JP2001150638A - 印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決め装置 - Google Patents

印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決め装置

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JP2001150638A
JP2001150638A JP2000259886A JP2000259886A JP2001150638A JP 2001150638 A JP2001150638 A JP 2001150638A JP 2000259886 A JP2000259886 A JP 2000259886A JP 2000259886 A JP2000259886 A JP 2000259886A JP 2001150638 A JP2001150638 A JP 2001150638A
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JP2000259886A
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English (en)
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Takashi Koizumi
孝 小泉
Kazuoki Komiyama
和興 込山
Yoshinori Kawamura
吉紀 河村
Yoshihiro Koyanagi
祥啓 小柳
Mitsuyoshi Nishimura
光能 西村
Takashi Kato
隆 加藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短いストロークで印刷版の定盤に対する相対
位置を精度よく位置決めすることができ、かつ、定盤を
部品点数の削減等により軽量化し、移動のためのトルク
を軽減する。 【解決手段】 定盤110に吸引溝110Bを設け、フ
ォトポリマー版102を一点保持し、押圧プレート15
6による押圧時に回転移動のみとし、傾斜誤差の整合を
とることで、整合のためのフォトポリマー版102の移
動量を少なくする。その後、X方向の位置決めを押圧プ
レート156の押圧でまかない、Y方向の位置決めを定
盤110の移動によって行うことで、従来のピン等への
突き当てによる位置決め構造よりも簡単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光ステージ等の
定盤上に載置された印刷版に対して、当該定盤との相対
位置を決める印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決
め装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】支持体
上に記録層が設けられた印刷版(例えば、PS版、サー
マルプレート版、フォトポリマー版等)を用い、この印
刷版の光重合層に直接レーザビーム等で画像を記録する
技術が開発されてきている(印刷版自動露光装置)。
【0003】このような技術では、印刷版への画像記録
が迅速に行われるため、次々と印刷版を送り込む必要が
あり、予め複数の印刷版を積層した状態で所定の位置に
待機させ、自動的に1枚ずつ取り出して、定盤上に位置
決めし、露光部へ送り込むようにしている。また、場合
によっては、露光部への送り込みの前又は後に印刷版を
印刷機の版胴へ位置決めするためのパンチ孔を設けるこ
ともある。このため、定盤に対しての印刷版の位置決め
は重要な作業となる。
【0004】ここで、定盤上へ印刷版を載置して、位置
決めする場合、従来は、定盤面の周縁(隣接する二辺)
に定盤面に対して突出可能なピンを設けておき、このピ
ンと対向する二辺から印刷版を押圧し、ピンに突き当て
ることで位置決めを行っていた。
【0005】しかしながら、上記従来の位置決め方法で
は、印刷版の移動量が大きく、その分のスペースを確保
しなければならない。
【0006】特に、印刷版が定盤に載置されるとき、傾
斜された状態で載置すると位置決めのための移動量はさ
らに増え、迅速な位置決めができない。
【0007】また、位置決めのためのピンや、2方向か
ら押圧するための移動機構が必要であり、部品点数が多
くなる。また、このような移動機構を定盤に取り付ける
と、定盤の重量が増加し、定盤を移動するために必要な
トルクを増加しなければならない。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、短いストロー
クで印刷版の定盤に対する相対位置を精度よく位置決め
することができ、かつ、定盤を部品点数の削減等により
軽量化し、移動のためのトルクを軽減することができる
印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決め装置を得る
ことが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、定盤上に載置された印刷版に対して、当該定盤との
相対位置を決める印刷版の位置決め方法であって、前記
印刷版の一辺を押圧することで回転させ、前記定盤に対
する傾斜誤差分を整合する、ことを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、例えば、
所定の方向に設定された直線上のプレート等により印刷
版を一辺のみから押圧することで、印刷版は回転し、定
盤に対する傾斜誤差分を整合することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、定盤上に載置さ
