JPH10215678A - 菌根菌の子実体の人工栽培方法 - Google Patents

菌根菌の子実体の人工栽培方法

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JPH10215678A JP9028193A JP2819397A JPH10215678A JP H10215678 A JPH10215678 A JP H10215678A JP 9028193 A JP9028193 A JP 9028193A JP 2819397 A JP2819397 A JP 2819397A JP H10215678 A JPH10215678 A JP H10215678A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 菌根菌の子実体を人工栽培する方法、および
菌根菌の子実体の人工栽培用培地を提供すること。 【解決手段】 腐葉土を含む培地で菌根菌を培養する工
程を含む、菌根菌の子実体の人工栽培方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菌根菌の子実体の
人工栽培および菌根菌の子実体の培養に用いる培地に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マツタケ、ホンシメジなどに
代表される菌根性菌(以後、菌根菌)は、多くの研究機
関によって生態学的研究、栽培研究が行われてきた。菌
根菌は、樹木と共生関係にあるといわれているにもかか
わらず、その関係が未だに解明されていない。従って、
菌根菌に関して人工培地を用いて菌糸を増殖させること
はできるが、子実体を形成させることはできない。これ
までの菌根菌の研究では、菌根形成に関するミクロフロ
ーラの影響に重点がおかれ、子実体の形成には、菌根菌
以外の微生物の作用が必要であるとする学説もある。
【0003】菌根菌の子実体は、市場価値の高いキノコ
が多いが、天然のキノコは収穫時期、収穫量などに制限
があるため、菌根菌の子実体を安定的に大量に入手する
目的で、菌根菌の子実体の人工栽培が試みられている。
今日、一般に販売されている「ほんしめじ」、「やまび
こほんしめじ」などの名称で販売されているキノコは、
木材腐朽性であって子実体の栽培が容易なブナシメジ
(Hypsizygus marmoreus)であり、分類上のホンシメジ
(Lyophyllum shimeji)とは異なる。この事実は、今関
六地、大谷吉雄、本郷次雄:日本のキノコ、山と渓谷、
(1988)によって「たくましい商魂はブナシメジの栽培品
をホンシメジと偽って和名を混同させた」と指摘されて
いる。
【0004】しばしば、菌根菌であるホンシメジおよび
マツタケの人工栽培に成功した、との報告(きのこ技術
集談会編集委員会編;きのこの基礎科学2最新技術、25
7〜275頁、農村文化社、1991)があるが、これらは子実
体を形成させるには至っていない。つまり、現在まで菌
根菌の子実体の人工栽培方法は確立されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題の
解決を目的とするものであり、特に、菌根菌の子実体を
人工栽培する方法、および菌根菌の子実体の人工栽培用
培地を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、既存のキ
ノコ栽培には用いられない腐葉土を培地成分として含む
培地を用いて栽培を行うことにより、菌根菌の子実体を
人工的に形成させることが可能であることを見出して本
発明を完成した。さらに、本発明者らは、滅菌を行った
培地を用いて子実体の発生に成功したことから、子実体
の発生が他の微生物の作用とは無関係であることを発見
した。つまり、本発明の培地を用いることにより、菌根
菌の菌糸生長を促進し、子実体の原基形成を誘導するこ
とが可能であることを見出した。
【0007】本発明の人工栽培方法は、腐葉土を含む培
地で菌根菌を培養する工程を含む。
【0008】好ましい実施態様においては、上記菌根菌
は、ホンシメジ(Lyophyllum shimeji)、マツタケ(Tr
icholoma matsutake)、バカマツタケ(Tricholoma bak
amatsutake)、トリュフ(Tuber melanosporum)、ある
いはショウロ(Rhizopogon rubescens)である。
【0009】好ましい実施態様においては、上記腐葉土
は、広葉樹に由来する。
【0010】好ましい実施態様においては、上記培地
は、オガクズをさらに含む。
【0011】好ましい実施態様においては、上記オガク
ズは、広葉樹に由来する。
【0012】好ましい実施態様においては、上記広葉樹
は、ブナ、ミズナラ、シイ、カシ、またはコナラの少な
くとも1種である。
【0013】好ましい実施態様においては、上記培地
は、リグニンをさらに含む。
【0014】好ましい実施態様においては、上記培地
は、米ヌカおよびフスマをさらに含む。
【0015】好ましい実施態様においては、上記培地
