JP2003285942A - 印刷版搬送装置 - Google Patents

印刷版搬送装置

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JP2003285942A
JP2003285942A JP2002091038A JP2002091038A JP2003285942A JP 2003285942 A JP2003285942 A JP 2003285942A JP 2002091038 A JP2002091038 A JP 2002091038A JP 2002091038 A JP2002091038 A JP 2002091038A JP 2003285942 A JP2003285942 A JP 2003285942A
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Japan
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cassette
printing plate
opening
cassettes
supporting
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JP2002091038A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Ono
司 小野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷版搬送装置において、強度の高い高価な
ガイドレールを使用せずに、従来通りのカセットの引出
しを可能とすること。 【解決手段】 カセット退避部48の扉131を引き出
し、引き出した扉131の上に最下段のカセット38A
を引き出すことができる。また、引き出したカセット3
8Aの上には、順次カセット38Bを引き出して載せる
ことができる。引き出されたカセット38B、引き出さ
れたカセット38Bに補充された印刷版12及び合紙4
4の重量は、カセット38A、底板133、ガイドレー
ル137を介して床面138に支持される。引き出した
カセット38Bを順次上に重ねて行くので、従来装置の
ようにカセットを装置外に引き出すための強度の高い特
殊で高価なガイドレールを各カセット毎に設ける必要が
なく、装置コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の印刷版
を、それぞれ専用のカセットに収容し、当該複数のカセ
ットから不規則に種類の異なる印刷版を選別して、次工
程へ搬送する印刷版搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】支持体
上に感光層が設けられた印刷版を用い、この印刷版の画
像形成層(感光層や感熱層等)に直接レーザビーム等で
画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版露光
装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記
録が可能となっている。
【0003】印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版
自動露光装置では、多数枚の印刷版と合紙とを交互に積
層して収容しているカセットが装填されるようにし、こ
のカセットから印刷版を1枚ずつ取り出して(枚葉し
て)、露光部へ送り込むことができるようになってい
る。
【0004】従来の装置では、複数のカセットが箱状の
カセット収納部に縦方向に配列されており、カセットに
印刷版を補充する際には、カセットのほぼ全体をカセッ
ト収納部から水平方向に引出していた。
【0005】したがって、カセット収納部には、カセッ
トのほぼ全体を収容部外に水平に引き出し可能とする特
殊なガイドレールをカセット毎に必要としていた。
【0006】また、カセットに印刷版を補充すると、印
刷版込みのカセット全体の重量が非常に重く(120〜
160kg)、強度の高い高価なガイドレールを使用せ
ざるを得なかった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、強度の高い高
価なガイドレールを使用せずに、従来通りのカセットの
引出しを可能とする印刷版搬送装置を得ることが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷版を積層する複数のカセットを備え、前記カセ
ットから印刷版を取り出して次工程へ搬送する印刷版搬
送装置であって、内部に複数のカセットを鉛直方向に配
置すると共に、前記カセットを取り出す開口部を側面に
備えたカセット収納部と、前記カセット収納部にカセッ
ト毎に設けられ、前記カセットを前記開口部の方向へ水
平にスライド可能に支持する第1のカセット支持手段
と、前記カセット収納部に設けられ、前記開口部を開閉
すると共に、前記開口部を開いたときに開口部の外側へ
スライドさせた最下段のカセットを支持する第2のカセ
ット支持手段を備えた開閉扉と、を備え、前記開口部を
開いたときに、前記開閉扉の重量の少なくとも一部を床
面に支持させる支持手段と、前記カセットに設けられ、
前記カセット収納部で上側に隣接して配置されていたカ
セットを上部に搭載支持するカセット支持部と、カセッ
トから印刷版を取り出して次工程へ搬送する印刷版搬送
手段と、を有することを特徴としている。
【0009】次に、請求項1に記載の印刷版搬送装置の
作用を説明する。
【0010】カセット収納部の内部には、印刷版を積層
した複数のカセットが鉛直方向に配置され収納される。
各カセットの重量は、第1のカセット支持手段によって
カセット収納部に支持される。
【0011】次に、印刷版をカセットに補充する際に
は、開閉扉を開ける。
【0012】開閉扉を開けることにより、開閉扉の重量
の少なくとも一部が支持手段によって床面に支持され
る。
【0013】最下段のカセットに印刷版を補充する場合
には、最下段のカセットを開口部の外側へスライドさ
せ、開閉扉の第2のカセット支持手段上に支持させる。
【0014】最下段のカセット全体をカセット収容部の
外側へスライドさせることができ、印刷版を容易に補充
することができるようになる。