れた印刷版に対して、当該定盤との相対位置を決める印
刷版の位置決め方法であって、前記印刷版面の一点を保
持した状態で、この印刷版の一辺を押圧することで、前
記保持点を中心に印刷版を回転させ、前記定盤に対する
傾斜誤差分を整合する、ことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明とほぼ同様であるが、印刷版の一辺を押圧
する際に、印刷版面の一点を保持しておく。この保持の
手段としては、定盤に小孔を設け吸引することで、一点
を吸着保持してもよいし、印刷版面上から球体等、非鋭
角部材によって押圧し、定盤との間で挟持して保持する
ようにしてもよい。非鋭角部材とするのは、印刷版面の
損傷を防止するためである。
【0013】印刷版の一点を保持して、印刷版の一辺を
押圧することにより、印刷版に傾斜誤差があった場合
に、この一点を中心に回転して整合されるため、傾斜誤
差補正のための定盤に対するX−Y方向の移動量が軽減
され、少ないスペースで傾斜誤差分を整合することがで
きる。
【0014】請求項3に記載の発明は、一方向に移動可
能な定盤上に載置された印刷版に対して、当該定盤との
相対位置を決める印刷版の位置決め方法であって、前記
印刷版面の一点を保持した状態で、この印刷版の一辺を
押圧することで、前記保持点を中心に印刷版を回転さ
せ、前記定盤に対する傾斜誤差分を整合し、前記押圧を
継続して、前記定盤の移動可能方向と直交する印刷版の
X方向の位置決めを行い、その後の前記定盤の前記一方
向への移動中に、複数のセンサの印刷版検出により、印
刷版のY方向の位置決めを行い、このときの定盤の位置
を初期位置とする、ことを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記請求項3に
記載の発明において、前記印刷版のX方向及びY方向の
位置決め後に、印刷版の一辺に沿ってパンチ孔を穿孔す
ることを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記請求項3又
は請求項4に記載の発明において、前記印刷版のX方向
及びY方向の位置決め後に、前記定盤を前記一方向へ等
速度で移動させることで、前記印刷版のY方向に副走査
しながら、走査装置からの光ビームを前記印刷版のX方
向に主走査することで、当該印刷版に画像を記録する、
ことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項2による印刷版の傾斜誤差の整合が終了すると、印刷
版をさらに押圧して定盤の移動可能な一方向と直交する
X方向の位置決めを行う。
【0018】X方向の位置決めが終了すると、次にY方
向の位置決めを行うが、請求項3の発明では、定盤と印
刷版との相対位置を移動してY方向の位置決めを行うこ
とはせず、定盤自体を一方向、すなわちY方向へ移動さ
せる。この移動を複数のセンサで監視し、印刷版が所定
の位置に到達した時点で移動を止める。
【0019】この位置では、印刷版は適性な位置決めさ
れたことになる。しかし、定盤を当初の位置から移動さ
せているため、この移動後の位置を初期値として認識す
る。
【0020】これにより、実質的に印刷版及び定盤を適
性な位置に位置決めしたことになり、請求項4の3パン
チ孔の穿孔や請求項5の露光処理に際して精度よく作業
することができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、定盤上に載置さ
れた印刷版に対して、当該定盤との相対位置を決める印
刷版の位置決め装置であって、前記定盤上において印刷
版面の一点を中心に前記定盤面に沿って回転可能に保持
する保持手段と、前記保持手段による保持状態で印刷版
の一辺を押圧することで、前記一点を中心に前記印刷版
を回転させて前記定盤面に沿った前記印刷版の回転方向
の傾斜誤差分を整合する押圧手段と、を有することを特
徴としている。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、例えば、
定盤に小孔を設け吸引することで、印刷版面の一点を吸
引保持し、前記印刷版の一辺を押圧することにより、印
刷版に前記回転方向の傾斜誤差があった場合に、前記一
点を中心として前記印刷版が回転し、前記傾斜誤差が補
正されるため、前記傾斜誤差を補正するために必要な定
盤に対するX−Y方向の移動量を軽減することができ
る。
【0023】請求項7に記載の発明は、一方向に移動可
能な定盤上に載置された印刷版に対して、当該定盤との
相対位置を決める印刷版の位置決め装置であって、前記
定盤上において印刷版面の一点を中心に前記定盤面に沿
って回転可能に保持する保持手段と、前記保持手段によ
る保持状態で印刷版の一辺を押圧することで、前記一点
を中心に前記印刷版を回転させて前記定盤面に沿った前
記印刷版の回転方向の傾斜誤差分を整合する第1の押圧
手段と、前記第1の押圧手段によって前記傾斜誤差分を
整合した前記印刷版の一辺を押圧することで、前記定盤
の移動可能方向と直交する前記印刷版のX方向の位置決
めを行う第2の押圧手段と、前記第2の押圧手段によっ
て前記X方向の位置決めをされた前記印刷版に対して、
前記定盤の前記一方向への移動によって移動される前記
印刷版のY方向の位置の検出を行う検出手段と、を有
し、前記検出手段に基づいて前記印刷版の位置決めを行
い、この時の定盤の位置を初期位置とすることを特徴と
している。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、印刷版の
X方向の位置決めを前記第2の押圧手段によって行った
後、前記印刷版が保持されている定盤自体を移動させて
前記検出手段で前記印刷版の位置を監視することで前記
印刷版のY方向の位置決めを精度良く行うことができ
る。
