JP2001154370A - 印刷版自動露光装置及び印刷版の露光方法 - Google Patents

印刷版自動露光装置及び印刷版の露光方法

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JP2001154370A
JP2001154370A JP2000252317A JP2000252317A JP2001154370A JP 2001154370 A JP2001154370 A JP 2001154370A JP 2000252317 A JP2000252317 A JP 2000252317A JP 2000252317 A JP2000252317 A JP 2000252317A JP 2001154370 A JP2001154370 A JP 2001154370A
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JP
Japan
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suction
plate
printing plate
mounting surface
photopolymer
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Withdrawn
Application number
JP2000252317A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kawamura
吉紀 河村
Yoshihiro Koyanagi
祥啓 小柳
Mitsuyoshi Nishimura
光能 西村
Takashi Kato
隆 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷版に画像を露光する際にピントボケ等の
画像不良が発生することを防止できる印刷版自動露光装
置及び印刷版の露光方法を得る。 【解決手段】 印刷版自動露光装置100の定盤110
に吸引孔を形成し、吸引孔に真空ポンプ306を連通す
る。吸引孔と真空ポンプ306との間の連通路304に
電磁弁308を設け、電磁弁308と真空ポンプ306
との間の連通路304にチャンバー310を設ける。定
盤110上面にフォトポリマー版102を載置しかつ電
磁弁308を一旦閉鎖して真空ポンプ306を作動させ
ることでチャンバー310の減圧空間の圧力を所定値以
下とした状態で、電磁弁308を瞬時に全開させて減圧
空間が吸引孔から空気を一気に強い吸引力で吸引する。
このため、カールしたフォトポリマー版102を定盤1
10上面に完全に密着させることができ、画像を露光す
る際のピントボケ等の画像不良を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版を露光台の
載置面の所定位置に載置して前記印刷版に画像を露光す
る印刷版自動露光装置及び印刷版の露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷版自動露光装置においては、
例えば、支持体上に感光層(例えば、光重合層)が設け
られた印刷版が用いられ、この印刷版は収納カセットに
収納されている。また、この印刷版自動露光装置の内部
にはテーブルが設けられており、収納カセットから搬送
された印刷版がテーブル上面の所定位置に載置される。
テーブル上面には、複数の透孔及びこの透孔に連通する
複数の吸着溝が形成されており、この透孔から真空ポン
プによって空気を吸引することで、透孔及び吸着溝内が
負圧状態とされる。これにより、テーブル上面に載置さ
れた印刷版がテーブル上面に真空吸着された状態とな
り、この状態で印刷版の感光層に直接レーザビーム等で
画像を露光(記録)する構成である。
【0003】しかしながら、このような印刷版自動露光
装置では、印刷版単体の保管状態にて自然にカールが発
生する場合があり、このカールした印刷版がテーブル上
面に載置されると、印刷版の外周へ向う程テーブル上面
から印刷版が大きく浮き上がることになる。このため、
このようにカールした印刷版をテーブル上面に吸着させ
ようとしても、真空ポンプの定常の吸引能力のみではテ
ーブル上面に印刷版を完全に密着させることができない
(印刷版がテーブル上面から部分的に浮き上がってしま
う)場合があり、これにより、印刷版に画像を露光する
際にピントボケ等の画像不良が発生するという問題があ
る。この問題は、支持体がアルミニウム製とされて硬質
な印刷版(所謂フォトポリマー版)である場合に特に顕
著である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、印刷版に画像を露光する際にピントボケ等の画像
不良が発生することを防止できる印刷版自動露光装置及
び印刷版の露光方法を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷版
自動露光装置は、印刷版を露光台に設けられた載置面の
所定位置に載置した状態で前記印刷版に画像を露光する
印刷版自動露光装置において、前記露光台に設けられた
吸引孔と、前記吸引孔に連通され、前記載置面に載置さ
れた前記印刷版を前記載置面に真空吸着させるために前
記吸引孔から空気を吸引する吸引手段と、前記吸引孔と
前記吸引手段との間の連通路を開閉自在に設けられ、開
放されることで前記吸引手段による前記吸引孔からの空
気の吸引を可能とする開閉弁と、前記開閉弁と前記吸引
手段との間の連通路に設けられ、所定容量の減圧空間を
有し、前記開閉弁が閉鎖されかつ前記吸引手段が作動さ
れることで前記減圧空間が減圧される減圧部と、前記開
閉弁に接続され、前記減圧空間の圧力が所定値以下の状
態で前記開閉弁を瞬時に全開させる制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の印刷版自動露光装置で
は、印刷版を露光台の載置面の所定位置に載置し、吸引
手段によって露光台の吸引孔から連通路を介して空気を
吸引すると、この吸引孔内が負圧状態とされ、これによ
り、載置面に載置された印刷版が吸引孔によって載置面
に真空吸着される。さらに、この載置面に吸着された印
刷版に画像を露光する。
【0007】ところで、印刷版単体の保管状態にて自然
にカールが発生する場合があり、このカールした印刷版
が載置面に載置されると、印刷版が載置面から部分的に
浮き上がることになる。
【0008】ここで、請求項1に記載の印刷版自動露光
装置では、開閉弁が一旦閉鎖されて吸引手段が作動され
ると、吸引手段によって減圧部の減圧空間から空気を吸
引してこの減圧空間が減圧される(減圧空間の真空度が
高められる)。この減圧空間の圧力が所定値以下の状態
で制御手段によって開閉弁が瞬時に全開されると、減圧
部の減圧空間が吸引孔から空気を一気に強い吸引力で吸
引することができる。このため、吸引手段の吸引能力が
低い場合でも、制御手段によって開閉弁が瞬時に全開さ
れた際には吸引手段の吸引能力よりも高い吸引能力で吸
引孔から空気を吸引でき、これにより、カールした印刷
版を完全に載置面に密着させる(印刷版が部分的に載置
面から浮き上がることなく密着させる)ことができる。
【0009】また、カールした印刷版が載置面に完全に
密着されると印刷版によって吸引孔が閉塞されるため、
吸引手段による吸引力が印刷版に及び易くなり、これに
より、吸引手段の吸引能力が低い場合でも吸引手段がそ
の吸引能力で吸引孔から空気を持続的に吸引すれば、再
度印刷版が部分的に載置面から浮き上がることはない。
したがって、カールした印刷版が一旦載置面に完全に密
