JPH065310Y2 - シートの送り出し装置 - Google Patents
シートの送り出し装置Info
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- JPH065310Y2 JPH065310Y2 JP9454988U JP9454988U JPH065310Y2 JP H065310 Y2 JPH065310 Y2 JP H065310Y2 JP 9454988 U JP9454988 U JP 9454988U JP 9454988 U JP9454988 U JP 9454988U JP H065310 Y2 JPH065310 Y2 JP H065310Y2
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- Japan
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- sheet
- sensor
- moving lever
- pair
- rollers
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Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
- 238000003457 Shi epoxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は例えばプリンタ等の画像形成装置において、シ
ート供給カセット等のシート支持部から次工程にシート
を搬送するためのシートの送り出し装置に関する。
ート供給カセット等のシート支持部から次工程にシート
を搬送するためのシートの送り出し装置に関する。
従来の技術 レーザービームプリンタ等にあっては、シートを積重ね
た状態に収容するシート供給カセットから順次、シート
を搬送路や搬送ガイドに搬入し、ここから副走査部に前
記シートを送り込むようにしている。このようなプリン
タにあっては、シート供給カセットに収容されたシート
を吸着ユニットにより持上げた後に、次工程の支持板に
送り出すために、従来特開昭61−119540号公報
に示されるようなシート送り出し装置が用いられてい
た。この装置にあっては、副走査部にシートを搬送する
保持板つまりガイドと、シートを収容するカセットとの
間に揺動自在の移動レバーを取付け、この移動レバーに
シートを挟み込む搬送ローラ対を設けている。そして、
前記移動レバー自体に、前記ローラ対に対するシートを
挟み込みを検出するためのセンサーレバーを揺動自在に
取付けるようにしている。
た状態に収容するシート供給カセットから順次、シート
を搬送路や搬送ガイドに搬入し、ここから副走査部に前
記シートを送り込むようにしている。このようなプリン
タにあっては、シート供給カセットに収容されたシート
を吸着ユニットにより持上げた後に、次工程の支持板に
送り出すために、従来特開昭61−119540号公報
に示されるようなシート送り出し装置が用いられてい
た。この装置にあっては、副走査部にシートを搬送する
保持板つまりガイドと、シートを収容するカセットとの
間に揺動自在の移動レバーを取付け、この移動レバーに
シートを挟み込む搬送ローラ対を設けている。そして、
前記移動レバー自体に、前記ローラ対に対するシートを
挟み込みを検出するためのセンサーレバーを揺動自在に
取付けるようにしている。
考案が解決しようとする課題 上記従来技術は、カセットに収容されたシートを吸着ユ
ニットによって持ち上げると、移動レバーによって搬送
ローラ対がシートに接近してくることになり、吸着ユニ
ットを移動させることなく、吸着ユニットから搬送ロー
ラへのシートの持ち代えを行なうとができ、移動手段の
小型化を達成することができるという利点がある反面、
センサーレバーの先端をこれにローラ対を通過したシー
トが接触するように調整しなければならず、この位置調
整が簡単でないという問題点があった。
ニットによって持ち上げると、移動レバーによって搬送
ローラ対がシートに接近してくることになり、吸着ユニ
ットを移動させることなく、吸着ユニットから搬送ロー
ラへのシートの持ち代えを行なうとができ、移動手段の
小型化を達成することができるという利点がある反面、
センサーレバーの先端をこれにローラ対を通過したシー
