JP2002255374A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JP2002255374A
JP2002255374A JP2001060202A JP2001060202A JP2002255374A JP 2002255374 A JP2002255374 A JP 2002255374A JP 2001060202 A JP2001060202 A JP 2001060202A JP 2001060202 A JP2001060202 A JP 2001060202A JP 2002255374 A JP2002255374 A JP 2002255374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup
roller
document
pickup roller
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001060202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4182646B2 (ja
Inventor
Shigeo Minamino
茂夫 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2001060202A priority Critical patent/JP4182646B2/ja
Publication of JP2002255374A publication Critical patent/JP2002255374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4182646B2 publication Critical patent/JP4182646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙装置のピックアップローラ26の昇降を
確実にできる構成を、ソレノイドを使わずに安価に達成
する。 【解決手段】 駆動軸44に配されたセパレートローラ
27と、前記駆動軸44を支点として回動自在に設けら
れるピックアップアーム45と、該ピックアップアーム
45の先端に回転可能に設けられるピックアップローラ
26を備えてなる給紙装置であって、前記ピックアップ
アーム45には作動部45bを設け、該作動部45bに
当接可能に作動片57を設け、該作動片57は、原稿5
5が検知されたときは前記ピックアップローラ26を下
降させ、原稿なしを検出したときには前記ピックアップ
ローラ26を上昇させるように、前記ピックアップアー
ム45を揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置の構成に
関し、特に、重ねた状態でセットした原稿を上層から繰
り込むピックアップローラを、確実に昇降させる構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている給紙装置の一般的
な構成として、駆動軸にセパレートローラを配設し、ピ
ックアップアームを前記駆動軸を支点として回動自在に
設け、該ピックアップアームの先端にピックアップロー
ラを支持するものがある。この構成で給紙を開始する場
合は、ピックアップアームを下方回動させて、予めセッ
トされた原稿束の上面にピックアップローラを下降し、
接触・加圧させた上で、ピックアップローラを駆動させ
て原稿束を一枚ずつ繰り込み、前記セパレートローラに
向けて原稿を送り出す。全ての原稿の繰込みが終わる
と、ピックアップアームを上方回動させてピックアップ
ローラを上昇させ、新たな原稿束のセットが可能な状態
になる。
【0003】ここで、一般に、前述のような前記ピック
アップローラの昇降は、動作の確実性の観点からソレノ
イドを用いて行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
ソレノイドを用いることとすると、昇降機構に必要な製
造コストが高くなり、ひいては装置全体の製造コストが
上昇する原因となる。
【0005】本発明は以上の事情に鑑みてされたもので
あり、その目的は、確実に昇降動作を行い、かつ、ピッ
クアップローラが原稿を安定して加圧できる、安価なピ
ックアップアーム昇降機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0007】即ち、請求項1においては、駆動軸に配さ
れたセパレートローラと、前記駆動軸を支点として回動
自在に設けられるピックアップアームと、該ピックアッ
プアームの先端に回転可能に設けられるピックアップロ
ーラを備えてなる給紙装置であって、前記ピックアップ
