JPH10214466A - 磁気カードリーダ - Google Patents

磁気カードリーダ

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JPH10214466A
JPH10214466A JP2967597A JP2967597A JPH10214466A JP H10214466 A JPH10214466 A JP H10214466A JP 2967597 A JP2967597 A JP 2967597A JP 2967597 A JP2967597 A JP 2967597A JP H10214466 A JPH10214466 A JP H10214466A
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JP
Japan
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magnetic card
magnetic
magnetic head
roller
gap
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Application number
JP2967597A
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English (en)
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Hitoshi Sato
仁志 佐藤
Takashi Sagawa
隆 佐川
Takashi Abe
隆 阿部
Hidenobu Someya
英伸 染谷
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NEURON KK
Original Assignee
NEURON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さが異なる磁気カードを用いても正常に再
生や記録を行うことができ、製造コスト及び使用側の設
置場所を含む設置コストを低減すると共に量産化を促進
した磁気カードリーダを提供する。 【解決手段】 磁気ヘッド28と押し圧具29との間の
距離を、隙間調整手段36,37により磁気カード4の
厚みに応じて調整し、異なる厚みの磁気カード4を用い
ても、磁気ヘッド28及び押し圧具29により最適な所
定圧を当該磁気カード4に与えるように構成してなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードリーダ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、駆動ローラと従動ローラとの間
に挟まれて搬送される磁気カードを、磁気ヘッドと、ロ
ータリーエンコーダー用ローラ等の押圧部材との間に挟
み込み、前記磁気ヘッドによって、磁気カードの磁気情
報の記録及び/又は再生を行うようにした磁気カードリ
ーダは知られている。
【0003】この種のものでは、磁気カードの搬送方向
に沿って三個の駆動ローラが配列され、それぞれの駆動
ローラに対向して従動ローラが配列されるのが一般的で
ある。磁気ヘッドは中央の駆動ローラの近傍に配置され
て、この中央の駆動ローラと従動ローラとの間に磁気カ
ードが挟まれた時には、前後に配列された従動ローラは
対向する駆動ローラから離間して、磁気カードは、中央
の駆動ローラと従動ローラとの間に生じる送り力によっ
てのみ搬送されるよう構成される。
【0004】近年では、種々の磁気カードが流通するよ
うになり、従来では、例えば0.6mm位の厚めの磁気
カードが主流であったが、近年、0.2mm位の薄い磁
気カードが流通するようになってきている。従来の磁気
カードリーダは、駆動ローラと従動ローラとの間の隙間
は小さく設定されており、仮に、0.2mm位の薄い磁
気カードが、駆動ローラと従動ローラとの間に進入して
も、この磁気カードを搬送することに大きな問題は生じ
ない。通常、駆動ローラは外周に軟質性のゴムが巻かれ
ており、前述した磁気カードの厚さの差(=0.4m
m)等は、このゴムに吸収されてしまうからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように、磁気ヘッドにはこの磁気ヘッドに磁気カードを
挟んで所定の圧力を付与するロータリーエンコーダー用
ローラが対向して配置される。このロータリーエンコー
ダー用ローラの外周には通常硬質のゴムが巻かれてお
り、磁気ヘッドは金属製である。
【0006】従って、従来の構成では、駆動ローラと従
動ローラとの間の間隙のように、ゴムによる吸収等は不
可能であるので、磁気ヘッドとロータリーエンコーダー
用ローラとの間隙は、予め小さく設定すること等はでき
ない。0.6mm位の厚めの磁気カード用に設定する場
合には、それよりも若干小さく設定する程度である。こ
のように間隙が設定された磁気カードリーダに、0.2