【0025】請求項8に記載の発明は、前記請求項7に
記載の発明において、前記第1の押圧手段と第2の押圧
手段とが単一の押圧手段により構成され、前記整合と位
置決めを連続的に実行することを特徴としている。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、前記単一
の押圧手段を用いることにより、印刷版の位置決め装置
を小さくすることができ、更に、短時間で印刷版の位置
決めを行うことができる。
【0027】請求項9に記載の発明は、前記請求項7又
は請求項8に記載の発明において、前記X方向及びY方
向の位置決め後に、印刷版の一辺に沿ってパンチ穴を穿
孔する穿孔手段を前記印刷版の搬送方向後端部側に有す
ることを特徴としている。
【0028】請求項9に記載の発明によれば、前記請求
項7の発明によって印刷版及び定盤が適性な位置に位置
決めされた後に、精度良く印刷版にパンチ孔を設けるこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1には、本実施の
形態に係るフォトポリマー版の自動露光装置100が示
されている。
【0030】自動露光装置100は、台車200に搭載
されたフォトポリマー版102(図2参照)を収容する
版収容部104及び版収容部104に収容されたフォト
ポリマー版102を持ち出する枚葉部106を備えた給
版部108と、フォトポリマー版102が位置決め保持
される定盤110と、定盤110に位置決めされたフォ
トポリマー版102へ画像を記録する露光部112と、
で構成されている。
【0031】なお、この自動露光装置100の下流側に
は、バッファ部114を介して自動現像装置116が設
定可能であり、給版、露光、現像を全て自動で処理する
ことも可能となっている。
【0032】図3に示される如く、版収容部104に
は、複数枚のフォトポリマー版102が立てかけられ台
車200が収容可能となっている。なお、図2に示され
る如く、フォトポリマー版102の表面には、1枚毎に
保護用の合紙118が設けられており、結果としてフォ
トポリマー版102と合紙118とが交互に積層された
状態となっている。
【0033】版収容部104は、路面よりも高い位置に
床部104Aを形成しており、台車200は、路面から
この床部104Aへと乗り上げられる構造となってい
る。すなわち、路面に対してはキャスタ120を介して
支持されており、このキャスタ120は、台車200に
対して突出位置(図3の想像線位置)及び収容位置(図
3の突出位置)に移動可能となっている。
【0034】版収容部104への収容動作に応じてこの
キャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移
動すると同時に補助ローラ122が床部104Aに対応
し、その後の台車200は、床部104Aに対してこの
補助ローラ122を介して支持される構造となってい
る。
【0035】前記版収容部104の上方には、枚葉部1
06が設けられている。枚葉部106は、フォトポリマ
ー版102及び合紙118を交互に積層状態から取り出
して、給版部108へ送り出すようになっており、フォ
トポリマー版102及び合紙118を吸着する吸盤12
4を備えている。また、吸盤124の近傍には、吸盤1
24とは別に、合紙118を吸着する際の補助手段とし
て、吸引ファン126が設けられている。これらの吸盤
124及び吸引ファン126は一体的に積層された合紙
118又はフォトポリマー版102面に対して接近、離
反することが可能となっている。
【0036】ここで、フォトポリマー版102の吸着時
は吸盤124を接触させて吸着するが、合紙118の吸
着時には吸引ファン126を合紙118に対して若干離
れた位置(接触してもよい)に配置し、吸引ファン12
6のみを作動することによって重量的に軽くかつ薄い合
紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124によって
吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸着(下層
のフォトポリマー版102をいっしょに吸着すること)
を防止している。
【0037】給版部108は、大きく分けて、前記枚葉
部106からフォトポリマー版102又は合紙118を
受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマ
ー版102を受けとって定盤110へ送り出すためのフ
ォトポリマー版搬送部130と、合紙118を受けとっ
て合紙収容箱(台車200に搭載されている)132へ
送り出す合紙搬送部134と、前記共用搬送部128か
ら前記フォトポリマー版搬送部130又は合紙搬送部1
34の何れかへの搬送部へ切替え動作によって案内する
切替搬送部136と、構成されている。
【0038】すなわち、フォトポリマー版102と合紙
118とが交互に積層されているため、枚葉部106に
おいて吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、そ
れぞれの所定方向へ搬送する構造となっている。
【0039】ここで、図4(A)に示される如く、共用
搬送部128、フォトポリマー版搬送部130及び切替
搬送部136は、串型ローラ138と細幅ベルト140
とが組み合わされた搬送系となっており、上記フォトポ
リマー版102を搬送することがメインとされている
(図4(B)参照)。すなわち、フォトポリマー版10
2は、串型ローラ138の強い挟持力で搬送され、細幅
ベルト140は、搬送に同期して移動するガイド板とし
ての役目を有する。
【0040】これに対して、合紙搬送部134は、図4
(C)に示される如く、細幅ベルト140のみの搬送系
