JPH05105320A - シートの貼合わせ装置 - Google Patents

シートの貼合わせ装置

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Publication number
JPH05105320A
JPH05105320A JP27107191A JP27107191A JPH05105320A JP H05105320 A JPH05105320 A JP H05105320A JP 27107191 A JP27107191 A JP 27107191A JP 27107191 A JP27107191 A JP 27107191A JP H05105320 A JPH05105320 A JP H05105320A
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JP
Japan
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paper
drums
pair
sheet
drum
Prior art date
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Application number
JP27107191A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tsugimura
次村和義
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに所定の位置関係にある絵柄等を印刷し
たシートを、両者の絵柄を正確な位置させて貼合わせる
とともに、間断なく連続的な貼合わせ作業を行うことが
出来る貼合わせ装置の提供。 【構成】 周面部に吸着孔13と溝部16とを形成した
変速回転ドラム11と、周面部に吸着孔22と溝部23
を形成した定速回転ドラム18と、これらのドラム1
1、18がそれぞれ所定の回転角度にあるときに溝部1
6、23内に侵入して、上紙2及び下紙4を切断するカ
ッター17、24と、ドラム11、18の吸着された上
紙2及び下紙4のマーク2a、4aの位置ズレを検出す
るCCDカメラ12a、25と、一対のドラムの周面に
吸着された上紙2及び下紙4のマーク2a、4aが一致
するように、ドラム11、18のうちの少なくとも一方
のドラムの回転速度の調整を行う変速手段とを備えた貼
合わせ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のシートを重ね
て貼合わせるシートの貼合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のシート、例えば、厚紙と薄
紙との2種類の紙を重ね合わせたシートを作る場合、図
5に示すように、印刷済みの厚紙1のロール1aから厚
紙1を繰り出すとともに、印刷済みの薄紙2のロール2
aから薄紙2を繰り出し、一対のガイドロール3、3を
経由して一対の接着ロール4、4の間に厚紙1と薄紙2
とを供給し、厚紙1と薄紙2とを供給しつつガイドロー
ル3、3で加熱接着してシート5を形成することが行わ
れる。接着されたシート5は所定の位置に配設されたカ
ッター6により断裁されるようになっている。ところ
で、厚紙1の表面及び薄紙2の表面の両方に、両者の
絵、文字、図形、切込等を設ける場合には、両者の正確
な位置合わせが必要となるが、従来、この様な位置合わ
せは、ロール1a、2aから厚紙1、薄紙2を繰り出し
た貼り合わせの開始前の状態で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によりシート5を形成する場合、厚紙1と薄紙
2の伸び率が異なるので、シート5を形成するうちに徐
々に位置がずれてゆき、シート5の形成途中で厚紙1の
表面に描かれた絵、文字等のデータと、薄紙2の表面に
描かれた絵、文字、切込などのデータが相互に一致しな
くなることがある。このため、従来では、厚紙1と薄紙
2との位置ズレが生ずる度に、シート5の形成途中で貼
合わせ装置を停止して再度厚紙1と薄紙2との位置あわ
せを行った後に、貼合わせ作業を開始しなければならな
いという問題があった。
【0004】本発明は、この様な課題に着目してなされ
たものであり、複数のロールから繰り出される複数のシ