mm位の薄い磁気カードが搬入されると、ロータリーエ
ンコーダー用ローラによる押圧力が利かなくなり、正確
な磁気情報の記録及び/又は再生を行うことができな
い。
【0007】そこで、従来では、磁気カードの厚さ別に
磁気カードリーダをそれぞれ製造・設置しなければなら
ず、製造コスト及び使用側の設置場所を含む設置コスト
が高くなると共に、量産化が妨げられるといった問題が
あった。
【0008】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、磁気カードの厚さが異なっても同一の磁気カードリ
ーダにより再生や記録を行うことができ、製造コスト及
び使用側の設置場所を含む設置コストを低減できると共
に、量産化を促進できる磁気カードリーダを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、駆動ローラと従動ローラとの間に挟まれて搬送され
る磁気カードを、磁気ヘッドと押圧部材との間に挟み込
み、前記磁気ヘッドによって磁気情報の記録及び/又は
再生を行う磁気カードリーダにおいて、前記磁気ヘッド
と前記押圧部材との間の間隙を、前記磁気カードの厚み
に応じて調整する間隙調整手段を備えたものである。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、磁気
ヘッドと押圧部材との間の間隙が、間隙調整手段により
磁気カードの厚みに応じて変化するため、異なる厚みの
磁気カードが用いられても、最適な所定圧が当該磁気カ
ードに与えられ、正常な再生や記録が行われる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のものにおいて、前記間隙調整手段は、前記磁気ヘッド
を支持し、支点周りに揺動するレバーと、このレバーの
揺動角を、前記磁気カードの厚みに応じて規制する揺動
角規制手段とを備えるものである。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、磁気
ヘッドが、支点周りに揺動するレバーに支持され、この
レバーの揺動角が、揺動角規制手段により磁気カードの
厚みに応じて規制され、磁気ヘッドと押圧部材との間の
間隙が変化するため、異なる厚みの磁気カードが用いら
れても、最適な所定圧が当該磁気カードに与えられ、正
常な再生や記録が行われる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のものにおいて、前記間隙調整手段は、前記磁気ヘッド
を支持し、支点周りに揺動するレバーと、このレバーの
揺動角を、前記磁気カードの厚みに応じて規制する揺動
角規制手段とからなり、前記揺動角規制手段は、手動ま
たはアクチュエータにより、前記レバーの揺動角を規制
するものである。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、磁気
ヘッドが、支点周りに揺動するレバーに支持され、この
レバーの揺動角が、揺動角規制手段により磁気カードの
厚みに応じて規制され、磁気ヘッドと押圧部材との間の
間隙が変化するため、異なる厚みの磁気カードが用いら
れても、最適な所定圧が当該磁気カードに与えられ、正
常な再生や記録が行われる。この時、上記揺動角規制手
段によるレバーの揺動角規制は、手動またはアクチュエ
ータにより行われる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のものにおいて、磁気ヘッドの近
傍位置及び磁気ヘッドから離れた位置に、磁気カードを
搬送する駆動ローラ及び従動ローラをそれぞれ備え、前
記磁気ヘッド近傍位置の駆動・従動ローラが磁気カード
を挟み込んでいる際には、他の従動ローラが前記磁気カ
ードに対して触れない若しくは前記磁気カードの動きに
影響を与えない程度に離間移動するように、前記各従動
ローラが連結されるものである。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、磁気
ヘッド近傍位置の駆動・従動ローラが磁気カードを挟み
込んでいる際には、他の従動ローラが磁気カードに対し
て触れない若しくは磁気カードの動きに影響を与えない
程度に離間移動するため、磁気ヘッドによる磁気情報の
再生中や記録中における磁気ヘッドから離れた位置の駆
動、従動ローラによる悪影響が排除される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0018】図1に示すように、磁気カードリーダは概
略、磁気カード4を搬送する駆動ローラ1,2,3及び
従動ローラ9,10,11と、駆動ローラ1,2,3の
駆動源となる駆動モータ19と、磁気カード4に対して
磁気情報の記録や再生を行う磁気ヘッド28と、この磁
気ヘッド28との間に搬送される磁気カード4を挾み込
んで所定圧を付与する押圧部材としてのロータリーエン
コーダー(速度計測器)用ローラ29等とから構成され
ている。従動ローラ9,10,11、及び駆動ローラ
