JPH07237805A - ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置 - Google Patents

ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置

Info

Publication number
JPH07237805A
JPH07237805A JP3015394A JP3015394A JPH07237805A JP H07237805 A JPH07237805 A JP H07237805A JP 3015394 A JP3015394 A JP 3015394A JP 3015394 A JP3015394 A JP 3015394A JP H07237805 A JPH07237805 A JP H07237805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
photographic film
length
perforation
format
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3015394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Aida
芳彦 合田
Hidetsugu Iwata
英嗣 岩田
Masato Shimura
正人 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP3015394A priority Critical patent/JPH07237805A/ja
Publication of JPH07237805A publication Critical patent/JPH07237805A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーフォレーションの配列が均等でない不連
続なフォーマットのロールフィルム用写真フィルムを精
度良く穿孔し所定量送り出し、定尺切断することがで
き、併せて、位置ずれ不良が発生することなく、データ
の潜像焼き込みもできるロールフィルム用写真フィルム
の穿孔定尺方法装置を提供する。 【構成】 磁性層を持った写真フィルムを周期的なパー
フォレーションが部分的にない配置にしたロールフィル
ムのフォーマットに穿孔し、該フィルムを所定量送り出
し、所定長さに切断する写真フィルムの穿孔定尺方法及
び装置であって、穿孔と共に穿孔部でフィルム上に、一
定ピッチあるいは不等ピッチの磁気信号を、加工した各
パーフォレーションと関連させて記録させて置き、定尺
部でこれを検出して所定の位置で停止させて切断するロ
ールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置で
あり、エッジ部への潜像データの焼き込みも可能である
構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁性層を乳剤層と共に設
けたロールフィルム用写真フィルムのパーフォレーショ
ンの穿孔及びそれを用いたロールフィルムの定尺切断を
行う定尺切断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1-183398号公報、特開昭59-13545
4号公報、特開昭59-135455号公報、特開昭59-197034号
公報、特開昭59-197035号公報等で示されるように写真
フィルムはスプロケット付き駆動ローラで所定のフォー
マットのロールフィルムの長さだけ搬送され定尺切断
し、ロールフィルムのスクロールが作られる。
【0003】このような搬送を周期的なパーフォション
が部分的にないフォーマットのフィルムについて行う場
合には、一定尺分の長さの周長を持つ大径のスプロケッ
トが必要になる。
【0004】そして、フィルムエッジへのデータ情報の
潜像焼き込みに関しては、特開昭57-163226号公報、特
開昭63-106633号公報、同63-106634号公報、同63-10663
5号公報、同63-106636号公報、63-106637号公報、同63-
106638号公報、同59-96966号公報、同59-106980号公
報、同61-8367号公報等で示しているようにパーフォレ
ーションの位置検出を行い、エンコーダからの信号をカ
ウントしながらデータの潜像焼き込みを行っていた。
【0005】データの潜像焼き込み内容としては、写真
フィルムの特性を示す記号やメーカのブランド名、撮影
駒数、製造日、製造ロット等の情報やマーク等の潜像情
報が焼き込まれている。
【0006】また、定尺位置決めに関しては、特開平1-
183398号公報でスプロケットの回転量をサーボモータ等
で制御し位置決めを行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】パーフォレーションの
配列が均等でなく、不連続なフィルムの場合におけるフ
ィルムのスプロケット搬送は、1定尺分の長さが円周長
さであるスプロケットが必要になり、設備が大型化す
る。
【0008】また、フィルムサイズの切り替えには、こ
の大型スプロケットの交換が必須であり、またスプロケ
ット径が変わることにより、フィルムのパスラインを変
える必要があり大変複雑な構造で困難な作業になってし
まう。