トが接触するように調整しなければならず、この位置調
整が簡単でないという問題点があった。
また、上述した従来技術にあっては、センサーレバーが
移動レバーに取付けられているために、移動レバーの回
動動作を高速で行なうと、この高速移動がセンサーレバ
ーに影響を与え、このセンサーの誤動作を引起すことと
なりかねないという問題点があった。
移動レバーに取付けられているために、移動レバーの回
動動作を高速で行なうと、この高速移動がセンサーレバ
ーに影響を与え、このセンサーの誤動作を引起すことと
なりかねないという問題点があった。
本考案はシート供給カセット等のシート支持部から搬送
路等の次工程部にシートを送り出すシートの送り出し装
置のおいて、移動レバーによりローラ対を移動させるこ
とによって移動手段の小型化を図りつつ、送り出される
シートのローラ対による挟み込み状態を確実に検知し得
るようにすることを目的とする。
路等の次工程部にシートを送り出すシートの送り出し装
置のおいて、移動レバーによりローラ対を移動させるこ
とによって移動手段の小型化を図りつつ、送り出される
シートのローラ対による挟み込み状態を確実に検知し得
るようにすることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本考案は、シート支持部に載
置されたシートを吸着手段により持ち上げて次工程部に
送り出すシートの送り出し装置において、前記シート支
持部と前記次工程部と間を往復動する移動レバーに、前
記シートを挟み込んで搬送するローラ対を取付け、前記
ローラ対が前記移動レバーによって前記シート支持部側
に位置するときには前記ローラ対の搬出側となると共に
前記ローラ対が前記移動レバーによって前記次工程部側
に位置するときには前記ローラ対の搬入側となるセンサ
ーを、前記シート支持部と前記次工程部との間に固定し
たことを特徴とするシートの送り出し装置である。
置されたシートを吸着手段により持ち上げて次工程部に
送り出すシートの送り出し装置において、前記シート支
持部と前記次工程部と間を往復動する移動レバーに、前
記シートを挟み込んで搬送するローラ対を取付け、前記
ローラ対が前記移動レバーによって前記シート支持部側
に位置するときには前記ローラ対の搬出側となると共に
前記ローラ対が前記移動レバーによって前記次工程部側
に位置するときには前記ローラ対の搬入側となるセンサ
ーを、前記シート支持部と前記次工程部との間に固定し
たことを特徴とするシートの送り出し装置である。
作用 シート支持部と次工程部との間を往復動する移動レバー
には、吸着手段によって持ち上げられたシートを搬送す
るための搬送ローラ対が設けられ、この移動レバーの位
置に応じて前記ローラ対に対して搬入側と搬出側とに相
対位置が変化するセンサーが固定されている。したがっ
て、このセンサーは移動レバーからは離れており、移動
レバーの動きがセンサーに影響を与えることがなく、確
実に作動することになる。また、前記センサーは1つで
2つの位置を検出するセンサーの作用を果すことにな
る。
には、吸着手段によって持ち上げられたシートを搬送す
るための搬送ローラ対が設けられ、この移動レバーの位
置に応じて前記ローラ対に対して搬入側と搬出側とに相
対位置が変化するセンサーが固定されている。したがっ
て、このセンサーは移動レバーからは離れており、移動
レバーの動きがセンサーに影響を与えることがなく、確
実に作動することになる。また、前記センサーは1つで
2つの位置を検出するセンサーの作用を果すことにな
る。
実施例 以下、図示する本考案の一実施例に基いて本考案を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案のシートの送り出し装置が組込まれたプ
リンタの全体を示す図であり、プリンタ本体10内には
シートSを収容するためのシート供給カセットないしマ
ガジン11が着脱自在となってており、このカセット1
1の上方にはシートSを一枚ずつ持上げるための吸着ユ
ニット12が取付けられている。この吸着ユニット12
は支軸13を中心に揺動自在となったアーム14を有
し、このアーム14の先端には吸着ポンプ15により作
動する吸着カップ16が固着されている。
リンタの全体を示す図であり、プリンタ本体10内には
シートSを収容するためのシート供給カセットないしマ
