JPH11217124A - 用紙供給装置 - Google Patents

用紙供給装置

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JPH11217124A
JPH11217124A JP2180798A JP2180798A JPH11217124A JP H11217124 A JPH11217124 A JP H11217124A JP 2180798 A JP2180798 A JP 2180798A JP 2180798 A JP2180798 A JP 2180798A JP H11217124 A JPH11217124 A JP H11217124A
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sheets
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JP2180798A
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Hideo Koto
英雄 光藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙の種類やサイズを問わず、ピックアップ
ローラの用紙への接圧を常に適正値に保ち、用紙の重送
および給紙ミスの発生を防止することができる用紙供給
装置を得る。 【解決手段】 用紙とピックアップローラ40の間の接
圧の変化を検出する圧力センサ41を設け、この圧力セ
ンサ41の出力信号に応じて正逆回動する駆動モータ3
6により、接圧ばね38を有するリフトレバー機構を介
して、用紙積載板22を上下動させることにより適正な
接圧が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、積層し
た用紙が収容された給紙カセットからプリンタ本体に給
紙するための用紙供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭62−56224
号公報に示された従来の用紙供給装置を示す斜視図、図
7は図6に示す用紙供給装置の主要部を拡大して示す平
面図であり、異なるサイズの用紙を収容可能なユニバー
サル型給紙カセットの機構を示している。図において、
101は給紙カセットである。1は給紙カセット筐体、
2は給紙カセット筐体1の内部に設けられ、積層された
用紙(図示せず)を支持するように形成された積載板で
あり、この積載板2の給紙方向(図6及び図7ににおい
て矢印Hで示す方向)に対しての後端部には、係合部2
aが形成されている。この係合部2aは、給紙カセット
筐体1の底面1bに設けられた蝶番部1aと係合し、こ
れにより積載板2は蝶番部1aを支点として給紙方向側
の端部が上下動できるようになされている。
【0003】3、4は一対の用紙幅規制板であり、給紙
カセット筐体1の内部において互いに平行に配置され、
用紙の幅方向(矢印Jで示す方向)にスライドできるよ
うに形成されたものである。5は支軸6を介して用紙幅
規制板3、4にそれぞれ揺動自在に取付けられている一
対の紙押さえ部材であり、この紙押さえ部材5の先端部
には、それぞれ水平に折り曲げられた周知の分離爪5a
が形成されている。また、分離爪5aは、積載板2の上
に積載された用紙の左右先端部(用紙の進行方向に対し
ての先端部)に対して、紙押さえ部材5の自重による押
圧力で当接するようになされている。なお、図7では、
紙幅が大きい用紙を積載する場合に、用紙幅規制板3,
4を外側にスライドさせた状態を示している。
【0004】8は給紙カセット筐体1の底面1bと積載
板2の背面との間に設けられ、積載板2を上方へ押し上
げる圧縮ばねであり、この圧縮ばね8の押し上げによる
積載板2の作動範囲は、ストッパ(図示せず)により規
制されている。9は給紙カセット筐体1の内部に設けら
れた用紙後端規制板であり、矢印Hで示す用紙の給紙方
向にスライド可能で、用紙の給紙方向の末端位置を設定
する。10,11は一対のスライドラックであり、後述
のピニオン13と噛み合うラック部10a,11aが対
向する側縁に設けられたものである。このスライドラッ
ク10,11は図7に示すように、それぞれ用紙幅規制
板3、4に一体に取付けられており、給紙カセット筐体
1の背面に配置されている。これらのスライドラック1
0、11はそれぞれ用紙の幅方向に延びており、用紙幅
規制板3、4と一体にスライドできるように構成されて
いる。
【0005】13は給紙カセット筐体1の背面に固着さ
れた軸13aを中心に回転自在に取付けらたピニオンで
あり、このピニオン13にスライドラック10,11の
ラック部10a,11aが噛合っている。この噛合いに
より、用紙幅規制板3,4はスライドラック10,11
およびピニオン13を介して相互に連動し、給紙カセッ