着された後は、吸引手段によって吸引孔から空気を持続
的に吸引することで、印刷版が完全に載置面に密着した
状態を維持できる。
【0010】このように、請求項1に記載の印刷版自動
露光装置によれば、印刷版を完全に載置面に密着させる
ことができるため、印刷版に画像を露光する際にピント
ボケ等の画像不良が発生することを防止できる。
【0011】請求項2に記載の印刷版自動露光装置は、
請求項1に記載の印刷版自動露光装置において、前記印
刷版を前記載置面の所定位置へ搬送する搬送手段と、前
記吸引孔に連通して前記載置面に配設された吸引溝と、
を備え、前記搬送手段によって搬送される前記印刷版の
搬送方向前端部が前記載置面へ着地する着地点より前記
搬送方向下流側に配設した前記吸引溝を前記搬送方向の
垂直方向に対し傾斜させ、かつ、前記吸引孔を前記吸引
溝の前記載置面中央部側に設けた、ことを特徴としてい
る。
【0012】請求項2に記載の印刷版自動露光装置で
は、印刷版が搬送手段によって搬送されて露光台の載置
面の所定位置に載置される。この状態で露光台に設けら
れた吸引孔から吸引手段によって空気を吸引すること
で、吸引孔及びこの吸引孔に連通する吸引溝内が負圧状
態とされ、これにより、載置面に載置された印刷版が吸
引孔及び吸引溝によって載置面に真空吸着されてこの状
態の印刷版に画像が露光される。
【0013】ところで、上記カールした印刷版が載置面
に載置されると、印刷版の中央部分は載置面に接触して
いるが、印刷版の外周へ向う程載置面から印刷版が大き
く浮き上がることになる。
【0014】ここで、請求項2に記載の印刷版自動露光
装置では、吸引孔は吸引溝の載置面中央部側に設けられ
ると共にカールした印刷版の中央部分は上述の如く載置
面に接触しているため、吸引孔から空気を吸引すると、
印刷版の中央部分を載置面に強い吸着力で密着させるこ
とができる。さらに、印刷版の中央部分が載置面に強い
吸着力で密着されると、印刷版の中央部分外側が載置面
に接近するため、この印刷版の中央部分外側に吸引溝に
よる吸着力が及び易くなり、これにより、印刷版をその
中央部分から外周部分へ向って載置面に順次密着させる
ことができる。このため、印刷版を一層完全に載置面に
密着させることができ、したがって、印刷版に画像を露
光する際にピントボケ等の画像不良が発生することを一
層防止できる。
【0015】またここで、搬送手段によって搬送される
印刷版の搬送方向前端部が載置面へ着地する着地点より
前記搬送方向下流側の載置面に配設した吸引溝を前記搬
送方向の垂直方向に対し傾斜させたため、印刷版の搬送
方向の吸引溝に対する角度が小さくなる。このため、載
置面へ印刷版を搬送する際に印刷版が載置面を摺動して
も、この印刷版の搬送状態において印刷版の搬送方向前
端部が載置面の吸引溝に引っ掛かることを防止でき、こ
れにより、印刷版に傷やクニックが生じることを防止で
きる。
【0016】請求項3に記載の印刷版の露光方法は、印
刷版を露光台に設けられた載置面の所定位置に載置し、
前記露光台に設けられた吸引孔から吸引手段によって空
気を吸引することで前記印刷版を前記載置面に真空吸着
し、この状態で前記印刷版に画像を露光する印刷版の露
光方法において、前記吸引孔と前記吸引手段との間の連
通路に所定容量の減圧空間を設け、前記吸引孔と前記減
圧空間との間の連通路を一旦閉鎖し、次いで、前記吸引
手段を作動させて前記減圧空間を減圧し、前記減圧空間
の圧力が所定値以下の状態で、前記吸引孔と前記減圧空
間との間の連通路を瞬時に全開させて前記吸引孔から一
気に空気を吸引することにより前記印刷版を前記載置面
に真空吸着させる、ことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の印刷版の露光方法では、
印刷版を露光台の載置面の所定位置に載置し、吸引手段
によって露光台の吸引孔から連通路を介して空気を吸引
すると、この吸引孔内が負圧状態とされ、これにより、
載置面に載置された印刷版が吸引孔によって載置面に真
空吸着される。さらに、この載置面に吸着された印刷版
に画像が露光される。
【0018】ところで、印刷版単体の保管状態にて自然
にカールが発生する場合があり、このカールした印刷版
が載置面に載置されると、印刷版が載置面から部分的に
浮き上がることになる。
【0019】ここで、請求項3に記載の印刷版の露光方
法では、吸引孔と吸引手段との間の連通路に所定容量の
減圧空間が設けられており、吸引孔と減圧空間との間の
連通路を一旦閉鎖して吸引手段を作動させることで、吸
引手段によって減圧空間から空気が吸引されて減圧空間
が減圧される(減圧空間の真空度が高められる)。この
減圧空間の圧力が所定値以下の状態で吸引孔と減圧空間
との間の連通路が瞬時に全開されると、減圧空間が吸引
孔から空気を一気に強い吸引力で吸引することができ
る。このため、吸引手段の吸引能力が低い場合でも、制
御手段によって吸引孔と減圧空間との間の連通路が瞬時
に全開された際には吸引手段の吸引能力よりも高い吸引
能力で吸引孔から空気を吸引でき、これにより、カール
した印刷版を完全に載置面に密着させる(印刷版が部分
的に載置面から浮き上がることなく密着させる)ことが
できる。
【0020】また、カールした印刷版が載置面に完全に
密着されると印刷版によって吸引孔が閉塞されるため、
吸引手段による吸引力が印刷版に及び易くなり、これに
より、吸引手段の吸引能力が低い場合でも吸引手段がそ
の吸引能力で吸引孔から空気を持続的に吸引すれば、再
度印刷版が部分的に載置面から浮き上がることはない。
したがって、カールした印刷版が一旦載置面に完全に密
着された後は、吸引手段によって吸引孔から空気を持続
的に吸引することで、印刷版が完全に載置面に密着した
状態を維持できる。
【0021】このように、請求項3に記載の印刷版の露
光方法によれば、印刷版を完全に載置面に密着させるこ
とができるため、印刷版に画像を露光する際にピントボ
ケ等の画像不良が発生することを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1には、本実施の
形態に係るフォトポリマー版(アルミニウム製で硬質の
支持体上に感光層(例えば、光重合層)が設けられた印
刷版)の印刷版自動露光装置100が示されている。
【0023】印刷版自動露光装置100は、台車200
に搭載されたフォトポリマー版102(図2参照)を収
容する版収容部104及び版収容部104に収容された
フォトポリマー版102を持ち出する枚葉部106を備
えた給版部108と、フォトポリマー版102が位置決
め保持される露光台としての盤状の定盤110と、定盤
110に位置決めされたフォトポリマー版102へ画像
を記録する露光部112と、で構成されている。
【0024】なお、この印刷版自動露光装置100の下
流側には、バッファ部114を介して印刷版自動現像装
置116が設定可能であり、給版、露光、現像を全て自
動で処理することも可能となっている。
【0025】図3に示される如く、版収容部104に
は、複数枚のフォトポリマー版102が立てかけられ台
車200が収容可能となっている。なお、図2に示され
る如く、フォトポリマー版102の表面には、1枚毎に
保護用の合紙118が設けられており、結果としてフォ
トポリマー版102と合紙118とが交互に積層された
状態となっている。
【0026】版収容部104は、路面よりも高い位置に
床部104Aを形成しており、台車200は、路面から
この床部104Aへと乗り上げられる構造となってい
る。すなわち、路面に対してはキャスタ120を介して
支持されており、このキャスタ120は、台車200に
対して突出位置(図3の想像線位置)及び収容位置(図