アームには作動部を設け、該作動部に当接可能に作動片
を設け、該作動片は、原稿が検知されたときは前記ピッ
クアップローラを下降させ、原稿なしを検出したときに
は前記ピックアップローラを上昇させるように、前記ピ
ックアップアームを揺動させるものである。
【0008】請求項2においては、前記作動片の形状は
カム形状をなしているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る給紙装置の全体的な
構成を示した斜視図、図2は同じく正面断面図である。
図3は給紙装置及び読取装置の構成を示した正面断面拡
大図である。
【0010】まず、本発明の給紙装置が適用されるファ
クシミリ装置の概略構成について、図1・図2により説
明する。ファクシミリ装置Fは、下方より上方に向け
て、記録装置1、読取装置2、搬送装置30と順に配置
して構成され、読取装置2と搬送装置30とから原稿読
取装置10を構成している。記録装置1には図2に示す
ように回動支点20が設けられており、読取装置2は該
記録装置1に対して回動支点20を中心に上下回動可能
とされている。記録装置1には画像形成装置3及び給紙
カセット4がそれぞれ上下に内装されており、給紙カセ
ット4内に堆積される用紙を画像形成装置3へ給紙して
記録した後に、記録紙排出トレイ5へ排出するように構
成している。なお、以下の説明においては、図1等に示
す矢視Aをファクシミリ装置Fの前部側(正面側)とし
て説明する。
【0011】前記読取装置2は、図2に示す原稿読取部
6と、該原稿読取部6を内装する読取ケース13とから
構成されている。読取ケース13の上面には透明状の原
稿載置面14が設けられており、該原稿載置面14上に
置いた原稿を該原稿載置面14の下方から該原稿を透視
できるようにしている。
【0012】原稿読取部6は図3に示すように、照明装
置35と、複数のミラー36・37・38・39と、受
像装置41とを備えている。原稿読取時においては、原
稿読取部6を左右方向へ移動させるとともに、前記原稿
載置面14上におかれた原稿に照明装置35より光を照
射し、原稿からの反射光を前記複数のミラー36・37
・38・39にて反射し、結像体40を経由して受像装
置41にて読み取るようにしている。読取ケース13の
上方には、その一辺を中心として開閉可能に構成される
原稿押えカバー7が配置され、該原稿押えカバー7によ
り原稿載置面14上に載置された原稿を上方から押える
ようにしている。
【0013】図1に示すように、読取ケース13の前部
にはキーパネル15が付設されて、該キーパネル15の
各種操作キーを操作することにより、原稿内容の読取り
を行ったり、読み取った内容をファクシミリ送信する際
の送信先の設定を行ったり、受信内容や読み取った内容
の画像形成装置3による記録を行ったりできるようにし
ている。
【0014】前記原稿押えカバー7の一端部には、原稿
を自動的に給紙する自動原稿搬送装置(ADF装置)で
ある給紙装置8が付設され、該原稿押えカバー7の上方
には原稿供給トレイ9が設けられている。そして、原稿
押えカバー7と給紙装置8と原稿供給トレイ9とによ
り、前記搬送装置30が構成されている。
【0015】給紙装置8の奥部と手前部には図1に示す
ように、左右方向のサイドフレーム32・33が配設さ
れており、給紙装置8を覆うプラテンカバー34が両サ
イドフレーム32・33間に挟まれて配置されている。
各サイドフレーム32・33のプラテンカバー34側端
部に沿う内側開口面には、図示しない板金製の側板がそ
れぞれ立状に固設されていて、駆動ローラ(例えば、後
述の駆動ローラ22)の駆動軸等の軸端を軸支してい
る。原稿押えカバー7と、サイドフレーム32・33の
一方または両方は、駆動ローラの駆動源及びその伝動系
を覆っており、その内側面が前記板金製の側板にて覆わ
れている。
【0016】給紙装置8の右側面上部には給紙口8aが
開口されており、前記原稿供給トレイ9に載置された原
稿が該給紙口8aより給紙装置8内部へ供給されるよう
にしている。また原稿押えカバー7の上面には、給紙口
8aの直下に配置された排紙口8cに連なるように、原
稿排出トレイ7cが形成されている。そして給紙装置8
内部には、給紙口8aから排紙口8cまで原稿の搬送路
Rが構成されており、後述するように該搬送路Rの中途
部で、搬送される原稿の読取が前記原稿読取部6により
行われるようにしている。
【0017】原稿供給トレイ9上に堆積されたシート原
稿は、一枚ずつピックアップされ、給紙口8aに供給さ
れる。前記読取ケース13の上面において前記原稿載置
面14の左方にADF読取面17が設けられており、前
記搬送路Rに沿って該ADF読取面17の上方を通過す
る原稿を、前記原稿読取部6により読み取るようにして
