JPH0626496Y2 - 紙葉類分離装置 - Google Patents

紙葉類分離装置

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JPH0626496Y2
JPH0626496Y2 JP6520788U JP6520788U JPH0626496Y2 JP H0626496 Y2 JPH0626496 Y2 JP H0626496Y2 JP 6520788 U JP6520788 U JP 6520788U JP 6520788 U JP6520788 U JP 6520788U JP H0626496 Y2 JPH0626496 Y2 JP H0626496Y2
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JP
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reverse belt
pulley
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feed roller
belt
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JP6520788U
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浩之 富永
清高 加藤
尚浩 山田
雅弘 小山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ホッパ内に収納された複数枚の紙幣,カード
等紙葉類を1枚づつ分離する為の紙葉分離装置に関す
る。
〈従来の技術〉 金融機関等の店頭に設置される自動取引装置等におい
て、ホッパ内に収納された複数枚の紙葉類を1枚づつ分
離して送り出すものとしては、摩擦力を利用する方法,
真空吸着力を使用する方法等がある。
例えば摩擦力を利用する方法としては、第5図に示す分
離機構が用いられる。
すなわちホッパ1内に立位状態で収納された紙葉類Pを
ピックアップローラ11によって、給紙ローラ2とこの給
紙ローラ2に当接し、かつ停止状態のリバースベルト7
間に供給して1枚毎分離し送り出すものである。
通常上記分離機構においては、給紙ローラ2と紙葉類P
の摩擦係数をμ、リバースベルト7と紙葉類Pとの摩
擦係数をμ、紙葉類P相互に生ずる摩擦係数をμ
し、各摩擦係数をμ>μ>μとなる様に設定して
いる。その為ピックアップローラ11から紙葉類Pが複数
枚供給されても給紙ローラ2とリバースベルト7間にお
いて、給紙ローラ2と紙葉類Pとの摩擦係数μが最大
である為、給紙ローラ2に接した紙葉類Pのみが給紙ロ
ーラ2の回転方向Aと同方向、すなわち紙葉類Pを送り
出すC方向へ送り出される。更に詳述すれば給紙ローラ
2とリバースベルト7間に供給された紙葉類Pには給紙
ローラ2との間でμの摩擦力が働き、一方重なった他
の紙葉類Pとの間ではμの摩擦力が働く。更にリバー
スベルト7に接する紙葉類Pとの間にはμの摩擦係数
が働く。しかし上述した様に給紙ローラ2に接する紙葉
類Pには最大の摩擦力が働き、よって他の摩擦力に打ち
勝ってC方向に送り出される。一方他の紙葉類Pは上記
C方向に送り出される紙葉類Pとは反対方向に摩擦係数
μ,μからの摩擦力が働く為、他の紙葉類Pは留っ
て紙葉類Pが1枚毎に分離され、送り出されることにな
る。
上述の如く摩擦力を利用した分離機構においては、リバ
ースベルトの材質,巻付角,押付力等を適正に設定して
配置すれば、リバースベルト自体を給紙ローラに対して
逆回転させることなく、換言すればリバースベルトを給
紙ローラに当接させた状態で確実に分離させ得る。しか
しこの場合給紙ローラに対するリバースベルトの当接部
分が、常に一定箇所となり、その為給紙ローラとの摩擦
力,摩擦熱によってリバースベルト自体の摩損,熱的劣
化が生じる。しかもこれが経時的に分離精度の低下を招
く。
〈考案が解決しようとする課題〉 そこで特公昭62-8377号公報に示される如く、逆転ベル
トが架け渡されるプーリの周縁に摩擦部材を取付け且つ
支持軸との間に、フィードローラの紙葉類取出し方向と
は逆方向にのみ回転可能なワンウエイクラッチを介在さ
せ、回転するフィードローラが停止する時、開放される
フィードローラの駆動ベルト系に蓄積される反紙葉類取
出し方向の回転エネルギーをフィードローラを介して前
記逆転ベルトに伝達する様構成したものも提案された。
しかし上記分離装置は、逆転ベルトの逆転機構の代わり
に、フィードローラとモータ間に介在するタイミングベ
ルト等ベルト系に蓄積された伸びのエネルギーで、フィ
ードローラを僅かに逆転させる為、伸びのエネルギーを
フィードローラに伝達させるまでの手段が複雑となる。
しかも伸びのエネルギーを常に一定に保持しておくこと
が難しい。その為分離機構にかかる製造コストが高騰
し、かつ又メンテナンス作業も頻繁に要する等多くの課
題を呈していた。
〈課題を解決するための手段〉 そこで考案者は上記従来の課題を解決すべく、リバース
ベルトを張架した回動アームを駆動源により揺動させる
