JP5820386B2 - 粉末ミックス - Google Patents

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Description

本発明は、可溶性ペクチンおよびそれを含有する粉末ミックスに関する。
従来の技術
ペクチンは主に柑橘やリンゴの果皮から抽出される増粘多糖類であり、食品添加物としてジャムや酸性乳飲料、デザートベースなどに幅広く用いられている。文献にはHMペクチンは冷水可溶であり、LMペクチンは冷水に不溶解であると記述されているが(幸書房「食品多糖類」P.63)、一般的にはペクチンを溶解するには熱水を用いなければならず、通常85℃で10分間以上の加熱が必要とされている。従って家庭のポットのお湯においても溶解は困難であり、冷水での溶解は不可能であると考えられていた。
従って、ペクチンを冷水に粉末のまま溶解して用いることができないため、ペクチンを加熱せずに用いる粉末形態の製品はこれまで存在していなかった。例えばデザートベースは主にLMペクチンを用い、冷たい牛乳と混合することで乳中のカルシウムとLMペクチンが反応し、ただちにゲルを作る性質を利用した食品であるが、ペクチンが冷水不可溶であるため、流通形態として必ず事前に熱水で溶解させ液状としておく必要があった。しかしながら、製造や保存・輸送の容易さやそれによるコスト削減、さらには牛乳と混ぜる際の簡便性などから、粉末タイプのデザートベースの開発が求められていた。
また、非加熱タイプの粉末デザートは一般に存在しており、ゲル化剤、増粘剤としてゼラチン、でんぷん、カラギナン、アルギン酸ナトリウムなどが用いられているが、ゼラチンではゲルを形成するまでに冷却時間が必要であること、でんぷんではもったりした食感であり完全なゲルは形成しないこと、アルギン酸ナトリウムでは固すぎる食感が好まれない、などがそれぞれ問題となっており、短時間でゲルを形成し、既存の粉末デザートとは食感の異なるものであるペクチンを用いることができれば非常に市場性が高いと考えられた。
さらに、近年では鍋で加熱せずに、ポットのお湯だけで作る粉末ゼリーの素が販売されており、主に寒天を用いた製品が存在しているが、ペクチンを用いたものは存在していない。
さらには、近年介護食分野では嚥下困難者用食品として食品を増粘させるトロミ調整食品や、食品をゲル化させる固形化補助食品が用いられているが、ペクチンを粉末のまま使用する製品は存在していない。また、経腸栄養剤などの濃厚流動食に粘度を付与し、体内での逆流や下痢を防止する目的でペクチンを含む粘度調整食品が用いられているが、これも液状の製品であり、ペクチンを含む粉末のものは存在していない。
このような状況を鑑み、本発明者らはペクチンの溶解性を改善することを目的として研究を行った。そこで先行技術を調査したところ、以下の文献が見つかった。
特許文献1には、可溶性ペクチンの製造方法とそれを用いた即席デザートミックスの製造法が示されている。これによれば、ペクチンを一度溶解し、デキストリン等の可溶性素材を賦形剤として再度粉末化することで可溶性ペクチンが製造できる。しかしながら、この方法はペクチンを再度溶解するという工程が必要であり、手間とコストの面で実用的ではない。また、特許文献2にはカラギナン粉末の50%以上が30−150μmの粒子径である非加熱タイプの粉末デザートミックスが示されている。これは粒子径を調節することで牛乳と混合した際に速やかに溶解し、容易にゲル化するものであるが、冷水可溶性ではないカッパカラギナンではなく、そもそも冷水可溶性であるラムダカラギナンを用いることが必要であると述べられており、冷水可溶性でないペクチンにおいて容易に類推されるものではない。
特開平8−116890 特開平6−237711
発明の解決しようとする課題
本発明は、5℃の冷水にも容易に溶解する可溶性ペクチンを含む粉末ミックスを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ペクチン中のカルシウム含量を原子吸光光度法によって測定した値で500ppm以下に調整することでペクチンが5℃以上の冷水にも容易に溶解すること、またナトリウム塩、カリウム塩、及びマグネシウム塩の1種または2種以上と共に溶解させることで、さらにペクチンの冷水溶解性が向上することを発見した。
また、ペクチンの80%以上を粒子径150μm以下に調整し、これらのペクチンを用いることでも冷たい水性媒体に容易に溶解する粉末ミックスが得られることを見出した。