【0009】また、スプロケットを用いない搬送、例え
ばサクションローラ等を用いる搬送を行う場合には、フ
ィルムは間欠送りのため、張力変動が発生し、フィルム
の送りずれが起こり易い。このずれは、定尺長さがまち
まちになったり、データの焼き込みの位置ずれ不良を引
き起こす原因となり品質上好ましくない。
【0010】本発明の目的は、このようにパーフォレー
ションの配列が均等でなく不連続な部分のあるフォーマ
ットのロールフィルムに対しても所定量の長さを精度良
く搬送し切断することができ、併せて、パーフォレーシ
ョンの相対的な位置ずれ不良が発生することなく、デー
タ焼き込みができるロールフィルム用写真フィルムの穿
孔定尺方法及び装置を提供することを課題目的にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
a,b,c,d,e及びfの何れかによって解決され
る。
【0012】(a)磁性層を持った写真フィルムを周期
的なパーフォレーションが部分的にない配置にしたロー
ルフィルムのフォーマットに穿孔し、該フィルムを所定
量送り出し、所定長さに切断する写真フィルムの穿孔定
尺方法であって、穿孔と共に穿孔部でフィルム上に、一
定ピッチあるいは不等ピッチの磁気信号を、加工した各
パーフォレーションと関連させて記録させて置き、定尺
部でこれを検出して所定の位置で停止させて切断するロ
ールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法。
【0013】(b)磁性層を持った写真フィルムを周期
的なパーフォレーションが部分的にない配置にしたロー
ルフィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フ
ィルムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と
穿孔と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気
信号を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信
号を読み取る読取手段とその読取値によって前記フォー
マットの長さに切断する切断手段とを有することを特徴
とするロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
【0014】(c)磁性層を持った写真フィルムを周期
的なパーフォレーションが部分的にない配置にしたロー
ルフィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フ
ィルムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と
穿孔と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気
信号を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信
号を読み取る読取手段とを有すると共に、その読取値に
よって位置検出をしながら該写真フィルムのエッジ部に
潜像情報を焼き込む光学像発生手段と前記フォーマット
の長さに切断する切断手段とを有することを特徴とする
ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
【0015】(d)磁性層を持った写真フィルムを周期
的なパーフォレーションが部分的にない配置にしたロー
ルフィルムのフォーマットに穿孔し、該フィルムを所定
量送り出し、所定長さに切断する写真フィルムの穿孔定
尺方法であって、穿孔と共に穿孔部でフィルム上に、一
定ピッチあるいは不等ピッチの磁気信号を、加工した各
パーフォレーションと関連させて記録させて置き、定尺
部でこれを検出して一定量高速送りをし、その後低速送
りをさせて所定の位置で停止させて切断することを特徴
とするロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法。
【0016】(e)磁性層を持った写真フィルムを周期
的なパーフォレーションが部分的にない配置にしたロー
ルフィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フ
ィルムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と
穿孔と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気
信号を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信
号を読み取る読取手段とを有し、該読取手段の読取値に
よって高速搬送手段と低速搬送手段とを切り替えること
により該写真フィルムを所定位置に停止させ前記フォー
マットのロールフィルムの長さに切断する切断手段を設
けたことを特徴とするロールフィルム用写真フィルムの
穿孔定尺装置。
【0017】(f)前記磁気記録手段は1周が一定尺長
分の長さの回転式ロータリー穿孔機からフィルム位置信
号を受けて磁気記録のタイミングを得るようにしたこと
を特徴とするb項,c項及びe項の何れか1項に記載の
ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
【0018】
【実施例】本発明の実施例をその作用と共に図を用いて