となっており、合紙118を細幅ベルト140による弱
い挟持力で搬送する構造となっている。
【0041】ここで、図5に示される如く、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(同軸の共通の搬
送路を持っている)。これにより、フォトポリマー版1
02及び合紙118の受け渡し時に、串型ローラ138
や細幅ベルト140に巻き込まれるようなことが防止さ
れる。
【0042】図3に示される如く、合紙搬送部134に
よって搬送される合紙118は、台車200に設けられ
た合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の
上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対の
ローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134
の搬送速度よりも若干速い線速度(約1.1倍)で回転
駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部1
34とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定
の緊張状態を維持しながら搬送されることになり、弛み
等によるジャミングを防止することができる。
【0043】また、この挿入口142の手前側には、徐
々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパ
ー形状のガイド板146が設けられている。このテーパ
ー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除
電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142
に挿入する合紙118の電荷を除去するようになってい
る。
【0044】前記一対のローラ144は串型とされ、こ
の串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられ
ている。これにより、合紙収容部134に収容された後
の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切
板150によって巻き込みを防止することができる。
【0045】図6に示される如く、フォトポリマー版搬
送部130によって搬送されるフォトポリマー版102
は、水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱し、定盤110へ受け渡すようになっている。
【0046】ここで、定盤110の上面高さは、フォト
ポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い
位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を
持っている。このため、フォトポリマー版搬送部130
から排出されると、若干垂れ下がった状態で定盤110
上に着地し、搬送方向後端部は、定盤110よりも手前
側に位置することになる。この手前側には、定盤110
に対して接近離反可能な移動体152に設けられた仮支
持プレート154が配設されており、フォトポリマー版
102の垂れ下がりを防止している。
【0047】また、図6及び図9に示される如く、定盤
110には、フォトポリマー版102を仮保持するため
の十字型の吸引溝110Bが形成されている。この吸引
溝110Bからは図示しない真空ポンプ等の駆動によっ
てエアが吸引されるようになっており、この吸引溝11
0B上にフォトポリマー版102が存在する場合、フォ
トポリマー版102を一点保持することになる。
【0048】定盤110の一辺側には、フォトポリマー
版102を位置決めしたり、パンチ加工したりするため
の処理部であるパンチステージ(詳細後述)が配置され
ている。
【0049】前記パンチステージの一部には、フォトポ
リマー版102の後端部を搬送方向に押圧する押圧プレ
ート156が設けられ、この押圧プレート156によっ
てフォトポリマー版102の後端部を押圧することで、
フォトポリマー版102の傾斜誤差(図9(B),
(C)の角度θ)が解消されると共に、所定の搬送方向
基準位置まで送り出すことができる。この基準位置は、
フォトポリマー版102の搬送方向後端部が若干定盤1
10からはみ出した状態である。図9では、前記押圧プ
レート156の押圧方向前端部側は、前記押圧プレート
156の幅方向に直線状になっている。なお、前記押圧
方向前端部側が前記幅方向に直線状でなく、押圧プレー
トの中央に凹部を設けて幅方向両端部のみでフォトポリ
マー版102を押圧するような構造であってもよい(詳
細後述)。
【0050】この場合、フォトポリマー版102は、吸
引溝110Bによって一点保持されているため、前記押
圧方向に対して抵抗力を持つことになる。このため、前
記押圧プレート156による押圧で、フォトポリマー版
102は、吸引溝110Bによる保持点を中心とする回
転のみとなり、ほとんどその場で傾斜誤差分を整合する
ことができるようになっている。
【0051】定盤110に対する傾斜誤差分が整合され
ると、引き続き押圧プレート156によってさらに押圧
が継続されることで、フォトポリマー版102のX方向
(後述する露光時の主走査方向)の位置決めを行う。
【0052】この位置決めは、押圧プレート156の押
圧量の制御によって行われ、傾斜誤差の整合が適正に行
われたことの確認が、フォトポリマー版102の搬送方
向後端部両角部を含む複数の位置に設けられたセンサ1
58によって行われる。図9では、2個のセンサ158
のみを示してあるが、4個の場合もある。また、このセ