ト筐体1の底面1bに設けられた溝部1Cに沿ってスラ
イドできるようになされている。つまり、用紙幅規制板
3,4のいずれか一方を用紙幅方向にスライドさせる
と、他方もスライドして両者の間隔を用紙の幅に合わせ
ることができる。14は記録装置本体に設けられ、駆動
機構により駆動されて積載板2に積載された用紙を一枚
ずつ記録装置本体内に給紙するピックアップローラであ
る。
【0006】上記のような従来の用紙供給装置において
は、記録すべきサイズの用紙の束を積載板2上に積載
し、用紙の先端部を給紙カセット筐体1の前方内壁面1
d及び分離爪5aの起立面5bに接触させる。次に、用
紙後端規制板9をスライドさせて用紙の後端を揃えると
ともに、用紙幅規制板3,4をスライドさせて用紙の紙
幅揃えを行う。この状態で、給紙カセット101を記録
装置本体(図示せず)に装着すれば、圧縮ばね8の上方
への押し上げ力により用紙の給紙側(用紙の進行方向の
最前列)が持ち上げられ、ピックアップローラ14に用
紙が当接する。このとき圧縮ばね8を僅かに圧縮させる
ことにより接圧を発生させる。また、紙の左右の先端部
は分離爪5Aにより軽く押さえられ、上方へのめくり上
がりが防止されている。
【0007】この状態において、記録装置に給紙開始の
信号が入力されると、ピックアップローラ14が回転す
ることにより、最上部の紙が矢印H方向へ送り出されて
記録装置に給紙される。なお、異なるサイズの用紙を給
紙カセット101内に積載する場合には、用紙の幅およ
び長さに応じて、用紙幅規制板3、4および用紙後端部
規制板9をそれぞれスライドさせ、紙幅揃えおよび後端
揃えを行う。
【0008】上記の構成において、ピックアップローラ
14の用紙への接圧が大きすぎると重送(2枚以上給送
する)が発生し、逆に接圧が不足するとピックアップロ
ーラ14がスリップして空送りし、給紙ミスが発生す
る。従って、用紙の消費による用紙重量の減少と、用紙
の積層厚さの減少による圧縮ばね8の押圧力の変化との
バランスにより、ピックアップローラ14の用紙への接
圧を調整し、用紙の重送や空送りミスが発生しないよう
に考慮されるが、図8に示すように、用紙の大きさによ
り接圧の調整が困難になる場合がある。
【0009】即ち、図8において、いま仮に、用紙の枚
数のみに対応して生じる圧縮ばね8(接圧ばね)の力を
特性曲線Pで表し、大きいサイズの用紙の重量を特性曲
線Waで表すと、特性曲線Pの値と特性曲線Waの値の
差が接圧に相当した値になる。この値(接圧)が、用紙
の枚数に関係なくほぼ一定になるように圧縮ばね8(接
圧ばね)の強さなどを調節したとすると、小さいサイズ
の用紙の重量による特性曲線はWbのようになって、用
紙の枚数により接圧が変化する。つまり、給紙カセット
筐体1とピックアップローラ14の間隔は一定である
が、用紙の重量による圧縮ばね8のたわみ量が変わるの
で、用紙枚数が同じであっても、用紙の大きさにより接
圧が変化する。従って、いま仮に、小さいサイズの用紙
の場合の接圧が用紙の枚数に関係なくほぼ一定になるよ
うに調節したとすると、大きいサイズの用紙の場合の接
圧が用紙の枚数に関係して変化することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の用
紙供給装置では、用紙サイズが変更になっても圧縮ばね
8の押圧力は一定であるため、図8に示すように用紙の
大きさによる用紙の重量の変化は、ピックアップローラ
14の用紙への接圧を変化させてしまう。また、用紙と
しては、普通紙、印刷紙、感光紙、感圧紙、感熱紙、静
電記録紙、転写紙等の各種のカット紙が使用されるが、
紙質により用紙一枚当たりの重量および厚さが異なる場
合には、用紙の消費による接圧力の変化率が異なる。更
に、用紙が満載されているときと、用紙が消費されて少
なくなったときとでは、紙質による接圧力の差が大きく
なり、重送または空送りといった給紙ミスが発生する可
能性が高くなるという問題点があった。
【0011】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、用紙の種類やサイズを問わ
ず、ピックアップローラの用紙への接圧を常に適正値に
保ち、用紙の重送および給紙ミスの発生を防止すること
ができる用紙供給装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】この発明に係る用紙供給装置においては、
積層した用紙が収容される給紙カセット筐体と、この給
紙カセット筐体の底部に設けられて用紙が積載されると
共に上下動できるようになされた積載板と、駆動機構に
より駆動されて積載板に積載された用紙を1枚ずつ送り
出すピックアップローラと、積載板を押し上げて積載さ
れた用紙をピックアップローラに圧接させる接圧ばねを
備えるものにおいて、用紙とピックアップローラの間の
接圧の変化を検出する圧力センサと、この圧力センサの
出力信号に応じて作動する接圧作動装置と、接圧作動装