1,2,3の外周には軟質性のゴムが巻かれている。
【0019】上記駆動ローラ1,2,3は、磁気カード
4の搬送方向(図示左右方向)に互いに所定間隔離間し
て並設されており、駆動ローラ1,3は、その間の長さ
が磁気カード4の長さより多少短くなる位置に配設され
ている。
【0020】駆動ローラ1,2,3は、筐体5に回転可
能に支持された回転軸6,7,8にそれぞれ固定され、
これら回転軸6,7,8には、従動プーリ15,16,
17が固定され、これら従動プーリ15,16,17に
は、タイミングベルト18が掛け渡されている。上記駆
動モータ19は、その出力軸に駆動プーリ20が固定さ
れており、この駆動プーリ20と上記従動プーリ16と
の間には、タイミングベルト44が掛け渡されている。
上記従動ローラ9,10,11は、上記駆動ローラ1,
2,3の下方に対向する位置(図における駆動ローラ
1,2,3に重なる位置)に所定間隔(極めて僅かな間
隔)離間して配置される。
【0021】これら従動ローラ9,10,11は、駆動
ローラ1,2,3との間に磁気カード4が挟み込まれる
時には、図示を省略した機構を介して、磁気カード4の
厚さに応じて、下方に後退するように移動可能に支持さ
れている。
【0022】磁気ヘッド28は、中央の従動ローラ10
の近傍に位置し、磁気カード4が、中央の駆動ローラ2
と従動ローラ10との間の送り力で搬送される時に、磁
気情報を記録、或いは再生する。従って、磁気カード4
が、中央の駆動ローラ2と従動ローラ10との間の送り
力で搬送される時には、ほかの従動ローラ9,11は磁
気カード4に接触させないことが望ましい。そのため
に、従来の構成では、磁気ヘッド28近傍位置の駆動・
従動ローラ2,10が、磁気カード4を挟み込んでいる
際には、他の従動ローラ9,11が、磁気カード4に対
して触れない若しくは磁気カード4の動きに影響を与え
ないように、他の従動ローラ9,11を下方に後退させ
る、例えばリンク機構(図示せず)等が採用される。
【0023】上記駆動ローラ1の手前(図示左側)に
は、厚み検出センサ21が設けられ、挿入された磁気カ
ード4の厚みを検出する。この厚み検出センサ21は、
例えば接触検知式である。また、回転軸6の搬送方向前
後位置には位置検出センサ22,23が設けられ、回転
軸7の搬送方向前後位置には位置検出センサ24,25
が設けられ、回転軸8の搬送方向前後位置には位置検出
センサ26,27が設けられ、これらは搬送中の磁気カ
ード4の位置を検出する。これら位置検出センサ22〜
27は、例えば光反射式または光透過式或いは接触検知
式である。
【0024】上記磁気ヘッド28は、上記従動ローラ1
0の近傍位置、且つ磁気カード4の裏面の所定位置に設
けられた磁気ストリップ4aが搬送中に対向する位置に
配置されている。この磁気ヘッド28には処理回路32
が接続されており、この処理回路32によって、磁気情
報が磁気ヘッド28を通して磁気カード4に記録され、
或いは磁気カード4から再生される。
【0025】上記速度計測用ローラ29は、上記磁気ヘ
ッド28の上方に対向する位置(図における磁気ヘッド
28より紙面手前側の位置)に所定間隔離間して配置さ
れており、この速度計測用ローラ29は、筐体5に回転
可能に支持された回転軸30に固定されている。そし
て、この速度計測用ローラ29の回転は、エンコーダ3
1により検出される。
【0026】第一の実施の形態では、図2の要部拡大図
(磁気ヘッド28の正面視)に示すように、上述した磁
気ヘッド28が、ピン33を支点として揺動可能なレバ
ー34の先端に固定されている。このレバー34は、圧
縮ばね35により上方(速度計測用ローラ29側)に付
勢されていると共に、その上端面の2箇所に円弧状の切
欠34a,34bがそれぞれ形成されている。
【0027】このレバー34の上方には、搬送方向(図
示左右方向)に摺動可能に支持された棒状部材36が配
設されている。この棒状部材36の磁気ヘッド28側の
端部には、上述した円弧状の切欠34a,34bに嵌入
可能なローラ37が回転自在に支持され、反対側の端部
には、ハンドル38が取り付けられており、このハンド
ル38には、例えばエアーシリンダ、ソレノイド等のリ
ニアアクチュエータの作動部39が固定されている。
【0028】なお、上記棒状部材36及びローラ37に
よりレバー34の揺動角を規制する揺動角規制手段が構
成されている。上記リニアアクチュエータは、上述した
厚みセンサ21の出力に基づいて磁気カード4の厚みを
判断しこの厚みに応じて駆動指令を送出するCPU(図
示せず)により駆動制御される。
【0029】次に、この磁気カードリーダの作用につい
て説明する。
【0030】先ず、初期の状態においては、ローラ37
が切欠34aに嵌入しており、磁気ヘッド28と速度計
測用ローラ29との間の隙間T1は、図2に実線で示す
厚めの磁気カード(厚さ約0.6mm)4を挾み込んだ
時に、磁気カード4に最適な所定圧が付与されるような
値に設定されている。
【0031】図示左側の挿入口(図示せず)から磁気カ
