JP3932657B2 - 紙葉類給紙機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙葉類給紙機構に関し、特にホッパを用いた紙葉類給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホッパを用いた紙葉類給紙機構は、図6(a)に示すように、多量の紙葉類2を積載するホッパ1と、給紙用アーム6の先端に取り付けられた、紙葉類2の搬送時に駆動伝達系(図示せず)により矢印35,36および37の方向に回転する給紙用ローラ7aと、給紙ローラ7bと、トルクリミッタを内蔵し紙葉類2の2枚送りを防止するローラ8と、およびホッパ1に対し鈍角に配置され、紙葉類2をホッパ1から読み取り部(図示せず)まで導くガイド21により構成される。
【0003】
図6(a)において、給紙時に給紙用アーム6の先端部が下降し先端部の給紙用ローラ7aが紙葉類2に接触して給紙が開始されると、駆動伝達系(図示せず)により矢印35および36の方向に給紙用ローラ7aおよび給紙用ローラ7bが回転して紙葉類2を矢印38の方向に搬送する。このとき、ローラ8は矢印37の方向に回転して紙葉類2を搬送する。もし、このとき、ホッパ1から送出される紙葉類2が2枚一緒に送出されたときには、ローラ8は、次のように動作して紙葉類2の2枚送りを防止する。ローラ8はトルクリミッタを内蔵しているが、このトルクリミッタは外輪と内輪とから構成され、ローラの表面部に接触している外輪が一定の値のトルクを加えられると、そのトルクにより内輪との摩擦に打ち勝って回転するが、外部から加えられるトルクが前記一定の値ち達しないと内輪との摩擦によって停止するようになっている。従って、ローラ8とローラ7aとの間にはさまっている紙葉類2が1枚のときには、矢印38の方向に搬送される紙葉類2との間の摩擦によって生じるトルクが加えられると、そのトルクにより内輪との摩擦に打ち勝って回転するが、ローラ8とローラ7aとの間にはさまっている紙葉類が2枚になると、上部の1枚目の紙葉類とローラ8に接触している下部の2枚目の紙葉類との間の摩擦の方が紙葉類とローラ8との間の摩擦より小さいために、上部の1枚目の紙葉類とローラ8に接触している下部の2枚目の紙葉類との間が滑り、ローラ8に接触している下部の2枚目の紙葉類は、ローラ8との間の摩擦力により引止められ、ローラ8も回転を停止する。
【0004】
図6(b)に示すように、従来の紙葉類給紙機構では、多量の紙葉類2をホッパ1に積載する際に紙葉類2をホッパ1の奥深くに押し込んで積載したときには、紙葉類2の先端がガイド21に沿ってずれてしまうことがあり、このとき、紙葉類2の先端が揃わないままホッパ1からの給紙を開始してしまうとホッパ1から送出される紙葉類2が2枚重なった状態で送出されしまうことになる。このとき、紙葉類2の2枚送りを防止するローラ8の働きによって大部分の2枚送りが防止されるものの、ローラ8を通り抜けてしまう2枚送りの発生を皆無にすることは困難である。また、ホッパから一度に多数の紙葉類2が送出されて搬送路をつまらせ全然紙葉類2が搬送されない状態になったりする給紙障害が生じてしまうこともある。さらに、これらの問題のために、ホッパ1への紙葉類2の積載容量を増加させることが難しくなるという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の紙葉類給紙機構は、多量の紙葉類をホッパに積載する際に紙葉類をホッパの奥深く押し込んだ場合、紙葉類の先端がガイドに沿ってずれてしまい、紙葉類の先端が揃わないままホッパからの給紙を開始してしまうとホッパから搬送される紙葉類が2枚重なった状態で送出され易くなったり、あるいはホッパから一度に多数の紙葉類が送出されて搬送路をつまらせ全然紙葉類が搬送されない状態になったりする給紙障害を生じやすいという欠点を有している。
【0006】
また、上記のような欠点を有しているため、ホッパへの紙葉類の積載容量を増加させることが難しいという欠点を有している。
【0007】