ンサ158はフォトポリマー版102のY方向(露光時
の副走査方向)の位置検出にも適用されている。すなわ
ち、定盤110がY方向に移動することで、フォトポリ
マー版102の角部とセンサ158とを一致させ、これ
をフォトポリマー版102の初期位置として登録するよ
うになっている。
【0053】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位
置と相対位置が決められており、この状態で定盤110
に設けられた吸引溝110Aにより吸着保持される。
【0054】吸着保持されたフォトポリマー版102に
は、前記移動体152に設けられたパンチステージ上に
設置されているパンチャー160によりパンチ孔が設け
られる。 (パンチステージの詳細構成)図9ではパンチステージ
の定盤に対する位置関係のみを示すべく、簡易的に記載
したが、図10乃至図13でその詳細の組み付け構成を
説明する。
【0055】パンチステージ300の幅方向中心線上に
は押圧プレート156が設置されており、この押圧プレ
ート156の幅方向中心線と前記パンチステージ300
の幅方向中心線とが一致するようになっている。
【0056】前記押圧プレート156の押圧方向前端部
側の中央には凹型に切欠部156Aが施してあり、前記
押圧プレート156の切欠部156Aの両端部の範囲L
内に保持点が位置するように前記フォトポリマー版10
2を押圧するようになっている(図10(A)参照)。
前記フォトポリマー版102の後端部を前記押圧プレー
ト156により押圧することで、前記フォトポリマー版
102の傾斜誤差(図10(A)の角度θ)が解消され
る。
【0057】前記パンチステージ300の幅方向に対し
て前記押圧プレート156を挟むようにして2個ずつ合
計4個のセンサ158が設置されている。
【0058】前記パンチステージ300の幅方向に対し
て前記押圧プレート156の両側に前記パンチャー16
0が前記パンチステージ300に2個設置されている。
前記パンチャー160はそれぞれ2個の前記センサ15
8の間に設置されており、前記パンチャー160が前記
フォトポリマー版102に設ける2個のパンチ孔の位置
と前記4個のセンサ158の位置とが前記パンチステー
ジ300の幅方向に対して平行になるように並んで設置
されている。
【0059】ここで、Y方向の位置決めが終了すると、
前記パンチャー160が作動し始める。
【0060】図13には前記パンチャー160が示され
ている。
【0061】前記パンチャーにはDCギアードモーター
が設置されており、このDCギアードモーターが回転駆
動すると前記回転駆動がカム302に伝わるように、前
記DCギアードモーターが前記カム302に接続されて
いる。前記回転駆動が前記カム302に伝わると、前記
カム302が回転する。前記カム302の回転中心は2
本の一点破線の交点の位置になっており、この回転中心
からずれたところにリンク装置304が接続してある。
なお、前記カム302が前記回転を開始する直前時に
は、対向するように設けられたパンチセンサ306の間
に前記カム302に設けられた凹部が位置しており、前
記パンチセンサ306が前記凹部を検出する。前記カム
302が回転している最中では、前記凹部の位置が前記
カムの回転とともに変わるため、前記センサは前記カム
302の存在を検出できるようになっている。
【0062】前記カム302が前記回転すると、前記カ
ム302に接続されたリンク装置304によって、前記
回転が往復運動に変えられる。パンチアーム308は軸
310を回転軸としてシーソー状に振動するようになっ
ており、前記リンク装置304に接続された前記パンチ
アーム308の一端が前記往復運動によって上下振動す
る。
【0063】この上下振動によって、前記パンチアーム
308の一端が上昇するに伴い、前記パンチアーム30
8の他端は下降するようになっており、前記パンチアー
ム308の前記一端または他端が下降すると前記パンチ
アーム308の前記他端または一端は上昇する仕組みに
なっている。これにより前記往復運動が前記パンチアー
ム308の一端に伝わると、前記パンチアーム308の
一端が上下振動し、前記パンチアーム308を介して前
記パンチアーム308の他端に接続されているパンチ3
12に前記上下振動が伝わる仕組みになっている。
【0064】前記パンチ312が下降すると、前記パン
チ312の先端部とダイス314とが前記フォトポリマ
ー版102を挟み、前記フォトポリマー版102にパン
チ孔が設けられる。
【0065】前記フォトポリマー版102に前記パンチ
孔を設けることによって発生するパンチかすは、シュー
ター316を介して台車200に設けてあるパンチかす
入れ320に搬送される(図13(B)シューター31
6での矢印参照)。
【0066】回転している前記カム302の凹部をパン
チセンサ306が再び検出すると、前記DCギアードモ
ーターの回転駆動が停止し、前記フォトポリマー版10
2に対するパンチ作業が終了する。すなわち、前記凹部
の一回転が前記パンチ孔を一回設ける作業に対応してい
る。
【0067】一方、定盤110は、フォトポリマー版搬
送部130からのフォトポリマー版102を受け取る第
1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に収
容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間を
等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移
動と共通)となっている。
【0068】露光部112には、前記定盤110の搬送
路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信