いる。このとき原稿読取部6は、前述した原稿載置面1
4上の原稿を読み取る場合と異なり、図2中で実線にて
示した待機位置にて静止している。読み取られた後の原
稿は、排紙口8cから前記原稿排出トレイ7c上に排出
される。
【0018】前記搬送路Rは図3に示すように略「U」
字状に形成されており、該搬送路R内外両側にローラが
配置されて、原稿を搬送可能としている。原稿搬送路R
の内側は原稿搬送ガイド42を構成しており、該原稿搬
送ガイド42に搬送路Rに沿ってリタードローラ21お
よび駆動ローラ22・23・24、前記排紙口8c近傍
にプレスローラ25を配置している。また、搬送路R外
側では、前記給紙口8a近傍にピックアップローラ26
が設けられ、前記リタードローラ21と圧接するように
セパレートローラ27が設けられ、前記駆動ローラ22
・23・24及び前記プレスローラ25と当接するよう
に、プレスローラ28・29・43および駆動ローラ3
1が設けられている。以上のローラは該搬送路Rに沿っ
て上流から下流へと、前述した順で配置されている。
【0019】詳しくは後述するが、ピックアップローラ
26はセパレートローラ27と連動して駆動するように
構成されている。該ピックアップローラ26は原稿供給
トレイ9に載置した原稿を一枚ずつピックアップして、
セパレートローラ27とリタードローラ21との間に移
送するようにしている。前記ピックアップローラ26に
より複数枚の原稿が搬送されてきた場合には、リタード
ローラ21と接触した下位の原稿を逆送して、複数枚の
原稿が同時に原稿読取部6へ向けて移送されることを防
ぎ、最上位にある一枚の原稿のみが原稿読取部6へ送ら
れるようにしている。この分離の作用は、原稿と原稿間
の摩擦係数よりリタードローラ21と原稿間の摩擦係数
の方を大きくすることにより現出させるものである。
【0020】次に、ピックアップローラにより原稿を繰
り込ませるための構成について説明する。図4はピック
アップローラ、ピックアップアーム及びカムの配置を示
す平面図、図5は同じく正面断面図である。
【0021】図4・図5に示すように、前記セパレート
ローラ27は駆動軸44に遊嵌される。該駆動軸44と
セパレートローラ27との間には、図4に示すワンウェ
イクラッチ60が介設され、更には前記セパレートロー
ラ27の側面にはベルト車48が一体的に固設される。
前記ピックアップローラ26を支持するピックアップア
ーム45は、その基部を前記駆動軸44に嵌合して揺動
自在とし、その先端に、前記駆動軸44と平行に配置し
た支軸46を片持ち状に固設している。該支軸46上に
はピックアップローラ26が回転自在に外嵌され、該ピ
ックアップローラ26の側面にはベルト車50が固定さ
れている。駆動軸44上のベルト車48と前記支軸46
上のベルト車50との間にはベルト49が巻回され、セ
パレートローラ27とピックアップローラ26とを常時
連動連結させている。
【0022】前記ピックアップアーム45の基部上面に
は係止片45aが一体的に形成され、該係止片45aに
は付勢バネ52の一端が係止され、他端は固定側の図示
せぬフレームに固定される。該付勢バネ52は前記係止
片45aを張引し、ピックアップアーム45を下方回動
させピックアップローラ26を下降させる方向の付勢力
を常時作用させるよう構成している。
【0023】前記駆動軸44と平行にカム軸51が配設
され、該カム軸51上に作動片たるカム57を遊嵌させ
て配置している。該カム57とカム軸51との間にはワ
ンウェイクラッチ61が介設される。一方、前記ピック
アップアーム45の基部にはカム従動節である作動部4
5bが形成されており、前記カム57の周縁を該作動部
45bに当接可能に構成している。また、前記カム57
にはセンサ58が設けられており、その検知部58aを
カム57が横切るのを検知して、これによりピックアッ
プローラ26の昇降を検出し得るように構成している。
なお、本実施例では、カム57がセンサ58の検知部5
8aを横切ることにより前記ピックアップローラ26の
昇降を検出するようにしているが、これに限るものでは
なく、例えばカム軸51上に前記カム57とは別に適宜
のフィーラを設け、該フィーラが前記センサ58の検知
部58aを横切ることで検知させるように構成すること
もできる。
【0024】給紙装置8には正逆転可能の図示せぬモー
タが配設され、該モータからの動力が前記駆動軸44に
伝達されて、該駆動軸44は図5における時計回り方
向、あるいは逆の反時計回り方向に回転駆動できるよう
にしている。更には、該駆動軸44と前記カム軸51と
は適宜の図示せぬ歯車列を介して連動連結されており、
前記駆動軸44が時計回り方向に回転するときはカム軸
51が逆の反時計回りに回転し、前記駆動軸44が反時
