JPH11263449A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH11263449A
JPH11263449A JP10195080A JP19508098A JPH11263449A JP H11263449 A JPH11263449 A JP H11263449A JP 10195080 A JP10195080 A JP 10195080A JP 19508098 A JP19508098 A JP 19508098A JP H11263449 A JPH11263449 A JP H11263449A
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JP
Japan
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paper
sheet
brake
interlocking
swinging
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JP10195080A
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English (en)
Inventor
Tamiya Akimoto
民也 秋本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は給紙装置の搬送品質を向上させるこ
とを目的とする。 【解決手段】 用紙のサイズに合わせてサイドフェンス
7を動かして用紙の幅を規制し、規制することにより、
用紙の搬送方向を規制する。そして給紙時には、このサ
イドフェンス7を連動させる連動部9をブレーキ部23
により止めることにより、用紙のずれを防止できるので
搬送品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて、用紙を給紙する給紙装置に関し、特に、用紙がず
れないように、用紙の搬送方向を規制するサイドフェン
スを固定するブレーキ手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機等に設けられて
いる給紙装置、特に手差し給紙装置は、はがきやOHP
シート等の特殊紙種やいろいろな紙サイズに対応させる
とともに、積載枚数は50枚程度を主流としていたが、
最近では積載枚数が100枚程度と積載枚数が増加して
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、積載枚数が多
量、例えば100枚程度になると、一枚の用紙を送り出
すためのローラ圧を適正範囲内に収めるためには、例え
ば用紙が二枚重なった状態でプリンタ本体に送られる状
態になると、自動的に用紙の一枚をもとの位置に戻す方
式(FRR給紙)の場合、用紙が乗っている底板を上昇
させる機構が必要になる。もしこの機構を設けないとき
は、ローラの構成がFRR給紙に比べてラフなフリクシ
ョンパット等の給紙方式に変更しなければならず、それ
に伴い搬送品質が低下してしまう。また、本体に対する
用紙のずれは、給紙装置の各部品の単品精度と組み立て
精度が大きく関与している。特に用紙の搬送方向を規制
するサイドフェンスが用紙をしっかりと規制していない
と、用紙をセットしたときから用紙が傾いてしまう。そ
うなると、用紙が傾いたままの状態で本体に搬送されて
しまう。また、搬送中の用紙が少しずつ傾きサイドフェ
ンスを押し広げていく状態が続くと、規制機構と用紙と
の間に隙間ができてしまい搬送状態(以下、「搬送品
質」という)が悪化してしまうという問題がある。
【0004】そこで、本発明は給紙装置の搬送品質を向
上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の用紙を積載する用紙積載部と、前記用紙積載
部の一側の上方に位置し、用紙に接触して用紙を本体に
送る給紙ローラと、前記用紙積載部の他側に設けられ、
前記用紙積載部を揺動可能に支持する揺動軸と、前記用
紙積載部の揺動軸を支点に、前記用紙積載部を上下に揺
動する揺動手段と、用紙積載部に設けられ、用紙の搬送
方向を規制する一対のサイドフェンスと、前記サイドフ
ェンスを連動させてサイドフェンス間の間隔を変える連
動手段と、前記用紙積載部の上方の揺動動作に連動し、
前記連動手段を固定又は解除するブレーキ手段と、を備
えることを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、用紙を用
紙積載部に積載した後、サイドフェンスにより用紙の搬