【0015】次に、最下段の上のカセットに印刷版を補
充する場合には、最下段のカセットを開口部の外側へス
ライドして第2のカセット支持手段上に支持させた後、
最下段の上のカセットを開口部の外側へスライドし、最
下段のカセットの上部に配置する。引き出した最下段の
上のカセットは、最下段のカセットのカセット支持部に
支持される。
【0016】したがって、この場合もカセット全体をカ
セット収容部の外側へスライドさせることができ、印刷
版を容易に補充することができるようになる。
【0017】なお、以後同様にして最下段のカセットの
上に順次カセットを搭載し、所望のカセットに印刷版を
補充することができる。
【0018】また、カセットは、最下段のカセットと、
その上の1乃至複数段分のカセットを同時に開口部の外
側へスライドさせることもできる。
【0019】ここで、開口部の外側へスライドさせたカ
セットの重量は全て開閉扉に作用するが、カセット重量
は開閉扉及び第2の支持手段を介して床面に支持され
る。
【0020】カセットに収納した印刷版は、印刷版搬送
手段にて次工程へ搬送することができる。
【0021】なお、印刷版には、フォトポリマー刷版、
サーマル型刷版、銀塩拡散転写型刷版等が含まれる。
【0022】請求項2に記載の発明は、印刷版を積層す
る複数のカセットを備え、前記カセットから印刷版を取
り出して次工程へ搬送する印刷版搬送装置であって、内
部に複数のカセットを鉛直方向に配置すると共に、前記
カセットを取り出す開口部を側面に備えたカセット収納
部と、前記カセット収納部にカセット毎に設けられ、前
記カセットを前記開口部の方向へ水平にスライド可能に
支持する第1のカセット支持手段と、開口部の外側へス
ライドさせた最下段のカセットを床面に支持する第3の
カセット支持手段と、前記カセットに設けられ、前記カ
セット収納部で上側に隣接して配置されていたカセット
を上部に搭載支持するカセット支持部と、 カセットか
ら印刷版を取り出して次工程へ搬送する印刷版搬送手段
と、を有することを特徴としている。
【0023】次に、請求項2に記載の印刷版搬送装置の
作用を説明する。
【0024】カセット収納部の内部には、印刷版を積層
した複数のカセットが鉛直方向に配置され収納される。
各カセットの重量は、第1のカセット支持手段によって
カセット収納部に支持される。
【0025】次に、印刷版をカセットに補充する際に
は、開閉扉を開ける。
【0026】最下段のカセットに印刷版を補充する場合
には、最下段のカセットを開口部の外側へスライドさせ
る。
【0027】最下段のカセットは、第3のカセット支持
手段上に支持することができ、最下段のカセットの重量
は、第3のカセット支持手段を介して床面に支持され
る。
【0028】最下段のカセット全体をカセット収容部の
外側へスライドさせることができ、印刷版を容易に補充
することができるようになる。
【0029】次に、最下段の上のカセットに印刷版を補
充する場合には、最下段のカセットを開口部の外側へス
ライドして第3のカセット支持手段上に支持させた後、
最下段の上のカセットを開口部の外側へスライドし、最
下段のカセットの上部に配置する。引き出した最下段の
上のカセットは、最下段のカセットのカセット支持部に
支持される。
【0030】したがって、この場合もカセット全体をカ
セット収容部の外側へスライドさせることができ、印刷
版を容易に補充することができるようになる。
【0031】なお、以後同様にして最下段のカセットの
上に順次カセットを搭載し、所望のカセットに印刷版を
補充することができる。
【0032】また、カセットは、最下段のカセットと、
その上の1乃至複数段分のカセットを同時に開口部の外
側へスライドさせることもできる。
【0033】ここで、開口部の外側へスライドさせたカ
セットの重量は全て第3の支持手段を介して床面に支持
される。
【0034】なお、カセットに収納した印刷版は、印刷
版搬送手段にて次工程へ搬送することができる。
【0035】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の印刷版搬送装置において、前記第3のカセット支持手
段は、カセット収納部の下部と、前記開口部を開いたと
きの前記開閉扉の下部との間をスライド自在に設けられ
ている、ことを特徴としている。
【0036】次に、請求項3に記載の印刷版搬送装置の
作用を説明する。
【0037】請求項3に記載の印刷版搬送装置では、第
3のカセット支持手段を使用しない場合には邪魔になら
ないようにカセット収納部の下部に配置することがで
き、使用時には開閉扉の下へ引き出すことができる。
【0038】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の印刷版搬送装置において、
前記カセットには、前記カセットの重量を支持すると共
に、スライドする際に回転するコロを有する、ことを特
徴としている。
【0039】次に、請求項4に記載の印刷版搬送装置の
作用を説明する。
【0040】カセットをスライドさせる際に、カセット
の重量を支持するコロが回転するので、印刷版を搭載し
た重量のあるカセットでも軽くスライドさせることがで
きる。
【0041】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1には、本
実施の形態に係る印刷版自動露光装置10が示されてい
る。
【0042】この印刷版自動露光装置10は、印刷版1
2の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光する露
光部14と、印刷版12を枚葉し、前記露光部14へ搬
送する枚葉搬送部15と、の2つのブロックに分かれて
いる。
【0043】また、この印刷版自動露光装置10によっ
て、露光処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置
10に隣接した設置された図示しない現像装置へ送り出
されるようになっている。 (露光部の構成)露光部14は、印刷版12を周面に巻
付けて保持する回転ドラム16を主要部として構成され
ており、印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内
されて、この回転ドラム16の接線方向から送り込まれ