説明する。
【0019】図1は本発明が用いる各手段の配設された
一実施例の概略正面図である。
【0020】図において201は所定幅にスリッティング
された乳剤層及び磁性層を塗布された写真フィルム202
の元巻である。203は、該元巻201のフィルム202が殆ん
どなくなりその後端と新しい元巻201の写真フィルム202
の先頭との接合を行う接合部である。100はロータリー
穿孔機であり、これについてはやや詳細に後述する。20
5は磁気信号書き込み部であり、206はデータ情報潜像の
光学焼き込み装置であり、208はフィルム定尺送りロー
ラ、209はその押さえローラ、210は読み出し用の磁気ヘ
ッド、211は定尺カッタ、220は巻取軸、215は定尺フィ
ルムの搬送ガイドシュートである。207はダンサーロー
ラを用いたアキュームレータであり、前記ロータリー穿
孔機100による連続搬送部と前記定尺送りローラ208によ
る間欠搬送部との間のフィルムをループ状にプールして
調節するものである。
【0021】図4の斜視図および図5の正面図に示した
ように、未穿孔のフィルム202はガイドローラ101および
107を介して張力を与えられてドラム11の外周面に送ら
れる。張力は、穿孔機100にフィルム202を送る前、また
は後に設けたダンサーローラ(図示せず)で通常は調整
される。フィルム202が切れた場合は、ダンサーローラ
のところで、またはドラム11の真下中央にマイクロスイ
ッチのピン状のアクチュエータを、フィルムに接しない
がドラム11の近傍に設けることで検知するようにするこ
とができる。
【0022】ドラム11の外周面には所望の穿孔の仕様に
応じた間隔で複数個のダイ12が、ドラム11の外周面上に
その円周に沿って1列または2列に設置されている。ダ
イ12にはパンチ55とかみ合うように1つまたは複数の開
口部12Aが設けられている。ドラム11内部はサクション
106により真空になっていて、ダイ12の開口部12Aがド
ラム11の内部に向かって筒抜けになっているので、フィ
ルム202はダイ12に密着するようになっている。ドラム
内部の圧力は適宜設けられた圧力センサーにより検知さ
れることが好ましい。たとえば、ダイ12の開口部12Aに
穿孔屑がつまったり、排気用のバルブが閉め忘れられた
りした場合を検知できる。
【0023】ドラム11は主軸103により回転駆動され
る。主軸103は、主軸103に設けられたプーリー(図示せ
ず)をタイミングベルト(図示せず)により駆動するこ
とで回転される。主軸の回転速度は、もし、穿孔機がフ
ィルム定尺切断などの他の工程と組み合わされている場
合は、他の工程のフィルムの搬送速度と同期させること
が好ましい。
【0024】各ダイ12に協働して、パンチ55、ストリッ
パー54およびストリッパー54を覆う蓋58を含む複数個の
パンチユニット50が同じくドラム11の円周に沿って、第
1のレバーである、レバー52と一体で作動するよう設け
られている。レバー52は、ドラム11と一体で回転するよ
うにドラム11の上に設けられたブラケット105に枢支さ
れた第1の支軸である、支軸51Aを中心に揺動可能であ
る。支軸51Aはフィルム202の表面を延長した線上に位
置することが好ましい。従って、パンチユニットはドラ
ム11と一体で回転する。尚、図4および図5ではパンチ
55およびストリッパー54は、例示の意味で数個しか記載
されていない。
【0025】ドラム11とドラム11に対して回転しないよ
うに固定された穿孔機本体100との間には、主軸103によ
りドラム11と一体で回転駆動される部材108が設けられ
ている。部材108には複数個のブラケット104が、部材10
8と一体で主軸103の回りを回転するように設けられてお
り、各ブラケット104には第2の支軸である支軸35が枢
支されている。支軸35はすべて主軸103に垂直な面で主
軸103と同心の円周の接線上に配置されており、ドラム1
1と一体で主軸103の回りを回転する。そして、第2のレ
バーであるレバー36およびローラ32、33を有するローラ
ギヤ31が支軸35を中心として揺動可能に設けられてい
る。部材108とドラム11との間には、ドラム11と同心で
はあるが本体100と同様に回転はしないローラギヤカム2
1が設けられている。ここで、本体100とローラギヤカム
21の対向面にお互に引き合うマグネット100Mと21Mが
設けられていて、回転方向の固定がなされている。ロー
ラギヤカム21はその外周面上にテーパリブ22を有してお
り、テーパリブ22上には各パンチユニット50と同じ数の
ローラギヤ31が設けられている。ローラ32および33はテ
ーパリブ22を挟むように配置されているので、ローラギ
ヤ31はテーパリブ22の上を動くよう規制されている。テ
ーパリブ22はローラギヤ31がローラギヤカム21の外周面
上をドラムの主軸103に対して動くにつれ、支軸35の回
りを揺動可能なようにその軌道が構成されているので、
レバー36は支軸35の回りを揺動する。第2のレバーであ
るレバー36(クランクレバー)および第1のレバーであ
るレバー52(受動レバー)とはジョイント37および59を
介して第3のレバーであるレバー41(コネクチングロッ
ド)によって連接されている。支軸35と支軸51Aとの距
離はドラム11が主軸103と共に1回転する間一定で、両
者の間の位置関係にも変化がない。主軸103を含む平面
における断面をいづれの位置で切っても、支軸35と支軸
51Aとの位置関係は一定である。レバー36、レバー41お
よびレバー52は支軸35と支軸51Aとの間に仮想的なリン
クが存在すると考えると、後述のように広義の4つ棒リ
ンクを構成している。部材108の回りには、すべてのロ
ーラギヤ31を覆うようにカバー102が設けられている。
【0026】尚、部材108がローラギヤカム21に対し
て、本体100と反対側でドラム11と同側になるように配
置すれば、ローラギヤカム21と本体100はマグネットを
介することなくボルト等で直接結合し静止させることが
可能である。
【0027】1つのパンチユニット50に設けられるパン
チの数は1つでも複数でも構わない。図5では1つのパ
ンチユニット50に4つのパンチが設けられている。図5
ではドラム11の回りに配されるパンチの総数は、ダイ12
の開口部12Aの総数と一致している。パンチユニット50
は、図2の平面図に示す一定尺分のロールフィルム用写
真フィルム202のフォーマットにおいて1画像領域毎に
片側1つ又はペアで設定されているパンチ毎に1ユニッ
トとして構成され、このユニットが等間隔にドラム11の
周面上に配置されるダイユニットに対応して配設される
ようにし、該フィルムフォーマットの前後端形成部で通
常の周期的パーフォレーションのない部分及び1定尺毎
の切り落とし部分も含めた1定尺長分即ち、フィルムフ
ォーマット分の長さの周長を有するドラム11が構成さ
れ、前述のパンチユニット50とによってロータリー穿孔
部100が構成されている。
【0028】パンチユニットでは、パンチ55及びストリ
ッパー54のレバー52との間のスライド面の曲率半径が前
記ブラケット105の揺動中心軸51Aを中心とした同心円
を形成するように設けられている。パンチ55はレバー52
にビスで刃先の出具合が微調整可能なように止められて
いる。ストリッパー54はフィルム202をパンチ55で打ち
抜く際にフィルム202の位置がずれないように押さえる
ものであり、レバー52にネジ止めされた蓋58とレバー52
との間にスプリング53でフィルム面の方にスライドして
飛び出すように付勢されている。図示はしていないが勿
論ストッパーがあって必要以上には飛び出さないように
してある。
【0029】打ち抜かれた穿孔屑は図5に示すようにド
ラム11上のダイ12の開口部12Aに対応して設けられた孔
13を通ってドラム内筒に落とされ、サクション106によ
りドラム外部に吸い出される。
【0030】次に、フィルム202を穿孔する機械の概略
の作動について説明する。
【0031】ドラム11は主軸103が駆動されると、主軸1
03と一体で回転する。主軸103が回転するとその回転と
共にドラム11の外周面に設けられたダイ12に密着したフ
ィルムも回転する。ドラム11の円周に沿って設けられた
ストリッパー54およびパンチ55は、フィルム202がガイ
ドローラ107を通ってドラムに巻きついていくあたりで
はドラム11の外周面から離れたところに位置するよう
に、フィルム202がドラム11に密着して進んでくると順
次フィルム面に近づいてきて、フィルム202に穿孔を施
し、ガイドローラ101側でフィルム202がドラム11から離
れていくあたりでは、再びドラム11の外周面から離れた
ところに位置するように作動する。
【0032】さて、このようなロータリー穿孔機100で
例えば図2のロールフィルム用写真フィルムのフォーマ
ットの平面図に示すように、パーフォレーション251,2
52の配列が均等でなく不連続なパーフォレーション配置
のフィルム202を穿孔することは1定尺分のフィルム長
さが、該ロータリー穿孔機100の1周長さになっている
ため簡単に行われる。但し、1定尺分のパンチダイユニ
ットを穿孔ドラム上に配置しなければいけないので穿孔
機100は大型になり設備費も高価にはなるが高速で一定
速度の連続穿孔ができるためかなり安定した精度の高い
パーフォレーションの穿孔加工が可能である。
【0033】このようなロータリー穿孔機100でフィル
ム202にパーフォレーションを穿孔するのと同期させ図
1で示す磁気信号書き込み部205でフィルム202に一定周
期の磁気信号を記録させる。穿孔機はロータリー穿孔機
100であることが高速搬送で同期が可能であるのでより
好ましいが、レシプロ型のものであっても勿論可能であ
る。
【0034】この磁気記録を用いて定尺のための位置決
め及びデータ情報潜像の光学焼き込みを行うので磁気記
録信号の書き込み位置精度が定尺長及びデータの焼き込
み精度に大きく影響する。
【0035】そして、磁気記録の位置精度を高めるため
には穿孔部の殆んど同じ場所でパーフォレーションの穿
孔と同時に磁気信号を書き込むのが望ましい。
【0036】即ち、図6の穿孔部での磁気記録書き込み
を示す斜視図である図6のように、例えば、ロータリー
穿孔機100のドラム11にガイドローラ101,107を介して
フィルム202を抱かせて該フィルムを比較的高速で一定
のスピードで搬送させながら穿孔を行うと共にその穿孔
の信号をドラム11と一体的に同心に設けたロータリーエ
ンコーダ11Aから取り出し磁気信号発生回路11Bに入
れ、それをロータリー穿孔機100の近傍で下流側(図6
に図示の場合)又は上流側(図1に図示の場合)の何れ
か適当な位置に磁気ヘッド205を設けて穿孔情報を正確
に磁性層に書き込むようにしてある。
【0037】フィルムの磁気層への磁気信号の書き込み
としては、図3の書き込みパルスと速度変化を表す線図
に示すように切断工程における一定尺長の中に点線で表
すパルスのように複数個の“1”,“0”情報を書き込
んで置くのが望ましいが、実線で表すパルスのように一
定尺長さのピッチをもった“1”,“0”情報の書き込
みでも良い。
【0038】穿孔と磁気記録を終えたフィルムは、ダン
サーローラで構成される前述のアキュームレータ207を
介し定尺部のカッタ211に送られる。その定尺部でのフ
ィルム搬送は、設備の小型化、サイズ変換に際しての交
換の容易性を考えるとサクションローラ208が適してい
ると考える。
【0039】その送り方法は、そのサクションローラ20
8を駆動しながらあらかじめ磁気記録された信号部分を
定尺部に設けた磁気信号読み出し部210で検出し該ロー
ラ208を正しい位置に停止して位置決めし、フィルムを
定尺長にして所定の適正位置で切断するようにする。
【0040】以上において、請求項1及び請求項2の実
施例は、穿孔部を特にロータリー型又はレシプロ型に区
別せず、どちらも適用可能としたものであり、また光学
焼込装置206の手段を省いたものである。
【0041】そして、請求項3の実施例は、穿孔部は同
様にロータリー型でもレシプロ型のどちらも適用可能に
したものであり、更に、光学焼込装置206を付加させた
ものである。
【0042】次に請求項4及び請求項5の実施例につい
て、更に図3に示すフィルム1定尺長に対する書き込み
パルスと速度変化線図を用いて説明する。
【0043】前述の定尺部におけるサクションによる搬
送ローラ208は従来のスプロケットをサーボモータで駆
動する手段に比して小型でサイズ切り換え性はよいが、
これだけではフィルムの位置決め切断精度においてやや
劣る。即ち、比較的遅い搬送速度においては両者の差は
殆んどないが、これでは生産性が好ましくなく高速にす
ると小型のサクションローラによる方法は位置決め切断
精度が悪い。これを解決しようとしたのが本実施例であ
る。
【0044】即ち、小型サクションローラ208により高
速である程度フィルムを送っておき、その後低速に切り
換えて規定位置までのフィルム送りを行う2段階変速送
りを行うようにしたものである。
【0045】図3の書き込みパルスと速度変化線図に示
すようにたとえ、定尺部でのフィルム送りで、サクショ
ンローラ208によりフィルムのスリップが発生したとし
ても、2段階送りの低速送り部分で磁気記録信号部分を
読み出し、フィルム202を停止させ切断すればフィルム
の位置決め不良によるサイズ不良は防止できることがわ
かった。
【0046】即ち、約1.2mのフィルムを定尺送りする
場合、例えば高速を5m/sで、低速を30cm/sで搬送
し、低速の30cm/sで磁気信号を検出して、フィルムを
停止させる方法をとれば、合計0.7秒で定尺送りを完了
し、±0.2mmの精度で定尺切断可能であることがわかっ
た。
【0047】また、実験の結果フィルムの低速搬送速度
は、10〜50cm/sにした時が位置決め精度が良好であっ
た。
【0048】フィルム送りでの高速から低速への切り換
えは、望ましくは図3に示すように磁気信号のパルス部
分をカウントあるいは、検出を行い、情報を読み出し制
御するのが望ましいが、サイズ毎に一定時間高速送りさ
せておき、その後、低速送りさせる方法でも良い。
【0049】従来、フィード力を上げるため、表面がゴ
ムのサクションローラが用いられていたが、これらは、
ずっと使用していると、フィルムとゴム間の摩擦係数が
低下し、位置ずれが発生してしまうという欠点があっ
た。
【0050】しかし、この方法を用いることによって、
摩擦係数低下による位置ずれも、ゴムの磨耗による定尺
サイズ不良も気にかけることなく、所定の長さに定尺で
きることが可能になった。
【0051】また、データの焼き込みを行う場所に関し
ては、図1の2点鎖線の206Aの位置で示す定尺部の間
欠搬送部でも、実線の206の位置で示す穿孔部の連続搬
送部でもよいが、穿孔部をレシプロ式でなく連続式のロ
ータリー穿孔機にしたときは、位置ずれのない穿孔部の
連続搬送下で行う方が好ましい。
【0052】以上が請求項4,5の実施例である。
【0053】次に請求項6の実施例は、前述の請求項
2,3,5において穿孔部を特に1周長さがフィルムの
1定尺長さにしたロータリー穿孔機に限定したものであ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によりパーフォレーションが周期
的でないフォーマットの写真フィルムにおいても、正確
な長さ及び、位置で定尺切断ができ、また、所定箇所に
データ情報の潜像焼き込みが可能となる。
【0055】また、これによって生産性を落とすことな
く正確で安定した定尺切断潜像焼き込み等のフィルム製
造工程が確立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略正面図。
【図2】ロールフィルム用写真フィルムのフォーマット
の平面図。
【図3】フィルム1定尺長に対する書き込みパルスと速
度変化を表す線図。
【図4】ロータリー穿孔機の斜視図。
【図5】ロータリー穿孔機の正面図。
【図6】穿孔部での磁気記録の書き込みを示す斜視図。
【符号の説明】
11 ドラム 11A ロータリーエンコーダ 11B 磁気信号発生回路 50 パンチユニット 100 穿孔部(ロータリー穿孔機) 201 ロールフィルム用写真フィルム元巻 202 ロールフィルム用写真フィルム 205 磁気信号書き込み部(磁気記録ヘッド) 206 光学焼込装置 207 アキュームレータ 208 フィルム定尺送りローラ(サクションローラ) 210 磁気信号読み出し部 211 定尺カッタ 215 搬送ガイドシュート 251,252 パーフォレーション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性層を持った写真フィルムを周期的な
    パーフォレーションが部分的にない配置にしたロールフ
    ィルムのフォーマットに穿孔し、該フィルムを所定量送
    り出し、所定長さに切断する写真フィルムの穿孔定尺方
    法であって、穿孔と共に穿孔部でフィルム上に、一定ピ
    ッチあるいは不等ピッチの磁気信号を、加工した各パー
    フォレーションと関連させて記録させて置き、定尺部で
    これを検出して所定の位置で停止させて切断するロール
    フィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法。
  2. 【請求項2】 磁性層を持った写真フィルムを周期的な
    パーフォレーションが部分的にない配置にしたロールフ
    ィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フィル
    ムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と穿孔
    と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気信号
    を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信号を
    読み取る読取手段とその読取値によって前記フォーマッ
    トの長さに切断する切断手段とを有することを特徴とす
    るロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
  3. 【請求項3】 磁性層を持った写真フィルムを周期的な
    パーフォレーションが部分的にない配置にしたロールフ
    ィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フィル
    ムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と穿孔
    と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気信号
    を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信号を
    読み取る読取手段とを有すると共に、その読取値によっ
    て位置検出をしながら該写真フィルムのエッジ部に潜像
    情報を焼き込む光学像発生手段と前記フォーマットの長
    さに切断する切断手段とを有することを特徴とするロー
    ルフィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
  4. 【請求項4】 磁性層を持った写真フィルムを周期的な
    パーフォレーションが部分的にない配置にしたロールフ
    ィルムのフォーマットに穿孔し、該フィルムを所定量送
    り出し、所定長さに切断する写真フィルムの穿孔定尺方
    法であって、穿孔と共に穿孔部でフィルム上に、一定ピ
    ッチあるいは不等ピッチの磁気信号を、加工した各パー
    フォレーションと関連させて記録させて置き、定尺部で
    これを検出して一定量高速送りをし、その後低速送りを
    させて所定の位置で停止させて切断することを特徴とす
    るロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法。
  5. 【請求項5】 磁性層を持った写真フィルムを周期的な
    パーフォレーションが部分的にない配置にしたロールフ
    ィルムのフォーマットに穿孔する穿孔手段と、該フィル
    ムを該フォーマットの長さだけ送り出す搬送手段と穿孔
    と共に一定ピッチ、又は不等ピッチに対応して磁気信号
    を該フィルムに記録させる磁気記録手段と該磁気信号を
    読み取る読取手段とを有し、該読取手段の読取値によっ
    て高速搬送手段と低速搬送手段とを切り替えることによ
    り該写真フィルムを所定位置に停止させ前記フォーマッ
    トのロールフィルムの長さに切断する切断手段を設けた
    ことを特徴とするロールフィルム用写真フィルムの穿孔
    定尺装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気記録手段は1周が一定尺長分の
    長さの回転式ロータリー穿孔機からフィルム位置信号を
    受けて磁気記録のタイミングを得るようにしたことを特
    徴とする請求項2,3,5の何れか1項に記載のロール
    フィルム用写真フィルムの穿孔定尺装置。
JP3015394A 1994-02-28 1994-02-28 ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置 Pending JPH07237805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015394A JPH07237805A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015394A JPH07237805A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07237805A true JPH07237805A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12295816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3015394A Pending JPH07237805A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07237805A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085108A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Zuiko Corporation ウエブ変速装置
CN103359527A (zh) * 2012-04-01 2013-10-23 青岛亚桑国际贸易有限公司 薄膜打孔机
JP2013245027A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Bellmatic Ltd バッファ装置
CN110921397A (zh) * 2019-12-03 2020-03-27 义乌市煊辉服饰有限公司 一种具有高效吸尘功能的围巾加工用等距快速剪切装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085108A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Zuiko Corporation ウエブ変速装置
EP1721850A1 (en) * 2004-03-05 2006-11-15 Zuiko Corporation Web speed change device
EP1721850A4 (en) * 2004-03-05 2008-09-03 Zuiko Corp SYSTEM FOR CHANGING WEB SPEED
US8062459B2 (en) 2004-03-05 2011-11-22 Zuiko Corporation Velocity-changing apparatus for web
CN103359527A (zh) * 2012-04-01 2013-10-23 青岛亚桑国际贸易有限公司 薄膜打孔机
JP2013245027A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Bellmatic Ltd バッファ装置
CN110921397A (zh) * 2019-12-03 2020-03-27 义乌市煊辉服饰有限公司 一种具有高效吸尘功能的围巾加工用等距快速剪切装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6336406B1 (en) Apparatus for manufacturing photographic filmstrips
JPS62215456A (ja) 材料ウエブを停止させる方法
JP2705854B2 (ja) 頻度変更装置、巻返し装置、長さ変更方法および数変更方法
JPH07237805A (ja) ロールフィルム用写真フィルムの穿孔定尺方法及び装置
JPH07114109A (ja) 感光材料の切断装置
US6257112B1 (en) Apparatus for manufacturing photographic filmstrips
JPH09274910A (ja) リチウム箔の貼付方法および貼付装置
EP0691190B1 (en) Apparatus for manufacturing photographic filmstrips
JP2009046296A (ja) コルゲータの紙継部検出方法及び装置
JP2008308322A (ja) 連続用紙貼り合わせ装置
US20040099168A1 (en) Image exposure apparatus
JP2004294530A (ja) 穿孔及び画像露光システム
JP3968186B2 (ja) 写真ロールフイルムの製造装置及び製造方法
JPH0862821A (ja) 画像記録装置
JPH05105320A (ja) シートの貼合わせ装置
JP4314068B2 (ja) 画像記録装置およびパンチ装置
JPH06175272A (ja) 写真フイルムの製造方法及び写真フイルムパトローネの製造方法
JP2000255858A (ja) 長尺写真フイルムの送出し制御装置及び制御方法
JP3077973B2 (ja) 写真付ハガキ製造装置におけるハガキ供給装置
JPS581635A (ja) ラベリングマシン
JP2009256038A (ja) 搬送位置決め装置及び搬送位置決め方法
JPH02295774A (ja) ラベルプリンタにおける作動タイミングの制御方法
JPH05185398A (ja) ロータリーパーフォレータ、それを用いた薄帯状物の穿孔方法およびロータリーパーフォレータにより穿孔された薄帯状物
JPH10120238A (ja) 押圧搬送機構
JP2001219637A (ja) 孔版印刷装置