置の作動に連動し、かつ接圧ばねを介して積載板を上下
動させるリフト機構を設けたものである。
【0013】また、リフト機構は、一端が積載板の背面
と係合し、他端が回動できるように支承されたレバーと
接圧ばねを介して接圧作動装置に連結されたリフトプレ
ートで構成されているものである。
【0014】さらに、ピックアップローラには、断面が
半月状になるように平面部が設けられ、この平面部に圧
力センサが装着されているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施の形態である用紙供給装置を示す斜視図、図2は
図1に示す用紙供給装置の主要部を拡大して示す平面
図、図3は図1のA−A線に沿う断面図、図4はこの発
明の用紙供給装置における用紙の枚数の変化と用紙接圧
との関係を示す接圧特性図、図5は用紙セット枚数の変
化と用紙とピックアップローラとの接圧の関係を示す接
圧特性図である。
【0016】図1ないし図3において、201は給紙カ
セットである。21は給紙カセット筐体、22は給紙カ
セット筐体21内に設けられ、積層された用紙(図示せ
ず)を支持する積載板である。この積載板22の給紙方
向(図1及び図2において矢印Hで示す方向)に対して
の後端部には、係合部22aが形成されている。この係
合部22aは、給紙カセット筐体21の底面21bに設
けられた蝶番部21aと係合し、これにより積載板22
は蝶番部21aを支点として給紙方向側の端部が上下動
できるようになされている。
【0017】23、24は一対の用紙幅規制板であり、
給紙カセット筐体21の内部において互いに平行に配置
され、用紙の幅方向(矢印Jで示す方向)にスライドで
きるようになされたものである。25は支軸26を介し
て用紙幅規制板23、24にそれぞれ揺動自在に取付け
られている一対の紙押え部材であり、この紙押え部材2
5の先端部には、それぞれ水平に折り曲げられた周知の
分離爪25aが形成されている。また分離爪25aは、
積載板22の上に積載された用紙の左右先端部(用紙の
進行方向に対しての先端部)に対して、紙押え部材25
の自重による押圧力で当接するようになされている。な
お、図2では、紙幅が大きい用紙を積載する場合に、用
紙幅規制板23,24を外側にスライドさせた状態を示
している。
【0018】29は給紙カセット筐体21の内部に設け
られた紙後端規制板であり、矢印Hで示す用紙の給紙方
向にスライド可能で、用紙の給紙方向の末端位置を設定
する。30、31は一対のスライドラックであり、後述
のピニオン33と噛合うラック部30a,31aが対向
する側縁に設けられたものである。このスライドラック
30,31は図2に示すように、それぞれ用紙幅規制板
23、24に一体に取付けられており、給紙カセット筐
体21の背面に配置されている。これらのスライドラッ
ク30、31はそれぞれ用紙幅方向に延びており、用紙
幅規制板23、24と一体にスライドできるように構成
されている。
【0019】33は給紙カセット筐体21の背面に固着
された軸33aを中心に回転自在に取付けられたピニオ
ンであり、このピニオン33にスライドラック30,3
1のラック部30a,31aが噛合っている。この噛合
いにより、用紙幅規制板23,24はスライドラック3
0,31およびピニオン33を介して相互に連動し、給
紙カセット筐体21の底面21bに設けられた溝部21
cに沿ってスライドできるようになされている。つま
り、紙幅規制板23,24のいずれか一方を用紙幅方向
にスライドさせると、他方もスライドして両者の間隔を
用紙の幅に合わせることができる。
【0020】35は記録装置本体(図示せず)に装着さ
れ、積載板22を上下動させるためのリフトプレートで
ある。即ち、このリフトプレート35の一端(先端)に
形成された突起部35aは、筐体21の底面21bの開
口部を通して積載板22の背面に当接するように形成さ
れている。リフトプレート35の他端は図3に示すよう
に、後述の第2のレバー39と結合され、その形は側面
からみてL字形になるように構成されている。そして、
その結合点を中心にして、リフトプレート35と第2の
レバー39とは一体で矢印E−Fのように回動できるよ
うになされている。この場合、矢印Fの方向に回動する
と突起部35aにより積載板22が押し上げられる。矢
印Eの方向に回動すると積載板22の自重(用紙の重量
を含む)により突起部35aが退避した位置まで積載板
22が下げられる。なお、このリフトプレート35によ
る積載板22の作動範囲は、ストッパ(図示せず)によ
り規制されている。
【0021】36は例えばステップモータのように正逆
回転できる駆動モータであり、記録装置本体に装着され
ている。この駆動モータ36は、記録装置本体の制御装
置(図示せず)により駆動されて、後述の圧力センサ4
1の出力信号に対応して所定回転角度だけ正方向または
逆方向に回動するようになされている。リフトプレート