るようになっている。
【0044】搬送ガイドユニット18は、給版ガイド2
0と排版ガイド22とで構成されている。
【0045】搬送ガイドユニット18の給版ガイド20
と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型
とされ、図1の右端部側の中心として、所定角度回動す
る構造となっている。
【0046】この回動によって、給版ガイド20又は排
版ガイド22を選択的に前記回転ドラム16に対応させ
る(回転ドラム16の接線方向に配置させる)ことがで
きる。
【0047】また、搬送ガイドユニット18の近傍に
は、パンチャー24が配設されており、給版ガイド20
をパンチャー24に対向させることで、印刷版12の先
端をパンチャー24へ送り込むことができるようになっ
ている。
【0048】前記枚葉搬送部15から送り込まれた印刷
版12は、まず、給版ガイド20に案内されてパンチャ
ー24へ送り込まれ、この印刷版12の先端に位置決め
用の切欠きを形成する。
【0049】印刷版12は、パンチャー24による処理
後、一旦給版ガイド20に戻されることで、回転ドラム
16に対応する位置に移動される。
【0050】回転ドラム16は、図示しない駆動手段に
よって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印A方
向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取
外し方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0051】図1に示されるように、露光部14に設け
られている回転ドラム16には、外周面の所定の位置
に、先端チャック26が取付けられている。
【0052】露光部14では、この回転ドラム16に印
刷版12を装着するときに、先ず、先端チャック26
が、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20によって
送り込まれる印刷版12の先端に対向する位置(印刷版
装着位置)で回転ドラム16を停止させる。
【0053】露光部14には、印刷版装着位置で先端チ
ャック26に対向して装着カム28が設けられている。
【0054】先端チャック26は、この装着カム28が
回動して一端側が押圧されることにより、回転ドラム1
6の周面との間に印刷版12の挿入が可能となる。
【0055】露光部14では、印刷版12の先端が先端
チャック26と回転ドラム16の間に挿入された状態
で、装着カム28を戻して先端チャック26への押圧を
解除することにより、印刷版12の先端を先端チャック
26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持す
る。
【0056】このときに、印刷版12は、パンチャー2
4によって穿設された切り欠きに、回転ドラム16の周
面の所定の位置に突設されている図示しない位置決めピ
ンが入り込むことにより、回転ドラム16に対して位置
決めされる。
【0057】なお、印刷版12の先端を突き当てて位置
決めしてもよい。
【0058】露光部14では、回転ドラム16に印刷版
12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光
方向へ回転する。
【0059】これにより、搬送ガイドユニット18の給
版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回転ドラ
ム16の周面に巻き付けられる。
【0060】回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装
着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ3
0が配置されている。
【0061】このスクイズローラ30は、回転ドラム1
6に向けて移動することにより回転ドラム16に巻き付
けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて押圧し、
印刷版12を回転ドラム16の周面に密着させる。
【0062】また、露光部14には、スクイズローラ3
0よりも回転ドラム16の装着露光方向下流側近傍に後
端チャック着脱ユニット32が配置されている。
【0063】後端チャック着脱ユニット32には、回転
ドラム16へ向けて突出されたシャフト34の先端に後
端チャック36が装着されている。
【0064】露光部14では、回転ドラム16に巻き付
けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット3
2に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャ
ック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。
【0065】これにより、後端チャック36が、回転ド
ラム16との間で印刷版12の後端を挟持して保持す
る。
【0066】露光部14では、印刷版12の先端及び後
端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30
を離間させる。
【0067】この後、露光部14では、回転ドラム16
を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ドラ
ム16の回転に同期させて、記録ヘッド部37から画像
データに基づいて変調した光ビームを照射する。
【0068】これにより、印刷版12が画像データに基
づいて走査露光される。
【0069】露光部14では、印刷版12への走査露光
が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チ
ャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する
位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16
から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版
12の後端が開放される。
【0070】その後、回転ドラム16を印刷版12の取