は、腐葉土、オガクズ、米ヌカ、フスマ、およびリグニ
ンからなる培地である。
【0016】好ましい実施態様においては、上記培地
は、乾燥重量比で、腐葉土10〜30%、オガクズ30〜50
%、米ヌカ10〜30%、フスマ10〜30%、およびリグニン
0〜2%からなる培地である。
【0017】本発明の菌根菌の子実体の人工栽培用培地
は、腐葉土を含む。
【0018】好ましい実施態様においては、上記培地
は、オガクズ、米ヌカ、およびフスマをさらに含む。
【0019】好ましい実施態様においては、上記培地
は、腐葉土、オガクズ、米ヌカ、フスマ、およびリグニ
ンからなる培地である。
【0020】好ましい実施態様においては、上記培地
は、乾燥重量比で、腐葉土10〜30%、オガクズ30〜50
%、米ヌカ10〜30%、フスマ10〜30%、およびリグニン
0〜2%からなる培地である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の菌根菌の子実体の人工栽
培方法は、腐葉土を含む培地で菌根菌を培養する工程を
含む。本発明の人工栽培方法および人工栽培方法に用い
られる培地を、以下に詳述する。
【0022】1.菌根菌 本明細書において、菌根菌とは、自然界で菌根を形成し
得る菌をいう。菌根菌は、好ましくは、Lyophyllum属、
Tricholoma属、Rhizopogon属、Tuber属などに属する菌
であり、より好ましくは、ホンシメジ(Lyophyllum shi
meji)、マツタケ(Tricholoma matsutake)、バカマツ
タケ(Tricholoma bakamatsutake)、トリュフ(Tuber
melanosporum)、またはショウロ(Rhizopogon rubesce
ns)であり、最も好ましくは、ホンシメジである。菌根
菌は、天然に生じる子実体から採取してもよいし、例え
ば、研究機関および寄託機関に保存されているものでも
よい。
【0023】2.菌根菌の子実体の人工栽培用培地の組
成および作成 組成 本発明の人工栽培用培地は、腐葉土を含む。本発明の人
工栽培用培地は、培地全体の乾燥重量に対して腐葉土を
乾燥重量比で3%以上、好ましくは10%以上、さらによ
り好ましくは15%以上で有する。ただし、本明細書中で
は、乾燥重量とは、90℃において5時間乾燥を行った後
の重量をいう。
【0024】ここで、本明細書において腐葉土とは、広
葉樹の葉、樹皮、小枝などを自然環境下で6カ月以上放
置したものをいう。腐葉土は、一般に広葉樹として公知
である全ての樹種に由来し得る。腐葉土は、広葉樹の
葉、樹皮などに由来し得る。腐葉土は、1種の広葉樹に
由来し得、あるいは多種類の広葉樹に由来し得る。ま
た、腐葉土は、市販のものを使用し得る。
【0025】本発明の人工栽培用培地は、オガクズをさ
らに含み得る。本発明の人工栽培用培地は、培地全体の
乾燥重量に対してオガクズを乾燥重量比で20%以上、好
ましくは30%以上、さらにより好ましくは40%以上で有
する。
【0026】ここで、本明細書においてオガクズとは、
広葉樹の木材から得られる直径5ミリ以下の木材破片を
いう。オガクズは、一般に広葉樹として公知である全て
の樹種に由来し得る。オガクズは、1種の広葉樹に由来
し得、あるいは多種類の広葉樹に由来し得る。好ましい
広葉樹は、ブナ属、コナラ属、またはシイ属に属する広
葉樹、より好ましくは、ブナ、コナラ、ミズナラ、カエ
デ、シイ、カシ、またはクヌギ、さらにより好ましく
は、ブナである。
【0027】本発明の人工栽培用培地は、米ヌカ、フス
マ、およびリグニンをさらに含み得る。
【0028】本発明の人工栽培用培地は、腐葉土、オガ
クズ、米ヌカ、およびフスマを含むことが好ましく、腐
葉土、オガクズ、米ヌカ、フスマ、およびリグニンから
なることがさらに好ましく、そして乾燥重量比で、腐葉
土10〜30%、オガクズ30〜50%、米ヌカ10〜30%、フス
マ10〜30%、およびリグニン0〜2%からなることが最
も好ましい。
【0029】上記の培地成分を混合し、当業者に周知の
方法に従って水を加えて練り合わせることにより、本発
明の人工栽培方法に用いられる培地が作成される。
【0030】培養容器 本発明の培地を入れる培養容器は、滅菌処理に耐え得る
容器であれば、その形状、大きさ、材料などは制限され
ない。キノコ栽培で最も一般的に用いられる容量850c
c、58φのビンを使用してもよいし、他の菌床栽培用容
器、例えば袋栽培用の袋を使用することもできる。
【0031】3.滅菌 上記の人工栽培用培地は、培養容器に詰められた後、滅
菌処理が行われる。腐葉土は雑菌が多く、栄養価の高い
米ヌカ、フスマなどを用いると雑菌の繁殖を招き、菌根
菌の繁殖の妨げとなるため、十分に殺菌を行う必要があ
る。滅菌方法の例としては、高圧蒸気滅菌、常圧蒸気滅
菌などが挙げられるが、特に121℃60分程度の高圧蒸気
滅菌が好ましい。滅菌条件は、一般的に用いられる滅菌
処理の条件の範囲内であれば、特に限定されないが、大
量に蒸気滅菌を行う場合は、滅菌処理の時間を延長する
ことが好ましい。
【0032】4.菌根菌の接種 接種に用いられる菌根菌としては、微生物寄託機関およ