35と駆動モータ36との間には、第1のレバー37
と、接圧ばね38と、第2のレバー39が設けられ、第
2のレバー39は側面からみてL字形になるようにリフ
トプレート35と一体に結合されている。従って、駆動
モータ36の回動により積載板22が上下動するように
構成されている。この場合、図1において駆動モータ3
6が時計方向(矢印Kの方向)に回動すると、リフトプ
レート35は積載板22の先端部22bを矢印M方向に
押し上げる。駆動モータ36が反時計方向(矢印Lの方
向)に回動するとリフトプレート35は積載板22の先
端部22bを矢印N方向に下げるように働く。
【0022】40は記録装置本体に設けられ、駆動機構
(図示せず)により駆動されて積載板22に積載された
用紙を1枚ずつ記録装置本体内に給紙するピックアップ
ローラである。このピックアップローラ40の表面に
は、図3に示すように、断面が半月状になるように平面
部40aが設けられている。41はピックアップローラ
40の平面部40aに装着され、用紙とピックアップロ
ーラ40との接圧を検知するための圧力センサである。
即ち、積載板22は接圧ばね38の付勢力により第2の
レバー39及びリフトプレート35を介して積載板22
が押し上げられ、積載板22に積載された用紙がピック
アップローラ40に圧接される。この圧接力(接圧)
は、駆動モータ36の回動などにより変化するので、そ
の変化した接圧を検出するようになされている。
【0023】上記のように構成された用紙供給装置の動
作説明をする。用紙がセットされた給紙カセット201
を記録装置本体に装着すると、接圧ばね38の付勢力に
より積載板22に積載された用紙がピックアップローラ
40に圧接される。この圧接は、駆動モータ36が時計
方向(図1の左側から見て)に回動して第1のレバー3
7が矢印K方向に回動すると接圧ばね38を伸ばし、第
2のレバー39を介してリフトプレート35の突起部3
5aによって積載板22を矢印M方向に押し上げ、積載
板22の上に積載された用紙の先端部をピックアップロ
ーラ40に圧接させる。(動作1)
【0024】次に、圧力センサ41が、接圧ばね38に
よる所定圧力P(Pはあらかじめ所定値に設定した圧力
を示す)を検知した時点で、制御装置(図示せず)によ
り駆動モータ36を停止させる。(動作2)
【0025】上述のような動作により、用紙の種類およ
びサイズに関係なく、給紙時の用紙とピックアップロー
ラ34との接圧は所定値に設定できる。その関係を図4
に示す。即ち、用紙サイズが小さい場合には、用紙の枚
数と用紙の重量との関係は特性曲線Wbになり、この用
紙に対する接圧ばね38の強さは特性曲線Sbで表され
るように設定する。用紙の枚数がT枚のときの用紙とピ
ックローラ34との接圧はPbとなり、枚数Tが変って
もほぼ一定の接圧になる。用紙サイズが大きい場合に
は、用紙の枚数と用紙の重量との関係は特性曲線Waに
なり、この用紙に対する接圧ばね38の強さは特性曲線
Saで表されるように設定する。従って、用紙の枚数が
T枚のときの用紙とピックローラ34との接圧はPaと
なり、枚数Tnが変ってもほぼ一定の接圧になる。
【0026】また、一般的に用紙枚数の変化と接圧ばね
の荷重との関係は図5に示すようになり、給紙を続ける
ことによる用紙セット枚数の減少に伴い、用紙とピック
ローラ34との接圧は次第に大きくなる。
【0027】実験的に、仮に接圧のバラツキの許容範囲
を±30%とすると、接圧が±30%を超えると圧力セ
ンサ41で接圧が所定値を越えたことを検知し、その時
点で一度駆動モータ36を反時計方向(図1の左側から
見て)へ回転させ、第1のレバー37を矢印L方向に回
動し、接圧ばね38、第2のレバー39及びリフトプレ
ート35を介して、積載板22により用紙を圧力センサ
41から引き離す。その後、再度、駆動モータ36を時
計方向(図1の左側から見て)に回転させて接圧ばね3
8を伸ばし、リフトプレート35によって用紙を持ち上
げる動作(動作1と同様の動作)を行い、圧力センサ4
1が接圧ばね38による所定圧力Pを検知した時点で、
図示しない制御手段により駆動モータ36を停止させる
(動作2と同様の動作)。
【0028】上述の動作を繰り返し行うことにより、用
紙の種類、およびサイズに関係なく、常に一定範囲内の
適正な用紙接圧を得ることができる。従って、従来の用
紙供給装置ような重送や空送りの発生を防止することが
できる。
【0029】なお、上記実施の形態においては、圧力セ
ンサ41は、断面が半月状になされたピックアップロー
ラ40の平面部40aに装着したものを示したが、ピッ
クアップローラ40に装着できない場合は、ピックアッ
プローラ40のシャフトなど、他の機構に装着してもよ
い。また、接圧ばね38は引きばねで構成したものを示
したが、押しばねにすることもできる。即ち、積載板2
2の背面に押しばねを設け、リフトプレート35により
この押しばねを押圧するようにしてもよい。また、駆動