出し方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から
回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニッ
ト18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の
現像装置へ搬送される。 (枚葉搬送部の構成)図1に示される如く、枚葉搬送部
15には、装置設置面に対して平行とされた複数のカセ
ット38(A,B)が積み重ねて収容されるカセット収
容部40が設けられている。
【0071】カセット38(A,B)は、本実施の形態
では、5段構成としているが、この段数に制限はない。
【0072】このカセット収容部40の上方には、印刷
版12をカセット38から持ち出して露光部14へ搬送
するための搬送ユニット42が設けられている。 (カセット及びカセット退避機構)カセット38(A,
B)には、図2に示される如く、印刷版12をこの印刷
版12の画像形成層を保護するための薄肉フィルム状の
合紙44が交互に積み重ねられている。
【0073】また、印刷版12は、前記画像形成層が下
向き(設置面側)とされて積層されている。
【0074】各カセット38(A,B)には、それぞれ
異なるサイズの印刷版12が収容されている。
【0075】本実施形態では、版金製の図3に示すよう
な最下段用のカセット38Aと、図4に示すような最下
段用以外のカセット38Bとの2種類のカセットが用い
られている。
【0076】先ず最初に、最下段用以外のカセット38
Bの構造を説明する。
【0077】図3に示すように、カセット38Bは、印
刷版12を収容する上部の開放された長方形の箱部14
0を備えている。
【0078】図3及び図8に示すように、箱部140の
幅方向両側には、第1のコロ141、及び第2のコロ1
42が各々長手方向両側に設けられている。
【0079】第1のコロ141は、一部分が箱部140
の底部よりも下側に突出している。
【0080】第2のコロ142は、第1のコロ141の
外側に設けられている。
【0081】箱部140の上部には、幅方向両側に、上
側に配置されるカセット38Bの第1のコロ141を箱
部長手方向に沿ってガイドする断面略L字形状のガイド
レール部143が形成されている。
【0082】また、箱部140の長手方向一端には、取
手144が取り付けられている。
【0083】図4に示すように、最下段用のカセット3
8Aは、第2のコロ142の上側に第3のコロ145を
設けた点のみが異なっており、その他の全体構成はカセ
ット38Bと同様の構成である。
【0084】ここで、各カセット38A,Bは、カセッ
ト収容部40においてそれぞれ独立して水平移動可能と
されている。
【0085】図5に示される如く、カセット収容部40
には、各カセット38A,Bに対応してレール116が
設けられている。
【0086】各カセット38A,Bは、カセット収容部
40において、第2のコロ142がレール116上を転
動することにより、ほとんど摩擦抵抗がない状態でレー
ル116上を移動(スライド)することができる。
【0087】レール116は、図1の右側に隣接して設
けられた版金製で箱状に形成されたカセット退避部48
まで延長されており、選択したサイズの印刷版12の収
容されたカセット38Aまたはカセット38B以外のカ
セットをカセット退避部48の内部へ移動可能としてい
る。
【0088】すなわち、選択されたサイズの印刷版12
が最下段のカセット38Aに収容されている場合には、
上から4段目までのカセット38Bをカセット退避部4
8へ水平移動させる構造となっている(図1の想像
線)。
【0089】すなわち、本実施の形態では、必要なカセ
ット38は、一切移動させない構造となっていることが
特徴となっている。
【0090】図5(B),(C)に示すように、カセッ
ト収容部40のカセット退避部48側には、レール11
6の近傍にモータ117で回転される軸118が垂直に
配置されている。
【0091】軸118には、各カセット38の側面と対
向する位置にローラ119が取り付けられている。
【0092】ローラ119は、カセット38の側面から
若干離されて設けられている。
【0093】各ローラ119の側方には、ソレノイド1
20が配置されており、ソレノイド120のプランジャ
ー120Aには、軸受け121を介してローラ122が
取り付けられている。
【0094】プランジャー120Aが突出すると、図5
(C)の二点鎖線で図示するようにローラ122がカセ
ット38の側面とローラ119とに接触し、ローラ11
9の回転駆動力がローラ122を介してカセット38に
伝達され、カセット38を移動できるようになってい
る。
【0095】図1に示すように、前記カセット退避部4
8の上部には、装置内から排出される合紙44を収容す
る合紙収容箱49が設けられており、隣接する装置壁面
に設けられたスリット孔51から排出されてくる合紙4
4を受け取ることができるようになっている。 (搬送ユニット)カセット収容部40の上方には、搬送
ユニット42が配設されている。
【0096】図1に示すように、搬送ユニット42は、
印刷版12の搬送方向(図1の左右方向)に沿って延び
る一対のガイドレール50を備えている。
【0097】この一対のガイドレール50の間隔(図面
表裏方向)は、印刷版12の幅寸法以上とされており、
印刷版12は、この一対のガイドレール50の間を通過
可能となっている。
【0098】ガイドレール50には、ガイドレール50
の長手方向に沿ってスライドするようにスライド部材5
2が支持されている。
【0099】スライド部材52は、図示しないモータよ
り駆動力を得てスライドするようになっている。
【0100】ガイドレール50の露光部14側には、図
示しないモータより回転力を得て回転する搬送ローラ7
2、84が配置されている。 (カセット退避部)カセット退避部48のカセット収容
部40側とは反対側の端部には、図7に示すように、開
口部130が設けられている。
【0101】この開口部130には、図6及び図7に示
すように開閉する版金製の扉131が設けられている。
【0102】図7及び図8に示すように、扉131の下
端には、4個のローラ132が設けられた底板133が
一体的に取り付けられている。