本発明の目的は、紙葉類のホッパへの積載時に紙葉類の先端部分がホッパの奥深くに押し込まれず各紙葉類の先端部分が揃って積載される紙葉類給紙機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の紙葉類給紙機構は、ホッパに積載した紙葉類を順次送出する紙葉類給紙機構において、前記ホッパへ前記紙葉類を積載する掲載時に積載された全ての前記紙葉類の先端部が一直線に揃い、かつ前記紙葉類の先端部が前記ホッパの底部に対してあらかじめ決められた角度で積載されるよう前記紙葉類の先端部を支えるシャッタ板を設け、給紙開始時に前記シャッタ板が前記紙葉類の前記先端部から回動して前記ホッパから送出される前記紙葉類の搬送路を構成するガイド板として機能するように構成される。
【0009】
また、第2の発明の紙葉類給紙機構は、読み取り機構に供給する紙葉類を積載するホッパと、前記ホッパに積載された前記紙葉類を前記読み取り機構へ供給する給紙時に前記ホッパに積載された前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触した状態で前記紙葉類を1枚ずつ送出するローラを先端に設けた給紙用アームとを備えた紙葉類給紙機構において、前記ホッパへの前記紙葉類の積載時に前記ホッパへ積載される前記紙葉類の先端部が当接して積載された全ての前記紙葉類の先端部が一直線に揃うように、かつ前記ホッパの底部に対しての、一直線に揃った先端部の角度があらかじめ決められた角度になるように前記ホッパの底部に設けられ、前記給紙の開始時に前記給紙用アームの下降動作と連動して、前記給紙用アームの先端に設けられた前記ローラが前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触したときに前記紙葉類の前記先端部から離れて、前記読み取り機構に送出される前記紙葉類の搬送路を構成するガイド板として機能し、前記ホッパの紙葉類が無くなったときの前記給紙用アームの上昇動作と連動して、前記給紙の開始時の元の位置に戻るシャッタ板と、前記給紙用アームの動作と連動して前記シャッタ板を駆動するシャッタ板駆動手段とを備えて構成される。
【0010】
また、第3の発明の紙葉類給紙機構は、第2の発明の紙葉類給紙機構において、前記ホッパに積載された前記紙葉類が全て送出され無くなったことが検出されとき、前記シャッタ板が前記シャッタ駆動板手段に駆動されて前記ホッパへの前記紙葉類の積載時の位置に戻るように構成される。
【0011】
また、第4の発明の紙葉類給紙機構は、第2または第3の発明の紙葉類給紙機構において、前記シャッタ板駆動手段は、前記給紙用アームを上下動させる駆動源となるモータと、前記モータの駆動力を伝達する前記ギヤと、前記ギヤと連動して回転するシャフトと、前記ギヤが取り付けられた一端と反対側の、前記シャフトの一端に直角に一端を取り付けられた第1のシャッタ板駆動アームと、一端を前記第1のシャッタ板駆動アームの一端と回動自由に重ねて結合され、前記第1のシャッタ板駆動アームの回転運動に応じてピストン運動をして前記第1のシャッタ板駆動アームの回転運動を直線運動に変換する第2のシャッタ板駆動アームと、前記第1のシャッタ板駆動アームに取り付けられた一端と反対側の、前記第2のシャッタ板駆動アームの先端に取り付けられ、ピストン運動を行う前記第2のシャッタ板駆動アームの動きに応じて移動するローラと、前記ローラの動きを規正するガイドと、前記シャッタ板に取り付けられ、前記シャッタ板を前記紙葉類の先端部から離すように引張るスプリングと、前記シャッタ板に取り付けられ、前記ローラに抑えられることで、前記スプリングに引張られている前記シャッタ板を紙葉類の先端部が当接するような位置に引き寄せ、前記第2のシャッタ板駆動アームの動きに応じて移動する前記ローラが前記第2のシャッタ板駆動アームに引張られて上昇したときに、前記シャッタ板への取り付け部を回動の中心として前記シャッタ板とともに、前記スプリングに引張られて回動する第3のシャッタ板駆動アームとを備えて構成される。
【0012】
また、第5の発明の紙葉類給紙機構は、第1の発明,第2の発明,第3の発明または第4の発明の紙葉類給紙機構において、前記シャッタ板は、取り付けられた前記ホッパの底部の一端を開閉の中心として開閉するように構成される。
【0013】
また、第6の発明の紙葉類給紙機構は、第1の発明または第2の発明の紙葉類給紙機構において、前記ホッパへ積載される前記紙葉類の先端部が前記シャッタ板に当接する角度はあらかじめ決められた角度が直角であるように構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の紙葉類給紙機構の実施の一形態を示す構成図である。