び研究機関などで保存されている菌株、あるいは天然の
菌根菌の子実体から採取した胞子、またはこの胞子を発
芽および増殖させて得た菌糸であってもよい。このよう
な菌根菌を、オガクズ米ヌカ混合培地などの培地で増殖
させた状態のものを種菌として用いる。
【0033】5.子実体の栽培 5.1 培養 菌根菌の子実体を栽培するためには、まず、種菌を培地
に接種し培養を行い、菌根菌を増殖させ、菌回りを完了
させる(培地全体に菌糸が行き渡った状態を、菌回りが
完了した、という)。培養条件は、菌根菌が生育可能な
条件であれば、特に限定されない。好ましくは、温度
は、20℃以上26℃以下、湿度は、50%以上75%以下、CO
2濃度は、2000ppm以下である。より好ましくは、温度
は、22℃以上24℃以下、湿度は60%以上70%以下、CO2
濃度は、1500ppm以下である。さらに好ましくは、温度2
3℃、湿度60〜70%RH、CO2濃度1500ppm以下である。光
照射は、あってもなくてもよいが、好ましくは、暗黒条
件である。菌回りにかかる時間は、培養に用いる容器の
容量(培地の容量)によって変動する。菌回りが完了し
た後、さらに数日間培養を続け、菌糸を熟成させ、子実
体の発生を促進する。熟成期間は、5日以上30日以下、
好ましくは15日以上20日以下であり得る。しかし、熟成
は必ずしも必要ではない。
【0034】5.2 芽出し 培養後、芽出し操作を行う。芽出し操作の前に、菌掻き
を行ってもよく、行わなくてもよい。菌掻きを行わない
場合、上記5.1の培養物を、芽出し条件で培養する。菌
掻きを行う場合は、上記5.1の培養物に菌掻きを行った
後、芽出し条件で培養する。菌掻きの方法の例として
は、当業者に周知の「ぶっかき」、「ひらがき」、「ま
んじゅうがき」などの方法が挙げられるが、これらに限
定されない。菌掻きを行うと、子実体の形態が整う、子
実体の成長が揃う、などの効果が得られる。
【0035】芽出し条件は、一般に菌根菌が生育可能な
条件であれば、特に限定されない。好ましくは、温度
は、14℃以上20℃以下、湿度は、80%以上95%以下、CO
2濃度は、3000ppm以下である。より好ましくは、温度
は、16℃以上20℃以下、湿度は85%以上95%以下、CO2
濃度は、2500ppm以下である。さらに好ましくは、温度1
8℃、湿度90%RH、CO2濃度2000ppm以下である。光照射
は、あってもなくてもよいが、好ましくは、暗黒条件で
ある。芽出し条件は、培養条件よりも低温、および高湿
度であることが好ましい。芽出し条件で培養される日数
は、特に限定されず、肉眼で幼子実体の形成が認められ
るまでである。
【0036】5.3 子実体の生育 5.2で得られる幼子実体の生育は、菌根菌が生育可能な
条件であれば、特に限定されない。好ましくは、温度
は、14℃以上20℃以下、湿度は、75%以上95%以下、CO
2濃度は、2000ppm以下である。より好ましくは、温度
は、16℃以上20℃以下、湿度は85%以上95%以下、CO2
濃度は、1800ppm以下である。さらに好ましくは、温度1
8℃、湿度90%RH、CO2濃度1500ppm以下である。生育工
程では、光照射が必要である。光照射は、好ましくは、
50Lux以上500Lux以下で1日あたり1時間以上8時間以
下、さらに好ましくは、100Lux以上300Lux以下で1日あ
たり1時間以上6時間以下、さらにより好ましくは、10
0Lux以上200Lux以下で1日あたり3時間程度である。所
望の形態のキノコ得るためには、光照射およびCO2濃度
を、適切にコントロールする。生育を行う日数は、菌根
菌の生育条件によって変化し得る。菌根菌の子実体が所
望の大きさに生育したら、子実体の収穫を行う。
【0037】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。しか
し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0038】1.培地の作製 以下の表1に示す培地成分を混合し、口径58φ、容量85
0ccのポリプロピレン製のビンに詰め、常法に従って、
培地中央に直径18mmのホールをあけ、キャップをはめ
た。次いで、121℃、60分間の蒸気滅菌を行い、その
後、清浄な室内で培地温度が18℃となるまで冷却した。
【0039】
【表1】
【0040】2.ホンシメジの接種 市販のホンシメジ(Lyophyllum shimeji)の子実体から
胞子を採取し、ポテトデキストロース寒天培地(PDA培
地)上で発芽および菌糸の増殖を行った。発芽および菌
糸の増殖の条件は、温度25℃、湿度65%RH、暗黒条件下
で25日間培養した。培養菌糸片5mm角を新たにPDA培地
に接種し、同条件下で培養を行った。この操作を計3回
繰り返して菌を純化した。そして米ヌカを栄養源として
含む広葉樹オガクズ培地に接種し、種菌を作製した。こ
のようにして得られた菌糸とオガクズ培地の混合物を種
菌として用いた。種菌を、常法に従って上記の腐葉土を
含む培地(1コンテナ、16本)に接種した。