本発明に係る粉末ミックスは上記の構成からなり、デザート、飲料のみならず、介護食分野においてもこれまでにない製品を提供することができることから、非常に社会的価値が高い。
以下に本発明の試験例および実施例を示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
5℃、10℃、15℃の水にそれぞれ攪拌したペクチン溶液、加熱溶解したペクチン溶液を用いて測定したゲルの固さ
以下本発明を詳細に説明する。本発明に用いるペクチンは80質量%以上が粒径150μm以下に調整されているものを用いる必要がある。より好ましくは90%以上が150μm以下、60%以上が75μm以下である。ただし、90%以上が75μm以下であるとダマになりやすいため、造粒するなどのダマを防ぐ加工を行う必要がある。
なお、本発明における粒径は、篩いによる篩い分けにより測定された値である。
本発明において、「容易に溶解する」とは、15℃の水に溶解させたときに、加熱溶解して用いた場合と比較して、80%以上のゲル強度または粘度を発現することをいう。本発明における「容易に溶解する」ペクチンを以後「即溶解ペクチン」と呼ぶ。
また、本発明に用いるペクチンは、カルシウム濃度が500ppm以下に調節されているものを用いるのが良い。より好ましくは300ppm以下、さらに好ましくは200ppm以下である。カルシウム濃度を調節する方法は特に規定されないが、例としてイオン交換樹脂による脱塩が挙げられる。
さらに本発明に用いるペクチンは、ナトリウム濃度が5000ppm以上に調節されているものを用いるのが良い。より好ましくは15000ppm以上、さらに好ましくは20000ppm以上である。ナトリウム濃度を調節する方法は特に規定されない。
さらに本発明に用いるペクチンは、カリウム濃度が5ppm以上に調節されているものを用いるのが良い。より好ましくは10ppm以上、さらに好ましくは100ppm以上である。カリウム濃度を調節する方法は特に規定されない。
ペクチンにはエステル化度が50%以上であるハイメトキシルペクチン(HMペクチン)と50%未満であるローメトキシルペクチン(LMペクチン)があるが、どちらを使用してもかまわない。また使用するペクチンの起源についても、柑橘(レモン・ライム・オレンジ等)由来、リンゴ由来、ビート由来などいずれも用いることができる。またLMペクチンはアミド基を持つアミドタイプ、アミド基を持たないノンアミドタイプいずれにおいても使用することができるが、アミドタイプの方がより好ましい。
本発明に用いるナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩は特に限定されるものではないが、食品用途の場合は食品に使用が認められているクエン酸ナトリウム、第2リン酸ナトリウム、第3リン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、酸性ピロリン酸ナトリウムなどのリン酸ナトリウムや、塩化カリウム、炭酸カリウム、リン酸カリウム、クエン酸カリウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リン酸三マグネシウム、水酸化マグネシウムなどを用いる必要がある。
本発明の粉末ミックスに含まれるペクチンの割合は特に限定されるものではないが、液体と混合後の最終液量に対して、通常0.01−5質量%の添加量で含まれていることが望ましい。従って、この範囲となるよう粉末ミックス中のペクチンの割合を調節すればよい。また、粉末ミックス中のペクチンの割合が多すぎると、液体と分散する際にダマになりやすいため、粉末ミックスに含まれるペクチンの割合は0.001−50質量%にすることが好ましい。
また本発明の粉末ミックスには、その他の増粘剤・ゲル化剤として、冷水可溶であるものは併せて使用することができる。また糖類、デンプン類、デキストリン、食物繊維、粉末果汁、甘味料、香料、色素、乳化剤、酸味料、ビタミン類、カルシウム塩、乳、油脂粉末等も適宜選択して使用できる。またココア、抹茶、大豆(きなこ)、紅茶、コーヒーなどの食品粉末や、青汁粉末、クレアチン、ポリフェノール、カテキン、コラーゲンペプチド、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸などの機能性素材も添加することができる。