送方向を規制する。即ち、用紙のサイズに合わせてサイ
ドフェンスを動かして用紙の幅を規制し、規制すること
により、用紙の搬送方向を規制する。そして給紙時に
は、このサイドフェンスを連動させる連動手段をブレー
キ手段により止めることにより、用紙のずれを防止でき
るので搬送品質が向上する。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記連動手段は歯車を有しており、こ
の歯車に前記ブレーキ手段のパットを接触させて、歯車
を固定することを特徴とする。
【0008】この請求項2に記載の発明では、ブレーキ
手段のパットが、連動手段の歯車に接触し、その摩擦に
より歯車の動きを止めるので、サイドフェンスを簡易に
固定することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記ブレーキ手段のパットは、
前記用紙積載部が上方に揺動した際に歯車に接触するこ
とを特徴とする。
【0010】この請求項3に記載の発明では、用紙積載
部が上方に揺動したときにブレーキが、掛るような構成
になっているので、サイドフェンスの調整が容易で、且
つ簡易な構成により給紙装置が薄くなる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の発明において、前記ブレーキ手
段は、一端にパットを有するプレートと、プレートを軸
支する支軸と、前記プレートの他端から下方に向けて突
設される突部と、突部を下方に付勢するスプリングと、
突部に対し対向に配置されている用紙積載部を被うカバ
ーとを備え、前記用紙積載部が上方に揺動するときは、
突部に対向して位置する底板から突部が離れてスプリン
グの付勢力により前記パットは連動手段に圧接すること
を特徴とする。
【0012】この請求項4に記載の発明では、用紙積載
部が揺動しているときは、ブレーキ手段は支点軸を介し
て弾性体の弾性力により揺動し、その一端が連動手段と
接触する。また、用紙積載部が揺動していないときは、
突部により支点を介して一端が連動手段から離れるよう
な構成になっている。よって、簡単な構成で、用紙積載
部が揺動していないときには、サイドフェンスを動かし
て用紙をそろえられ、上方に揺動しているときは、しっ
かりとサイドフェンスを固定するので、用紙のずれを防
止できる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか一項に記載の発明において、前記ブレーキ手
段は、前記揺動軸と前記揺動手段の間に設けられている
ことを特徴とする。
【0014】この請求項5に記載の発明では、ブレーキ
手段を揺動軸と揺動手段の間に設けているので、揺動軸
を支点に用紙積載部が上方に揺動するとブレーキ手段の
スプリングの付勢力によりブレーキ手段のパットが速や
かに連結手段を押圧して、連結手段を動かないように止
めることができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の発明において、前記揺動軸と、
前記連動手段と、前記ブレーキ手段の支点軸と、前記突
部とを前記用紙積載部の水平方向に並べて配置している
ことを特徴とする。
【0016】この請求項6に記載の発明では、揺動軸
と、揺動手段と、ブレーキ手段を用紙積載部の水平方向
に並べて配置しているので、給紙装置全体を薄くするこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
詳細を説明する。図1にプリンタ本体に収納可能で大量
の用紙を積載可能な手差し給紙装置(給紙装置)1の概
略断面図を示す。この手差し給紙装置1は、カバー(底
板)3と、用紙を積載する用紙積載部5と、用紙の搬送
方向を規制する一対のサイドフェンス7と、一対のサイ
ドフェンス7を連動させる連動部(連動手段)9と、用
紙積載部5を揺動する揺動部(揺動手段)11と、本体
に配置されている一対の搬送ローラ13に、用紙を給紙
する給紙ローラ15と、手差し給紙装置1内の所々に配
置されている各センサと、連動部9の動作を規制するブ
レーキ部(ブレーキ手段)23(図2参照)と、手差し
給紙装置1の諸制御を行う制御手段17で構成されてい
る。
【0018】カバー3は手差し給紙装置1の母体となる
ものであり、カバー3内部の後述する各部位を覆ってい
る。その断面は略U型をなし、カバー3の底面3aは本
体側面に対し略垂直に長く延びている。カバー3の底面
3aの本体側の一端から搬送ローラ13まで、一側面3
bが延びており、その先端は搬送ローラ13のニップに
方向に歪曲している。カバー3の他側面3cは、カバー