3の突出位置)に移動可能となっている。
【0027】版収容部104への収容動作に応じてこの
キャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移
動すると同時に補助ローラ122が床部104Aに対応
し、その後の台車200は、床部104Aに対してこの
補助ローラ122を介して支持される構造となってい
る。
【0028】前記版収容部104の上方には、枚葉部1
06が設けられている。枚葉部106は、フォトポリマ
ー版102及び合紙118を交互に積層状態から取り出
して、給版部108へ送り出すようになっており、フォ
トポリマー版102及び合紙118を吸着する吸盤12
4を備えている。また、吸盤124の近傍には、吸盤1
24とは別に、合紙118を吸着する際の補助手段とし
て、吸引ファン126が設けられている。これらの吸盤
124及び吸引ファン126は一体的に積層された合紙
118又はフォトポリマー版102面に対して接近、離
反することが可能となっている。
【0029】ここで、フォトポリマー版102の吸着時
は吸盤124を接触させて吸着するが、合紙118の吸
着時には吸引ファン126を合紙118に対して若干離
れた位置(接触してもよい)に配置し、吸引ファン12
6のみを作動することによって重量的に軽くかつ薄い合
紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124によって
吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸着(下層
のフォトポリマー版102をいっしょに吸着すること)
を防止している。
【0030】給版部108は、大きく分けて、前記枚葉
部106からフォトポリマー版102又は合紙118を
受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマ
ー版102を受けとって定盤110へ送り出すための搬
送手段の一部を構成するフォトポリマー版搬送部130
と、合紙118を受けとって合紙収容箱(台車200に
搭載されている)132へ送り出す合紙搬送部134
と、前記共用搬送部128から前記フォトポリマー版搬
送部130又は合紙搬送部134の何れかへの搬送部へ
切替え動作によって案内する切替搬送部136と、構成
されている。
【0031】すなわち、フォトポリマー版102と合紙
18とが交互に積層されているため、枚葉部106にお
いて吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、それ
ぞれの所定方向へ搬送する構造となっている。
【0032】ここで、図4(A)に示される如く、共用
搬送部128、フォトポリマー版搬送部130及び切替
搬送部136は、串型ローラ138と細幅ベルト140
とが組み合わされた搬送系となっており、上記フォトポ
リマー版102を搬送することがメインとされている
(図4(B)参照)。すなわち、フォトポリマー版10
2は、串型ローラ138の強い挟持力で搬送され、細幅
ベルト140は、搬送に同期して移動するガイド板とし
ての役目を有する。
【0033】これに対して、合紙搬送部134は、図4
(C)に示される如く、細幅ベルト140のみの搬送系
となっており、合紙118を細幅ベルト140による弱
い挟持力で搬送する構造となっている。
【0034】ここで、図5に示される如く、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(同軸の共通の搬
送路を持っている)。これにより、フォトポリマー版1
02及び合紙118の受け渡し時に、串型ローラ138
や細幅ベルト140に巻き込まれるようなことが防止さ
れる。
【0035】図3に示される如く、合紙搬送部134に
よって搬送される合紙118は、台車200に設けられ
た合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の
上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対の
ローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134
の搬送速度よりも若干速い線速度(約1.1倍)で回転
駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部1
34とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定
の緊張状態を維持しながら搬送されることになり、弛み
等によるジャミングを防止することができる。
【0036】また、この挿入口142の手前側には、徐
々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパ
ー形状のガイド板146が設けられている。このテーパ
ー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除
電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142
に挿入する合紙118の電荷を除去するようになってい
る。
【0037】前記一対のローラ144は串型とされ、こ
の串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられ
ている。これにより、合紙収容部134に収容された後
の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切
板150によって巻き込みを防止することができる。
【0038】図1に示される如く、フォトポリマー版搬
送部130によって搬送されるフォトポリマー版102
は、水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱し、定盤110へ受け渡すようになっている。
【0039】ここで、定盤110の載置面としての上面
の高さは、フォトポリマー版搬送部130による水平搬
送高さよりも低い位置となっており、かつ搬送方向にお
いて若干の間隔を持っている。このため、フォトポリマ
ー版搬送部130から排出されると、若干垂れ下がった
状態で定盤110上に着地し、搬送方向後端部は、定盤
110よりも手前側に位置することになる。この手前側
には、定盤110に対して接近離反可能な移動体152
に設けられた仮支持プレート154が配設されており、
フォトポリマー版102の垂れ下がりを防止している
(図6参照)。
【0040】図6(B)に示される如く、仮支持プレー
ト154の一部には、フォトポリマー版102の後端部
を搬送方向に押圧するための搬送手段の一部を構成する
押圧プレート156が設けられ、この押圧プレート15
6によってフォトポリマー版102の後端部を押圧する
ことで、フォトポリマー版102の斜行が解消されると
共に、所定の搬送方向基準位置まで送り出すことができ
る。この基準位置は、フォトポリマー版102の搬送方
向後端部が若干定盤110からはみ出した状態である。
【0041】この基準位置では、フォトポリマー版10
2の搬送方向後端部両角部を含む複数の位置にセンサ1
58が設けられ、このセンサ158でフォトポリマー版
102の搬送方向後端部を検出することによって押圧プ
レート156の押圧を停止させている。また、このセン
サ158はフォトポリマー版102の搬送幅方向の位置
検出にも適用されている。すなわち、定盤110が搬送
幅方向に移動することで、フォトポリマー版102の角
部とセンサ158とを一致させ、これをフォトポリマー