本発明の粉末ミックスは、5℃以上の、水、お茶、牛乳、ジュース、アイソトニック飲料、果汁、味噌汁、スープ、濃厚流動食などのあらゆる液状食品に混合して使用することができ、家庭用のポットのお湯と混合しても良い。さらには5℃以上の水に混合したのちに、牛乳、ジュース、などの液状食品と混合したり、カルシウムやクエン酸を後から添加するなどの操作を行ってもよい。また、液体と混合後に電子レンジなどで適度な温度に温めたのちに喫食してもよい。
粉末ミックスに混合するカルシウム塩は特に限定されるものではないが、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム、炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウムなどを適宜用いることができる。
液体への分散性を向上し、ダマを防ぐために本発明の粉末ミックスは造粒を行うことが好ましい。その際、ナトリウム塩またはカリウム塩をバインダーとして用いれば、ペクチン粒子がナトリウム塩またはカリウム塩によってコーティングされるため、より分散性を向上し、カルシウムとの急激な反応を抑えることができる。造粒を行う方法については特に規定されないが、押出造粒、攪拌造粒、転動造粒、流動層造粒、圧縮造粒、噴霧造粒などの方法から適宜選択することができる。
さらに本発明の粉末ミックスは打錠されたタブレットとしての形態をとっても良く、それを水等に溶かして使用することができる。通常の打錠方法としては、打錠用組成物をそのまま打錠する直接錠剤製造法と、打錠用組成物を造粒したのちに打錠する湿式錠剤製造法とがあるが、本発明はどちらにも用いることが出来る。
本発明の粉末ミックスは、粘度付与を目的とした粘度調整剤、ゲル化を目的としたゲル化剤として用いることができる。また濃厚流動食の粘度調節剤、ゲル化剤、ダイエット食品、タレ・ドレッシングなどの調味料、ベビーフード、ペットフード、飼料などに幅広く用いることができる。
本発明の実施の態様は、以下のとおりである。
(1)ペクチン中のカルシウム含量を500ppm以下に調節したことを特徴とする粉末ミックス。
(2)ペクチン中のナトリウム含量を5000ppm以上に調節したことを特徴とする(1)の粉末ミックス。
(3)ペクチン中のカリウム含量を5ppm以上に調節したことを特徴とする(1)または(2)の粉末ミックス。
(4)80質量%以上を粒子径150μm以下に調節したペクチンを含むことを特徴とする(1)の粉末ミックス。
(5)ペクチンがHMまたはLMペクチンである(1)〜(3)のいずれかに記載の粉末ミックス。
(6)ナトリウム塩、カリウム塩、及びマグネシウム塩からなる群の1種または2種以上を含む(1)〜(5)のいずれかに記載の粉末ミックス。
(7)カルシウム塩を含む(1)〜(6)のいずれかの粉末ミックス。
(8)5℃の液状食品と混合した際に容易に溶解し、粘度を発現またはゲルを形成する(1)〜(7)のいずれかに記載の粉末ミックス。
(9)さらに造粒されていることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかの粉末ミックス。
(10)ペクチンを含む粉末ミックスの造粒においてナトリウム塩またはカリウム塩の溶液をバインダーとして用いる(9)の粉末ミックス。
(11)(1)〜(10)のいずれかの粉末ミックスを、5℃以上の液状食品に添加するか、あるいは5℃以上の水に添加後に液状食品と混合したことを特徴とする食品。
(12)(1)〜(10)のいずれかに記載の粉末ミックスを含む食品。
(13)食品がゼリー、プリン、クリームデザート、ジャム・フルーツソース、冷菓、飲料、乳製品、ベビーフード、ペットフード、飼料、ダイエット向け食品、調味料、濃厚流動食である(1)〜(10)のいずれかに記載の粉末ミックスを含む食品。
(14)(1)〜(10)のいずれかに記載の粉末ミックスを含む濃厚流動食向け粘度調節剤またはゲル化剤。
[試験例1]カルシウム含量による溶解度の違い
4種類のペクチン(ペクチンA、ペクチンB、ペクチンC、ペクチンD)に含まれるカルシウム含量を原子吸光光度法で測定した。その結果を表1に示す。またそれぞれのペクチン1gを10gの砂糖と混合し、15℃の水89gに30秒間攪拌混合し、3分間静置したのち、10℃の牛乳100gと混合し、そのゲルの固さを測定することで、冷水可溶性を算出した。その結果を表2に示す。ゲルの固さは回転粘度計(Haake VT550)を用い、6枚羽根のセンサーをゲルに挿入して、一定速度で回転させた時の応力(トルク)を測定し、その最大値をゲルの固さとした。
