種子ガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0118】
粘度の測定は、B型粘度計(東京計器製)を用い、20℃で行った(以下の粘度測定においても同じ)。
【0119】
結果は図2に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは7200cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0120】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びタマリンド種子ガム0.6重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0121】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0122】
実験例2
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、タマリンド種子ガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0123】
結果は図3に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例2の場合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、7520cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0124】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びタマリンド種子ガム0.6重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0125】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0126】
実験例3
ジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、タマリンド種子ガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定しようとした。
【0127】
ところが、この溶液はゲル化してしまい、粘度は測定できなかった。ゲルを無理矢理粘度測定することも不可能ではなく、この場合、高い粘度の値を得ることができるが、本発明においては意味のないことである。
【0128】
そこで、ジェランガムの濃度を低濃度から徐々に濃度を上げ、溶液状態(粘度のほとんどない状態)から増粘状態、ゲル化状態へ至る経過を観察した。
【0129】
結果は図4に示すように、増粘状態がないか、きわめて狭く、溶液状態を超えると急にゲル化してしまった。
【0130】
実験例4
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、タラガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0131】
結果は図5に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは9580cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0132】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びタラガム0.6重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0133】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0134】
実験例5
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、タラガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0135】
結果は図6に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例4の場合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、12320cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0136】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びタラガム0.6重量%(pH3.5)の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0137】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0138】
実験例6
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、グルコマンナン0.25gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0139】
結果は図7に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは6020cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0140】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びグルコマンナン0.35重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0141】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0142】
実験例7
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、グルコマンナン0.25gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0143】
結果は図8に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例6の場合と比べて、相乗効果はさらに高くなり、7760cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0144】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びグルコマンナン0.35重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0145】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0146】
実験例8
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ローカストビーンガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0147】
結果は図9に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは6900cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0148】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びローカストビーンガム0.6重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0149】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0150】
実験例9
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、ローカストビーンガム0.5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0151】
結果は図10に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例8の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、6700cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0152】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びローカストビーンガム0.6重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0153】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0154】
実験例10
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、グアーガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0155】
結果は図11に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは5820cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0156】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びグアーガム0.4重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0157】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0158】
実験例11
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、グアーガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0159】
結果は図12に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例10の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、6120cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0160】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びグアーガム0.4重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0161】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0162】
実験例12
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、プルラン5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0163】
結果は図13に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは7020cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0164】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びプルラン5.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0165】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0166】
実験例13
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、プルラン5gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0167】
結果は図14に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例12の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、7200cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0168】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びプルラン5.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0169】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0170】
実験例14
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、キサンタンガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0171】
結果を図15に示す。
【0172】
実験例15
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、キサンタンガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0173】
結果は図16に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときに7180cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0174】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びキサンタンガム0.4重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0175】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0176】
実験例16
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、イオタカラギナン0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0177】
結果は図17に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2495cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0178】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びイオタカラギナン0.2重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0179】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0180】
実験例17
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、イオタカラギナン0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0181】
結果は図18に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例16の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、3620cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0182】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びイオタカラギナン0.2重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0183】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0184】
実験例18
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、HMペクチン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0185】
結果は図19に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0186】
実験例19
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、HMペクチン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0187】
実験例20
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、LMペクチン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0188】
結果は図21に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0189】
実験例21
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、LMペクチン2gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0190】
結果は図22に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0191】
実験例22
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ラムダカラギナン0.6gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0192】
結果は図23に示すように、増粘の相乗効果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められた。
【0193】
実験例23
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、ラムダカラギナン0.6gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0194】
結果は図24に示すように、増粘の相乗効果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められた。
【0195】
実験例24
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、トラガントガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0196】
結果は図25に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは5000cpもの高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0197】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びトラガントガム0.2重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0198】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0199】
実験例25
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、トラガントガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0200】