版102の初期位置として登録するようになっている。
【0042】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位
置と相対位置が決められており、後に詳細に説明する如
く、この状態で定盤110に設けられた縦吸引溝320
及び放射状吸引溝322等により吸着保持される。
【0043】吸着保持されたフォトポリマー版102に
は、前記移動体152に設けられたパンチャー160に
よりパンチ孔が設けられる。
【0044】また、定盤110は、フォトポリマー版搬
送部130からのフォトポリマー版102を受け取る第
1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に収
容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間を
等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移
動と共通)となっている。
【0045】露光部112には、前記定盤110の搬送
路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信
号応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤1
10の搬送方向と直交する方向)される構成となってい
る。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動となり、
この結果、定盤110上のフォトポリマー版102に
は、露光部112への往路搬送時に画像が露光(記録)
され、復路搬送によって、元の位置に戻されることにな
る。なお、元の位置に戻った定盤110上のフォトポリ
マー版102は、吸着保持が解除される。
【0046】画像が記録され、元の位置に戻った定盤1
10に対応し、フォトポリマー版搬送部130によるフ
ォトポリマー版102の搬送方向後端部側に待機してい
た排出機構部166が定盤110の上方を通過してフォ
トポリマー版102の搬送方向前端部へと移動する(図
7(A)参照)。
【0047】排出機構部166には、フォトポリマー版
102の搬送方向後端部を載置するフック部166Aが
形成されており、前記定盤110からはみ出したフォト
ポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた
仮支持プレート154により持ち上げ(図7(B)参
照)、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102
の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版
102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構
部166の移動に伴って、定盤110の下流側へ搬送さ
れていく(図7(C)参照)。この下流側には、バッフ
ァ部114が設けられ、さらに印刷版自動現像装置11
6が設けられており、フォトポリマー版102は、排出
機構部166による排出速度と印刷版自動現像装置11
6での搬送速度との差をバッファ部114で吸収されな
がら円滑に送り出されていく。 (定盤110等の詳細構成)図8には、定盤110が詳
細な平面図にて示されている。
【0048】定盤110には複数の吸引孔300が形成
されており、全ての吸引孔300は、定盤110上面の
中央部側(具体的には、最小サイズのフォトポリマー版
102の初期位置における載置範囲(図8の領域X)
内)に配置されている。また、後述の縦吸引溝320、
放射状吸引溝322及び平行吸引溝324に連通する吸
引孔300は縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び
平行吸引溝324の定盤110上面中央部側に配設され
ている。
【0049】定盤110上面には、吸引孔300に連通
して吸引溝としての縦吸引溝320及び放射状吸引溝3
22がそれぞれ複数形成されている。縦吸引溝320は
フォトポリマー版102の搬送方向に平行とされて定盤
110の中央部に形成され、放射状吸引溝322は縦吸
引溝320の外側に放射状に形成されている。また、縦
吸引溝320及び放射状吸引溝322は定盤110上面
の外周部分(具体的には、最大サイズのフォトポリマー
版102の初期位置における載置範囲(図8の領域Y)
の外周部分)まで延伸している。さらに、定盤110上
面には吸引孔300に連通して吸引溝としての平行吸引
溝324が複数形成されており、平行吸引溝324は縦
吸引溝320に対し略垂直とされて定盤110のフォト
ポリマー版102搬送方向上流側に形成されている。な
お、放射状吸引溝322に連通する吸引孔300は、全
て図8の領域X内でこの領域Xの周縁近傍に設けられて
いる。
【0050】図10に示す如く、吸引孔300は全て連
通路304を介して吸引手段としての真空ポンプ306
に連通されており、真空ポンプ306の吸引能力は、本
実施の形態では、例えば、最大排気量(単位時間あたり
に排出される空気の最大容量)が17.0立方メートル
/時(50Hzで駆動時)、20.5立方メートル/時
(60Hzで駆動時)とされ、到達真空度(真空ポンプ
で実現可能な真空の度合い)が150hPa(絶対真空
度)とされている。真空ポンプ306が連通路304を
介して吸引孔300から空気を吸引することで、吸引孔
300、縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平行
吸引溝324内が負圧状態となり、上述の如く定盤11
0上面の初期位置に載置されたフォトポリマー版102
が、吸引孔300、縦吸引溝320、放射状吸引溝32
2及び平行吸引溝324によって定盤110上面に真空
吸着される。なお、連通路304にはフィルター314
が設けられている。
【0051】吸引孔300と真空ポンプ306との間
(フィルター314と真空ポンプ306との間)の連通
路304には開閉弁としての電磁弁308が設けられて
おり、電磁弁308は連通路304を開閉自在とされて
いる。電磁弁308が開放されると、真空ポンプ306
による吸引孔300からの空気の吸引が可能となる。
【0052】電磁弁308と真空ポンプ306との間の
連通路304には減圧部としてのチャンバー310が設
けられており、チャンバー310は内部に所定容量の減
圧空間を有している。電磁弁308が閉鎖され、かつ、
真空ポンプ306を作動させると、真空ポンプ306に
よってチャンバー310の減圧空間から空気が吸引され
てこの減圧空間が減圧される(減圧空間の真空度が高め
られる)。
【0053】電磁弁308は制御手段としての制御装置
312に接続されている。上述の如く、真空ポンプ30
6によってチャンバー310の減圧空間から空気を吸引
し、この減圧空間の圧力が所定値以下の状態で、制御装
置312によって電磁弁308を瞬時に全開させること
で、チャンバー310の減圧空間が吸引孔300から空
気を一気に吸引できる構成とされている。
【0054】ここで、定盤110の外周部分(図8の領
域Yの外周部分)における縦吸引溝320及び放射状吸
引溝322の配設間隔は全て80mm以下とされてお
り、これにより、定盤110の外周部分においても縦吸
引溝320及び放射状吸引溝322がフォトポリマー版
102に対する強い吸着力を維持できる構成とされてい
る。なお、縦吸引溝320及び放射状吸引溝322の配
設間隔は全ての部位で80mm以下とされている。
【0055】さらに、定盤110上面の表面粗さは3.
