JP2002131926A - 印刷版露光装置 - Google Patents

印刷版露光装置

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JP2002131926A
JP2002131926A JP2000325637A JP2000325637A JP2002131926A JP 2002131926 A JP2002131926 A JP 2002131926A JP 2000325637 A JP2000325637 A JP 2000325637A JP 2000325637 A JP2000325637 A JP 2000325637A JP 2002131926 A JP2002131926 A JP 2002131926A
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Japan
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punch
photopolymer
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photopolymer plate
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JP2000325637A
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English (en)
Inventor
Kazuoki Komiyama
和興 込山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷版への傷の発生を防止できる印刷版露光
装置を得る。 【解決手段】 自動露光装置100では、定盤110上
のフォトポリマー版102を移動させてフォトポリマー
版102の端部をパンチャー160の隙間部330に位
置決めし、この状態でパンチ324が下方へスライドさ
れることで、フォトポリマー版102縁部にパンチ孔3
12が穿孔される。ここで、定盤110上面より下方に
ダイス部328上面が位置して、フォトポリマー版10
2端部とパンチ部322及びダイス部328との間に隙
間を有している。このため、フォトポリマー版102の
端部を隙間部330に位置決めする際等でも、常にフォ
トポリマー版102がパンチ部322とダイス部328
(メス刃332)とを摺動することがなく、フォトポリ
マー版102に傷が発生することを防止できる。これに
より、フォトポリマー版102の見映えが良くなって商
品性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光ステージ等の
定盤上に載置された印刷版に画像を露光する印刷版露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在開発されつつある印刷版自動露光装
置では、支持体上に記録層が設けられた印刷版(例え
ば、PS版、サーマルプレート版、フォトポリマー版
等)が用いられ、この印刷版では、画像を露光するため
の画像領域を有すると共に画像領域の外側に縁部が設け
られている。この印刷版自動露光装置では、印刷版を露
光ステージ等の定盤上に載置して、露光部において印刷
版の光重合層に直接レーザビーム等で画像が露光され
る。
【0003】また、この印刷版自動露光装置は、パンチ
機構を備えており、パンチ機構はパンチ部を有してい
る。パンチ部には、棒状のパンチが保持されており、パ
ンチは上下方向に沿ってスライド可能とされると共に下
端部にオス刃が形成されている。パンチ部の下方にはダ
イス部が設けられており、ダイス部には、パンチに対応
して孔状のメス刃が形成されている。
【0004】さらに、この印刷版自動露光装置は、位置
決め機構を備えており、位置決め機構によって印刷版が
移動されて印刷版の端部がパンチ部とダイス部との間に
位置決めされた状態で、パンチ機構がパンチをダイス部
側へスライドさせることで、オス刃がメス刃に嵌入され
て印刷版の縁部にパンチ穴が穿孔される構成である。
【0005】しかしながら、このような印刷版自動露光
装置において、例えば定盤上面(印刷版載置面)とダイ
ス部上面との高さが同一とされた構成とすると、位置決
め機構によって印刷版が位置決めされる際に、印刷版が
ダイス部上面を摺動して、ダイス部のメス刃によって印
刷版の裏面に傷が発生する可能性がある。また、このよ
うに印刷版に傷が発生すると、この傷が印刷版の縁部よ
り内側にある画像領域に近い部分に発生するため、印刷
版の見映えが悪くなって印刷版の商品性が著しく低下す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、印刷版に傷が発生することを防止できる印刷版露
光装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷版
露光装置は、印刷版が載置される定盤と、前記定盤に隣
接して設けられ、メス刃が形成されたダイス部とオス刃