3に対し上方約45度の角度で曲がっており、その先端
は、側面3aに対しほぼ垂直に延びており、用紙積載部
5の上面に一致する所まで延びている。
【0019】用紙積載部5は、用紙を積載するところで
あり、カバー3の他側面3c先端近傍から一側面3b近
傍まで、底面3aに対し略平行に延びている。用紙積載
部5の中央付近の位置で、且つ用紙の搬送方向(以後、
正方向という)に対し垂直方向(以後、長手方向とい
う)に略長方形の孔条19aが形成されている。また、
孔条19aから用紙の搬送方向の上流側に少し離した位
置に孔条19aと同一の形状の孔条19bが形成されて
いる。更に、用紙積載部5の昇降端5a付近にも、突出
用孔25が形成されている。用紙積載部5は、昇降軸
(揺動軸)5bを中心として揺動可能になっており、後
述する揺動部11のリフトアーム29の一端部により支
持されている。
【0020】一対のサイドフェンス7は、用紙積載部5
上に積載された用紙の搬送方向を規制するものであり、
用紙積載部5の長手方向で互いに向かい合い、且つ用紙
積載部5に対し垂直に立てられている。一対のサイドフ
ェンス7は、それぞれの先端が丸まっている略三角形状
をなしており、昇降端5a付近から昇降軸5b付近にわ
たって延びている。一方のサイドフェンス7底面には、
底板5の孔条19aに対応する位置に、係止突起21a
が突出しており、この係止突起21aは、孔条19に嵌
め込まれている。他方のサイドフェンス7底面には、孔
条19bに対応する位置に、係止突起21bが突出して
いる。これら係止突起21a、21bは中空の突起であ
り、その底面の正方向の幅は、各孔条の正方向の幅より
も小さく、各サイドフェンス7を長手方向に移動可能に
している。なお、この一対のサイドフェンス7には、サ
イドフェンス7の長さの中央付近に把持部が形成されて
おり、この把持部は、滑り止めとして、また、持ちやす
いように、その側面に多数の突起を設けている。
【0021】揺動部11は、正逆回転可能なモータ27
と、底板5を直接上昇、下降させるリフトアーム29に
より構成されている。リフトアーム29は、リフト軸3
0を軸に回動可能であり、リフト軸30は、本体内に配
置されているモータ27に接続されている。そして、こ
のモータ27がリフトアーム29をR方向に回転するこ
とで、用紙積載部5の昇降端5aは、用紙を積載した状
態で、T方向に持ち上げることができる(図中、波線部
分)。また、モータ27がリフトアーム29をR方向の
逆方向に回転することで、昇降端5aは、T方向の逆方
向に下げることができる。このモータ27の駆動は、制
御手段17の指令により行われる。なお、この揺動部1
1のモータ27が本体内に配置されているのは、この手
差し給紙装置1は未使用時に本体に収納されるので、そ
の厚さを薄くしないと収納しきれなくなるということを
考慮して、本体内に設けているのである。
【0022】制御手段17は各センサから信号を受け取
り、その信号に応じて揺動部11や、後述する給紙ロー
ラ15の動作を制御する。
【0023】連結部9は、ピニオン31と一対のラック
33a,33bの組み合わせで構成されている。ラック
33aの上面には、係合突起35aが突出しており、こ
の係合突起35aは、一方のサイドフェンス7の係止突
起21aと嵌め合い、一方のサイドフェンス7をラック
33aに固定する。また、ラック33bの上面には、係
合突起35bが突出しており、この係合突起35bは、
他方のサイドフェンス7の係止突起21bと嵌め合い、
他方のサイドフェンス7をラック33bに固定する。こ
のような構成により、例えば一方のサイドフェンス7を
動かすと、一方のサイドフェンス7を動かした方向とは
逆方向に、他方のサイドフェンス7が動くようになるの
である。
【0024】一対の搬送ローラ13は、本体に配置され
ており、手差し給紙装置1から搬送される用紙をそのニ
ップに挟み込み本体に送るものである。
【0025】給紙ローラ15は、用紙積載部5の昇降端
5aの付近でありその上方に配置されている。この給紙
ローラ15は矢印方向に回転し、給紙ローラ15の摩擦
力により用紙を搬送ローラ13を介して本体に給紙す
る。また、この給紙ローラ15は制御手段17の信号に
より上下に昇降可能であり、さらに一枚の用紙を送り出
すためのローラ圧を適正範囲に収まるように制御可能な
構成になっている。
【0026】上述した各センサには、用紙積載部5の上
昇を検知する上限検知センサ37と、用紙積載部5が下
降している状態を検知する下限検知センサ39と、用紙
の端部を検知するペーパーエンド検知センサ41とが配
置されている。
【0027】ペーパーエンド検知センサ41は、用紙の