ートを位置合わせをして張り合わせる場合、ロールから
シートを繰り出しながら、両者の正確な位置合わせを行
って貼り合わせ作業の高速化を図ることが出来るシート
の貼合わせ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかるシートの貼合わせ装置は、長手方向
の位置合わせ用のマークが各々記録されたロール状の一
対のシートを貼合わせる貼合わせ装置であって、周面部
にシートを吸着する吸着孔と回転軸方向に延びる溝部と
を形成した回転可能な一対のドラムと、この一対のドラ
ムがそれぞれ所定の回転角度にあるときに前記溝部内に
侵入し、この一対のドラムに吸着されたシートを切断す
る第1、第2のカッターと、前記一対のドラムの吸着孔
の空気吸引手段と、前記一対のドラムのうちの一方のド
ラムに吸着されたシートの所定のマークと前記一対のド
ラムのうちの他方のドラムに吸着されたシートの所定マ
ークとの位置ズレを検出する検出手段と、この検出手段
の検出結果に基づいて前記一対のドラムの周面に吸着さ
れたシートのマークが一致するように、前記一対のドラ
ムのうちの少なくとも一方のドラムの回転速度の調整を
行う変速手段とを、備えていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明にかかるシートの貼合わせ装置によれ
ば、一対のドラムに吸着されたシートのマークをそれぞ
れ検出して、位置ズレを検出し、位置ズレ量の分だけ一
対のドラムの回転速度を変速調整するので、両方のドラ
ムに吸着されたマークの位置が一致する。従って、マー
クに対して所定の位置関係にある絵柄等の情報が互いに
正確な位置関係となって位置ズレを起こすことが防止さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に実施例にかかる貼合わせ装置
を図面に基づいて説明する。
【0008】図1、図2は本実施例にかかる貼合わせ装
置を示しており、この貼合わせ装置1において、上紙2
のロール3と下紙4のロール5とが軸6、7にそれぞれ
装着されている。上紙2は、搬送ローラ8、送り量コン
トロール用のコントロールローラ9、テンションローラ
10を介して変速回転ドラム11に送られる。テンショ
ンローラ10はコントロールローラ9から上紙2を引張
しており、上紙2と下紙4の貼合わせ作業中に変速回転
ドラム11とコントロールローラ9との間で上紙2が弛
緩することを防止している。
【0009】テンションローラ10と変速回転ドラム1
1との間の工程にはCCDカメラ12aと光源12bが
配設されており、光源12bの発光によりCCDカメラ
12aは上紙2の貼合わせ面に印刷された位置決用のマ
ーク2aを検出する。CCDカメラ12aの位置は一定
とされ、上紙2のマーク2aがCCDカメラ12aから
定速回転ドラム18との近接点Pまでの移動距離(L
1)は一定とされている。尚、テンションローラ10の
引張により上紙2の延びを吸収するときに、このテンシ
ョンローラ10の引張作用によりコントロールローラ9
から変速回転ドラム11に到るまでの上紙2の搬送距離
は増大するから、CCDカメラ12aは変速回転ドラム
11に吸着された上紙2のマーク2aを検出するのが望
ましい。
【0010】変速回転ドラム11は、上紙2、下紙4の
紙状態にかかわらず、後述する定速回転ドラム18より
僅かに大きな径の周面(例えば0.1mm大)を有して
おり、貼合わせ位置調整を行なっていない場合には、定
速回転ドラム18より早い周速で回転するようになって
いる。変速回転ドラム11の周面には、図2に示すよう
に、空気を吸引する吸着孔13が多数開口されている。
【0011】変速回転ドラム11の両端部から突出する
回転軸の一方の回転軸11aはフレームの縦壁部14に
回動自在に保持されており、変速回転ドラム11の他方
の回転軸11bは中空とされ、縦壁部14に対向して立
設される支柱15に保持されている。支柱15の内部は
空気を吸引する通路とされており、支柱15と回転軸1
1bの他端部は連通している。回転軸11bは変速回転
ドラム11内部の連通路(図示省略)を介して吸着孔1
3に連通しており、支柱15は連通路を介して吸着孔1
3から空気を吸引する。変速回転ドラム11の回転軸1
1aは縦壁部14の外側に突出しており、縦壁部14か