【0103】また、底板133の幅方向両側には、断面
コ字状のレール134が底板133の上に配置されてい
る。
【0104】レール134は、一端がスペーサ135を
介して底板133に、他端が扉131に固定されてい
る。
【0105】カセット退避部48の底面には、ローラ1
32がガイドされながら転動するガイドレール部136
が一対設けられている。
【0106】図6乃至図8に示すように、カセット退避
部48の側方の床上には、金属製のガイドレール137
が配置されている。
【0107】扉131を引き出すと、ローラ132がレ
ール116からガイドレール137上へと転動する。
【0108】図7に示すように扉131が完全に引き出
されると、扉131及び底板133の重量はローラ13
2、ガイドレール137を介して床面138に支持され
る。
【0109】図8に示すように、カセット退避部48の
内側面には、最も下段のレール116の下側に、レール
139が設けられている。
【0110】カセット退避部48の内部においては、最
下段のカセット38Aの重量は、第3のローラ145を
介してレール139に支持されている(なお、第1のコ
ロ141は、扉131の底板133に軽く接触している
か、または若干の隙間を設けている。また、第2のコロ
142は、断面コ字状のレール134に挿入されてお
り、このレール134に軽く接触しているか、または若
干の隙間を設けている。)。
【0111】また、カセット退避部48の内部におい
て、他のカセット38Bの重量は、第2のコロ142を
介して側方のレール116に支持されている(なお、第
1のコロ141は、下のカセットのガイドレール部14
3に軽く接触しているか、または若干の隙間を設けてい
る。)。 (吸着装置)スライド部材52には、吸着装置90が設
けられている。
【0112】吸着装置90は、印刷版12の幅方向に沿
って1列に設けられた複数の吸盤99と、この吸盤99
から空気を吸引して吸着力を持たせるための図示しない
マグネットポンプ、電磁弁、負圧センサ等が設けられて
いる。
【0113】図1の実線で示すように、ワイヤー97に
て吸着装置90から吸盤99が吊り下げられている状態
では、吸盤99は、カセット38に収容された印刷版1
2に対向するように下方を向いている(印刷版12の上
面(裏面)における図1の右端部近傍に接触する。)。
【0114】吸着装置90のワイヤー97の巻かれたプ
ーリー94を回転させることで吸盤99を下降すること
ができる。
【0115】吸盤99が下降すると、印刷版12の上面
(裏面)における図1の右端部近傍に接触する。
【0116】なお、不要なカセット38Aまたはカセッ
ト38Bは、カセット退避部48に退避させるため、常
に選択された必要なカセット38Aまたはカセット38
Bを吸盤99に対向させることができる。
【0117】この密着状態で、マグネットポンプを作動
させることで、吸盤99は吸着力を持ち、印刷版12に
密着する。
【0118】この密着状態は、前記負圧センサからの信
号により検出することができ、密着を検出すると電磁弁
を閉状態とすることで、密着力を維持することができる
ようになっている。
【0119】印刷版12に密着した状態で吸盤99を上
昇させると、最上層の印刷版12が持ち上げられ枚葉す
ることができる。
【0120】なお、吸着装置90及び吸盤99は、図1
の2点鎖線で図示するように、実線で示す状態から18
0°回転可能となっている。 (合紙排除機構部)図1及び図11に示される如く、枚
葉搬送部15における搬送ユニット42の右側内側面に
は、印刷版12の上に配置されている合紙44を把持し
てスリット孔51の近傍に摘み上げる合紙排除機構部4
6が設けられている。
【0121】スリット孔51の近傍には、つまみ上げた
合紙44を挟持するローラ対181が設けられている。
【0122】ローラ対181の内、下側のローラ181
Aが上側のローラ181Bに対して接近離間可能とされ
ており、通常は離間状態とされ、つまみ上げた合紙44
が上側のローラと接触した時点で上側のローラ181B
に接近する。
【0123】これにより、ローラ対181によって合紙
44を挟持することができる。
【0124】ローラ対181は図示しない駆動手段の駆
動力で回転し、合紙44を前記カセット退避部48の上
面に設けられた合紙収容箱49(図1参照)へ排出する
ようになっている。 (作用)以下に本実施の形態の作用を図9のフローチャ
ートに従い説明する。
【0125】まず、ステップ200では、各部の初期設
定を実行する。
【0126】すなわち、吸着装置90をガイドレール5
0の図1の左端部(露光部14側)にとし、吸盤99を
下側に向けておく。
【0127】また、露光部14の搬送ガイドユニット1
8の給版ガイド20をパンチャー24に対応させてお
く。
【0128】次のステップ202では、これから処理す
る印刷版12のサイズを読み込み、次いでステップ20
4で読み込まれたサイズを収容するカセット38が何段
目にあるかを認識する。
【0129】ステップ206では、前記認識したカセッ
ト38以外のカセット38、すなわち不要なカセットを
水平移動させることで退避させる。
【0130】例えば、必要なカセット38が最上段であ
れば、退避の必要はない(図1参照)。また、必要なカ
セット38が上から3段目の場合には、最上段及び2段
目のカセット38を露光部14に設けたカセット退避部
48へ水平移動させて退避させる。
【0131】このようにして、必要なカセット38を最
上段とする。
【0132】次のステップ208では、必要なカセット
38に収容状態において、最上層が合紙44であるか印
刷版12であるかを判断する。
【0133】これは、図示しない反射形のセンサ等を用
い、その反射率の差によって非接触で検出してもよい
し、接触型のセンサで導電率の差によって検出してもよ
い。
【0134】ステップ208で肯定判定されると、最上
層が合紙であるため、ステップ210へ移行してこの合
紙44を取り除く動作を開始する。
【0135】すなわち、動作制御としては、ステップ2
10で合紙排除機構部46の下降を開始し、ステップ2
12で所定量(L1)下降したと判断した時点で、下降
を停止する(ステップ214)。
【0136】合紙排除機構部46の下降が停止すると、
合紙排除機構部46が合紙44を摘まむ。
【0137】その後、ステップ215では、合紙排除機