が形成されたパンチ部とから成り、前記オス刃を前記メ
ス刃に嵌入させて前記印刷版の縁部にパンチ穴を穿孔す
るためのパンチ機構と、前記定盤上に載置された前記印
刷版を移動させて前記印刷版の端部を前記パンチ部と前
記ダイス部との間に位置決めする位置決め手段と、を備
えた印刷版露光装置において、前記定盤の前記印刷版載
置面位置よりも下方に前記ダイス部の上面が位置するよ
うにし、前記印刷版の端部が前記パンチ部と前記ダイス
部との間に位置決めされた状態において前記パンチ部と
前記印刷版との間及び前記ダイス部と前記印刷版との間
に隙間を有するようにした、ことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の印刷版露光装置では、位
置決め手段が定盤上に載置された印刷版を移動させて印
刷版の端部をパンチ機構のパンチ部とダイス部との間に
位置決めし、この状態でパンチ部のオス刃がダイス部の
メス刃に嵌入されて、印刷版の縁部にパンチ穴が穿孔さ
れる。
【0009】ここで、定盤の印刷版載置面位置よりも下
方にダイス部の上面が位置するようにされており、この
ため、上述の如く印刷版の端部がパンチ部とダイス部と
の間に位置決めされた状態において、パンチ部と印刷版
との間及びダイス部と印刷版との間に隙間を有するよう
にされている。したがって、位置決め手段が印刷版を位
置決めする際でも、印刷版がパンチ部及びダイス部を摺
動することがなく、印刷版に傷が発生することを防止で
きる。これにより、印刷版の見映えが良くなって、印刷
版の商品性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1には、本発明の
印刷版露光装置が適用されて構成された実施の形態に係
るフォトポリマー版(印刷版)の自動露光装置100が
示されている。
【0011】自動露光装置100は、台車200に搭載
されたフォトポリマー版102(図2参照)を収容する
版収容部104及び版収容部104に収容されたフォト
ポリマー版102を持ち出する枚葉部106を備えた給
版部108と、フォトポリマー版102が位置決め保持
される定盤110と、定盤110に位置決めされたフォ
トポリマー版102へ画像を露光する露光部112と、
で構成されている。また、フォトポリマー版102の表
面には、画像を露光するための画像領域と、画像領域の
外周(外側)の縁部と、が設けられている。
【0012】なお、この自動露光装置100の下流側に
は、バッファ部114を介して自動現像装置116が設
定可能であり、給版、露光、現像を全て自動で処理する
ことも可能となっている。
【0013】図3に示される如く、版収容部104に
は、複数枚のフォトポリマー版102が立てかけられた
台車200が収容可能となっている。なお、図2に示さ
れる如く、フォトポリマー版102の表面には、1枚毎
に保護用の合紙118が設けられており、結果としてフ
ォトポリマー版102と合紙118とが交互に積層され
た状態となっている。
【0014】版収容部104は、路面よりも高い位置に
床部104Aを形成しており、台車200は、路面から
この床部104Aへと乗り上げられる構造となってい
る。すなわち、路面に対してはキャスタ120を介して
支持されており、このキャスタ120は、台車200に
対して突出位置(図3の想像線位置)及び収容位置(図
3の実線位置)に移動可能となっている。
【0015】版収容部104への収容動作に応じてこの
キャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移
動すると同時に補助ローラ122が床部104Aに対応
し、その後の台車200は、床部104Aに対してこの
補助ローラ122を介して支持される構造となってい
る。
【0016】前記版収容部104の上方には、枚葉部1
06が設けられている。枚葉部106は、フォトポリマ
ー版102及び合紙118を交互に積層状態から取り出
して、給版部108へ送り出すようになっており、フォ
トポリマー版102及び合紙118を吸着する吸盤12
4を備えている。また、吸盤124の近傍には、吸盤1
24とは別に、合紙118を吸着する際の補助手段とし
て、吸引ファン126が設けられている。これらの吸盤
124及び吸引ファン126は一体的に積層された合紙
118又はフォトポリマー版102面に対して接近、離
反することが可能となっている。
【0017】ここで、フォトポリマー版102の吸着時
は吸盤124を接触させて吸着するが、合紙118の吸
着時には吸引ファン126を合紙118に対して若干離
れた位置(接触してもよい)に配置し、吸引ファン12
6のみを作動することによって重量的に軽くかつ薄い合
紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124によって
吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸着(下層
のフォトポリマー版102をいっしょに吸着すること)
を防止している。
【0018】給版部108は、大きく分けて、前記枚葉
部106からフォトポリマー版102又は合紙118を