計回り方向に回転するときはカム軸51が逆の時計回り
方向に回転するよう構成している。
【0025】駆動軸44が時計回り方向に回転するとき
は、前記ワンウェイクラッチ60が係合して該駆動軸4
4の動力を前記セパレートローラ27に伝達し、セパレ
ートローラ27は図5における時計回り方向に回転す
る。これと同時に、該セパレートローラ27の回転がベ
ルト49を介してピックアップローラ26に伝達され、
ピックアップローラ26が図5における同じ時計回り方
向に回転する。一方、前記駆動軸44が反時計回り方向
に回転するときは、前記ワンウェイクラッチ60が係合
を解除するので、セパレートローラ27やピックアップ
ローラ26への動力伝達は断たれ、駆動軸44は空回り
するのみとなる。
【0026】カム軸51が時計回り方向に回転するとき
は、前記ワンウェイクラッチ61が係合し、カム57は
時計回り方向に回転して、前記ピックアップアーム45
の作動部45bに当接して該ピックアップアーム45を
昇降させる。カム軸51が反時計回り方向に回転すると
きは、前記ワンウェイクラッチ61が係合を解除するの
で、カム57は駆動されず、カム軸51は空回りするの
みである。
【0027】以上にピックアップローラ26やセパレー
トローラ27の駆動構成が示され、次に、給紙作業中に
前記ローラ26・27がどのように駆動されるか、図6
以降を参照して説明する。図6はカムが駆動し、ピック
アップローラを下降させる様子を示した図、図7は図6
の状態からピックアップローラが下降し、原稿束に接触
した状態を示した図、図8は図7の状態でピックアップ
ローラやセパレートローラが駆動され、原稿を繰り込む
様子を示した図、図9は全ての原稿の繰込みが終わり、
カムを駆動してピックアップローラを上昇させる状態を
示した図、図10は図9の状態からピックアップローラ
の上昇が完了した状態を示した図である。
【0028】図5に示されるのは給紙作業開始前の状態
であり、前記カム57は作動部45bを介してピックア
ップアーム45を上方回動させており、ピックアップロ
ーラ26が上昇している。この状態においてユーザは給
紙口8aに原稿束55を図示する如くセットする。給紙
装置8は原稿のセットを検知する図示せぬセンサを有し
ており、該センサにより原稿束55が検知されると、前
記キーパネル15にあるスタートキーが操作可能にな
る。
【0029】該スタートキーにより給紙作業の開始が給
紙装置8に指示されると、前記モータは駆動軸44を反
時計回り方向に回転させる一方、カム軸51を時計回り
方向に回転させる。この様子が図6に示され、カム軸5
1側に設けられたワンウェイクラッチ61は係合してカ
ム57を時計回り方向に回転させ、カム57は回転によ
りその端縁を徐々に後退させてピックアップアーム45
基部の作動部45bに対する押動を解除し、付勢バネ5
2による付勢力が作用するピックアップアーム45は、
徐々に下降回動してピックアップローラ26を下降さ
せ、セットされた原稿束55の上に図7の如く接触して
押圧する。ピックアップローラ26を下降すべき量はセ
ットされる原稿束55の量によって異なるが、原稿を一
枚のみセットしたような場合でもピックアップローラ2
6が十分下降してその原稿に接触し得るよう、ピックア
ップローラ26の下降可能幅を十分確保できるように前
記カム57の形状を設定しておくこととする。なお、前
記駆動軸44は反時計回りに回転するので、ワンウェイ
クラッチ60は係合を解除し、セパレートローラ27や
ピックアップローラ26は駆動されず、駆動軸44は空
回りするのみとなる。
【0030】ピックアップローラ26が下降して原稿束
55に接触し、カム57が図6の状態から180度回転
した状態が図7に示される。この状態でカム57は前記
センサ58の被検知部58aを横切っており、これによ
りピックアップローラ26の下降を検出した給紙装置8
は、前記モータの回転方向を反転させて、駆動軸44を
図8に示す如く時計回りに回転させるとともに、カム軸
51を反時計回りに回転させる。駆動軸44側に設けら
れたワンウェイクラッチ60は係合するのでセパレート
ローラ27及びピックアップローラ26は時計回りに駆
動され、ピックアップローラ26は原稿束55の最上層
から原稿を繰り込んで、図8に示す如くセパレートロー
ラ27とリタードローラ21との間に送り込む。カム軸
51側のワンウェイクラッチ61は係合を解除され、カ
ム57は駆動されずカム軸51が空回りするのみであ
り、ピックアップローラ26は前記付勢バネ52により
下降して原稿束55を押圧する状態を維持する。このよ
うにして、原稿束55は上からピックアップローラ26
により繰り込まれ、セパレートローラ27とリタードロ
ーラ21とにより一枚ずつ分離され、その後は給紙搬送
路Rを搬送されて、前述の読取装置2にてその内容を読