ことにより給紙ローラに対し当接・離反させるものであ
って、該回動アームの軸受部とプーリとにワンウエイク
ラッチを介在させて、このプーリを紙葉類の繰出し方向
と逆方向にのみ回転可能に成し、更に軸受部に設けたプ
ーリに対するリバースベルトの摺動を制動機構により制
止させる紙葉類分離装置を提供するものである。
〈作用〉 すなわち軸受部を中心にして回動アームを給紙ローラに
対し当接する方向に回動させると、プーリはワンウエイ
クラッチにロックされており、しかもリバースベルトが
制動機構によってプーリ側に押圧されているのでプー
リ,リバースベルトのいずれも回転しない。よって回動
アームの回動によって給紙ローラに対するリバースベル
トの位置関係が変化する。
一方回動アームを当接状態から離反する状態に回動させ
た場合は、ワンウエイクラッチによってロックされたプ
ーリが回転し、この場合プーリとリバースベルト間の摩
擦を該リバースベルトに対する制動機構の摩擦よりも大
きく設定してあるので、プーリとリバースベルト間では
滑動することなく、かつリバースベルトと制動機構との
間では摺動が生じて両者を同位置に保持した状態で回動
する。よって給紙ローラに対するリバースベルトの位置
関係は変らない。
以上の如く、回動アームを給紙ローラに対して当接・離
反する様揺動させればリバースベルトの給紙ローラに対
する当接位置が順次変位されることになる。
〈実施例〉 次に図面に基づき本考案の紙葉類分離装置を詳細に説明
する。
尚従来例と相違ない構成部品等については同一の符号を
付して説明する。
第1図は、本考案に係る紙葉類分離装置の側面概略図で
ある。
すなわちホッパ1内において紙葉類Pは案内板12及び押
圧板13により立位状態で収納され、ピックアップローラ
11によって順次送り出され、案内子14を経て給紙ローラ
2とリバースベルト7間に供給される。
リバースベルト7は第2図の一部省略支承で示す構成
で、給紙ローラ2の長さや紙葉類Pの横幅等に応じて複
数設けられる。このリバースベルト7は、第3図(a)
及びその側面図である同(b)に示す如く、回転シャフ
ト3に装着した回動アーム4に設けられた二つのプーリ
51と52間に張架されている。回動アーム4は、回転シャ
フト3に装着される軸受部41と、その軸受部41から延出
した先端部42から成る。該軸受部41にはワンウエイクラ
ッチ6を介してプーリ51が、又先端部42には回転自在の
プーリ52が夫々設けられている。該回転シャフト3とプ
ーリ51との間に介在するワンウエイクラッチ6によっ
て、プーリ51は給紙ローラ2のA方向には回転せず、す
なわち紙葉類の送り出し方向とは逆のB方向のみ回転可
能となっている。
一方回転シャフト3と回動アーム4とにおいては、回転
シャフト3に打込まれたピン31にトーションスプリング
32の一端を、又その他端を回動アーム4の側辺41aに掛
着し、更に軸受部の突片41bを該ピン31に当接させて、
回動アーム4自体を給紙ローラ2に当接する方向に付勢
している。
前記回転シャフト3を回転させる為の駆動源として第1
図に示す如くソレノイド8が用いられる。このソレノイ
ド8のプランジャ81にリンク板82の後端82aが、又先端8
2bに他のリンク板83の後端83aが夫々枢支され、更にリ
ンク板83の先端83bが回転シャフト3に固定されてい
る。
通常ソレノイド8をOFFした場合、すなわち消磁状態に
おいては、前記トーションスプリング32の付勢力によっ
て回動アーム4は給紙ローラ2から離反した状態とな
る。又ソレノイド8が励磁されると、プランジャ81が吸
引されリンク板82,83から成るリンク機構によって回転
シャフト3を回転させる。よって回転アーム4をその軸
受部41を中心にして回動させ、上記トーションスプリン
グ32の付勢力により、リバースベルト7を給紙ローラ2
に当接させる。すなわちソレノイド8をON,OFFすればそ
の都度回動アーム4が揺動し、給紙ローラ2に対するリ
バースベルト7の当接・離反が繰返される。上記構成の
回動アーム4には、プーリ51の下方からリバースベルト
7を押圧し、プーリ51に対するリバースベルト7の摺動
を制止する例えば板バネ等から成る制動機構9が設けら
れる。
しかも該プーリ51とリバースベルト7間に生ずる摩擦力
を、リバースベルト7が制動機構9から受ける摩擦力よ
りも大きく設定されている。
上記構成の紙葉類分離装置において、その分離作業と回
動アーム4の揺動、すなわちリバースベルト7の当接・
離反操作を第1図乃至第4図に基づき説明する。
上述した如くホッパ1内の紙葉類Pは、ピックアップロ
ーラ11によって給紙ローラ2とリバースベルト7間に供
給される。この際ソレノイド8は励磁(ON)されており、
回動アーム4が軸受部41を中心にして回動し、トーショ
ンスプリング32でリバースベルト7を給紙ローラ2に当
接させている(第1図点線のE状態)。そして給紙ロー
ラ2に接した紙葉類Pをその摩擦力によってC方向に送
り出す。次いでソレノイド8を消磁(OFF)すると、トー
ションスプリング32の付勢力によって、リバースベルト
7を給紙ローラ2から離反させ、プランジャ81,リンク
板82,83から成るリンク機構により回転シャフト3を介