ガジン11が着脱自在となってており、このカセット1
1の上方にはシートSを一枚ずつ持上げるための吸着ユ
ニット12が取付けられている。この吸着ユニット12
は支軸13を中心に揺動自在となったアーム14を有
し、このアーム14の先端には吸着ポンプ15により作
動する吸着カップ16が固着されている。
前記アーム14を揺動させて前記吸着カップ16を上下
動させるために、第1図及び第2図に示されるように、
アーム14の後端部にはモータM1によって回転する偏
心カム17が当接しており、この偏心カム17は回転軸
17aに取付けられている。また、前記アーム14には
これを偏心カム17に当接させるべく、図示しないばね
部材の弾発力が上向きに付勢されている。前記モータM
1による前記偏心カム17の回転によって、前記アーム
14は揺動することになるが、この揺動による前記吸着
カップ16の上昇限位置と下降限位置とを検知するため
に、2つの円板18、19が前記回転軸17aに固着さ
れ、それぞれの円板18、19には位相を相互にずらし
てリミットスイッチLSを作動するためのノッチ18
a、19aが形成されている。
動させるために、第1図及び第2図に示されるように、
アーム14の後端部にはモータM1によって回転する偏
心カム17が当接しており、この偏心カム17は回転軸
17aに取付けられている。また、前記アーム14には
これを偏心カム17に当接させるべく、図示しないばね
部材の弾発力が上向きに付勢されている。前記モータM
1による前記偏心カム17の回転によって、前記アーム
14は揺動することになるが、この揺動による前記吸着
カップ16の上昇限位置と下降限位置とを検知するため
に、2つの円板18、19が前記回転軸17aに固着さ
れ、それぞれの円板18、19には位相を相互にずらし
てリミットスイッチLSを作動するためのノッチ18
a、19aが形成されている。
吸着ユニット12によって持ち上げられたシートSを副
走査部20に搬送するための搬送路21と、シート支持
部つまりシート供給カセット11との間には、支持軸2
2に対して回動自在となった移動レバー23が取付けら
れている。前記副走査部20は副走査ドラムつまりプラ
テンドラム24と、これに圧接した2つのニップローラ
つまり搬送ローラ25、26とを有しており、シートS
には、これらの搬送ローラ25、26の間の位置で、レ
ーザービームユニット27からの変調されたレーザービ
ームが照射され、画像情報の書込みがなされるようにな
っている。書込み終了後のシートSは、テイクアップカ
セット28に収容され、所定枚数のシートSが収容され
た後にはこのカセット28を取り出して現像装置に搬送
されることになる。前記レーザービームユニット27や
吸着ユニット12等における構成部材の作動は、制御部
29からの信号によって制御される。尚、レーザービー
ムによる画像の書込みが終了した後の現像をプリンタ本
体10内に設けられた現像器によって、連続的に行なう
場合もある。
走査部20に搬送するための搬送路21と、シート支持
部つまりシート供給カセット11との間には、支持軸2
2に対して回動自在となった移動レバー23が取付けら
れている。前記副走査部20は副走査ドラムつまりプラ
テンドラム24と、これに圧接した2つのニップローラ
つまり搬送ローラ25、26とを有しており、シートS
には、これらの搬送ローラ25、26の間の位置で、レ
ーザービームユニット27からの変調されたレーザービ
ームが照射され、画像情報の書込みがなされるようにな
っている。書込み終了後のシートSは、テイクアップカ
セット28に収容され、所定枚数のシートSが収容され
た後にはこのカセット28を取り出して現像装置に搬送
されることになる。前記レーザービームユニット27や
吸着ユニット12等における構成部材の作動は、制御部
29からの信号によって制御される。尚、レーザービー
ムによる画像の書込みが終了した後の現像をプリンタ本
体10内に設けられた現像器によって、連続的に行なう
場合もある。
第1図に示されたシート支持部としてのシート供給カセ
ット11と、次工程部としての搬送路21との間に設け
られた前記移動レバー23を拡大して示すと、第3図及
び第4図の通りである。
ット11と、次工程部としての搬送路21との間に設け
られた前記移動レバー23を拡大して示すと、第3図及
び第4図の通りである。