2a以上6.3a以下とされており、このため、定盤1
10の上面には微少な凹凸があり、したがって、定盤1
10の上面は吸引孔300、縦吸引溝320、放射状吸
引溝322及び平行吸引溝324以外の部分において微
少な空間を有している。これにより、定盤110の上面
は、吸引孔300、縦吸引溝320、放射状吸引溝32
2及び平行吸引溝324以外の部分においてもフォトポ
リマー版102に対する吸着力を発揮できる。
【0056】またここで、フォトポリマー版搬送部13
0によって搬送されるフォトポリマー版102の搬送方
向前端部が定盤110へ着地する着地点(図8の破線Z
の位置)よりフォトポリマー版102搬送方向下流側の
縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平行吸引溝3
24は全て搬送方向の垂直方向に対し傾斜させている。
このため、縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平
行吸引溝324に対するフォトポリマー版102の搬送
方向の角度が小さくなり、これにより、定盤110上面
へフォトポリマー版102を搬送する際にフォトポリマ
ー版102が定盤110上面を摺動しても、このフォト
ポリマー版102の搬送状態においてフォトポリマー版
102の搬送方向前端部が縦吸引溝320、放射状吸引
溝322及び平行吸引溝324に引っ掛かることを防止
している。
【0057】さらに、図8の破線Zの位置よりフォトポ
リマー版102搬送方向下流側の縦吸引溝320及び放
射状吸引溝322は搬送方向の垂直方向に対して30°
以上傾斜させている。このため、フォトポリマー版10
2の搬送状態においてフォトポリマー版102の搬送方
向前端部が縦吸引溝320及び放射状吸引溝322に引
っ掛かることを確実に防止している。
【0058】また、図9に示す如く、縦吸引溝320、
放射状吸引溝322及び平行吸引溝324の全ての開放
側先端角部にはC面取りが付けられて面取り部308が
形成されており、このため、定盤110上面へフォトポ
リマー版102を搬送する際にフォトポリマー版102
が定盤110上面を摺動しても、縦吸引溝320、放射
状吸引溝322及び平行吸引溝324の開放側先端角部
とフォトポリマー版102との当接角度が小さくなり、
フォトポリマー版102が縦吸引溝320、放射状吸引
溝322及び平行吸引溝324に対し円滑に摺動でき
る。
【0059】さらに、定盤110の上面は、所謂潤滑処
理(例えばタフラム処理またはドライルーブ処理)され
ており、このため、定盤110上面へフォトポリマー版
102を搬送する際にフォトポリマー版102が定盤1
10上面を摺動しても、フォトポリマー版102が定盤
110上面を円滑に摺動できる構成とされている。
【0060】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0061】以上の構成の印刷版自動露光装置100で
は、フォトポリマー版102がフォトポリマー版搬送部
130及び押圧プレート156によって搬送されて定盤
110上面の初期位置に載置され、真空ポンプ306が
連通路304を介して定盤110の吸引孔300から空
気を吸引すると、吸引孔300、縦吸引溝320、放射
状吸引溝322及び平行吸引溝324内が負圧状態とさ
れ、これにより、定盤110上面に載置されたフォトポ
リマー版102が吸引孔300、縦吸引溝320、放射
状吸引溝322及び平行吸引溝324によって定盤11
0上面に真空吸着される。さらに、この定盤110上面
に吸着されたフォトポリマー版102に露光部112に
よって画像を露光(記録)し、その後にフォトポリマー
版102が印刷版自動現像装置116へ搬送される。
【0062】ところで、定盤110上面の高さはフォト
ポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い
位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を
持っている。このため、フォトポリマー版102がフォ
トポリマー版搬送部130から排出されると、フォトポ
リマー版102の搬送方向前端部が若干垂れ下がった状
態で定盤110上に着地する(図8の破線Zの位置に着
地する)。さらに、押圧プレート156によってフォト
ポリマー版102の搬送後端部が押圧されることで、フ
ォトポリマー版102が所定の基準位置まで送り出され
る。このため、本実施の形態に係る印刷版自動露光装置
100では、フォトポリマー版搬送部130及び押圧プ
レート156によってフォトポリマー版102が搬送さ
れる際にフォトポリマー版102の搬送方向前端部が定
盤110上面を摺動する。
【0063】ここで、フォトポリマー版搬送部130に
よって搬送されるフォトポリマー版102の搬送方向前
端部が定盤110へ着地する着地点(図8の破線Zの位
置)よりフォトポリマー版102搬送方向下流側の縦吸
引溝320、放射状吸引溝322及び平行吸引溝324
は全て搬送方向の垂直方向に対し傾斜させたため、縦吸
引溝320、放射状吸引溝322及び平行吸引溝324
に対するフォトポリマー版102の搬送方向の角度が小
さくなる。このため、定盤110上面へフォトポリマー
版102を搬送する際にフォトポリマー版102が定盤
110上面を摺動しても、このフォトポリマー版102
の搬送状態においてフォトポリマー版102の搬送方向
前端部が縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平行
吸引溝324に引っ掛かることを防止でき、これによ
り、フォトポリマー版102に傷やクニックが生じるこ
とを防止できる。
【0064】さらに、図8の破線Zの位置よりフォトポ
リマー版102搬送方向下流側の縦吸引溝320及び放
射状吸引溝322が搬送方向の垂直方向に対して30°
以上傾斜されているため、フォトポリマー版102の搬
送状態においてフォトポリマー版102の搬送方向前端
部が縦吸引溝320及び放射状吸引溝322に引っ掛か
ることを確実に防止でき、これにより、フォトポリマー
版102に傷やクニックが生じることを確実に防止でき
る。
【0065】また、図9に示す如く、縦吸引溝320、
放射状吸引溝322及び平行吸引溝324の開放側先端
角部に面取り部308を設けたため、定盤110上面へ
フォトポリマー版102を搬送する際にフォトポリマー
版102が定盤110上面を摺動しても、フォトポリマ
ー版102と縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び
平行吸引溝324の開放側先端角部との当接角度が小さ
くなり、フォトポリマー版102が縦吸引溝320、放
射状吸引溝322及び平行吸引溝324に対し円滑に摺
動できる。このため、このフォトポリマー版102の搬
送状態においてフォトポリマー版102の搬送方向前端
部が定盤110上面の縦吸引溝320、放射状吸引溝3
22及び平行吸引溝324に引っ掛かることを一層確実
に防止でき、これにより、フォトポリマー版102に傷
やクニックが生じることを一層確実に防止できる。
【0066】さらにまた、定盤110上面に所謂潤滑処
理(例えばタフラム処理またはドライルーブ処理)を施
したため、定盤110上面へフォトポリマー版102を
搬送する際にフォトポリマー版102が定盤110上面
を摺動しても、フォトポリマー版102が定盤110上
面を円滑に摺動できる。このため、このフォトポリマー
版102の搬送状態においてフォトポリマー版102の
搬送方向前端部が定盤110上面の縦吸引溝320、放
射状吸引溝322及び平行吸引溝324等に引っ掛かる
ことを更に一層確実に防止でき、これにより、フォトポ
リマー版102に傷やクニックが生じることを更に一層
確実に防止できる。
【0067】また、フォトポリマー版102(硬質の印
刷版)単体の保管状態にて自然にカールが発生する場合
があり、このカールしたフォトポリマー版102が定盤
110上面に載置されると、フォトポリマー版102が
定盤110上面から部分的に浮き上がることになる。
【0068】ここで、本実施の形態に係る印刷版自動露
光装置100では、電磁弁308が一旦閉鎖されて真空