端部を検知するセンサである。ペーパーエンド検知セン
サ41には、二股の突起状の検知部43が取り付けられ
ている。このペーパーエンド検知41センサの近傍に
は、検知板45が取り付けられており、検知軸47を中
心に回動可能になっている。この検知板45の一端は、
底板5の表面であり、且つ昇降端付近から突出してお
り、検知板45の他端は、検知部43の間を通るような
位置で、検知部43の下方に位置している。この検知板
45は、検知軸47を中心に一端が底板5の上方に付勢
されている。用紙が底板5にセットされると、検知板4
5の一端が用紙によって押し下げられ、それに伴い検知
板45の他端部が検知軸47を介して押し上げられ、検
知部43を遮蔽する。検知部43が遮蔽されると、ペー
パーエンド検知センサ41は、用紙が用紙積載部5に乗
っていることを検知する。また、用紙がなくなると検知
板45の一端は、検知軸47を介して上がり、それに伴
い他端は下がり、検知部43から離れると、ペーパーエ
ンド検知センサ41は、用紙がなくなったことを検知す
る。
【0028】上限検知センサ37は、搬送ローラ13の
近くに位置し、上昇検知部49が取り付けられ、上限検
知部49から検知レバー51が用紙積載部5の昇降端5
aに当接するように延びている。この検知レバー51
は、上述した検知板45と同じ働きをするものであり、
検知レバー51が上がると上限検知センサ37は、用紙
積載部5の上昇を検知し、下がると用紙積載部5の下降
を検知する。
【0029】下限検知センサ39は、用紙積載部5が下
降している状態を検知するセンサであり、その構成は、
上限検知センサ37と同様であるのでその説明は省略す
る。なお、これら各センサの他に用紙のサイズを検知す
る紙サイズ検知センサが、サイドフェンス7と組み合わ
されて組付けられている(図示せず)。
【0030】ブレーキ部23は、図2に示すように、ブ
レーキ板(プレート)53とスプリング掛け部55で構
成されている。ブレーキ板53は、ピニオン31の下方
から、用紙搬送方向の下流側に延びており、その先端は
スプリング掛け部55とつながっている。ブレーキ板5
3のピニオン31の下方の一端には、ディスク部57が
形成されている。このディスク部57には、ゴム材等の
高摩擦材で形成されているパット58が貼り付けられて
おり、このディスク部57がピニオン31の底面を押圧
することでピニオン31の動きを止める。用紙搬送方向
の下流側に延びているブレーキ板53には、ピニオン3
1からすこし離れたところに支点軸(支軸)59を挿通
している支点61が形成され、ブレーキ板53はこの支
点61に支えられている。ブレーキ板53は支点61を
過ぎると、カバー3に向けて折れ曲がって延出し、スプ
リング掛け部55とつながっている。
【0031】スプリング掛け部55は、スプリング63
とスプリング台65で構成されている。スプリング63
は円筒形をなし、カバー3の方向に付勢されている。こ
のスプリング63は、支点61を介してディスク部57
を加圧しており、スプリング台65と用紙積載部5に掛
け渡されている。スプリング台65はスプリング63を
掛ける基台となるものであり、スプリング63の外周よ
りも大きく、上述したブレーキ板53とつながってい
る。このスプリング台65のブレーキ板53とつながっ
ていない一端には、カバー3の方向に突部67が延出し
ておりこの突部67の先端はカバー3と当接している。
【0032】突部67の先端がカバー3と当接すること
により、支点61を介してブレーキ板53のディスク部
57がカバー3の方向に下がり、ピニオン31の底面と
ディスク部57との間に隙間hが形成される。即ち、こ
の状態では、サイドカバー7を動かせるようになってい
る。しかし、図3に示すように、少しでも用紙積載部5
が上昇すると、支点61を介してブレーキ板53のディ
スク部57がピニオン31の底面に接触し加圧して、ピ
ニオン31を固定する。このようにして、一対のサイド
フェンス7が動かないように固定するのである。なお、
突部67がカバー3に当接しているとき、スプリングが
用紙積載部5を押し上げたりしないように、その圧力を
用紙積載部5の重量に押し下げられる程度に設定した方
が良い。具体的には、例えば、用紙積載部5の重量が3
50gであったら、スプリング圧は、300gf前後に
すると良い。
【0033】上述した構成をもとに本発明の作用を説明
する。用紙積載部5上に用紙をセットすると、用紙の先
端がペーパーエンド検知センサ41の検知板45を押し
下げ、ペーパーエンド検知センサ41は、用紙がセット
されていることを検知する。用紙を検知したペーパーエ
ンド検知センサ41は、制御手段17に検知信号を送