ード4が挿入されると、磁気カード4の厚みが、厚みセ
ンサ21により検出されると共に、駆動モータ19が回
転駆動する。この回転駆動力は、駆動プーリ20、タイ
ミングベルト44,18、従動プーリ15,16,17
を介して回転軸6,7,8に伝達されて、駆動ローラ
1,2,3が一定速度で回転し、挿入された上記磁気カ
ード4は、駆動ローラと従動ローラとの間に挾まれなが
ら図示右方向に搬送される。
【0032】磁気カード4が厚めの磁気カードである場
合には、リニアアクチュエータは駆動されずに初期状態
のままで、磁気カード4には、磁気ヘッド28と速度計
測用ローラ29との間で最適な所定圧が付与され、磁気
ヘッド28により精度の良い再生や記録が行われる。
【0033】一方、図2に点線で示す薄い磁気カード
(厚さ約0.2mm)4が挿入された場合には、CPU
がリニアアクチュエータに駆動指令を発して、棒状部材
36を突出させ、ローラ37が切欠34bに嵌入する。
すると、レバー34の揺動角が、ローラ37が切欠34
aに嵌入している場合に比して大きくなり、磁気ヘッド
28と速度計測用ローラ29との間の隙間T1が隙間T
2に変化する。この隙間T2は、薄い磁気カード4を挾
み込んだ時に、薄い磁気カード4に最適な所定圧が付与
されるように設定されるため、薄い磁気カード4には、
磁気ヘッド28と速度計測用ローラ29との間で最適な
所定圧が付与され、磁気ヘッド28により精度の良い再
生や記録が行われる。
【0034】このようにして磁気カード4に対する精度
の良い再生や記録が終了したら、上記駆動モータ19が
逆回転し、図示右端まで搬送された磁気カード4は逆方
向に搬送され、挿入口から排出される。
【0035】第一の実施の形態によれば、磁気ヘッド2
8と速度計測用ローラ29との間の間隙を、磁気カード
の厚みに応じて調整するため、異なる厚みの磁気カード
を用いても、最適な所定圧が当該磁気カードに与えら
れ、正常な再生や記録を1種類の磁気カードリーダで行
うことができる。すなわち、従来、厚めの磁気カード用
と薄い磁気カード用とで2種類必要であった磁気カード
リーダを、1種類にして兼用とすることができる。
【0036】また、速度計測用ローラ29の径を、厚め
の磁気カード4に合わせて大きくする必要がなくなるた
め、厚めの磁気カード4用の磁気カードリーダより装置
を小型化することができる。
【0037】別の実施の形態においては、棒状部材36
にリニアアクチュエータを接続せずに、棒状部材36の
ハンドル38を手動で操作するよう構成してもよい。な
お、この場合には、当然に、挿入される磁気カード4の
厚さに応じて、予め、手動により棒状部材36を操作す
ることになる。
【0038】図3は、第二の実施の形態を示す要部拡大
図(磁気ヘッド28の正面視)である。この第二の実施
の形態が、第一の実施の形態と異なる点は、上述したレ
バー34に形成されていた切欠34a,34bをなくす
と共に、レバー34の揺動角を規制する揺動角規制手段
を楕円カム42に代えた点である。
【0039】この楕円カム42は、ステッピングモータ
43の出力軸に固定されており、このステッピングモー
タ43は、上述した厚みセンサ21の出力に基づいて磁
気カード4の厚みを判断しこの厚みに応じて駆動指令を
送出するCPUにより駆動制御される。初期の状態にお
いては、楕円カム42は、図3に示すように、起立した
状態(上下方向が長い状態)にあり、磁気ヘッド28と
速度計測用ローラ29との間の隙間T1は、図3に実線
で示すように、厚めの磁気カード(厚さ約0.6mm)
4を挾み込んだ時に、磁気カード4に最適な所定圧が付
与されるように設定される。
【0040】一方、図3に点線で示す薄い磁気カード
(厚さ約0.2mm)4が挿入された場合には、CPU
がステッピングモータ43に駆動指令を発し、楕円カム
42を90°回転させて、伏臥した状態(左右方向が長
い状態)にする。
【0041】すると、レバー34の揺動角が、楕円カム
42が起立した状態の場合に比べて大きくなり、磁気ヘ
ッド28と速度計測用ローラ29との間の隙間T1が、
隙間T2に変化し、薄い磁気カード4には、磁気ヘッド
28と速度計測用ローラ29との間で最適な所定圧が付
与されて、磁気ヘッド28により精度の良い再生や記録
が行われる。
【0042】この実施の形態においては、楕円カム42
にステッピングモータ43を接続せずに、楕円カム42
を手動で操作するように構成してもよい。なお、この場
合には、当然に、挿入される磁気カード4の厚さに応じ
て、予め、手動により楕円カム42を操作することにな
る。
【0043】以上、一実施の形態に基づいて本発明を説
明したが、本発明は、これに限定されるものでないこと
は明らかである。
【0044】上記実施の形態においては、従動ローラ
9,10,11は、駆動ローラ1,2,3との間に磁気
カード4を挟み込む時には、図示を省略した機構を介し
て、磁気カード4の厚さに応じて、下方に後退するよう
になっているが、この後退のための機構はどのようなも
のであってよく、限定されるものではない。