号に応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤
110の搬送方向と直交する方向)される構成となって
いる。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動とな
り、この結果、定盤110上のフォトポリマー版102
には、露光部112への往路搬送時に画像が記録され、
復路搬送によって、元の位置に戻されることになる。な
お、元の位置に戻った定盤110上のフォトポリマー版
102は、吸着保持が解除される。
【0069】画像が記録され、元の位置に戻った定盤1
10に対応し、フォトポリマー版搬送部130によるフ
ォトポリマー版102の搬送方向後端部側に待機してい
た排出機構部166が定盤110の上方を通過してフォ
トポリマー版102の搬送方向前端部へと移動する(図
7(A)参照)。
【0070】排出機構部164には、フォトポリマー版
102の搬送方向後端部を載置するフック部166Aが
形成されており、前記定盤110からはみ出したフォト
ポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた
仮支持プレート154により持ち上げ(図7(B)参
照)、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102
の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版
102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構
部166の移動に伴って、定盤110の下流側へ搬送さ
れていく(図7(C)参照)。この下流側には、バッフ
ァ部114が設けられ、さらに自動現像装置116が設
けられており、フォトポリマー版102は、排出機構部
166による排出速度と自動現像装置116での搬送速
度との差をバッファ部114で吸収されながら円滑に送
り出されていく。 (台車200の詳細構成)図1には、台車200が示さ
れている。台車200は、4個のキャスタ120(図8
では2個のみを図示)を介して路面FLに支持される荷
台202には、ハンドル204(図1参照)が取り付け
られている。ハンドル204は、一端部に略コ字型に屈
曲されており、その両端が前記荷台202に突き当てら
れ固定されている。
【0071】荷台202には、フォトポリマー版102
を重ねて保持する集積部206が設けられている。この
集積部206は、側面から見て略直角三角形状とされ、
その斜面部にフォトポリマー版102を収容するマガジ
ン208が立てかけられている。
【0072】マガジン208には、予め数10枚(通常
は60枚、100枚まで可能)のフォトポリマー版10
2が積層されている。また、マガジン208には、シャ
ッター210が設けられており、暗室以外においてこの
シャッター210を閉状態としておくことにより、フォ
トポリマー版102の感光を防止している。
【0073】すなわち、台車200は、前記版収容部1
04と、フォトポリマー版102を保管している暗室と
の間で運搬されるものであり、シャッター210は、運
搬中におけるフォトポリマー版102を保護することが
できる。
【0074】台車200は、前記ハンドル204の取り
付け側が運搬時の後方向きとされ、前記版収容部104
に収容される。
【0075】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0076】給版部108から定盤110へフォトポリ
マー版102を受け渡す際、給版部108の出口側の方
が定盤110の上面よりも上位となっているため、フォ
トポリマー版12は、確実に定盤110上に着地する。
【0077】このとき、フォトポリマー版102の移動
は何ら制限されていないため、定盤110に対して傾斜
して載置されることもある(図10(A)参照)。
【0078】そこで、本実施の形態では、まず、この定
盤110に対する傾斜誤差を整合するべく、定盤110
に設けられた吸引溝110Bから吸引を開始する。この
吸引により、フォトポリマー版102は、定盤110に
対して一点保持されることになる。
【0079】すなわち、押圧プレート156による押圧
のための移動量(X方向の移動量)がほとんどない状態
で傾斜誤差を整合することができるため、小さいスペー
スで回転方向の位置合わせが可能となる。
【0080】この状態で、押圧プレート156を移動さ
せ、フォトポリマー版102の一辺を押圧する。しか
し、フォトポリマー版102は吸引項110Bによって
吸引保持されているため、これが抵抗力となって押圧プ
レート156による押圧を妨げている。これにより、フ
ォトポリマー版102は、吸引項110Bを中心とする
ほぼ回転のみの移動となり、押圧プレート156の押圧
面とフォトポリマー版102の一辺とが合致するまで回
転が継続される(図10(A))。
【0081】前記フォトポリマー版102と前記定盤1
10との傾斜誤差が修正されると、前記フォトポリマー
版102の搬送方向後端部の一辺と前記定盤110の搬
送方向後端部の一辺との距離を所定の距離にするため
に、引き続き前記押圧プレート156は移動し、前記フ
ォトポリマー版102の搬送方向後端部の一辺を押圧
し、前記フォトポリマー版102と前記定盤110の搬
送方向後端部の一辺との距離が規定値になったところ
で、前記押圧プレートは移動を停止する(図10
(B))。
【0082】これによって、前記フォトポリマー版10
2の前記定盤110に対するX方向の位置決めがなされ
る。
【0083】X方向位置決め終了後、前記フォトポリマ
ー版102は前記定盤110上で吸引溝110Aによっ
て全面吸着保持される。直後に吸引溝110Bの一点吸
着は解除される。