る。制御手段17は、モータ27と給紙ローラ15に信
号を送ってモータ27を駆動しリフトアーム29を上方
に駆動し、給紙ローラ15を用紙方向に移動させる。こ
うして、用紙積載部5を上昇させ、給紙ローラ15を下
降させるのである。図4に上述した一連の動作と、各セ
ンサの出力波形を示す。図4(a)に示すように、制御
手段17がモータ27と給紙ローラ15を駆動させるま
で、t1のタイムラグがあるので、その間に使用者はサ
イドフェンス7を動かし、用紙積載部5上の用紙の幅に
合うようにサイドフェンス7を調整することができる。
用紙積載部5が上昇すると、t2のタイムラグを経て、
下限検知センサ39はオフになる。下限検知センサ39
がオフになるとほぼ同時に、ブレーキ機構23の突部6
7がカバー3から離れ、スプリング圧によって支点61
を介し、ディスク面57がピニオン31の底面に接触し
加圧する。ディスク面57には、ゴム材等の高摩擦材が
貼り付けられているので、ピニオン31の回転を強力に
規制する。こうして、簡単には一対のサイドフェンス7
が動かないようにするのである。その後、上限検知セン
サ37が、用紙積載部5上にセットされた用紙の最上紙
の給紙適正位置を検知すると、制御手段17に信号を送
り、制御手段17は、駆動部11の動作を停止する。こ
うして、用紙は給紙ローラ15により、搬送ローラ13
のニップに送られ、搬送ローラ13は用紙を本体内に送
る。
【0034】用紙積載部5上の用紙がなくなると、図4
(b)に示すように、ペーパーエンド検知センサ41が
制御手段17に信号を送り、制御手段17はt3のタイ
ムラグを経て、モータ27を駆動させ、リフトアーム2
9を下方に駆動する。こうして、用紙積載部5が下降す
ると、t2のタイムラグを経て上限検知センサ37がオ
フになる。その後、スプリング掛け部55の突部67が
カバー3に突き当たり、ディスク面57をピニオン31
から離し、ブレーキを解除する。ほぼ同時に、下限検知
センサ39が制御手段17に信号を送り、制御手段17
はモータ27を停止させるのである。
【0035】この実施例では、一対のサイドフェンス7
を規制するブレーキ機構23を用紙積載部5の最下位時
に解除するので、用紙をセットするときスムーズに一対
のサイドフェンス7によって用紙をそろえることができ
る。また、一対のサイドフェンス7にブレーキをかけて
固定することにより、用紙がずれることなく本体に搬送
されるので、搬送品質が向上する。更に、ラック33
a、33b及びピニオン31で連動する一対のサイドフ
ェンス7は、それぞれにかみ合うギアにバックラッシュ
が発生することで用紙の中心がずれてしまう。しかし、
ピニオン31に制動を掛けることによって、一対のサイ
ドフェンス7をバランス良くバックラッシュによる用紙
の移動を防止できる。また、用紙積載部5が上がるとす
ぐにブレーキが掛る構成にしているので、手差し給紙装
置1の厚さを薄くできる。
【0036】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。例えば、本実施例において、駆動部11は本体
側に組み込んだが、手差し給紙装置内に組み込んでも構
わない。また、給紙ローラ15を上下に移動可能な構成
にしたが、固定して動かない構成にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、用紙を
用紙積載部に乗せた後、サイドフェンスにより用紙の積
載位置を規制し、このサイドフェンスをブレーキ手段に
より固定することにより、用紙のずれを防止できるので
搬送品質が向上する。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、ブレーキ
手段のパットが、連動手段の歯車に接触し、その摩擦に
より歯車の動きを止めるので、サイドフェンスを強く固
定することができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、用紙積載
部が上方に揺動するとすぐにブレーキが、掛るような構
成になっているので、その分給紙装置が薄くなる。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、用紙積載
部が揺動していないときには、サイドフェンスを動かし
用紙をそろえられ、揺動しているときは、しっかりとサ
イドフェンスを固定するので、用紙のずれを防止でき
る。また、モータ等の部材がいらないので構成が簡単で
ある。
【0041】請求項5に記載の発明によれば,ブレーキ
手段を揺動軸と揺動手段の間に設けているので、揺動軸
を支点に用紙積載部が上方に揺動するとブレーキ手段の