前記支持軸22は、第4図に示されるように、プリンタ
本体10内の固定部材に取付けられた支持台30に回転
自在に装着されており、前記支持軸22にはこれを中心
にそれぞれ回動自在に2つの移動レバー23が装着され
ている。それぞれの移動レバー23を揺動するために、
2つの移動レバー23を相互に固定する連結部材31に
は、支持台30に取付けられたソレノイド32が接続さ
れている。また、それぞれの移動レバー23の内面には
上下2つの搬送ローラ33a、33bが取付けられ、こ
れらのローラは搬送ローラ対34をなしている。それぞ
れ移動レバー23の内面には2つのブラケツト35、3
6が固着され、これらのブラケツト35、36に前記搬
送ローラ33a、33bの一端が回転自在に支持されて
いる。したがって、搬送ローラ対34はそれぞれシート
Sの側部を挟み込む状態で2対設けられている。
本体10内の固定部材に取付けられた支持台30に回転
自在に装着されており、前記支持軸22にはこれを中心
にそれぞれ回動自在に2つの移動レバー23が装着され
ている。それぞれの移動レバー23を揺動するために、
2つの移動レバー23を相互に固定する連結部材31に
は、支持台30に取付けられたソレノイド32が接続さ
れている。また、それぞれの移動レバー23の内面には
上下2つの搬送ローラ33a、33bが取付けられ、こ
れらのローラは搬送ローラ対34をなしている。それぞ
れ移動レバー23の内面には2つのブラケツト35、3
6が固着され、これらのブラケツト35、36に前記搬
送ローラ33a、33bの一端が回転自在に支持されて
いる。したがって、搬送ローラ対34はそれぞれシート
Sの側部を挟み込む状態で2対設けられている。
2対の搬送ローラ対34を同期して駆動するために、一
方の搬送ローラ33bの回転軸に固定されたプーリー3
7と、前記支持軸22に固定されたプーリー38との間
にはベルト39が掛け渡されており、モータM2の主軸
に固定されたプーリー40と、。前記支持軸22の一端
に固定されたプーリー41との間にはベルト42が掛け
渡されている。
方の搬送ローラ33bの回転軸に固定されたプーリー3
7と、前記支持軸22に固定されたプーリー38との間
にはベルト39が掛け渡されており、モータM2の主軸
に固定されたプーリー40と、。前記支持軸22の一端
に固定されたプーリー41との間にはベルト42が掛け
渡されている。
前記支持台30には第4図に示すように、2つの移動レ
バー23の中間の位置であって、前記シート供給カセッ
ト11と搬送路21との間の位置に、シートSを検出す
るセンサー43が固定されている。このセンサー43は
反射型超音波センサー、或いは反射型フォトセンサー等
の非接触式のセンサーによって構成されている。このセ
ンサー43と前記移動レバー23に対する記録シートS
の搬送方向の位置は、第3図に二点鎖線で示されるよう
に移動レバー23によって前記ローラ対34がシート供
給カセット11側に位置するときには、搬送ローラ対3
4に対して搬出側に位置し、実線で示されるように移動
レバー23によって搬送ローラ対34が搬送路21側に
位置するときには、搬送ローラ対34に対して搬入側と
なる位置に設定されている。したがって、1つのセンサ
ー43によって、移動レバー23が二点鎖線で示される
位置では、搬送ローラ対34に搬入されるシートSの先
端部が検知され、移動レバー23が実線で示される位置
では、搬送ローラ対34から繰り出されるシートSの後
端が検知されることになる。
バー23の中間の位置であって、前記シート供給カセッ
ト11と搬送路21との間の位置に、シートSを検出す
るセンサー43が固定されている。このセンサー43は
反射型超音波センサー、或いは反射型フォトセンサー等
の非接触式のセンサーによって構成されている。このセ
ンサー43と前記移動レバー23に対する記録シートS
の搬送方向の位置は、第3図に二点鎖線で示されるよう
に移動レバー23によって前記ローラ対34がシート供
給カセット11側に位置するときには、搬送ローラ対3
4に対して搬出側に位置し、実線で示されるように移動
レバー23によって搬送ローラ対34が搬送路21側に
位置するときには、搬送ローラ対34に対して搬入側と
なる位置に設定されている。したがって、1つのセンサ
ー43によって、移動レバー23が二点鎖線で示される