【0084】前記押圧プレート156が前記フォトポリ
マー版102上面の高さに対して上昇し、パンチステー
ジ300が前記フォトポリマー版102へ規定値まで接
近する。
【0085】このときにセンサ158によって前記フォ
トポリマー版102の傾斜誤差の整合が適性に行われた
ことの確認が行われる。
【0086】この状態で前記フォトポリマー版102の
Y方向の位置決めをするが、従来は、X方向と同様定盤
110に対してフォトポリマー版102の相対位置を変
更し、位置決めを行っていたが、本実施の形態では、定
盤110とフォトポリマー版102との相対位置はその
ままで、定盤110をY方向へ移動させるようにしてい
る。このY方向への定盤110の移動中、センサ158
がフォトポリマー版102の端部を検出すると、定盤1
10の移動を停止して、Y方向の位置決めが行われる
(図11(A))。
【0087】前記フォトポリマー版102の幅方向中心
線と前記パンチステージ300の幅方向中心線とを合わ
せると、Y方向の位置決めが終了し、前記パンチャー1
60によって、前記フォトポリマー版102には所定の
位置にパンチ孔が設けられる(図11(B))。
【0088】前記パンチャー160によって前記フォト
ポリマー版102に前記パンチ孔が設けられると、前記
パンチステージ300が前記フォトポリマー版102の
搬送方向に対して後退し、一方、前記定盤110上で吸
引溝110Aによって全面吸引保持されたまま前記フォ
トポリマー版102は露光部112へ搬送される(図1
2)。
【0089】ここで、通常は定盤110が固定で、例え
ば、パンチャー160や露光部164との相対位置が決
まっているため、所定の位置にパンチ孔を設けることが
でき、所定の領域に画像を記録することができるのであ
るが、本実施の形態のように定盤110を移動させる
と、定盤110との相対位置が狂うことになる。そこ
で、本実施の形態では、定盤110の当初の位置からの
移動量に基づいて位置決め完了時の位置を初期位置とし
て登録する。これにより、前記パンチャー160や露光
部164との相対位置に相関を持たせることができる。
【0090】このように、本実施の形態では、定盤11
0に吸引溝110Bを設け、給版部108から送り込ま
れてくるフォトポリマー版102の自由着地状態で一点
保持し、押圧プレート156による押圧時にこの吸引溝
110Bを中心とする回転移動のみとし、傾斜誤差の整
合をとることで、整合のためのフォトポリマー版102
の移動量を少なくすることができる。また、その後、X
方向の位置決めを押圧プレート156の押圧でまかな
い、Y方向の位置決めを定盤110の移動によって行う
ことで、従来のピン等への突き当てによる位置決め構造
よりも部品点数を少なくすることができ、定盤110の
重量を軽減することができる。この結果、定盤110の
移動トルクを小さくすることができる。
【0091】なお、本実施の形態では、定盤110に吸
引溝110Bを設けてフォトポリマー版102を一点保
持したが、フォトポリマー版102の上から球体等の非
鋭角部材によってあてがい、定盤110との間でフォト
ポリマー版102を挟持して一点保持するようにしても
よい。
【0092】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る印刷版の
位置決め方法は、短いストロークで印刷版の定盤に対す
る相対位置を精度よく位置決めすることができ、かつ、
定盤を部品点数の削減等により軽量化し、移動のための
トルクを軽減することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自動露光装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図7】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は動作開始初期(B)はフォトポリマー版の持ち上げ状
態、(C)は排出時である。
【図8】台車の下部の拡大側面図である。
【図9】(A)は定盤及び定盤上での位置決めを行うた
めの移動体の斜視図、(B)は定盤上に斜めに載置され
たフォトポリマー版を示す平面図、(C)は図9(B)
の傾斜誤差を整合した後の平面図である。
【図10】(A)は定盤上に斜めに載置されたフォトポ
リマー版を示す平面図、(B)は図10(A)の傾斜誤
差を整合した後のX方向の位置決めの平面図である。
【図11】(A)は図10(B)のX方向の位置決め後
のY方向の位置決めの平面図、(B)は図11(A)の
Y方向の位置決め後のフォトポリマー版にパンチ孔を設
ける平面図である。
【図12】図11(B)のパンチ孔を設けた後の平面図
である。
【図13】(A)はパンチャーの側面図、(B)はパン
チャーの背面図である。
【符号の説明】
100 自動露光装置 102 フォトポリマー版(印刷版) 104 版収容部 104A 床部 108 給版部 110 定盤 112 露光部 118 合紙 120 キャスタ 122 補助ローラ 152 移動体 156 押圧プレート 158 センサ 160 パンチャー
フロントページの続き (72)発明者 込山 和興 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 河村 吉紀 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 小柳 祥啓 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 西村 光能 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 加藤 隆 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2C250 EA21 EB50 2H084 AA14 AA30 AA40 AE04 AE05 AE10 BB04 BB13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定盤上に載置された印刷版に対して、当