受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマ
ー版102を受けとって定盤110へ送り出すためのフ
ォトポリマー版搬送部130と、合紙118を受けとっ
て合紙収容箱132(台車200に搭載されている)へ
送り出す合紙搬送部134と、前記共用搬送部128か
ら前記フォトポリマー版搬送部130又は合紙搬送部1
34の何れかへの搬送部へ切替え動作によって案内する
切替搬送部136と、で構成されている。
【0019】すなわち、フォトポリマー版102と合紙
118とが交互に積層されているため、枚葉部106に
おいて吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、そ
れぞれの所定方向へ搬送する構造となっている。
【0020】ここで、図4(A)に示される如く、共用
搬送部128、フォトポリマー版搬送部130及び切替
搬送部136は、串型ローラ138と細幅ベルト140
とが組み合わされた搬送系となっており、上記フォトポ
リマー版102を搬送することがメインとされている
(図4(B)参照)。すなわち、フォトポリマー版10
2は、串型ローラ138の強い挟持力で搬送され、細幅
ベルト140は、搬送に同期して移動するガイド板とし
ての役目を有する。
【0021】これに対して、合紙搬送部134は、図4
(C)に示される如く、細幅ベルト140のみの搬送系
となっており、合紙118を細幅ベルト140による弱
い挟持力で搬送する構造となっている。
【0022】ここで、図5に示される如く、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(同軸の共通の搬
送路を持っている)。これにより、フォトポリマー版1
02及び合紙118の受け渡し時に、串型ローラ138
や細幅ベルト140に巻き込まれるようなことが防止さ
れる。
【0023】図3に示される如く、合紙搬送部134に
よって搬送される合紙118は、台車200に設けられ
た合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の
上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対の
ローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134
の搬送速度よりも若干速い線速度(約1.1倍)で回転
駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部1
34とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定
の緊張状態を維持しながら搬送されることになり、弛み
等によるジャミングを防止することができる。
【0024】また、この挿入口142の手前側には、徐
々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパ
ー形状のガイド板146が設けられている。このテーパ
ー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除
電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142
に挿入する合紙118の電荷を除去するようになってい
る。
【0025】前記一対のローラ144は串型とされ、こ
の串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられ
ている。これにより、合紙収容部134に収容された後
の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切
板150によって巻き込みを防止することができる。
【0026】図6に示される如く、フォトポリマー版搬
送部130によって搬送されるフォトポリマー版102
は、水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱し、定盤110へ受け渡すようになっている。
【0027】ここで、定盤110の上面高さは、フォト
ポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い
位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を
持っている。このため、フォトポリマー版搬送部130
から排出されると、若干垂れ下がった状態で定盤110
上に着地し、搬送方向後端部は、定盤110よりも手前
側に位置することになる。この手前側には、定盤110
に対して接近離反可能な移動体152に設けられた仮支
持プレート154が配設されており、フォトポリマー版
102の垂れ下がりを防止している。
【0028】また、図6及び図9に示される如く、定盤
110には、フォトポリマー版102を仮保持するため
の十字型の吸引溝110Bが形成されている。この吸引
溝110Bからは図示しない真空ポンプ等の駆動によっ