【0045】また、上記実施の形態においては、速度計
測用ローラ29により磁気ヘッド28との間に磁気カー
ド4を挾み込んで所定圧を与えるようにしているが、こ
の速度計測用ローラ29に代えて、例えば硬質のプラス
ティックよりなる押圧部材を用いるようにしても良い。
この場合には、他の位置に速度計測用ローラ29を設け
る必要がある。
【0046】また、上記実施の形態においては、初期状
態において、磁気ヘッド28と押圧部材29との間の隙
間を、厚めの磁気カードに応じた隙間に設定し、磁気カ
ード4を挿入した直後に、磁気ヘッド28と押圧部材2
9との間の隙間を磁気カード4の厚みに応じて調整する
ようにしているが、初期状態において、磁気ヘッド28
と押圧部材29との間の隙間をいかなる厚さの磁気カー
ドの進入にも抵抗のない状態とし、位置検出センサ2
4,25により、当該磁気カード4が中央の駆動・従動
ローラ2,10に進入したら、磁気ヘッド28と押圧部
材29との間の隙間を磁気カード4の厚みに応じて調整
するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至3に記
載の発明によれば、磁気ヘッドと押圧部材との間の間隙
を、間隙調整手段により磁気カードの厚みに応じて調整
するため、異なる厚みの磁気カードを用いても、最適な
所定圧が当該磁気カードに与えられ、正常な再生や記録
を1種類の磁気カードリーダで行うことができるように
なる。その結果、製造コスト及び使用側の設置場所を含
む設置コストを低減できるようになると共に、量産化を
促進できるようになる。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の何れか一つに加えて、磁気ヘッド近傍位置の駆
動・従動ローラが磁気カードを挟み込んでいる際には、
磁気ヘッドから離れた位置の駆動・従動ローラのうちの
従動ローラが磁気カードに対して触れない若しくは磁気
カードの動きに影響を与えない程度に離間移動するた
め、磁気ヘッドによる磁気情報の再生中や記録中におけ
る磁気ヘッドから離れた位置の駆動、従動ローラによる
悪影響を排除でき、請求項1乃至3の何れか一つの効果
に加えて、より精度の良い再生や記録を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気カードリーダの全体構成を示
す平面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態を示す要部拡大正面
図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示す要部拡大正面
図である。
【符号の説明】
1,3,9,11 磁気ヘッドから離れた位置の駆動、
従動ローラ 2,10 磁気ヘッドの近傍位置の駆動、従動ローラ 4 磁気カード 28 磁気ヘッド 29 押圧部材 33 支点 34 レバー 36,37,42 揺動角規制手段 T1,T2 磁気ヘッドと押圧部材との間の間隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと従動ローラとの間に挟まれ
    て搬送される磁気カードを、磁気ヘッドと押圧部材との
    間に挟み込み、前記磁気ヘッドによって磁気情報の記録
    及び/又は再生を行う磁気カードリーダにおいて、前記
    磁気ヘッドと前記押圧部材との間の間隙を、前記磁気カ
    ードの厚みに応じて調整する間隙調整手段を備えたこと
    を特徴とする磁気カードリーダ。
  2. 【請求項2】 前記間隙調整手段は磁気ヘッドを支持
    し、支点周りに揺動するレバーと、このレバーの揺動角
    を、磁気カードの厚みに応じて規制する揺動角規制手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気カー
    ドリーダ。
  3. 【請求項3】 前記間隙調整手段は磁気ヘッドを支持
    し、支点周りに揺動するレバーと、このレバーの揺動角
    を、磁気カードの厚みに応じて規制する揺動角規制手段
    とを備え、この揺動角規制手段は手動またはアクチュエ
    ータでレバーの揺動角を規制することを特徴とする請求
    項1に記載の磁気カードリーダ。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドの近傍位置及び磁気ヘッドか
    ら離れた位置に、磁気カードを搬送する駆動ローラ及び
    従動ローラをそれぞれ備え、前記磁気ヘッド近傍位置の
    駆動・従動ローラが磁気カードを挟み込んでいる際に
    は、他の従動ローラが前記磁気カードに対して触れない
    若しくは前記磁気カードの動きに影響を与えない程度に
    離間移動するように構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気カードリー
    ダ。
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