ここで、冷水可溶性(%)とは、上記冷水溶解したペクチンを用いたミルクゲルの固さ/加熱溶解したペクチンを用いたミルクゲルの固さ)×100で計算される値である。
この結果からカルシウム含量が低いほど冷水可溶性が高まることが明らかになった。この結果によればペクチン中のカルシウム含量が500ppm以下に調節されているものを用いるのが良い。
さらに、ナトリウム含量とカリウム含量が多いほど冷水可溶性高まることも明らかになった。この結果から、ペクチン中のナトリウム含量は5000ppm以上に調節されているものがよく、カリウム含量は5ppm以上に調節されているものを用いるのが良い。
[試験例2]
粒子径による溶解度の違い
試験例1で用いたカルシウム含量が110ppmであるペクチンBとカルシウム含量が620ppmであるペクチンHを篩い分けにより、粒子径が(1)150μm以上、(2)75―150μm、(3)75μm以下に分けた。その割合は表3の通りであった。
それぞれ篩い分けをしたペクチン粉末(1)、(2)、(3)および篩い分け前のペクチン粉末(4) 1gを10gの砂糖と混合し、15℃の水89gに30秒間攪拌混合し、3分間静置したのち、10℃の牛乳100gと混合し、そのゲルの固さを測定した。また篩い分け前のペクチン粉末(5) 1gを10gの砂糖と混合し、水89gに加熱溶解し、15℃に冷却した後、10℃の牛乳100gと混合し、そのゲルの固さを測定した。ペクチンBの結果は表4、ペクチンHの結果は表5の通りであった。
(1)粒子径150μm以上であるペクチンを用いた場合、ゲルの固さの最大値が(2)、(3)、(4)に比べて非常に低い値であり、ペクチンB、ペクチンHともに冷水可溶性をほとんど持たないことがわかった。また(2)および(3)の150μm以下の粒子径であるペクチンでは加熱溶解したペクチン(5)と比較してそれぞれ約80%以上の最大値を示しており、冷水可溶性を発現することが明らかになった。また、篩い分け前のペクチン粉末(4)であってもペクチンBでは約90%、ペクチンHでも約70%程度の最大値を示していることから、(2)および(3)の割合が80%以上であれば冷水可溶性が高まると考えられ、カルシウム含量が低いペクチンBの方がより高い冷水可溶性を発現することが明らかになった。
したがって、この結果からペクチンの粒子径は80質量%以上が150μm以下であるものを用いるのが良く、さらに80%以上の冷水可溶性を発現するためにはカルシウム含量が500ppm以下であるペクチンを用いるのが良い。
[試験例3]温度による溶解度の違い
ペクチンAの温度による溶解度の違いを確認するため、試験例1と同様の方法で5℃、10℃、15℃の水にそれぞれ攪拌したペクチン溶液、加熱溶解したペクチン溶液を用いてゲルの固さを測定した。その結果を図1および表6に示す。
この結果から、15℃での溶解ではほぼ100%の冷水可溶率を示すこと、また5℃の水においても約50%の冷水可溶性を示すことが明らかになった。
[試験例4]
クエン酸ナトリウム 0〜0.4gとペクチンA 1gを混合して15℃の水50gに溶解させた場合のペクチンの溶解性を確認した。その結果を表7に示す。
クエン酸ナトリウムの添加量が多くなるにつれ、溶液の透明性があがり、ペクチンの冷水可溶性がより促進された。これは塩化カリウムを用いた場合にも同様であった。
[試験例5]
ペクチンAの質量1に対し10倍量の粉糖を含んだ粉末を用い、バインダーに水を用いて造粒した造粒品(1)、およびクエン酸ナトリウム溶液を用いた造粒品(2)を作成し、15℃の水への溶解性を確認した。その結果を表8に示す。
この結果から造粒をした粉末の方が冷水可溶のスピードが早くなり、さらにクエン酸ナトリウムをバインダーとした場合はさらに溶解性が上がることが示された。
・中性粉末デザートベースの製造例
即溶解ペクチン200g、ココアパウダー400g、粉糖2kgを混合し、造粒した粉末ミックスAを製造した。この粉末ミックス26gを15℃の水100gに攪拌溶解し、同量の牛乳と混合したところただちにゲルを作り、チョコレート味のデザートを作成することができた。このデザートはペクチンの溶け残りもなく、非常になめらかな食感であった。またこのデザートは酸味料を含まないことから、酸味がほとんど無く、子供にも食べやすい風味を有していた。