構部46の上昇を開始し、ステップ216において所定
量上昇したと判断した時点で、一旦上昇を停止させる
(ステップ217)。
【0138】この状態で、ステップ218では、合紙4
4がローラ対181で挟持される。
【0139】その後、ローラ対181で挟持が回転さ
れ、これにより、合紙44はスリット孔51から装置外
へと搬送され、合紙収容箱49へと排出される(ステッ
プ219)。
【0140】合紙44を装置外へ搬送後ステップ220
へ移行し、合紙排除機構部46を上昇させて元の位置に
戻す。
【0141】ステップ224は、前記ステップ208に
おいて否定判定、すなわちカセット38の最上層が印刷
版12であると判定された場合に移行する。
【0142】このステップ224以降は、印刷版12の
枚葉動作となる。
【0143】ステップ224では、吸盤99の下降が開
始される。
【0144】なお、合紙44を排除した直後では、吸着
装置90はガイドレール50の右端に位置している。
【0145】次のステップ226では、マグネットポン
プを駆動し、次いでステップ228で負圧センサで所定
の負圧を検出したか否かが判断される。
【0146】すなわち、吸盤99の下降に伴なって、吸
盤99が印刷版12に接近していき、吸盤99の吸着面
が印刷版12の上面(非画像形成面)に接触すること
で、吸盤99の配管内が負圧となり印刷版12を吸着す
ることができる。
【0147】ステップ228で負圧を検出したと判定さ
れると、ステップ230へ移行して、吸盤99の下降を
停止させる。
【0148】これが、吸盤99が印刷版12に密着した
状態であり、次のステップ232では、吸盤99を上昇
させる。
【0149】この吸盤99の上昇により、最上層の印刷
版12が持ち上げられる。
【0150】持ち上げられた印刷版12は、片持ち状態
であるため、図1の右端部側から徐々にめくり上げられ
る。
【0151】ワイヤー97が更に巻き取られ、吸盤99
が最上部に上昇すると、吸着装置90及び吸盤99が1
80°回転して吸盤99が上向き状態となる。これによ
って、印刷版12は、吸盤99が吸着した端部側約半分
の寸法分は表裏反転し、残りの後半の部分は垂れ下がり
状態となる。
【0152】次のステップ234では、吸着装置90の
取り付けられたスライド部材52がガイドレール50の
左端部方向へ水平移動する。
【0153】スライド部材52が露光部14側に移動す
ると、印刷版12の端部付近が搬送ローラ84と搬送ロ
ーラ72とで挟持されると共に、吸盤99による吸着が
解除される。そして、吸盤99から離れた印刷版12
は、搬送ローラ84と搬送ローラ72とによって挟持さ
れて露光部14へ搬送され、露光部14の搬送ガイドユ
ニット18の内、給版ガイド20へ送り込まれる。
【0154】次のステップ236では、給版ガイド20
がパンチャー24に対応しているため、印刷版12の先
端をパンチャー24へ送り込み、パンチ処理が実行さ
れ、その後、給版ガイド20に戻される。
【0155】次いでステップ238では、搬送ガイドユ
ニット18を切り換えて、給版ガイド20を回転ドラム
16へ対応させる。これにより、印刷版12を回転ドラ
ム16へ、この回転ドラム16の接線方向から送り込む
ことができる。
【0156】送りこまれた印刷版12は、先端チャック
26及び後端チャック36によって回転ドラム16の周
面に緊密に巻き付けられ(ステップ240)、露光のた
めの位置決めが完了する。
【0157】次のステップ242では、画像データを読
み込み、記録ヘッド部37からの光ビームによって露光
処理が開始される(ステップ244)。
【0158】露光処理は、回転ドラム16を高速で回転
させながら(主走査)、記録ヘッド部37を回転ドラム
16の軸線方向へ移動する、所謂走査露光である。
【0159】ステップ244による露光処理が終了する
と、ステップ246へ移行して、搬送ガイドユニット1
8を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ対応
させ)、次いでステップ248において、回転ドラム1
6に巻きつけた印刷版12を接線方向から排出してい
く。
【0160】このとき、印刷版12は、排版ガイド22
に送られる。
【0161】印刷版12が排版ガイド22に送られる
と、次のステップ250へ移行して、搬送ガイドユニッ
ト18を切り換え、排版ガイド22を排出口へ対応さ
せ、次いでステップ252で印刷版12を排出させる。
【0162】この排出方向には、現像部が設けられてお
り、印刷版12は続けて現像処理される。
【0163】次に、カセット38A,Bへの印刷版12
の補充方法を説明する。
【0164】先ず、最下段のカセット38Aへ印刷版1
2を補充する場合には、図7に示すように扉131を引
き出す。
【0165】次に、図10に示すように、最下段のカセ
ット38Aを引き出す。
【0166】最下段のカセット38Aを、引き出された
底板133の上に配置することにより、最下段のカセッ
ト38Aに印刷版12及び合紙44を容易に補充するこ
とができる。
【0167】カセット38A(印刷版12及び合紙44
含む)の重量は、第2のコロ142、レール134、底
板133、ローラ132、ガイドレール137を介して
床面138に支持される。
【0168】次に、最下段以外のカセット38Bに印刷
版12を補充する場合、例えば、下から2番目のカセッ
ト38Bに印刷版12を補充する場合には、最下段のカ
セット38Aを引き出した後に、図11に示すように最
下段のカセット38Aの上に下から2番目のカセット3
8Bを引き出して載せる。
【0169】なお、印刷版12を補充する場合には、扉
131に当接するまで下から2番目のカセット38Bを
図11の状態よりも更に引出す。
【0170】これにより、下から2番目のカセット38
Bは、既に引き出された最下段のカセット38Aの上に
配置される。この状態では、カセット38Bの第1のコ
ロ141が、カセット38Aのガイドレール部143上
にあり、カセット38Bの重量はカセット38Aに支持
されることになる。
【0171】これにより、下から2番目のカセット38
Bに印刷版12及び合紙44を容易に補充することがで
きる。
【0172】以後同様にして引き出したカセット38B
の上に、その上のカセット38Bを順次引き出して載置