モータ36は油圧による作動装置を用いることも可能で
ある。さらに、積載板22の背面に接圧用の作動装置を
設けることができるものは、第1のレバー37及び第2
のレバー39を用いることなく、リフトプレート35を
直接的に作動させることも可能である。
【0030】
【発明の効果】この発明の用紙供給装置は、以上説明し
たように構成されているので、以下に示すような効果を
奏する。
【0031】用紙とピックアップローラの間の接圧の変
化を検出する圧力センサと、この圧力センサの出力信号
に応じて作動するする接圧作動装置を設けたので、用紙
の種類やサイズを問わず、ピックアップローラの用紙へ
の接圧を常に適正値に保つことがてきる。従って、用紙
の重送および給紙ミスが発生しない用紙供給装置が得ら
れる。
【0032】また、第1のレバー,第2のレバー及びリ
フトプレートなどのリフトレバー機構において、引きば
ねで形成された接圧ばねを用いたので、押しばねによる
接圧ばねに比較してレバーの連結が容易な構成が得られ
る。
【0033】さらに、ピックアップローラの断面が半月
状に平面部を設け、この平面部に圧力センサを装着した
ものは、ピックアップローラに対する用紙の接圧を直接
検出できるので、正確な接圧の制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す用紙供給装置の
斜視図である。
【図2】 図1の用紙供給装置の主要部を拡大して示す
平面図である。
【図3】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】 この発明の用紙供給装置の用紙の枚数の変化
と接圧の関係を示す接圧特性図である。
【図5】 この発明の用紙供給装置の用紙セット枚数の
変化と用紙とピックアップローラとの接圧の関係を示す
接圧特性図である。
【図6】 従来の用紙供給装置を示す斜視図である。
【図7】 図6の用紙供給装置の主要部を拡大して示す
平面図である。
【図8】 従来の用紙供給装置の用紙の枚数の変化と接
圧の関係を示す接圧特性図である。
【符号の説明】
21 給紙カセット筐体、22 積載板、23,24
用紙幅規制板、25 紙押え部材、30,31 スライ
ドラック、33ピニオン、35 リフトプレート、36
駆動モータ、37 第1のレバー、38 接圧ばね、
39 第2のレバー、40 ピックアップローラ、40
A 平面部、41 圧力センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層した用紙が収容される給紙カセット
    筐体と、この給紙カセット筐体の底部に設けられ、上記
    用紙が積載されると共に上下動できるようになされた積
    載板と、駆動機構により駆動され上記積載板に積載され
    た用紙を1枚ずつ送り出すピックアップローラと、上記
    積載板を押し上げて上記の積載された用紙を上記ピック
    アップローラに圧接させる接圧ばねを備える用紙供給装
    置において、上記用紙が上記ピックアップローラに当接
    した状態の接圧の変化を検出する圧力センサと、上記圧
    力センサの出力信号に応じて作動する接圧作動装置と、
    上記接圧作動装置の作動に連動し、かつ、上記接圧ばね
    を介して上記積載板を上下動させるリフト機構を設けた
    ことを特徴とする用紙供給装置。
  2. 【請求項2】 リフト機構は、一端が積載板の背面と係
    合し、他端が回動できるように支承されたレバーと接圧
    ばねを介して接圧作動装置に連結されたリフトプレート
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の用紙
    供給装置。
  3. 【請求項3】 ピックアップローラには、断面が半月状
    になるように平面部が設けられ、この平面部に圧力セン
    サが装着されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の用紙供給装置。
JP2180798A 1998-02-03 1998-02-03 用紙供給装置 Pending JPH11217124A (ja)

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JP (1) JPH11217124A (ja)

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CN100422862C (zh) * 2004-04-27 2008-10-01 三星电子株式会社 成像装置的送纸装置及其控制方法
CN109353870A (zh) * 2018-11-07 2019-02-19 大亚人造板集团有限公司强化地板分公司 吸纸架

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