・ジュースのゼリーの製造例
即溶解ペクチン1kg、粉糖8.67kg、クエン酸100g、クエン酸ナトリウム150g、リン酸カルシウム80gを混合し、造粒した粉末ミックスBを製造した。この粉末ミックス100gを冷蔵庫に保冷していたミネラルウォーター500gに混合溶解した。その後、同じく冷蔵庫で保冷していたオレンジジュース500gと混合したところ、およそ1分間でオレンジ味のゼリーを作ることができた。
・水分補給ゼリーの製造例
粉末ミックスB100gを冷蔵庫に保冷していたミネラルウォーター500gに混合溶解した。その後、同じく冷蔵庫で保冷していたスポーツドリンク500gと混合したところ、およそ1分間で水分補給用のゼリーを作ることができた。
・濃厚流動食向け粘度調節剤の製造例
即溶解ペクチン300gとデキストリン600gを混合し、造粒した粉末ミックスCを製造した。この粉末ミックス9gを15℃の水90gに混合溶解したのち、20℃に調整した濃厚流動食400gと混合したところ、ただちに適度な粘度を発現し、濃厚流動食に粘度を付与することができた。
・ポットのお湯だけで作るゼリーの製造例
即溶解ペクチン100gと粉末緑茶200g、クエン酸カルシウム10g、クエン酸ナトリウム5g、難消化性デキストリン685gを混合し、造粒した粉末ミックスDを製造した。この粉末ミックス10gをポットのお湯(およそ80℃)100gに混合溶解し、冷却したところ緑茶風味のゼリーを作ることができた。
・水に溶かして作るゼリーの製造例
即溶解ペクチン0.8gとマンゴー果汁粉末1g、硫酸カルシウム0.1g、酸性ピロリン酸ナトリウム0.05g、クエン酸カルシウムコーティングクエン酸0.2g、キサンタンガム(カーギル社SATIAXIAN CX931)0.05g、デキストリン5g、粉末色素0.01gを混合し、粉末ミックスEを製造した。この粉末ミックスを水100gに混合溶解したところ、滑らかで離水の少ないマンゴーゼリーを作ることができた。
・粉末ドレッシングの素の製造例(1)
即溶解ペクチン15g、粉末酢20g、メタリン酸ナトリウム1g、デキストリン12.5g、乳酸カルシウム1.5gを混合し、粉末ミックスFを製造した。この粉末ミックス5gを水100gに混合溶解したところ、ジュレ状のドレッシングを作ることができた。
・粉末ドレッシングの素の製造例(2)
即溶解ペクチン1g、粉末酢2g、デキストリン7gを混合し粉末ミックスG−1を製造した。また乳酸カルシウム0.2g、クエン酸0.1g、バジル0.1g、コショウ0.1gを混合し粉末ミックスG−2を製造した。粉末ミックスG−1を水80gに、粉末ミックスG−2を水20gにそれぞれ溶解し、混ぜ合わせたところ、ただちにゼリー状のドレッシングを作ることができた。
・ダイエットシェイクの製造例
即溶解ペクチン10g、乳タンパク70g、難消化性デキストリン61.4g、ストロベリー粉末果汁5g、硫酸カルシウム2g、キサンタンガム(カーギル社SATIAXIAN CX931)0.5g、甘味料0.1g、ストロベリー粉末香料1gを混合し粉末ミックスHを製造した。この粉末ミックス15gを水100gに混合溶解したところ、重く食べ応えのある食感のダイエットシェイクを作ることができた。また混合溶解時にシェイカーを用い、シェイクしたところ、気泡した状態で固まり、ムース状のダイエットシェイクを作ることができた。また乳タンパクを大豆タンパク、コラーゲンペプチドに変更しても同様のダイエットシェイクを作ることができた。
・ベビーフードの製造例
即溶解ペクチン1.2g、かぼちゃ粉末5g、デキストリン7.1g、砂糖1.5g、硫酸カルシウム0.2gを混合し粉末ミックスIを製造した。この粉末ミックスをお湯または水に混合溶解すると、離乳食向けのかぼちゃペーストを作ることができた。このかぼちゃペーストは約50℃でゲル化するため、食する際のやや温かい温度においても適度な保形性を有していた。
・ペットフードの製造例
即溶解ペクチン10g、乳酸カルシウム2g、トウモロコシ60g、大豆粕10g、肉粉20g、ビタミン・ミネラルミックス10gを含むペットフード用粉末ミックスJを製造した。この粉末ミックスにお湯または水を加え混合溶解すると、ペースト状のペットフードを作ることができた。このペットフードは柔らかいが適度な保形性があり、固いタイプのペットフードが食べられない幼犬や老犬等にも非常に適した物性を有していた。