【0016】
図1に示す本実施の形態の紙葉類給紙機構は、読み取り機構(図示せず)に供給する紙葉類を積載するホッパ1と、ホッパ1に積載された紙葉類2を前記読み取り機構へ供給する給紙時に駆動伝達系(図示せず)により駆動されて回転し、ホッパ1に積載された紙葉類2の最上部の紙葉類2に接触した状態で紙葉類2を1枚ずつ送出するローラ7aと、ローラ7aを先端部に設けた給紙用アーム6と、給紙用アーム6の回転中心となる給紙用ローラ7bと、トルクリミッタを内蔵し紙葉類の2枚送りを防止するローラ8と、給紙用アーム6を上下動させる駆動源となるモータ11と、モータ11の回転駆動力を伝達するギヤ10およびギヤ9と、ギヤ9の側面に垂直に取り付けられた給紙用アーム6を支える支柱4と、ギヤ10と連動して回転するシャフト13と、ギヤ10が取り付けられた一端と反対側の、シャフト13の一端に直角に一端を取り付けられたアーム14(第1のシャッタ板駆動アーム)と、一端をアーム14の一端に回動自由に重ねて結合され、アーム14の回転運動に応じてピストン運動をしてアーム14の回転運動を直線運動に変換するアーム15(第2のシャッタ板駆動アーム)と、アーム14に取り付けられた一端と反対側の、アーム15の先端に取り付けられ、ピストン運動を行うアーム15の動きに応じて移動するローラ16と、ローラ16の動きを規正するガイド17と、図2に示すように、ホッパ1への紙葉類2の積載時にホッパ1へ積載される紙葉類2の先端部が当接して積載された全ての紙葉類2の先端部が一直線に揃い、かつ、ホッパ1の底部に対しての、一直線に揃った先端部の角度があらかじめ決められた角度で、例えば垂直になるように、ホッパ1の底部に設けられ、給紙の開始時に給紙用アームの下降動作と連動して、給紙用アームの先端に設けられたローラ7aが紙葉類2の最上部の紙葉類2に接触したときに紙葉類2の先端部から離れて、読み取り機構に送出される紙葉類2の搬送路を構成するガイド板として機能し、ホッパ1の紙葉類2が無くなったときの給紙用アームの上昇動作と連動して、給紙の開始時の元の位置に戻るシャッタ板12と、シャッタ板12に取り付けられ、シャッタ板12を紙葉類2の先端部から離すように引張るスプリング20と、シャッタ板12に取り付けられ、ローラ16に抑えられることで、スプリング20に引張られているシャッタ板12を紙葉類2の先端部が当接するような位置に引き寄せ、アーム15の動きに応じて移動するローラ16がアーム15に引張られて上昇したときに、シャッタ板12への取り付け部を回動の中心としてシャッタ板12とともに、スプリング20に引張られて回動するアーム18と、シャッタ板12が取り付けられたシャフト23を支える為のブラケット19と、紙葉類をホッパ1から読み取り部まで搬送するためのガイド21と、ホッパ1上の紙葉類の有無を検出するセンサ22とから構成される。
【0017】
次に、本発明の給紙機構の動作の詳細を説明する。
【0018】
ホッパ1上に紙葉類2がセットされていないときには、給紙用アーム6は上に上がってギヤ9の支柱4により保持され、シャッタ板12はホッパ1の底部の面に対し垂直にセットされている。図3(a)に示すように、紙葉類2がホッパ1に積載されると、ホッパ1の底部に設けられたセンサ22が積載された紙葉類2を検出する。このとき、図3(a)に示すように、複数の紙葉類2がホッパ1に積載されると、それぞれの紙葉類2の先端はシャッタ板12に突き当たるような状態で積載されるので、シャッタ板12によってホッパ1の底部の面に対し垂直に先端が一直線に揃った状態に積載される。
【0019】
センサ22が紙葉類2を検出すると、図3(b)に示すように、モータ11が起動して矢印25の方向に回転し、ギヤ10を矢印26の方向に駆動する。ギヤ10の回転によってギヤ9が矢印27の方向に駆動されると、給紙用アーム6は、図1に示される、本体部分から途中まで切り裂かれて上方に反りかえったような形状をした端側の部分がギヤ9の支柱4により支えられながら、図3(b)に示されるように、ギヤ9の回転による支柱4の下降とともに先端部を矢印28の方向に下降させ、給紙用アーム6の先端部の給紙用ローラ7aは、積載された最上部の紙葉類に接して停止する。給紙用アーム6は、積載された最上部の紙葉類に接する位置まではギヤ9の支柱4により支えられるが、その後は積載された最上部の紙葉類に接する給紙用ローラ7aによって支えられる。このように、給紙用アーム6は、給紙用ローラ7bを回転の中心にして回動し、たとえホッパ1に積載の紙葉類2が1枚であっても、その紙葉類2の上面に給紙用ローラ7aが接するまで先端部の給紙用ローラ7aを下降させることができるように構成されるが、先端部の給紙用ローラ7aが積載された最上部の紙葉類に接すると停止する。