らの突出部分に図示しないギア機構(変速手段)が取り
付けられている。
【0012】変速回転ドラム11は、このギア機構を介
して図示しないモータ出力軸の回転により変速回転す
る。この変速回転ドラム11の変速調整は、互いに噛合
するヘリカルギアが噛み合う深さを調節することにより
行うが、モータの回転速度をコンピュータ制御により制
御してもよい。
【0013】変速回転ドラム11の周面には、変速回転
ドラム11の軸方向に延びる細長い溝16が形成されて
いる。この溝16は変速回転ドラム11に吸着された上
紙2をミシン目2bに沿ってカットするものであり、こ
の溝16にはカッター17が進入し得るようになってい
る。カッター17は回転軸17aに周面に沿って軸方向
に延びており、鋭角的な断面を有するように突設されて
いる。回転軸17aは変速回転ドラム11と関連してお
り、変速回転ドラム11の溝16がカッター17の近傍
に位置するときに回転して、溝16内にカッター17の
突起部を進入させるように、変速回転ドラム11に同期
して回転する。
【0014】変速回転ドラム11の近傍には、一定速度
で回転する定速回転ドラム18が変速回転ドラム11の
回転軸方向に沿って延びて配設されている。変速回転ド
ラム11と定速回転ドラム18とは1回転において1枚
のカットシートの製造が行なわれ、カットシートのサイ
ズに応じて各回転ドラム11、18の径が決定される。
【0015】定速回転ドラム18には、ロール5から繰
り出される下紙4が搬送ローラ19、送りローラ20、
テンションローラ21を介して搬送される。下紙4の貼
合わせ面には上紙2のマーク2aと所定の位置関係を有
するように位置決されるマーク4a(図示省略)が印刷
されている。下紙4の貼合わせ面には上紙2を感熱接着
させるために接着剤層が形成されている。送りローラ2
0、テンションローラ21の各々の両端部には下紙4を
定速度で搬送する送り爪20a、21aが多数突設され
ており、送り爪20a、21aは下紙4の両端部に多数
開口された送り穴に係止する。
【0016】定速回転ドラム18の周面には、吸着孔2
2が多数開口されている。定速回転ドラム18の両端部
から突出する回転軸のうち一方の回転軸18aは、縦壁
部14から突出しており、回転軸18aの縦壁部14か
ら突出する部分にはギア機構を介して定速回転するモー
タ(図示省略)により定速回転する。定速回転ドラム1
8の他方の回転軸18bは、支柱15に回転可能に保持
されている。他方の回転軸18bは中空とされており、
定速回転ドラム18内部には吸着孔22に連通する連通
路(図示省略)が形成されている。この連通路と回転軸
18bとは連通しており、支柱15から空気を吸引する
と、回転軸18bと連通路とを介して吸着孔22から空
気が吸引され、定速回転ドラム18の周面に下紙4が吸
着される。定速回転ドラム18の周面には、軸方向に延
びる細長い溝23が形成されており、この細長い溝23
に対して定速回転ドラム18の近傍に配設されたカッタ
ー24が進入し得るようになっている。
【0017】カッター24は、定速回転ドラム18の周
面に吸着された下紙4を下紙4に刻設されたミシン目4
bに沿ってカットするもので、定速回転ドラム18の軸
方向に延びる回転軸24aを備えている。カッター24
は、回転軸24aの周面から鋭角的な断面を有するよう
に突出しており、回転軸24aの長手方向に延びてい
る。カッター24の回転軸24aの回転は定速回転ドラ
ム18の回転周期と関連性を有しており、定速回転ドラ
ム18の溝23がカッター24の近傍に位置したとき
に、回転軸24aが回転することによりカッター24が
溝23内に進入して下紙4をミシン目4bに沿って切断
する。
【0018】送りローラ21と定速回転ドラム18との
間には下紙4のマーク4aを検出するための光源(図示
省略)とCCDカメラ25が配設されている。下紙4に
おいても延びが生ずるからCCDカメラ25は定速回転
ドラム18に吸着された下紙4のマーク4aを検出する
位置にあるのが望ましい。CCDカメラ25は、下紙4
のマーク4aを検知して検出信号を制御手段に送信す
る。CCDカメラ25は、上紙2のマーク2aを検出す
るCCDカメラ12aと一定の位置関係を有するように
配設され、下紙4のマーク4aがCCDカメラ25の位
置から変速回転ドラム11との近接点Pに到達するまで
の移動距離(L2)は一定とされている。