し回動アーム4をE状態から実線のD状態まで回動させ
る。
この回動時において、ワンウエイクラッチ6は、プーリ
51をB方向のみ回転させるものであり、よって回転シャ
フト3がB方向に回転すなち回動アーム4が当接状態か
ら離反する方向に回動すれば、プーリ51も同期的に回転
する。しかもプーリ51とリバースベルト7間の摩擦力は
制動機構9とリバースベルト7の間に生ずる摩擦力も大
きく設定されている為、プーリ51に対しリバースベルト
7は滑動することがない。よってリバースベルト7もプ
ーリ51と同様に回転し、プーリ51に対するリバースベル
ト7の位置変化はない。
一方ソレノイド8を再び励磁すると、上述した如くリン
ク機構によって回転シャフト3が回転し、回動アーム4
はDの位置からEの位置に移動する。すなわちリバース
ベルト7が給紙ローラ2に対し当接状態となる。この際
ワンウエイクラッチ6によってプーリ51の回転はロック
されているのでプーリ51は回転せず回動アーム4のみが
回動する。しかもリバースベルト7は制動機構9によっ
てプーリ51側に押圧されている為、プーリ51との間で滑
動することもない。よって第4図に示す如くリバースベ
ルト7の給紙ローラ2に対する位置がxからyに変位す
ることになる。
上述した如くソレノイド8をON,OFFさせて回動アーム4
を揺動させ、リバースベルト7の給紙ローラ2に対する
当接・離反を繰り返せば、リバースベルト7はプーリ51
と52間において変位する。換言すればリバースベルト7
の当接位置が可変する。
尚上記回動アームの揺動は、紙葉類を分離する度に行う
ものでもよく、又紙葉類の分離操作とは別に、所定のイ
ンターバルによって揺動させるものであってもよい。
〈考案の効果〉 以上説明した様に本考案の紙葉類分離装置は、給紙ロー
ラに対しリバースベルトを当接・離反させればリバース
ベルトの当接位置が可変する為、リバースベルト自体の
耐久性が大幅に向上させ得る。しかも紙葉類を複数枚重
走させることもなく分離精度も従来以上のものとなる。
更に又回動アームの揺動手段として、ソレノイドとリン
ク機構による簡易な駆動源を用いる為、組立施工及びメ
ンテナンス、更に製造コストの低減も図られる等極めて
実用的効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の紙葉類分離装置の側面概略図、 第2図は、紙葉類分離装置の一部省略斜視図、 第3図(a)は、回動アームの説明図、同(b)は同側
面図、 第4図は、リバースベルトの位置変位を説明する図、 第5図は、従来の紙葉分離装置を示す側面概略図であ
る。 1……ホッパ,2……給紙ローラ, 3……回転シャフト,4……回動アーム, 41……軸受部,42……先端部,51……プーリ, 52……プーリ,6……ワンウエイクラッチ, 7……リバースベルト, 8……ソレノイド(駆動源),9……制動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパ内に収納した紙葉類を給紙ローラ
    と、該給紙ローラに当接したリバースベルトにより1枚
    毎分離する紙葉類分離装置において、 前記リバースベルトを、回転シャフトに装着した回動ア
    ームの軸受部と先端部とに夫々設けたプーリ間に張架
    し、駆動源により前記回転シャフトを回転させることに
    より軸受部を中心にして前記回動アームを揺動させて前
    記給紙ローラに対し前記リバースベルトを当接・離反さ
    せるものであって、 前記軸受部とプーリとにワンウエイクラッチを介在させ
    て、該プーリを紙葉類の送り出し方向と逆方向にのみ回
    転可能に成すとともに、 前記軸受部に設けたプーリに対するリバースベルトの擢
    動を制止させる制動機構を設け、前記プーリとリバース
    ベルト間の摩擦を該リバースベルトに対する制動機構の
    摩擦より大きく設定したことを特徴とする紙葉類分離装
    置。
JP6520788U 1988-05-19 1988-05-19 紙葉類分離装置 Expired - Lifetime JPH0626496Y2 (ja)

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JP6520788U JPH0626496Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 紙葉類分離装置

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JPH01169549U JPH01169549U (ja) 1989-11-30
JPH0626496Y2 true JPH0626496Y2 (ja) 1994-07-20

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JP6302270B2 (ja) * 2014-02-06 2018-03-28 国際電通株式会社 紙葉類搬送装置

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