位置では、搬送ローラ対34に搬入されるシートSの先
端部が検知され、移動レバー23が実線で示される位置
では、搬送ローラ対34から繰り出されるシートSの後
端が検知されることになる。
前記ローラ対34から繰り出されたシートSを副走査部
20にまで搬送するために、第1図に示すように移動レ
バー23の近傍にはプッシュレバー44が回動自在に取
付けられており、この回動はモータM3によって行なわ
れる。
20にまで搬送するために、第1図に示すように移動レ
バー23の近傍にはプッシュレバー44が回動自在に取
付けられており、この回動はモータM3によって行なわ
れる。
上述した構成を有する本考案のシートの送り出し装置に
おける作動状態を第5図を参照しつつ説明する。
おける作動状態を第5図を参照しつつ説明する。
シートSに対して画像の書込みを開始する図示しないプ
リントスイッチがオンすると、まず、モータM1が起動
して偏心カム17が回転する。これにより、アーム14
が支持13を中心に回転して吸着カップ16が下降す
る。吸着カップ16がカセット11内のシートSに接触
する位置は、円板19に形成された下降限位置のノッチ
19aを、リミットスイッチLSが検出することによっ
て達成される。前記偏心カム17の下降限位置が検出さ
れたら、吸着カップ16がシートSに接触しているの
で、吸着ポンプ15を作動させる。
リントスイッチがオンすると、まず、モータM1が起動
して偏心カム17が回転する。これにより、アーム14
が支持13を中心に回転して吸着カップ16が下降す
る。吸着カップ16がカセット11内のシートSに接触
する位置は、円板19に形成された下降限位置のノッチ
19aを、リミットスイッチLSが検出することによっ
て達成される。前記偏心カム17の下降限位置が検出さ
れたら、吸着カップ16がシートSに接触しているの
で、吸着ポンプ15を作動させる。
この状態でモータM1を駆動することによって、しーと
Sを吸着しながら、これを上昇させる。吸着カップ16
が上昇限位置となったこと、すなわち、シートSが上昇
限位置となったことをリミットスイッチLSが検知した
ならば、モータM1を停止させると共に、第4図に示さ
れたモータM2を駆動させて搬送ローラ対34をそれぞ
れ回転させる。これと同時にソレノイド32を駆動させ
て移動レバー23を第3図に実線で示す垂直位置つまり
ローラ対34が搬送路21側となった位置から、二点鎖
線で示す傾斜位置つまりローラ対34がカセット11側
となる位置に傾斜させる。尚、この移動レバー23の移
動は、ソレノイド32を用いることなく、前記偏心カム
17と同様な構造の偏心カムを用いて行なうようにして
も良く、更に、移動レバー23は時事軸22を中心とし
て回動移動ではなく、直線方向に往復動させるようにし
ても良い。
Sを吸着しながら、これを上昇させる。吸着カップ16
が上昇限位置となったこと、すなわち、シートSが上昇
限位置となったことをリミットスイッチLSが検知した
ならば、モータM1を停止させると共に、第4図に示さ
れたモータM2を駆動させて搬送ローラ対34をそれぞ
れ回転させる。これと同時にソレノイド32を駆動させ
て移動レバー23を第3図に実線で示す垂直位置つまり
ローラ対34が搬送路21側となった位置から、二点鎖
線で示す傾斜位置つまりローラ対34がカセット11側
となる位置に傾斜させる。尚、この移動レバー23の移
動は、ソレノイド32を用いることなく、前記偏心カム
17と同様な構造の偏心カムを用いて行なうようにして
も良く、更に、移動レバー23は時事軸22を中心とし
て回動移動ではなく、直線方向に往復動させるようにし
ても良い。
このようにして、移動レバー23が傾斜することによっ
て、回転状態の搬送ローラ対34によってシートSは挟
み込まれることになり、このときに、吸着ポンプ15の
作動を停止させることになるが、この停止は、移動レバ
ー23が傾斜移動を完了してから若干の時間遅れの後に
行なう。移動レバー23が第3図において二点鎖線で示
す位置でシートSはローラ対34によって挟み込まれ
て、シートSはこれらのローラ対34によって下流側に
搬送されることになるが、シートSがローラ対34によ
り確実に挟み込まれてこれから下流側に突出すと、シー
トSの先端部がセンサー43によって検出されることに
なる。ただし、移動レバー23が傾斜してから一定の時
間が経過しても、このセンサー43がオンしなければ、