弾性体により速やかに連結手段の歯車の動きを止めるこ
とができる。
【0042】請求項6に記載の発明によれば、揺動軸
と、揺動手段と、ブレーキ手段を用紙積載部の水平方向
に並べて配置しているので、給紙装置を薄くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる手差し給紙装置の断面図であ
る。
【図2】手差し給紙装置のブレーキ機構近傍を拡大した
断面図である。
【図3】手差し給紙装置のブレーキ機構近傍を拡大した
断面図である。
【図4】制御手段による各センサ及びモータの出力波形
を示す図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 3 カバー 5 用紙積載部(用紙積載部) 5b 昇降軸(揺動軸) 7 サイドフェンス 9 連動部(連動手段) 11 揺動部(揺動手段) 15 給紙ローラ 23 ブレーキ部(ブレーキ手段) 31 ピニオン(歯車) 53 ブレーキ板(プレート) 58 パット 59 支点軸(支軸) 63 スプリング 67 突部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙を積載する用紙積載部と、 前記用紙積載部の一側の上方に位置し、用紙に接触して
    用紙を本体に送る給紙ローラと、 前記用紙積載部の他側に設けられ、前記用紙積載部を揺
    動可能に支持する揺動軸と、 前記用紙積載部の揺動軸を支点に、前記用紙積載部を上
    下に揺動する揺動手段と、 用紙積載部に設けられ、用紙の搬送方向を規制する一対
    のサイドフェンスと、前記サイドフェンスを連動させて
    サイドフェンス間の間隔を変える連動手段と、前記用紙
    積載部の上方の揺動動作に連動し、前記連動手段を固定
    又は解除するブレーキ手段と、を備えることを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記連動手段は歯車を有しており、この
    歯車に前記ブレーキ手段のパットを接触させて、歯車を
    固定することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ手段のパットは、前記用紙
    積載部が上方に揺動した際に歯車に接触することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】前記ブレーキ手段は、一端にパットを有す
    るプレートと、プレートを軸支する支軸と、前記プレー
    トの他端から下方に向けて突設される突部と、突部を下
    方に付勢するスプリングと、突部に対し対向に配置され
    ている用紙積載部を被うカバーとを備え、前記用紙積載
    部が上方に揺動するときは、突部に対向して位置する底
    板から突部が離れてスプリングの付勢力により前記パッ
    トは連動手段に圧接することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか一項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】前記ブレーキ手段は、前記揺動軸と前記揺
    動手段の間に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか一項に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】前記揺動軸と、前記連動手段と、前記ブレ
    ーキ手段の支点軸と、前記突部とを前記用紙積載部の水
    平方向に並べて配置していることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか一項に記載の給紙装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9102484B2 (en) 2013-03-29 2015-08-11 Kyocera Document Solutions Inc. Recording medium feeding unit and image forming apparatus including the same
JP2018090420A (ja) * 2018-01-19 2018-06-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート供給装置およびこれを備える画像形成装置

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