【0041】3.子実体の栽培 3.1 培養 暗黒下、温度23℃、湿度60〜70%RH、CO2濃度1500ppm以
下の条件で培養した。菌糸は30日間で菌回りが完了した
が、その後15日間の熟成期間をとり、総培養日数は45日
間とした。
【0042】3.2 芽出し 培養終了後、芽出し操作を行った。菌掻きを行う方法と
菌掻きをしない方法の二種で行った。いずれの場合も芽
出しの条件は、暗黒下、温度18℃、湿度90%RH、CO2
度2000ppm以下であった。 (1)菌掻きした場合 「ぶっかき」による方法で菌掻きを行い芽出室へ移動し
た。菌糸が再生し幼子実体が形成されるまでに12日間か
かった。 (2)菌掻きしない場合 キャップを取りはずし、芽出室へ移動した。幼子実体が
形成されるまでに10日間かかった。 これらの結果から、菌掻きを行うか否かにかかわらず、
ホンシメジが子実体を形成することが分かった。
【0043】3.3 子実体の生育 3.2で得られた幼子実体の生育を、温度18℃、湿度90%R
H、CO2濃度1500ppm以下の条件で行った。生育工程で
は、100〜200Luxで1日あたり3時間程度の光照射を行
った。子実体は、菌掻きを行うか否かにかかわらず、生
育11日目で茎長8cm程度となった。1ビンあたりで収穫
された子実体の収量は平均120gであった。
【0044】
【発明の効果】本発明によって、これまで不可能とされ
てきた菌根菌の子実体の人工栽培が可能となった。本発
明の人工栽培方法は、場所、季節、天候にかかわらず、
キノコの子実体を施設栽培することが可能であるため、
大量栽培に道が拓けた。これまでのキノコと比較しても
大差のない、総栽培日数65〜70日間での栽培も可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 生育11日目のホンシメジの子実体である、生
物の形態を示す写真である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐葉土を含む培地で菌根菌を培養する工
    程を含む、菌根菌の子実体の人工栽培方法。
  2. 【請求項2】 前記菌根菌が、ホンシメジ(Lyophyllum
    shimeji)、マツタケ(Tricholoma matsutake)、バカ
    マツタケ(Tricholoma bakamatsutake)、トリュフ(Tu
    ber melanosporum)、またはショウロ(Rhizopogon rub
    escens)のいずれかである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記腐葉土が、広葉樹に由来する、請求
    項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記培地が、オガクズをさらに含む、請
    求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記オガクズが、広葉樹に由来する、請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記広葉樹が、ブナ、ミズナラ、シイ、
    カシ、またはコナラの少なくとも1種である、請求項4
    または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記培地が、リグニンをさらに含む、請
    求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記培地が、米ヌカおよびフスマをさら
    に含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記培地が、腐葉土、オガクズ、米ヌ
    カ、フスマ、およびリグニンからなる培地である、請求
    項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記培地が、乾燥重量比で、腐葉土10
    〜30%、オガクズ30〜50%、米ヌカ10〜30%、フスマ10
    〜30%、およびリグニン0〜2%からなる培地である、
    請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 腐葉土を含む、菌根菌の子実体の人工
    栽培用培地。
  12. 【請求項12】 前記培地が、オガクズ、米ヌカ、およ
    びフスマをさらに含む、請求項11に記載の培地。
  13. 【請求項13】 前記培地が、腐葉土、オガクズ、米ヌ
    カ、フスマ、およびリグニンからなる培地である、請求
    項11または12に記載の培地。
  14. 【請求項14】 前記培地が、乾燥重量比で、腐葉土10
    〜30%、オガクズ30〜50%、米ヌカ10〜30%、フスマ10
    〜30%、およびリグニン0〜2%からなる培地である、
    請求項11〜13のいずれかに記載の培地。
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