シートSはローラ対34に挟み込まれなかったことにな
るので、移動レバー23を戻して再度吸着しなおすよう
にしても良い。
て、回転状態の搬送ローラ対34によってシートSは挟
み込まれることになり、このときに、吸着ポンプ15の
作動を停止させることになるが、この停止は、移動レバ
ー23が傾斜移動を完了してから若干の時間遅れの後に
行なう。移動レバー23が第3図において二点鎖線で示
す位置でシートSはローラ対34によって挟み込まれ
て、シートSはこれらのローラ対34によって下流側に
搬送されることになるが、シートSがローラ対34によ
り確実に挟み込まれてこれから下流側に突出すと、シー
トSの先端部がセンサー43によって検出されることに
なる。ただし、移動レバー23が傾斜してから一定の時
間が経過しても、このセンサー43がオンしなければ、
シートSはローラ対34に挟み込まれなかったことにな
るので、移動レバー23を戻して再度吸着しなおすよう
にしても良い。
センサー43のオンの後に若干遅れてから、ソレノイド
32をオフして移動レバー23を第3図に実線で示す垂
直位置に戻す。これにより、このセンサー43はローラ
対34の搬入側に位置することになり、シートSがロー
ラ対34によって搬送されるにつれて、これの後端部が
センサー43の位置を通過すると、センサー43はオフ
となる。このオフ信号をもとに、所定時間つまりセンサ
ー43がオフしてから完全にシートSがローラ対34を
通過する時間が経過した後に、モータM2を停止して搬
送ローラ対34の回転を停止する。
32をオフして移動レバー23を第3図に実線で示す垂
直位置に戻す。これにより、このセンサー43はローラ
対34の搬入側に位置することになり、シートSがロー
ラ対34によって搬送されるにつれて、これの後端部が
センサー43の位置を通過すると、センサー43はオフ
となる。このオフ信号をもとに、所定時間つまりセンサ
ー43がオフしてから完全にシートSがローラ対34を
通過する時間が経過した後に、モータM2を停止して搬
送ローラ対34の回転を停止する。
これと同時に、モータM3を起動させてプッシュレバー
44を回動させることにより、シートSを副走査部20
に送り込まれる。この副走査部20にあっては、回転を
安定させるために、プリントスイッチがオンすると同時
にプラテンドラム24が回転し始めている。そして、こ
の回転速度よりも前記プッシュレバー44によるシート
Sの搬送速度が遅くなるように設定されている。これ
は、プッシュレバー44の作動によってシートSの先端
が副走査部20つまりプラテンドラム24と搬送ローラ
25との間に挟み込まれた後には、作動状態のプッシュ
レバー44がシートSから離れることによって、プッシ
ュレバー44の作動が副走査部でのシートSの送り速度
に影響を与えないようにするためである。
44を回動させることにより、シートSを副走査部20
に送り込まれる。この副走査部20にあっては、回転を
安定させるために、プリントスイッチがオンすると同時
にプラテンドラム24が回転し始めている。そして、こ
の回転速度よりも前記プッシュレバー44によるシート
Sの搬送速度が遅くなるように設定されている。これ
は、プッシュレバー44の作動によってシートSの先端
が副走査部20つまりプラテンドラム24と搬送ローラ
25との間に挟み込まれた後には、作動状態のプッシュ
レバー44がシートSから離れることによって、プッシ
ュレバー44の作動が副走査部でのシートSの送り速度
に影響を与えないようにするためである。
上述のように本考案にあっては、移動レバー23の揺動
移動によって、固定状態のセンサー43はローラ対34
に対して搬入側と搬出側とに相対的に変位することにな
り、1つのセンサー43によってシートSが確実にロー
ラ対34に挟み込まれてことと、このローラ対34の通
過予測とが検出されることになる。
移動によって、固定状態のセンサー43はローラ対34
に対して搬入側と搬出側とに相対的に変位することにな
り、1つのセンサー43によってシートSが確実にロー
ラ対34に挟み込まれてことと、このローラ対34の通
過予測とが検出されることになる。
上述した実施例にあっては、ローラ対34に挟み込まれ
たシートSの先端が副走査部20に近づいたことを、セ
ンサー43がシートSの後端部を検出することによって