結果は図26に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例24の場合と比べると低いものの、4000cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0201】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びトラガントガム0.2重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0202】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0203】
実験例26
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、微結晶セルロース(「セオラス<登録商標>」SC−42、旭化成工業株式会社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0204】
結果は図27に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3525cpものきわめて高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0205】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及微結晶セルロース1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0206】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0207】
実験例27
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、微結晶セルロース(実験例26に同じ)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0208】
結果は図28に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例26の場合と比べてより高い効果を示し、5300cpもの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0209】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及び微結晶セルロース1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0210】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0211】
実験例28
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、PGA(アルギン酸プロピレングリコールエステル、紀文フードケミファ社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0212】
結果は図29に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3750cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0213】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びPGA1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0214】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0215】
実験例29
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、PGA1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0216】
結果は図30に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例28の場合と比べてより高い効果を示し、4560cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0217】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びPGA1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0218】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0219】
実験例30
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、SSHC(水溶性大豆多糖類、不二製油社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0220】
結果は図31に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2295cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0221】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びSSHC1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0222】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0223】
実験例31
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、SSHC(水溶性大豆多糖類、不二製油社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0224】
結果は図32に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例30の場合より高い効果を示し、3790cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0225】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びSSHC1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0226】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0227】
実験例32
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、ガティガム1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0228】
結果は図33に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは2640cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0229】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びガティガム1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0230】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0231】
実験例33
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、ガティガム1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0232】
結果は図34に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例32の場合より高い効果を示し、3050cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0233】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びガティガム1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0234】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0235】
実験例34
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、メチルセルロース(三晶社製)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0236】
結果は図35に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは1675cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0237】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びメチルセルロース1.1重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0238】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0239】
実験例35
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、メチルセルロース1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0240】
結果は図36に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例34の場合より高い効果を示し、3710cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0241】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びメチルセルロース1.1重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0242】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0243】
実験例36
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、サイリウムシードガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0244】
結果は図37に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは3400cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0245】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びサイリウムシードガム0.4重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0246】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0247】
実験例37
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、サイリウムシードガム0.3gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0248】
結果は図38に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときは実験例36の場合と比べてほぼ同等の効果を示し、3225cpの粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0249】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液(pH3.5)及びサイリウムシードガム0.4重量%の溶液(pH3.5)のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0250】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって単独の場合の相加効果よりも高い粘度が得られていることがわかる。
【0251】
実験例38
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、カシアガム0.4gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0252】
結果は図39に示すように、回転数が低いほど高粘度を示し、回転数6rpmのときに4800cpの高い粘度を示した。また、この溶液は一切ゲル化が認められなかった。
【0253】
さらに、併用をしない溶液、即ち、ネイティブジェランガム0.1重量%の溶液及びカシアガム0.5重量%の溶液のそれぞれについても粘度を測定したが、いずれも増粘剤として充分な粘度を示していない。
【0254】
つまり、単独で用いた場合は粘度が低いが、併用することによって相乗作用により高い粘度が得られていることがわかる。
【0255】
実験例39
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、CMC(カルボキシメチルセルロース)1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0256】
結果は図40に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0257】
実験例40
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、CMC1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0258】
結果は図41に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0259】
実験例41
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、アルギン酸ナトリウム1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0260】
結果は図42に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0261】
実験例42
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、アルギン酸ナトリウム1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0262】
結果は図43に示すように、増粘の相乗効果は認められなかった。
【0263】
実験例43
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液と、アラビアガム10gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させた溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0264】
結果は図44に示すように、増粘の相乗効果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められた。
【0265】
実験例44
ネイティブジェランガム0.1gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液と、アラビアガム10gを50gの水に入れ、80℃で10分間加熱し溶解させpHを3.5に調整した溶液とを混合し、粘度を測定した。
【0266】
結果は図45に示すように、増粘の相乗効果は認められないどころか、逆に粘度の低下が認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3で用いた星形の型枠を真上から見た図である。
【図2】 実験例1の結果を示す図である。
【図3】 実験例2の結果を示す図である。
【図4】 実験例3の結果を示す図である。
【図5】 実験例4の結果を示す図である。
【図6】 実験例5の結果を示す図である。
【図7】 実験例6の結果を示す図である。
【図8】 実験例7の結果を示す図である。
【図9】 実験例8の結果を示す図である。
【図10】実験例9の結果を示す図である。
【図11】実験例10の結果を示す図である。
【図12】実験例11の結果を示す図である。
【図13】実験例12の結果を示す図である。
【図14】実験例13の結果を示す図である。
【図15】実験例14の結果を示す図である。
【図16】実験例15の結果を示す図である。
【図17】実験例16の結果を示す図である。
【図18】実験例17の結果を示す図である。
【図19】実験例18の結果を示す図である。
【図20】実験例19の結果を示す図である。
【図21】実験例20の結果を示す図である。
【図22】実験例21の結果を示す図である。
【図23】実験例22の結果を示す図である。
【図24】実験例23の結果を示す図である。
【図25】実験例24の結果を示す図である。
【図26】実験例25の結果を示す図である。
【図27】実験例26の結果を示す図である。
【図28】実験例27の結果を示す図である。
【図29】実験例28の結果を示す図である。
【図30】実験例29の結果を示す図である。
【図31】実験例30の結果を示す図である。
【図32】実験例31の結果を示す図である。
【図33】実験例32の結果を示す図である。
【図34】実験例33の結果を示す図である。
【図35】実験例34の結果を示す図である。
【図36】実験例35の結果を示す図である。
【図37】実験例36の結果を示す図である。
【図38】実験例37の結果を示す図である。
【図39】実験例38の結果を示す図である。
【図40】実験例39の結果を示す図である。
【図41】実験例40の結果を示す図である。
【図42】実験例41の結果を示す図である。
【図43】実験例42の結果を示す図である。
【図44】実験例43の結果を示す図である。
【図45】実験例44の結果を示す図である。

Claims (4)

  1. タラガム、グルコマンナン、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1種又は2種以上の多糖類の存在下で使用される、ネイティブジェランガムを含むことを特徴とする非ゲル化増粘組成物用添加剤。
  2. タラガム、グルコマンナン、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1種又は2種以上の多糖類及びネイティブジェランガムを含むことを特徴とする非ゲル化増粘組成物用添加剤。
  3. タラガム、グルコマンナン、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1種又は2種以上の多糖類とネイティブジェランガムとを共存させることを特徴とする食品の非ゲル化増粘方法。
  4. タラガム、グルコマンナン、ローカストビーンガム、プルラン、グアーガム、イオタカラギナンから選ばれる1種又は2種以上の多糖類とネイティブジェランガムとを共存させることにより調製される非ゲル化増粘食品。
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