【0019】定速回転ドラム18と変速回転ドラム11
の近接点Pの近傍であって、上紙2と下紙4とが重ね合
わせられる工程の後には、上紙2と下紙4とを仮接着す
る一対の仮接着ローラ26、26が配設されている。一
対の仮接着ローラ26、26の後工程には上紙2と下紙
4とを本接着する本接着ユニット27が配設されてい
る。
【0020】尚、変速回転ドラム11及び定速回転ドラ
ム18の空気吸引力は、切断された上紙2と下紙4の接
合体が仮接着ローラ26、26により引っ張られて変速
回転ドラム11及び定速回転ドラム18から剥離される
程度の吸引力とされている。
【0021】本接着ユニット27は、上部送りローラ2
8、28と上部送りローラ28、28を回転させるベル
ト29と、上部送りローラ28、28の間に配設される
加熱プレート30と、下部送りローラ31、31と、下
部送りローラ31、31を回転させるベルト32と、下
部送りローラ31、31の間に配設される加熱プレート
33とから概略構成されている。上部送りローラ28、
28と下部送りローラ31、31は対向配設されてお
り、ベルト29とベルト32との間に上紙2と下紙4と
の仮接着されたものが搬送される。加熱プレート30、
33も同様に対向しており、互いに接近してベルト2
9、32により搬送される上紙2と下紙4とをプレスで
きるようになっている。
【0022】本接着ユニット27の後方には、冷却用の
一対のドラム34、34が配設されており、本接着ユニ
ット27にて本接着された上紙2とした紙4との接着体
は送りローラ35、35によりスタッカー36に積層さ
れる。
【0023】尚、本実施例では、変速回転ドラム11と
定速回転ドラム18を上記のように構成したが、これら
の変速回転ドラム並びに定速回転ドラムの断面構成を、
図3に示すように構成しても良い。図3に示す回転ドラ
ム40の軸41の周囲には、軸41の方向に延びる半円
筒形状の空洞42が形成されている。この回転ドラム4
0は、空洞42のある側のドラム周面に空気吸引孔が開
口されており、溝42内部に負圧を発生させると、空気
吸引孔から空気が吸引される。
【0024】また、本実施例では、定速回転ドラム18
と変速回転ドラム11の後に、一対の仮接着ローラ2
6、26が配設されているが、図4に示すように、近接
点Pと一対の仮接着ローラ26、26の間の工程に変速
回転ドラム11及び定速回転ドラム18から上紙2と下
紙4とをそれぞれ剥離するセパレータ43、43を設け
てもよい。この場合、セパレータ43、43は半月状の
断面を有しており、一方の端部が変速回転ドラム11及
び定速回転ドラム18の回転中心軸線方向に延びるピン
43a、43aに回動可能に軸支され、常時他方の端部
が変速回転ドラム11、定速回転ドラム18の近接点P
の近傍部位に摺接するように、付勢されている。
【0025】次に、本実施例にかかるシートの貼合わせ
装置の動作について説明する。
【0026】(上紙と下紙の位置合わせ準備作業)先
ず、貼合わせ作業に入る初期の準備段階では、図1に示
すように、上紙2のマーク2aと下紙4のマーク4aと
の位置合わせ作業が行われる。このとき、上紙2のミシ
ン目2bと下紙4のミシン目4bとを一致させるよう
に、作業者の手作業により、下紙4を搬送ローラ19、
送りローラ20、テンションローラ21を介して定速回
転ドラム18に案内し、支柱15からの空気吸引を開始
させ、定速回転ドラム18に下紙4を吸着させる。一
方、ロール3から上紙2を繰り出して搬送ローラ8、コ
ントロールローラ9、テンションローラ10を介して変
速回転ドラム11に上紙2を案内し、支柱15からの空
気吸引を開始して変速回転ドラム11に上紙2を吸着さ
せる。尚、変速回転ドラム11に吸着された上紙2と定
速回転ドラム18に吸着された下紙4とは僅かに接触し
ているが、定速回転ドラム18の回転により変速回転ド
ラム11の回転が影響を受けないように押圧力が低減さ
れている。
【0027】(上紙と下紙の搬送)上紙2と下紙4の準
備作業が完了したら、軸5と送りローラ20、21とを
回転させ、搬送ローラ19、送りローラ20、21、テ
ンションローラ21を介して下紙4を定速回転ドラム1
8に搬送するとともに、軸6とコントロールローラ9を
回転させてロール3から上紙2を繰り出し、搬送ローラ
8、コントロールローラ9、テンションローラ10を介