てエアが吸引されるようになっており、この吸引溝11
0B上にフォトポリマー版102が存在する場合、フォ
トポリマー版102を一点保持することになる。
【0029】定盤110の一辺側には、フォトポリマー
版102を位置決めしたり、パンチ加工したりするため
の処理部であるパンチステージ300(詳細後述)が配
置されている。
【0030】前記パンチステージ300の一部には、位
置決め手段を構成してフォトポリマー版102の後端部
を搬送方向に押圧する押圧プレート156が設けられ、
この押圧プレート156によってフォトポリマー版10
2の後端部を押圧することで、フォトポリマー版102
の傾斜誤差(図9(B),(C)の角度θ)が解消され
ると共に、所定の搬送方向基準位置まで送り出すことが
できる。この基準位置は、フォトポリマー版102の搬
送方向後端部が若干定盤110からはみ出した状態であ
る。図9では、前記押圧プレート156の押圧方向前端
部側は、前記押圧プレート156の幅方向に直線状にな
っている。なお、前記押圧方向前端部側が前記幅方向に
直線状でなく、押圧プレート156の中央に凹部を設け
て幅方向両端部のみでフォトポリマー版102を押圧す
るような構造であってもよい(詳細後述)。
【0031】この場合、フォトポリマー版102は、吸
引溝110Bによって一点保持されているため、前記押
圧方向に対して抵抗力を持つことになる。このため、前
記押圧プレート156による押圧で、フォトポリマー版
102は、吸引溝110Bによる保持点を中心とする回
転のみとなり、ほとんどその場で傾斜誤差分を整合する
ことができるようになっている。
【0032】定盤110に対する傾斜誤差分が整合され
ると、引き続き押圧プレート156によってさらに押圧
が継続されることで、フォトポリマー版102のX方向
(後述する露光時の主走査方向)の位置決めを行う。
【0033】この位置決めは、押圧プレート156の押
圧量の制御によって行われ、傾斜誤差の整合が適正に行
われたことの確認が、フォトポリマー版102の搬送方
向後端部両角部を含む複数の位置に設けられたセンサ1
58(位置決め手段)によって行われる。図6及び図9
では、2個のセンサ158のみを示してあるが、4個の
場合もある。また、このセンサ158はフォトポリマー
版102のY方向(露光時の副走査方向)の位置検出に
も適用されている。すなわち、定盤110がY方向に移
動することで、フォトポリマー版102の角部とセンサ
158とを一致させ、これをフォトポリマー版102の
初期位置として登録するようになっている。
【0034】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位
置と相対位置が決められており、この状態で定盤110
に設けられた吸引溝110Aにより吸着保持される。
【0035】吸着保持されたフォトポリマー版102に
は、前記移動体152に設けられたパンチステージ30
0上に設置されているパンチ機構としてのパンチャー1
60によりパンチ穴312(図12参照)が設けられる
(詳細後述)。
【0036】図1に示される如く、定盤110は、フォ
トポリマー版搬送部130からのフォトポリマー版10
2を受け取る第1の位置(図1の実線位置参照)と、露
光部112に収容される第2の位置(図1の想像線位置
参照)との間を等速度で往復移動可能(位置決めのため
の搬送幅方向移動と共通)となっている。
【0037】露光部112には、前記定盤110の搬送
路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信
号に応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤
110の搬送方向と直交する方向)される構成となって
いる。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動とな
り、この結果、定盤110上のフォトポリマー版102
には、露光部112への往路搬送時に画像が露光され、
復路搬送によって、元の位置に戻されることになる。な
お、元の位置に戻った定盤110上のフォトポリマー版
102は、吸着保持が解除される。
【0038】画像が露光され、元の位置に戻った定盤1
10に対応し、フォトポリマー版搬送部130によるフ
ォトポリマー版102の搬送方向前端部側に待機してい
た排出機構部166が定盤110の上方を通過してフォ
トポリマー版102の搬送方向後端部へと移動する(図
7(A)参照)。
【0039】排出機構部166には、フォトポリマー版
102の搬送方向後端部を載置するフック部166Aが
形成されており、前記定盤110からはみ出したフォト
ポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた
仮支持プレート154により持ち上げ(図7(B)参
照)、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102
の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版