ポンプ306が作動されると、真空ポンプ306によっ
てチャンバー310の減圧空間から空気を吸引してこの
減圧空間が減圧される(減圧空間の真空度が高められ
る)。この減圧空間の圧力が所定値以下の状態で制御装
置312によって電磁弁308が瞬時に全開されると、
チャンバー310の減圧空間が吸引孔300から空気を
一気に強い吸引力で吸引することができる。このため、
真空ポンプ306の吸引能力(最大排気量)が低くて
も、制御装置312によって電磁弁308が瞬時に全開
された際には真空ポンプ306の吸引能力よりも高い吸
引能力で吸引孔300から空気を吸引でき、これによ
り、カールしたフォトポリマー版102を完全に定盤1
10上面に密着させる(フォトポリマー版102が部分
的に定盤110上面から浮き上がることなく密着させ
る)ことができる。
【0069】また、カールしたフォトポリマー版102
が定盤110上面に完全に密着されると、フォトポリマ
ー版102によって吸引孔300、縦吸引溝320、放
射状吸引溝322及び平行吸引溝324が閉塞されるた
め、真空ポンプ306による吸引力がフォトポリマー版
102に及び易くなり、これにより、真空ポンプ306
の吸引能力(最大排気量)が低くても真空ポンプ306
がその吸引能力で吸引孔300から空気を持続的に吸引
すれば、再度フォトポリマー版102が部分的に定盤1
10上面から浮き上がることはない。したがって、カー
ルしたフォトポリマー版102が一旦定盤110上面に
完全に密着された後は、真空ポンプ306によって吸引
孔300から空気を持続的に吸引することで、フォトポ
リマー版102が完全に定盤110上面に密着した状態
を維持できる。
【0070】このように、本実施の形態に係る印刷版自
動露光装置100によれば、硬質のフォトポリマー版1
02を完全に定盤110上面に密着させることができる
ため、露光部112によりフォトポリマー版102に画
像を露光する際にピントボケ等の画像不良が発生するこ
とを防止できる。
【0071】次に、フォトポリマー版102を定盤11
0上面に吸着させる工程を説明する。
【0072】図11には、フォトポリマー版102を定
盤110上面に吸着させる工程のフローチャートが示さ
れている。
【0073】ステップ500においてフォトポリマー版
102がフォトポリマー版搬送部130及び押圧プレー
ト156によって搬送されて定盤110上面の初期位置
に載置される。ステップ502において電磁弁308を
一旦閉鎖した後、ステップ504において真空ポンプ3
06を作動させて真空ポンプ306がチャンバー310
の減圧空間から空気を吸引することで、この減圧空間を
減圧する(減圧空間の真空度を高める)。ステップ50
6においてチャンバー310の減圧空間の圧力が所定値
以下に到達していない場合は、真空ポンプ306によっ
てさらに減圧空間から空気を吸引して減圧空間の圧力を
所定値以下に到達させる。
【0074】ステップ506においてチャンバー310
の減圧空間の圧力が所定値以下に到達すると、ステップ
508において制御装置312によって電磁弁308が
瞬時に全開され、チャンバー310の減圧空間によって
吸引孔300から空気を一気に強い吸引力で吸引する。
これにより、フォトポリマー版102がカールした場合
でもフォトポリマー版102を完全に定盤110上面に
密着させることができる。その後、ステップ510にお
いて真空ポンプ306によって継続的に吸引孔300か
ら空気を吸引してフォトポリマー版102を完全に定盤
110上面に密着させた状態を維持し、この状態のフォ
トポリマー版102に画像を露光する。
【0075】ステップ510におけるフォトポリマー版
102への画像の露光が終了すると、ステップ512に
おいて真空ポンプ306を停止させ、これにより、フォ
トポリマー版102の定盤110上面への吸着が解除さ
れる。
【0076】またここで、カールしたフォトポリマー版
102が定盤110上面に載置されると、フォトポリマ
ー版102の中央部分は定盤110上面に接触している
が、フォトポリマー版102の外周へ向う程定盤110
上面からフォトポリマー版102が大きく浮き上がるこ
とになる。
【0077】ここで、フォトポリマー版102が最大サ
イズのものである場合は、全ての吸引孔300は定盤1
10上面の中央部側(図8の領域X内、放射状吸引溝3
22及び平行吸引溝324の定盤110中央部側)に設
けられると共にカールしたフォトポリマー版102の中
央部分は上述の如く定盤110上面に接触しているた
め、真空ポンプ306によって吸引孔300から空気を
吸引すると、定盤110上面の中央部側の吸引孔30
0、縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平行吸引
溝324によってフォトポリマー版102の中央部分を
定盤110上面に強い吸着力で密着させることができ
る。さらに、フォトポリマー版102の中央部分が定盤
110上面に強い吸着力で密着されると、フォトポリマ
ー版102の中央部分外側が定盤110上面に接近する
ため、このフォトポリマー版102の中央部分外側に定
盤110の外周部分の縦吸引溝320及び放射状吸引溝
322による吸着力が及び易くなり、これにより、フォ
トポリマー版102をその中央部分から外周部分へ向っ
て定盤110上面に順次密着させることができる。この
ため、最大サイズのフォトポリマー版102を一層完全
に定盤110上面に密着させる(フォトポリマー版10
2が部分的に定盤110上面から浮き上がることなく密
着させる)ことができる。なお、放射状吸引溝322に
連通する吸引孔300を全て図8の領域X内でこの領域
Xの周縁近傍に設けたため、放射状吸引溝322の反吸
引孔300側端部と吸引孔300との距離が短くなり、
これによっても、定盤110の外周部分における放射状
吸引溝322による吸着力が強力にされている。
【0078】また、フォトポリマー版102が最小サイ
ズのものである場合には、真空ポンプ306によって吸
引孔300から空気を吸引すると、定盤110上面の中
心部の吸引孔300、縦吸引溝320及び平行吸引溝3
24によって、定盤110上面に接触するフォトポリマ
ー版102の中央部分が強い吸着力で定盤110上面に
密着される。さらに、フォトポリマー版102の中央部
分が強い吸着力で定盤110上面に密着されると、フォ
トポリマー版102の外周部分が定盤110上面に接近
することで図8の領域Xの外周部分に形成された縦吸引
溝320及び放射状吸引溝322による吸着力がフォト
ポリマー版102の外周部分に及び易くなり、これによ
り、フォトポリマー版102の外周部分も強い吸着力で
定盤110上面に密着される。このため、最小サイズの
フォトポリマー版102も一層完全に定盤110上面に
密着させる(フォトポリマー版102が部分的に定盤1
10上面から浮き上がることなく密着させる)ことがで
きる。
【0079】このように、硬質のフォトポリマー版10
2をそのサイズに拘らず一層完全に定盤110上面に密
着させることができるため、露光部112によってフォ
トポリマー版102に画像を露光する際にピントボケ等
の画像不良が発生することを一層防止できる。
【0080】また、定盤110の外周部分(最大サイズ
のフォトポリマー版102の定盤110への載置範囲
(図8の領域Y)の外周部分)における縦吸引溝320
及び放射状吸引溝322の配設間隔が80mm以下とさ
れているため、縦吸引溝320及び放射状吸引溝322
は定盤110の外周部分において強い吸着力を有してい
る。さらに、最小サイズのフォトポリマー版102の定
盤110への載置範囲(図8の領域X)の外周部分にお
ける縦吸引溝320及び放射状吸引溝322の配設間隔
も80mm以下とされているため、縦吸引溝320及び
放射状吸引溝322は図8の領域Xの外周部分において
強い吸着力を有している。これにより、フォトポリマー
版102のサイズに拘らず、フォトポリマー版102の
外周部分を定盤110上面に確実に密着させることがで
き、フォトポリマー版102を完全かつ確実に定盤上面
に密着させることができる。したがって、露光部112
によってフォトポリマー版102に画像を露光する際に
ピントボケ等の画像不良が発生することを確実に防止で
きる。
【0081】さらに、定盤110上面の表面粗さが3.