    該定盤との相対位置を決める印刷版の位置決め方法であ
    って、 前記印刷版の一辺を押圧することで回転させ、前記定盤
    に対する傾斜誤差分を整合する、ことを特徴とする印刷
    版の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 定盤上に載置された印刷版に対して、当
    該定盤との相対位置を決める印刷版の位置決め方法であ
    って、 前記印刷版面の一点を保持した状態で、この印刷版の一
    辺を押圧することで、前記保持点を中心に印刷版を回転
    させ、前記定盤に対する傾斜誤差分を整合する、ことを
    特徴とする印刷版の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 一方向に移動可能な定盤上に載置された
    印刷版に対して、当該定盤との相対位置を決める印刷版
    の位置決め方法であって、 前記印刷版面の一点を保持した状態で、この印刷版の一
    辺を押圧することで、前記保持点を中心に印刷版を回転
    させ、前記定盤に対する傾斜誤差分を整合し、前記押圧
    を継続して、前記定盤の移動可能方向と直交する印刷版
    のX方向の位置決めを行い、 その後の前記定盤の前記一方向への移動中に、複数のセ
    ンサの印刷版検出により、印刷版のY方向の位置決めを
    行い、 このときの定盤の位置を初期位置とする、ことを特徴と
    した印刷版の位置決め方法。
  4. 【請求項4】 前記印刷版のX方向及びY方向の位置決
    め後に、印刷版の一辺に沿ってパンチ孔を穿孔すること
    を特徴とする請求項3記載の印刷版の位置決め方法。
  5. 【請求項5】 前記印刷版のX方向及びY方向の位置決
    め後に、前記定盤を前記一方向へ等速度で移動させるこ
    とで、前記印刷版のY方向に副走査しながら、走査装置
    からの光ビームを前記印刷版のX方向に主走査すること
    で、当該印刷版に画像を記録する、ことを特徴とした請
    求項3又は請求項4記載の印刷版の位置決め方法。
  6. 【請求項6】 定盤上に載置された印刷版に対して、当
    該定盤との相対位置を決める印刷版の位置決め装置であ
    って、 前記定盤上において印刷版面の一点を中心に前記定盤面
    に沿って回転可能に保持する保持手段と、 前記保持手段による保持状態で印刷版の一辺を押圧する
    ことで、前記一点を中心に前記印刷版を回転させて前記
    定盤面に沿った前記印刷版の回転方向の傾斜誤差分を整
    合する押圧手段と、 を有することを特徴とする印刷版の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 一方向に移動可能な定盤上に載置された
    印刷版に対して、当該定盤との相対位置を決める印刷版
    の位置決め装置であって、 前記定盤上において印刷版面の一点を中心に前記定盤面
    に沿って回転可能に保持する保持手段と、 前記保持手段による保持状態で印刷版の一辺を押圧する
    ことで、前記一点を中心に前記印刷版を回転させて前記
    定盤面に沿った前記印刷版の回転方向の傾斜誤差分を整
    合する第1の押圧手段と、 前記第1の押圧手段によって前記傾斜誤差分を整合した
    前記印刷版の一辺を押圧することで、前記定盤の移動可
    能方向と直交する前記印刷版のX方向の位置決めを行う
    第2の押圧手段と、 前記第2の押圧手段によって前記X方向の位置決めをさ
    れた前記印刷版に対して、前記定盤の前記一方向への移
    動によって移動される前記印刷版のY方向の位置の検出
    を行う検出手段と、 を有し、前記検出手段に基づいて前記印刷版の位置決め
    を行い、この時の定盤の位置を初期位置とすることを特
    徴とする印刷版の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の押圧手段と第2の押圧手段と
    が単一の押圧手段により構成され、前記整合と位置決め
    とを連続的に実行することを特徴とする請求項7記載の
    印刷版の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記X方向及びY方向の位置決め後に、
    印刷版の一辺に沿ってパンチ穴を穿孔する穿孔手段を前
    記印刷版の搬送方向後端部側に有することを特徴とする
    請求項7又は請求項8記載の印刷版の位置決め装置。
JP2000259886A 1999-09-17 2000-08-29 印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決め装置 Withdrawn JP2001150638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506789A (ja) * 2008-10-23 2012-03-22 イーストマン コダック カンパニー 可動な印刷版姿勢修正部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012506789A (ja) * 2008-10-23 2012-03-22 イーストマン コダック カンパニー 可動な印刷版姿勢修正部材

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