して変速回転ドラム11に上紙2を搬送する。本実施例
では、上紙2と下紙4とが、紙材質の違い、例えば上紙
2が薄く、下紙4が厚いなどの環境下(気温、湿度、ロ
ーラとの摩擦、引張力)による変化(伸び等)により、
ズレを生じるため、テンションローラ10により上紙2
をコントロールローラ9から引張して上紙2を弛緩させ
ることなく、変速回転ドラム11が定速回転ドラム18
より早い周速度となるように直径が僅かに大きく設定さ
れ、変速回転ドラム11の前における上紙2の搬送速度
Vx(m/s)と、下紙4の搬送速度V(m/s)とは
等しくなるように設定されている。
【0028】(カッターによる切断)変速回転ドラム1
1の溝16がカッター17の対向する位置に変速回転ド
ラム11が回動したときに、カッター17が回転して変
速回転ドラム11に吸着された上紙2をミシン目2bに
沿って切断する。同様に、定速回転ドラム18の溝23
がカッター24の対向する位置に定速回転ドラム18が
回動したときに、カッター24が回転して下紙4をミシ
ン目4bに沿って切断する。
【0029】(CCDカメラによる検知)貼合わせ作業
の初期的段階では、上紙2のマーク2aと下紙4のマー
ク4aとの位置ズレは殆ど発生しないが、CCDカメラ
12a、25はそれぞれ上紙2のマーク2aと下紙4の
マーク4aとをそれぞれ観察しており、マーク2a、4
aの検出信号を制御装置の比較器に出力する。本実施例
では、上紙2のマーク2aと下紙4のマーク4aとが位
置ズレしていないとき、CCDカメラ12a、25がマ
ーク2a、4aを同時に検出するように、コントロール
ローラ9と、送りローラ20、21の搬送スピードは調
整されている。比較器では、マーク4aの搬送速度を基
準としてマーク2aの搬送速度を比較減算する。比較器
における減算結果は、許容範囲であるか否かについて判
断され、許容範囲外となると、変速手段により変速回転
ドラム11の回転を遅延させる。
【0030】(変速回転ドラムの減速)変速回転ドラム
11の減速操作は次のように行われる。即ち、上紙2の
搬送速度をVxとし、下紙4の搬送速度をV(一定)と
し、上紙2のマーク2aを検出してから下紙4のマーク
4aを検出するまでの時間差をΔtとし、マーク2aが
CCDカメラ12aの検出位置から近接点Pまで移動す
る移動距離(L1)とマーク4aがCCDカメラ25の
検出位置から近接点Pまで移動する移動距離(L2)と
を共に等しくLと表した場合、マーク2aとマーク4a
とが近接点Pで一致するには、両者が同一時刻に近接点
P位置する必要がある。
【0031】従って、L/Vx−Δt=L/V という
式が成立する必要がある。
【0032】即ち、変速回転ドラム11の周速度と上紙
2の搬送速度は等しいものとし、定速回転ドラム18と
下紙4の搬送速度は等しいものとすると、定速回転ドラ
ム18の周速度(V)に対して変速回転ドラム11の周
速度(Vx)は、 Vx=V/(1+Δt・V/L)と表される。
【0033】(位置ズレ調整後のカッターの作動)上紙
2の延びによりマーク2aの検知時点がマーク4aの検
知時点より早い場合、上述のごとく変速回転ドラム11
を減速してマーク2aとマーク4aとを一致させるが、
この場合に、変速回転ドラム11側の溝16が定速回転
ドラム18側の溝23よりも近接点Pに先に到達するよ
うに回動するが、カッター17は変速回転ドラム11の
溝16の回動角度に対応して回動し、カッター24は定
速回転ドラム18の溝23の回動角度に対応して回転す
るので、上紙2及び下紙4を切断する時期が若干異なる
が、上紙2及び下紙4はそれぞれミシン目2b、4bに
沿って切断される。
【0034】(上紙と下紙のドラムからの剥離・積層)
変速回転ドラム11及び定速回転ドラム18に吸着さ
れ、且つ、切断された上紙2と下紙4の接合体は、仮接
着ローラ26、26により引っ張られて変速回転ドラム
11及び定速回転ドラム18から剥離され、本接着ユニ
ット27において、加熱接着され、スタッカー36に積
層される。。
【0035】尚、本実施例では、変速回転ドラム11の
溝16及び定速回転ドラム18の溝23をそれぞれ一箇
所だけ形成したが、これらを等角度で複数本形成するこ
とにより、より細かく正確にマーク2a、4aの位置合
わせを行うことが出来る。また、ミシン目2bと溝16
の位置とが一致しない事態を回避するために、コントロ
ールローラ9の搬送速度を調整すると共に、変速回転ド