検出しているが、第5図に示すように更にセンサー45
を搬送路21の下流端部に取付けてこれにより検出する
ようにしても良い。この場合には図示するようにシート
Sの長さをLsとすると、この長さよりも、垂直状態に
おける移動レバー23と画像書込み部との間の距離L2
を長くし、傾斜状態における移動レバー23とセンサー
45との間の距離L1をLsと同じか、若干短めにする
ことが望ましい。
たシートSの先端が副走査部20に近づいたことを、セ
ンサー43がシートSの後端部を検出することによって
検出しているが、第5図に示すように更にセンサー45
を搬送路21の下流端部に取付けてこれにより検出する
ようにしても良い。この場合には図示するようにシート
Sの長さをLsとすると、この長さよりも、垂直状態に
おける移動レバー23と画像書込み部との間の距離L2
を長くし、傾斜状態における移動レバー23とセンサー
45との間の距離L1をLsと同じか、若干短めにする
ことが望ましい。
更にこの場合には、前記実施例と相違してセンサー45
がシートSの先端を検出したときに、ソレノイド32を
オフして移動レバー23を垂直位置に戻し、センサー4
3がオフとなってから所定の時間が経過した後に、モー
タM2を停止してローラ対34を停止させる。したがっ
て、この場合には、センサー45がオンしてから、所定
時間が経過してもセンサー43がオフしないときには、
トラブルが発生したことを意味するので、これを検知す
ることも可能となる。
がシートSの先端を検出したときに、ソレノイド32を
オフして移動レバー23を垂直位置に戻し、センサー4
3がオフとなってから所定の時間が経過した後に、モー
タM2を停止してローラ対34を停止させる。したがっ
て、この場合には、センサー45がオンしてから、所定
時間が経過してもセンサー43がオフしないときには、
トラブルが発生したことを意味するので、これを検知す
ることも可能となる。
図示する送り出し装置にあっては、収容されている状態
のシートを吸着ユニットによって持ち上げると、搬送ロ
ーラ対がシートに近づいてこれを挟み込むことになり、
吸着ユニットによりシートを搬送することなく、ローラ
対にシートを持ち代えさせることができる。そして、ロ
ーラ対によりシートが挟み込まれたことと、搬送が終了
することを、移動レバー23から分離して固定設置され
た1つのセンサー43によって検出することが可能とな
る。
のシートを吸着ユニットによって持ち上げると、搬送ロ
ーラ対がシートに近づいてこれを挟み込むことになり、
吸着ユニットによりシートを搬送することなく、ローラ
対にシートを持ち代えさせることができる。そして、ロ
ーラ対によりシートが挟み込まれたことと、搬送が終了
することを、移動レバー23から分離して固定設置され
た1つのセンサー43によって検出することが可能とな
る。
図示する実施例にあっては、本考案の送り出し装置を第
1図に示すレーザービームプリンタに組込んだ場合を示
すが、停止して載置されている状態のシートを次の工程
に吸着手段によって持ち上げた後に送り出す場合には、
このようなプリンタに限られず、複写機等の種々の装置
に適用することが可能である。
1図に示すレーザービームプリンタに組込んだ場合を示
すが、停止して載置されている状態のシートを次の工程
に吸着手段によって持ち上げた後に送り出す場合には、
このようなプリンタに限られず、複写機等の種々の装置
に適用することが可能である。
考案の効果 以上のように本考案によれば、シート支持部と次工程部
との間を往復動する移動レバーには、吸着手段によって
持ち上げられたシートを搬送するための搬送ローラ対が
設けられ、この移動レバーの位置に応じて前記ローラ対
に対して搬入側と搬出側とに相対位置が変化するセンサ
ーが固定されているので、このセンサーは移動レバーか
らは離れており、移動レバーの働きがセンサーに影響を
与えることがなく、センサーは確実に作動することにな
る。また、前記センサーは1つで2つのセンサーの作用
を果すことになるという効果が得られる。
との間を往復動する移動レバーには、吸着手段によって
持ち上げられたシートを搬送するための搬送ローラ対が
設けられ、この移動レバーの位置に応じて前記ローラ対
に対して搬入側と搬出側とに相対位置が変化するセンサ
ーが固定されているので、このセンサーは移動レバーか
らは離れており、移動レバーの働きがセンサーに影響を