また、粉末ミックスJに水10gを加えて2軸エクストルーダに供給し、温度140℃で直径9.2mmの球状に押し出し、120℃で乾燥することによってペットフード粒を得た。このペットフード粒にお湯または水を加え、膨潤させたのち混合したところ、ペースト状のペットフードを作ることができた。
・粉末カスタードクリームの素
砂糖25g、脱脂粉乳14,5g、クリーミングパウダー5g、卵黄粉末1.5g、即溶解ペクチン1g、粉末香料0.3g、色素0.2gを混合し粉末ミックスKを作成した。この粉末ミックスを水100gに加え、十分に溶解し泡立てたところ、室温でも保形性のあるカスタードクリームを作ることができた。
・インスタントジャムの素
砂糖13.5g、即溶解ペクチン1.5gを混合し、粉末ミックスLを作成した。この粉末ミックスを水40gに溶解したのち、ストロベリーピューレ100gと混合するとただちにストロベリージャムを作ることができた。この方法は加熱を必要としないため、低糖度なジャムを作ることができるうえ、果実のフレッシュ感が維持されており非常に風味の良いジャムを作ることができる。
・冷菓
粉末水あめ200g、即溶解ペクチン20g、粉末香料3g、粉末色素2g、デキストリン75gを混合し粉末ミックスMを製造した。この粉末ミックスを水2000gに溶解し、アイスキャンディー型に流しいれ、冷凍したところシャーベット状の冷菓を得ることができた。この冷菓はペクチンにより氷結晶の形成が阻害され、固くなりすぎず、喫食に適した物性を有していた。
・菓子うわがけ用ゼリー
砂糖426g、即溶解ペクチン15g、クエン酸5g、ピロリン酸ナトリウム4gを混合し粉末ミックスNを製造した。この粉末ミックスを60℃のお湯1000gに混合溶解し、室温まで冷却し菓子うわがけ用ゼリーを作成した。このうわがけ用ゼリーを洋菓子表面に使用した場合、撹拌して塗布する際には適度な流動性があり、塗布後は菓子表面に透明性とつやを与えることができた。

Claims (14)

  1. ペクチン中のカルシウム含量を500ppm以下に調節したことを特徴とする粉末ミックス。
  2. ペクチン中のナトリウム含量を5000ppm以上に調節したことを特徴とする請求項1に記載の粉末ミックス。
  3. ペクチン中のカリウム含量を5ppm以上に調節したことを特徴とする請求項1または2に記載の粉末ミックス。
  4. 80質量%以上を粒子径150μm以下に調節したペクチンを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粉末ミックス。
  5. ペクチンがHMまたはLMペクチンである請求項1〜4のいずれかに記載の粉末ミックス。
  6. ナトリウム塩、カリウム塩、及びマグネシウム塩からなる群の1種または2種以上を含む請求項1〜5のいずれかに記載の粉末ミックス。
  7. カルシウム塩を含む請求項1〜6のいずれかに記載の粉末ミックス。
  8. 5℃の液状食品と混合した際に容易に溶解し、粘度を発現またはゲルを形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の粉末ミックス。
  9. さらに造粒されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の粉末ミックス。
  10. ペクチンを含む粉末ミックスの造粒においてナトリウム塩またはカリウム塩の溶液をバインダーとして用いることを特徴とする請求項9記載の粉末ミックス。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の粉末ミックスを、5℃以上の液状食品に添加するか、あるいは5℃以上の水に添加後に液状食品と混合したことを特徴とする食品。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載の粉末ミックスを含む食品。
  13. 食品がゼリー、プリン、クリームデザート、ジャム・フルーツソース、菓子うわがけ用ゼリー、冷菓、飲料、乳製品、ベビーフード、ペットフード、飼料、ダイエット向け食品、調味料、濃厚流動食である請求項1〜10のいずれかに記載の粉末ミックスを含む食品。
  14. 請求項1〜10のいずれかに記載の粉末ミックスを含む濃厚流動食向け粘度調節剤またはゲル化剤。
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