ラム11の吸着力を調整して変速回転ドラム11の周面
上で上紙2をΔtだけスリップさせても良い。更に、ミ
シン目2b、4bの部位にマーク2a、4aとは別個の
チェックマークを印刷し、このチェックマークをCCD
カメラ12a、25によりてマーク2a、4aとは別個
に読み取って比較してもよい。
【0036】
【効果】本発明にかかるシートの貼合わせ装置は、以上
説明したように構成したので、一対のドラムに吸着され
たシートのマークをそれぞれ検出して、位置ズレを検出
し、位置ズレ量の分だけ一対のドラムの回転速度を変速
調整するので、両方のドラムに吸着されたシートのマー
クの位置が一致する。従って、マークに対して所定の位
置関係にある絵柄等の情報が互いに正確な位置関係とな
って位置ズレを起こすことが防止され、連続的にシート
の貼合わせ作業を行うことが出来るので、貼合わせ印刷
物などの生産速度が向上するとともに、印刷工程中に本
発明にかかる貼り合わせ装置を装備させることにより、
印刷から貼り合わせ、断裁までを連続工程で行うことが
出来るため、貼り合わせ印刷物の生産時間が著しく短縮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる貼合わせ装置の主要部
を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例にかかる貼合わせ装置の概略構
成を示す説明図である。
【図3】図2の変速回転ドラム、定速回転ドラムの変形
例を示す断面図である。
【図4】図2の変速回転ドラム、定速回転ドラムの近傍
にセパレータを設けた場合の説明図である。
【図5】従来の貼合わせ装置の概略構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 上紙(シート) 2a マーク 4 下紙(シート) 11 変速回転ドラム 12a CCDカメラ(検出手段) 13 吸着孔 15 支柱(空気吸引手段) 16 溝 17 カッター 18 定速回転ドラム 22 吸着孔(空気吸引手段) 23 溝 24 カッター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の位置合わせ用のマークが各々
    記録され、ロール状に巻回された一対のシートを貼合わ
    せるシートの貼合わせ装置であって、 周面部にシートを吸着する吸着孔と回転軸方向に延びる
    溝部とを形成した回転可能な一対のドラムと、この一対
    のドラムがそれぞれ所定の回転角度にあるときに前記溝
    部内に侵入し、この一対のドラムに吸着されたシートを
    切断する第1、第2のカッターと、前記一対のドラムの
    吸着孔の空気吸引手段と、前記一対のドラムのうちの一
    方のドラムに吸着されたシートの所定のマークと前記一
    対のドラムのうちの他方のドラムに吸着されたシートの
    所定マークとの位置ズレを検出する検出手段と、この検
    出手段の検出結果に基づいて前記一対のドラムの周面に
    吸着されたシートのマークが一致するように、前記一対
    のドラムのうちの少なくとも一方のドラムの回転速度の
    調整を行う変速手段とを、備えていることを特徴とする
    シートの貼合わせ装置。
JP27107191A 1991-10-18 1991-10-18 シートの貼合わせ装置 Pending JPH05105320A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997015517A1 (de) * 1995-10-20 1997-05-01 Branstal Printing Participation Establishment Vorrichtung und verfahren zum zusammenführen und veredeln mehrerer papierbahnen
JP2001076743A (ja) * 1999-07-02 2001-03-23 Toyota Motor Corp 薄膜積層装置
WO2020162045A1 (ja) * 2019-02-08 2020-08-13 株式会社瑞光 カードの製造方法

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