2a以上6.3a以下とされているため、定盤110上
面には微少な凹凸があり、したがって、定盤110の上
面は吸引孔300、縦吸引溝320、放射状吸引溝32
2及び平行吸引溝324以外の部分において微少な空間
を有している。このため、真空ポンプ306によって吸
引孔300から空気を吸引すると、吸引孔300、縦吸
引溝320、放射状吸引溝322及び平行吸引溝324
以外の部分においても定盤110上面が吸着力を有し、
これにより、フォトポリマー版102を一層完全かつ確
実に定盤110上面に密着させることができる。したが
って、露光部112によってフォトポリマー版102に
画像を露光する際にピントボケ等の画像不良が発生する
ことを一層確実に防止できる。
【0082】なお、本実施の形態では、チャンバー31
0(減圧部)の減圧空間の圧力が所定値以下の状態で制
御装置312によって電磁弁308が瞬時に全開される
構成としたが、真空ポンプ(吸引手段)によってチャン
バー(減圧部)の減圧空間から空気を所定時間吸引した
時点で制御装置(制御手段)によって電磁弁(開閉弁)
が瞬時に全開される構成としてもよい。
【0083】さらに、上記実施の形態では、定盤110
の外周部分における縦吸引溝320及び放射状吸引溝3
22の配設間隔が80mm以下とされているが、定盤の
外周部分における縦吸引溝及び放射状吸引溝の配設間隔
は100mm以下であればよい。
【0084】また、上記実施の形態では、定盤110上
面の表面粗さが3.2a以上6.3a以下とされている
が、この定盤上面の表面粗さは1.6a以上であればよ
い。 (第1変形例)上記実施の形態では、電磁弁308と真
空ポンプ306との間の連通路304に減圧部としてチ
ャンバー310を設けた構成とされているが、図12に
示す印刷版自動露光装置400の如く、連通路402に
チャンバーを設けなくても電磁弁308と真空ポンプ3
06との間における連通路402内部に存在する減圧空
間の容量でカールしたフォトポリマー版102(印刷
版)を完全に定盤110上面に密着させることができる
場合には、連通路402にチャンバーを設ける必要がな
い。また、連通路304にチャンバー310を設ける代
わりに、電磁弁308と真空ポンプ306との間におけ
る連通路304内部の減圧空間の直径を大きくしたり、
電磁弁308と真空ポンプ306との間における連通路
304(減圧空間)の長さを長くした構成にすること
で、連通路304の減圧空間の容量を大きくして連通路
304にチャンバー310を設けることを不要としても
よい。 (第2変形例)上記実施の形態では、露光台として盤状
の定盤110を使用しかつ定盤110上面を載置面とし
た構成としたが、図13に示す如く、露光台として所謂
インナードラム600を使用した構成としてもよい。こ
の場合、このインナードラム600は断面略U字状とさ
れており、インナードラム600の内部(断面U字状部
分の上面)に載置面602が設けられている。この載置
面602は上記実施の形態の定盤110上面を断面U字
状に湾曲させたものとされており、載置面602には上
記と同様の吸引孔300、縦吸引溝320、放射状吸引
溝322及び平行吸引溝324が設けられている。 (第3変形例)上記実施の形態では、露光台として盤状
の定盤110を使用しかつ定盤110上面を載置面とし
た構成としたが、図14に示す如く、露光台として所謂
アウタードラム700を使用した構成としてもよい。
【0085】この場合、このアウタードラム700は略
円柱状とされており、アウタードラム700の周面に載
置面702が設けられている。この載置面702は上記
実施の形態の定盤110上面を断面円状に湾曲させたも
のとされており、載置面702には上記と同様の吸引孔
300、縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平行
吸引溝324が設けられている。また、アウタードラム
700の内部は中空とされて中空部704が形成されて
おり、中空部704は吸引孔300に連通している。ア
ウタードラム700の側壁には上記実施の形態と同様の
連通路304(連通路402であってもよい)が設けら
れており、連通路304は中空部704に連通する。連
通路304は上記実施の形態と同様に電磁弁308(開
閉弁)等を介して真空ポンプ306(吸引手段)に連通
されており、真空ポンプ306によって空気を吸引する
ことで、連通路304及び中空部704等を介して吸引
孔300、縦吸引溝320、放射状吸引溝322及び平
行吸引溝324内が負圧状態とされて載置面702にフ
ォトポリマー版102(印刷版)が真空吸着される。
【0086】ここで、中空部704内には入れ子706
が配置されており、入れ子706により中空部704の
容積が小さくされている。これにより、真空ポンプ30
6が吸引する空気量を減少させることができる。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の印刷版自動露光装置に
よれば、開閉弁を一旦閉鎖し吸引手段を作動させて減圧
部の減圧空間の圧力を所定値以下とした状態で制御手段
によって開閉弁が瞬時に全開されることで、減圧空間が
吸引孔から空気を一気に強い吸引力で吸引することがで
き、これにより、カールした印刷版を完全に載置面に密
着させることができる。また、カールした印刷版が一旦
載置面に完全に密着された後は、吸引手段によって吸引
孔から空気を継続的に吸引することで、印刷版が完全に
載置面に密着した状態を維持できる。したがって、印刷
版に画像を露光する際にピントボケ等の画像不良が発生
することを防止できる。
【0088】請求項2に記載の印刷版自動露光装置で
は、吸引溝の載置面中央部側に設けられた吸引孔によっ
て印刷版の中央部分が載置面に強い吸着力で密着される
と印刷版の中央部分外側が載置面に接近するため、印刷
版の中央部分外側も載置面に密着させることができる。
このため、印刷版を一層完全に載置面に密着させること
ができ、したがって、印刷版に画像を露光する際にピン
トボケ等の画像不良が発生することを一層防止できる。
【0089】また、搬送手段によって搬送される印刷版
の搬送方向前端部が載置面へ着地する着地点より前記搬
送方向下流側の載置面に配設した吸引溝を前記搬送方向
の垂直方向に対し傾斜させたため、印刷版の搬送状態に
おいて印刷版の搬送方向前端部が載置面の吸引溝に引っ
掛かることを防止でき、これにより、印刷版に傷やクニ
ックが生じることを防止できる。
【0090】請求項3に記載の印刷版の露光方法によれ