与えることがなく、センサーは確実に作動することにな
る。また、前記センサーは1つで2つのセンサーの作用
を果すことになるという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例に係るシートの送り出し装置
が組込まれたレーザービームプリンタを示す概略構成
図、第2図は吸着ユニットを駆動するための偏心カムを
示す斜視図、第3図は第1図に示された本考案の一実施
例に係る送り出し装置を示す正面図、第4図は第3図の
側面図、第5図は本考案の送り出し装置の作動状態を示
す概略正面図である。 10……プリンタ本体、11……シート供給カセット
(シート支持部)、12……吸着ユニット、16……吸
着カップ、21……搬送路(次工程部)、23……移動
レバー、33a,33b……搬送ローラ、34……ロー
ラ対、43……センサー、S……シート。
が組込まれたレーザービームプリンタを示す概略構成
図、第2図は吸着ユニットを駆動するための偏心カムを
示す斜視図、第3図は第1図に示された本考案の一実施
例に係る送り出し装置を示す正面図、第4図は第3図の
側面図、第5図は本考案の送り出し装置の作動状態を示
す概略正面図である。 10……プリンタ本体、11……シート供給カセット
(シート支持部)、12……吸着ユニット、16……吸
着カップ、21……搬送路(次工程部)、23……移動
レバー、33a,33b……搬送ローラ、34……ロー
ラ対、43……センサー、S……シート。
Claims (1)
- 【請求項1】シート支持部に載置されたシートを吸着手
段により持ち上げて次工程部に送り出すシートの送り出
し装置において、前記シート支持部と前記次工程部と間
を往復動する移動レバーに、前記シートを挟み込んで搬
送するローラ対を取付け、前記ローラ対が前記移動レバ
ーによって前記シート支持部側に位置するときには前記
ローラ対の搬出側となると共に前記ローラ対が前記移動
レバーによって前記次工程部側に位置するときには前記
ローラ対の搬入側となるセンサーを、前記シート支持部
と前記次工程部との間に固定したことを特徴とするシー
トの送り出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9454988U JPH065310Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | シートの送り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9454988U JPH065310Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | シートの送り出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0215944U JPH0215944U (ja) | 1990-02-01 |
| JPH065310Y2 true JPH065310Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31319089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9454988U Expired - Lifetime JPH065310Y2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | シートの送り出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065310Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115103760B (zh) * | 2020-02-13 | 2024-10-25 | 株式会社瑞光 | 用于制造层叠片材的装置及方法 |
-
1988
- 1988-07-19 JP JP9454988U patent/JPH065310Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0215944U (ja) | 1990-02-01 |
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