102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構
部166の移動に伴って、定盤110の下流側へ搬送さ
れていく(図7(C)参照)。図1に示される如く、こ
の下流側には、バッファ部114が設けられ、さらに自
動現像装置116が設けられており、フォトポリマー版
102は、排出機構部166による排出速度と自動現像
装置116での搬送速度との差をバッファ部114で吸
収されながら円滑に送り出されていく。
【0040】(台車200の詳細構成)図1、図3及び
図8に示される如く、台車200の荷台202は、4個
のキャスタ120(図3及び図8では2個のみを図示)
を介して路面FLに支持されており、荷台202には、
ハンドル204(図1参照)が取り付けられている。ハ
ンドル204は、略コ字型に屈曲されており、その両端
が荷台202に突き当てられ固定されている。
【0041】荷台202には、フォトポリマー版102
を重ねて保持する集積部206が設けられている。この
集積部206は、側面から見て略直角三角形状とされ、
その斜面部にフォトポリマー版102を収容するマガジ
ン208が立てかけられている。
【0042】マガジン208には、予め数10枚(通常
は60枚、100枚まで可能)のフォトポリマー版10
2が積層されている。また、マガジン208には、シャ
ッター210が設けられており、暗室以外においてこの
シャッター210を閉状態としておくことにより、フォ
トポリマー版102の感光を防止している。
【0043】すなわち、台車200は、前記版収容部1
04と、フォトポリマー版102を保管している暗室と
の間で運搬されるものであり、シャッター210は、運
搬中におけるフォトポリマー版102を保護することが
できる。
【0044】台車200は、ハンドル204の取り付け
側が運搬時の後方向きとされ、版収容部104に収容さ
れる。
【0045】(パンチステージ300の詳細構成)図9
ではパンチステージ300の定盤110に対する位置関
係のみを示すべく、簡易的に記載したが、図10乃至図
14でその詳細の組み付け構成を説明する。
【0046】パンチステージ300の幅方向中心線上に
は押圧プレート156が設置されており、この押圧プレ
ート156の幅方向中心線とパンチステージ300の幅
方向中心線とが一致するようになっている。
【0047】押圧プレート156の押圧方向前端部側の
中央には凹型に切欠部156Aが施してあり、押圧プレ
ート156の切欠部156Aの両端部の範囲L内に吸引
溝110Bによる保持点が位置する状態でフォトポリマ
ー版102を押圧するようになっている(図10(A)
参照)。また、パンチステージ300の幅方向に対して
押圧プレート156を挟むようにして2個ずつ合計4個
のセンサ158が設置されている。
【0048】図10に示される如く、フォトポリマー版
102の後端部を押圧プレート156により押圧すると
共にセンサ158によりフォトポリマー版102の回転
位置が検出されることで、フォトポリマー版102の傾
斜誤差(図10(A)の角度θ)が解消され、かつ、引
き続き押圧プレート156による押圧が継続されること
で、フォトポリマー版102のX方向(露光時の主走査
方向)の位置決めが行われる。さらに、図11に示され
る如く、定盤110がY方向(露光時の副走査方向)に
移動することで、フォトポリマー版102の角部とセン
サ158とを一致させて、フォトポリマー版102のY
方向の位置決めが行われる。
【0049】パンチステージ300の幅方向に対して押
圧プレート156の両側にパンチャー160がパンチス
テージ300に2個設置されている。パンチャー160
はそれぞれ2個のセンサ158の間に設置されており、
パンチャー160がフォトポリマー版102に設ける2
個のパンチ穴312(図12参照)の位置と4個のセン
サ158の位置とがパンチステージ300の幅方向に対
して平行になるように並んで設置されている。
【0050】図13及び図14にはパンチャー160が
示されている。
【0051】パンチャー160にはDCギアードモータ
ー318が設置されており、このDCギアードモーター
318が回転駆動するとこの回転駆動がカム302に伝
わるように、DCギアードモーター318がカム302
に接続されている。前記回転駆動がカム302に伝わる
と、カム302が回転する。カム302の回転中心は図
13(A)における2本の一点破線の交点の位置になっ
ており、この回転中心からずれたところにリンク装置3
04が接続してある。なお、カム302が前記回転を開
始する直前時には、カム302に設けられた凹部が、凹
部に対応して設けられたパンチセンサ306に対向して
おり、パンチセンサ306が凹部を検出する。カム30
2が回転している最中では、カム302の回転とともに
凹部の位置が変わり、その後、カム302が一回転して
凹部をパンチセンサ306が再び検出すると、DCギア
ードモーター318の回転駆動が停止される。すなわ
ち、カム302(凹部)の一回転が、後に詳細に説明す
るパンチ穴312穿孔作業の一回分に対応している。
【0052】カム302が回転すると、カム302に接