することにより、所望のカセット38に印刷版12及び
合紙44を補充することができる。
【0173】また、引き出したカセット38Bを順次上
に重ねて行くので、従来装置のようにカセットを装置外
に引き出すための強度の高い特殊で高価なガイドレール
を各カセット毎に設ける必要がなく、装置コストを低減
することができる。
【0174】引き出されたカセット38B、引き出され
たカセット38Bに補充された印刷版12及び合紙44
の重量は、全てカセット38A、第2のコロ142、レ
ール134、底板133、ローラ132、ガイドレール
137を介して床面138に支持される。
【0175】このように、カセット38A,B、印刷版
12、及び合紙44の重量は、複数箇所で支持され、い
わゆる片持ち支持とならないため、カセット38A,
B、扉131、底板133は、鉛直方向に作用する重量
を支持するだけの強度があれば良く、片持ち支持の場合
に必要となる曲げ応力を実質上考慮しなくても良いた
め、片持ち支持の場合よりも低い強度で済ませることが
できる。
【0176】このため、材料の板厚、及び使用量を減ら
すことができ、装置を軽量化することもできる。
【0177】なお、本実施形態では、扉131を引き出
してから先ず、最下段のカセット38Aを引出し、その
後順次上のカセット38Bを引き出すようにしたが、本
発明はこれに限らず、扉131と最下段のカセット38
Aとを同時ひ引き出しても良く、扉131、最下段のカ
セット38A、及び所望の数のカセット38B(但し、
下から順に数えて途中のカセット38Bを抜かさずに)
を同時に引き出すこともできる。
【0178】このような場合、カセット38A,Bを扉
131に係合するロック機構を設けることが良い。 [第2の実施形態]次に、図12乃至図16にしたがっ
て、カセット退避部48の他の実施形態を説明する。
【0179】図12及び図13に示すように、本実施形
態のカセット退避部48は、横に開く版金製の扉150
を備えている。
【0180】カセット退避部48の下側の床面上には、
金属製の収納式カセットガイド151が収納されてい
る。
【0181】収納式カセットガイド151は、カセット
38Aの引出し方向に沿って長い中央レール152、及
びその両側に配置される一対の側部レール153を備え
ている。
【0182】中央レール152、及び側部レール153
は、連結部材154,155によって互いに連結されて
いる。
【0183】なお、一端の連結部材155には、取手1
56が取り付けられている。
【0184】また、収納式カセットガイド151の下面
には、図示しないコロが取り付けられており、収納式カ
セットガイド151が床面上を容易に移動可能としてい
る。
【0185】また、カセット退避部48の下面には、中
央レール152、及び側部レール153の側面をガイド
し、収納式カセットガイド151をカセット38Aの引
出し方向に沿って移動させるためのガイド部材157が
取り付けられている。
【0186】本実施形態の最下段のカセット38Aは、
図14に示すように、両側の第1のコロ141が、カセ
ット38Bの第1のコロ141よりも大径であり、底部
中央には、第4のコロ158が取り付けられている。
【0187】カセット退避部48の底部には、第1のコ
ロ141を逃げる溝159、及び第4のコロ158を逃
げる溝160が形成されている。
【0188】図14に示すように、カセット退避部48
において、最下段のカセット38Aの荷重は、第2のコ
ロ142によってレール116に支持されている(な
お、この状態では、第4のコロ158、及び第1のコロ
141は、中央レール152、及びその両側に配置され
る一対の側部レール153へは荷重を支持させていな
い。
【0189】本実施形態では、カセット38A,Bに印
刷版12及び合紙44を補充する場合には、扉150を
開け、収納式カセットガイド151を引き出してから最
下段のカセット38Aを引き出し、その後、順次上のカ
セット38を引き出すようにする(図15及び図16参
照)。
【0190】引き出されたカセット38A等の重量は、
収納式カセットガイド151を介して床面138に支持
される。
【0191】このように、本実施形態においても、カセ
ット38A,B、印刷版12、及び合紙44の重量は、
複数箇所で支持され、いわゆる片持ち支持とならないた
め、材料の板厚、及び使用量を減らすことができ、装置
を軽量化することができる。 [第3の実施形態]次に、図17乃至図20にしたがっ
て、カセット退避部48の他の実施形態を説明する。
【0192】図17及び図18に示すように、本実施形
態のカセット退避部48は、縦に開く版金製の扉161
を備えている。
【0193】なお、開口部130の下端に扉161を支
持する蝶番162が取り付けられている。
【0194】扉161には取手163が取り付けられて
おり、図18に示すように、扉161を開くと、取手1
63が床面138に当接して扉161が水平となる。
【0195】また、扉161とカセット退避部48と
は、伸縮するダンパー161Aで連結されており、扉1
61がゆっくりと開くようになっている。
【0196】扉161に作用する荷重は、一部が蝶番1
62、及びカセット退避部48を介して床面138に、
他の一部が取手163を介して床面138に支持され
る。
【0197】扉161の内側中央には、ガイドレール1
64が取り付けられている。
【0198】最下段のカセット38には、ガイドレール
164の側面に当接して回転するコロ165が取り付け
られている。
【0199】本実施形態では、カセット退避部48にお
いて、最下段のカセット38A、及び他のカセット38
Bは、各々第2のコロ142によって116に支持され
ている。
【0200】本実施形態では、カセット38A,Bに印
刷版12及び合紙44を補充する場合には、図18に示
すように扉161を開け、以後同様に最下段のカセット
38Aを引き出し、その後、順次上のカセット38Bを
引き出すようにする(図19、及び図20参照)。
【0201】このように、本実施形態においても、カセ
ット38A,B、印刷版12、及び合紙44の重量は、
複数箇所で支持され、いわゆる片持ち支持とならないた
め、材料の板厚、及び使用量を減らすことができ、装置
を軽量化することができる。
【0202】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の印刷版搬送装