み取られる。図9は全ての原稿が送り出された状態であ
る。
【0031】原稿束55の有無を検知する前記センサは
図9の状態では原稿なしを検出し、これにより給紙装置
8は直ちに前記モータの回転方向を再び反転させて、図
9の如く駆動軸44を反時計回りに駆動し、カム軸51
を時計回りに駆動する。カム軸51側のワンウェイクラ
ッチ61は係合するのでカム57が時計回りに駆動さ
れ、その周縁が前記ピックアップアーム45の作動部4
5bに当接して押動し、ピックアップアーム45を上昇
回動させてピックアップローラ26を上昇させ、図10
の状態とする。一方、前記のようにピックアップアーム
45が上昇されているときは、前記駆動軸44は反時計
回りに駆動しているのでワンウェイクラッチ60がその
係合を解除し、セパレートローラ27やピックアップロ
ーラ26はその駆動を停止し、駆動軸44は空回りする
のみである。
【0032】カム57が図9の状態から180度回転し
た状態が図10に示され、この状態でカム57は前記セ
ンサ58の被検知部58aから離れており、これにより
ピックアップローラ26の上昇を検出した給紙装置8
は、モータを停止させて駆動軸44及びカム軸51の駆
動を停止する。こうして給紙作業が終了し、新たな原稿
束55のセットが可能な状態となる。
【0033】本実施例では上記のように作動片57と作
動部45bとによりピックアップアーム45を昇降させ
ることとするので、昇降動作の確実性を確保しつつ、ソ
レノイドを不要とすることができ、コストダウンを図れ
る。更には前記作動片57をカム形状としたので、カム
のプロフィルを適宜設定することによりピックアップア
ーム45の昇降を円滑なものとすることができ、原稿5
5を傷めたりピックアップアーム45やピックアップロ
ーラ26の寿命を縮めたりすることが防止される。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0035】即ち、請求項1に示す如く、駆動軸に配さ
れたセパレートローラと、前記駆動軸を支点として回動
自在に設けられるピックアップアームと、該ピックアッ
プアームの先端に回転可能に設けられるピックアップロ
ーラを備えてなる給紙装置であって、前記ピックアップ
アームには作動部を設け、該作動部に当接可能に作動片
を設け、該作動片は、原稿が検知されたときは前記ピッ
クアップローラを下降させ、原稿なしを検出したときに
は前記ピックアップローラを上昇させるように、前記ピ
ックアップアームを揺動させるので、ピックアップアー
ムの昇降動作の確実性を確保しつつ、ソレノイドを不要
とすることができ、コストダウンを図れる。
【0036】請求項2に示す如く、前記作動片の形状は
カム形状をなしているので、請求項1に示す効果のほ
か、ピックアップアームの揺動動作を円滑とすることが
できる。従って、原稿を傷めたりすることが回避される
ほか、ピックアップアームやピックアップローラが過度
な衝撃から保護され長寿命化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給紙装置の全体的な構
成を示した斜視図。
【図2】同じく正面断面図。
【図3】給紙装置及び読取装置の構成を示した正面断面
拡大図。
【図4】ピックアップローラ、ピックアップアーム及び
カムの配置を示す平面図。
【図5】同じく正面断面図。
【図6】カムが駆動し、ピックアップローラを下降させ
る様子を示した図。
【図7】図6の状態からピックアップローラが下降し、
原稿束に接触した状態を示した図。
【図8】図7の状態でピックアップローラやセパレート
ローラが駆動され、原稿を繰り込む様子を示した図。
【図9】全ての原稿の繰込みが終わり、カムを駆動して
ピックアップローラを上昇させる状態を示した図。
【図10】図9の状態からピックアップローラの上昇が
完了した状態を示した図。
【符号の説明】
26 ピックアップローラ 27 セパレートローラ 44 駆動軸 45 ピックアップアーム 45b 作動部 55 原稿(原稿束) 57 作動片(カム)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に配されたセパレートローラと、
    前記駆動軸を支点として回動自在に設けられるピックア
    ップアームと、該ピックアップアームの先端に回転可能
    に設けられるピックアップローラを備えてなる給紙装置
    であって、前記ピックアップアームには作動部を設け、
    該作動部に当接可能に作動片を設け、該作動片は、原稿
    が検知されたときは前記ピックアップローラを下降さ
    せ、原稿なしを検出したときには前記ピックアップロー
    ラを上昇させるように、前記ピックアップアームを揺動