【0020】
一方、モータ11によって駆動されたギヤ10の回転によりシャフト13が回転し、シャフト13が回転することでアーム14がシャフト13を回転軸として回転し、アーム14の回転によりアーム14の先端に回動自在に結合されているアーム15は、アーム14の回転運動に駆動されピストン運動を行い、回転運動を直線運動に変換して他端に設けられているローラ16を駆動する。ローラ16は、アーム15のピストン運動により、アーム18上を、アーム18を抑えつけながら移動するが、ローラ16がアーム18上を移動しながらアーム18を抑えつけている間は、シャッタ板12はホッパ1の底部の面に対し垂直にセットされたままとなっている。すなわち、給紙用アーム6があらかじめ決められた位置まで下降するまでの間、シャッタ板12はホッパ1に対し垂直に保持されることになる。このとき、ローラ16の動作はアーム18の上をアーム18に沿って動くようガイド17により規正される。
【0021】
図4(a)に示すように、給紙用アーム6があらかじめ決められた位置まで下降したとき、ローラ16は、アーム18を抑え付けながら移動してきたそれまでの位置より上の方へ、アーム18から離れて移動するようにガイド17によって規正される。ローラ16が、アーム18から離れて矢印29の方向に移動する動きをすることによって、シャッタ板12に取り付けられていたアーム18は、シャッタ板12とともにスプリング20により引張られ、シャッタ板12はシャフト23を中心に回動しガイド21側へ(矢印30の方向に)引き倒されて、紙葉類2の搬送路上のガイドとなる。
【0022】
上記の動作を終了すると、モータ11は停止し、給紙用アーム6およびシャッタ板12の駆動動作は停止し給紙は給紙用ローラ7aの回転によって給紙が開始される。なお、上記の動作が終了したと、モータ11が停止するのは、センサ22が紙葉類2を検出してモータ11が起動するときに時間のカウントを開始する第1のタイマー(図示せず)により、あらかじめ決められた一定の時間のカウントが行われ、その一定の時間のカウントが終了したときモータ11が停止するように構成されることによる。このあらかじめ決められた一定の時間としては、給紙用アーム6がホッパ1の底部に十分接触するに必要な時間が設定されるが、運用時にホッパ1に積載される紙葉類2の厚さを考慮し給紙用アーム6が積載された紙葉類2の最上部に接触する必要な時間を設定することも可能である。すなわち、ホッパ1に積載される紙葉類2の厚さ、および給紙用アーム6の動作のタイミングを考慮して最適な設定値になるように変更することが可能である。
【0023】
給紙用ローラ7aの回転は、駆動伝達系(図示せず)により回転し、紙葉類2の給紙を行う。給紙された紙葉類2はシャッタ板12およびガイド21に沿って給紙ローラ7bに搬送される。このとき、シャッタ板12およびガイド21はホッパ1に対し鈍角に配置されるので給紙の妨げにはならず、また、多数の紙葉類2がホッパ1に積載されても、給紙の最初から最後まで安定した給紙が可能である。
【0024】
さらに、図4(b)に示すように、給紙が行われて給紙用アーム6の先端部が矢印31の方向に下降していき、ホッパ1上に紙葉類2が無くなり、センサ22が紙葉類の無い状態を検出すると、また、モータ11が起動する。図5に示すように、モータ11の駆動力がギヤ10を矢印26方向に、ギヤ9を矢印27方向に、および支柱4を介して給紙用アーム6の先端部を矢印32方向に上昇させるように回動する。同時に、モータ11の駆動力は、ギヤ10、シャフト13、アーム14、およびアーム15を介しローラ16へ伝達される。このとき、図5に示すように、ローラ16の動きは、ガイド17により下方へ規正されてアーム18に突き当たり、矢印33のようにアーム18の上を移動してアーム18を下へ抑え付けるので、アーム18はシャッタ板12とともにスプリング20の引張る力に抗して、給紙の開始前の元の位置に戻るように回動し、シャッタ板12はシャフト23を中心に矢印34の方向に回動しホッパ1の底部に対し垂直になるようにセットされる。