ば、吸引孔と減圧空間との間の連通路を一旦閉鎖し吸引
手段を作動させて減圧空間の圧力を所定値以下とした状
態で、吸引孔と減圧空間との間の連通路が瞬時に全開さ
れることで、減圧空間が吸引孔から空気を一気に強い吸
引力で吸引することができ、これにより、カールした印
刷版を完全に載置面に密着させることができる。また、
カールした印刷版が一旦載置面に完全に密着された後
は、吸引手段によって吸引孔から空気を継続的に吸引す
ることで、印刷版が完全に載置面に密着した状態を維持
できる。したがって、印刷版に画像を露光する際にピン
トボケ等の画像不良が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図7】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は動作開始初期(B)はフォトポリマー版の持ち上げ状
態、(C)は排出時である。
【図8】定盤の詳細な平面図である。
【図9】定盤の断面図(図8の9−9線に沿った断面
図)である。
【図10】定盤、電磁弁、チャンバー及び真空ポンプ等
を示す概略構成図である。
【図11】フォトポリマー版を定盤上面に吸着させる工
程を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態の第1変形例に係る印刷版自動
露光装置における定盤、電磁弁、チャンバー、チャンバ
ー及び真空ポンプ等を示す概略構成図である。
【図13】本実施の形態の第2変形例に係る印刷版自動
露光装置におけるインナードラムを示す斜視図である。
【図14】本実施の形態の第3変形例に係る印刷版自動
露光装置におけるアウタードラムを示す斜視図である。
【符号の説明】
100 印刷版自動露光装置 102 フォトポリマー版(印刷版) 104 版収容部 104A 床部 108 給版部 110 定盤(露光台) 112 露光部 118 合紙 120 キャスタ 122 補助ローラ 130 フォトポリマー版搬送部(搬送手段) 156 押圧プレート(搬送手段) 300 吸引孔 304 連通路 306 真空ポンプ(吸引手段) 308 電磁弁(開閉弁) 310 チャンバー(減圧部) 312 制御装置(制御手段) 320 縦吸引溝(吸引溝) 322 放射状吸引溝(吸引溝) 324 平行吸引溝(吸引溝) 400 印刷版自動露光装置 402 連通路 600 インナードラム(露光台) 602 載置面 700 アウタードラム(露光台) 702 載置面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 祥啓 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 西村 光能 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 加藤 隆 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H084 AA30 AA40 AE03 BB02 CC05 2H097 AA03 CA17 DB07 DB14 LA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版を露光台に設けられた載置面の所
    定位置に載置した状態で前記印刷版に画像を露光する印
    刷版自動露光装置において、 前記露光台に設けられた吸引孔と、 前記吸引孔に連通され、前記載置面に載置された前記印
    刷版を前記載置面に真空吸着させるために前記吸引孔か
    ら空気を吸引する吸引手段と、 前記吸引孔と前記吸引手段との間の連通路を開閉自在に
    設けられ、開放されることで前記吸引手段による前記吸
    引孔からの空気の吸引を可能とする開閉弁と、 前記開閉弁と前記吸引手段との間の連通路に設けられ、
    所定容量の減圧空間を有し、前記開閉弁が閉鎖されかつ
    前記吸引手段が作動されることで前記減圧空間が減圧さ
    れる減圧部と、 前記開閉弁に接続され、前記減圧空間の圧力が所定値以
    下の状態で前記開閉弁を瞬時に全開させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする印刷版自動露光装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷版を前記載置面の所定位置へ搬
    送する搬送手段と、 前記吸引孔に連通して前記載置面に配設された吸引溝
    と、 を備え、 前記搬送手段によって搬送される前記印刷版の搬送方向
    前端部が前記載置面へ着地する着地点より前記搬送方向
    下流側に配設した前記吸引溝を前記搬送方向の垂直方向
    に対し傾斜させ、かつ、前記吸引孔を前記吸引溝の前記
    載置面中央部側に設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の印刷版自動露光装置。
  3. 【請求項3】 印刷版を露光台に設けられた載置面の所
    定位置に載置し、前記露光台に設けられた吸引孔から吸
    引手段によって空気を吸引することで前記印刷版を前記
    載置面に真空吸着し、この状態で前記印刷版に画像を露
    光する印刷版の露光方法において、 前記吸引孔と前記吸引手段との間の連通路に所定容量の
    減圧空間を設け、 前記吸引孔と前記減圧空間との間の連通路を一旦閉鎖
    し、次いで、前記吸引手段を作動させて前記減圧空間を
    減圧し、前記減圧空間の圧力が所定値以下の状態で、前
    記吸引孔と前記減圧空間との間の連通路を瞬時に全開さ
    せて前記吸引孔から一気に空気を吸引することにより前
    記印刷版を前記載置面に真空吸着させる、ことを特徴と
    する印刷版の露光方法。
JP2000252317A 1999-09-17 2000-08-23 印刷版自動露光装置及び印刷版の露光方法 Withdrawn JP2001154370A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105034546A (zh) * 2015-08-18 2015-11-11 四川海英电子科技有限公司 线路板生产用网版的制作工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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