続されたリンク装置304によって、この回転が往復運
動に変えられる。リンク装置304にはパンチアーム3
08の一端が接続されると共に、パンチアーム308は
軸310を回転軸としてシーソー状に振動するようにな
っており、リンク装置304の往復運動によってパンチ
アーム308の一端が上下振動する。
【0053】この上下振動によって、パンチアーム30
8の一端が上昇するに伴い、パンチアーム308の他端
は下降するようになっており、パンチアーム308の一
端が下降するとパンチアーム308の他端は上昇する仕
組みになっている。
【0054】パンチャー160にはパンチ部322が設
けられており、パンチ部322には、棒状のパンチ32
4が上下方向に平行とされて保持されている。パンチ3
24は、上端においてパンチアーム308の他端に回動
自在に接続されると共に上下方向へスライド可能とされ
ており、パンチ324の下端部にはオス刃326が形成
されている。ここで、パンチアーム308の他端が下方
向へ振動されると、パンチ324が下方へスライドされ
て、パンチ部322の下面からオス刃326が突出す
る。
【0055】さらに、パンチ部322の下方にはダイス
部328が設けられており、パンチ部322下面とダイ
ス部328上面との間には隙間部330が形成されてい
る。隙間部330は定盤110側へ開口しており、この
開口部分は上下方向へテーパー状に広げられている。ダ
イス部328には、オス刃326に対応して孔状のメス
刃332が形成されており、パンチ324が下方へスラ
イドされると、メス刃332にオス刃326が嵌入され
る。また、隙間部330の開口部分以外における幅は、
所定幅(例えば25mm)とされており、パンチ部32
2下面は定盤110上のフォトポリマー版102上面に
比し上方に配置されると共に、ダイス部328上面は定
盤110上面(フォトポリマー版102載置面)に比し
僅かに(例えば0.5mm)下方に配置された構成であ
る。
【0056】ここで、フォトポリマー版102のX方向
の位置決めが終了した際には、パンチャー160が定盤
110側へ移動されて、定盤110から突出するフォト
ポリマー版102の端部(フォトポリマー版搬送部13
0による搬送方向後端部)が隙間部330内に配置され
る。この際、上述の如くパンチ部322下面が定盤11
0上面に比し上方に配置されているため、常にフォトポ
リマー版102端部とパンチ部322下面との間に隙間
を有して非接触とされている。さらに、フォトポリマー
版102の端部が若干垂れ下がっている場合(フォトポ
リマー版102端部の定盤110からの突出長さは例え
ば38mmでありこの場合のフォトポリマー版102端
部の垂れ下がり幅は例えば0.5mm未満となる)で
も、上述の如くダイス部328上面が定盤110上面に
比し下方に配置されているため、常にフォトポリマー版
102端部とダイス部328上面との間にも隙間を有し
て非接触とされる構成である。
【0057】また、定盤110が移動することでフォト
ポリマー版102のY方向の位置決めが行われる際にも
フォトポリマー版102端部が隙間部330内に配置さ
れた状態が維持され(図11(A)参照)、このY方向
の位置決めが終了してフォトポリマー版102が定盤1
10に吸引溝110Aにより吸着保持されると、パンチ
ャー160が作動し始めてパンチ324が下方向へスラ
イドする。これにより、パンチ324のオス刃326と
ダイス部328のメス刃332とにフォトポリマー版1
02の縁部が挟まれて、フォトポリマー版102の縁部
にパンチ穴312が穿孔される。また、上述の如くダイ
ス部328上面が定盤110上面に比し僅かに下方に配
置されるのみであるため、フォトポリマー版102縁部
にパンチ穴312を穿孔する際にフォトポリマー版10
2が変形してフォトポリマー版102にクニックが発生
したりパンチ穴312が変形することを防止できる。
【0058】フォトポリマー版102にパンチ穴312
を設けることによって発生するパンチかすは、シュータ
ー316を介して台車200に設けてあるパンチかす入
れ320に搬送される(図13(B)シューター316
での矢印参照)。
【0059】なお、図12に示される如く、フォトポリ
マー版102に対するパンチ穴312穿孔作業が終了す
ると、パンチステージ300が反定盤110側へ後退す
る。また、フォトポリマー版102へ穿孔される2個の
パンチ穴312のうち一方は円状とされると共に他方は
四角形状とされており、パンチ穴312は、フォトポリ
マー版102を印刷機の版胴へ位置決めするために使用
される。
【0060】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0061】以上の構成の自動露光装置100では、押
圧プレート156及び定盤110の移動により定盤11
0上に載置されたフォトポリマー版102を移動させて
フォトポリマー版102の端部をパンチャー160のパ
ンチ部322とダイス部328との間(隙間部330)
に位置決めし、この状態でパンチ部322のパンチ32
4がダイス部328側へスライドされることで、パンチ
324のオス刃326がダイス部328のメス刃332