同時に、モータ11の駆動力はギヤ9を矢印27の方向に回転させるので、給紙用アーム6の先端部は、ギヤ9の支柱4により支えられながら上方に持ち上げられ、あらかじめ決められた位置まで持ち上げられたとき、モータ11が停止するので、その位置に保持される。このときのモータ11の停止の制御は、給紙用アーム6の先端部が所定の位置まで引きあげられたことを検出するための、センサ22と別のセンサ(図示せず)が、給紙用アーム6の先端部が所定の位置まで引きあげられたことを検出することにより行われる。これにより、紙葉類2の積載前のホッパ1上に紙葉類2がセットされていないときの最初の状態に戻る。
【0025】
なお、上記の説明では、給紙動作の開始時にセンサ22が紙葉類2を検出するとモータ11が起動するように説明したが、こときに第2のタイマーを設けてセンサ22が紙葉類2を検出してからモータ11が起動するまでの時間の長さを自由に設定できるように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紙葉類給紙機構は、読み取り機構に供給する紙葉類を積載するホッパと、前記ホッパに積載された前記紙葉類を前記読み取り機構へ供給する給紙時に前記ホッパに積載された前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触した状態で前記紙葉類を1枚ずつ送出するローラを先端に設けた給紙用アームとを備えた紙葉類給紙機構において、前記ホッパへの前記紙葉類の積載時に前記ホッパへ積載される前記紙葉類の先端部が当接して積載された全ての前記紙葉類の先端部が一直線に揃うように、かつ前記ホッパの底部に対しての、一直線に揃った先端部の角度があらかじめ決められた角度になるように前記ホッパの底部に設けられ、前記給紙の開始時に前記給紙用アームの下降動作と連動して、前記給紙用アームの先端に設けられた前記ローラが前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触したときに前記紙葉類の前記先端部から離れて、前記読み取り機構に送出される前記紙葉類の搬送路を構成するガイド板として機能し、前記ホッパの紙葉類が無くなったときの前記給紙用アームの上昇動作と連動して、前記給紙の開始時の元の位置に戻るシャッタ板と、前記給紙用アームの動作と連動して前記シャッタ板を駆動するシャッタ板駆動手段とを備えることにより、紙葉類のホッパへの積載時に紙葉類の先端部分がホッパの奥深くに押し込まれることを防止し、各紙葉類の先端部分を一直線に揃えて積載することができるので、紙葉類が2枚重なった状態でホッパから送出される2枚送りの発生件数を減らすことができ、またホッパから一度に多数の紙葉類が送出されて搬送路をつまらせてしまう給紙障害の頻度を減らすことができるという効果を有している。
【0027】
また、2枚送りや搬送路をつまらせてしまう給紙障害の頻度を減少させることができるので、ホッパへの紙葉類の積載容量を増加させることが容易になるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類給紙機構の実施の一形態を示す構成図である。
【図2】図1の紙葉類給紙機構を側面から見た模式図である。
【図3】図1の紙葉類給紙機構における動作を説明するための説明図である。
【図4】図1の紙葉類給紙機構における動作を説明するための説明図である。
【図5】図1の紙葉類給紙機構における動作を説明するための説明図である。
【図6】従来の紙葉類給紙機構における動作を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 ホッパ
2 紙葉類
4 支柱
6 給紙用アーム
7a,7b 給紙用ローラ
8 ローラ
9 ギヤ
10 ギヤ
11 モータ
12 シャッタ板
13 シャフト
14,15 アーム
16 ローラ
17 ガイド
18 アーム
19 ブラケット
20 スプリング
21 ガイド
22 センサ
23 シャフト
25〜34 矢印
35〜38 矢印

Claims (6)