置によれば、透気性の高い合紙であっても確実に取出す
ことができ、真空圧を発生する重量のある装置を用いな
いので装置を軽量化するこができる、という優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略
図である。
【図2】カセットに収容した印刷版と合紙の重ね合わせ
構造を示す拡大図である。
【図3】最下段より上のカセットを示す斜視図である。
【図4】最下段のカセットを示す斜視図である。
【図5】(A)はカセットの退避機構を示す正面図、
(B)は図5(A)の右側面図であり、(C)はカセッ
トの駆動機構を示す平面図である。
【図6】扉を閉めたカセット退避部の斜視図である。
【図7】扉を開けたカセット退避部の斜視図である。
【図8】カセット退避部の一部断面図である。
【図9】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図10】最下段のカセットを引き出した状態のカセッ
ト退避部の斜視図である。
【図11】下から2段目のカセットを引き出した状態の
カセット退避部の斜視図である。
【図12】第2の実施形態に係る印刷版自動露光装置の
扉を閉めたカセット退避部の斜視図である。
【図13】扉を開けたカセット退避部の斜視図である。
【図14】カセット退避部の一部断面図である。
【図15】下から2段目のカセットを引き出した状態の
カセット退避部の斜視図である。
【図16】下から2段目のカセットを引き出した状態の
カセット正面図である。
【図17】第3の実施形態に係る印刷版自動露光装置の
扉を閉めたカセット退避部の斜視図である。
【図18】扉を開けたカセット退避部の斜視図である。
【図19】下から2段目のカセットを引き出した状態の
カセット退避部の斜視図である。
【図20】下から2段目のカセットを引き出した状態の
カセット正面図である。
【符号の説明】
10 印刷版搬送装置 12 印刷版 38A カセット 38B カセット 42 搬送ユニット(印刷版搬送手段) 48 カセット退避部(カセット収納部) 116 レール(第1のカセット支持手段) 131 扉(開閉扉) 132 ローラ(支持手段) 134 レール(第2のカセット支持手段) 137 ガイドレール(支持手段) 139 レール(第1のカセット支持手段) 141 第1のコロ(第3のカセット支持手段) 142 第2のコロ(第1のカセット支持手段) 143 ガイドレール部 145 第3のコロ(第1のカセット支持手段) 151 収納式カセットガイド(第3のカセット支持
手段) 158 第4のコロ(第3のカセット支持手段) 163 取手(支持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/20 511 G03F 7/20 511

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版を積層する複数のカセットを備
    え、前記カセットから印刷版を取り出して次工程へ搬送
    する印刷版搬送装置であって、 内部に複数のカセットを鉛直方向に配置すると共に、前
    記カセットを取り出す開口部を側面に備えたカセット収
    納部と、 前記カセット収納部にカセット毎に設けられ、前記カセ
    ットを前記開口部の方向へ水平にスライド可能に支持す
    る第1のカセット支持手段と、 前記カセット収納部に設けられ、前記開口部を開閉する
    と共に、前記開口部を開いたときに開口部の外側へスラ
    イドさせた最下段のカセットを支持する第2のカセット
    支持手段を備えた開閉扉と、 を備え、 前記開口部を開いたときに、前記開閉扉の重量の少なく
    とも一部を床面に支持させる支持手段と、 前記カセットに設けられ、前記カセット収納部で上側に
    隣接して配置されていたカセットを上部に搭載支持する
    カセット支持部と、 カセットから印刷版を取り出して次工程へ搬送する印刷
    版搬送手段と、 を有することを特徴とする印刷版搬送装置。
  2. 【請求項2】 印刷版を積層する複数のカセットを備
    え、前記カセットから印刷版を取り出して次工程へ搬送
    する印刷版搬送装置であって、 内部に複数のカセットを鉛直方向に配置すると共に、前
    記カセットを取り出す開口部を側面に備えたカセット収
    納部と、 前記カセット収納部にカセット毎に設けられ、前記カセ
    ットを前記開口部の方向へ水平にスライド可能に支持す
    る第1のカセット支持手段と、 開口部の外側へスライドさせた最下段のカセットを床面
    に支持する第3のカセット支持手段と、 前記カセットに設けられ、前記カセット収納部で上側に
    隣接して配置されていたカセットを上部に搭載支持する
    カセット支持部と、 カセットから印刷版を取り出して次工程へ搬送する印刷
    版搬送手段と、 を有することを特徴とする印刷版搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第3のカセット支持手段は、カセッ
    ト収納部の下部と、前記開口部を開いたときの前記開閉
    扉の下部との間をスライド自在に設けられている、こと
    を特徴とする請求項2に記載の印刷版搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記カセットには、前記カセットの重量
    を支持すると共に、スライドする際に回転するコロを有
    する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    1項に記載の印刷版搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015081177A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置
JP2016108080A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 キヤノン株式会社 シート積載装置及び画像形成装置

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