に嵌入されて、フォトポリマー版102の縁部にパンチ
穴312が穿孔される(図13及び図14参照)。
【0062】ここで、定盤110の上面(フォトポリマ
ー版102載置面)位置よりも下方にダイス部328の
上面が位置するようにされており、このため、上述の如
くフォトポリマー版102の端部が隙間部330に位置
決めされた状態において、パンチ部322とフォトポリ
マー版102との間及びダイス部328とフォトポリマ
ー版102との間に隙間を有するようにされている。し
たがって、フォトポリマー版102の端部を隙間部33
0に位置決めする際(フォトポリマー版102をY方向
へ位置決めする際)等でも、常にフォトポリマー版10
2がパンチ部322及びダイス部328(メス刃33
2)を摺動することがなく、フォトポリマー版102に
傷が発生することを防止できる。これにより、フォトポ
リマー版102の縁部より内側にある画像領域に近い部
分に傷が発生することがなく、フォトポリマー版102
の見映えが良くなって、フォトポリマー版102の商品
性を向上させることができる。
【0063】なお、本実施の形態では、露光部112に
よるフォトポリマー版102への画像露光処理を行う前
にフォトポリマー版102へのパンチ穴312穿孔処理
を行う構成としたが、露光部によるフォトポリマー版
(印刷版)への画像露光処理が終了した直後(定盤のフ
ォトポリマー版に対する吸着保持解除直前)にフォトポ
リマー版へのパンチ穴穿孔処理を行う構成としてもよ
い。
【0064】また、本実施の形態では、フォトポリマー
版102をY方向へ位置決めした後に定盤110がフォ
トポリマー版102を吸着保持する構成としたが、フォ
トポリマー版(印刷版)をX方向へ位置決めした直後
(フォトポリマー版をY方向へ位置決めする直前)に定
盤がフォトポリマー版を吸着保持する構成としてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の印刷版露光装置では、
定盤上に載置された印刷版の端部とパンチ部及びダイス
部との間に隙間を有するため、印刷版がパンチ部及びダ
イス部を摺動することがなく、印刷版に傷が発生するこ
とを防止できて、印刷版の商品性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自動露光装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図7】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は動作開始初期(B)はフォトポリマー版の持ち上げ状
態、(C)は排出時である。
【図8】台車の下部の拡大側面図である。
【図9】(A)は定盤及び定盤上での位置決めを行うた
めの移動体の斜視図、(B)は定盤上に斜めに載置され
たフォトポリマー版を示す平面図、(C)は図9(B)
の傾斜誤差を整合した後の平面図である。
【図10】(A)は定盤上に斜めに載置されたフォトポ
リマー版を示す平面図、(B)は図10(A)の傾斜誤
差を整合した後のX方向の位置決めの平面図である。
【図11】(A)は図10(B)のX方向の位置決め後
のY方向の位置決めの平面図、(B)は図11(A)の
Y方向の位置決め後のフォトポリマー版にパンチ穴を設
ける平面図である。
【図12】図11(B)のパンチ穴を設けた後の平面図
である。
【図13】(A)はパンチャーの側面図、(B)はパン
チャーの背面図である。
【図14】パンチャーの詳細な側面図である。
【符号の説明】
100 自動露光装置(印刷版露光装置) 102 フォトポリマー版(印刷版) 104 版収容部 104A 床部 108 給版部 110 定盤 112 露光部 118 合紙 120 キャスタ 122 補助ローラ 152 移動体 156 押圧プレート(位置決め手段) 158 センサ(位置決め手段) 160 パンチャー(パンチ機構) 312 パンチ穴 322 パンチ部 324 パンチ 326 オス刃 328 ダイス部 332 メス刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版が載置される定盤と、 前記定盤に隣接して設けられ、メス刃が形成されたダイ
    ス部とオス刃が形成されたパンチ部とから成り、前記オ
    ス刃を前記メス刃に嵌入させて前記印刷版の縁部にパン
    チ穴を穿孔するためのパンチ機構と、 前記定盤上に載置された前記印刷版を移動させて前記印
    刷版の端部を前記パンチ部と前記ダイス部との間に位置
    決めする位置決め手段と、 を備えた印刷版露光装置において、 前記定盤の前記印刷版載置面位置よりも下方に前記ダイ
    ス部の上面が位置するようにし、前記印刷版の端部が前
    記パンチ部と前記ダイス部との間に位置決めされた状態
    において前記パンチ部と前記印刷版との間及び前記ダイ
    ス部と前記印刷版との間に隙間を有するようにした、 ことを特徴とする印刷版露光装置。
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