JP5388414B2 - 粉末の造粒方法 - Google Patents
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Description
項1.グルコン酸及び/又はその塩を含有する水溶液をバインダーとして用いることを特徴とする粉末の造粒方法。
項2.粉末が水溶性高分子の粉末である、項1に記載の粉末の造粒方法。
項3.項1又は2のいずれかに記載の方法で造粒された易溶性顆粒組成物。
トマンナン及びカラギナンから選ばれる1種又は2種以上の水溶性高分子粉末を使用する
ことが好ましい。
ピングが防止された易溶性顆粒組成物に関する。
発明の効果を奏する限りにおいて、他に任意の成分を配合することもできる。
て、他の食品添加物、例えば、L-グルタミン酸ナトリウム、L-アスパラギン酸ナトリウム
等のアミノ酸またはその塩、5'-イノシン酸二ナトリウム等の核酸またはその塩、クエン
酸一カリウム等の有機酸またはその塩、および塩化カリウム等の無機塩類に代表される調
味料;カラシ抽出物、ワサビ抽出物、およびコウジ酸等の日持向上剤;シラコたん白抽出
物、ポリリシン、およびソルビン酸、安息香酸等の保存料;α、βアミラーゼ、α、βグ
ルコシダ−ゼ、パパイン等の酵素;クエン酸、フマル酸、コハク酸等のpH調整剤;ショ
糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、レシチン等の乳
化剤;香料;β-カロチン、アナトー色素等の着色料:膨張剤;乳清たん白質、大豆たん
白質等のたん白質;ショ糖、果糖、還元デンプン糖化物、エリスリトール、キシリトール
等の糖類;スクラロース、ソーマチン、アセスルファムカリウム、アスパルテーム等の甘
味料;ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK等のビタミン類;鉄、カルシウム等のミネラ
ル類等を添加することができる。
溶性顆粒組成物を水や既存の液状食品に添加すると、常温の液状食品にも容易に溶解し、
急激に高い粘度を発現する。しかも、保水性に優れ、食塊形成能(口中での食品のまとま
りやすさ)がよく、付着性の少ない物性を持った食品とすることができる。即ち、食品に
添加する咀嚼・嚥下困難者用補助組成物として、これらの性質は咀嚼・嚥下困難者用食品
に要求される食感的および機能的性質を十分に満足するものであり、咀嚼・嚥下困難者用
食品に適した易溶性顆粒組成物となる。
酸菌飲料、果汁入り清涼飲料、炭酸飲料、果汁飲料、菜汁飲料、茶飲料、スポーツ飲料、
機能性飲料、ビタミン補給飲料、栄養補給バランス飲料、粉末飲料、赤ワイン等の果実酒
、コンソメスープ、ポタージュスープ、クリームスープ、中華スープ等の各種スープ、味
噌汁、清汁、シチュウ、カレー、グラタンなどのスープ類等の液状の最終食品を挙げるこ
とができ、これらに直接添加して増粘させることができる。
例えば、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、シャーベット、氷菓等の冷菓類
;カスタードプリン,ミルクプリン及び果汁入りプリン等のプリン類、ゼリー、ババロア
及びヨーグルト等のデザート類;チューインガムや風船ガム等のガム類(板ガム、糖衣状
粒ガム);マーブルチョコレート等のコーティングチョコレートの他、イチゴチョコレー
ト、ブルーベリーチョコレート及びメロンチョコレート等の風味を付加したチョコレート
等のチョコレート類;ソフトキャンディー(キャラメル、ヌガー、グミキャンディー、マ
シュマロ等を含む)、タフィ等のキャラメル類;ソフトビスケット、ソフトクッキー等の
菓子類;セパレートドレッシングやノンオイルドレッシングなどのドレッシング、ケチャ
ップ、たれ、ソースなどのソース類;ストロベリージャム、ブルーベリージャム、マーマ
レード、リンゴジャム、杏ジャム、プレザーブ等のジャム類;シロップ漬のチェリー、ア
ンズ、リンゴ、イチゴ等の加工用果実;ハム、ソーセージ、焼き豚等の畜肉加工品;魚肉
ハム、魚肉ソーセージ、魚肉すり身、蒲鉾、竹輪、はんぺん、薩摩揚げ、伊達巻き、鯨ベ
ーコン等の水産練り製品;うどん、冷麦、そうめん、ソバ、中華そば、スパゲッティ、マ
カロニ、ビーフン、はるさめ及びワンタン等の麺類;その他、各種総菜類等を挙げることができる。
、油脂調整食品、整腸作用食品、カルシウム・鉄・ビタミン強化食品、低アレルギー食品
、濃厚流動食、ミキサー食、及びキザミ食等の特殊食品や治療食を挙げることができる。
これらに何ら限定されるものではない。また、特に記載のない限り「部」とは、「質量部
」を意味するものとする。文中「*」印のものは、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、文中「※」印は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の登録商標であることを示す。
表1に示す処方に従って、水溶性高分子製剤(ビストップ※D−3000−DF−C*、キサンタンガム含有製剤)、デキストリンの粉体混合物、及びグルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウムを適宜混合した粉体500gを流動層造粒機に投入し、バインダーとして表1に記載のバインダー液を使用して流動層造粒を行い、易溶性顆粒組成物を得た。グルコン酸塩は、バインダー液(実施例1、2)あるいは上記粉体混合物(比較例3、4)に添加した。グルコン酸塩を粉体混合物に添加する場合はイオン交換水を用いて造粒した。粉体混合物500gに対し、バインダー液150gを噴霧した。なお、調製された易溶性顆粒組成物(実施例1〜2、比較例1〜4)の粒径はいずれも250〜1000μm程度であった。
200mlのビーカーに20℃のイオン交換水各100mlを用意した。各ビーカーに実験例1−(1)で調製した易溶性顆粒組成物2g(実施例1〜2、比較例1〜4)を加え、10秒間静置させた後にスパーテルで30秒間攪拌し、攪拌後の溶液の状態を観察した。表1に攪拌後のランピングの状態を示す。なお、評価は表2の基準に従って行った。
Claims (2)
- キサンタンガム粉末に対して、グルコン酸及び/又はその塩を0.1〜10質量%含有する水溶液をバインダーとして用いることを特徴とする、キサンタンガム粉末の造粒方法。
- キサンタンガム粉末に対して、グルコン酸及び/又はその塩を0.1〜10質量%含有する水溶液をバインダーとしてキサンタンガム粉末を造粒することを特徴とする、キサンタンガム粉末のランピング防止方法。
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