  1. ホッパに積載した紙葉類を順次送出する紙葉類給紙機構において、前記ホッパへ前記紙葉類を積載する掲載時に積載された全ての前記紙葉類の先端部が一直線に揃い、かつ前記紙葉類の先端部が前記ホッパの底部に対してあらかじめ決められた角度で積載されるよう前記紙葉類の先端部を支えるシャッタ板を設け、給紙開始時に前記シャッタ板が前記紙葉類の前記先端部から回動して前記ホッパから送出される前記紙葉類の搬送路を構成するガイド板として機能することを特徴とする紙葉類給紙機構。
  2. 読み取り機構に供給する紙葉類を積載するホッパと、前記ホッパに積載された前記紙葉類を前記読み取り機構へ供給する給紙時に前記ホッパに積載された前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触した状態で前記紙葉類を1枚ずつ送出するローラを先端に設けた給紙用アームとを備えた紙葉類給紙機構において、前記ホッパへの前記紙葉類の積載時に前記ホッパへ積載される前記紙葉類の先端部が当接して積載された全ての前記紙葉類の先端部が一直線に揃うように、かつ前記ホッパの底部に対しての、一直線に揃った先端部の角度があらかじめ決められた角度になるように前記ホッパの底部に設けられ、前記給紙の開始時に前記給紙用アームの下降動作と連動して、前記給紙用アームの先端に設けられた前記ローラが前記紙葉類の最上部の紙葉類に接触したときに前記紙葉類の前記先端部から離れて、前記読み取り機構に送出される前記紙葉類の搬送路を構成するガイド板として機能し、前記ホッパの紙葉類が無くなったときの前記給紙用アームの上昇動作と連動して、前記給紙の開始時の元の位置に戻るシャッタ板と、前記給紙用アームの動作と連動して前記シャッタ板を駆動するシャッタ板駆動手段とを備えたことを特徴とする紙葉類給紙機構。
  3. 請求項2記載の紙葉類給紙機構において、前記ホッパに積載された前記紙葉類が全て送出され無くなったことが検出されとき、前記シャッタ板が前記シャッタ駆動板手段に駆動されて前記ホッパへの前記紙葉類の積載時の位置に戻ることを特徴とする紙葉類給紙機構。
  4. 請求項2または請求項3記載の紙葉類給紙機構において、前記シャッタ板駆動手段は、前記給紙用アームを上下動させる駆動源となるモータと、前記モータの駆動力を伝達する前記ギヤと、前記ギヤと連動して回転するシャフトと、前記ギヤが取り付けられた一端と反対側の、前記シャフトの一端に直角に一端を取り付けられた第1のシャッタ板駆動アームと、一端を前記第1のシャッタ板駆動アームの一端と回動自由に重ねて結合され、前記第1のシャッタ板駆動アームの回転運動に応じてピストン運動をして前記第1のシャッタ板駆動アームの回転運動を直線運動に変換する第2のシャッタ板駆動アームと、前記第1のシャッタ板駆動アームに取り付けられた一端と反対側の、前記第2のシャッタ板駆動アームの先端に取り付けられ、ピストン運動を行う前記第2のシャッタ板駆動アームの動きに応じて移動するローラと、前記ローラの動きを規正するガイドと、前記シャッタ板に取り付けられ、前記シャッタ板を前記紙葉類の先端部から離すように引張るスプリングと、前記シャッタ板に取り付けられ、前記ローラに抑えられることで、前記スプリングに引張られている前記シャッタ板を紙葉類の先端部が当接するような位置に引き寄せ、前記第2のシャッタ板駆動アームの動きに応じて移動する前記ローラが前記第2のシャッタ板駆動アームに引張られて上昇したときに、前記シャッタ板への取り付け部を回動の中心として前記シャッタ板とともに、前記スプリングに引張られて回動する第3のシャッタ板駆動アームとを備えて構成されることを特徴とする紙葉類給紙機構。
  5. 請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載の紙葉類給紙機構において、前記シャッタ板は、取り付けられた前記ホッパの底部の一端を開閉の中心として開閉することを特徴とする紙葉類給紙機構。
  6. 請求項1または請求項2記載の紙葉類給紙機構において、前記ホッパへ積載される前記紙葉類の先端部が前記シャッタ板に当接する角度はあらかじめ決められた角度が直角であることを特徴とする紙葉類給紙機構。
JP08091598A 1998-03-27 1998-03-27 紙葉類給紙機構 Expired - Lifetime JP3932657B2 (ja)

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