    させることを特徴とする、給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記作動片の形状はカム形状をなしてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の給紙装置。
JP2001060202A 2001-03-05 2001-03-05 給紙装置 Expired - Fee Related JP4182646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060202A JP4182646B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001060202A JP4182646B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002255374A true JP2002255374A (ja) 2002-09-11
JP4182646B2 JP4182646B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=18919655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001060202A Expired - Fee Related JP4182646B2 (ja) 2001-03-05 2001-03-05 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4182646B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168524A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP2016210564A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168524A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP2016210564A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4182646B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4422929B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP4072409B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4907460B2 (ja) 自動原稿搬送装置および画像形成装置
JPS61131A (ja) ラベル貼設装置
JP4182646B2 (ja) 給紙装置
JP2002255363A (ja) 給紙装置
JP4846555B2 (ja) 給紙装置
JP2578504Y2 (ja) 紙葉搬送装置
JP4597408B2 (ja) 自動原稿搬送装置および画像読取装置
US20060001724A1 (en) Sheet feeding/conveying method and sheet feeding/conveying apparatus
JPH09236949A (ja) 自動原稿搬送装置
JP2000293735A (ja) 媒体処理装置
JPH04209152A (ja) 用紙給送装置
JP3809248B2 (ja) シート搬送装置およびこれを備えた画像読取り装置、画像形成装置
JP4688360B2 (ja) 給紙装置
JP2002249253A (ja) 給紙装置
TW591933B (en) Image-reading device
JP2002265075A (ja) 給紙装置
JP2004136999A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置並びに画像形成装置
JPH11217126A (ja) 自動原稿搬送装置
JPH0761617A (ja) 画像読取装置における原稿供給機構
JP3061556B2 (ja) 原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2540180Y2 (ja) 画像入力装置
JP3340858B2 (ja) 給紙装置
JP3315217B2 (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140912

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees