JPH09274910A - リチウム箔の貼付方法および貼付装置 - Google Patents

リチウム箔の貼付方法および貼付装置

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JPH09274910A
JPH09274910A JP8176596A JP8176596A JPH09274910A JP H09274910 A JPH09274910 A JP H09274910A JP 8176596 A JP8176596 A JP 8176596A JP 8176596 A JP8176596 A JP 8176596A JP H09274910 A JPH09274910 A JP H09274910A
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lithium foil
electrode plate
roller
sticking
foil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リチウム箔の取り扱い性が簡素化するととも
に、容易かつ高精度に前記リチウム箔を極板に任意のピ
ッチで転写することを可能にする。 【解決手段】極板12を連続的に搬送する搬送機構42
と、周面に一部分断リチウム箔18aを保持して前記極
板12の一方の面12a側で間欠的に回転する転写ロー
ラ44と、前記極板12の他方の面12b側から前記転
写ローラ44に同期して該転写ローラ44の周面を押圧
するニップローラ46と、合紙巻取軸34の間欠回転作
用下にリチウム箔送り出し軸30から間欠的に送り出さ
れるリチウム箔18に一定のテンションを付与するダン
サーローラ35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短冊状リチウム箔
を所定の間隔毎に極板上に貼り付けるためのリチウム箔
の貼付方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電池用電極としてリチウム電極
が組み込まれたリチウム電池が、種々の用途に採用され
ている。このリチウム電極は、通常、フープ状やシート
状の長尺なリチウム箔を所望の切断部位毎に切断した
後、短冊状リチウム箔を集電体面に固着して製造されて
いる。
【0003】そこで、集電体面上にリチウム箔を高精度
に転写させるために、例えば、特開平6−124709
号公報(以下、従来例1という)に開示された製造方法
が知られている。この従来例1では、一連の樹脂フイル
ム上に配置された一連の金属リチウム箔(またはリチウ
ム合金箔)を所定寸法に切断した(または切り込みを入
れ)金属リチウム箔面を負極集電体面に当接するととも
に、前記樹脂フイルム面を押圧し、該金属リチウム箔を
該負極集電体面に転写することを特徴としている。
【0004】また、特開平6−150935号公報(以
下、従来例2という)に開示されているように、一連の
金属リチウム箔(またはリチウム合金箔)が所定寸法に
切断される第1工程と、該所定寸法に切断された金属リ
チウム箔面が転写装置に転写される第2工程と、該転写
された金属リチウム箔が負極集電体面に一定間隔で再転
写される第3工程からなることを特徴としている負極集
電体の製造方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1では、供給される樹脂フイルムとリチウム箔の
密着状態の制御が難しく、負極集電体面への貼着時にリ
チウム箔の転写必要部分が樹脂フイルムに残留したり、
逆に、該リチウム箔の転写必要部分以外の部分が前記集
電体面に転写される等の不具合が生じてしまう。しか
も、集電体面に対するリチウム箔の貼り付けパターンの
変更が不可能であるとともに、一連の樹脂フイルムは、
リチウム箔の転写が行なわれた後に再利用することがで
きず、不経済であり、かつコストが高騰するという問題
が指摘されている。
【0006】そこで、リチウム箔を単体として用いるた
め、送り出し軸に巻回されている長尺なリチウム箔を必
要な長さずつ順次送り出す構成が考えられる。しかしな
がら、リチウム箔は、数十μm程度と相当に薄いため、
このリチウム箔を直接引張して送り出し軸から間欠的に
繰り出そうとすると、前記リチウム箔が破損したり、該
リチウム箔に皺が形成されたり等、種々の弊害が発生す
るという問題がある。
【0007】また、上記の従来例2では、前記の従来例
1と同様の問題が発生するとともに、リチウム箔を樹脂
フイルムから転写装置へ転写する際の制御が煩雑なもの
となり、前記リチウム箔の転写が極めて不安定になると
いう問題がある。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、樹脂フイルム等の支持体を用いることがなく、リ
チウム箔の取り扱い性が簡素化するとともに、容易かつ
高精度に前記リチウム箔を極板に任意のピッチで転写す
ることが可能なリチウム箔の貼付方法および装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、長尺なリチウム箔に一定のテンション
を付与した状態で、該リチウム箔と一体的に巻回されて
いる合紙を巻き取ることにより、前記リチウム箔を加工
手段に間欠的に送り出す。このため、リチウム箔は、巻
き戻しによるテンション変動が作用することがなく、一
定のテンション下で円滑に送り出される。従って、リチ
ウム箔に破損や皺等の不良が発生することがなく、前記
リチウム箔を正常な状態で加工手段に確実に送り出すこ
とができる。
【0010】その際、リチウム箔に一定のテンションを
付与するダンサーローラの上限および下限位置で合紙の
巻き取り動作を制御する。これにより、リチウム箔の送
り出し作業が一層正確に遂行される。
【0011】また、本発明は、少なくとも一部が分断さ
れたリチウム箔を周面に保持した転写ローラを、連続的
に搬送される長尺な極板の一方の面側で間欠的に回転さ
せるとともに、この極板の他方の面側からニップローラ
を前記転写ローラに同期して押圧することにより、前記
リチウム箔が部分的に前記極板に密着する。次いで、転
写ローラの回転を止めるとともに、ニップローラの周速
によるニップ作用を解除することにより、この転写ロー
ラの周速と極板の搬送速度との速度差を介し、リチウム
箔が短冊状リチウム箔として前記極板上に貼り付けられ
る。
【0012】このため、リチウム箔と一体的に切断され
る樹脂フイルム等の支持体を用いることがなく、リチウ
ム箔を単体として取り扱うことができ、経済的であると
ともに、コストを有効に削減することが可能になる。し
かも、極板の搬送速度と転写ローラの回転速度とを変更
するだけで、前記リチウム箔の配置位置や貼り付け間隔
を任意に設定することができ、該リチウム箔の厚み変動
による電池性能のばらつきを有効に阻止することが可能
になる。
【0013】また、ニップローラを転写ローラに押し付
けるだけでよく、簡単な構造でリチウム箔を極板上に確
実に貼り付けることができる。しかも、ニップローラに
よるニップ動作を、リチウム箔の短冊面積の1/2〜4
/5の面積が極板に密着するまで行うことにより、前記
リチウム箔の貼り付け作業が一層確実に遂行される。
【0014】また、転写ローラの周面全体にわたって複
数の吸引孔が設けられ、所定の範囲内に配置された吸引
孔が負圧発生源に連通することにより、リチウム箔が前
記転写ローラの周面に確実に吸着保持される。これによ
り、リチウム箔を単体として容易かつ円滑に搬送するこ
とができる。その際、転写ローラが周面にローレットを
設けることにより、比較的小さなニップ圧力でリチウム
箔を極板上に確実に貼り付けることが可能になる。
【0015】また、転写ローラに摺接して切断ローラが
配設され、この切断ローラに長尺なリチウム箔が吸着さ
れた状態で、前記切断ローラに同期して前記リチウム箔
に間欠的に開口部が形成される。このため、長尺なリチ
ウム箔を単体として使用することができるとともに、短
冊状リチウム箔を極板上に所定間隔毎に連続して貼り付
けることができ、前記リチウム箔の貼り付け作業が効率
的に遂行される。
【0016】さらにまた、転写ローラと切断ローラとを
一体的に構成した切断・転写ローラを用いることによ
り、装置全体の構成が有効に簡素化される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
リチウム箔の貼付装置を組み込む電極コイル材製造機1
0の概略構成図である。
【0018】製造機10は、フープ状の銅箔支持体に一
定間隔で活物質が間欠塗布された長尺な極板12を巻回
し、トルクモータ(図示せず)により一定のトルクで送
り出す送り出し軸14と、この送り出し軸14から送り
出された前記極板12を吸着保持し、サーボモータ等に
よりこの極板12を定量送りするメインフィードローラ
16と、前記極板12の一方の面12aにリチウム箔1
8を所定の切断ピッチおよび貼り付けピッチで貼り付け
る第1の実施形態に係る貼付装置20と、前記極板12
の他方の面12bに前記リチウム箔18を所定の切断ピ
ッチおよび貼り付けピッチで貼り付ける貼付装置22
と、両面12a、12b側に前記リチウム箔18が貼り
付けられた該極板12をセパレータ24と一体的に一定
のテンションで巻き取る巻取軸26とを備える。
【0019】送り出し軸14から巻取軸26に向かって
極板12を搬送するために、複数のパスローラ28が配
設されるとともに、長尺なリチウム箔18が巻回されて
いるリチウム箔送り出し軸30と貼付装置20、22と
の間に複数のパスローラ32が配置されている。
【0020】リチウム箔送り出し軸30に近接して合紙
巻取軸34が設けられ、この合紙巻取軸34は、矢印方
向に回転することにより前記リチウム箔送り出し軸30
にリチウム箔18と一体に巻回されている合紙36を巻
き取る。図2に示すように、リチウム箔送り出し軸30
と合紙巻取軸34とは、ユニット31に配設されてお
り、このユニット31がリチウム箔の送り出し方向(矢
印E方向)に直交する方向に移動自在である。
【0021】リチウム箔18の搬送路上には、ユニット
31から導出された前記リチウム箔18のエッジ位置を
検出するためにEPC(エッジポジションコントロー
ラ)ヘッド33が設けられる。EPCヘッド33の下流
側には、合紙巻取軸34の間欠回転作用下にリチウム箔
送り出し軸30から間欠的に送り出されるリチウム箔1
8に一定のテンション(10g〜100g)を付与する
ダンサーローラ35が昇降自在に配設される。ダンサー
ローラ35の側方には、このダンサーローラ35の上限
位置と下限位置とを検出するための第1および第2セン
サ37a、37bが配置されている。
【0022】セパレータ24は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の絶縁材料で構成され、セパレータ送り出し
軸38に巻回されており、このセパレータ送り出し軸3
8と巻取軸26との間に複数のパスローラ40が配設さ
れている。
【0023】貼付装置20は、メインフィードローラ1
6および巻取軸26を有して極板12を長手方向(矢印
A方向)に連続的に搬送する搬送機構42と、一部が分
断されたリチウム箔18(以下、一部分断リチウム箔1
8aという)を保持して前記極板12の一方の面12a
側で間欠的に回転する転写ローラ(転写手段)44と、
前記極板12の他方の面12b側から前記転写ローラ4
4に同期して該転写ローラ44の周面を押圧するニップ
ローラ46とを備える。
【0024】図3に示すように、転写ローラ44に並設
して切断ローラ(加工手段)48が配置され、この転写
ローラ44の周面と前記切断ローラ48の周面とが0.
2mm〜0.5mmの間隔を有して離間する。切断ロー
ラ48の周面近傍には、前記切断ローラ48に同期して
リチウム箔18に所定の間隔毎にかつこのリチウム箔1
8の搬送方向(矢印E方向)に直交して設けられた切断
部位に沿って間欠的に開口部、例えば、ミシン目18b
を形成する加工手段50が配設される。
【0025】図3および図4に示すように、切断ローラ
48は、固定されている内側筒体52と、この内側筒体
52の外周部に回転自在に配設される外側筒体54とを
備える。内側筒体52は、図示しない負圧発生源(例え
ば、リングブロア)に連通するとともに、その下部側を
所定の角度範囲で切り欠いて外方に開放される吸引用開
口部56を有する。
【0026】外側筒体54は、外周にリチウム箔18の
接着を回避し得る材料、例えば、超高密度ポリエチレン
製筒体58が圧入されており、その直径方向に貫通して
複数の吸引孔60が形成される。吸引孔60は、直径が
1.5mmでかつ周方向に切断ピッチとして間隔Lずつ
離間して全周に設けられるとともに、各吸引孔60の間
には、周方向が1mmでかつ深さ方向が5mmの長方形
状断面を有する複数の溝62が周方向に間隔Lずつ離間
して全周に形成される。
【0027】図3に示すように、加工手段50は、シリ
ンダ等の図示しない駆動手段に連結されて矢印B方向に
進退自在な支持部材64を備える。支持部材64には、
リチウム箔18の幅方向に所定間隔離間して複数の針部
材66が設けられるとともに、この針部材66の両側に
押圧部材68がばね(図示せず)を介して進退自在に支
持される。この針部材66は、切断ローラ48が間欠送
りされる際、この切断ローラ48の停止位置で各溝62
に対向するように位置決めされている。
【0028】転写ローラ44は、外周に、例えば、超高
密度ポリエチレン製筒体70が圧入されており、その周
面から外方に開放される複数の孔部72が形成される。
各孔部72は、直径が1.5mmでかつ周方向に間隔L
ずつ離間して全周に配置されるとともに、転写ローラ4
4の軸方向に延在してこの転写ローラ44の一方の側部
から外方に開放される通路74に連通する。
【0029】転写ローラ44の側部には、一部分断リチ
ウム箔18aを周面に吸着保持させるため、この転写ロ
ーラ44と切断ローラ48とが摺接する受け渡し位置S
1から前記転写ローラ44とニップローラ46とが摺接
する貼り付け位置S2直前まで配置された孔部72を負
圧発生源(例えば、リングブロア)に連通する吸引開口
部(連通手段)76が設けられる。転写ローラ44の側
部には、貼り付け位置S2を通過した直後の孔部72を
エア噴射用ブロア(図示せず)に連通するブロア開口部
78が設けられる。転写ローラ44の周面には、ローレ
ットが施されている。具体的には、メッシュの綾目50
番で0.3mmの押し込みが行われた。
【0030】転写ローラ44と切断ローラ48とは、図
示しない単一のサーボモータまたはそれぞれ個別のサー
ボモータにより反対方向(矢印C方向および矢印D方
向)に同期して回転駆動され、ニップローラ46は、カ
ム機構80により前記転写ローラ44と同期して駆動制
御される。なお、同期信号を用いない場合には、カム機
構80に代替してサーボモータ等を使用することも可能
である。
【0031】貼付装置22は、上記貼付装置20と同様
に構成されるものであり、同一の構成要素には同一の参
照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0032】このように構成される製造機10の動作に
ついて、第1の実施形態に係る貼付装置20との関連
で、図5に示すタイミングチャートに基づいて以下に説
明する。
【0033】先ず、図1に示すように、送り出し軸14
には、フープ状の極板12が巻回されており、リチウム
箔送り出し軸30には、金属に対して粘着性のある薄い
金属箔であるフープ状のリチウム箔18が、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等の絶縁材料で形成された合紙36
と重畳された状態で巻回されている。また、セパレータ
送り出し軸38は、同様に、フープ状のセパレータ24
が巻回されている。
【0034】そこで、送り出し軸14が、図示しないト
ルクモータにより逆回転されて極板12に一定のトルク
を与え、この極板12がパスローラ28を介してメイン
フィードローラ16により搬送される。このメインフィ
ードローラ16は、サクションドラムを構成しており、
サーボモータ等の駆動源を介し極板12を吸着して定量
搬送を行う。このため、極板12は、メインフィードロ
ーラ16および巻取軸26を含む搬送機構42を介し、
矢印A方向に一定速度V2(図5参照)で定量搬送され
る。
【0035】一方、リチウム箔18には、ダンサーロー
ラ35により所定のテンション、例えば、50gのテン
ションが付与されており、合紙巻取軸34が回転駆動さ
れて合紙36のみが巻き取られる。このため、リチウム
箔18は、巻戻しによるテンション変動が作用しない状
態で、ダンサーローラ35による一定テンション下でリ
チウム箔送り出し軸30から円滑に送り出され、パスロ
ーラ32を介して貼付装置20を構成する切断ローラ4
8側に送り出される。
【0036】その際、リチウム箔18がリチウム箔送り
出し軸30から送り出されると、ダンサーローラ35が
下方に移動する。そして、第2センサ37bによりダン
サーローラ35が下限位置に至ったことが検出される
と、合紙巻取軸34の回転が停止される。
【0037】なお、後述するように、リチウム箔18が
切断ローラ48により吸着搬送されると(図3中、矢印
E方向参照)、ダンサーローラ35が上方に移動する。
そこで、第1センサ37aによりダンサーローラ35が
上限位置に至ったことが検出されると、合紙巻取軸34
の回転が開始される。
【0038】切断ローラ48側では、図示しない負圧発
生源の作用下に、切断ローラ48の内側筒体52内が吸
引されるとともに、この切断ローラ48と転写ローラ4
4とが、同期して互いに逆方向(図6中、矢印C方向お
よび矢印D方向参照)に回転駆動される。このため、リ
チウム箔18は、ダンサーローラ35により所定のテン
ションが付与された状態で、複数の吸引孔60の吸引作
用下に切断ローラ48の外周面に吸着保持され、内側筒
体52の吸引用開口部56が設けられている範囲内を吸
着搬送される。
【0039】ここで、リチウム箔18の切断ピッチが間
隔L(例えば、4mm)に設定されており、切断ローラ
48が間欠的に回転されてこのリチウム箔18が間隔L
ずつ間欠搬送される。そして、リチウム箔18の切断部
位が加工手段50に対応する位置に停止されると、この
加工手段50を構成する図示しない駆動源の作用下に支
持部材64が切断ローラ48の周面側に移動する。これ
により、押圧部材68がリチウム箔18の切断部位前後
を切断ローラ48の外周面に押圧した状態で、複数の針
部材66が溝62に入り込んで該リチウム箔18にミシ
ン目18bを形成する(図7参照)。
【0040】切断ローラ48と転写ローラ44が、完全
に同期してそれぞれ矢印C方向および矢印D方向に間欠
的に回転されることにより、ミシン目18bが形成され
たリチウム箔18、すなわち、一部分断リチウム箔18
aは、前記切断ローラ48の外周面から前記転写ローラ
44の外周面側に受け渡される。
【0041】その際、一部分断リチウム箔18aの受け
渡し位置S1で切断ローラ48の吸引用開口部56が閉
塞される一方、転写ローラ44の吸引開口部76がこの
受け渡し位置S1から開放されている。従って、切断ロ
ーラ48による一部分断リチウム箔18aの吸引が解除
されると同時に、転写ローラ44によるこの一部分断リ
チウム箔18aの吸引が開始され、前記一部分断リチウ
ム箔18aが前記転写ローラ44側に円滑かつ確実に受
け渡される。
【0042】次いで、転写ローラ44の外周面に吸着保
持されている一部分断リチウム箔18aが、貼り付け位
置S2に至ると、カム機構80を介してニップローラ4
6が、図8中、矢印F方向(極板12の他面12b側)
に転写ローラ44の回転に同期して移動する。これによ
り、図5に示すように、転写ローラ44が極板12の搬
送速度V2に一致する周速V1で回転しながら、ニップ
ローラ46が所定のニップ圧力で極板12を転写ローラ
44側に押圧する。
【0043】そして、転写ローラ44の周面に吸着保持
されている一部分断リチウム箔18aの短冊面積の1/
2〜4/5の面積が極板12に密着するまで、ニップロ
ーラ46によるニップ動作が行われる。なお、第1の実
施形態では、一部分断リチウム箔18aの短冊幅の3/
4(具体的には、3mm)が極板12に転写されるま
で、上記ニップ動作が行われる。
【0044】さらに、カム機構80を介してニップロー
ラ46が極板12から離間するとともに、転写ローラ4
4の回転が停止される(図9参照)。従って、搬送機構
22により速度V2で定量搬送されている極板12と、
この極板12に部分的に貼り付けられかつ転写ローラ4
4の周面に保持されている一部分断リチウム箔18aと
に速度差が生じ、この一部分断リチウム箔18aがミシ
ン目18bから容易かつ確実に分離され、短冊状リチウ
ム箔18cとして前記極板12上に確実に転写される。
【0045】この場合、第1の実施形態では、長尺なリ
チウム箔18にダンサーローラ35を介して一定のテン
ションを付与した状態で、該リチウム箔18と一体的に
巻回されている合紙36のみが合紙巻取軸34の回転作
用下に巻き取られる。これにより、リチウム箔18は、
巻き戻しによるテンション変動が作用することがなく、
一定のテンション下で円滑に送り出される。
【0046】従って、リチウム箔18に破損や皺等の不
良が発生することがなく、前記リチウム箔18を正常な
状態で切断ローラ48に確実に送り出すことができると
いう効果が得られる。
【0047】しかも、図2に示すように、ユニット31
に近接してEPCヘッド33が設けられており、このユ
ニット31から導出されるリチウム箔18のエッジ位置
の検出が行われている。そして、リチウム箔18のエッ
ジ位置にずれが発生すると、ユニット31が、図示しな
い駆動源を介して矢印E方向に直交する方向に移動し、
前記リチウム箔18のエッジ位置を、常時、一定位置に
調整することができる。
【0048】さらに、第1の実施形態では、一部分断リ
チウム箔18aを吸着保持する転写ローラ44が、矢印
D方向に間欠的に回転するとともに、定量送りされてい
る極板12にニップローラ46を介して前記一部分断リ
チウム箔18aが押圧される。これにより、極板12の
搬送速度と転写ローラ44の周速との速度差によって、
一部分断リチウム箔18aをミシン目18bから確実に
分離し、前記極板12上に短冊状リチウム箔18cを貼
り付けることができる。このため、従来のように、樹脂
フイルム等の支持体を用いる必要がなく、リチウム箔1
8を単独で取り扱うことが可能になり、極めて経済的で
あるという効果が得られる。
【0049】さらに、リチウム箔18の厚さにばらつき
が生じても、短冊状リチウム箔18cの貼り付けピッチ
を変更することにより、容易に対応することができる。
すなわち、極板12の搬送速度V2を基準にして、転写
ローラ44の間欠回転速度(周速)V1とニップローラ
46の動作周期を制御するだけで、この極板12上に貼
り付けられる短冊状リチウム箔18cの貼り付けピッチ
Pを、例えば、8.5mmから11mmまで0.5mm
間隔で設定することが可能になる。これにより、リチウ
ム箔18の厚さの変動に容易かつ確実に対応することが
でき、有効な電池性能を維持することが可能になるとい
う利点がある。
【0050】また、ニップローラ46をカム機構80に
より転写ローラ44に対して進退させるだけでよく、貼
付装置20の構造が複雑化することがない。しかも、ニ
ップローラ46は、一部分断リチウム箔18aの短冊面
積の1/2〜4/5の面積が極板12に密着するまでニ
ップ動作を行うため、短冊状リチウム箔18cを前記極
板12に対し確実に貼り付けることができる。
【0051】なお、転写ローラ44には、貼り付け位置
S2を通過した直後の孔部72にブロア開口部78が連
通している。従って、ブロア開口部78および孔部72
を介して転写ローラ44の外周面からエアを噴射するこ
とにより、短冊状リチウム箔18cを極板12に対して
一層確実に転写させることが可能になる。
【0052】しかも、転写ローラ44の外周面には、ロ
ーレットが設けられており、ニップローラ46によるニ
ップ圧力が有効に向上する。このため、ニップローラ4
6を必要以上に転写ローラ44側に押圧することがな
く、この転写ローラ44の外周面に歪み等が発生するこ
とを回避することができる。
【0053】また、第1の実施形態では、長尺のリチウ
ム箔18を、直接、切断ローラ48の周面に吸着保持さ
せ、このリチウム箔18を間欠送りしながら加工手段5
0を構成する針部材66が溝62に挿入されて、所謂、
空中切りによりミシン目18bが設けられている。そし
て、このミシン目18bが設けられたリチウム箔18
(一部分断リチウム箔18a)は、転写ローラ44の周
面に吸着保持されて貼り付け位置S2へと間欠搬送され
る。
【0054】従って、支持体を用いることなく単独で搬
送されてくる長尺なリチウム箔18の取り扱いが簡素化
し、極板12上に所望の短冊状リチウム箔18cを所定
間隔毎に連続して貼り付けることができる。これによ
り、設備費が有効に削減されるとともに、貼付装置20
全体の小型化および簡素化が容易に遂行されるという利
点がある。
【0055】ところで、貼付装置20により一方の面1
2a側に短冊状リチウム箔18cが貼り付けられた極板
12は、図1に示すように、矢印A方向に定量搬送され
て、その他方の面12bに貼付装置22を介して短冊状
リチウム箔18cの貼付作業が行われる。そして、両方
の面12a、12bに短冊状リチウム箔18cが転写さ
れた極板12は、セパレータ送り出し軸38から送り出
されるセパレータ24と重ね合わされた状態で巻取軸2
6に巻き取られる。
【0056】なお、転写ローラ44は、切断ローラ48
と同様に構成してもよく、逆に、前記切断ローラ48を
前記転写ローラ44と同様に構成してもよい。また、加
工手段50は、針部材66に代替して鋸刃を用いること
ができる。
【0057】次に、図10には、本発明の第2の実施形
態に係る貼付装置100の要部が示されている。この貼
付装置100は、第1の実施形態における転写ローラ4
4と切断ローラ48とを一体化した切断・転写ローラ1
02を備える。
【0058】この切断・転写ローラ102は、その外周
に、例えば、超高密度ポリエチレン製筒体104が圧入
されるとともに、その周面に複数の孔部106が形成さ
れる。各孔部106は、直径が1.5mmでかつ周方向
に間隔Lずつ離間して全周に配置されており、この切断
・転写ローラ102の軸方向に延在して一方の側部に開
放される通路108に連通する。
【0059】通路108は、リチウム箔18が切断・転
写ローラ102の周面に摺接する摺接開始位置S3から
極板12に転写される貼り付け位置S4の直前までに配
置される際に、吸引開口部110を介して真空発生源
(リングブロア)に連通する。切断・転写ローラ102
の一方の側部側には、貼り付け位置S4を通過した直後
の通路108を噴射用ブロアに連通するブロア開口部1
12が設けられている。
【0060】切断・転写ローラ102の周面には、各孔
部106の間に軸方向の幅が1mmでかつ深さ方向が5
mmの長方形状断面を有する複数の溝114が周方向に
間隔Lずつ離間して全周に形成される。なお、第1の実
施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して
その詳細な説明は省略する。
【0061】このように構成される第2の実施形態に係
る貼付装置100では、リチウム箔18が切断・転写ロ
ーラ102の周面に送り込まれると、吸引開口部110
に連通する図示しない真空発生源を介して通路108か
ら孔部106が吸引され、前記リチウム箔18がこの周
面に吸着保持される。切断・転写ローラ102は、矢印
F方向に間欠回転されており、リチウム箔18の切断部
位が加工手段50に対応する位置に配置停止されると、
この加工手段50を介して前記リチウム箔18にミシン
目18bが形成される。
【0062】次いで、切断・転写ローラ102が矢印F
方向に間欠回転され、一部分断リチウム箔18aの先端
が貼り付け位置S4に至ると、この切断・転写ローラ1
02の間欠回転に同期してニップローラ46が前記切断
・転写ローラ102の周面側に変位して極板12を前記
一部分断リチウム箔18aの先端に押圧する。そして、
一部分断リチウム箔18aの短冊面積の1/2〜4/5
の面積が極板12に密着した後、ニップローラ46が極
板12から離間するとともに、切断・転写ローラ102
の回転が停止する。
【0063】これにより、極板12と一部分断リチウム
箔18aとに速度差が発生し、この一部分断リチウム箔
18aがミシン目18bから分離されて、前記極板12
に短冊状リチウム箔18cが貼り付けられる。その際、
ブロア開口部112から孔部106を介して一部分断リ
チウム箔18aに空気が噴射されるため、極板12に対
し短冊状リチウム箔18cを一層確実に貼り付けること
ができる。
【0064】このように、第2の実施形態では、単一の
切断・転写ローラ102を用いるだけで、リチウム箔1
8にミシン目18bを形成した後、このミシン目18b
が形成された前記リチウム箔18(一部分断リチウム箔
18a)を極板12上に分離転写することが可能にな
る。従って、貼付装置100では、全体構成が一層簡素
化するという効果が得られる。
【0065】次いで、図11には、第3の実施形態に係
る貼付装置120の要部が示されている。この貼付装置
120は、転写ローラ122と、この転写ローラ122
に対し予め切断された短冊状リチウム箔18cを搬送す
る送り機構124とを備えている。転写ローラ122
は、第1の実施形態における転写ローラ44と同様に構
成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0066】この第3の実施形態では、予め切断された
短冊状リチウム箔18cが送り機構124を介して転写
ローラ122の外周面に順次送り込まれる。そして、転
写ローラ122が間欠回転されることによって、定量送
りされる極板12上に前記短冊状リチウム箔18cを所
定の貼り付けピッチPで容易かつ確実に貼り付けること
ができるという効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るリチウム箔
の貼付方法および装置では、リチウム箔が一定のテンシ
ョン下で円滑に送り出されるため、このリチウム箔に破
損や皺等の不良が発生することがなく、前記リチウム箔
を正常な状態で加工手段に確実に送り出すことができ
る。
【0068】しかも、極板の搬送速度と転写ローラの回
転速度とを変更するだけで、前記リチウム箔の配置位置
や貼り付け間隔を任意に設定することができ、該リチウ
ム箔の厚み変動による電池性能のばらつきを阻止するこ
とが可能になる。また、リチウム箔と一体的に切断され
る樹脂フイルム等の支持体を用いる必要がなく、リチウ
ム箔を単体して取り扱うことができ、経済的であるとと
もに、コストを有効に削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリチウム箔の貼付方法を実施する
ための製造機の概略構成説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る貼付装置の要部
説明図である。
【図3】前記貼付装置の説明図である。
【図4】前記貼付装置を構成する転写ローラと切断ロー
ラの縦断説明図である。
【図5】前記貼付方法のタイミングチャートである。
【図6】前記貼付装置の原点状態を示す説明図である。
【図7】前記貼付装置のミシン目切断状態を示す説明図
である。
【図8】前記貼付装置の貼付状態を示す説明図である。
【図9】前記貼付装置の切り離し状態を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る貼付装置の要
部説明図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る貼付装置の要
部説明図である。
【符号の説明】
10…電極コイル材製造機 12…極板 16…メインフィードローラ 18…リチウム箔 18a…一部分断リチウム箔 18b…ミシン目 18c…短冊状リチウム箔 20、22、10
0、120…貼付装置 26…巻取軸 31…ユニット 33…EPCヘッド 34…合紙巻取軸 35…ダンサーローラ 42…搬送機構 44、122…転写ローラ 46…ニップローラ 50…加工手段 52…内側筒体 54…外側筒体 60…吸引孔 62…溝 66…針部材 72、106…孔部 74、108…通路 76、110…吸引開口部 78、112…ブロ
ア開口部 102…切断・転写ローラ 124…送り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65H 37/04 B65H 37/04 A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定の
    間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付方法であっ
    て、 長尺な前記リチウム箔に一定のテンションを付与した状
    態で、該リチウム箔と一体的に巻回されている合紙を巻
    き取ることにより、前記リチウム箔を加工手段に間欠的
    に送り出す工程と、 前記加工手段により少なくとも一部が分断された前記リ
    チウム箔を、前記短冊状リチウム箔として前記極板上に
    貼り付ける工程と、 を有することを特徴とするリチウム箔の貼付方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の貼付方法において、ダンサ
    ーローラにより前記リチウム箔に一定のテンションを付
    与するとともに、 前記ダンサーローラが上限位置に至る際に前記合紙の巻
    き取り動作を開始する一方、該ダンサーローラが下限位
    置に至る際に該合紙の巻き取り動作を停止することを特
    徴とするリチウム箔の貼付方法。
  3. 【請求項3】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定の
    間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付方法であっ
    て、 前記極板を長手方向に連続的に搬送する工程と、 少なくとも一部が分断されたリチウム箔を周面に保持し
    た転写ローラを、前記極板の一方の面側で間欠的に回転
    させるとともに、該極板の他方の面側からニップローラ
    を前記転写ローラに同期して押圧する工程と、 前記転写ローラの回転を止めるとともに、前記ニップロ
    ーラによるニップ作用を解除することにより、前記転写
    ローラ上の前記リチウム箔を前記短冊状リチウム箔とし
    て前記極板上に貼り付ける工程と、 を有することを特徴とするリチウム箔の貼付方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の貼付方法において、前記リ
    チウム箔を保持した前記転写ローラを、前記極板の搬送
    速度に略一致する周速で回転させながら、前記リチウム
    箔の短冊面積の1/2〜4/5の面積が前記極板に密着
    するまで前記ニップローラによるニップ動作を行うこと
    を特徴とするリチウム箔の貼付方法。
  5. 【請求項5】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定の
    間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付装置であっ
    て、 長尺な前記リチウム箔と合紙とを一体的に巻回している
    送り出し軸と、 前記リチウム箔を送り出すために、前記合紙を巻き取る
    合紙巻取軸と、 前記合紙巻取軸の間欠回転作用下に前記送り出し軸から
    間欠的に送り出される前記リチウム箔に一定のテンショ
    ンを付与するダンサーローラと、 前記送り出されたリチウム箔の少なくとも一部を分断す
    る切断手段と、 前記少なくとも一部が分断された前記リチウム箔を、前
    記短冊状リチウム箔として前記極板上に貼り付ける転写
    手段と、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の貼付装置において、前記ダ
    ンサーローラの上限位置と下限位置とを検出するセンサ
    を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の貼付装置において、前記送
    り出し軸から送り出される前記リチウム箔のエッジ位置
    を検出する手段と、 前記検出された位置信号に基づいて前記送り出し軸と前
    記合紙巻取軸とを前記リチウム箔の送り出し方向に交差
    する方向に一体的に移動可能なユニットと、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  8. 【請求項8】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定の
    間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付装置であっ
    て、 前記極板を長手方向に連続的に搬送する搬送機構と、 少なくとも一部が分断されたリチウム箔を周面に保持し
    て前記極板の一方の面側で間欠的に回転する転写ローラ
    と、 前記極板の他方の面側から前記転写ローラに同期して該
    転写ローラの周面を押圧するニップローラと、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の貼付装置において、前記転
    写ローラは、周面から外方に開放される複数の吸引孔が
    前記周面全体にわたって設けられるとともに、 前記リチウム箔を前記周面に吸着保持させるため、前記
    複数の吸引孔の中、所定の角度範囲内に配置された前記
    吸引孔を負圧発生源に連通する連通手段を備えることを
    特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の貼付装置におい
    て、前記転写ローラは、周面にローレットが設けられて
    いることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の貼付装置において、長尺
    なリチウム箔を吸着して長手方向に搬送するとともに、
    前記転写ローラに並設される切断ローラと、 前記切断ローラに同期して、前記リチウム箔に所定の間
    隔毎にかつ前記リチウム箔の搬送方向に直交して設けら
    れた切断部位に沿って間欠的に開口部を形成する加工手
    段と、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の貼付装置において、前
    記切断ローラは、負圧発生源に連通し、所定の角度範囲
    にわたって外方に開放される吸引用開口部を有する内側
    筒体と、 前記内側筒体の外周部に回転自在に配設され、前記吸引
    用開口部に連通して外周面から外方に開放される複数の
    吸引孔が形成される外側筒体と、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  13. 【請求項13】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定
    の間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付装置であ
    って、 前記極板を長手方向に連続的に搬送する搬送機構と、 長尺なリチウム箔を吸着して長手方向に搬送する切断ロ
    ーラと、 前記切断ローラに同期して、前記リチウム箔に所定の間
    隔毎にかつ前記リチウム箔の搬送方向に直交して設けら
    れた切断部位に沿って間欠的に開口部を形成する加工手
    段と、 前記リチウム箔を吸着保持し、間欠的に回転して前記極
    板上に前記リチウム箔を前記短冊状リチウム箔として分
    離転写する転写ローラと、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  14. 【請求項14】長尺な極板上に短冊状リチウム箔を所定
    の間隔毎に貼り付けるためのリチウム箔の貼付装置であ
    って、 前記極板を長手方向に連続的に搬送する搬送機構と、 長尺なリチウム箔に所定の間隔毎にかつ前記リチウム箔
    の搬送方向に直交して設けられた切断部位に沿って間欠
    的に開口部を形成する加工手段と、 前記リチウム箔を吸着保持し、前記加工手段と共働して
    前記開口部を形成するとともに、間欠的に回転して前記
    極板上に前記リチウム箔を前記短冊状リチウム箔として
    分離転写する切断・転写ローラと、 を備えることを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の貼付装置に
    おいて、前記転写ローラは、周面から外方に開放される
    複数の吸引孔が前記周面全体にわたって設けられるとと
    もに、 前記リチウム箔を前記周面に吸着保持させるため、前記
    複数の吸引孔の中、所定の角度範囲内に配置された前記
    吸引孔を負圧発生源に連通する連通手段を備えることを
    特徴とするリチウム箔の貼付装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の貼付装置において、前
    記転写ローラは、周面にローレットが設けられているこ
    とを特徴とするリチウム箔の貼付装置。
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